【安価&コンマ】亡国の姫と従者の逃亡記録─第2幕─

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286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/05(水) 23:50:05.12 ID:CuuNXqc6O
おつ
新しく国の安価とかあります?
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/06(木) 00:01:51.36 ID:xLi5BB7Q0
ちょっとリトアちゃんの列に並んでくる
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/06(木) 00:42:55.95 ID:4U8EYzNtO

妹姫はメインキャラだし募集時間の予告とか欲しい
あと可能なら多めの募集にして後から>>1が判定コンマを出して採用、もしくは>>1が好きなのを選ぶみたいな方式がいいな
(最大コンマとかだと募集枠多く取っても高いのが出た時に後続の案が出にくくなる)
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/06(木) 00:45:46.53 ID:OaUpBfL40
ここまでも全部>>1が選んでたような
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/06(木) 01:28:38.46 ID:iMqhUywmO
もうその話大分前にした気がする
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 11:10:15.22 ID:E7tOFXoG0
キャラ作るにあたり固定して欲しい設定とか
292 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/07(金) 16:58:22.71 ID:ML+dzm9eO
キャラ募集前に隙間時間を使ってレス返タイム


>>283
今日の仕事おわり次第、募集時間の告知に来ます。(たぶん20時は過ぎると予想)

>>286
妹姫編では立ち寄る国は決まってますので作成はしないです。再びフローリア達の話に戻るときには国安価やります。

>>288
募集範囲は1から5レス内想定していますが前のキャラ作りから時間が空いているので果たしてどれだけ来るのか…。
キャラ選びに関してはこれまで通り話進められやすそうだったりピンと来たものを選ばせて頂きます。(選ばれなかった案の人はごめんね)

>>291
しいて言うなら妹姫の年齢は16歳以下13歳以上。
あと妹姫も従者も世界観の都合上、無茶苦茶強い魔法が使えるとか神器を持っているみたいな設定は選ばれにくくなるとだけお伝えしておきます。(ある程度なら大丈夫)

>>285>>287
エロシーンは毎回首をひねりながら書いているのでこういう感想はありがたや。(もちろん普通にストーリーやキャラに対しての感想もありがたや)


それでは仕事がおわり次第また。
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 17:09:08.73 ID:E7tOFXoG0
竜巫女の時一瞬で埋まったし、多めに1〜7くらい範囲広げても良さそう
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 17:54:41.17 ID:rAwhH/eBO
時間安価なら23:00〜0:00ら辺が人多そう
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 18:23:38.37 ID:oKQancQiO
妹姫はメインキャラで人数多くなるかもだし範囲指定じゃなくて時間指定で募集時間をめっちゃ絞るとかどう?(○○時から募集開始と告知→○○時から一分間みたいに投稿可能時間を制限する)
そうすればみんなあらかじめ考えたのを投げやすい+募集時間自体が短くなるから過度に多くならないと思うんだけど
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 18:27:22.74 ID:vQcnSUyUO
安価の仕方は>>1の考え方次第なんじゃないのか
全ての案を拾わなきゃいけないってルールはないんだし>>1が指定範囲を巡って競って欲しいんであれば今まで通りで何ら問題ない
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 18:36:14.10 ID:HMGS99jIO
姫と従者の案両方用意しているけどメインキャラだから多分下5程度の範囲なら1秒足らずで埋まるだろうなあ
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 20:38:30.32 ID:vGLGeIbAO
妹姫に関して多少自衛手段があるのかそれとも完全に無力なのか、どちら寄りの案を>>1が求めてるのかぶっちゃけで教えてほしい
299 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/07(金) 21:12:52.26 ID:QJmZNaFeo
頼まれ事をされて遅くなりました。
レス返をしながら時間と久しぶりのキャラシを載せます。

お試しで妹姫のキャラ安価の範囲を>>295さんの案でやってみたいと思います。

>>298
どちらかと言えば妹姫は姉のフローリアよりは自衛手段はある方ですかね。



それでは以下が募集範囲とキャラシになります。よろしくお願い致します。


本日22時30分から1分以内までで募集

【名前】
【性別】女性で固定
【年齢】13~16歳以内
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ち、クロウスやフローリアをどう思ってるかなど
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 21:50:54.32 ID:fKq43W1GO
従者の方の年齢ってどれくらい想定?(姫の方の設定にも少し関係しそう)
301 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/07(金) 22:04:02.07 ID:QJmZNaFeo
>>300
従者の方は特に年齢の指定は無いですよー。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:09:23.35 ID:QV+6VNOSO
自分は違うけど双子の妹(17)設定で作っている人はいるかな?
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:30:00.91 ID:6k+myl8co
【名前】ジャスティア
【性別】女性で固定
【年齢】14
【見た目】金髪の癖っ毛ショートヘアに健康的な小麦色の肌、胸は控えめだがスラリと引き締まった体躯、目元がフローリアとよく似ている
【性格】年相応に子供っぽく負けず嫌いで喜怒哀楽がはっきり出るタイプ、だったが状況により上に立つ者の意識が目覚める。現在は従者を気遣い努めて落ち着いて暗くならない振る舞いをしている
【その他】性知識は皆無
(相手も本気でやり合わない一対一の儀礼的決闘では)それなりに剣は使える
フローリアは姉貴呼び。自分にはできない事が得意な姉に少しコンプレックスがある
クロウスには剣の修行によく付き合ってもらっていた
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:30:04.01 ID:fKq43W1GO
【名前】フィア
【性別】女性で固定
【年齢】15
【見た目】
緑のまんまるな眼が可愛らしい、太陽のような笑顔が眩しい少女。腰の辺りまでの長さの金髪を、フローリアからもらったお気に入りの白のリボンで一つに束ねている(身バレ防止でバッサリ切るべきだと考えていたが、髪の美しさを姉に褒められた未練から切ることができなかった)
歳が歳なのでまだお胸はぺったんこ
【性格】元気一杯なしっかり者(ルルとは違い、万人に好かれるタイプの明るさ、形容するなら天使?)。どこか世間知らずな所のある姉を自分が支えなければと思っている(その純粋さ自体は素晴らしいものだと思っているので間違った知識を正す事はしない)
【その他】
お姉ちゃん大好きっ子。小さい頃、寝る前にフローリアに読み聞かせてもらっていた本の世界が国の外に実在すると信じ、いつか旅に出たいと夢見ている。いつか来るであろうその日に備えて役立ちそうな魔法をこっそり幾つか習得しており、(独学ゆえ精度には不安が残るが)隠密や気配察知の魔法が得意。一応護身目的で弱めの攻撃魔法も扱える
上記の先駆けなのかお忍びで城を抜け出す事もしょっちゅうあった為世の中の汚れた部分に対しての理解も多少あり、また、身分を誤魔化す為の話術や変装術も培われている。
オリハルコン並みのメンタルの持ち主で、今回の件に関してもフローリアと離れ離れになったことへの悲しみ以上に姉が危ない目にあっていないか心配する気持ちの方が勝ってしまっている。ただし、なんだかんだで従者によって守られてきた身なので本当に危ない状況に陥った時心が耐えられるかは不明。

クロウスに対しては、外の世界の話(従者になる前の体験談)をしてくれるので基本「面白い人!」という認識。しかし、城を抜け出そうとしているところを見つかると(従者共々)こっ酷く叱られるのでそこだけ少し苦手……
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:30:07.96 ID:NcQslEBpO
【名前】アリアンナ
【性別】女性
【年齢】14歳
【見た目】金髪の癖毛ショート。顔立ちも体つきも幼さが残るちっぱい
【性格】 天衣無縫。裏表のない真っ直ぐな性格で姉と比べるとかなりアクティブ
【その他】フローリアの妹姫。どことなく猫のような奔放さと俊敏さを併せ持ち体を動かすことが大好き
フローリアとの仲は良好であり彼女が読み聞かせてくれる歌や本が大好きだった
また運動の一環で度々騎士の稽古場にも足を伸ばしておりクロウスにもよく稽古をねだったりと行動的な姫だが
公の場で猫をかぶるのは得意
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:30:13.61 ID:oKQancQiO
【名前】ミリア
【性別】女性
【年齢】15
【見た目】フローリアと同じ金髪のツインテールでフローリアよりも健康的な肌色 背はフローリアよりやや低いが胸はフローリアよりもかなり大きめ
【性格】無邪気で活発、姉よりも幾分か行動派。一人称は『私(わたし)』
【その他】家臣と共に姉とは別方面に逃げ延びた妹姫。幼い頃から王城や城下町を元気いっぱいに駆け回っていたためか姉と比べて身体能力に秀でている。
フローリアとはとても仲の良い姉妹でいつも身を案じている。またクロウスや自分の従者には自分達を守ってくれる者として全幅の信頼を置いている。
フローリアと同じく元々性知識は全く無く子供はコウノトリが連れてくると思っている。
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:30:25.77 ID:QV+6VNOSO
【名前】ソーナ
【性別】女性
【年齢】13
【見た目】
ウェーブがかった長い金髪と碧い瞳。ぱっちりとした目をはじめとした快活そうな顔つき。
顔立ちは幼く背丈も同年代の中では一際低いが身体の発育は早熟で大人も顔負けな豊かな胸やくびれたウェスト、安産型の尻から伸びる健康的な肉付きの脚など年相応の幼さと不相応な色気が同居している。
【性格】天真爛漫で好奇心旺盛。どんな逆境にもめげないタフな精神の持ち主。
【その他】
ミクトラム王国の妹姫で体を動かすのが好きな快活な少女。
流石に国を焼かれるという憂き目には持ち前の明るさを保てずにいるが、心折れずに従者と共に再起の道を探している。
フローリアのことを良く慕っており人目のないところでは抱きついたりといったスキンシップをよくしている。
クロウスとはフローリアと同様に幼い頃から交流があり、「やんちゃした時に叱られることもあるけど頼れる大人」という印象。
本人は気付いていないが治癒や強化など肉体に干渉する魔法の才能があり無自覚に行使しているため見かけ以上に身体能力が高い。
その効果は視覚や聴覚などの五感にも及び、その結果城内の猥談などが聞こえてしまうこともあるためフローリアとは違い耳年増で若干ませたところがある。
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:32:11.88 ID:fKq43W1GO
1〜5で良さそうね
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 22:35:34.33 ID:E7tOFXoG0
従者の方は姫ありきだろうし、どれを選んだかパッと公開しちゃうのかな
310 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/07(金) 23:07:40.25 ID:QJmZNaFeo
色々悩みましたが>>306さんの案で行きたいと思います。


次いでミリアの従者の募集に移りたいと思います。
今回はいつも通りの範囲でやらせていただきます。

本日11時30分から下1から下5までのレスで募集

【名前】
【性別】女性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ち、クロウスやフローリアをどう思ってるかなど
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:30:00.37 ID:6k+myl8co
【名前】ネモ
【性別】女で固定
【年齢】30
【見た目】黒のロングヘアで目元は隠れがちにしている。病的に白い肌で目は赤い。かなりの長身だが猫背気味なので目立ちにくい。全体的に陰気な雰囲気
【性格】自分の事は卑下しがち。ミリア命。その忠誠は狂信の域。多分[ピーーー]って言われたら喜んで命を投げ捨てる
【その他】不可視の壁を生成する障壁魔法の使い手。使い勝手は良いが見える範囲にしか出せない
未亡人。夫を無くし後を追おうとしていた所をミリアに救われている
ミリアが第一だがフローリアにも恩義を感じ敬っている
男?夫以外は眼中にない
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:30:00.54 ID:YO8Q6yPEO
【名前】エリクシア
【性別】女性で固定
【年齢】22
【見た目】桃色髪の姫カットでやや童顔。身長は150後半くらい。体は引き締まっていて胸はCカップ程。装備はメイド服を連想させるような軽装だが特殊な魔法加工によって並の鎧以上の硬度を誇る。装備は黒のレイピア。
【性格】おっとりぽわぽわ。普段は頼りなく見えるが姫様の護衛においては一切手を抜かない。人殺した後もニコニコしてそう
【その他】ミクトラム王によって命を救われた平民出身の娘。ずば抜けた剣術の才能を買われ、騎士団員の身分を経た後にミリアの従者となった。ミリアやフローリアからは姉のように慕われている。スキンシップが多め。
紅茶を淹れる腕は王や王妃にも認められるほどで、抜け出す際にも茶葉をこっそり持ち出してきた。
クロウスの事はそれなりにカッコいい人だと思っているが、レズよりのバイなので恋慕まではいかないらしい
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:30:01.21 ID:QV+6VNOSO
【名前】ウルスラ
【性別】女性
【年齢】17
【見た目】
黒髪ポニーテールに黒い瞳。凛とした雰囲気がある端正な顔立ち。職業柄騎士服や鎧を纏うことが多く、私服も動きやすさや実用性を重視した結果色気のない男物に片寄っている。
長身で一見すらっとした体格に見えるが普段は胸をサラシできつく縛っており、脱ぐと豊かな胸やくびれたウェスト、引き締まった下半身など色っぽい体つきをしている。
【性格】生真面目で融通がきかない。性知識はあるが自身に向けられる性欲については鈍感であり、自分が「そういう対象」として見られているとは思いもしていない。
【その他】
ミクトラム王国に代々仕えてきた騎士の家系の出身で男装の少女剣士。
同性で姫と歳が近いため、より近くで護衛できる人員として抜擢された。
若いながらも姫の護衛に選ばれるだけあって腕は立ち礼儀作法も行き届いているが若さゆえ駆け引きには疎い面がある。
クロウスは上司兼師匠にあたり憧れとともに恋心を抱いている反面、表には出さないが彼が命懸けで尽くしているフローリアに忠誠と共に一抹の嫉妬を抱いている。
普段は真面目だがむっつりすけべなところがあり、妄想の相手は大体クロウス。


「普段男装しているけど脱ぐと作中屈指のエロい体つきの騎士」というイメージ
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:30:02.69 ID:zWIUbhfmO
【名前】 フレイ
【性別】女性
【年齢】 21
【見た目】銀のロングヘアーに切長の青い目の凛とした女性。しかし年齢よりも顔立ちも肉付きも幼い
【性格】ミリア絶対死守。一人称は私、二人称は貴方
【その他】ミリアに仕えるメイド兼護衛。誰に対しても敬語を欠かさない真面目な人物
いかにも出来るメイドの佇まいだが、実は一般的なメイド技能は軒並み低くミリアに完敗している
それを補うように能力が戦闘技能に全振りしており、全身に仕込んだ暗器は勿論のこと、外見に反した膂力で戦斧を軽々と振り回し敵を薙ぎ払う
万が一に備えてミリアに身を守る術もこっそり教えてはいるが、フローリアはこのことを知らないでいる
フローリアのことも大切に思っているが、天秤にかけられたらミリアを選ぶほどにミリアへの忠誠心は厚い
またクロウスに対しては同じ姫の従者として純然たる敬意を持っており、主君以外で唯一『様』付けで呼ぶ存在
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:34:28.78 ID:E7tOFXoG0
【名前】サリア
【性別】女性で固定
【年齢】秘密♡
【見た目】金髪セミロングのちんちくりん
【性格】世話焼きなお姉ちゃん気質
【その他】ザ・合法ロリ。クロウスからも慕われているが実年齢は不明。姫二人が自分の身長を抜き去っていったことにショックを受けている。戦闘スタイルは三属性の攻撃魔法
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:51:00.49 ID:oKQancQiO
ミリア採用うれしい
そして案出しときながらあれだけどこの従者達のいずれかと一緒にミリアがヤられることになると思うと……

ふぅ……
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/07(金) 23:56:21.60 ID:QV+6VNOSO
ミリアの従者ぬ採用されなかった従者候補は帝国に捕まったんだよ
ふぅ……
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 00:03:29.42 ID:dn3Sj7oVO
よくよく考えたらアンリエッタ採用されたのに妹姫案も投げちゃってた、結果的に他案で良かったけどすまぬ
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 00:08:02.81 ID:Lc9adscb0
そういえばアンリエッタの先祖返り設定ってアマティアス(の中の人?)が反応示したりするのかな
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 00:17:04.62 ID:LF8RVVLsO
さてどれだろう
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 00:20:23.17 ID:Lc9adscb0
自分の案ではなさそう(確信)
322 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/08(土) 00:40:18.88 ID:+0aCPxbRo

ミリアの従者は>>313さんのウルスラでいかせて頂きます。
今日はキャラ作成のみで終わりますが遅くても3日以内には再開していきます。

それではまた次の更新で。
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 00:41:34.15 ID:Lc9adscb0
乙乙
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 00:53:05.55 ID:PsWncxMZO
おつ。妹姫のほうも楽しみ。
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 01:11:37.12 ID:nMkoIL2ao
おつでした
ミリアウルスラ組も楽しみ
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 01:15:34.19 ID:RdQ5MpcSO
おつ
見える……見えるぞ……おっぱい揉みくちゃにされながらアヘる二人の姿が
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 21:46:51.66 ID:RdQ5MpcSO
今一度見返してきたけど今のところのエロシーンが
・ハラマセカエルによる産卵(フローリア)
・捕虜にされて輪姦(モルガンヌ)
・マッドスキュラに膜引き裂かれてから狂乱した男達による種付け+性知識ラーニング(フローリア&ジェニファー)
・ルルがクロウスにフェラ&ごっくん(純愛)
・ドラゴンイーターに種付けされた後に頭からぱっくんちょ(アンリエッタ)
・帝国兵達に肉便器宣言させられたりで輪姦(リトア)
と来てるけどイッチ的にミリア側で書きたいシーンとか何かあるかな
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 22:16:43.88 ID:LF8RVVLsO
何気にルルだけ陵辱回避してるんだな
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/08(土) 23:56:51.84 ID:TZpbSfxX0
ルルにはいつかとっておきの絶望と陵辱を味わっていただく絶対に
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 00:16:38.01 ID:GrfZaMTHo
ディアナ「お任せあれ!」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 01:57:17.64 ID:jcROYwCPO
アンリエッタはもぐもぐもよかったが相手クロウスでも帝国兵でも誰でもいいからレビュオス忘れちゃうくらい快楽堕ちしてほしい
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 02:07:02.53 ID:C9oUzVn40
アンリエッタ本当に不憫でかわいそう可愛い
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 03:45:25.21 ID:0FjMRJnXO
アンリエッタも神器の所有者だしフローリアほどではないにしろ帝国(というよりアマティアス個人?)から狙われそう。先祖に力を与えたらしい龍神なる存在が存命なのかも気になる

まあ分岐によっては陵辱されてあっさり捨てられてた訳だから物語の本筋とは殆ど関係ないのかもだけど
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 09:57:37.46 ID:ypZPQremO
そういえば以前、そろそろミクトラムの王妃のエロシーンも入れるかもって言ってなかったっけ?
あと個人的に一番エロが見たいキャラはディアナだったりする
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 11:21:53.36 ID:C9oUzVn40
ディアナも運命の分かれ道ありそう
セヴェルによる凌辱かアマティアスとの純愛(?)か
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 12:20:11.72 ID:JifsOSHbO
ドラゴンイーター以外のキメラ案が両方とも後程採用の可能性あるって言ってたし彼らにも期待したいところ
見返すとマッドスキュラかなり優しかったのね
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/09(日) 16:16:06.67 ID:qgusYVJAO
サイド帝国とかエピソードゼロ:ディアナとルルとか、色々見てみたいわね
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/10(月) 23:46:14.82 ID:KqKAfoOfO
ルルはここまで純愛ルート来てるけど、ディアナにレズ堕ちさせられる可能性が残ってはいるんだよな
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/10(月) 23:54:40.37 ID:qjvsyTwhO
とりあえず慰めてもらうついでにクロウスと本番して欲しい、フローリアの魔法適性調べるために百合えっちもして欲しい
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 00:15:54.66 ID:FuJm2on4O
慰めっクスはルルにもアンリエッタにも使えて良さそう
でもアンリエッタにはハードめにしたい不思議
341 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 10:59:20.78 ID:TVEXVYgqO



─幕間─




ナール魔導帝国、かつてこの大陸の魔法技術の粋を独占していたミクトラム王国、ラジル帝国に並ぶ国家として知れ渡っていた。

過去形なのは今はラジルとの戦争で敗戦し、女帝であるモルガンヌが捕虜として捕らえられてその権力が崩壊してしまったからだ。

今は帝国の監視下の元、捕虜となった研究員や学生を使って魔導帝国の魔法技術の吸出しが行われている。


それでもナールの現状はミクトラム王国と比べるとまだマシな方であった。

最初こそ帝国兵による憂さ晴らしや性欲の発散など、暴力や性交位の強要なども多かったが少なくとも今ではその頻度は大幅に落ち着いていた。

全ては今のナールを管理している一人の女性の働きによるものらしいが…。



セヴェル「ヒッヒッヒ……久しぶりに古きよき学び舎に戻りましたが、思っていたよりは荒れ果ててはいないようですねぇ」

342 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:01:47.92 ID:TVEXVYgqO

四獅星の一人【狂乱】のセヴェルはかつて追い出された故郷でもある魔導帝国の学院の中を歩いていた。

理由はただ一つ、魔導帝国を裏切った者が管理している女帝モルガンヌの魔力がどういう風になっているのか知りたくなったからだ。

かつて非道な魔法実験を繰り返し起こしていたセヴェルはナールを追い出される前にモルガンヌによる制裁を受けそうになったことがある。

命からがら逃げ出したセヴェルだったがその時に嗅いだモルガンヌの魔力の香りが忘れられなかったのだ。


セヴェル(ああ……女帝の魔力の匂いが蘇る…!あの甘く濃厚でそれでいていつまでも嗅いでいたくなるバニラのような香り…♥)スンスン


セヴェルには他人の魔力に匂いの感想を付ける癖がある。
もちろん魔力に匂いなどあるわけ無いのだが……これはセヴェルの妄想のようなモノの一つでセヴェルにしか分からないものである。


セヴェル(そんな宝物を独り占めするなんて悪い子ですねぇ……いったい協力者とはどんな人間なのでしょうか?)


セヴェルは女帝の玉座が置かれている謁見の間の前まで来ていた。

高鳴る好奇心を胸にセヴェルはゆっくりと扉を開けていく。
343 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:06:30.22 ID:TVEXVYgqO


玉座には一人の女性が鎮座していた。

しっかりと規律を守り、模範的な着こなしだった制服は漆黒のローブとスリット入りのスカートに変わっている。

キチンと留められていた前髪は垂れ下がっており、美しい銀髪の隙間から見える碧眼には冷たい光が宿っている。


彼女の名はディアナ。


凍てついた氷のような雰囲気は以前までの優等生めいた彼女のイメージを大きく変えていた。


ディアナ「貴方は……確か四獅星のお方ですよね?」

セヴェル「ヒッヒッヒ…お初目お目にかかります、ワタシの名はセヴェル。かつてナール魔導帝国にて魔法を習っていた者になります」

ディアナ「初めまして……私はディアナ、今はアマティアス様の命で元ナール魔導帝国の管理をさせて頂いております」スッ

セヴェル「ヒッヒッ…これはご丁寧にどうも」ペコリッ

ディアナ「セヴェルさん……聞き覚えがあります。確か生物と生物を融合させる魔法理論を提唱したお方ですよね?」

セヴェル「ヒヒ……その通りでございます、此度は我が古巣が陥落したとお聞き……そのご助力をして頂いた貴女の顔を是非見たくてお伺い致しました」

セヴェル(ふむむ…なんというか普通ですねえ、まぁ容姿は美人の方に入るのでしょうが…)

ディアナ「ふふ、ありがとうございます。こちらこそ帝国の方々のお力添えのお陰です」ニコッ

ディアナ「ですが申し訳ありません、私はこれから学院内の巡回に向かわなくてはいけないのです」

セヴェル「ふむ?巡回ですか?」
344 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:09:21.57 ID:TVEXVYgqO

ディアナ「ええ、少し目を話すと捕虜の学院生に悪戯をする兵士さんがいるので……今は少しでもラジル帝国の魔法技術の発展のために滞りなく研究をさせたいのです」

セヴェル「ヒッヒッヒ、それはなるほど!一理あります!」

セヴェル「心理の探求に邪魔が入るのは我々魔法使いにとって最も無粋なこと!!頑張っている者の邪魔するのはいけない事ですからねぇ」

ディアナ「ええ、話が分かる方で助かります。ですので申し訳ないのですが私はこれで…」スッ


ディアナはセヴェルの横を通りすぎる。
セヴェルはいぶかしむ様にディアナの後ろ姿を見つめた。


セヴェル(にわかには信じられませんねぇ、幾ら皇子殿下から神器を授かったとはいえ……あの小娘が女帝モルガンヌから魔力と魔法を奪い取ったとは)


銀髪の間から白いうなじが垣間見える。
それはか細くて少しでも手をかければポッキリと折れてしまいそうとさえ思えてしまう程だ。


セヴェル(……そうだ今ここで殺してしまって神器を奪い取ってしまえば良いじゃないですか♪)

セヴェル(そうすれば女帝の魔力はワタシのモノ……ヒッヒッヒ!)


手のひらをディアナの背中に向けてかざす。バレないように少しずつ魔力を練り上げていき最低限の魔法で心臓を貫こうとする。









その瞬間、セヴェルの手首から先が音もなく切り落とされた。

345 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:13:15.16 ID:TVEXVYgqO


セヴェル「ーーーーーッヒィ!?」ビクッ


烈風が肉体を切り刻み、茨が足腰に巻きつき食い込む、炎の槍が肉を焼き裂きながら貫き。

そして死神の鎌のような凍てついた氷刃がセヴェルの首を刈り取った……………。




セヴェル「っ!?!!?」バッ

セヴェル(く、首!?体も…!!な、なんともない…?)ペタペタ


脂汗がドッと滝のように流れる。
まるで自分の死に様がイメージ映像として脳裏に流れたような体験したみたいだった。

肉体が五体満足なのを確認しているセヴェルにディアナ背中を向けたままゆっくりと問いかける。


ディアナ「そういえば……四獅星の皆様にはアマティアス様から直々にミクトラム王女姉妹捜索の命が降されているそうですね」

ディアナ「それを貴方はいったいこんな所で……なにを道草を食べていらっしゃるのでしょうか」


ディアナの問いと共に圧も増していく。
少し身を翻し、セヴェルに向けて静かに、ゆっくりと口を開く。
346 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:13:58.82 ID:TVEXVYgqO



ディアナ「貴方の今の立場があるのはアマティアス様のお陰。あまりあの方のお手を煩わせるな、下衆が」


347 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:27:23.52 ID:TVEXVYgqO


主のいなくなった謁見の間にセヴェルは一人取り残されていた、ディアナが去ってからも体の震えが止まらないでいる。


セヴェル(……恐らく純粋な魔力の量や技術ではワタシの方が上でしょう、しかし……あの女、既に女帝の魔力の片鱗を掴み始めている…!!)

セヴェル(他人の魔力をコントロールするのは本来雲を掴む程の神業と言っても良いレベル…神器のサポートがあるとはいえ容易では無い筈…!!)


新たな女帝としての貫禄が備わりつつあるディアナの冷たい視線に恐怖を感じたセヴェル、しかし彼の胸中には恐怖以外の感情が去来する。


セヴェル(し、しかし……一瞬感じたあの女の本来の魔力…)クンクン

セヴェル(まるで鼻腔から脳天にまで突き抜けるような冷たさ…!!一種の刺激さえ感じる危うさ…!!まるでミントのようだ!!)スーハースーハー

セヴェル(あぁ……なんて……なんて……!!!)プルプル








セヴェル(なんて冷たくて清涼感のある香りなんだァーーー〜〜〜〜♥♥♥)うっとり

348 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:29:28.22 ID:TVEXVYgqO


セヴェルはナールの地を合成魔獣に乗って全速力で駆け抜けていく。
以前自信の作り上げた実験体の生命反応が途切れた地点を目指していくようだ。


セヴェル(今のワタシでは彼女を御し切れない可能性が出てきた!それに皇子殿下にバレても何かと面倒ですからねぇ…!!)

セヴェル(しかし……実力がワタシの方が上なら、同じ土俵に上がればワタシに勝算は上がる!)

セヴェル(女帝モルガンヌの魔法と魔力!!そして神器を二つ手にすることができれば最早帝国すら恐れるに足らず!!)


狙うのはミクトラム王国の秘宝、時戻しの神器。
その力を分析し扱いこなす事ができればと考えを巡らせる。

しかし、そんな冷静な思考はすぐに何処かに飛んでしまいセヴェルの脳内はもう煩悩でいっぱいだった。


セヴェル(ヒッヒッヒッヒ!味わいたいぃ!女帝の甘美な魔力も!!あの女のすっきりとした魔力の臭いも!!!………おおぅっふ!!)ビクンッ


既に何度もディアナとモルガンヌの魔力の匂いを思い出しながら一人絶頂するセヴェル。
ローブの下に張られたテントを隠そうともせず、ぐちゃぐちゃになったパンツの感触すら心地よくなっている。


セヴェル「ヒッーーヒッヒッヒッ!!」


セヴェルの笑い声が高らかに空に響く。
クロウス達がセヴェルと接触する日もそう遠くは無いのかもしれない…。

349 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/11(火) 11:45:59.79 ID:TVEXVYgqO
突然のゲリラ投下失礼しました。
書き途中で止めていた現在のナールのシーン忘れてたな、と思いセヴェル視点も絡ませてお送り致しました。

ディアナの衣装も
襟止めもスカート丈もピッチリなTHE優等生→黒がメインのローブとドレス(スカートはスリット入りで胸元も少し露出してたり)と大幅にジョブチェンジです。

以下はちょっぴり濃いめの返答タイム


>>327
エロシーンはその場の流れで書いてるようなとこがあるので明確にコレが書きたいってのはその時になってみないと分からないですね。
……でもアムヌグ戦の敗北陵辱はちょっと例外でわりと早い段階で陵辱対象に肉便器宣言させるって決めてました。(ちなみにアンリエッタの場合は帝国兵相手ではなく、昔アンリエッタを苛めてた男とシルヴェロギアの男性国民達に犯される予定でした)


>>333
一応龍神自体はご存命なのですが今は外の大陸にいるという設定で話に絡ませるつもりも現状無いつもりです。


>>334
ごめんなさい、ミクトラム王妃のシーンはまだまだ先になります。でも回想とかに登場させたいからキャラだけ先に作っておくのは有りかな…?とはいえ交流できるキャラとは違って凄く簡易的にはなりそうですが。
ディアナのえっちシーンは…これも珍しく構成も構想も出来上がってて書き起こしてタイミング待つだけになります。


>>337
まさかのセヴェル視点。ディアナの現状とセヴェルがこれだけキモくてド変態なクソ野郎ですよってのを書きたかっただけでした、お目汚し失礼。


ミリア視点はもう少しだけお待ちください(先にミクトラム王妃のキャラ安価やるかも)、それでは失礼しました。

350 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 12:24:01.34 ID:uiXXRTYNO
おつおつ
四獅★やべーやつしか居らんのか、居らんな(キャラシート確認)
これらを従えているアマティアス様実はかなり凄い…?
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 12:35:50.26 ID:/cxOmdlrO
ディアナ様普通に強キャラ路線だった
いいね
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 12:39:41.44 ID:gIw6CiKw0
アマティアスもアムヌグもシリアスキャラなのは理解してるんだけど名前が埼玉群馬のローマ字逆読みな所為で力が抜けるw
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 12:48:33.19 ID:SqAh6zUiO
借り物の力でイキってるディアナいつかボロ雑巾にしたい
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 13:04:01.86 ID:/cxOmdlrO
神器ってそういえば所有者を自ら選ぶ設定だったね
アマティアスによるフローリアの神器NTRとか見れるのかな
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 13:27:57.77 ID:b9H+xvbyO
ディアナ戦勝利時にセヴェル生存だとセヴェルに秘密裏に捕らえられてディアナ実験ルート入りそう
ただそれを抜きにしてもディアナに勝ったらディアナにはモルガンヌ以上の報いを受けてくれるとエロスレ的にも助かる
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/11(火) 14:20:01.70 ID:/cxOmdlrO
ディアナにはその前にクロウスといい感じになって幸せの絶頂にいるルルの心をへし折る役目を果たしてもらわないと
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/12(水) 09:35:15.01 ID:peBo9H3zO
ルルと出会ってなければ真っ当な人生歩めてそうだよな、この人
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/12(水) 11:34:04.31 ID:IJtlEwRpO
たまたま切っ掛けがルルだったというだけで遅かれ早かれアマティアスの誘いに乗ってたんじゃないかなって気はする
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/12(水) 12:45:40.18 ID:c1g6Q/1IO
>>357
ねーよ
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/12(水) 15:59:14.95 ID:BZdENlztO
真っ当な人間は教師を買収なんかしないよ
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/14(金) 22:40:58.30 ID:TWZH+ZjSO
キャラ安価やるなら夜だと嬉しいなぁ
362 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/17(月) 14:45:29.48 ID:MMdo2eKwO
今夜ミクトラム王妃のキャラ安価とミリア編のさわりの部分を投下します。
暫くはまたちょびちょび更新になりそうです。
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/17(月) 15:16:31.68 ID:6L8RJuVHO
やったぜ。
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/17(月) 20:28:04.99 ID:2gWEpik5O
ウルスラ採用されたけど王妃の安価も参加していいですか?
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/17(月) 20:30:24.56 ID:1zSzWZ2u0
重要キャラ二連続は流石に譲った方が良くないか
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/17(月) 20:40:12.48 ID:vUB2MxH8O
ID変え放題な末尾でその質問は荒れるだけでは
もしダメだって言われた時には全案出揃った後で潔白証明のレスでもしないと安価に参加した単発が全員疑われるぞ
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/17(月) 20:41:20.81 ID:Bq7mka/oO
重要キャラいうてもどうせみんな陵辱されて次々入れ替わるだろうしいいんじゃない?
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/17(月) 20:41:44.31 ID:2gWEpik5O
荒れる原因になりそうですね、控えます。
369 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/17(月) 23:56:12.70 ID:L/JfwB2Bo
お待たせしました、それでは先にミクトラム王国王妃(フローリア達の母親)の安価をしていきます。
今回は仲間入りの可能性も無いし回想メインでの登場なのでさくっと決めていきます。


0時から下1から下3までのレスで募集


【名前】
【性別】女性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ち
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:01:11.66 ID:Prpr9We2o
【名前】ジェミーリア
【性別】女性
【年齢】39
【見た目】娘たちと同じさらさらの金髪を腰までのロングに伸ばしている。顔つきは年齢からみてかなり若い。透き通るような肌。背は姉妹と同じほどだが肉つき良くムチムチ。
【性格】天然入ってる。嫁ぐ前から蝶よ花よと育てられかなりの世間知らず。
【その他】国内の有力貴族の出。ドロドロした王妃になる為の争いを見せつけられ嫌気の指した国王が当て付けで一番興味のなさそうな彼女を選んだ。後に全く態度の変わらない彼女の器の大きさに自分を恥じて改めて惚れ直される。それ故大事にされており交わりは娘をなす時の数回だけ。
性的拷問は勿論初体験だったが……瞬く間に順応し今では与えられる快楽を求める姿勢も。どこかでサキュバスの血でも入ってたんですか貴女。
子供やその従者のには早くまた会いたいなと思っている。
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:08:46.24 ID:mBxsyp/MO
【名前】フィオナ
【性別】女性
【年齢】35
【見た目】白い陶磁器のような肌に金のストレートロング。背は高くスタイルも良いわがままボディ。
【性格】穏やかで心優しいが芯は強い
【その他】ミクトラム王妃であり二人の姫の母。
ミクトラム国王とは大恋愛の末に結ばれており経験は当然国王相手のみ。
モルガンヌほどでは無いが魔導の才に優れており、モルガンヌやディアナとはまた違う魔翌力の持ち主でもありその肢体も含めて帝国兵達から狙われている。
性知識に関しては経産婦なので娘ほど疎くはないが、それでもアブノーマルな方面の知識は全く無い
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:11:37.44 ID:lNF2mhAi0
なんか取る人いなそうだし、枠埋め感覚のダメ元で

【名前】ユグノア
【性別】女性
【年齢】34
【見た目】ゆるふわロングの金髪。髪質は父の方が遺伝したようだ。巨乳巨尻のけしからん体型だが服装は至って清楚
【性格】危なっかしいほどにおっとりさん。コミュ力お化け
【その他】娘二人から慕われる王妃。見えてしまった場面だけはどう足掻いても変えられないが、予知魔法が使えるのでいち早く帝国の侵攻に気付き娘たちをなんとか逃した
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:17:51.27 ID:glgCd/qbO
流石に出番無いキャラにはみんな群がらないか
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:20:39.70 ID:ueBlq7muO
別に連続で取っても良かったんじゃないの? 皆に平等にチャンスを与えるってよりは>>1と波長が近い数人にキャラメイク任せる形式だろうし
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:24:27.91 ID:EzkYtxELO
>>1が決める形式だからいいかな、と思っていたんだけど別のスレがエタるか心配になるほど荒れましてね
案は作ったけど投下は控えました。
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:36:54.97 ID:QkPGgcf5O
妹姫の安価ですらMAXが5人だったから流石に仕方ない
377 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 00:50:17.34 ID:AdvIt+ego
迷いに迷って>>371のフィオナさんにしました。
事前に簡易的に行うと言ったり出番少なめと仄めかしたので案が少なめなのは予想してたので大丈夫。

キャラ安価に関してはそもそも作成機会が少ない(&亀更新で遅い)のもあるので気にしないで投下しても大丈夫ですよ。むしろ案が増える分にはありがたいと思ってます。
ディアナやセヴェルの合成魔獣の時もそうですが安価範囲内なら別に採用する可能性もあるので…。


ひとまずはミリア編のプロローグを投下していきます。
378 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 00:52:01.03 ID:AdvIt+ego

クロウス「すぅ……ふんっ!」


森林にパキィンと乾いた音が綺麗に鳴り響く。
腰を入れながら剣を振り下ろし夜営のための薪を作っていく。


クロウス「……っ!!」ズキンッ

クロウス(さすがにまだ本調子という訳にはいかないか…)


聖河教連を目指す道中は遠く、少しでも追っ手を撒きたいクロウス達は遠回りをしながら見つかりにくいルートを通っていた。

薪と水の入ったバケツを抱え歩いていると目の前からフローリアが走ってきた。


フローリア「クロウス、まだ怪我が治ってないのに無理をしないでください…!お水なら私が持つから、ね?」

クロウス「しかし姫様にお手を煩わせるなわけには…」

フローリア「駄目です、今は非常事態なのですから満足に動ける人がやるべきです」

クロウス「し、しかしですね…」


あくまで従者として自分がやらねばという姿勢を崩さないクロウスに対してフローリアは仕方がないと奥の手を繰り出す。


フローリア「……ふぅ、騎士クロウスよ。ミクトラム王国王女フローリアが命ずる、今すぐそのバケツを私に渡すのです」

クロウス「うぐっ!?それは卑怯ですよ姫様……」

フローリア「ふふ、どうもありがとう」


こんな些細なやり取りでも真面目なクロウスは簡単には退かないが、フローリアの命令には逆らえないのだ。

フローリアは誰かに命令するといった行為はあまり好きではないためよっぽどクロウスが意地を張った時に使われたりする。

日暮れも近づいてくる中、森林の中を二人はみんなの待つ野営所に向けて歩く。


クロウス「姫様、ルルと竜巫女殿の様子はどうですか?」

フローリア「ルルは少しずつですけど元気になってきてます、けど寝てる時にうなされてたり飛び起きたりする事があるようで…」

フローリア「竜巫女様は………すみません、どうにも私は避けられているみたいなので…」

クロウス「……そう、ですか…」

フローリア「それにリトアさん達も…無事に逃げ切れたと良いのですが…」
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 00:52:27.00 ID:mBxsyp/MO
お、採用ありがたい
380 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 01:01:36.06 ID:AdvIt+ego

ルルは故意ではないとはいえ自らの手で人を殺した事に酷いショックを受けている。

アンリエッタは目覚めた時は酷く錯乱してたが今は落ち着いてる、しかしそれは表面上のものだという事は全員が理解しており俺たちへの態度はどこかよそよそしいモノになっていた。

そしてリトア達のキャラバン商隊は進めど姿は見えず、定帝国から逃げ切れた確証は持てなかった。


必然的にパーティー内の空気は暗く、今はジェニファーの頑張りがクロウス達を繋ぎ止めている現状である。


クロウス(ジェニファーには感謝だな……俺たちだけもっと雰囲気が重くなっていたかもしれん、騎竜の面倒も見てくれているし後で礼を言っておかなくちゃな)


頭の中でジェニファーへの感謝をしていたら少し後方でフローリアが立ち止まっていた。


クロウス「姫様?やはりお水が重かったのでは…?今からでも俺が持ちましょうか?」

フローリア「ねぇクロウス、ミリアとウルスラは無事なのでしょうか…?」

クロウス「……!!」


フローリアが口にしたのは最愛の妹でもありミクトラム王国のもう一人の姫でもあるミリア。
そしてその従者でもある女騎士ウルスラの名前であった。

王国を脱出する直前までは四人で行動していたのだが、その際に運悪く二人とはぐれてしまったのだ。

クロウスとフローリアも二人の事は片時も忘れたことはなく話題にした事もあったが、どこか心の底でこの話をすることを恐れている節もあった。
381 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 01:10:18.67 ID:AdvIt+ego

クロウス「……ウルスラは歳は若いですが優秀な騎士です、妹様の身の安全を最優先に無事でいる筈です」

フローリア「ええ、それにミリアも私と比べて強い子ですしきっと大丈夫ですよね?」

クロウス(そうだ、きっと二人とも無事な筈だ……そうに決まっている)


そう願わずにはいられなかった。

しかし未だに二人の情報は手に入れられてなかった。

当初はミリア達もナール魔導帝国を目指す筈だと行動していたが、結果は二人が到着する前にナールはラジル帝国の魔の手に落ちてしまう。

転移により飛ばされてしまった先のシルヴェロギアでも空いた時間で二人の情報を集めようとしたが手がかりを掴む事は出来ずに終わった。


もし二人とも帝国兵たちに捕まってしまっていたら……そう考えると夜も眠れなくなる。


フローリア(ミリア、ウルスラ……それにお父様とお母様も……みんな無事でいて…!)

382 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 01:39:30.59 ID:AdvIt+ego

???『おかあさま、おかあさま!一緒にブランコで遊ぼう!遊ぼうよ!!』

フィオナ『あらあら…ミリアは元気ねぇ、でもちょっと待っててね。今日はフローリアに絵本を読んであげる約束なの』

ミリア『ええ〜!ブランコのほうが楽しいよぉ、おねえさまもそう思うでしょ!?』

フローリア『わたしはミリアと違って運動が得意じゃないから…お歌と本の方が好きかなぁ?』

ミリア『ちぇーっ、それならくろうすに読んでもらえば良いじゃない!』

フローリア『く、クロウスはいま忙しそうだもん!それにそんな事クロウスには頼めないよ…///』

フィオナ『ふふ、まぁまぁ二人とも落ち着きなさい。三人で絵本を読んだ後にブランコで遊べば全部解決でしょう?』

フィオナ『お母さんはふたりが仲良くしてくれたらずっと一緒に居てあげるから…ね?』

ミリア『うん!わかったー!』

フローリア『わたしも……ミリアとお母さま、三人がいい!』

国王『おいおい、私は仲間外れか?』

ミリア『あっ!おとうさまだー!』

フローリア『おつかれさまです、お父さま!』

フィオナ『ふふ、あなた…お疲れさま』ちゅっ

国王『ああ、フィオナも子守りをありがとう』ちゅっ

国王『しかし召し使いに頼んで子守りを頼んでも良かったんだぞ?キミも自分の時間が欲しかったんじゃないのかい?』

フィオナ『だって……この娘たちに笑顔で迫られちゃったら親として応えてあげたくなっちゃうじゃない?』

国王『はは!それは言えている!なにせ私たちの娘は天使のように可愛いからな!!』

ミリア『おお〜、おとうさまとおかあさまラブラブだぁ〜!』

フローリア『はわわ…///』ボッ

国王『さて…会議も落ち着いたし、私も久しぶりに娘たちと遊ぶとするか』

ミリア『わーい!!やったぁー!!』

フィオナ『ふふ、ならお茶とお菓子も用意しなきゃいけませんね♪』

フローリア『ほんとに!?わたしが紅茶をいれるね!』

ミリア『おねえさま、くろうすあいてにれんしゅーしてたもんね!』

フローリア『み、ミリア!!///それは黙っててって言ってたでしょ!』

フィオナ『あらあら、クロウスくんったらすっかりフローリアの心を掴んでるわね』

国王『うむ……彼も真面目な好青年に育ったからなぁ、しかし娘をやるかどうかとは別問題だからな!!』クワッ

ミリア『おとうさまが親ばかをだしてるー』

国王『そうだ!俺は親バカだ!!娘はどこの馬の骨ともしれんヤツには絶対渡さないぞ!!』

フィオナ『あら?ならよく知ってるクロウスくんなら良いってことかしら?』

国王『うっ…いや、そういう訳でもなくてな……う、ううむ…!!』

ミリア『あはは!おとうさま変なかおしてるー!』


あはははは………

ははは……


はは…


…………。
383 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 01:44:13.87 ID:AdvIt+ego


………時は遡り、クロウス達がナール魔導帝国に到着して数日が経ったある日。



ウルスラ「……みりあ様、ミリア様!」

ミリア「う、う〜ん……あ、ごめんウルスラ…私、少し寝ちゃってたかな…」

ウルスラ「無理もありません、ここの所落ち着く間も無く野宿が続いてましたから…」

ミリア「夢を見てた気がする……なんだかとても懐かしい夢だった」

ウルスラ「ミリア様、もう少し横になっていられては…」

ミリア「私のことは気にしないで!こんな時に私だけ甘えている訳にはいかないものね」パッパッ


雑にスカートの裾についた埃を払う仕草には一国の姫と呼ぶには高貴な雰囲気など感じさせなかった。

彼女の名前はミリア。ミクトラム王家の次女にしてミクトラム王国の王女、フローリアの妹である。

フローリアと同じ黄金のような絹を彷彿とさせる金髪をツインテールで結んであり、肉付きもフローリアよりもしっかりしている。

一目で見て明朗快活な娘だという認識が先に来るので何も知らない者が見ると言わなければ彼女が姫という身分には誰も気づかないだろう。


ミリア「それにウルスラももう何日も寝ずの番を続けているでしょう、あなたの方が私は心配だわ」

ウルスラ「私は姫様の騎士として当然の事をしているまでです、それにこれぐらいならば訓練で受けてきたことなので私はまだ平気ですよ」


そして彼女の傍にいる黒髪のポニーテールの少女の名はウルスラ。

ミクトラム王家第二王女でもあるミリアの護衛騎士を若干17歳にして命じられた若き才媛である。
その剣の才能は同じ護衛騎士の先輩であるクロウスにも一目置かれている。

容姿端麗で非の打ち所が無さそうだが真面目過ぎる所が少しキズだ。
384 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 02:05:19.75 ID:AdvIt+ego

ミリア「それでどうだったの?魔導帝国方面への偵察は?」

ウルスラ「はい…どうやら王国から一個師団、帝国の部隊がナールへと向けて出立しているようです」

ミリア「そんな…!フローリア姉様やクロウスはナールに向かっていた筈だよね…!?」

ウルスラ「恐らくは…私達も別ルートでナールへと向かう予定でしたが、今あちらの方へ向かうと帝国兵たちと鉢合わせする可能性が高いでしょう」


ミリアとウルスラもクロウス達と考えを同じくしていたようで友好国であるナール魔導帝国へと向かう算段を立てていた。

しかしナールには今現在帝国の部隊が進軍しているようで今あちらに向かうのは極めてに危険な状態になってしまったようだ。

ミリアの不安そうな表情にウルスラはこの先どうすべきか思案する。


ウルスラ(どうする…?今ナール魔導帝国へ行った所で無事に辿り着ける気がしない……しかしそこ以外にクロウス先輩達が向かったとも思える気がしない)

ウルスラ(くっ……情報が足りなさすぎる、このまま国内に潜伏していてもいずれ私たちも見つかってしまうが目に見えている!)

ウルスラ(………こういう時、先輩ならどういう判断を下す…? 先輩なら…)


ウルスラは敬愛すべきクロウスならどうするかと思考を重ねていく。
やがてウルスラは地図を広げていき一つの国を指差した。


ウルスラ(いま一番近い国はここか……小国だが人の入りは悪くない場所だ、ここでなら帝国の動きや先輩達の動向など情報が手に入るかもしれない…)
385 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 02:09:02.25 ID:AdvIt+ego

ウルスラ(だが、この国は噂では確か……こんな怪しげな国にミリア様をお連れしても本当に良いのか?身を隠すにはうってつけとも言えるが…)

ミリア「ウルスラ……もし私の身の安全の事で悩んでるなら本当に気にしないで」

ミリア「私だって少しぐらいなら戦えるし、何より今は行動しなくちゃ何も始まらないもん!」

ミリア「どんな困難が来ても私たちならきっと乗り越えられる、だから私はウルスラの判断を信じるよ!」

ウルスラ「ミリア様…っ」


ウルスラへの全幅の信頼を伝えるミリア。そのミリアの真摯な言葉は余計にミリアを迷わせるが最終的には後押しされる形でウルスラは一つの案を切り出した。


ウルスラ「……ここから少し離れた先の小国へと向かいます、その地なら身を隠すのには最適かと思われますし情報も集めやすいでしょう」

ミリア「オッケー!ならその国に行きましょう」

ウルスラ「しかしミリア様……そこの国はなんと言いますか……その、ミリア様が足を踏み入れるのには少し穢れている地と言いましょうか……帝国とは別種の危険が潜んでいる可能性も十分に考えられます」

ウルスラ「ですので国内に入られましたら私の言うことは全て聞いて頂くようにお願い致します!」

ミリア「うんうん!ならささっと行きましょう!善は急げってやつよね!」


希望の灯が見えたと言わんばかりに明るさを取り戻すミリア。
それとは裏腹に自分の判断が本当に正しいのか疑心暗鬼になるウルスラ。

それでも己が使える主人は絶対に守り抜くと、ウルスラは心の中で固く誓った。











目指す場所は夜光と欲望が光差す色欲の地……マーラ国。

そこでミリアは避けられぬ選択を迫られる事を今はまだ知る由もなかった。

386 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/18(火) 02:13:14.19 ID:AdvIt+ego

今回はここでおわりです。
初期の安価で存在自体は言及されていてなぜか大人の玩具生産工場みたいになってるマーラ国がようやく登場です。(色々と改編が入ると思うけど)

ミリア編はあまり長くする予定もなく安価の流れも今までと比べると少し変わったものになる予定になります。


それでは今回はこの辺で、おやすみなさいませ。
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 07:30:52.09 ID:Prpr9We2o
おつです
ついに出るかマーラ国
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 09:53:27.38 ID:QkPGgcf5O
アンリエッタかわいそすぎる
レビュオスと[ピーーー]れば辛うじて幸せだったかもしれないところを生かされた感がすごい
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/18(火) 10:21:24.66 ID:mBxsyp/MO
ミリアの避けられぬ選択が気になる
よりにもよってマーラ国だから特に
390 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/21(金) 22:26:42.51 ID:OarSqRTZO
明日辺りに更新します。
ホントは今日にしようかとも思いましたが用事が出来てしまったので断念。


そういえばリトアのイメージ、ラフだけ書いて放置して勿体なかったので投下、絵心が欲しい…。

https://i.imgur.com/78zx6TW.jpg
※個々のイメージもあると思うので閲覧は自己責任でお願い致します。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/21(金) 22:33:44.68 ID:qhGWqk7GO
報告おつ
拘束されている構図に期待が高まる
392 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 00:01:09.26 ID:09KuMjz7o
遅くなってしまいましたが初めていきます。
393 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 00:01:42.26 ID:09KuMjz7o


───マーラ国。


昼間は少し感惨としているが基本的には平凡とした小国の一つに過ぎない存在だ。
円錐状の小さな山を中心に段々と街並みが広がっており、山の頂上付近には鐘塔が併設されている大きな館が建てられている。

しかしそれは仮の姿に過ぎない……。

この国の本質は夜の街にこそあるのだから。


ミリア「はぁ〜♪久しぶりのベッドだぁー!城の物よりは固いけど嬉しい!!」ボフッ

ウルスラ「すみません、こんな安宿でしか休めなくて…」

ミリア「いいのいいの!路銀は節約しないといけないし、なにより身を隠すのならこういう所の方が都合が良いものね!」


ウルスラがミリアに仕えてからまだそこまでの年月は経っていないが初めはこの王族らしからぬアクティブっぷりには驚いたものだ。

聞けば城を抜け出しお忍びで城下町を歩き回っていたりという事は昔からよくやっていたみたいでフローリアよりは世間離れしている訳ではないようだ。

しかし過保護な父親に育てられたのは姉妹変わりなく、姉同様性知識の概念は全く無いらしい。
394 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 00:08:08.46 ID:09KuMjz7o

ウルスラ「それでは姫様、私は街で情報を集めに行きます」

ミリア「うん」

ウルスラ「姫様はここでお待ちください、決して朝になるまで宿の部屋から出てはいけませんよ」

ミリア「うん!………ってええっ!?」

ウルスラ「ここは王国のように治安の整備がされていません、いつもの感覚でいられると思わぬトラブルに出くわすかもしれません」

ミリア「なら二人でいた方がもっと安全じゃ…!」

ウルスラ「いえ、私は姫様の護衛騎士なのです。姫様に危険の及ぶような行為は絶対に避けなくてはならないのです」

ウルスラ(おそらく、クロウス先輩も同じことを言う筈ですよね…)

ウルスラ「お願い致しますミリア様、今日のところはお休みくださいませ…!」

ミリア「……ウルスラは平気なの?貴女だって夜通し見張りばっかりしてたのに」

ウルスラ「ご心配して頂き感謝します、私も戻り次第仮眠を取らせて頂きますので大丈夫ですよ」ニコッ

ミリア「……うん、ならいいんだけど」

ウルスラ「ありがとうございます、では私は行きます」ガチャッ

ウルスラ「くれぐれも!しっかりとお休みくださいね?」

ミリア「わ、分かってるよ!もう…」




ウルスラ(……はぁ、なんとか説得できてよかった)

ウルスラ(ミリア様にはあれぐらいしつこく言わないと言うことを聞いてはくれませんものね……)


ウルスラはフード付きのローブを被ると顔や剣を隠し、夜も更けてくる街並みを見上げる。


ウルスラ(……この街は汚れている、ミリア様には………毒だ)


だからこそ、自分が何とかするしかないのだと言い聞かせ……ウルスラは夜の帳へと足を踏み入れる。

別名、色情街。この国は男と女の欲望にまみれている。


ウルスラ(なんとかフローリア姫とクロウス先輩の情報を手に入れないと…)


ゴォーーン……ゴォーーン……


街に鐘楼の音が鳴り響く。ここからは夜の時間だと警告しているように…。

395 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 01:05:44.26 ID:09KuMjz7o

ウルスラ(……とはいえ、私もこの国は初めてですし……地理にも詳しくは無いんですよね)

ウルスラ(定石で行くのならやはり酒場だろうか…?そこで誰かに色々と聞いてみるとするか…)


ウルスラが酒場の戸を開けると活気の良い声が室内に飛び交っている。
酒を飲んでいたり隅でギャンブルに興じる者、食事をしていたりステージで踊っていたりと酒場の客たちは皆が思い思いに過ごしていた。


ウルスラ(ふむ?思っていたよりも健全……なのか?)


ウルスラは一直線にカウンターの席に向かう。
店主と思わしき男がウルスラに注文を訪ねる。


店主「……いらっしゃい、何にするんだい」

ウルスラ「ノンアルコールのドリンクがあると助かるのですが…」

店主「うちは酒以外は扱ってなくてね、悪いがその注文は承れないな」

ウルスラ「そうですか」

ウルスラ(人の集まる場所に来たのは良いのですがどうやって情報を集めましょうか……詳しくなさそうな人に聞いても意味は無さそうですし)

ウルスラ(それにどんな情報を集めるか……この街について聞けばもっと情報の集まる場所が分かるかもしれませんし、情報屋の存在について聞いてみるのも良いかもしれません)

ウルスラ(それに帝国の動向やナールの状況……知りたいことは山ほどありますね)


マーラの酒場にてウルスラが情報を集めます。
↓1〜3の間にて酒場にいるモブ客や店員に聞きたいことなどをお願いします。(ただしコンマが70以上の質問にはえっちな見返りを要求される事があります)

例)
【ターゲット】忙しそうな店員、酔っぱらってる男…など
【聞きたい情報】この国について、ミクトラム王国陥落について…など
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 01:07:22.51 ID:9JzJkSh7o
【ターゲット】休憩中の踊り子

【聞きたい情報】周りの安全な国について
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 01:08:28.46 ID:p4WrN1FnO
ターゲット:呑んだくれている兵士
聞きたい情報:この国や他国の情勢
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 02:42:22.36 ID:bfQgygZRO
スレの途中から新SS書き始めるようなものだし人激減してると思った方が良さそう

ターゲット キザったらしいイケメン兵士
聞きたいこと 帝国の動きについて
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 09:13:20.74 ID:yr64R8l9O
時間が悪いわ
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 10:25:02.98 ID:8JF99OB80
>>398
というか似たようなファンタジー安価スレ新しく建って速度も速いとなりゃそっちにもっていかれるのもやむ無し
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 18:40:12.86 ID:cH8crgQ9O
国が国だけになぁ。ただ盛り合うだけの話なら他のスレでいくらでも代わりが効くから……
402 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 22:58:02.05 ID:09KuMjz7o

ウルスラ「すみません、一つ尋ねても良いでしょうか?」

呑んだくれ兵士「ういっ…?おお、なんだ〜?」

ウルスラ(酒くさ……相当飲んでいるなこの男、大丈夫なのか?)

ウルスラ「私はこの国に来たばかりでして…マーラについて色々と教えて欲しいのですが…」

呑んだくれ兵士「ひっく…!おお、おお〜嬢ちゃん俺に目ぇ付けるとは中々のもんだぜぇ〜、俺ぁこの国の兵士でよぉ…酌をしてくれたら何でも答えてやるよー」

ウルスラ「ふふ、それでは失礼します」


ウルスラは男のジョッキにお酒を注いでいく。
内心では目の前の男がクロウス先輩だったら良かったのにと思っていたが顔には出さなかった。


呑んだくれ兵士「ゴクッゴクッ……ぷはぁー!やっぱ美人の注いだ酒はうめぇなぁ!!」

ウルスラ「それは良かったですね、ところでこのマーラという国は何やら変わった地形をしておりますが…」

呑んだくれ兵士「そうだなぁ〜ここは山の上に造られた街だからなぁ〜、上にいけば行くほど売春宿もたくさんあるんだぜぇ、ぐっへへ」

ウルスラ(ちっ…やはりそういう所ですか、この国は)
403 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 23:04:45.25 ID:09KuMjz7o

噂には聞いていたが改めて聞いても吐き気がする気分だとウルスラは思った。
この国は公的に女の春を売ることを認められている。

むしろそれがこの国の主な収入源と行っても過言ではなかった。

比較的建国されてまだ日の浅い国ではあるが、周辺諸国と比べても明らかにこのマーラという国は異質な存在なのである。


呑んだくれ兵士「それもこれも全て【オーナー】様のお陰ってもんだぜ」

ウルスラ「……オーナー?」ピクッ

呑んだくれ兵士「知らねぇのかい?オーナー様は簡単に言えばこの国における王様とかそういう地位の人の事だよ…あの天辺の鐘が吊るされている建物があるだろ?」

呑んだくれ兵士「あそこがオーナー様の住まいでよ、別名花散館って呼ばれているこの国一番の売春宿だぜぇ」

ウルスラ「なるほど……それは興味深いですね」


ウルスラ(この国を牛耳るオーナー……か)


呑んだくれ兵士「それよりも姉ちゃんよぉ……おめーさん中々いい顔してるじゃねーの…げっぷ!もっとこっちに近寄ってくれよぉ」ググッ

ウルスラ(うう…!汚ならしいっ!ここが酒場じゃなかったら斬って捨ててるかもしれません…!!)

呑んだくれ兵士「ふがっ…むにゃ、むにゃ……」


酔っぱらっていた兵士はテーブルから身を乗り出してウルスラに近づこうとするがウルスラが手を出す前に眠気に負けたのかテーブルに突っ伏してしまった。


ウルスラ(た、助かった…)ホッ


本当なら他国の情勢なども聞きたかったのだがあの男からこれ以上の情報を聞き出すのは難しいだろう。
ウルスラは席を経って次はキチンと話が通じる相手にしようと決めた。
404 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 23:11:15.99 ID:09KuMjz7o


踊り子「……ん?なんだいあんた…あたいに何か用かい?」


次にウルスラは先ほどまでステージで踊っていた踊り子の女性に声をかけた。


ウルスラ「すみません休憩中に…私は旅の者なのですが貴女に聞きたいことがありまして」

踊り子「あたいに聞きたいこと?……悪いけどあたいは最近この街に連れて来られたばかりだからあんたの期待には答えられないよ」

ウルスラ「いえ、そんなにお話しではないのですが……この辺りで安全な国ってあるのかなって思いまして」

踊り子「あんた旅の人間なのにそんな事も知らないのかい?命知らずというかなんというか…」

踊り子「ただあたいも暫く他国に行ったことが無いからね……とにかく安全な所といえばやっぱ聖河教連なんじゃない?」

踊り子「最近帝国が色々と騒がしくしてるみたいらしいけど、あそこは帝国も手を出しづらい場所だからね……この大陸ならそこが安全でしょうね」

ウルスラ「なるほど…」

踊り子「けどあそこは他国の人間にわりと厳しいからね、紹介状が無いと入国するのも難しかったはずだよ」

ウルスラ「ありがとうございます、色々と教えてくださりまして助かりまし……た?」


踊り子の女性が一通り喋り終えると彼女はウルスラの顔をジッと見つめている。


踊り子「……あんた、悪いことは言わないから早めにこの街を出ていった方がいいよ」

ウルスラ「……え?」

踊り子「あんたみたいな顔の良い女はこの国では目につく、最悪拉致られて……無理やり売らされるかもしれないから…」ブルッ


そう言い終えると踊り子の女性は何かを思い出したかのように顔を青冷めさせてお店の裏の方へと下がっていった。


ウルスラ(……どうやらこの国、想像以上に闇が深そうね)

ウルスラ(それに聖河教連か……確か紹介状が必要だとか言っていたけど、それもどうにかしないといけなさそうか)
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 23:20:17.07 ID:oU20lIA8O
時間ある時にミリア描きたいな
ツインテの長さどれくらいなんだろう?
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/23(日) 23:25:17.15 ID:p4WrN1FnO
>>405
ミリア投げた者だけど、個人的には他キャラで例えるとFE覚醒のリズぐらいのイメージで投げてた
407 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/23(日) 23:39:24.21 ID:09KuMjz7o

イケメン兵士「やぁお嬢さん、こんな夜更けの酒場に一人でいるだなんて危ないですよ」キラッ

ウルスラ「はは…ご心配頂きありがとうございます、ですが身を守るぐらいの術は心得ていますので大丈夫ですよ」

イケメン兵士「そうはいきません、下層はまだ比較的安全ですが徒党を組んで貴女を狙うとも限らない……どうでしょう?貴女がよろしければ宿まで送りましょうか?」

ウルスラ(グイグイ来ますね……こういう人苦手です)


次に話しかけたのは歳の若く、酒を飲まずに食事をしていた兵士だったが話しかけて失敗だったなと後悔した。

爽やかな顔で話しかけてくるが腰やお尻の辺りをチラチラ見ているのがウルスラにはバレバレであり下心丸見えである。


ウルスラ「あ、あの!貴で……貴方はこの国の兵士と見受けられますが、最近のラジル帝国の動きについてなにか知っていますか?」

イケメン兵士「うん?そのような事をなぜ僕に聞くのですか?」

ウルスラ「私は旅の身でして……最近は帝国の動きが激しいと風の噂で聞きました、なので旅の途中で出くわすと面倒ごとになるのではないかと心配で…」

イケメン兵士「なるほど!確かに野蛮な帝国兵の魔の手に貴女が堕ちる姿は想像したくはないですね」サラッ…

イケメン兵士「しかし安心してください、今のところ帝国がこちらの方へ来ることは無いでしょう!なにせミクトラムから出向した舞台が真っ直ぐナールの方へと向かったとの情報が入っていますからね」
408 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/24(月) 00:12:42.35 ID:ZfYLFBAqo


ウルスラ(……!やはりラジルはナール魔導帝国の方へ向かったか…!!)


悪い予想というものは当たるもので、いよいよもってウルスラはナールへ向かうことを諦めるしかないと判断する。


イケメン兵士「ただ今のところはこれぐらいの情報しかありませんし……これ以上の事は【流れの情報屋】に聞いてみるしか無さそうですね」

ウルスラ「流れの情報屋…?」

イケメン兵士「最近外の国からマーラに流れ着いたらしいんですが、周辺諸国を回っているらしくて様々な情報に精通しているだとか…」

ウルスラ(情報屋か……国々を回っているのであれば、兵士や一般市民に聞き込み回るより効率が良いかもしれませんね)

ウルスラ「その情報屋というのは今はどこに…」

イケメン兵士「それよりもお嬢さん、どうでしょうか?そろそろお店を変えて一緒にもう一杯?」グイッ

ウルスラ「いえ、結構です」スパッ

ウルスラ(そもそも私を宿に送るって最初に言っていましたよね…)


もう下心を隠しもしない兵士に手刀を一発喰らわせて寝かしつけた後、ウルスラは酒場を後にして宿へと戻るのであった。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/24(月) 00:20:10.15 ID:+Cf38UfwO
>>398
ミリアサイドはそこまで長くしないってはじめに言ってたし>>1もその辺は理解した上でやってるんじゃないの
410 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/24(月) 00:28:41.64 ID:ZfYLFBAqo


翌日、ウルスラはミリアに前夜にて集めた情報を整理しながら説明をする。
無論、売春などといったそっち関係の話は濁しながら説明をした。


ミリア「ふんふん、つまり次に目指すのなら聖河教連へと向かった方が良さそうなのね」

ウルスラ「ええ、ですがそのまま真っ直ぐ向かっても恐らくは門前払いになるでしょう…どうにかして聖河へと入国するための術を知らなければいけませんね」

ミリア「……って事はまだ直ぐには出発は出来なさそうってことね」

ウルスラ「ええ、動くのなら帝国の部隊がナール方面へと行った後の方が安全でしょう………っ」フラッ

ミリア「う、ウルスラ!?大丈夫!?」

ウルスラ「…問題ありません、すこし目眩がしただけですので」

ミリア「やっぱり連日の徹夜が祟ってるんだよ、少し眠った方が良いって絶対!」


ウルスラ自身は否定したかったがさすがに寝ずの番をやり続けたツケが回ってきたらしい。
過労と眠気が一辺に襲ってきてしまい一瞬意識を失いかけたようだ。

さすがにこの体調で帝国の兵士に襲われでもしたら不覚をとってしまうかもしれない。

そう判断したウルスラは悔しながらもミリアの提案を受け入れた。


ウルスラ「……そう、ですね。さすがにこのままですと逆にミリア様に迷惑をかけてしまうかもしれません」

ウルスラ「申し訳ありませんが少し睡眠を取らせて頂きます……すみませんが夜になったら起こしてくれませんか?」

ミリア「勿論!」

ウルスラ「くれぐれも、私が寝ているからといって遠出などはしないでくださいね…!」

ミリア「わ、わわ…分かってるよぉ…!!」アタフタ


ミリアはベッドで横になるウルスラを静かに見守る。

やがてスゥ…スゥ…と規則正しい寝息が聴こえてきた所でミリアは静かに部屋の扉を開けて出ていった。
411 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/24(月) 00:53:09.98 ID:ZfYLFBAqo


ミリア(……ウルスラには悪いけど、やっぱり私だけ護られてばかりで何もしないなんて事はできない!)

ミリア(夜は危ないって聞いたけど昼間なら多分大丈夫だよね?)


ミリアはマーラの街を上へと上がっていく。
やがて中層まで来た辺りでミリアは周りの雰囲気が変わっている事に気づく。


ミリア「………あれ?」

ミリア(下層の街はまだ普通にみんな生活しているようだったけど……なんか、上に上がって行くにつれてどんどん人が居なくなってるような…)

ミリア(それに……周りに人は居ないはずなのに誰かに視られてるような気がする)ゾワッ


ミリアは薄気味悪さを覚えながらもこれでは情報収集にならないなと悲嘆に暮れる。

しかし、そんなミリアの周りを数人の男たちが取り囲んでいる事に彼女はまだ気づいていなかった。
412 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/24(月) 01:01:58.44 ID:ZfYLFBAqo
いったん止めます。
仕事が終わって夜になったらまた再開します。

ちょっと安価範囲設けないでみなさんに聞いてみたいのですがミリアが護身術を会得していた場合。武術、剣術、槍術のうちどれがしっくり来るか教えて頂ければと思います。

それでは寝落ちするまえにおやすみなさいませー。
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/24(月) 01:03:08.62 ID:+Cf38UfwO
護身用の短剣持ってそうなイメージ……
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/24(月) 01:07:42.04 ID:BzQa/zMeO
おつ
同じく短剣みたいに小振りで取り回しやすそうな武器が似合いそう
剣術や槍術よりは武術寄りで
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/24(月) 01:08:57.24 ID:sH8t500WO
剣かなあ
クロウスを真似して素振りしているイメージ
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/24(月) 01:09:50.84 ID:iVcOsgV8o
オーソドックスな剣で
おつでした
417 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/25(火) 00:42:53.63 ID:om1wxArzo
お知らせです、本当は夜に更新する予定だったのですが…

・今後の展開で見直したい部分があった。
・同時に書き溜め部分の誤字脱字の直しもしたくなった。
・久しぶりに仕事でメンタルブレイクした。(たぶんこれが一番デカい)

ということもあり申し訳ありませんが更新はしないで後日にします、ごめんなさい。
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/25(火) 00:48:10.70 ID:rlGVWWU0O
報告おつ
心身ともにご自愛ください
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/25(火) 00:59:59.00 ID:hhu23evMo
ゆっくりお休みください
報告ありがとう
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/25(火) 09:04:43.15 ID:Z8NjFxdDO
おつ
とりあえず休んで好きなことやってくれ
メンタル大事
421 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 16:44:14.74 ID:BilSFS8iO
本日夜に更新致します、メンタルは無事回復しました。
少しながら安価もあったりするのでよろしければお願いします。
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 16:51:11.02 ID:wl2d/DVqo
機関に感謝
ご無理はなさらず
またよろしくお願いします
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 19:20:11.57 ID:avvAkeylO
お待ちしてました
424 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 20:52:53.52 ID:dqQiyKVUo
ゆっくり再開していきます。
425 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 20:54:15.77 ID:dqQiyKVUo


悪漢a「……ひゃはっ!」ガバッ

ミリア「な、なに……うぐっ!?」


悪漢の一人がミリアの背後を取る、気づくのが遅れたミリアは反応できずに男に羽交い締めにされる。


悪漢a「良い獲物がかかったぜぇ!面も身体もかなりの上物だぁ!」

ミリア「くぅっ…離せ!!」

悪漢b「駄目だぜ嬢ちゃん、ここは女の子が一人でうろつくような場所じゃないんだからなぁ」ニヤニヤ


悪漢達は捕らえたミリアの身体を舐め回すように見る。

価値の高そうな衣服、可憐な容姿、何よりもその実り豊かな肉体に悪漢達は興奮していた。


ミリア(この人たち……いったい何なの!?いや!なんか視線がきもちわるい!!)

悪漢c「まだまだ小便臭そうなガキだがいいおっぱいしてるじゃねぇか……へへ、こりゃあオーナー様への良い貢ぎ物になるぜ」

悪漢b「バッカおめぇそんな事よりも大事なのは処女かどうかだろうが!」

悪漢a「オーナーのとこの花散館は処女専門で謳ってるからなぁ、万が一ハズレだったら俺らが酷い目に合わされるぜ…!」

ミリア(オーナー…?しょじょ…?なにを言っているのか全然わからないけど…!!)ググッ
426 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 21:05:26.62 ID:dqQiyKVUo

とにかくこのままでは録な目に合わないだろうと予想したミリアは表情から不安を隠し悪漢たちを睨み付ける。


ミリア「あなた達…早く離さないと痛い目を見るわよ…!」

悪漢a「はぁ?状況をよく考えろよ、むしろ痛い目に遭うのは嬢ちゃんのほう…」



ドスリッ


悪漢a「はっ…?……イ"ッッてぇぇぇええ"え"ッ!!?」

ミリア「ふんっ!」ブンッ

悪漢a「は、はうぅっ!?」キー☆ーン


ミリアは隠し持っていた短剣を悪漢の太ももに容赦なく突き刺す。
そして怯んだ悪漢の隙を見逃さず踵で股間を蹴り上げ、ついでにみぞおちに肘鉄も食らわせる。


悪漢c「て、てめぇ!!」ザッ

ミリア「せいっ!やぁっ!」シュッ…キィンッ

悪漢b「ぐっ!!こ、こいつ……なにか剣術をやってやがる!?」


ナイフを取り出し襲いかかってくる悪漢達の攻撃をミリアは短剣で華麗に流していく。
そして相手の体勢が崩れた所を素早い身のこなしでいなしていき見事に包囲網を脱していく。


ミクトラム王家の人間には十二歳ぐらいになると万が一の為にと護身術を学ぶ習わしがある。
とはいえガチガチの文系インドア派であったフローリアは早々に己に武の才が無いことを自覚し、最低限の履修だけに留めていた。
427 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 21:19:00.95 ID:dqQiyKVUo

しかしそんな姉とは真逆の体育系アウトドアタイプのミリアは護身術に対して興味を示し、それだけに止まらずクロウスや他の騎士達の剣術をこっそり真似して独学で騎士団流の短剣術を会得していた。

無論キチンとした師に従事したものでは無い為、まだまだ粗削りではあるが己の身を守る程度の力は身に付けていた。


ミリア「言ったでしょ?離さないと 痛い目を見るってね!」

悪漢c「こ、このガキゃ…!!」

悪漢b「どうするよ…?他の奴ら呼んでくるか?」


悪漢達が増援を呼ぶか考えている所を見てミリアは内心よろしくないなと考える。


ミリア(うーん……これ以上数が増えたら流石にキツイよねぇ…早いとこトンズラしないと不利になるだけだね)




???「お嬢さん、目を閉じて息を止めてろ」





ミリア「えっ?」


ジリジリと滲み寄ってくる悪漢達をどうやって撒こうか考えるミリア。

そこに建物の上から声が降ってくる……と、同時に何かが地面に落ちてくると同時に煙のようなものが辺り一帯を覆い尽くした。


悪漢a「ふがっ……な、なんだぁ!?な、なんか涙が止まらねぇぞぉ!?」

悪漢b「て、てかこれ辛ぇ!!なんか喉がヒリヒリする!?」

悪漢c「ま、前が見えねぇ〜!!!」


???「こっちだ!着いてきな!」

ミリア(な、なに!?何が起きてるのよー!?)
428 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 21:55:01.76 ID:i6ya/nUEO

目を閉じたままミリアは何者かの誘導に従いひたすらに走った。
少しして目を開けると下層の街まで戻ってこれたようで悪漢達は追って来ては無さそうだ。

そして目の前には一人の青年がいた。


???「全く……女の子が一人であんな危ない所に一人でいるなんて危機感が足りなさ過ぎだ」

???「この街は昼間は普通そうに見えるけど実際は人拐い何かが普通にうろついてるんですよ?」

ミリア「うっ……ご、ごめんなさい。それと助けてくれてありがとうございます!」

???「気にしなくて良いですよ、あっしもこの街には最近来たばかりですし…見て見ぬふりというのも気分が悪いですからね」

ミリア「ですけど……うぅ、流石に勝手に路銀を使うのはウルスラに怒られるかなぁ…」


ミリアは青年に助けてくれた御礼を渡したかったが今のミリア達にとっても旅の資金は貴重なものなので迷ってしまう。

そんなミリアを尻目に青年はスタスタと歩いていきとある建物の前で立ち止まる。
そこはミリアとウルスラが宿泊しているボロボロの宿屋であった。


???「はい、着きましたよ」

ミリア「へ…? ここ、確かに私たちが泊まっている宿屋だけど……な、なんでここに宿泊してるって知っているの!?」

???「そりゃあこんな小さな新興国なら外から来た旅人の情報なんてすぐ入ってきますからね」

ミリア「じょ、情報って……」

ミリア(そういえば、さっきウルスラが言ってたような……もしかして)

ミリア「あなたが……噂の情報屋さん?」
429 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 22:03:33.22 ID:i6ya/nUEO



ウルスラ「申し訳ございません、先ほどは"お嬢様"がご迷惑をお掛けしていたようで…」

情報屋「いえいえ、困ったときはお互い様ということですから。それにわざわざお昼の食事まで奢ってもらえるなんて思いませんでしたよ」ニコニコ

ウルスラ「お嬢様をお助け頂いたのです、本来ならこれでも足りないくらいなんですけどね…」チラッ

ミリア「あうう……ま、まだ足が痺れる…」シビビビ


あの後、宿に戻るや否やミリアが居なくなった事に気づいたウルスラと鉢合わせしてしまい結局ミリアはウルスラに正座でお説教をくらわせられた。

その際に件の情報屋に助けられたことをミリアが自白してその御礼にと三人は街角の食事処でお昼を食べることになった。

ちなみにウルスラとミリアは事前に身分を紹介することになったら、【外の大陸の貴族のお嬢様とその従者】という設定で話す事に決めていた。


ウルスラ「それに私たちとしてお食事の為だけに貴方様をお誘いした訳ではありません」

情報屋「ほう…情報屋のあっしに交渉とは、いったいどんな情報をご所望で?」


情報屋の男が眼を細めてこちらを品定めするような瞳で見てくる。
ここから先は商談の話という事もあり二人の間に若干張り詰めた空気が流れる、しかしそんな事もお構い無しにミリアはその場に削ぐ和ぬ和やかなトーンで話しかける。
430 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/30(日) 22:09:15.20 ID:i6ya/nUEO

ミリア「そういえばさ、情報屋さんって名前はなんなの?」

情報屋「あっしの名前ですか?」

ミリア「うん、わざわざ情報屋さんって何度も呼ぶのも変な感じがするし……」

ウルスラ「それは確かにそうですね…」

情報屋「ふむ、街中で連呼されて目立つのもあれですし……しかしどうしたものですかね。情報屋のあっしにとっては自分の名前も商売道具の一つあまり人には教えたくないのですが………あぁそうだ」ポンッ

情報屋「なんなら貴女たちの好きなように読んでもらって構いませんよ、それをあっしの仮の名前にしましょう」

ミリア「えっ、そんなのでいいの?」

情報屋「あっしは一向に構いませんよ」ニコ−

ミリア「……変な名前にしても怒らない?」ゴクリッ

情報屋「変な名前にするつもりがあるんですかい」


ミリアと情報屋のやりとりに今度はとぼけた空気が流れ始め、ウルスラは頭を抱えながらため息をついた。



情報屋のことを何て名前で呼ぶか。
↓1〜3で一番コンマの高い名前。
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 22:11:15.52 ID:uPe5NpM+0
ボナペティ
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 22:12:11.10 ID:avvAkeylO
ピーマン
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 22:12:32.07 ID:r8VbiUA6O
エデン
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 22:12:33.84 ID:wl2d/DVqo
ロイ
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/30(日) 22:12:56.89 ID:nN/U+McIO
アノニム(匿名者・名無し)
436 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/31(月) 00:37:18.94 ID:uL/oavEKO

ミリア「ボナペティ…ならあなたの事はボナペティって呼ぶことにするわ!」

ウルスラ「ぼ、ボナ…?お嬢様……それは本当に人名なのですか?」

ミリア「さぁ?とりあえず思い付いたのを言ってみただけなんだけど…」

情報屋「ぷっ……あはは!お嬢さんは面白い娘だねぇ!」

ウルスラ「も、申し訳ありません…!気を悪くさせたのなら謝りますのでご勘弁を…!!」ハラハラ

情報屋→ボナペティ「いいよ、面白い子は好きなんだ。ひとまず俺の事はボナペティと呼んでくれ!」

ミリア「うん!よろしくね、ボナペティ!」

ウルスラ「……ほっ」

437 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/31(月) 00:38:37.33 ID:uL/oavEKO

ボナペティ「……さて、それじゃあそろそろ本題に移りますか」

ボナペティ「貴女方はいったい何の情報をあっしにお求め何ですかい?頂く報酬はその時その場その情報次第で変わりますので先に聞きますよ」

ウルスラ「……私たちはこれから聖河教連に向かうつもりでした、しかし調べてみると入国するのには紹介状が必要だと聞いたのですがどうすれば手に入るのでしょうか?」

ボナペティ「ふむふむ、聖河教連ですか……確かにあそこは他国の介入をやたらと嫌う国ですからねぇ。まぁ外の大陸の【神聖国】のお膝元ですから分からなくもないですが…」

ボナペティ「確かにあそこへ行くのなら紹介状、正式には入国許可証が必要ですね。そしてそれは聖河教連に認められた極一部の人間にしか発行されていないと聞きます」

ボナペティ「しかも今はラジル帝国が派手にドンパチしてる最中です、正直に言って正規のルートでの入手は限りなく難しいでしょうね」

ミリア「って事は聖河教連に入国することはとても難しいってことなの…?」

ボナペティ「不法入国なんてしようものなら最悪、処刑もありえますね」


ミリアは盛大に肩を落とすが情報屋は気にせず話を続ける。


ボナペティ「しかし裏を返せば入国許可証さえあればすんなりと入国できる筈ですよ」

ウルスラ「しかし正規ルートでの入手は厳しいのでは?」



ボナペティ「……実はこの街に、たった一人だけ聖河教連への入国許可証を所持している人がいます」
438 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/01/31(月) 00:50:32.66 ID:nXc8JtoOo


ウルスラ「このような街に……あの宗教国家に入れる者がいるのですか!?」

ウルスラ(王国の人間でさえ聖河教連へ入国できる者はいないというのに…)


ミリア「つまりその人から許可証を譲ってもらうか、借りれば良いってことね」

ボナペティ「もしくはくすねたり強奪したりするかですね」

ウルスラ「その方法は……あまり取りたくありませんね…」


ウルスラ(流石に力ずくで取り上げるとなると悪目立ちが過ぎますし、出来れば穏便な手段で許可証を手に入れられると良いのですが)

ウルスラ「して…その人物とはいったいどなたなのでしょうか?」



ボナペティ「この国を牛耳る王様【オーナー】と呼ばれる男だよ」


マーラ国の王、オーナーと呼ばれる男(悪役)
↓1から↓3の間で募集

【名前】
【性別】男性で固定
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足や生い立ち
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/31(月) 01:11:42.52 ID:m4JXQ6StO
【名前】ダーンコ
【性別】男性
【年齢】43
【見た目】恰幅の良い、常に人の良さそうな笑顔を絶やさない中年男性。頭はやや禿げかかっており常に身なりの良いスーツ姿
【性格】礼儀正しく物腰柔らかだが、その実は女を牝奴隷や孕み袋、商品としか思っていない外道
【その他】マーラ国を治めるオーナー。国のありとあらゆる店に網を張り巡らせている。
常に部下達に良い女の情報を集めさせており、狙った獲物はじわじわと追い詰めて確実に堕とす。
規格外の巨根と絶倫の精力、そして女を堕とすあらゆる術をマスターしている
しかし彼の調教を受けた女はそのほとんどが耐えられずに壊れて孕み袋になってしまうために普段は調教を部下に任せている
だが余程気に入った女はそのリスクを度外視してでも自らの手で調教し手元に置こうとする
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/31(月) 01:14:38.06 ID:Zcn5FVIFo
【名前】リンガル
【性別】男性で固定
【年齢】44
【見た目】茶髪のオールバックに結構鍛えられた肢体。ナニは正に槍
【性格】物腰やわらかだが話術に長け、相手が気づかぬ内にこちらの要求を通させることが得意。
【その他】元々は移民。幼い頃より強烈に性をタブー視された教育を受け、この国に流れ着いてから爆発した。男女とも快楽に身を委ねる事こそが至高との思想。その為の才能は凄まじく、マーラ国製のアレな道具、薬の8割は自分が生み出したり開発に関わっている。
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/01/31(月) 01:20:24.98 ID:bIgMdVyLO
【名前】シュタイナー
【性別】男性
【年齢】 33
【見た目】見た目は柔和な優男で美しい白銀の長髪をうなじ辺りで纏めている。格好も黒のタキシードなどを愛用し身嗜みは欠かさない
しかしその見た目に反して肉体は鍛え抜かれ、下半身のブツも非常に凶悪な代物
【性格】表向きは紳士。内面は性欲のバケモノであり、狙った相手は絶対に逃さない執念深さも備える
【その他】見た目からは想像もつかない、国の支配者
鍛え抜かれた身体と技もさる事ながら、駆け引きについても頭が回る
四六時中性交かそれに関する何かを考えており、昂ると男でもやりかねない性豪
気に入った女性は手元に置き生涯愛で続ける愛の深さもあるが、逆に気に入らない女性の末路は凄惨の一言につきる
各国に彼に心酔する信者がおり密偵のようなことをしているというがその真偽は不明
442 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/04(金) 12:47:51.18 ID:cmyhH5rDO
間が開いてしまってすみません。
敵役の安価は>>439でいかせて頂きます。

それと今日は15~16時の間ぐらいから再開致します。
443 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/04(金) 15:28:58.18 ID:9AmHD4Rgo


????「ふむ、それでアナタ達はみすみす上玉の商品を逃してしまったという訳ですか」

悪漢a「す、すみません……ダーンコ様、思わぬ邪魔が入りまして…」


屋敷の広間にてミリアを誘拐しようとした男達が跪いている。男達の前には物腰の柔らかそうなスーツの男性がいた。


彼の名はダーンコ。
このマーラ国の王とも呼べる存在、通称【オーナー】と呼ばれる男だ。


ダーンコ「まぁ元よりアナタ達にはそこまで期待はしてないですがねぇ。しかし契約を守れないようなら……今なら穴を欲しがってるお客様もいますし、そちらに回してもワタシは構いませんがねぇ」

悪漢b「ひっ…!!そ、それだけはご勘弁を!!」

ダーンコ「なら分かりますよね?処女というものは貴重なものでしてねぇ、"使い回し"は出来なくもないですがやはりお客様は新鮮なものを常にご所望しているわけですよ」

ダーンコ「その上玉2名がこの国を出る前にとっとと連れてくるのです。分かりましたね…?」

悪漢c「は、はいぃぃぃ!!失礼しました!!」


昼間にミリアを襲った悪漢達は何故かお尻を抑えながら逃げるように屋敷から出ていく。

残った恰幅の良い男は廊下の隅にある花瓶の裏……そこにある小さな穴から部屋を覗き見る。
444 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/04(金) 15:58:00.31 ID:9AmHD4Rgo


部屋の中には大きなベッドが二つほど並べられており、燭台の微かな光がお香の煙を怪しく照し映していた。

そしてベッドの上にはそれぞれ二組の男女がいる。

年端も行かない未成熟な体つきの女の子は男に組み敷かれており、もう片方は逆に成熟した大人の女性で肉体の火照りが収まらぬ様相であった。


少女『い、いやぁ!!やめて…やめてください!!』

男1『ぐへへ…そうはいかんよ嬢ちゃん、君にはたかーいお金を払っているからね、ほぉら……これが君の初めてを奪うちんぽですよぉー?』

少女『ヒッ!!?い、いや…お願いします!!それだけは…それ以外なら何でもしますから!!許してくださ…あ"っ』ビクッ

男1『それじゃあ……若い生娘の初物まんこ、頂き……ますッ!!!』ズンッ


ぶちぃッ


少女『あがっ!!?ぎ、ひぃいいいいッ!!い"ッいたい!!お股、おまた裂けちゃうゥゥゥ!?!!!』

男1『おほぉ!やはり処女は悲鳴を聞きながら散らすのが良いね良いねぇ!!』グチャッグチャッ




男2『やれやれ、品のない方達だ…貴女はあんな獣達とは違いますよね?』

女性『はい……私めのご準備は出来ておられます、どうか…貴方様のおちんちんで、私の処女を散らしてください…♥』クパァ

男2『ふふ、では行きますよ…!!』ググッ


ぐにゅ……ぶつんっ


女性『い"ッ…!?…ふ、ぅううううんんんッ♥』ビクビクンッ

男2『はは……素晴らしい!!この膜を破る感覚!処女なのは確かなのにこの乱れ様!花散館の調教は最高だ!!これでは財布のヒモも緩むというものだよ…!!』ズンッズンッ

女性『は、はいぃぃ…!私は、処女膜を破られて感じる変態なんですぅ♥だ、だからお願い…もっと、もっと突いてぇ〜!!!』


二つのベッドのシーツの上にぱたぱたと破瓜の鮮血が滴り落ちていく。
苦痛と快楽の二重奏が部屋中に奏でられていき、彼女らの声の音色が止むのにはまだまだ時間がかかりそうであった。
445 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/04(金) 16:12:46.29 ID:7htm7eUDO

ダーンコ(ふむ、彼女は念入りに調教したからねぇ。破瓜の痛みをも快楽にすり代わっているみたいだ……彼女は長持ちするだろう)

ダーンコ(そしてあちらの少女はあえて軽めの調教しかさせていないのが功を奏したみたいだ、お客様も大変喜ばれておられる。しかし……おそらく数度使い回したら壊れるでしょうねぇ、残念残念)


部屋の様子を伺った後、ダーンコは覗き穴から離れて今後のビジネスについて思索にふける。


ダーンコ(最近は処女の流通も少ないので何とか変化を付けたいですねぇ、彼らがキチンと仕事をしてくれるのであれば助かるのですが…)

ダーンコ(人は欲に流されやすい生き物だ…それが一生に一度しか手に入らないものとなると目の色を変えて食いついてくる……くくっ)

ダーンコ(とはいえ"処女の使い回し"は商品の寿命を短くしてしまう……帝国の戦争が終わればまた流通ルートが開拓できるだろう)


ダーンコ(とりあえずは目先の商品……金髪の二つ結びの少女、黒髪のポニーテールの女。どちらかは仕入れておかないといけませんねぇ)ニタリッ


目先の利益に思わずダーンコは人の良さそうな笑みを崩し、欲にまみれた邪悪な笑みを浮かべるのだった。

446 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/04(金) 16:25:17.84 ID:7htm7eUDO



ミリア「……はぁ」

ウルスラ「大丈夫ですか、ミリア様?」

ミリア「うん平気、でも参ったなぁ。肝心のオーナー……ダーンコさんだっけ?会える方法が無さそうなのは困ったね」

ウルスラ「そう、ですね…」


ミリア達はボナペティとの昼食を終えた後、部屋に戻っていた。
ボナペティからこの国の【オーナー】ダーンコについて教えてもらった、しかし多忙を極める彼は人前には滅多に姿を現す事は滅多に無いらしい。

そしてウルスラはミリアには内緒でボナペティにダーンコ自身についても情報を聞いていた。
そこには口に出すのもおぞましき彼の悪行を聞かされたのだった。


ウルスラ(奴隷商からの買い取りだけでなく、自らも女性の旅行者や冒険者を拉致して娼館にして労働させるだと…?)

ウルスラ(外道が…!!!)ギリッ

ミリア「けどボナペティさんが色々とオーナーと接触する方法を調べてくれるみたいで助かったね」


あの後、ミリア達はボナペティに情報料として城から持ち出した僅かな金品を差し出そうとしたがボナペティは断ったようだ。



ボナペティ『初回はサービスという事で今日のお昼ご飯代だけで結構ですよ、ただし次からは情報に応じた報酬を頂きますがね』

ボナペティ『一応こちらでもダーンコ氏と接触できないか調べてみますんで、その時はよろしくお願いしますよ?』



ウルスラ「ええ、何か進展があればこちらに来てくれるみたいですね…」

ウルスラ(しかし私たちの事情にあまり他者を介入させるのは望ましいことではないですよね……やはり待っているだけでなく私も調べてみた方が良いのだろうか?)


もうじき夜の帳が降り、この国が活発になる時間がやって来る。
先日は下層の方で情報を集めていたがより上の階層で調べた方が良いのかもしれない。

しかしミリアを置いて外出するのはまたミリアが独断行動に移る可能性もあるという懸念もある。


この後のウルスラの行動を決めます。
↓1から先に3票入ったルートに入ります。

@ 中層に行きダーンコの情報を集めに行く(ウルスラ捕縛ルート)
A 大人しく宿屋でボナペティを待つ(ミリア捕縛ルート)
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/04(金) 16:28:54.59 ID:6o6WD5WcO
2
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/04(金) 16:30:00.89 ID:jTxIxDQG0
2
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/04(金) 16:38:12.27 ID:+lAZl4W/O
早く進めたいし2で
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 17:09:22.02 ID:VLhfiFPNO
本編こんなに放置されるんだったら妹サイドいらんわ……
とっとと二人とも捕まって調教されよう
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 17:56:26.57 ID:zFNzDgq4O
フローリア側が勝って終わってれば良い感じに区切りがついてたと思うんだけどな……やっぱりあの終わり方だと続きが気になっちゃうよな
452 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 18:42:13.97 ID:rUsTvppho
20時ぐらいに再開します。

今回の更新でまた重要な二択を選んで頂く事になりますのでご了承ください。(あと前回のルート選択で385で言っていた選択を迫られるのがミリアの予定からウルスラに変更になりました)
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 18:50:16.65 ID:Sfv4u0uSo
了解
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 18:57:38.15 ID:dTejd4HHO
ミリアサイドは「時間逆行の神器がないとこうなっちゃうんすよ」ってのを見せる意味合いがあるんじゃないかな〜と勝手に予想してる
455 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 20:06:07.90 ID:rUsTvppho
再開していきますー。
456 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 20:13:46.30 ID:rUsTvppho

ウルスラが迷っているとミリアから提案が出る。


ミリア「ねぇウルスラ、今日はあまり外に出ない方が良いんじゃないかな?」

ウルスラ「え?」

ミリア「上の階層に行くつもりなんだよね?でもさっきは私が襲われたからあそこは夜になったらきっともっと危ない所になるんでしょ?」

ミリア「そんな所にウルスラを一人で行かせるのはやっぱり駄目!ウルスラがそれでも行くっていうなら私も付き合うからね!……それが嫌なら今日のところは大人しくボナペティさんを待とう?」

ウルスラ「……ミリア様」


人の上に立つ身であられながら気がつけば臣下の心配や気遣いをしたり。
つくづくこのお姫様は王族らしくないと、いけないと思いつつもそう思う他無かった。

騎士としては失格なのかもしれない、それでもウルスラはミリアの優しさに触れられるを嬉しく思った。


ウルスラ「……そうですね、少しは息抜きをしないと普段通りの動きができないぞ!ってクロウス先輩も言ってました」
457 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 20:33:04.44 ID:rUsTvppho

ミリア「ウルスラがにやけてる!クロウスの話になるとウルスラは分かりやすいわねー」

ウルスラ「ふぇっ!?ち、違いますよ!?///私はただ先輩の言っていた通りだなって考えてただけで……!」

ミリア「またまたぁ〜、ウルスラって自分では気づいてないと思うけどクロウスと喋るときはいっつも目ぇキラキラしてるし頬っぺたも赤くなってよー?」ニヤニヤ

ウルスラ「あぁもう!からかわないでくださいミリア様!!///」

ミリア「えっへへーごめんごめん!」


きっとミリア自身も本当は不安で一杯なのだろう。
それでもそんな不安を表に出さないで明るく勤めようとするこのお姫様の側にいて護ることがウルスラにとって騎士としての誓いなのだ。


ウルスラ(そんな事も忘れかけていたなんて……やっぱり私はまだまだ未熟者ですね)

ミリア「……あっ、そういえばここにもう少しだけ滞在したいって事を宿の人に伝えなきゃいけないね」

ウルスラ「そうですね……ならば私から今伝えにいきましょう。後でまとめて宿泊費を払うことも言わなくてはいけませんね」

ミリア「うん、よろしくね!」


ウルスラは宿屋の主人に宿泊の期間を少し延長するように伝えに行った。

部屋に残されたミリアはおんぼろのベッドに横たわりながら家族や臣下達はどうしているのかと考えていく。


ミリア(お父様やお母様は無事なのかな……それにお姉さまは今は何処にいるんだろう…?)

ミリア(お姉さまにはクロウスが付いているからきっと大丈夫だよね…?城のメイドや大臣達もきっと無事だよね?)


一人になった途端不安がぐるぐると頭の中でループしていく、純粋で活発なミリアと言えども一人の女の子に過ぎない。

本来なら両親やフローリアにべったり甘えている彼女も王族としての義務感から無理やり自分を奮い立たせているだけだ。




ガラッ


ミリア(大丈夫……大丈夫よ、きっと聖河にいけば、お姉さまもきっと居る…)

 
そしてミリアは気がつかなかった。


悪漢a「………へへへ」


目を閉じて考え事をしている間に窓から入ってきた侵入者の存在に………。

458 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 20:40:56.33 ID:rUsTvppho


ウルスラ(ふぅ、すぐに終わると思ってましたが中々解放されませんでした…)


ウルスラは宿屋の主人に宿泊の延長を申し出たのだが、宿屋の主人は他の客の予約がどうだの本当に払えるのかだと難癖をつけてきて思わぬ時間を食ってしまった。

結局金さえ払ってもらえるのならと承諾し、ウルスラは自分達の部屋に戻る。

そして宿泊部屋のドアを開けると部屋には先程まで笑いながら語り合った守るべき存在、ミリアの姿はどこにもいなかった。


ウルスラ「なっ!?み、ミリア様!?何処に居られるのですか!?ミリア様!!」


部屋の中の荷物などは無くなっておらず、部屋の中も特に荒れた様子はなかった。

しかしミリアが寝転がっていたシーツが少ししわくちゃになっていた事。
先程まで開いていなかった窓が開いておりカーテンが風で揺らめいてる事。

そして昼間にミリアが悪漢達に襲われていた事。

これらの要因からウルスラは昼間ミリアを襲った男たちがミリアを誘拐したのではと判断した。


ウルスラ(くそっ!しくじりました…!ついさっき側にて護る事を決めたばかりなのに…!!)

ウルスラ(それにしても私が下に降りてから上がってくるまでの間に連れ去ったのなら余りにも手際が良すぎる!!私たちの居場所を知っているのもおかしい…)


ウルスラはまた考え込みそうになったが今はそれどころじゃないと、剣とローブを装備して宿の外へと出る。

街には夜の時間がやってきたぞと鐘楼の音が響いた。
459 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 21:08:56.32 ID:rUsTvppho

ウルスラ(賊がどれだけの人数居るのかは知りませんがそこまで遠くへは行ってはいないはず……直ぐに見つけ出さなければ…!!!)

ボナペティ「おっと……!?どうなされたんですか、そんなに急いで」

ウルスラ「……っ、ボナペティ殿…!」


ウルスラ(そういえばボナペティ殿は私たちの宿泊場所を知っている……もしや!!)


ウルスラは即座に剣を抜きボナペティの首に刃を当てる。
少しでも動けばボナペティの頸動脈から血飛沫が飛ぶだろう。


ボナペティ「わわっ、ホントにどうしたんですか!?」

ウルスラ「単刀直入に聞く!!昼間の悪漢に私たちの宿泊場所の情報を売ったのは貴殿か!?」

ボナペティ「昼間の……?」


ボナペティは何かを察したのか少し考えたのちに口を開いた。


ボナペティ「それはあっしじゃありませんよ、無論証拠はありませんから信じてくれとしか言えませんが…」

ウルスラ「……そうか、すまない。焦りすぎてたみたいだ…」

ボナペティ「その感じだとお嬢様の方に何かあったようですが何が起きたんですか?」

ウルスラ「……実は」
460 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 21:24:50.98 ID:rUsTvppho

剣を納めたウルスラは一人だと探しきれないと判断し、ボナペティに先程までの経緯を話した。

するとボナペティは顎に口を当てながら何故ウルスラ達の場所が漏れたのか答えを言う。


ボナペティ「おそらく貴女方の居場所を漏らしたのは宿屋の主人でしょうね」

ウルスラ「なっ…!?」

ボナペティ「この街は一見して殆どの店がバラバラに営業しているように見えて裏ではオーナー主導の元に外から来た人間の情報を掴むために網が張り巡らされているのでしょう」

ボナペティ「金品か女かは知りませんが…それと引き換えに宿屋の主人は貴女たちの情報を売ったのでしょうね」

ウルスラ「……まさか、不必要に私に絡んで来てたのも誘拐までの時間を稼ぐため…?」


ウルスラは自分達が知らぬ間に蜘蛛の糸で絡め捕られていた事実に戦慄が走る。

認識が甘かったのだ。国の当主だけでなく、このマーラ国の国民の殆どが犯罪を容認しているグルだという事にようやく気がついた。

青冷めた表情を浮かべながらウルスラは覚束無い足取りで動き出す。


ウルスラ「は、早く……早く姫様を見つけなければ…!!」フラッ

ボナペティ「まぁ待ってください、闇雲に探した所で無駄に時間を浪費するだけですぜ」

ウルスラ「しかし一刻も早く見つけ出さなければ何をさせられるか…!!」

ボナペティ「あっしならアイツらが何処に行ったか分かりますよ」
461 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 21:26:10.95 ID:rUsTvppho

ウルスラ「……!本当ですか!?」

ボナペティ「ええ、あの悪漢達がどこの誰に雇われているかは分かってますんで大体の目星は付きましたよ」

ウルスラ「ならその場所を…!!」

ボナペティ「ここでクエスチョン、あっしは情報を売ることを生業としている男です」

ボナペティ「そして貴女は今あっしの持っている情報を欲しがっています……ここまで言えば分かりますね?」


ボナペティは維持の悪そうな笑みを浮かべてウルスラに詰め寄る。
ウルスラもボナペティの意図に気付き、悔しそうな表情をした。


ウルスラ「……この状況で商談ですか、貴方は意外と卑怯な人だったのですね」

ボナペティ「何も不思議な話では無いでしょう?ビジネスと言うのはすべき時にしなければ直ぐに流れてしまうものですから」フッ

ウルスラ(……正直言ってこの先の事を考えるとお金が無くなるのは手痛いですが、ミリア様を救うためならば幾どのような犠牲でも構わない!!)ギュッ

ウルスラ「分かりました、いったい幾ら払えば良いのですか?」

ボナペティ「いえ、対価は金品じゃなくて結構ですよ……それ以外に欲しいものがございまして」

ウルスラ「お金意外に…?」

ボナペティ「ええ、あっしが貴方に求めるものはただ一つです……」スッ


身体と身体がくっつくぐらいの距離まで近づく、ウルスラからは見えなかったがその時のボナペティの表情は獲物を狙う鷹のように鋭い目付きであった。

ゆっくりとウルスラの耳にかかる髪をかき上げ、小さな声で囁く。








ボナペティ「貴女を抱かせてください…………ウルスラ様」


462 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 21:31:20.97 ID:rUsTvppho

ウルスラ「ッ!!?!?」ザッ!!!


一瞬で距離を離し、一度は納めた剣に再び手をかける。
恐怖と動揺でウルスラの息は荒く手つきは震えている。


ウルスラ(馬鹿な…ッ!!この男はいったい何を言って……いや!そもそも私たちはこの男に本名は名乗っていない筈だ!?)


ボナペティ「若干17歳にしてミクトラム王国の姉妹姫の片割れ、ミリア姫の護衛騎士を務めることになった異例の天才剣士。その凛とした雰囲気と立ち振舞いに憧れる人は男女問わず多くいるとか…」

ウルスラ「貴方は……初めから知っていたのですね!私たちがミクトラムから逃げてきた姫と騎士だということに…!!」

ボナペティ「つい最近、ミクトラム王国がラジル帝国に敗れて占領された事は既に周辺諸国の耳に届いていますからねぇ。それと王族の情報なんかは目立つ分結構広く知れ渡っています」

ボナペティ「それらの判断材料があれば貴女方がミクトラムからの亡命者だという事は簡単に推理できるのですよ」

ウルスラ「……っ!だ、だとしても……!!情報の対価がなぜこの私をだっ、抱くという事になるのですか…!!///ふざけないでください!」

ボナペティ「言ったでしょう?貴女に憧れる人は多くいると、かく言う私もウルスラ様の事は気に入っておられましてね」ニコッ

ウルスラ「んなっ…!///」

463 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 21:39:12.65 ID:rUsTvppho

ボナペティ「それにふざけてなんかもいませんよ、今貴女は大切な護るべき存在を見失っている状態です。このままですと貴女はミリア姫を見失ってしまい探すのも時間がかかるでしょうね」

ボナペティ「もし貴女が私の情報を買うのならばミリア姫を拉致した者の居場所。そこに到るまでの近道なんかも教えて上げますし、なんなら今後貴女がたに関する情報を誰にも売らない…というサービスも付けましょうか」

ボナペティ「さぁ決めてください、時間はあまり有りませんよ…?」

ウルスラ「…………っ!!!」


目の前の男の言うことに吐き気を感じる。
結局のところ人の弱味を握って自分の有利に進めようとしている所はこの街のクズな人間たちと変わりはない。

しかし言っている事は残酷なまでに真実だ。
適当に探し回っても今夜中に見つけられるほど小さな街ではない。

そして自分の第六感がこの誘いを断ればミリアがおぞましい目に会うだろうということを必死に伝えてくる。


………しかし、そんな彼女を迷わせる要素が一つだけあった。


ウルスラ(………クロウス、先輩…!)


仄かに抱き続けてきた恋心。凛として騎士になるための鍛練を続けてきた彼女を支えてくれた尊敬すべき上司兼師匠の存在。

時に厳しい訓練の前に折れそうになった事もある、しかしそんな彼女を勇気付けてくれた暖かい手のひらの熱を思い出す度に頑張ろう、褒められたい、側に居たいという気持ちも湧いてくる。

初めては好きな人に捧げたいという乙女チックな事も考えていた。


ウルスラ「わ、わたしは……」

そんな恋慕の情がここにきて大切な人を護るのに大きな足枷となってしまった。





──────[二度と戻らない分かれ道]──────


ウルスラはミリアを救い出す為に一人でマーラの街中を駆け回り探し出すか、ボナペティから情報を買って最短ルートでミリアを見つけるかの二択を迫られています。


情報を買わない場合、ミリアを見つけ出すのに朝まで時間が経ってしまい手遅れになってしまいます。見つけ出すあ間にミリアはダーンコの魔の手にかかり陵辱され処女を失ってしまいます。(陵辱えっち)


情報を買う場合はボナペティの宿泊先にてウルスラはボナペティに自らを売って処女を捧げてしまいますが、代わりにミリアの救出には間に合います。(NTRえっち)


そしてえっちシーンを見る方に選ばれてしまったキャラは今後、クロウス達と合流してもクロウスとのフラグが成立しなくなってしまいます。



ウルスラの決断を決めます。
本日の23時から15分間の間に自らを売るか、それとも単独で探すかを選んで頂きます。
どちらかの選択肢を書いていただいて多い方のルートへと進みます。

どちらを選ぶにせよ、ご協力して頂ければ幸いです。

464 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 21:48:23.22 ID:Sfv4u0uSo
たんおつ
やっぱり不可逆選択肢かぁきつい…悩む……
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 21:56:08.85 ID:9h6+JqcgO
たんおつ
情報をとる場合クロウスとのフラグが立たなくなるが、とらない場合もわだかまりができるだろうし迷う
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 21:58:26.59 ID:wbOHaoOoO
従者が取るべき行動は……まぁ抱かれる事なんだろうけど。そんなことしてる時間すら惜しい!って提案を突っぱねるのも話の流れとして筋は通るなぁ
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:00:53.87 ID:Sfv4u0uSo
悩んだ結果股間に従うわ
自分を売る
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:01:23.97 ID:/1ePa2WFO
情報を売らない
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:02:21.13 ID:7PbdzCDc0
自分を売る
を選びます
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:02:45.02 ID:wbOHaoOoO
単独で探しに行く
NTRに近いものなら合流時にクロウスが既に恋人作ってましたみたいな展開の方が衝撃でかそう()
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:05:41.57 ID:KICKMjlw0
単独で探しにいくルートに1票をお願いします
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:07:40.87 ID:/1ePa2WFO
間違えた
情報を買わないで
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 23:08:39.89 ID:8hY4Nb3iO
情報を買わない

自分も該当する手前言い辛いけどこういうのって単発回避してからやった方が良くね?次からでも
474 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/06(日) 23:59:05.98 ID:rUsTvppho
今回は情報を買う2票、情報を買わない4票でダーンコによるミリアのわからせ陵辱調教(処女喪失)でいきたいと思います。


余談ですがフローリアとミリアは姉妹で仲も良いですが色々と逆なイメージで書いていて、繊細そうで精神面が意外と強いのがフローリア。
元気で明るいがそこまで実はメンタルが強くないのがミリアな感じにするつもりです。

要するにミリアのえっちシーンはこれから頑張って書きますので今回はここまでです。
それではまた。
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/07(月) 00:14:23.83 ID:HHewr/DQo
おつおつです
ミリアちゃんこわれる
なんてことだ……もう助からないゾ
476 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 14:46:09.57 ID:JlK85MRiO
お待たせしました。本日の18時頃にミリアの陵辱えっちシーンを投下します。

書きたいことを書いていたら過去最長の長さになってしまいました…申し訳ないです。
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 14:50:30.40 ID:7ZXEB+goO
全裸待機
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 14:52:29.12 ID:jWvFYe83O
それでメインパート疎かになるのもなぁ……
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 14:55:10.45 ID:PH7W1N9a0
多分次の投下がミリア編最後でしょ? ラストに力入れるのはおかしな事じゃない
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 14:56:20.23 ID:Ubun5B3oo
仕事じゃないんだから1のペースで書きたいように書いていいでしょ
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 15:11:06.95 ID:YK2sDnEKO
いいのよ
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 16:22:30.96 ID:Mc8CcTprO
スレタイを考えればミリア&ウルスラも『亡国の姫と従者』だから長くてもなんら問題ない
むしろRスレなんだからエロには存分に力入れてくれてええんやで
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 17:57:29.49 ID:OL5BFlbF0
キャラは良いけど舞台の方があまり好きになれんかったかなあ。最初から酷い目に遭うのがわかりきってるような国だし……

それでも細かい世界観の描写がちゃんとしてたからつまらなくはなかったよ
484 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:20:51.66 ID:F2QG5a+Bo
再開していきます。陵辱シーン投下後は少し間を開けるかもしれません。
485 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:22:15.66 ID:F2QG5a+Bo

ウルスラ「………っ、馬鹿に…しないでください…!!」


ウルスラは踵を返してボナペティに背を向ける。
それが商談には乗らないという彼女の答えであった。


ボナペティ「ありゃ……本当に良いんですか? どうなっても知りませんよ?」

ウルスラ「………貴方には関係ありません、姫様は必ず私が見つけ出します」


そのまま剣を握り、ウルスラはマーラの夜の闇へと消えていった。

震える声色だけで表情は伺えなかったが、彼女が内心では怒りと迷いの中で必死に絞り出した答えなのだけは理解した。


ボナペティ「……やれやれ、フラれてしまいましたか」

ボナペティ「どうなっても知りませんよ………本当に、どうなっても、ね」

486 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:30:49.37 ID:F2QG5a+Bo


ミリア「………んっ、く………」

ミリア(なに……ここ? 私は……さっきまで宿屋に居た筈じゃ…)

ミリア(………いや、違う…!そうだ、部屋で考え事をしていたらさっきの男たちが部屋に忍び込んで来て…何かを嗅がれたんだけど急に眠くなって…!)


目が覚めたミリアは周囲を見渡す。
石ブロックで出来た部屋の内壁に微かな燭台の灯りが部屋の中を照らしている。
出入口の扉と天井から垂らされているロープ以外は何も見当たらない。

そして自分が座り込んでる所は先程までの自分が寝転がっていた安宿のぼろベッドとは雲泥の差とも言えるほどの高級なダブルベッドの上であった。

そして灯りの奥の薄暗い闇の中から一人の男が現れる。


ダーンコ「おやおや、予想よりもお早いお目覚めでしたねぇ」

ミリア「あ、あなたはいったい誰……ふぅっ!?」ビクッ


ベッドから起きあがろうとしたミリアであったが全身に痺れるような感覚が走り思うように身体が動かなかった。


ダーンコ「無理はなさらない方が良い、貴女に嗅がせた睡眠薬には身体を麻痺させる効能も含まれているのです」

ダーンコ「申し遅れました、ワタシの名はダーンコ。このマーラ国でオーナーと呼ばれている者です」ペコリ

ミリア「あなたが…この国のオーナー…?」
487 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:35:44.31 ID:F2QG5a+Bo


まさかどうやって会うべきか悩んでいた男が目の前に現れるとは思ってもいなかった。
しかしこの状況からしてミリアはまともな話し合いができる様な状況では無さそうだという事には気づいている。

一見紳士的な笑いを浮かべているこのハゲかかっている男が近づいてくる。


ダーンコ「噂はかねがね聞いていたのですよ。この国に麗しい美女がお二人も来ていたという……ふっふっふ、実に美しい髪と身体をお持ちだ、これは期待できる」


ダーンコはベッドに上がってきてウルスラの髪をさらりと手のひらで愛でていく。
その姿にミリアはぞわりと生理的に悪寒が走り動かない身体で抵抗する。


ミリア「い、や…!近づかないで……!!」

ダーンコ「ふぅーむ、見た感じ15、6歳程度ながら健康的でとても良い肉付きをしておられる」

ミリア「や、やめて…気持ち悪いから!!離して…」


スパァンッ!!


ミリア「…ッあぁ!?」バタリ


突然頬をひっ叩かれ、なす統べなく再びベッドに倒れ込む。突然の出来事に何がなんだか分からずミリアは震えるしかなかった。
そしてダーンコは相変わらず優しげな笑みを崩さないまま叩いた手をハンカチで拭く。


ダーンコ「いけませんねぇ、これから商品になるものが口答えなんてね」

ミリア「しょ、しょうひん……?」

ダーンコ「そうです。ここはマーラの頂点にある花散館の鐘楼塔にある調教部屋……私の職場と言った所でしょうか」

ダーンコ「貴女はこれから私の娼館の娼婦としての訓練を受けるのです」

ミリア「ちょ、調教?…娼婦?」

ダーンコ「ふふ、ですがその前にまずは検品作業をしなくてはいけませんね?」

ミリア「い、いや!何をするの!?やめて!!」


ダーンコはミリアの衣服を無理やり脱がしにかかる。
当然ミリアは抵抗するが麻痺した身体ではぐねぐねと身体を捩る程度のことしかできなかった。

やがてダーンコは下着をも取り去りミリアの下半身がダーンコの目の前に露出される。
488 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:37:38.88 ID:F2QG5a+Bo

ミリア「やぁっ……///は、恥ずかしい…!!///」

ダーンコ「ふふ、売り場に出す前にまずは処女膜の確認をしなくてはいけませんからねぇ」


ダーンコはミリアの汚れ一つ無い秘裂に人差し指をかける。
しかしぴっちりと閉じられた入り口は侵入者を拒むように入りづらくなっている。仕方なくダーンコは秘裂をなぞるようにして刺激を与えるがミリアはくすぐったそうな声を上げる。


ダーンコ(ふぅーむ……この感じは…?)

ミリア「はひっ…ひゃ!う、うう〜…こんなことをして何になるって言うのよ…///」

ダーンコ「……一つお尋ねしますが、貴女はここを一人で弄った経験はお有りですか?」

ミリア「な、なんでおしっこの出る所を弄らなくちゃいけないのよ…!そりゃお風呂に入った時とかは洗ってるけど…」

ダーンコ(……こ、この小娘、もしや……)ごくりっ


脳裏によぎった可能性にダーンコは思わず生唾を飲み込む。


ダーンコ「もしやお嬢さん……性交をご存知では無いのですか?」

ミリア「せ、成功…?な、何がなんだか分かんないけど離しなさいよー!///」

ダーンコ(や、やはり…!?こやつ既に初潮を終えていても可笑しくない年頃なのに、性知識というものを何も知らないのか!?)


ミリアもまたフローリア同様、王に過保護なまでに大切に育てられてきた。

そしてその弊害として彼女もまた性行為及びそれらにおける性知識というものを全く備えておらず、実際いまこうしてダーンコに行われている愛撫さえその意味や意図が全く解らないでいる。

489 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:44:21.92 ID:F2QG5a+Bo

ダーンコ(これは何という僥倖……!!この娘を上手く調教すれば今までで最高額の売値に……いや、違う…)

ダーンコ(このような激レア中の激レアの生娘……ワタシ自身で教育したい…!!この娘の初めてをワタシ自身の手で散らしたくなってきおったわ!!)スゥッ

ミリア(……っ?やめて、くれた…?)


ダーンコはミリアから退くと部屋の一角に垂らされているロープに手をかける。
そして掴んだロープを勢いよく引いた。

その瞬間、部屋の中に夜の合図を知らせるこの街の鐘の音が響く。







きゅんッ♥

ミリア「ーー〜〜〜ふぁっ♥!?」ビクンッ


鐘の音を聞いた瞬間、ミリアの下腹部に感じたことの無い疼きが走った。



ミリア(な、なに今の……っ、お腹の奥が……切なくなるような…)

ダーンコ「この部屋は鐘楼塔の鐘が吊り下げられてる場所の丁度真下に造られておりましてね、この引き綱は引っ張ると塔の天辺にある鐘が鳴るようになっているのですよ」クイッ


ゴオォーーーンッ…


ミリア「ひっ…!あ、は、あぁ?!あっ♥」ビクッ

ミリア(な、なんで…?ただ鐘の音を聞いただけなのに……身体が…熱いよ…!///)

ダーンコ「この鐘楼には不思議な力が込められていましてね……この鐘の音を聞いた者は己の意思とは関係なく性欲による発情を促されるのです、まぁ貴女は理解できないでしょうが」




────神器【魔淫の鐘楼】


その鐘の音を聞いた者は強制的に性欲を増幅させられる。
非常にシンプルな効果だが、至近距離で聴いてしまうと脳から発せられる強烈な快楽信号によりどんなに強靭な精神力を持つ者でもその場で身悶えてしまうといわれる。

ダーンコはこの鐘の力を利用してなるべく音が広く届く山の上にこの鐘楼を設置し、誰に気づかれる事もなく街全体に淫らになる呪いをかけ続けていた。

そうすることでマーラという国全体が売春や娼館といった商いを国全体に行き届かせていったのだ。


しかし、ダーンコ自身はこの鐘自体が【神器】という非常に希少な物体である事は理解していない…。

490 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:46:27.23 ID:F2QG5a+Bo

ダーンコ「とはいえ効果範囲はあまり広くはなくてね。街の下に行けば行くほど効力は落ちていきますが、この調教部屋は最も鐘に近い場所ゆえに最高の効力を得られるのです」クチュッ

ミリア「あっ…!///や、っ……こ、これ……私、お漏らし、しちゃってるの…?///」ビクッ


ダーンコの指先が再びミリアの秘裂をなぞる。すると先程まではぴっちりと閉じられていたヴァギナへの入り口が緩んでいき、少しずつ愛液が滲み出てくる。

性知識の乏しいミリアにはその潤滑液の正体が分からずおしっこをお漏らしをしてしまったと勘違いをする。

羞恥心で真っ赤に染まったミリアにダーンコは興奮を半ば隠しながらミリアの秘裂にぼこぼことした指をゆっくりと出し入れしていく。


ちゅぷっ ぬぷっ にゅぷっ…
 にゅるっ ちゅぷっ くちゅっ


ダーンコ「何も恥ずかしがることはありません、これはおしっこなどでは無く肉体の防衛反応の一種です」

ミリア「あ、うう…ひうっ!そ、そう……なの…?あっ、やっ、はぁ…///」

ダーンコ「ええ、そうですとも。少しでも濡らしておかないと大変なことになりますからねぇ、はむっ」

ミリア「ひぃっ!?や、やだ汚い!!やめてぇ!!」

ダーンコ「ふふふ、何とも掴み応えのある大きな乳房でしょう…こちらでもそうとう楽しめそうですね、れろっレロレロッ、ちゅっちゅぱちゅぱっ!」


イボついたダーンコの両手がミリアの豊かな乳房を揉みし抱く、年齢の割りに発育が良く、揉み心地のあるミリアの大きな双丘は弄ばれながら形を変えていく。

そしてぷっくりと自己主張を始めた乳首はダーンコの舌先で転がされ、加えられ、時に甘噛みをしたりとすき放題に蹂躙されていく。
491 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:53:59.36 ID:F2QG5a+Bo


しかし拒絶の言葉とは裏腹にミリアの肢体は徐々に熱を帯びていき、秘裂から滲み出ていた愛液は今や股からお尻にかけてびしょびしょに濡れそぼっていた。


ミリア「ぐすっ…!あうっ…!やっ、だめっ……あんっ!こ、これ……変だよぉ///なんで…なんでこんなに……!あっ、ちくびっ…すごっ…♥あ、はぁあっ!///」ビクッビクンッ

ダーンコ「ちゅるぢゅるっちゅぱっ!れろれろ、じゅるるるッ……ふふふ、どうやらこちらも準備万端……といった所でしょう」クチュッ

ミリア「あっ…はぁ、はぁ…!」

ダーンコ「本来であれば商品として貴女の処女はとっておく予定でしたが…興に乗りました。貴女の処女はこのワタシが貰いましょうか」ヌギッ

ミリア「……ひっ!?」ゾッ


ダーンコのペニスは巨根であった。それを見たミリアは思わず後退りをしようとするが身体の麻痺はまだ抜けていなかった。

ミリアからすればペニスなどただ男性のくっ付いていて老体内の老廃物を排出する器官という認識しかなく、困惑と未知の恐怖に目を背けた。

しかしそんなミリアの髪を鷲掴み、ダーンコはミリアの顔の前に臭うペニスを見せつける。


ダーンコ「よく見なさい!!これが今から貴方の処女を奪うペニスです!!」ブルンッ

ミリア「ひゃうっ!?そ、そんなこと言われても…それに、私の処女を奪うって…私そんなもの持ってない…!」

ダーンコ「ふっふっふ、なら私が教えてあげましょう…」


ダーンコはミリアを押し倒し、身体を足と足の間に入れる。
そして露出したペニスをミリアの秘裂にあてがい……。


ダーンコ「これが処女を奪うという事です!!」グッ



ずにゅにゅ、にゅぶぷっ………ブチィッ!!




ミリア「…イ"っ!?ひ、ひぎィィイイイイっ!!?!?」


ミリアは何も知らぬまま、人生で一度きりのヴァージンを中年のハゲかかった男に散らされてしまった。
492 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 18:58:39.59 ID:F2QG5a+Bo

ミリア(痛い!!痛い痛い痛い!!!なんで!?なんでおちんちんを私の中に入れたの!?こ、これ……凄く痛いよぉおおお!?)

ダーンコ「ぐひっ!ふふふっ……何も知らぬ乙女の処女を散らすのはかくも快感ですねぇ…!!ワタシの巨根を喰いちぎらんとばかりに締め付けて来ますよ!!」

ミリア「なんで……こんな事に…なんでぇ……」グスッ


いままで感じたことの無い苦痛に顔をしかめながら泣きじゃくるミリアにダーンコは顔を寄せる。


ダーンコ「そろそろ教えて差し上げましょうか……これはセックスというものですよ」

ミリア「せっ………くすぅ…?」

ダーンコ「男のちんこを女のまんこに入れて出し入れする行為ですよ、そうやってお互いに昂り合い快楽を得ることができる素晴らしい行いなのです」

ミリア「こ、こんな痛いの…素晴らしくも何ともないわよぉ…!!」

ダーンコ「それは仕方ありませんよ、初めてのセックスというものは女性側にとっては非常に痛みを伴いますからね……ふんっ!」ズンッ

ミリア「ひぎっ!?ひ、ひぎゃあぁぁ!!」


ダーンコは痛がるミリアを尻目に容赦なく抽挿を始めていく。
あまりの激痛にミリア目を見開き、舌を突き出す。呼吸をするのも困難な激しい前後運動を受け息も絶え絶えの様子であった。

そんなミリアを嘲笑うかのように、ダーンコは脂ぎった唇と舌で初めての口づけすらも奪っていく。


ミリア「んぢゅっ!!?///らめっ!んにゅ!!じゅっちゅぷっ!れろちゅる!ぷはっ!あっ!!だめっ///んちゅっちゅっちゅっ、じゅるっ!」

ダーンコ「れろれろっ、ぐちゅるっ、ちゅっ!ぢゅっ…!!ぐふふ…!!素晴らしい……この舌も、乳房も…まんこの具合もとても良い…!!」

ミリア「ぢゅるぢゅちゅっ!ちゅぱっ!はぁ…!!///いや、キス…いやぁ!あかちゃん、赤ちゃんきちゃうからぁ…!!///」

ダーンコ「ぐふふ…もしや貴女、キスをすれば赤ん坊が出来るだなんて思ってないでしょうねぇ?」


ミリア「はぁ…はぁ……えっ?だ、だって……男の人と女の人が口づけをすると、コウノトリが連れてきてくれるって…」

ダーンコ「ふふ、ふははははは!!!」



ずんっ!! ぐちゃっ! ぐちゃっ!!
 じゅぷっ! じゅぷっ! じゅぷっ! じゅぷっ!



ミリア「いぎゃいいっ!?や、やめれぇえ!おくっ、つかないれぇぇえ!?」

 
激しい前後運動にミリアは悲鳴をあげる。
そして息を荒げながらもダーンコは高笑いをやめず、ミリアの胎内に灼熱の奔流を注ぐ。



びゅるっ!! びゅぷびゅくっ!!
 びゅるっ! びゅぷぷっ!! びゅるるっ!!



ミリア「ひ、ひぃ…熱っ!?あ"っ…な、中…なにか…ドクドクって出されてる…」


ずにゅりとミリアの秘裂からダーンコのペニスが抜かれていく。
どろりとした白濁液が破瓜の血と共に流れ出ており、茫然としたまま見つめる他なかった。


493 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 19:02:40.72 ID:F2QG5a+Bo

ミリア「う、うう〜……!なんで、こんなことに…っ…ぐすっ」

ダーンコ「ご心配なさらずとも、キスをした程度では子どもなんて出来ませんよ」

ミリア「ぐすっ……え、ほ…ほんとに…?」

ダーンコ「勿論、そして無知なる貴女にはワタシが正しい性教育というものをしてあげますよ」クイッ


ゴォーーーンッ…

ミリア「あっ"!? へあっ♥」ビクッ


ゴォーーーーンッ…


ミリア「あっ、あっ♥ひぐっ♥も、もう…それ、やめてぇ…♥」ビクッビクンッ


ゴォーーーンッ
ゴォーーーーーンッ…


ミリア「かはっ♥ あ"っ♥い"っ♥ふぁあああァァァッ♥♥///」ビクビクッビクンッ


リズミカルに響く鐘楼の音と共にミリアの肢体も二度、三度と跳ねていく。
やがて一際大きな声と共に身体が跳ね上がると秘裂からぶしっと潮を吹きながら絶頂してしまう。


ミリア「あ、へ……はぁー…はぁー…♥」

ダーンコ「その感覚がイクという事ですよ、女性が赤ちゃんを作る為にはその感覚が重要なのです」

ミリア「い、イ…く……?わたし……イっちゃった……てこと…?」

ダーンコ「ええ……そして」


ずぷっ……じゅぷっにゅりゅっ!


ミリア「ん"ひぃーッ♥!?ま、また…おちんちんっ、入って…♥」


ダーンコはミリアの桃尻を掴むと後ろから再びペニスを挿入する、そして遠慮の無い激しいピストン運動でミリアの身体を容赦なく突き上げていく。
494 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 19:04:33.83 ID:F2QG5a+Bo


じゅぷっ! ずぷっ! ずぷっ! ずぷっ!
 ぱんっ!! ぱんっ!! ぱんっ!! ぱんっ!!


ミリア「お"ひっ!?///あ"っ♥あ"っ♥ い"っ!!にゃ、にゃんでぇ…?おちんちん、突かれて…さっきは、凄く痛かったのにぃ…///」



ぱんっ!!!



ミリア「あ "あ"あ"っ♥す、すご……これ、おちんちん♥すごいぃぃぃいいいっ♥」ギシッギシッ


鐘の力により性への目覚めを促され、激しさの中にも的確に女体の弱点を突くダーンコのペニスはミリアをどんどん快楽の渦へと堕としていった。


ダーンコ「赤子を作るのにはもう一つ必要なものがありましてね…!それは男の精液が必要になるのです!!」パンッパンッ

ミリア「い"ひっ♥あっ♥う"ぁっ♥せ、せー…えきぃ?///」ハァハァ

ダーンコ「男のおちんちんから出る白い体液ですよ、それを貴方のおまんこに注ぎ込む事で赤ん坊が出来るのです。まぁ既に貴方のおまんこにはたっぷりと注がせて貰いましたがね…」ニタァッ

ミリア「しろい……♥たい、えき……………………え?」


ここに来て初めて、ミリアは己がされてきた行為が赤ちゃんを作るための行為である事を知った。

そして先ほど、自分の身体の中に注がれた白い液体を思い出す。





取り返しのつかない行為をしてしまったと、ミリアは絶望の中で自覚した。

495 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 19:06:13.92 ID:F2QG5a+Bo


ミリア「い…イヤぁッ!!!抜いて!!おちんちん抜いてぇぇぇぇ!!!」ブンブン

ダーンコ「……ふんっ!」


ずちゅっ!!ずちゅんっ!!ずちゅっ!!ずちゅんっ!!
ぱぁんッ! ぱぁんッ! ぱぁんッ! ぱぁんッ!


ミリア「ひ、ぎゅうううぅッ♥!?にゃ、にゃんで……なんで、ぎもちいいのぉ♥」ヒクヒクッ


何度目かも分からない自問も直ぐに訪れる快楽の嵐に呑み込まれる。
最早ミリアの肉体はダーンコから与えられる快楽の虜になっていた。

そしてダーンコはミリアの二つ結びの綺麗な金のツインテールを掴み上体を無理やり上側へと起こさせる。

髪を引っ張られる痛みも、口から垂れるよだれすらも気にならなくなるほどの気持ち良さがミリアを支配していく。


ミリア「あぐっ!?いっ♥ぎひっ♥ぃぎ、ぃい♥」

ダーンコ「それは女体が子を孕む用に設計されているからです!!おなごはちんぽを挿入られると子どもを産みたくて仕方なくなるのです!!!」パンッパンッ!

ミリア「ひっ♥いぃッ♥ちがっ…!!わらひ…産みたくない♥おじさんの赤ちゃんッ♥欲しくないもん♥」

ダーンコ「そういう悪い口を言う娘にはお仕置きが必要ですねぇ!!」

496 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 19:09:10.91 ID:F2QG5a+Bo


ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!!
 ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ!
 

じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!
 ずちゅっ!ぐちゅっ!!ずちゅっ!ぐちゅっ!!


ミリア「あ"へぁァァァ♥♥ やだ、やらぁ♥おちんちんっ♥ぱんぱんしないれぇええ♥おしっこのあなに突かないれぇえええッ♥」ビクンッビクンッ

ダーンコ「おしっこの穴だなんて情緒の無い事は言わない!!ここはさっき、ワタシは何と言いましたか!?」

ミリア「は♥へぁ♥あっあ"っ♥…お、おまんこっ♥おまんこだめっ♥おちんちんからせーえき、おまんこに出さないでぇ♥」ビクビクッ

ダーンコ「ふふっ!ぐふふッ!!最高だ!何も知らぬ無知な少女に教え込むこの快感はたまりませんねぇ!まんこの締め付けも素晴らしい!!」パンッパンッ


淫らな言葉を言わされながら秘裂を突かれ続け、既に絶頂の波は何度も来ている。しかし激しさを増すペニスの抽挿に大きな波が押し寄せて来る事を感じていく。

ミリアにはもう快楽に狂う以外の道は存在していなかった。


ダーンコ「はぁ…!はぁ…!さぁイきますよッ!!思いっきりイってしまいなさいっ!!」



ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!! ぱぢゅんっ!!
 ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ ぐっぢゅっ!
 

じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!じゅぽっ!
 ずちゅっ!ぐちゅっ!!ずちゅっ!ぐちゅっ!!



ミリア「イっ♥あ"ンっ♥も、もうらめっ♥イグッ♥おまんこでイ"っちゃうッ♥♥だめっ♥しぬっ♥♥死んじゃうゥゥゥ♥♥♥」ビクビクッ


ミリア(助け…て……おとうさま、おかあ、さま…うるすら……くろうす…)

ミリア(ふろーりあ…お、ねぇ………ちゃん…♥)









どぷっ!!!ドピュびゅぴゅっ!!!どぷ…ドクンッ!!
びゅりびゅぷっ♥ びゅっ♥ びゅくっ♥ びゅぐんっ♥びゅぐんッ♥♥
ビューーーッ♥ びゅくんっ♥ ビューーーッ♥ビューーーッ♥♥♥


ミリア「お"ォっ♥♥お"ひぃイイイ♥♥///いぎゅッ♥♥おまんこッイぎゅウウウゥゥゥ〜〜〜〜〜っっ♥♥♥♥」ビクビクッビクンッ!ビクンッビクンッ!!

497 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 19:13:00.76 ID:F2QG5a+Bo

秘裂とペニスの隙間から入りきらない精液が溢れ出てくる。
それほどの量を胎内に注がれたミリアはガクガクとお尻を跳ねながら連続で絶頂してしまう。


ダーンコ「ぐっ…!……ふぅ!」ビュルッビュッビュッ


十分に膣内射精を堪能したダーンコはペニスを引き抜くと余った精液を呆けたままのミリアの身体にぶっかけていく。


ミリア「あつ"っ…♥♥や、らぁ……せーえき、やらぁ…♥♥あかちゃんも…らめぇ…♥」ビクンッ…ビクンッ

ダーンコ「ぐふふ……気に入りましたよ貴女、このまま商品として出すのには惜しいですね」


ダーンコはベッドの下からケースを取り出していく。
中には様々な調教道具が入っており、どれから使おうかと色々と手に取っていく。


ダーンコ「決めました。貴女は暫くワタシの性奴隷になって頂きましょう」

ダーンコ「心配する必要はありません、子を孕んでしまったら産んで育てるぐらいは許可してあげますよ」

ダーンコ(まぁ飽きたら店に出せば良いだけの話です。処女膜も専門の回復魔術師に頼めば治せますしね……いや、待てよ。いっそ孕んだ後に膜を治して処女懐胎品として出品するのもありですねぇ…!!)

ミリア「あ……ふぁ……ぁ…♥」


下劣なことを考えながら調教道具を手に取りミリアの身体を起こしていく。
肉体の麻痺は幾分か治りかけていたが度重なる絶頂と快楽の支配により体を動かす体力は残されていなかった。

なによりもうミリアにはもうこの男に抗うほどの気力も精神力も無く、ただ自分の下腹部から流れ出ている精液を茫然と見つめながらずるずると引き摺られていく。


やがて次の調教が始まってしまうことを感じたミリアは、快楽を感じる以外の感情をシャットダウンする事にした。

次に目覚めた時に、誰かが助けに来てくれている事を信じて…。

498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/16(水) 19:42:21.28 ID:jUQb7qkYo
おつ
このスレのせいで鬱勃起にめざめちゃうヤバイヤバイ
499 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 23:29:42.10 ID:F2QG5a+Bo

ウルスラ「はぁ……!はぁ…!!」


螺旋状に渦巻く石階段を駆け上がっていく。
立ちはだかって来た兵士は全て斬り捨ててきた。

見通しが甘かったのだ。
片っ端から目撃していそうな人に話を聞いてみても誰もが邪険にしてしたり知らないの一点張りであった。

厄介事にはかかわり合いはしない、ましてやそれが【オーナー】主導の元であれば当然であった。
刃向かえば店ごと潰されたり、報復されるのを恐れているのだ。


結局うろついていた兵士を力尽くで脅してようやく居場所は突き止めたのだが、花散館に乗り込んでからも兵士との連戦に次ぐ連戦を切り抜けてきてようやくここまで来れた。


もう陽が昇るまで後わずかだ、余りにも……余りにもここまで辿り着くのに遅すぎた。


ウルスラ(あぁ…くそっ!くそぉ!こんな所で情報を集めようとした自分が愚かしい!!)

ウルスラ(ミリア様…!!ミリア様!!どうか!どうかご無事でいてください…!!!)


遂に塔の最上階へと到着する、重たい鉄の扉を力を入れてこじ開けていく。


ギイイィィィ…


ウルスラ「ミリアさ…!!!」

ダーンコ「むっ、むぅ…!?何奴じゃ…!?」

ウルスラ「…………ぁ、あああ…」


部屋の中に突撃したウルスラが目にしたのは………。










ミリア「かへ…♥ あ、へぇ……はぁ…♥あ…きもちいいの……きもちいいの…もっとぉ…♥」


全身を痛め付けられ、壁に張り付けられたまま股から大量の精液を滴り落としていき、壊れたように男のペニスをねだる主の姿であった。

500 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 23:38:33.34 ID:F2QG5a+Bo


ウルスラ(…………わたしの、せいだ。わたしがあの時にここに潜伏するって決めたカラ…)

ウルスラ(わたしが……あの時、あの男に抱かれていたら…もっと早くここまでコレタ…)

ウルスラ(わたしが………わたしが…全部……………)







ウルスラ「う"アアアアアアアアアアアアァァァァッッッッッ!!!!!!」ダッ


それは怒りの咆哮か、自己嫌悪からの悲鳴か。

石の床を蹴り砕く勢いで駆けていく、そして握り締めた剣を一切の迷い無くダーンコの腹を一太刀の元に切り裂いていった。


ダーンコ「グッヒギィッッッ!!?」ブシュッ

ウルスラ「ミリア様!!ミリア様!!!ミリアさまっ!!!!」ガチャガチャ


手足の拘束具を外すとミリアは力無くウルスラへとしなだれかかる。
依然として虚ろな表情を浮かべるミリアだったがウルスラの必死の呼び掛けに反応を見せる。


ミリア「は………ぇへ…♥うる……すらぁ…?」

ウルスラ「申し訳ありません!申し訳ありませんミリア様!!助けに来られずに…ごめんなさい!ごめんなさい!!」ダキッ

ミリア「えへへ………いいよぉ、そんなに謝らなくても……ちゃんと来てくれもん…」

ミリア「でも…………ごめんね、わたし…こんなにいっぱい………汚されちゃったぁ……♥」トローン

ウルスラ「っ!!!」ジワッ

501 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 23:52:29.21 ID:F2QG5a+Bo

主を助けられなかった悲しみと己のプライドのせいで救出が遅れてしまった悔しさにウルスラも涙ぐんでしまった。

しかし悲しみは時を止めてはくれない、一刻も早くこの国から出るべくウルスラはミリアに肩を貸して外へと出ようとする。


その背後に立ち上がろうとするダーンコの姿があった。


ダーンコ(ぐふぅ…よくもやってくれたなあの女剣士め……だがしかし、最後に笑うのはこのワタシなのだよ…!!)ユラッ


ダーンコは二人に気づかれぬように鐘楼の引き綱を掴もうとする。


ダーンコ(鐘さえ鳴らせば……あの女どもを纏めて快楽地獄に引きずり降ろしてやれる、この腹の傷の分は高く付きますよ…ぐふふふ!)

ダーンコ(チンコをぶち込むだけでは許しません!穴という穴を犯し尽くして5P、6P専用メニューに入れてくれるわ馬鹿が!)

ダーンコ(さぁ………おしまいです!!!)グイッ


ダーンコは力強く、引き綱を引っ張った。

…………しかし、鐘の音が響くことは無かった。



ダーンコ(…………は?)


何度も引き綱を引っ張るが音が鳴ることは無く、むしろいつも感じる重たいものを引っ張る手応えすら感じなかった。

混乱するダーンコだったがそうこうする間に二人は部屋から出ていってしまった。
502 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/16(水) 23:56:29.59 ID:F2QG5a+Bo

ダーンコ「ば……馬鹿な…ありえん、ありえんぞこんな事は…!!!」フラッ


足取りもおぼつかぬまま二人の後を追おうとする。
しかし彼が部屋の外に出る前に、扉が開いていき誰かが入ってくる。

それは一人ではなく複数人であり、今まで彼の命令で捉えられていた商品……花散館で働かされていた娼婦達だった。


ダーンコ「お、お前たち…!?なぜ牢から出ているんだ…!?兵士は…兵士はどうした!?」

娼婦1「……兵士の方々は皆斬り倒されていましたよ、あの女の騎士様が全て薙ぎ払っておりました」

娼婦2「ついでにあたし達はなんかうさんくさそうな男が牢の鍵を開け放ってくれたのさ」

ダーンコ「き、斬りたお…!?」

ダーンコ(ま、まさかあの女剣士…あの数の兵士を一人で殺ったというのかっ!?)ブルッ

娼婦3「ええ、お陰でこうしてようやく貴方の所にようやく来れたわ…」ギロッ


ダーンコは周りを娼婦の女性に取り囲まれる。その目付きは快楽に溺れ男を誘うような色気のあるものではなく明らかに殺気が込められている視線であった。

そして娼婦達は一様にナイフやら棍棒に加え兵士から奪った槍や剣なども携えていた。


ダーンコ「ま、待て…!!お前たち!!いったい誰のお陰でこの国で生活できていたと思っているんだ!?」

娼婦1「この国で……生活?」ピクッ

娼婦2「きたねー男のチンコを毎日咥えて腰振って股から血ぃ流すのが生活だって言うのか!?」ダンッ

娼婦3「私やこの娘なんて……他の国から拉致されて連れて来られたのよ!?好きでこんな所に来たわけじゃない!!」

少女「……ぐすっ…」オドオド


ダーンコ(あ、ありえない…!ありえない!!あの方から、【あの方】から鐘と!この女を征服させる事のできる精力を授かったというのに…!!なんだこの状況はっ!?)ガタガタ

ダーンコ「ま、待て……話せば分かる…そ、そうだ!!もっと良い部屋も…飯も用意する!!金だって幾らでも出してやる!!だからワタシに近づくな!近づくでない!!!誰か!?助け………」











グワアァァァァァァァァァーーーー…!!!!!!!





503 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:05:50.57 ID:oHhQLIBVo

ミリアとウルスラが館の外に出るとボナペティがひらひらと手を振って待っていた。


ボナペティ「やっ、何とか無事に救出できたみたいですね」

ウルスラ「………無事?どこがだッ!!」グイッ

ボナペティ「おっとっと…あっしのせいにしないでくださいよ!……あの時に商談に乗らなかったからこうなったんですからさ…」ボソッ

ウルスラ「……!」ビクッ


胸ぐらを掴みにかかったウルスラに対してボナペティはミリアに聞こえぬように小さな声で囁く。

主に聞かれたくはないだろう、とまるで圧をかけに行くように。


ウルスラ「…ッ………」パッ

ミリア「ねぇ…ウルスラ……どうかしたの…?」オドッ

ウルスラ「……なんでも、ありません…っ…」

ボナペティ「ところで……お二方にはコレが必要なんじゃないんですか?」ポンッ


ボナペティはウルスラの額に何かを当てる。
それは聖河教連への入国許可証であった。


ウルスラ「……っ!!これは…!?」

ボナペティ「先ほど娼館に入ったときにちょいとくすねて来ましてね、これがあれば聖河に入ることが出来るでしょう」

ウルスラ「……どういうつもりですか、まさかこの後に及んでまだ何かするつもりですか…!」

ボナペティ「お察しの通り、コイツを渡すのには条件があります」


あんな無茶苦茶な条件を出してくる相手だ、どんな事を言い出すか分かったもんじゃない。
せめてミリアにこれ以上の害が無いようにと後ろに下がらせ警戒する。


ボナペティ「そんなに身構える事じゃないですよ、聖河教連への道すがらあっしも一緒に連れていってくださいな」
504 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:07:47.80 ID:oHhQLIBVo

ウルスラ「なっ…それが、条件ですか?」

ボナペティ「ええ、聖河にはまだあっしも踏み入れた事が無いんでね。この機会に行ってみたくなったんです」

ボナペティ「もし断ったら……この入国許可証は燃やすしかないのかもしれませんね、どの道力ずくで奪われそうですし…」


ボナペティは目の前で見せびらかすように入国許可証を掲げる。
どう答えればいいか悩むウルスラにミリアが声をかける。


ミリア「私は良いと思うよ?」

ウルスラ「なっ、ミリア様…!」

ミリア「ボナペティさんのお陰で道が拓けそうなんだよね…?だったら迷うことなんてないよ、それに……私たちだけじゃ、きっとこの先限界が来るよ…」


ミリアの言う通りであった、世間を知らぬ無知なお姫様と経験の乏しい未熟な若い騎士ではこの混沌とした世界を渡り歩くには世知辛いにも程がある。

現に今こうして姫を護るという騎士としての務めを果たすことができない体たらくを見せてしまった。


ウルスラ「………分かりました、その条件を…のみます」

ボナペティ「ありがとうございます!お話が分かる方で良かったですよ、姫様もありがとうございやす!」

ミリア「えっ…?あの、そういえば何で私の事を姫って知って…」

ボナペティ「それについては後で説明しますよ、街の下層部にあっしの名義で馬車を用意してます。それに乗って今はこの国を出ましょうか」

ウルスラ「……行きましょう、姫様」

ミリア「う、うん……」

ボナペティ「あっしはちょいと遅れて行きますんで先に行ってくだせぇ」


下層の街へと降りていく二人を見届ける。
やがて見えなくなった事を確認したボナペティは一つ大きなため息をついた。
505 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:10:20.54 ID:oHhQLIBVo

ボナペティ「………で、状況はどうなってる?」

???「はっ、ご命令通り……塔の鐘は外に運び込んであります」

ボナペティ「鳴らさないようにすれよ、仲間同士で盛り合いたくなかったら…ね?」


ボナペティの雰囲気が一変する。先ほどまでのおどけた感じのテンションとは真逆の鋭く隙のない雰囲気を纏っていた。


???「全てご用意の方は整っております」










???「……レナード様」


ボナペティ→レナード「お務めご苦労さん」クシャッ


後ろに上げていた前髪を降ろした男の真の名はレナード。
ラジル帝国の四獅星【残影】の名をもつ男であった。
506 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:13:13.98 ID:oHhQLIBVo

帝国間者「それで……ミリア姫はどうなされますか、今なら外にいる兵で囲めば捕らえる事はできますが…」

レナード「………うん、そうだな」

レナード「一先ずは………放置で良いんじゃないかな」

帝国間者「はっ!…………は?」キョトン


レナードの思いもよらぬ発言に部下は間の抜けた声をあげてしまった。


帝国間者「し、失礼ですがレナード様!アマティアス皇子殿下からはミクトラムの姉妹姫を捕らえる任務が出ておられますが…」

レナード「それはあくまで【神器】を持つ方でしょ?彼女はおそらく持っていない、なら泳がせておいた方が姉姫と合流するかもしれない」

帝国間者「それは……まぁ、確かに…」フムフム

レナード「だから早く行った行った、他の兵達にも彼女たちを見かけても捕らえないでおくように言うように!」

帝国間者「はっ…!!」ビシッ


レナードの部下は素早くその場を去っていった。
一人になったレナードは頭を掻きながら今後の事を考える。


レナード(……さて、ミリア姫は今後泳がせていくとして………アマティアス、あんたは何を考えているんだ)

レナード(一度ダーンコに与えた神器をまた回収してこいだなんて……意味が分からない、ミクトラムやナールとの戦争で忙しい時にするべき事なのか?)
507 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:14:38.37 ID:oHhQLIBVo

アマティアスからレナードに降された命令、それは【一度他人に渡した神器の回収】というよく分からないものであった。

レナードは実は四獅星の中では一番の古株で、アマティアス第一皇子殿下とも昔からよく知っている仲であった。

それ故にここ最近のアマティアスの様子や言動がおかしい事に気づいているのも彼だけであった。


レナード(……アイツは実直で使命感の強い男だ、帝国をより良くする為によく夢を語り合ったよ)

レナード(………アマティアス、今の現状はあの時あんたが描いてた理想では無いはずだろ…)クルッ


レナードは神速の速さで街を駆け抜けていった。
忠誠を誓った男の真意を探るべく、彼は今のこの状況を最大限に利用していく。


レナード(……確かめさせてもらうからな皇子殿下。俺とあんたの理想が今も続いているかどうか…!)



………………………


……………


………






508 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:18:42.09 ID:oHhQLIBVo

奴隷商A「おい、知ってるか?マーラ国のオーナーが死亡したってニュース」

奴隷商B「マジかよ…!クーデターでもあったのか?」

奴隷商A「まぁ似たようなもんだよ、牢に閉じ込めてた娼婦たちに脱走された挙げ句リンチにされて血祭りに上げられたんだとよ」

奴隷商B「こ、こえ〜!どんだけヤバい生活させてたんだよ…!」ブルッ

奴隷商A「まぁあそこは処女膜を無理やり再生させて何度も何度も働かさせてるヤベーとこだったからな…」

奴隷商A「今は花散館で働かされていた一部の娼婦達と反オーナー派の店舗が組合会を結成して運営してるんだとよ、お陰でこっちの商売は上がったりだぜ!くそが!」

奴隷商B「じゃあ……さっき仕入れた女はマーラには連れてかないのかよぉ?」

奴隷商A「あぁ、だがむしろ条件次第では次の売り先はマーラよりも悪くないかもしれないぜ……何てったって天下の帝国さまの属国だからな!」

奴隷商B「おぉーなるほど!そんじゃあ……」パサッ





フローリア「………っ!」ビクッ

ルル「んんー!!ふがもがもが!んんぅー!」ジタバタ 

ジェニファー「んん!むふぅんーー!!」ゴロンゴロン

アンリエッタ「………」ジトーッ


奴隷商B「この女達はその国への商売道具って事になるわけだ、へっへっへ!」

509 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:28:26.67 ID:oHhQLIBVo

ミリア&ウルスラ視点は一旦終了。

次回からはまたフローリアとクロウスの物語に戻ります。
ホントはダーンコとの戦闘安価も考えてましたが、更新延び延びでテンポも悪くなってしまったのでカット致しました。(あとダーンコをどうやって戦わせるかも悩んでた)


また新しい国や新キャラ安価なんかもやっていきます。たぶん次の更新で国だけ先に安価とるかも…。

最後に毎回更新までに時間をかけてしまってるのに見て頂いてる皆さま、いつも本当にありがとうございます。
広げた風呂敷は畳めるように頑張っていきますので何卒今後もよろしくお願い致します。


それではまた…。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 00:33:07.97 ID:OJyAtKZqO
おつ
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 00:34:09.21 ID:Qp88LEdNO
おつおつ
ミリアのシーンも良かったし帝国側でも将同士でさらに波乱起こりそうな幕切れだった
そしてクロウスは何やってんだお前ぇ!?
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 00:35:07.90 ID:MosCnnpNo
おつでした
ミリアちゃんメンタルつよ
レナードがりょうしんの可能性が…?
さしてサイレントでピンチのフローリア
513 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/17(木) 00:50:42.51 ID:oHhQLIBVo

遅すぎたおまけ【もしこの世界にバレンタインがあったらという想像】



フローリア→あまり料理ができない(させてもらえない)のでちょっぴり不器用な感じのチョコが出来上がる。

ルル→レシピも手順も把握してるのになぜかオリジナリティーを出そうとして失敗する。(当人は成功してると思ってる)

ジェニファー→百点満点の出来上がり、味も見た目もパーフェクト。強いて言うならラッピングが無駄に豪華すぎる。

アンリエッタ→世話人や街の人に教えて貰ってるので実は一番無難に作れる娘。

モルガンヌ→圧 倒 的 貰 う 側

リトア→自分では作らず既製品を買うタイプ、義理チョコと本命の落差が凄まじい。

ミリア→フローリアよりは上手に出来るが調理後のキッチンが凄く汚い。味もわりと独特。

ウルスラ→チョコに髪の毛とか血を混ぜれば両思いになれるというオカルト話をマジで信じてぶち込もうとする。


ディアナ→こっそりと鞄の中や机の中に忍ばせておくタイプ、味も見た目も悪くないしメッセージカードなんかも入れちゃったりする。

514 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 01:27:28.30 ID:V3Atkin9O
つまりバレンタインイラスト描いても良い!?(遅い)
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 01:38:22.09 ID:unsS9tK7O
何がつまりだよ
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 01:50:07.66 ID:V3Atkin9O
ごめん……
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/17(木) 03:42:04.43 ID:T1zsGuqE0
ジト目アンリエッタ絶対可愛い
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/18(金) 03:50:02.68 ID:h670aEoZO
SS速報避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
519 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/19(土) 10:32:46.74 ID:+mMEcwaNO
本日の夜辺りに国安価の方を出していきたいと思います、例によって時間式です。

一応今回は自分から少し指定がありまして…。
前回のラストでも少し言及していた《既に帝国の支配下にある国》という設定有りで募集していきたいと思います。
なので今回はいつもの国テンプレに書く欄が増えた物を置いておきます。

すみませんがよろしくお願い致します。


以下、今回のテンプレ

【名前】
【属国前の特徴】
【属国後の国内情勢】
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 15:34:33.70 ID:KDeTKy4QO
21時くらいなら参加できそう
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 21:11:30.28 ID:dNzHJo2D0
フローリア視点だと「悪」ってイメージでいいのかな?新しい国
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 21:41:42.51 ID:Z4iZ75ZdO
キャラメイクの時面倒になりそうだし国自体の設定で色々とガチガチに固めるのはやめて欲しいな
523 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/02/19(土) 22:38:11.34 ID:ucJmKyU7O
お待たせしました。
それでは次に訪れることになる国を決めていきます。

フローリア達が奴隷商に連れていかれそうになっている国名や街の特徴。
11時からの10分間までで募集。

テンプレは>>519を参照ください。
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 23:00:45.16 ID:WHnTE2U8O
【名前】
ウェルドール国
【属国前の特徴】
魔法を扱えない者達の国であり、王族や騎士団、民まで自身の肉体や武術を鍛え抜いている武闘派な国
過酷な環境下であり食糧や土地の少なさなど裕福とはいえない国だったが、誰も挫けることなく誇り高く生き抜いてきた
食糧難の影響か他国では食べないものも食べる為に調理方法など食文化も密やかに発展している
【属国後の国内情勢】
帝国の策略により魔法や良質な食材が流通することも出てきた
これにより以前よりも生活が向上した者は堕落しかつての国のありかたを忘れ、帝国に属することに疑問を感じなくなってしまった
帝国に仇なす敵は必要以上に痛めつけさらに帝国に取り入ろうとするなど、元の国の武闘派な面が悪い方向に増長してもいる
全体的な治安悪化により、略奪に裏取引、違法薬物やら強姦などスラムのような堕ちっぷりでかつての面影は消え去っている
しかし水面化では誇りを失わなかった者達が叛逆の機会を狙っているという
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 23:03:03.24 ID:/2QVHhWo0
【名前】
ファム農業国
【属国前の特徴】
農業・畜産業が経済において大きな割合を占めていた。ファム農業国で取れた農産物は質が良く国外でも高い評価を受けていたが、交通網が整備されておらず輸出量はごく少数に留まっていたとされる
国民性は良く言えばおおらかで牧歌的、悪く言えばいい加減でふしだらであった
【属国後の国内情勢】
先進技術や商業主義の導入、交通網の整備により貿易が盛んに行われるようになり、総生産が上がって全体の生活水準も向上した。しかし同時に貧富の格差も拡がり、失業者や貧民、孤児による犯罪が増加して社会問題となっている
また、先進技術による環境汚染も大きな問題となっており、農産物の質は低下傾向にある。一部の地域では深刻な公害病も発生している模様
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 23:04:23.52 ID:/EGsIDQpO
【名前】トラビア部族連合
【属国前の特徴】
トラビア大森林と呼ばれる鬱蒼とした森林地帯に住む少数民族の連合で各部族の長達による合議制を採用している。
万物に霊魂が宿るという精霊信仰が盛んで植物を操作する術や魔獣を使役する術を用いる他、露出が多い衣装や一夫多妻制などをはじめとした周辺国家とは異なる独自の文化・言語を有する。(フローリア達の言語を話す時に訛りが出る)
尚武の気質があり、属国となる前は傭兵の派遣や希少な薬草を用いた薬など軍需関連で外貨を得ていた。
【属国後の国内情勢】
領地に生息する希少な魔獣・植物を目的にラジル帝国から侵略され属国とされたが、言語や文化の違いから蛮族扱いされ帝国に対する感情は険悪。
「戦争で敗北した結果である」として敗北を受け入れる恭順派と「敗北はしても誇りへの侮蔑は許さない」とする抵抗派(レジスタンス)で国内が割れている。
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 23:05:16.36 ID:CKpYpvxMo
【名前】インダリ共同体
【特徴】失われた技術の再現に傾倒している集団が集まって国の体を成している。文明レベルはかなり進んで(先祖返り?)しているが、あまり周知されていない。トップの方針で完璧に復元できていない技術は人を不幸にするとの思想が浸透していたため……が、既にトップは洗脳調教済み。神器研究を円滑に行わせるため表向きは属国になっていると誰も気づいていないが、研究方向やその成果は全て帝国の思うままになっている。人体実験も平気でやる(元々倫理観は飛びがちであったが)
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/19(土) 23:06:45.79 ID:8co1otJCO
【名前】セルヴァーレ

【属国前の特徴】
中規模の国で、神殿を連想するような重厚な雰囲気の建造物が立ち並ぶ。古代人の血を受け継いできた一族を中心に発展した国
国の指導者は自我を持つ人型の「神器」であり、数千年を超える時を生きてきた
アマティアスがおかしくなるまでの帝国とは友好国としてそれなりに良い関係を築いていた

【属国後の国内情勢】
覚醒したアマティアス(?)との接触を試みた「国の指導者」が洗脳されてしまい、表面上はそれまで通りの状態を保っているものの、ほぼ帝国の傀儡のような状態に陥っている
側近の人物がそれを察知し、近いうちに何かしら動きを起こそうと考えている模様
529 :以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします [sage]:2022/02/20(日) 03:03:53.64 ID:kWfZNnUK0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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530 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/21(月) 07:13:40.23 ID:TKSSFowqo
SS速報避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
531 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 13:55:07.77 ID:Rf69KNHaO
お待たせいたしました、今日の夕方以降にまた再開していきます。

おそらく今日、明日、明後日は連続で更新できそうなので戦闘や新キャラまで行けたらなと思ってます。
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 14:10:03.03 ID:5KhkX9Kpo
了解
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 18:55:37.28 ID:TZ3hIpp+0
夕方更新してないやん……
更新亀ならせめて再開日時や募集の時間くらいは大雑把じゃなくてちゃんと告示しろよと
534 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 19:29:32.08 ID:W0zc5Tfyo
遅れてしまって申し訳ありません、再開していきます。
535 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 19:41:35.29 ID:W0zc5Tfyo

数時間前


ジェニファー「よしよし、良い子良い子ですわねぇー」ナデナデ

騎竜「ぎゅー…」モグモグ

ルル「おぉ〜……!さすがジェニー!私が餌を上げようとすると嫌がるのに!!」

ジェニファー「ルルは勢いが良すぎるのよ、こうやって誘うようにして待っていればあちらから食べに来ますわ」

アンリエッタ「この娘は人に怖がったりしませんから、ルルさんもいずれ出来るようになりますよ」

ルル「むむ、待ち……待ちかぁ」

クロウス「はは、その竜もモテモテだな」

フローリア「お待たせしました」


クロウス達は聖河教連へ向けて旅路を進んでいた。
道中休むのに適した廃屋を見つけ、日も暮れてきたので夜営の準備を進めている。

フローリアが薪をくべていきルルが魔法で火をつける。
その間にクロウスは先ほど川で釣ってきた魚の下処理をしていく。

竜車には備蓄の食料も積んであったが節約することに越したことは無い、聖河教連に到着するまでに3日はかかる計算だ。
536 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 19:43:21.75 ID:W0zc5Tfyo

……あの日、シルヴェロギアから逃げ延びてから既に三日が経過していた。



アンリエッタ『申し訳ありません、助けて頂き感謝致しますフローリア姫、クロウス殿』ペコッ

クロウス『い、いや……俺たちはむしろ貴方を無理やり連れ出したようなものだ。俺達が礼を言われる筋合いは無いつもりですが…』

アンリエッタ『……正直に言えば、今すぐにでも国に戻って仇を討ちたい気持ちは変わりません』

アンリエッタ『ですが冷静になって、頭に血が上っていては勝てる相手では無いという事だけは分かってきました。もし私が死んでしまったら……私のために命を張ってくれた方々の覚悟を無駄にしてしまいます』ギュッ

アンリエッタ『シルヴェロギアの為にも、今は貴方がたに着いて行き打倒帝国の為の道を模索していくつもりです』

フローリア『……竜巫女さま』

クロウス『……分かりました、俺たちも全力を尽くして貴女を護りぬきます』

ルル『うんうん!私たちもリッちゃんをサポートしていくように頑張るね!』

アンリエッタ『り…リッちゃん……ですか?』キョトン

ジェニファー『あぁもう…!この子はまた…』

アンリエッタ『………そうですね、今となっては竜巫女としての肩書きはむしろ知れ渡ると厄介事を呼び寄せるかもしれませんね…』

アンリエッタ『ではこれからは私の事は名前で呼んでください、その方が私としても楽ですから。敬語とかも無しで大丈夫ですよ』

ルル『へへ〜決まりだね!』グッ

クロウス『……そういうことなら、改めてよろしく頼む。アンリエッタ』


こうしてアンリエッタも落ち着きを取り戻し、聖河教連への旅路は順調であった。

あくまで表面上では………だが。
537 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 19:44:15.96 ID:W0zc5Tfyo

フローリア「私にもできるかな……」ボソッ

アンリエッタ「きっとできますよ、フロー………あっ」ピタッ

フローリア「アンリエッタ…さん?」

アンリエッタ「………すみませんフローリア姫、私少し周りの様子を見て来ますね…」タッ

フローリア「………アンリエッタさん…」


クロウス(…………やはりまだ…)

ジェニファー「避けてますわね、フローリアの事を…」

クロウス「ああ、姫様からは俺からは何も言うなとは言われてるが……」

ジェニファー「こればっかりは当人同士で何とかするしかないですわね…」

クロウス「………ルルの方はどうなんだ?」

ジェニファー「から元気…ってとこですわね、夜になると相変わらずうなされてるようですわ…」

クロウス「……そうか」


あれから時間は経っているもののルルに植え付いたトラウマは想像以上に根深いモノであり夜も眠れぬようであった。
元気そうに跳ねている今も目元にはうっすらと隈が浮かんでいて見ていて心配になる。

そしてアンリエッタは……フローリアと話をしようとすると急にぎこちなくなったり素っ気なく離れるようになっていた。

あの時当人達で何があったのかは未だに知らないが、端から見ても二人の間に溝が出来ている事は明らかだ。

しかしフローリアからは手を出さないでほしいと命令されたのでクロウスもまたもどかしい気持ちを抱えていた。


そして何より………あの時にアンリエッタが落ち着きを取り戻した時の話に、レビュオスの名前が出てこなかった事が一番の問題なのかもしれない。


クロウス(………今も彼女の中では憎しみの炎が渦巻いているんだろう)


気持ちの整理など着いてないに決まっている、何故なら彼女は最愛の人を失ったばかりなのだから。
538 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 19:53:23.22 ID:W0zc5Tfyo

クロウス「引き続き二人のケアを頼む」

ジェニファー「ええ、それと……クロウス様、その…」モジッ

クロウス「ん?どうした?」

ジェニファー「え、えっと……な、何でもないですわ!///」ダッ

クロウス「お、おいジェニファー!?」


何かを言いかけたジェニファーだったが直ぐにその場を立ち去っていく。

頼むからお前まで変にならないでくれよと、クロウスは心の中で祈りまくった。




夜も更けてきて冷たい風が夜営所の回りを吹いていた。

女性陣はみな竜車の中で休眠を取っている。クロウスだけは外で火の番をしながら周囲への警戒を怠らないでいた。


クロウス「……さて」


剣を握り軽く素振りをしてみる、しかし直ぐに脇腹や胸部に走る痛みに顔をしかめ中断する。

クロウス(つっ〜……! まだ本調子には程遠いか…!!)


痛みにうなだれる彼の肩にそっと薄手のシーツが肩にかけられる。
どうやら竜車から誰かが起きて来たようだった。


竜車から起きて来たキャラを選びます。
↓1から3でコンマが一番高いキャラ。(フローリア、ルル、ジェニファー、アンリエッタ)
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 19:54:20.04 ID:gQq/vlh0o
フローリア
540 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 20:05:39.80 ID:c2Vh8hmDO
ルル
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 20:06:59.46 ID:K6+9BH+1o
ルル
542 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 22:17:37.31 ID:W0zc5Tfyo

ルル「こんな寒いのに風邪引いちゃうよ?」

クロウス「……年寄り扱いするな、少なくともお前よりは鍛えているから……な"ッ!?」ビキィッ

ルル「つんつん〜にししっ!」


脇腹を突っつかれて悶えるクロウスを見てルルは意地悪そうに笑う。
そのままクロウスの隣に座ると二人でたき火を見ながら並んで暖を取る。


ルル「キズはまだ痛むんだね」

クロウス「ああ、骨もまだヒビが入ってるみたいだしな。完全に治すのなら安静にしてるのが一番良いのは分かってるんだが…」

ルル「…ごめんね、食料やら薪集めもだけど見張りなんかも任せっきりだもんね」

クロウス「こういうのは大人の役目なんだよ、むしろお前みたいな成長期のガキは食って寝て元気に育ってもらわんと困る」

ルル「うん…」


普段のルルなら子供扱いされただけで怒ったりするのだが素振りは見せず、落ち込んでいるのがよく分かる。

あまりにもしおらしい態度を見せるルルにクロウスは調子が狂ってしまう。
543 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/03(木) 22:18:58.10 ID:NsF1uncvO

クロウス「…まだ気にしてるのか、あれは故意に起こした事ではない事は俺もみんなも分かっている」

ルル「分かってるよ、私自身もあれはアイツのせいだってのは理解してる……だけどさ」

ルル「夢に出ちゃうんだよね……!自分が殺した人の顔が……割りきれると思ってたのに、あの時の光景が目に焼き付いて…」

ルル「しかもあの時に私が無茶をしたからレビュオスさんが死んじゃったんだよ、気にするなって言う方が無理だよ…!!」ブルッ

クロウス「………」


こうなる事を危惧していたから彼女を戦場に出したくはなかったのだ。
感受性が強く、死という概念を考えたこともなさそうな少女が自らの手で人を殺してしまった時にどうなってしまうか分からなかった。

結果としてルルの心には根深いトラウマが植えついてしまっている。
いつも明るく旅路を明るく照らしてくれていた彼女の苦しむ姿を見て自分に何ができる事は無いか考えた。


クロウスがルルにかけるセリフやしたい行動など。
↓1から3の間で募集。

544 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 22:33:40.06 ID:5YqL9hOq0
強く抱きしめる
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 22:35:57.74 ID:rO2qFZHDO
あの時助けに来てくれなかったら自分が死んでいたから感謝してる、やっちゃった事は変えられないけど俺が出来ることで苦しみを和らげたいって
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 22:39:12.15 ID:fKL+K1BkO
>>544+>>545
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/03(木) 23:49:49.12 ID:5N5U6JPd0
ついに抱くか……?
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/04(金) 14:37:34.00 ID:572wHPoeO
今日は何時からやるのかしら
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/04(金) 16:08:25.90 ID:SFGT5HwDO
>>547
ここまできて抱かなかったら嘘でしょ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/04(金) 19:03:44.85 ID:572wHPoeO
夜一緒に寝たいとかほっこりするのでもいいぞ
551 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/04(金) 20:57:20.82 ID:s84fy4i1O


クロウス「……まったく、世話がかかる奴だな」

ルル「わ、わわっ!?///」


クロウスは落ち込むルルを後ろから抱き締める。
思わぬ出来事にルルは頬を赤らめて狼狽える。


ルル「く、クロウスさん…?///これは人によってはセクハラと捉えられてもおかしくないのデハ?///」ドキドキ

クロウス「まぁそうだな、でもお前なら嫌がったりはしないだろ。なんせ俺にあんな事をしてたからな」

ルル「うぐっ…!否定できない…」


本番は致してないとはいえ情交をした上に銀黎祭では告白に等しいことも言っている。
さすがのクロウスにもルルの気持ちは分かっていた、多少の気恥ずかしさはあったが今の彼女には人のぬくもりが必要なのだと悟ったのだ。


クロウス「……お前は自分のせいで人が死んだことばかり責めているが、お前に助けられた命だってあるんだぞ」

ルル「そんなこと無いもん……私があの時に誰を助けたっていうのさ…」

クロウス「俺がいる」

ルル「えっ?」

クロウス「あの時にお前が来てくれなかったら俺はあの四獅星の男にトドメを刺されてただろう?お前に救われた命はちゃんとここにある……感謝してるよ、ルル」

クロウス「過ぎてしまったことは変えられないかもしれない、だけど俺に出来ることで苦しみを和らげれるなら何かしてあげたいんだ」

ルル「……クロウスさん…っ」


クロウスの優しさに触れてルルは泣きそうになるぐらいに嬉しく思った。
そして少し考えた後にゆっくりと言葉を紡ぐ。


ルル「じゃ…じゃあさ……私の願い事、1つだけ叶えてくれる…?」

クロウス「俺にできることならな」

ルル「………なら、さ……抱いてほしい、かな…?」

クロウス「…?今も抱き締めてるだろ?」

ルル「そういう意味じゃなくて!……だから………その…///」








ルル「………えっちな意味で………私を…抱いて…?///」

552 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/04(金) 21:04:56.71 ID:s84fy4i1O

クロウス「っ…!!お前なぁ…またそんな事を…」

ルル「分かってるよ、今はそんな事をしてる状況じゃないって」クルッ

ルル「だけど気づいちゃったんだ…死ぬって事を間近で体感して、死んでしまったらこの気持ちも何も伝えることも出来なくなるんだって…!!」


ルルはクロウスの腕の中で身体を回転させて向かい合う。
その瞳は涙に濡れていたが確かな決意と彼に対しての想いで溢れていた。


ルル「ひょっとしたら明日にでも死んでしまうかもしれない、なら何もしないまま…何も残せないまま死にたくはないよ…!!」ギュッ

クロウス「……る、ルル…」

ルル「クロウスさん……好き、クロウスさんが私を好きじゃなくてもいい。だからお願い……一度だけでもいいから…!!」


互いに抱き締め会う形でルルは自分の気持ちを伝えきった。
クロウスもまた腕に力を込めてより強くルルを抱き締め返す。


クロウス「……本当に変わり者だな、お前は…。普通こんな三十越えたおっさんを好きになんてならないぞ?」

クロウス「クロウスさんこそ忘れてない?私はナール一の変わり者だよ?」

クロウス「………そうか、そうだったな…」クイッ

ルル「あっ…///」


ルルの顎下に手を添えて顔を上げさせる。
お互いに見つめ合う形になり熱の籠った視線を交わし合う。


クロウス「……お前の気持ちに答えられるかはまだ分からない、それでもいいのか?」

ルル「うん……来て、クロウスさん…」



二人の唇が触れ合いそうな距離まで近づく……………。




──────その時だった。

553 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/04(金) 21:25:43.80 ID:s84fy4i1O

騎竜「ピギュ〜…?」ピンッ


最初に周囲の変化に気づいたのはここまで荷車を引っ張ってくれていた竜の子であった。

竜の嗅覚は人間の機能より数十倍鋭いと言われている。
それゆえに人間には気づけないレベルの微かな匂いの変化に気づけた。

しかし裏を返せばそれはクロウス達には気づけない程の微細な変化であるということ。


クロウス「……っ?」クラッ

クロウス(……なんだ?急に眠くなってき…)

ルル「うっ………うぅ、ん……」クラッ

クロウス「なっ、ルル!?」


異変はすぐに起きた。
クロウスの腕の中でルルがいきなり意識を失っていたのだ。

ルルを起こそうとするがクロウス自身もまた意識が保てなくなるほど朦朧としていった。

クロウス(これは…単に眠気が襲ってきたとかそういうのでは無い……っ……これは……)

クロウス「くそ…!まさか……てき、か…」ガクンッ

騎竜「ぎゅ〜………zZZ」






奴隷商A「………眠ったか?」ガサッ

奴隷商B「みたいだな」

奴隷商A「へへ、さっき見かけたときは強そうな剣士が乗ってたから様子見してたが……こうなっちまえば怖くねぇな」ゲシッ

クロウス「ぐっ…」

奴隷商B「おいあんまり刺激すんなよ、この休眠香も万能じゃねぇんだ…とっとと仕事してずらかるぞ」


草葉の陰から現れた男たちは奴隷商だった。
彼らは顔の下半分をマスクのようなモノで覆い隠しており、手には薄紫色の煙が漂う香炉があった。

休眠香と呼ばれるお香は人間の睡眠を増進させる植物から精製され、文字通り眠気を誘う為に作られたものである。

本来なら不眠症の人などに然るべき薬師が作り処方されるものなのだが彼らの休眠香は濃度を10倍まで高めた違法品であり風に乗せてクロウス達の夜営所に少しずつ流していったのだ。


奴隷商B「うわっ、見ろよドラゴンだぜドラゴン!コイツら馬じゃなくてドラゴンに引っ張って貰ってたのか!」

奴隷商A「静かにしろバカ…!起きたら暴れられるかもしれないだろ…それに見てみろよ」

奴隷商A「極上の容姿を持つお嬢様にスタイル抜群の金髪娘、それに竜人族の女だなんて俺たちゃツいてるぜ…!!」

奴隷商B「へへ、こっちのロリっ娘もその手の奴には高く売れそうだしな…!」

奴隷商A「よっしゃ、まずはコイツらを拘束してうちらの馬車に積むぞ。それから竜車内の物資を頂いていこうか」

奴隷商B「男の方はどうする?」

奴隷商A「ひとまず武器だけ取り上げておけ、後はそのまま放置だ……ほっときゃそのまま魔物に喰われてるさ」

奴隷商B「了解了解っと」
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/04(金) 21:28:36.12 ID:BhWI4GUd0
フラグ取らなきゃダメなのは何となくわかってたけどもどかしいね
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/04(金) 21:31:48.78 ID:CpY1FaR00
おっと、そういや時系列的には4人とも捕まってるんだったな……
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/04(金) 21:33:39.25 ID:0AwP7HceO
どの国に行くか楽しみ
557 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/04(金) 23:53:26.42 ID:3Mjz7ZKjo

そして時は現在に戻り……。


ルル「もがー!!!モガモガ!!ふんがーっ!!!」プンスコジタバタ

奴隷商B「うおっ、このロリっ娘イキが良すぎやしないか?」

奴隷商A「手をつけるなよ、上玉だらけだからって傷物になっちまったら値が下がっちまうからな」

奴隷商B「分かってるよ」

フローリア「もが……ぷはっ!貴方がたは何者なんですか!?私たちはどこに連れてかれるんですか!!」

奴隷商B「さぁてな、これから奴隷として売られるってのに行き先なんて気にしてたって無駄だろ」

フローリア「ど、奴隷…!?」

ジェニファー(……このゲス供、さては奴隷商ですわね…!!)

アンリエッタ(不覚を取りました…!!竜杖を取り戻さないと私は力を行使できない…!!)

奴隷商B「そうさ、俺たちはアンタらみたいなべっぴんさんをお金持ちに売り付けるコワーイおじさんさ」

フローリア「……だとしても、クロウスが…クロウスが絶対に助けに来てくれます…!」

奴隷商B「クロウス?あぁ…あの男の剣士か?」

奴隷商B「どうだかなぁ、武器もないのに夜の森に放り出したんだ。今ごろは魔物の餌……ひょっとしたら腹を空かしたあのドラゴンに喰われてるかもしれないぜぇ!?」

フローリア「そんな世迷い言は信じません!私はあの人を信じています!だから……」

奴隷商B「ぴぃーぴぃー……うるせぇなぁ!!」パチンッ

フローリア「きゃうっ!?」

ルル(リア…!!このっ……!!)


頬を叩かれ倒れるフローリアを見て激昂したルルは奴隷商の男に向けて魔法を放とうとする。

だが陣を描こうとした直後、突然ルルの視界がブレ始め、息が詰まるような感覚に陥った。
558 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 00:16:54.21 ID:mPtdrBdko

ルル(あ、あれ………なんで…?)ハァハァ

奴隷商A「おい、手を出すなって言ったろ!」

奴隷商B「こういうアマには一度躾ってもんを教えてやらないといけねーんだよ…!お貴族さまに売り付けるときに暴れられても迷惑だからな」グイッ

フローリア「あう…!!」

ルル(リアが傷ついてる……友達が襲われてるのに………なんで、なんで魔法が出せない…!?)


頭がガンガンと痛み、ゆっくりと吐き気が込み上げてくる。
友達を助けなきゃと思う反面、心と身体はあの時の光景を思い出し呪縛のようにルルを縛り上げていく。


ルル(助けなきゃ…助けなきゃ…!じゃないと私は……ただの人殺しで終わっちゃう…!!)


ルルが玉砕覚悟で男に体当たりでも仕掛けようとしたその時……。


奴隷商A「なっ……おい!!スピードを上げるぞ!!何かに捕まってろ!!」

奴隷商B「はっ…?どうし…ぅおお!?」グラッ


突然馬の操縦をしていた男が声を上げた瞬間、馬車が激しく揺れ動いた。
突然のスピードアップに馬車の中の五人は何が起きたのか分からなかった。


男たちはあの時に二つのミスを犯した、それは至極シンプルな理由。

一つは返り討ちに合うのを恐れて騎竜には手を出さずに放置していた事。

そしてもう一つは………。


騎竜「ギャオオオオッ!!!」ドドドドド
クロウス「待ちやがれこの人拐いがァーーーー!!!!」ドドドドド


クロウスの実力を見くびり、殺さずにいた事である。

559 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 00:17:59.33 ID:mPtdrBdko

奴隷商B「あ、あの男生きていやがったのかぁ!?」

フローリア「クロウス…!!」パァ

クロウス「姫様を返しやがれ!!この盗人どもが!!」ドドドドド


奴隷商達の目論みは一応当たっていた。
起きたときには既に周りは魔物に囲まれていたのだ、しかしいち早く目覚めていた騎竜がクロウスを守ってくれていた。

そのまま騎竜と協力して魔物を片付けたクロウスは全速力で奴隷商たちを追いかけて来たのだ。


奴隷商B「くそっ!!おい、もっとスピードを上げろよ!!」

奴隷商A「やってるわ!!けど思ったよりも速くならない…つーかなんかいつもより馬がへばるのが早すぎる気が…!!」


どんどんクロウスに距離を詰められていく奴隷商の馬車。

地を駆けることに特化した竜と馬では身体能力の差がある事も確かだが別の要因も速度を上げる邪魔をしていた、それは……。


ジェニファー(重力魔法…馬と荷馬車全体に重力をかけ続ける!!)


ジェニファーの重力魔法により、彼らを乗せて走っている馬には重力の負荷をかけ続けていたのだ。

その影響で普段よりもスタミナを多く消費し続けられていき、どんどんスピードを落としていった。

そして横並びになった瞬間、クロウスは奴隷商達の馬車に跳び移った。


クロウス「ようやく追い付いたぞ…!!無事かみんな!?」

フローリア「クロウス!」

奴隷商B「くっそ…!」

奴隷商A「慌てるな!所詮手ぶらの男一人だ…!!」

奴隷商B「分かってるつうの……」


男は槍を持ち出しクロウスに対して突きつける。

しかしクロウスは怯みもせずに怒りの形相のまま奴隷商たちを睨む。


クロウス「姫様を……ルル達を拐おうとしたその罪…万死に価する…!!」パキ…ポキ…
560 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 00:58:11.31 ID:mPtdrBdko
ここから先は戦闘安価になるため一旦止めにします、仕事が終わり次第、再開していきます。

ちなみに今回は夜営所での安価でクロウスに話しかけにいったキャラが陵辱対象となります。(つまり今回はルル)

あと挿入し忘れてましたが夜営所で選ばれたキャラには戦闘後にフラグが入手されるようにします。

それではおやすみなさいませー。
561 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 01:02:09.09 ID:2K0pq6Dpo
乙です
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 01:03:03.39 ID:cJQG1X570
クロウスそろそろ勝ちたい
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 01:04:05.96 ID:BDb8qyk+O
おつ。心情的に負けられないけどゾロで敗北になりませんように(一人一)
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 01:08:20.80 ID:0FRMOt19O
今んとこコンマに結果が左右される戦闘クロウス全敗なんだよな……
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 01:12:07.62 ID:cJQG1X570
そういえばスキルの入れ替えとか今の所起きてないけどクロウスのあのスキルってまだ残ってる?
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 02:07:51.48 ID:WcIEcEv4O
勝っても負けても美味しい展開じゃん
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 09:46:56.50 ID:iQru7dtR0
陵辱見てぇ…絶望するルル見てぇ…
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 10:00:32.78 ID:2C4XZU61O
自分も見たいけど個人的にそれ、ディアナの時まで溜めて起きたんだよな
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 10:22:14.46 ID:JNxZ9qWqO
クロウスはもう戦ったら絶対負ける仕様でもいい気がしてきた
個人的にはルルもだけどアンリエッタ快楽堕ちかキメラに今度は下半身からゆっくり食われて欲しい
570 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 21:27:02.38 ID:mPtdrBdko
おまたせしましたー、ちまちまと再開していきます。

>>565
【不撓不屈の剣】はシルヴェロギア編終了に伴い消失しました。また新しいスキルを考えてますのでどこかのタイミングで手にはいる手段を入れたいですね。
571 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 21:27:37.85 ID:mPtdrBdko


────戦闘開始────

【Act.1】


奴隷商B「けっ!かかってきやがれ!!」

クロウス(向こうは槍……こっちは素手、リーチの差は明確だがやりようは幾らでもある…!)


クロウスの行動選択
@その辺にある積み荷を投げつける(チャージ系◯、テクニック系×)
A素早く踏み込み鳩尾にカウンター(テクニック系◯、アタック系×)
B息が切れた所を狙い殴りにいく(アタック系◯、チャージ系×)

※ゾロ目が出た場合、クロウスが武器を取り戻し強化される。


奴隷商Bの行動パターン

00~20 大きく槍を振り払う(チャージ系)
21~60 鋭い突きの一閃を放つ(テクニック系) 
61~99 滅茶苦茶に槍を振り回し続ける(アタック系)
槍が引っ掛かり無防備になる(無条件で攻撃をくらう)
スキル【狭所で長物は…】コンマがクロウスの行動選択時のコンマより低かった場合、無条件で攻撃をくらう。(この効果は二回発動後消滅する)


↓1でクロウスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 21:29:32.80 ID:cJQG1X570
3
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 21:29:44.58 ID:2C4XZU61O
2
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 21:31:33.34 ID:Z6ITq2CDO
状況的にしゃーないけどめっちゃ不利だなぁ
575 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 21:32:13.32 ID:Z6ITq2CDO
あ、違うこれ敵側の自滅スキルか
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 21:36:58.73 ID:cJQG1X570
次の判定を敵のスキル無しで勝てたらほぼ勝ちか
577 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 21:50:53.05 ID:yJmV/U36O
クロウスさん大体追い詰めてからのゾロ目で負けてるからフラグにしか見えない
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 22:12:12.84 ID:2K0pq6Dpo
勝ったなガハハ
579 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 22:15:57.79 ID:mPtdrBdko

狭い馬車の中で奴隷商の男は槍で貫こうとしてくる。

しかしその槍さばきは素人同然のもので騎士としての経験を積んだクロウスから見れば隙だらけであった。


奴隷商B「そりゃそりゃ!!」シュッシュッ

クロウス「……」ヒョイッ


闇雲に放つ突きなど当然見切っており一向に攻撃が当たらないことに男は段々と腹を立てる。

段々と攻撃が雑になっていき大振りになっていく、そして。


ガヅンッッ!!


奴隷商B「あっ、やば…」

クロウス「フンッ!!」バキッ

奴隷商B「ぐべらっ!?」


振り回した槍が馬車の壁に引っ掛かり、奴隷商の顔面にクロウスの綺麗な右ストレートが入った。



───スキルの効果によりクロウスの勝ち───
    1 2 3
クロウス◯
奴隷商B ×
580 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 22:19:08.23 ID:mPtdrBdko

【Act.2】


奴隷商B「こ…この野郎がァ!!」

クロウス「もう少し腰を入れて攻撃するんだな…軌道がブレブレだぞ」

奴隷商B「うるせぇ!知るかそんなこと!!」


クロウスの行動選択
@その辺にある積み荷を投げつける(チャージ系◯、テクニック系×)
A素早く踏み込み鳩尾にカウンター(テクニック系◯、アタック系×)
B息が切れた所を狙い殴りにいく(アタック系◯、チャージ系×)

※ゾロ目が出た場合、クロウスが武器を取り戻し強化される。


奴隷商Bの行動パターン

00~20 大きく槍を振り払う(チャージ系)
21~60 鋭い突きの一閃を放つ(テクニック系) 
61~99 滅茶苦茶に槍を振り回し続ける(アタック系)
槍が引っ掛かり無防備になる(無条件で攻撃をくらう)
スキル【狭所で長物は…】コンマがクロウスの行動選択時のコンマより低かった場合、無条件で攻撃をくらう。(この効果は二回発動後消滅する)


↓1でクロウスの行動選択
↓2のコンマで敵の行動が決まります
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 22:19:28.72 ID:ZyqlBSv9O
とりあえず有利択の3で
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 22:20:08.93 ID:cJQG1X570
はい
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 22:25:26.32 ID:KdCQMlO+0
勝ったな風呂入ってくる
584 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 23:04:40.21 ID:mPtdrBdko

奴隷商B「テメェみてぇなおっさんがよぉ!!」ブンブン

フローリア「きゃっ!!」
リア「あ、あぶな…!」

奴隷商B「こんな美少女をはべらせてんのが俺は一番気に食わねぇんだよォォォ!!!」

クロウス「…!?なんだコイツ…」


何とも嫉妬丸出しな理由で襲いかかってくる男に少し面を食らったが男は先ほどの失敗を気にもせずに槍を振り回し続ける。

フローリア達は当たらないように隅に避難しているが危ない目にあっているのは変わらない。

奴隷商B「オラオラどうしたかかってこいよ!!」

クロウス「……」タッ

クロウスは冷静に槍の軌道を見切ると最小の動作で回避していく。
やがて男は疲れが来たのか槍の動きが少しずつ鈍っていく、その隙をクロウスは見逃さない。


クロウス「しっ!!」ドカッ

奴隷商B「ぐっ!?」


槍の嵐を掻い潜り、クロウスは男のどてっ腹に肘鉄を打ち込んだ。



───クロウスの勝ち───
    1 2 3
クロウス◯ ◯
奴隷商B ×  ×


585 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/05(土) 23:07:01.82 ID:mPtdrBdko
下1のコンマがゾロ目以外でクロウスの勝利。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:07:10.70 ID:2038eb53O
おりゃあ
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:07:44.16 ID:ZyqlBSv9O
クロウスが勝った!
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:08:36.31 ID:cJQG1X570
初勝利めでたい
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:11:57.21 ID:zJWjZ8TrO
やったー!
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:14:42.80 ID:2K0pq6Dpo
(相手が悪いのもあったにはあったが仮にも姫の護衛として初勝利とは素直に喜べねぇw)
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:19:31.96 ID:iQru7dtR0
陵辱シーンに辿り着けないとは敵キャラの恥さらしよ
くそっ!
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/05(土) 23:44:50.93 ID:TiTehueZO
でぇじょうぶだ、このままイチャラブの純度を高めていけばきっと最後にディアナがドカンと決めて全部かっさらって行ってくれる
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 00:50:59.00 ID:Vh5rB+Ll0
これでルルのフラグ6つ目だから次の自由行動で本番が見れる流れか。タイミングが上手く計算されているなあ
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 18:19:09.39 ID:Y+dfmEQyO
純愛のルル、不憫のアンリエッタ
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 19:07:40.63 ID:lmlfWRxe0
アンリエッタもクロウスで堕として幸せにしてやればいい
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 19:24:31.22 ID:lTENTggyo
クロウス屑化はちょっと
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 19:33:53.50 ID:Vh5rB+Ll0
アンリエッタとは逆に主人を喪って絶望してる従者(♂)君とか登場して良い感じにならないかな(願望)
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 21:37:18.33 ID:O9bvpZVDo
ルルは本当運が良いな
他の人達は皆1回は陵辱されてんのに
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/06(日) 23:11:05.65 ID:Y2+kOlF5O
すごく良いところで更新タイムが終わってしまった
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/07(月) 01:17:03.34 ID:f++K8jEO0
初めは偶数奇数でそれぞれ敵味方が有利になる判定だったのにいつの間にか敵が一方的に勝てる出目になってるの草
601 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 22:48:51.43 ID:Z37SYzNJo
もうちょいしたら再開していきます。
ちょっと今後どれくらいのキャラ安価必要になるのか改めて考えてたら敵味方込みで5、6回ぐらいは必要だと判明しました。
過去最多じゃあ…。


以下久しぶりのレス返タイム

>>590
今回相手が相手なので敵側は意図的に弱めにしてました。しかし心の中ではどうぜゾロ目出るだろとも思ってました。(感覚狂ってきてる)

>>591
アシュラー「全くだ」
アカゲサル「せやな」
奴隷商B(なにこいつら怖い)

>>592
ディアナのハードルがどんどん上がっていく…!

>>598
実はわりと濃いめの陵辱NTR用意してましたがこればかりはコンマ次第ですね、ラッキールル。




602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/09(水) 23:00:22.07 ID:obh7+Lmp0
待ってましたよん
603 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:05:42.31 ID:Z37SYzNJo

クロウス「りゃッ!」

奴隷商B「ぐへぁっ!!」

体勢を崩した相手に対して右のアッパーカットを顎に決めていく、頭にお星さまが回った男はそのままノックアウトした。


奴隷商A「お、おい!?マジかよっ!?お前が伸びてんじゃねぇーよ!!」

クロウス「おい、馬車を止めろ。さもなくばどうなるか分かってるだろうな」ズイッ

奴隷商A「ひっ!!」ビクッ


男がクロウスの圧に押され、馬を止めようとした時だった。
走り続けていた馬車はちょうどカーブになっている崖の辺りを走っており、よそ見をしていた奴隷商はそのことに気づかずに馬を無理やり止めようとする。


クロウス「って…前見ろ!!前!!」

奴隷商A「へっ…?う、うわぁぁぁ!!?」グラッ


当然勢いのついたまま止まれば馬車への振動も大きくなり足場の弱い崖道でバランスを崩した馬車は崖下へと転落しようとしていた。


クロウス(くそっ!!間に合わない!)ダッ


クロウスは剣を取り戻すとフローリア達を縛っていた縄を切り裂いていく。
隅に避けていたフローリア達は何がなんだか分からないといった様子だ。
604 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:08:00.71 ID:Z37SYzNJo

ガタタタッガタッ!!!


フローリア「く、クロウス!いったい何が起きてるの!?」


クロウス「馬車が転落します!!早く何かに掴まっていてください!!」


ジェニファー「それって滅茶苦茶一大事じゃありませんの!?私たち助かるのですか!?」


アンリエッタ「キャアぁぁ!?」グラッ


ルル「うわっ、たっ!?あ、危なっ!?」


奴隷商A「も、もう駄目だァァァ!!?うわァァァーーー…!!!!」


馬を操っていた男は振り落とされ、吸い込まれるように崖の下へと落ちていった。
クロウス達も外に投げ出されないように掴まっていたが、衝撃とともに身体が宙へと浮いてしまう。


クロウス「ここまでか…!?」

フローリア「………っ!!!」


そして一瞬の空白の後に……激しい衝撃音が丘陵中に響き渡った。



ルルとのフラグB(クロウス)を手に入れた。


………………。


………。


…。

605 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:09:58.68 ID:Z37SYzNJo


クロウス「………ん………っう…?」

ジェニファー「あっ…起きましたわよ!ルル!」

ルル「あ…!」

クロウス「ここは……どこだっぷぇっ!!?」

ルル「よ、よがっだァァァ〜!クロウスさんが生きてて良かっだよぉぉぉ!!!」ガバッ

クロウス「ちょっ、離れろルル…あ"っ!!痛いッ!!ヒビの入ってる骨がッ!!やめっ!やめろアホ!!あだだだッ!!?」ビキビキ

ジェニファー「こ、こらぁー!!怪我人になんて事を!?はーなーれーなぁーさぁーーーい!!!」グイーッ





目が覚めるとそこは医療所の様であった。

しかしベットは傷が目立っていてシーツも薄汚れてる、その他の医療器具も年季が入っておりさながら野戦病院といった感じである。
 

クロウス「みんな無事だったのか…良かった……つぅ」ズキズキ

ルル「クロウスさんが一番無事じゃなかったんだよ…!本当に心配したんだから…!!」グスッ

ジェニファー「フローリアとアンリエッタも無事ですわ、私たちはフローリアの魔法に助けられましたのよ」

クロウス「姫様の……そうか、軟化魔法か」

ジェニファー「ええ、着地の瞬間に馬車を柔らかくして衝撃をやわらげたらしいのですが完全に上手くはいかなかったらしくて…」

ルル「クロウスさんはリアが飛び出されそうになったのを庇って馬車の外に投げ出されたんだよ」

クロウス「そう言われれば…そうだったな、それで姫様とアンリエッタはどこにいるんだ?」

ルル「それは…」
606 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:13:43.96 ID:Z37SYzNJo

ガチャッ


フローリア「……!クロウス!」

アンリエッタ「良かった、目が覚めたのですね…!」

クロウス「姫様、アンリエッタ……よくご無事で……!?」


起きているクロウスを見た瞬間、フローリアは思わずクロウスに駆け寄り彼を抱き締めていた。

とはいえ怪我をしているクロウスに配慮してかルルのように思い切り抱きつくようにはせず柔らかな抱擁であった。


フローリア「ごめんなさいクロウス…!私を庇って…貴方だけ助けられなくて…!」

クロウス「……いえ、気にしないでください。それが従者の務めですから」ナデナデ

フローリア「ぐすっ、だけど…!」

クロウス「俺は姫様が無事なら何よりも嬉しいんです、だから泣かないでください…」

フローリア「んぐっ……はい…」

ルル「む、むぅー…何かまた私の時と反応が違うなぁ…!」

ジェニファー「ルルは怪我人に対しての接し方というものを覚えた方がよろしくてよ」

ルル「そりゃ…さっきはちょっと勢い強すぎたなーって反省してるけど…!」

クロウス「しかし……ここはいったい何処なんですか?まさかここが聖河教連というわけでも無いんだろ」

????「それは私から説明致しましょう」


フローリア達が入ってきた扉から一人の老人が入ってくる。

その身なりはキチンと整えられており、すらりとした黒の燕尾服が似合う紳士といった装いだ。

607 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:15:22.59 ID:Z37SYzNJo

????「お初目お目にかかりますクロウス殿、私の名はサイモンと申します。勝手ながら崖から転落した貴殿方を私達の街まで運ばせて頂いた次第であります」ペコリ

クロウス「あぁ……これはどうもご丁寧に」ペコリ

サイモン「そして貴殿方がいるこの地ですが……名はウェルドール国でございます」

クロウス「ウェルドール…………ウェル、ドールだと…ッ!!?」ガタッ


その国の名を聞いた瞬間、クロウスの表情は一変する。
身体が軋むのにも関わらず飛び起きようとするクロウスをフローリアとルルが抑えようとする。


ルル「ちょ、ちょっとクロウスさん…!!そんないきなり体動かしたら傷が開いちゃうって!!」

フローリア「そ、そうですよ…!落ち着いてくださいクロウス!」

クロウス「落ち着けるのものか……最悪だ…!ウェルドールと言ったら一年前に帝国に服従した属国じゃないか…!!」




───ウェルドール国。

大陸の中でも帝国に近い位置にある国家であり、かつては帝国と並ぶ二大武闘派国家と呼ばれていた。

しかし近年では作物も育ちにくい過酷な環境が災いして食糧難や財政難に見舞われ、ラジル帝国への服属を余儀なくされており一年前に帝国の元に降った国家である。


つまりウェルドール国はミクトラム王国にとっては敵国であり本来避けなければいけない所でもあったのだ。

そして目が覚めてみれば敵国のド真ん中と考えればクロウスが狼狽するのも分からなくはなかった。

608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/09(水) 23:18:49.64 ID:t+bMgDP00
ディアナのHってもう描くこと決まってるらしいけどやっぱりアマティアスが相手なのだろうか
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/09(水) 23:25:08.89 ID:obh7+Lmp0
ウェルドールか
今回は失う物が無ければいいな(何も失わないとは言ってない)
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/09(水) 23:27:45.67 ID:q/RmlSLeO
姫様一行、現時点で既に大分賑やかだけどこれから先ミリアウルスラ以外の同行者も増えるんかな
611 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:29:11.49 ID:Z37SYzNJo

アンリエッタ「クロウス殿、お気持ちは察しますがまずは彼の話をお聞きください」

フローリア「私からもお願いします、少なくとも彼は私たちの敵ではありません」

クロウス「敵では無い……とは…?」

サイモン「……貴殿方の素性はフローリア姫からお聞き致しました。確かに貴殿方から見れば私たちは忌むべき敵に見えるかもしれません」

サイモン「確かに私達は誇り高きウェルドールの人間です。しかしそれは……帝国に降った今のウェルドール国では無いのです」


サイモンがカーテンを開くと、窓の外の景色が見える。
しかし外の景色は皆が思っているような街並みでは無く、まるでスラム街のような光景が広まっていたのだ。


サイモン「私達の組織の名は………ウェルドール解放戦線」

サイモン「今は無きウェルドール民の誇りを、ラジル帝国から取り戻すために集まった者の集まりなのです」



サイモンの話によるとかつてのウェルドールは厳しい環境ながらも武術に励む者や挫けずに前を向いて生きる者が多く、その事に国民全体が誇りを抱いて生きていたという。

しかし帝国に降ってからは魔法技術や食糧の供給などによりウェルドールが抱えていた多くの問題が解決されつつあった。

しかしその恩恵を受けていたのはあくまで帝国に懇意にしていた一部の上位階級のみであり、一部の国民にはその恩恵は届かず貧富の格差が生まれてしまったのだ。

更に誇り高く生きてきた戦士達の中にも帝国の理念に賛同する者も現れ始め、帝国に反抗する者なら元の仲間でさえも痛めつけるようになったのだ。



その結果、国の中央では豊かな街並みが広がるようになったのだが外側では略奪や裏取引、強姦などといった犯罪行為も増えてしまうという悲惨な結果となっていたのだ。

612 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/09(水) 23:30:48.20 ID:t+bMgDP00
ナールやシルヴェロギアとは別ベクトルでファンタジー世界の国って感じ
613 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:35:17.05 ID:Z37SYzNJo

サイモン「私の主はその現状に耐えきれずにこの解放戦線を結成しました、と言っても見つかれば国軍に潰されるのは明白なのでこうやって潜伏しながらですけどね…」

クロウス「そう、だったのですね……どうやら俺は早とちりをしてしまったみたいだな…」

フローリア「サイモンさんは私達を受け入れてくださるみたいなのです、その代わり…」

クロウス「自分たちの活動にも協力しろ……って事ですね?」

サイモン「………実は私の主、ウェルドール解放戦線のリーダーは…帝国兵に囚われてしまったのです」

サイモン「貴殿方には来るリーダー救出作戦のお手伝いをして頂きたいのです」

フローリア「そういう事なのですが……クロウス、どうすれば良いのでしょうか…」

クロウス(……正直言って、他国のゴタゴタに手を焼いてる程の余裕は俺たちには無い)

クロウス(しかしこの先どうすれば良いのか迷っているのも事実だ……どうする?)


クロウスとフローリアが悩んでいるとジェニファーが前に出てきてクロウスへ意見を言う。

614 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/09(水) 23:41:26.18 ID:Z37SYzNJo

ジェニファー「……僭越ながら、私から意見を述べても良いでしょうか?」

ルル「ジェニー?」

ジェニファー「フローリア、クロウス様。このご提案、私は受けるべきだと思いますわ」

クロウス「一応聞くがどうしてだ?」

ジェニファー「先ほどの闘いで私たちは騎竜以外の物資を無くしてしまいましたわ、このままの状態では聖河教連へ辿り着くのは困難だと思いますの」

ジェニファー「そして何よりも、私たちに足りないのは後ろ楯……帝国に対抗するための兵力が圧倒的に足りてません」

ジェニファー「このままでは仮に聖河で帝国への対抗手段が見つかったとしても、数の暴力で圧倒されるのは目に見えてますわ…」

クロウス「つまりこう言いたいのか?彼らに協力し、ウェルドールを帝国から解放した後は俺たちに協力してもらうと?」

ジェニファー「現状だとそれがベストだと思いますの…」

アンリエッタ「その事でサイモンさんともお話し合いはしたのですが…リーダーの返事次第ですが、自分の主ならば恐らくは大丈夫と言うだろう、と」

クロウス「そうか…」

クロウス(確実性は無いが、今は四の五の言ってられる状況ではないか)

クロウス「分かった、サイモンさん…アンタ達に協力させてほしい」

サイモン「それは良かった……私たちも、ウェルドールを取り戻した後には他国との繋がりが欲しかったのです」


クロウス達とサイモンの交渉がちょうど終わった瞬間、医療室の扉からノックの音がした。
615 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/10(木) 00:04:13.36 ID:Xlk8vxQTo

安価無いですが次はキャラ安価にしたいのでキャラシだけ置いて今回は終わりにします。
募集安価は明日の夜にかけようと思います。

今回の国は>>524のウェルドール国にしました。こういう抵抗戦力に加わるみたいな展開は個人的には好きなので選ばさせて頂きました。

今回の国ではキャラ安価多めになりますのでよろしければお願い致します。

それでは今回のここまで、おやすみなさいませー。(以下、次回のキャラシート)



部屋に入ってきた解放戦線の戦士。

【名前】
【性別】
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足など


解放戦線に協力している母と娘(非戦闘員)
※この安価のみ母と娘二人分記載してください。

【名前】○○&△△
【性別】二人とも女性で固定
【年齢】○○ 〜歳、△△
【見た目】それぞれの顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足など





616 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 00:08:36.21 ID:lunb+32p0
おつー
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 00:22:11.18 ID:ACDYnPB2o
おつでした
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 00:42:22.27 ID:oZUw1VwS0

ルルはやっぱり可愛いなあ
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 00:57:10.96 ID:eR9nVwiRO
おつん。出来れば23〜0時らへんの遅めの時間だと助かる
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 09:07:56.00 ID:EhfRlwVGO
安価には関係ない質問なんだけどコンマによる運要素を排除した時においてアンリエッタってどれくらいの強さなの?(勿論神器込みで)
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 11:23:20.65 ID:lKLEtTGlO
これって妻はいる前提で考えたほうがいいの?(死別や離婚の可能性について)
622 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/10(木) 14:41:12.54 ID:2XDBHPDHO
隙間時間にご返答のレス返タイム

>>619
本日お仕事が激務になってしまいそうなので自然と10時越えぐらいになってしまいそうです。

>>620
アンリエッタはルルより下、ジェニファーとどっこいぐらいですね…本人がサポート寄りの立ち回りを得意としてるのであくまで己の身を守れる程度の強さしか持ってません。
しかしアンリエッタはまだ神器の力を10%程しか引き出せていないので伸び代はまだまだあります。

>>621
前者の解放戦線の戦士の事ならいない方で考えても大丈夫ですし成人してなくてもOKです。ウェルドール国の特徴にある程度沿っていれば大丈夫ですね。

623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 17:39:04.90 ID:3pBdJT43O
キャラ多めって言ってたけど、よほどこの場面限定でしか使えない案でも無いならディアナみたいに後々出番もらえたりするのかな
624 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/10(木) 22:22:42.00 ID:Xlk8vxQTo
お待たせしました、それでは新キャラ募集の安価を落としていきます。
なお今回はキャラ決めだけの更新になります。
それぞれ時間を空けての募集と致します。


部屋に入ってきた解放戦線の戦士。
23時から5分間の間で募集。

【名前】
【性別】
【年齢】
【見た目】顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足など


解放戦線に協力している母と娘(非戦闘員)
※この安価のみ母と娘二人分記載してください。
23時30分から5分間の間で募集。


【名前】○○&△△
【性別】二人とも女性で固定
【年齢】○○ 〜歳、△△
【見た目】それぞれの顔つきや身長、体つきなど
【性格】
【その他】キャラクターについて補足など

625 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 22:50:01.14 ID:oZUw1VwS0
女性キャラ2人は戦士が誰か決まってから関連の記述を付け足そうと思ってたけど一気にやっちゃう感じか
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:00:01.23 ID:ZX98GSaqO
【名前】レイ
【性別】女
【年齢】21
【見た目】顔全体をフードで、左目を眼帯で隠した鋭い目つきをした美人。右腕は魔導式の義手になっている。高身長のスレンダーな体型をしていてアッシュカラーの髪をハーフアップでまとめている。
【性格】誰にでも礼儀正しく接するが、敵対者など自身が悪と判断した者に対しては口調が悪くなり、一切の容赦をしない。
【その他】一年前までウェルドール騎士団の精鋭部隊に所属していたが、ウェルドールがラジルの属国になった際に帝国兵や堕ちた騎士団の団員によって凄惨な目に遭わされて家族や友人、左目と右腕、更に処女まで失い、しばらく奴隷同然の扱いを受けていた。その後、ウェルドール解放戦線によって救われ、現在は復讐する機会をうかがいながらウェルドールの解放を目指して活動している。戦闘時は帝国兵から奪った拳銃と騎士団時代に愛用していたサーベルを状況に応じて使いわける。
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:00:12.93 ID:oZUw1VwS0
【名前】アレス
【性別】男
【年齢】22
【見た目】ぼさぼさの金髪に燃えるような真紅の吊り目。身長は180台後半、極限まで引き締まった肉体を持つ。過酷な鍛錬によって全身傷だらけで、普段はこれらの傷を怪しまれないよう腕や脚の先まで隠せるような服を着用している
【性格】口数は少ないが国を取り戻したいという思いは人一倍
禁欲的という言葉が服を着て歩いているかのような人物で暇さえあれば鍛錬に明け暮れているが、禁じているというだけで欲がないわけではない
仲間思いではあるものの、であるが故にこれ以上親しい人を失いたくないという思いから微妙に距離を置いたり自分一人で問題を背負ったりしがち
【その他】一般的な階級の家庭に生まれた青年。ウェルドールの民としての誇りを持った父の影響を受け、本人も逞しく成長、教育方針はスパルタではあったものの父母双方から多大な愛情を注がれて育ってきた
ウェルドールが帝国の属国となりしばらく経った頃、かつての国の在り方を野蛮だと嘲笑したラジル帝国関係者(超お偉いさん)に激怒して暴行を加えてしまい、それに対する報復として家族や恋人を殺されてしまう。失意の中彷徨い続け、いっそ自身も後を追ってしまおうと考えていたところにレジスタンスから声をかけられ、自分から全てを奪った者たちへの復讐を果す為暗躍する事になる
戦闘手段は蹴り主体の体術。短剣の扱いにも多少の心得がある

全くの余談だが背が低めの女性がタイプ
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:00:54.62 ID:ZXDEoRohO
【名前】レドラー
【性別】男
【年齢】21
【見た目】短くボサボサの黒髪。糸目で若干胡散臭そうな顔立ち。長身で一見細身に見えるが筋肉質な体つき。
【性格】女好きで飄々とした性格だが努力家で情に厚い。
【その他】
解放戦線のスカウトでウェルドールが属国となる前は猟師を生業としていた。
弓と短剣、罠などを駆使して戦う。
女好きでよく異性に声をかけているが、恋人がおり一定以上の関係になるつもりはない。
参戦している理由も「恋人と安心して暮らせるようにしたい」という部分が大きい。
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:01:07.60 ID:Q5kDnpqLO
【名前】リンシア
【性別】女
【年齢】19
【見た目】翠のロングヘアに金の瞳。身体は細身で胸はかなり控えめ
【性格】心を許した者には献身を。敵には無慈悲を
【その他】かつてはウェルドールの上流階級の主人に仕えていた使用人
国が変わり果てていく中で仕えていた主人が親帝国派の者に殺害されてしまい、強い無念と怒りを胸に解放戦線に加わった
基本は鍛えた徒手空拳で戦うが、その時周りにあるものをなんでも瞬時に武器として扱える器用さと観察眼も持ち味としている
この使えるものは全部使う精神は料理にも反映され、食糧を無駄にしたり感謝の念を持たない者には烈火の如く怒る
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:06:15.99 ID:62SRZdknO
皆んな年齢が近いね、なんか嬉しい
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:12:54.96 ID:8lpZalTgO
姫様やジェニーの使いづらそうな魔法もちゃんと生かしてるの好き
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:30:28.32 ID:ZXDEoRohO
【名前】セリカ(母親)&ネル(娘)
【性別】二人とも女性で固定
【年齢】セリカ32歳、ネル12歳
【見た目】
セリカ:背丈は女性の平均程度。柔和な顔つき、白い肌。爆乳。一本の三つ編みにした長い金髪。清楚な服装を好み、仕事では白衣を纏う。
ネル:白い肌、肩のあたりで切り揃えた金髪。小動物的な雰囲気がある可愛い系の顔立ち。
小柄で幼い顔立ちだが発育と感度の良いロリ巨乳で現時点で一般的な成人男性のモノなら挟めるほどに育っている。パイパン。
ナース服を着ていることが多いが、可愛い服が好み。
【性格】
セリカ:普段は母性的でおっとりとした性格だが仕事になるときびきびとした性格に変わる。情が重い。
ネル:控えめながら家族想いで心優しい。
【その他】
セリカ:非戦闘員ながら優秀な外科医。帝国の統治下になった後夫を亡くした未亡人で解放戦線には「治安の悪化から娘を守るため」、「夫を奪った帝国を許せない」などの理由で協力している。
ネル:セリカの娘で見習い看護婦。性知識あり。父親が生きていた頃はファザコンだった。
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:32:54.89 ID:PR3dKmkLo
【名前】アンナ&リコッタ
【性別】女性
【年齢】アンナ:29歳、リコッタ:13歳
【見た目】
アンナ:身長は平均的、胸もお尻も大きい安産体型。亜麻色の髪を一本の三つ編みにして下ろしている。ややタレ目
リコッタ:身長は低めだが発育は程々。亜麻色の髪を二つ結びにしている。ジト目
【性格】
アンナ:穏やかで優しい。目的の為なら自己犠牲を厭わない
リコッタ:冷たく刺々しい。武闘派を嫌う。以前は母と同様に心の優しい性格だった
【その他】
未亡人とその娘の母子。主に炊事や掃除、洗濯、その他雑用を行っている。かつて解放戦線に所属していた父を手伝う為に参加したが、その父は数ヶ月前に帝国兵に殺されている
アンナは夫を失った絶望を解放戦線への過剰な献身で紛らわそうとしており、資金調達や情報収集の為に帝国兵に体を売るなどかなり危ういこともしている。そのことを知るサイモンや他の団員は心を痛めているが、アンナが得る資金や情報に助けられている面もあり、強く止めることはできていない
一方リコッタはかなり消極的。ウェルドールの誇りなどという自己陶酔(とリコッタは思っている)や、そんなものを標榜して希望を煽る解放戦線の存在が、父のような犠牲を生んでいるのではないかと懐疑の念を抱いている。しかし父を失い壊れそうになっている母が心配な為、渋々ではあるが解放戦線の手伝いを続けている
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/10(木) 23:33:08.85 ID:Rss7uEVlO
【名前】セシリア&ミア
【性別】女性
【年齢】セシリア:33歳 ミア:14歳
【見た目】セシリア:ウェーブがかった茶髪のロングヘアー、若い頃に比べて少々肉が付いてきた色気ムンムンの爆乳爆尻体型
ミア:茶髪のショートヘアー、母親ほどではないが歳の割にはややグラマラスな身体つき、胸よりお尻の方が大きめ
【性格】セシリア:穏やかなのんびりやさんで包容力に溢れる
ミア:いつも明るく活発で笑顔が眩しい
【その他】解放戦線に協力している母娘。セシリアの夫は解放戦線の一員だったがリーダーと共に囚われてしまっている。
辛い現状にも諦めることなくリーダー達を救い出すことを目的としている。
なおセシリアは夫以外との経験は無く胸が弱点、ミアは処女で経験も無いが尻が弱点。

夫に関しては設定との整合性を考えてリーダーの仲間にしましたが、場合によっては『リーダーの妻・娘』に変えていただいても大丈夫です
635 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/11(金) 01:04:26.11 ID:t1ro1x8Jo
様々な募集を頂きありがとうございます。
今回の安価は>>629のリンシアと>>633のアンナさんリコッタちゃん親子を採用させて頂きます。

それじゃあこれから書き進めていきますので今夜はここまで、それではまた。
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/11(金) 01:09:04.61 ID:OyM9/j7EO

性別指定がない安価の時ってやっぱり女キャラの方が選ばれる確率高いんだろうか?
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/11(金) 01:26:46.19 ID:cGNL02iqo
乙ですん。楽しみ
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/11(金) 09:09:00.11 ID:nRm72uXT0
確かにキャラ安価の性別関連は少し気になる
味方側の性別指定の無いキャラ募集で選ばれてるの今のところ全部女性キャラだし有利なら有利で予め教えてほしいかも?(陵辱シーン増やす都合上実際有利に働いてるんだろうけど)
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/11(金) 09:35:18.89 ID:6FK9DdI0O
単純に、味方はえっちなことされるから女性多め、敵はえっちなことするから男性多めって話では?
640 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/11(金) 12:07:31.00 ID:MohFSKmjO
男女関係なくキャラ案に魅力がなかっただけだろ
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/11(金) 15:58:08.27 ID:arEzE9nG0
クロウス以外の男キャラ敗北した瞬間ロストするのにこれ以上増やす必要なくね
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 09:44:27.17 ID:iy5BVtc1O
選択形式のスレだと男女比で揉める(大体女側が高くなりすぎる)事あるからいっそ全安価性別固定でも良さそう
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 11:36:30.80 ID:2OZBPH3W0
行動ミスる人もいる+結局コンマ運の戦闘システムに負けたら男即死の組み合わせがそもそも噛み合ってないんよな
おかげでクロウスキャラ設定に反してここまで護衛としては醜態しか見せてないわけだし……
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 12:30:43.98 ID:I8HCmhV7O
クロウスは定期的にフローリア様の凌辱シーンを提供してくれる有能だぞ
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 15:19:16.34 ID:juzweI8KO
四獅星の時みたいな複数案採用の時なら気兼ねなく出せたけど、今回みたいに一人だけ決める時に指定が無いとそもそも片方の性別は出した時点で死に案になってるんじゃないかという思いが拭えなくてモヤモヤするかな……このスレ性別ごとにキャラの役割が明確だから尚更……
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 15:57:43.25 ID:1bw0g5QNO
過去にあったキャラ募集系スレだとキャラをコンマで決定とか多数決で決定とかあったけどここは>>1が選ぶスタイルだから
極論これまでの流れから>>1の好み読み取ってそれに寄せたキャラが採用され易くなるのは間違いないよな
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 22:01:48.87 ID:i+3Yzt1V0
妹姫募集前に探り入れてる人はいたけどそれが行きすぎて>>1の趣意当てゲームになるのも考えものだよなあ
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/12(土) 22:31:56.43 ID:8TOkywdhO
>>1も連続投下OKしてた事だしぶっちゃけで他の皆が何回キャラ採用されたのか気になる
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 00:56:56.50 ID:QhMB8Fsx0
そんなに参加してないけど敵キャラで1回だけ
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 10:22:17.03 ID:FPjQmX7SO
キャラ募集安価に限定するなら多分6回くらい
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 15:27:27.21 ID:hdQfSWXNO
ロリ巨乳推しだがモンスター含めて2回。なお出したロリ巨乳キャラは不採用。
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 16:56:32.25 ID:KibvqPzsO
現状0(キメラは保留扱いらしいが)
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 19:46:52.73 ID:NlLooYBx0
そんな気はしてたけど採用される人めっちゃ偏ってんな

>>650は国かモンスターでも何回か取ってるってことだろうし
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/13(日) 20:09:19.42 ID:QhMB8Fsx0
上手く動かせそうにないキャラを無理矢理採用して話のクオリティ下がるのは悲しいからそれならそれで仕方ないとは思うな
655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 00:53:37.99 ID:lo/z4Gm+O
てか現時点で既にジェニファーが空気気味でリトアはほぼ使い捨てでポイされたような有様なのにこれ以上キャラ増やして大丈夫なんかな
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 01:23:55.52 ID:ETHG/Ng20
そういやリトアは自由行動で一度も選ばれなかったなぁ。クロウスとのフラグチャンスも結局発動しないままルルのものに上書きされる不遇っぷり……
657 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 01:35:19.74 ID:o8aIGZzkO
正直あれはどうかと思ったな。おかげでルル推しには良い印象ないわ
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 01:46:53.03 ID:ETHG/Ng20
とはいえ上書きという行為も選べる択の一つであった以上安価踏んだ人を責めることはできないのよね……安価スレって危うい均衡の上で成り立っているんだなと実感するばかり
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 01:56:55.03 ID:GPv3E/tyO
銀竜国はレビュオスとアンリエッタがメイン格でこの二人の交流を見るにも自由行動消費しなきゃならなかったからリトアは割食った感はあるわね

運命の選択も実質アンリエッタ救出一択みたいになってちょっと可哀想だとは思った
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 02:19:08.05 ID:oYmxFh+dO
挙句レビュオス死んで行動も無駄になってリトア犠牲にしてまで助けたアンリエッタは戦力にならないどころかフローリアに暴言吐く始末だし……
辛い思いしてんのはお前だけじゃないしお前の裏でリトアがほんとに使い捨てというか身代わり羊みたいにされてんだぞと
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 03:21:11.62 ID:GPv3E/tyO
アンリエッタからしたらフローリア(の神器)目当てに襲ってきたアムヌグに故郷やら想い人やら何もかも滅茶苦茶にされた上に、レビュオス殺されてクロウスの方だけ生き延びちゃった訳だから強く当たりたくなっちゃう気持ち分からんでもないと思うけどね。むしろ何もなかったかのように仲良しこよしだったら逆に気味が悪い

リトア不遇問題はあったけど、それはそれとしてシルヴェロギア終盤の描写は人間味あって好き
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 10:30:35.40 ID:6rW85Qkg0
>>661
アムヌグ来なくてもドラゴンイーターに殺されてた可能性あるし曲がりなりにも命助けられてるのも確かなんだよな
姫様一行が圧倒的に戦力不足の中で関係ギクシャクし過ぎてると士気にも影響あるし問題なのは関係改善のためにまたアンリエッタ絡みで自由行動束縛されそうなことの方だと思う
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 11:16:49.08 ID:eW47g6CaO
姫様とアンリエッタ和解→絆パワー(仮)で双方の神器強化みたいなイベントでも起こせばいいんじゃないかな(適当)
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 11:59:41.71 ID:IgMehZGgo
シナリオに沿って自由行動するのも面白いと思うけどな
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/14(月) 17:48:28.35 ID:zq5PICRBO
採用頻度に関しては自重せず投げまくってる奴が悪いだけで>>1は何も悪くないじゃん
「ご自由にお取りください」ってお菓子が置いてあったとして一人で全部食うか? って話

ルールは守れても空気は読めないんじゃどうしようもない
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/15(火) 12:42:51.84 ID:3eY4Qi3K0
フローリア側のジェニファーフラグチャンスは無駄にしたくないな
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/17(木) 12:50:42.51 ID:drL80bz6O
あまりにも空気かつ更新の間がありすぎてもはや誰と誰がどれだけフラグあったかなんて忘れたよ……
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 01:35:13.58 ID:pY/07zafO
安価スレらしくなってきたな
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 07:31:14.12 ID:fHAZeKcN0
長編SSの2〜3スレ目って荒れがちよな
このスレキャラロストあるしこれから先もっと揉めそう
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 09:08:19.02 ID:DN0USHuRO
むしろ2スレ目中盤まで揉めなかったのが不思議なくらいなんだけどな
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 12:39:31.66 ID:ZIB5TbpIO
>>1がいくら忙しいとはいえ一週間もありゃスレをちょいと覗くくらいはできると思うんだがな
発端の男女の採用の有利不利くらいすぐに答えておけば他の細かい不満とかも噴き出さなかっただろうに
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 16:39:14.59 ID:wFtL4IiyO
>>653
ごめん6回じゃなくて5回だった
キャラ安価合計16回やってるし参加人数の少なさ考えたらそんなでも無いかなって思ってたな。他にも5〜6回採用されてる人いるんじゃないかね
673 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 19:10:30.45 ID:PZLSoudc0
>>672
あんた正気か?募集回数16に対して5採用なら一人でキャラの1/3占めてんだろ
回答した>>649>>651>>652の採用数が0〜2の中で5採用がそんなでもないどころか他にも居るだろってどう考えたらそんな発想出てくるんだ
というかもう一人いたら二人で全キャラの2/3占めてることになってさらに異常事態だっての
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/18(金) 20:48:02.09 ID:fHAZeKcN0
一応16回?中2回は複数人が採用されてるからそこを含めての可能性もあるけど

数えてみたけど王妃とかマーラのオーナーみたいな殆ど取る人がいなかったような安価も込みで16回か?その2つで案を出して採用されたのなら多少は仕方ないとも思うけど、逆にそれらが含まれないのであれば実質14回中5回でだいぶ一人で取ってることになる
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 10:23:46.46 ID:0ab34PjNO
自分じゃ何も生み出せないくせに文句だけは一丁前だなこいつら
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 12:45:11.35 ID:6WsyBUrDO
お前もな
仮に16回も取ってる奴が>>640>>675みたいな発言してたら、それはそれでこんな人間性最悪な奴しか喜ばない安価スレはこのままエタれと思ってしまうが
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 13:03:21.53 ID:A61/b+wIO
>>676
16回は全体な。まあ5回も相当だと思うがキャラ次第だな
使い捨てならまだ許容できなくもない
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 14:07:34.01 ID:oVUZj6wg0
具体的に誰なのかは隠してるあたりフローリアとかルルとかの重要キャラばかり取ってそうだなこいつ
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:07:16.78 ID:mNuUG8NCo
匿名の安価スレなんだから選ばれるキャラに差が出るのも当然だし誰が何回取れたのかとか気にするもんじゃないだろ
本当ここの板はワガママ読者様が多いな
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:23:24.98 ID:1XVediHX0
というかその辺を有耶無耶なままにしとけばこんな事態にならなかったと思うんだ

>>648はこうなるの分かってて発言したのかね
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:27:33.33 ID:RG+1vbIsO
というかむしろキャラ作っても男は即死して女は二人以上いたら片方は陵辱生贄路線確定なのにそんな進んでキャラ作りたくなるもんか?
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/19(土) 23:32:28.80 ID:1XVediHX0
そこに関しては何となく予想してる事はあるけど実際に描写される前から指摘するのはナンセンスだと思うのであえて言わないでいる
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 18:47:20.24 ID:Ib1zXezL0
いい加減>>1も何かしらの反応してくれ
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/20(日) 19:14:54.56 ID:hib/ounw0
仕事の合間縫って更新してくれてるのにスレがこの惨状とか死体蹴りもいいとこなんよ
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 09:44:40.55 ID:2MqrWYqd0
こんなギスるくらいならもう募集打ち止めにして>>1が描きたい事に応じて自分でキャラ出して欲しい……とか言ったら「お前はキャラ採用されたからそう思うんだろうな」とか疑われそうなんだけど(一応四獅星で一人採用はされたが)
686 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 17:05:20.07 ID:Gz8l6J6rO
大変おまたせ致しました、今日の夜に再開致します…。

キャラの選ばれ方の偏りなど様々な意見、感想、議論などがありましたが今日の更新終わりに自分の考えや方針も述べていくつもりです。

それでは夜にまた。
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:21:42.36 ID:5OhCHfEeo
報告乙です
お待ちしております
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:47:57.97 ID:+fY6ZkJqO
全裸待機
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 17:49:56.33 ID:BdEVsmfDO
乙待

ルルに選択偏ってるのって単に純愛が見たいだけの人が加勢してんのもあるんじゃないか。フラグ取得後のイベント選択も込みで8回分行動権消費しなきゃなのにもたもたしてると離脱の可能性も出てくるから焦るのも仕方ない気がする

NTR役の適任(ディアナ)がいるからとかフローリアと違って巻き戻せないから鬱度高くなりそうとか真逆の要因も働いてそうだけど
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 18:02:57.68 ID:ZiNwNZEw0
更新ありがてぇ
691 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 21:19:03.36 ID:FmQwNKN8o
再開していきます!
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 21:21:33.19 ID:Cxx1fvMXo
来ちゃあ!
693 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 21:29:36.26 ID:FmQwNKN8o

????「失礼します、サイモン様」


部屋に入ってきたのは翠色の髪色が特徴的なロングヘアーの女性だった。入室後に一礼をしたりと礼儀正しさを感じられる。


サイモン「リンシアですか、丁度良い……貴女に紹介したい人たちがいます」

サイモン「彼らは他国からの客人であり、我々の同士となる方々です」






リンシア「成る程、ミクトラムの王女と騎士、ナールの学生、シルヴェロギアの巫女ですか…」

フローリア「いきなりで信じては貰えないとお思いですが…」

リンシア「いえ、疑っているわけではありません。むしろ、私たちも戦力が増えるのは喜ばしい事ですから」

リンシア「申し遅れました、私はリンシア。解放戦線において炊事兼戦闘員を兼ねさせて頂いております。以後、お見知りおきを」

フローリア「は、はい…よろしくお願いします」

リンシア「何かウェルドールの事で分からないことなどがあれば是非私にお聞きください」

クロウス「ああ、こちらこそよろしく頼む……っ」グッ


クロウスは起き上がってリンシアと握手しようとするが激痛が体を遅い満足に起き上がれなくなっていた。


ジェニファー「ダメですわクロウス様、貴方は安静にしてないと!」

アンリエッタ「そうですよ、医者の見立てですと全治2ヶ月なんですから」

クロウス「……えっ?」ピクッ


アンリエッタの発言にクロウスの顔面が真っ青になる。
いや嘘だろ信じないぞと思い切り表情に出ていた。


クロウス「い、いや……まて、聞こえなかった!もう一度、もう一度聞いても良いか!?」

アンリエッタ「え、えっと……右のあばら骨のヒビ割れと左大腿骨、右上腕骨の骨折、その他諸々の損傷で全治2ヶ月って」

クロウス「」チーン


後にその時のクロウスを見た全員が「真っ白に燃え尽きたように見えた」と語っていた。

694 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 21:38:18.89 ID:FmQwNKN8o


ルル「リア〜、こっちは全部終わったよー」

フローリア「ありがとうルル、私もいま洗濯物を全部干し終わりました」


フローリア達がウェルドール解放戦線に拾われてから三日が経過した。

クロウスの怪我が治るまでは雑務などのお手伝いをすることになった。
今現在彼らのリーダーが捕らえられている詳細な場所が分かっていないので解放戦線も動きようが無いのだ。


フローリア「ジェニーとアンリエッタは?」

ルル「いまは騎竜のお世話をしに行ってるね、あの竜も無事でホント良かったよねー」

フローリア「うん、サイモンさんに聞いてみたら発見したときに気絶していた私たちを守るようにしてたんだって」

ルル「うっはぁーお利口!!そんじょそこらの動物より全然頭良いんだね!竜って!!」

フローリア「うん、後で私たちも会いに行こうよ……あっ」ピタッ


????「……」ジーッ


フローリアとルルがクロウスの寝ている医療室の前を通りかかると一人の女の子が扉の隙間から中を覗いていた。


ルル「ねぇ君、そこで何やってるのかなー?」

????「…っ!!」ビクッ

フローリア「ごめんね、私たちもその部屋に用事があるの…だから」

????「しーっ……」クイクイッ

ルル「ん?中を見てみろって?」


麻色の髪を二つ結びにしてる女の子が人差し指立てて口に当てながらフローリア達の服の裾を引っ張る。

何となく女の子の意図を理解した二人は音を立てずに扉の隙間から様子を伺った。

695 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 21:51:39.34 ID:FmQwNKN8o

???「ふふ、ほら…あーんして?口を開けてくれないとご飯が食べられないですよ?」

クロウス「い、いえ…!!自分は一人で食べられますから…そこまでしなくても…!!///」

???「でも片腕が折れてるんでしょう?だったら食べづらいでしょうし、無理はなさらない方が良いですよ?」グイッ

クロウス「し、しかしですね…その、少し近すぎるような気がするのだが…!!」ワタワタ

???「そうかしら、怪我人の介抱ならこれぐらい距離を詰めないと色々できないでしょう?」ぽにゅんっ

クロウス「おぅっふ…」


一人の女性がクロウスに食事を食べさせようとしている。椅子に座りながら身を寄せて食べさせようとするのだが照れ隠しで食べないクロウスに密着するぐらいに近づいていた。

たわわに実った乳房がクロウスの二の腕やら胸板を圧迫し、その豊穣とも呼ぶべき柔らかに乳圧を味わう度にクロウスは真っ赤になりながら慌てふためいていた。


そんな姿を見られているなど露にも思わず、扉の隙間から黒いオーラを放っている二人の存在に気づきもしなかった。


フローリア(クロウス…あんなにデレデレしてるとこ初めて見ました……なんで、なんでこんなに胸の奥がモヤモヤするんだろう…)

ルル「ぐぬぬぬぬぅ…乳か!!結局乳なのか…ッ!!あんな緩みきった顔私にはしないくせに…!!」ゴゴゴゴ
696 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 22:05:08.07 ID:FmQwNKN8o


????「………ママ」ボソッ

フローリア「え?」


クロウス「……ん?そこにいるのは誰だ!?」


女の子の呟いた言葉に反応すると、視線を察知したクロウスに気づかれてしまい三人は三者三様に渋い顔をしながら入ってくる。


クロウス「……ってなんだ、姫様じゃないですか。それにルルも居たのか」

???「あらリコッタ、あなたもいたのね」

リコッタ「……うん」トテテッ


リコッタと呼ばれた少女は名前を呼ばれるとそそくさと女性の後ろへと隠れてしまった。


アンナ「申し遅れました、私はアンナと申します。こちらは娘のリコッタです」

リコッタ「………こんにちわ」ジトーッ

アンナ「解放戦線で炊事洗濯掃除、みんなの生活のお世話をさせてもらってます。よろしくね」

フローリア「こちらこそよろしくお願い致します、私はフローリアです」

ルル「私はルルだよ、よろしくね」

クロウス「しかしなんで外から覗き見してたんだ、普通に入ってくれば良かったじゃないか」

ルル「アッ、ハナノシタ=ノビウスさんは黙って貰ってもいいデスカ?」ジロッ

クロウス「誰だそれは!?」



アンナ「怪我人がいると聞いて覗きに行ってみたらこの人片手でご飯食べようとしてたの、食べ辛そうでしたしそんなの見たら助けてあげないとって思ってねぇ?」

フローリア「そんな、言ってくれれば私が食べさせてあげたのに…!」

ルル「そうだよ!もっと私たちを頼っても良いんだからね!?」

クロウス「い、いや…!護衛騎士たる者がそこまで姫様たちのお世話になるわけには…」

アンナ「あらあら、騎士様はモテモテですのね〜。これは本当に余計なことをしたのかしら?」

リコッタ「お母さん……そろそろ行こ…?」チョンチョン

アンナ「あらもうそんな時間? ごめんなさいね、私も次のお仕事があるからもう行きますね」

クロウス「あ、はい。ありがとうございました…?」ペコッ

アンナ「ふふっ、続きはそこの可愛い子ちゃんたちに任せましょうか」

クロウス「へ?」

フローリア「はい!クロウス、今ふーふーして冷ましますから…!!///」

ルル「ほらほら!お口開けて!はいアーン!!///」

クロウス「い、いや、だから自分で食べられるってはもガッ!!?」ガボッ!
697 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 22:18:01.16 ID:FmQwNKN8o
  
───フローリア視点───



フローリア(クロウス……元気そうで良かったけど、何であの時胸の奥がモヤモヤしたんだろう…?)

フローリア(アンナさんは善意で看ていてくれてたのに、私なんてむしろ何も出来ていない)

フローリア(……あの人のために、私にできる事ってあるのかな…)



フローリア自由行動1回目(残り2回)
↓2でフローリアの行動を選んでください

@誰かと交流しに行く(二人まで、ただしクロウスのみ単独)
 クロウス、ルル、★ジェニファー(ボーナス発生中)、アンリエッタ>>3、リンシア>>629


A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)

Bフラグを消費してえっちシーンを見る
 ルル【あくまで検査だよ検査】


ウェルドールSPOT
【解放戦線アジト】【修練施設】【荒れている酒場】【鍛冶屋】【馬小屋】【繁華街】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。

手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×2
ルル×3
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:19:56.96 ID:5AMMldLsO
魔法適性見たいし3
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:20:12.10 ID:8uCa75r4O
3
700 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 22:34:46.59 ID:FmQwNKN8o
えちちシーンの前にフローリアのスロット判定やります。

↓1のコンマの下一桁がフローリアのスロット数になります。(なお、0が出た場合は10の扱いにします)
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:35:42.99 ID:8uCa75r4O
こいや
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:36:55.26 ID:0PGDzddEO
お見事
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:37:26.73 ID:8uCa75r4O
姫様の自己肯定感高まれ高まれ
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:51:15.76 ID:Azlzwns30
中々の才能だ……
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:52:47.03 ID:2MqrWYqd0
ジェニファーが曇りそう
706 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 22:56:38.01 ID:FmQwNKN8o

ルル「……新しい魔法を会得したい?」

フローリア「はい、前々から考えていた事なのですが扱える魔法が一つだけですとやはり不足の事態にも対応し切れないんじゃないかなと思って…」

ルル「この前のクロウスさんの件を気にしてるの…?」

フローリア「……はい」

ルル「あの一瞬の状況でリアはよくやったよ!むしろあれが無かったらみんな死んでたかもしれないんだし…!」

ルル(私なんてあの時、何もできなかったし…)

フローリア「それでも…何かが起きてからじゃ遅いんだって思い知らされてるから…」

ルル「あ…」


レビュオスが死んだあの時、時戻しが起きなかった事をフローリアは今でも悔やんでいた。
あの力にも絶対は存在しないと知り、少しでも自分にできる事を増やしていこうと考えていた。

ルルもその事を察したのか少し考えてから考えを述べた。


ルル「新しい魔法を会得する事なら多分リアなら出来ると思う、でもその為には知らなくちゃいけない事があるの」

ルル「それは魔法を持てる数、生まれ持ったスロットの数を確認しなくちゃいけないんだ……って勤勉なフローリアならもう知ってるか」

707 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/21(月) 22:57:46.39 ID:NpwVJbofO
この後の交流でジェニファー選んだら魔法習得イベントとか起こせないかな
708 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 23:05:03.45 ID:FmQwNKN8o

この世界において魔法の才能を裏付ける要素は大まかに二つある、それは潜在的な魔力量の多さと覚えた魔法を保持するためのストックと呼ばれる格納庫みたいな物だ。

ストックは自前の魔力で生成される枠組みのような存在でストックの数が多いほど魔法が会得できる数が多くなる。

逆に言えばこのスロットが少なければ生涯に覚えられる魔法の数は限られ、スロットは生まれた時点で個人毎に数が決められていて基本的に後天的に増えることは無いとされる。

加えてスロットに余裕が無い状態での無理な魔法習得は既に覚えている魔法が予想できないモノへと上書きされたり、下手をすると魔法自体が一生使えなくなる恐れがあるのだ。


ルル「肉体に存在するスロットは目視では確認できないんだ、普通なら魔方陣を使用する儀式で調べたりするんだけど…」

フローリア「今は儀式に必要な物が揃えられないから出来ないという事でしょうか?」

ルル「ふふふ……普通ならね?」


フローリアは久しぶりにルルの何かを企んでいる笑いを見たような気がした。
得意分野の話になって少し元気が出てきたのかほんの少しだけ安心する。


ルル「実は魔力の感知に長けた人間ならなんと触る事で調べることが出来るんだ!」

フローリア「そんな方法があるんですか?」

ルル「うんうん!私ならリアのスロットの数を調べることができちゃうんだよ!」エッヘン

フローリア「…!なら是非お願いしたいです!」

ルル「えへへー、ならどこか別の部屋に行こっか。あまり人に見られる訳にもいかないからね」
709 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 23:08:18.65 ID:FmQwNKN8o


フローリアとルルは人気のない部屋にやってきた。

ルル曰く、触診のようなものなので肌を晒す必要があるらしい。
なので人の目(特に男性)がある所ではやらないようだ。


ルル「はーい、それじゃあ服を脱いでね」

フローリア「うう…本当にそうしなくちゃいけないの?」

ルル「服の上より直に胸元を触った方が確実なんだもん、それに女の子同士なんだからそんなに恥ずかしがること無いと思うけど…」

フローリア「それは……そうなんですが…」


言い淀むフローリアであったが観念するかのように白状する。


フローリア「はうぅ…じ、実はわたし……自分のスタイルに自信が無くて…」

ルル「えっ、そうなの?」

フローリア「はい……私の妹もお母様も凄くスタイルが良くて、私だけなぜか育ちが良くないのがずっと気になってまして…」シュン

ルル「そ、そぉーお?私から見たらむしろリアぐらいが普通だと思うんだけどな…」

フローリア「侍女の皆さんもそう励ましてくれてたんですけど……やっぱり私の考え過ぎなのでしょうか…?」

ルル「そうだよ!世の中乳のデカさで全てが決まってたまるものか!!私はリアを応援し続けるからね!!」ガシッ

フローリア「あ、ありがとう……ルル…!!」パァァ

710 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 23:31:49.94 ID:FmQwNKN8o

なぜか魔法の話から胸の大きさの話へと脱線してしまったがルルのよく分からない声援に少しだけ勇気が出てくる。


ルル「覚悟は決まったね……それじゃあガバッと脱いじゃお!ガバッと!!」

フローリア「そ、そうですね!それでは……がばっと!」ヌギッ

ルル「そうそう!その勢い……で…」



フローリアは勢いよくドレスを脱ぎ捨てる、そして露になった裸体を見てルルは思わず息を飲んだ。

確かに本人の言う通り、フローリアの胸のサイズは彼女の家族やジェニファーと比べると慎ましやかなものだろう。

しかしその肌のハリやきめ細やかさはとても美しくあり、片手で愛でるのには丁度良いサイズ感は非常にバランスが整っていて正に"美"乳と形容するに相応しいものである。

更に肩からくびれ、更にお尻から爪先までのラインまで均衡の取れた美しいプロポーションを保っていた。そこに本人の容姿の良さも相まってルルから見ても美しくまるで天使のようだと錯覚してしまうようだった。


ルル(うわ〜……前々から思ってたけどリアの可愛さってなんかこう、別次元の存在みたいな感じだなぁ…)ポーッ

フローリア「あ、あの……ルル、そんなに見つめられると恥ずかしいのですが…」

ルル「えっ、ああ!ごめんごめん、リアの可愛らしさに見惚れちまってたぜ☆」キラッ

フローリア「か、カワッ…!?///」ボッ


紛らわしのつもりで冗談を言ったのだが、親しい人以外で容姿を誉められたことの無いフローリアには思いの外刺さったようで顔が真っ赤になる。

そんなフローリアの姿を見てルルもさっき言った言葉が恥ずかしくなっていった。
711 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 23:38:20.05 ID:FmQwNKN8o

ルル「え、えーっと……とりあえず始めよっか…?///」

フローリア「は、はい…よろしくお願いします…///」


ルルはフローリアの胸部に手を添えて魔力手のひらに集中させる。
じんわりと広がっていく人の体温とも異なる暖かさが触れた先から拡がっていく感覚をフローリアは覚える。 

暖かな感覚が血流に乗って体内を巡るような体験を眼を閉じて少しずつ受け入れていった。


フローリア(これが他の人の魔力の波長…くすぐったいような……それでもなぜか安心するのはきっとルルの魔力だからかな…?)

ルル(…うん、魔力の操作自体は問題なさそう、あの時咄嗟に魔法が放てなかったのは……多分私の心の問題だったんだよね…)

ルル(しっかりしなくちゃ……そうじゃなかったら私は…!)グッ


フローリアが奴隷商に傷つけられた時に助けられなかったことを思い出し、思わず魔力を込めた手に力が入る。

その時に起きた魔力のブレが一瞬だけフローリアの乳首の先端を撫ぜだ。


フローリア「ひんっ!?///」ビクンッ

ルル「あっ、ごめんリア!?大丈夫?」

フローリア「へ、平気です…!!ちょっと驚いただけで…!そ、それよりもまだ終わらなさそうな感じですか?」

ルル「ええっと、それは…」
712 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 23:43:14.99 ID:FmQwNKN8o

正直に言うとスロットの検査自体は既に終わっている。

しかしルルの好奇心は別のベクトルへと沸き上がっていて、己の知的好奇心と言う名の欲求に染まりつつあった。


ルル(リアでも、あんな声を出すんだ…///)ドキドキ

ルル「……ごめん、もう少しだけかかるかな。ちょっと探る場所を変えてみるね?」

フローリア「はい、分かりまし……ひゃあっ!?///」ビクッ


ルルは魔力を込めた両手をフローリアの双丘に沿わせていく、突然乳房を触られたフローリアは驚きのあまり一際高い声をあげた。


フローリア「る、ルル…そんなに触らないでくださ、あっ…!///」ピクンッ

ルル「リア、これは検査の一環なんだよ…必要な事だから我慢しなくちゃいけないの…!」モミモミ

フローリア「そ、そうなんですか…?んっ!///あ、はぁ…でも…ルルに触られてる所が、じんわり熱くて…///」

ルル「それに、こうやって揉んだりしてると胸が大きくなるって言うし……ね?」

フローリア「うっ………うん…///」ピクッ…ビクッ


両の手のひらでルルはフローリアの美乳をゆっくりと揉んでいく。
撫で回すように動かしていったり、上に優しく持ちあげたり寄せてみたり、乳輪の周りをなぞるように指を動かしたりもした。

指先から流れる魔力の感覚が刺激となり、ルルの愛撫を受けたフローリアは頬を紅く染めながらもピリピリとした快感を徐々に受け入れていく。
713 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/21(月) 23:51:47.07 ID:FmQwNKN8o

そしてその行為に興奮を覚えていったのはフローリアだけでなく、ルルもまたこの場の官能的な雰囲気に飲まれつつあった。

元々クロウスとの逢瀬の時に奴隷商たちの横槍が入ってしまった為おあずけをくらっているのだ。

収まっていた欲情が顔を出し始めてしまいルル自身にも収集がつかなくなってきていた。


ルル(あっ……リア、乳首が勃っちゃってる…)

ルル「あは…♪かわいいね、リア」ペロッ

フローリア「ふぁっ!///はわ、あっ…!ルル…!それ、舐めちゃ、やっ……ああっ!!///」


双丘の中心に桜色の膨らみが可愛らしく自己主張を始めた。
まるで甘い蜜の香りに誘われるようにルルはフローリアの乳首をちろりと舐めていく。

乳首を舐め上げる度に形の良いフローリアの乳房はふるりと震えていく。

涙を浮かべて止めてくれと懇願しても、身体は甘美な快 楽の電流に身を任すだけであった。

やがて乳首を舐めるだけでなく、指でつまんでみたり甘噛みをしたりとしていく内にフローリアに限界が近づいていき…。


フローリア「はっ…あっ、やめっ…///この感覚…だめ…だめなのぉ…っ///」ビクッ ビクッ

ルル「ぺろ、ちゅっ、はぁ…///リアぁ…もう我慢しなくてもいいんだよ?」

ルル「おっぱいで…気持ちよくなっちゃお…ね…?///れろっ、ちゅっ、ちゅるっ、ちゅっ♥」

フローリア「はぁ…!あっ、る、るる…///もう、むり…!まっしろいの…キちゃ…あっ、あっ!あぁっ!///」ビクビクッ








フローリア「ーーーーー〜〜っ♥ ああっ♥♥」ビクビクッビクンッビクンッ



天を仰ぎながら快楽に震え、やがて糸が切れた人形のように床に寝転がっていった。


フローリア(………あっ、はぁ…はぁ…)

フローリア(あ…下着………汚れちゃった…///)

714 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 00:02:03.41 ID:ZZd6crCyo


ルル「………そのぉ、ごめんね?いたずらのつもりだったんだけどちょっとヒートアップし過ぎちゃったかも」

フローリア「むぅー、やっぱり関係無かったじゃないですか…」


どこかの騎士が見れば思わずデジャブを覚えるような土下座から、ルルは先程の行為はスロットの検査にはまったく関係がないことを白状した。

さすがのフローリアもこれには少しだけご立腹だったのかルルは必死に謝罪をしている。


ルル「あ、ははは………本当にごめん!!リアの反応してる姿が見たくてつい…」

フローリア「……もういいですよ、実はそんなに怒ってる訳ではないですし…ただ…」

フローリア「………く、癖になってしまいそうだったのが……少し怖かっただけ…///」

ルル「そっ、そっかぁ…ご、ごめんね、もういきなりは絶対やらないから…!///」


フローリア「そ、それよりも…!本題の方に移りましょう!」

ルル「はっ!?そうだね、そっちの方もバッチリだよ!」




フローリア「九つ……ですか?」

ルル「うん、三つ四つぐらいが普通だからリアはまだまだたくさんの魔法を学べれるよ!」

フローリア「そうなんですね……良かった…」

フローリア(まだ私には…強くなれる可能性はある……神器に頼らなくてもみんなを助けられる可能性が…!)


ホッと胸を撫で下ろすように一息つく、そして心の内で自らの限界はまだまだ先にあることを確認した事で心にも希望の明かりが見えてきたようだ。

フローリア「ありがとうございました、ルル!私これからも頑張りますね!」

ルル「えっへへ〜、お役に立てたようで何よりだよ!」
715 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 00:11:21.99 ID:ZZd6crCyo

フローリア「それじゃあ私は行きますね……ルルはどうします?」

ルル「私? ……あー、私はここで少し休んでいこうかな。何気にスロットの感知って魔力も集中力も使うから少し疲れちゃって…」

フローリア「分かりました、それじゃあまた後で」

ルル「うん、いってらっしゃーい」


ルルは手を振りながら笑顔でフローリアを見送る。
扉が閉まり、足音が遠ざかるのを確認するとルルは壁にもたれかかり崩れ落ちるように床にへたり込んだ。


ルル「はぁ……はぁ……んっ///」


悩ましげな吐息と共に、彼女の指先は下着越しの秘裂へと伸びていた。
可愛らしい柄物のパンツは愛液の染みが出来ていて、その中心をゆっくりと擦り付けるように指でなぞっていく。


ルル「ふぁ…っ…あっ、あ…♥」クチュ…クチュ

ルル(だめ……リアのあんな姿見ちゃったら……わたしも、興奮してきゃって…///)

ルル「ん、ふ…♥ ゆび……止まらな…あっ♥ はぁん…!///」ビクッビクッ


溜め込んでいた欲求を発散しようと、指先の律動がどんどん早くなっていく。



ルル(も、もう……だ、だめぇえ…!///)クチュ クチュ クチュッ♥

ルル「あっ!ふぅっ///んッ♥んふぅうう…ーー♥///」ビクッビクッビクンッ


制服の一部を噛み、声を圧し殺しながらルルはイき果てる。

湿り気を帯びた指を眺めながら糸を引くように伸びる愛液を眺めながら罪悪感に落ちていた。


ルル(はぁ……ごめんリア……ごめんクロウスさん……わたし……自分が思ってた以上に……えっちな女の子だ…)

716 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:11:53.70 ID:uDI/IVC00
ジェニーとも練習と称してやらしいことを……
717 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 00:46:46.08 ID:ZZd6crCyo

フローリアは解放戦線に宛がわれた部屋に戻り予備の下着に脱ぎ換えると再び出掛けることにした。

今はジッとしてる事すら彼女にとっては惜しいことなのだろう。


フローリア(……他にやれる事などはないかしら…?)



フローリア自由行動2回目(残り1回)
↓2でフローリアの行動を選んでください

@誰かと交流しに行く(二人まで、ただしクロウスのみ単独)
 クロウス、★ジェニファー(ボーナス発生中)、アンリエッタ>>3、リンシア>>629

A一人で行動する
 (どこで何をするか、自由安価)


ウェルドールSPOT
【解放戦線アジト】【修練施設】【荒れている酒場】【鍛冶屋】【馬小屋】【繁華街】etc…
※あくまで参考です、こんな場所あれば良いんじゃない?というのがあれば安価に書き込んでください。

手持ちのフラグ(フローリア)
クロウス×2
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:55:07.94 ID:HJh/dv5ko
ジェニ
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 00:55:10.85 ID:uDI/IVC00
1
ジェニファー

場所指定可能なら修練施設で
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 01:03:58.91 ID:1V59zDusO
これ結局自由行動身内とばかりで今後増えるらしいキャラ含めればどんどんリトアコースのキャラ増えない?
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 01:13:59.27 ID:3EYxMfG+0
フラグとボーナスの消化で忙しくて追いつかんね。しかもアンリエッタとの齟齬もまだ解消しとらんし。それでなくとも身内が選択される傾向が大きいし
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 01:15:07.82 ID:/LZIe0k1O
>>720
むしろ今回はリトアの二の舞になりたくないからってボーナス回収しに行ったんだろうししゃーなくない?
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 01:23:08.28 ID:uDI/IVC00
ナールから転移した後の場面除くとジェニファー単体は今回が初なんだけどな…
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 01:41:16.17 ID:9ZiNVYbcO
女性の矢印がクロウス以外に向かないというか向かう場所がない現状をどうにか打開したいけどなぁ、レビュオスは死んじゃったしなぁ
725 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 02:11:49.73 ID:ZZd6crCyo
今回はここまでにします。
何気に百合えっちは生涯で初めて書いた気がします、新しい扉が開けたかどうかはまだ分かりません。



あまり長々と語るのも見辛いと思うので結論だけ言うとキャラ安価に関しては今のやり方を変えるつもりは無いです。


正直に言うと似たような感性の人の安価に偏る危険性は最初から考えてはいたのですが…それ以上にエタらせる事の方がずっと駄目な事だな、と思ってます。

扱い辛そうだったり、キャラが動く姿を想像できなさそうだったり、モチベ落として更新されなくなったSSとかもよく見かけてたのでだったら自分でSSやるならいっそ開き直ってキャラは自分で選ぶ方針にしようと決めて始めたので、ご不満がある方もいると思いますが今後もこのやり方で行かさせていきます。


今夜はもう遅いので、その他の意見やご質問に関しての返答は次の更新終わりにてさせて頂きます、ちょっと全てに答えられるかは分かりませんがなるべく返答できるようにしていきます。

…結局長くなってしまいましたが久しぶりの更新にお付き合いくださいましてありがとうございました、今日はまた来る予定です。
それではおやすみなさいませ。
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 06:36:30.22 ID:2Zv1JxAiO
少なくとも今回はリンシアが生贄枠で交流選択すら無いアンナリコッタは凌辱確定か最悪死亡しそうだな
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 07:20:48.09 ID:HJh/dv5ko
おつおつ
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 12:00:16.68 ID:MNcUsfVGO
アンリエッタも最初は交流選択できなかったしそれと同じでしょ。味方陣営キャラ確定ロストは流石にねーわ
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/22(火) 12:15:41.23 ID:44BMZGFaO
>>724
だが男は採用されずすぐ死ぬ
730 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 23:16:23.13 ID:ZZd6crCyo
今日は少しだけですが再開していきます。
731 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 23:21:18.30 ID:ZZd6crCyo


ウェルドール解放戦線のアジト……廃れた酒場の地下空間にはウェルドール国の兵士に見つからないように広い空洞が拡がっていた。

このアジトで解放戦線の戦士達は作戦会議を行ったり、武具の手入れ、各物資の補充のための作戦行動を行うためのアクセスとして利用していた。

中でも修練施設は前線に出る前の戦士達が己の腕を錆びつかせぬよう日々鍛練を行うための場所として重宝されている。

もっとも洞窟に無理やり設営された為、設備はボロボロで年季の入ったものになっている。

そこでフローリアは思いもよらぬ人物を見かけた。


フローリア(……あれ、あそこに居るのって)

ジェニファー「………はぁ」ジーッ


ジェニファーが修練施設に置かれている武具を眺めていた、そして何故かため息をつきながら何か悩んでいる様子である。


フローリア「ジェニー……どうかしたんですか?」

ジェニファー「…あ、あら?フローリア、どうしましたのこんな所で?」

フローリア「魔法の訓練ができる場所は無いかなって思って……ここを教えてもらったの」

ジェニファー「そうだったのですね、鍛練を欠かさないのはとても良いことだと思いますわ!」

フローリア「ふふ、という事はジェニーも魔法の訓練に来てたんですね」


そう言うとジェニファーは何故かばつの悪そうな表情を浮かべる。

それが気になったフローリアはジェニファーに何か悩みがあるのではないかと気になった。
732 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 23:55:54.21 ID:ZZd6crCyo

フローリア「……ジェニー、何か悩んでるんですか?」

ジェニファー「うっ…!なぜ分かるんですの…!?」ドキッ

フローリア「先ほどため息をついていたのを見たので…私で良かったらお話を聞きますよ?」

ジェニファー「……むむ」


ジェニファーは少し悩んだがフローリアを信じたのかいつもより声のトーンを落として喋り始めた。


ジェニファー「……その、フローリアは武芸の心得などはありますでしょうか?」

フローリア「ぶ、武芸ですか…?護身術とかなら習ったことはありますが……あまり上手には出来なくて…」

ジェニファー「そうなのですね…」

フローリア「武芸は妹のミリアの方が才能があったので先生もミリアにかかりきりでしたから…けど、どうしてそんな事を聞くんですか?」

ジェニファー「……前にクロウス様に言われたことがあるのです、努力の方向を見失うと間違いを犯すことがあると」

ジェニファー「わたくしは魔法の勉強や訓練を怠った事はありません、しかし……世の中にはその程度では到底追い付くことができない才能の壁がありますわ…」


どんなに頑張っても……悉く上を行く親友や優秀なクラスメートの姿を思い浮かべる。
その度に負けじと食らいついて行ったが、やはり天賦の才を持つ者には普通にやってては追い付けないと実感していた。


ジェニファー「分かっていますの、今このパーティーの中で一番足を引っ張ってるのはわたくしですわ……!」

フローリア「そんな事…!ジェニーは常に私たちの様子を気にかけていてフォローに回ってくれているのを私は知っています!決して足なんて引っ張ってませんよ…!!」

ジェニファー「優しい貴女ならそう言ってくれると思ってましたわ……だけど、わたくし自身が納得できないのです」

ジェニファー「だから私は武芸を習ってみようと思ったのです、普通にやってて天才達に追い付けないなら普通じゃない事をやって強くなろうと決めたのです!」

フローリア「ジェニー…」


ジェニファーの瞳の奥の光に固い決心を感じられた。

そうだ、彼女はどんな逆境に追いやられようとも常に前を向いていける精神の持ち主だ。
彼女は自分の弱さを卑下にしてるが、恐らくこうして旅をしている女性陣の中では精神的に最も強いのは彼女なのかもしれないとフローリアは思った。
733 : ◆0SmoYhO4IU [saga]:2022/03/22(火) 23:56:49.03 ID:ZZd6crCyo



ジェニファー「……そう、思ってたのですが」シュン

ジェニファー「実際に剣とか槍とか弓術で戦っていくにせよ、独学ではさすがに限界がありまして…」シュンシュン

ジェニファー「クロウス様に師事しようにもどうにもタイミングが悪くて声もかけられなくて…」シュンシュンシュン

ジェニファー「どうしたものかと悩んでいたとこなのです……」ズーン

フローリア「あ、はは…」


思えば彼女は周りのフォローに徹する内に自分のやりたいに手を付けられていなかった事に、自分達がいかに気づかれないところで彼女に助けられていたのだと今更ながら気づいてしまった。



ジェニファーとの交流内容(フローリアやジェニファーに言わせたい事や聞きたい事、一緒にやりたい事の内容など)
↓1と↓3で募集して組み込める内容を拾ってきます(流れ的に無理がある場合は拾わない可能性あり)
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 00:04:24.87 ID:H09h3oQN0
女帝様を見捨てたのが良かったという訳では断じてないが、一緒にジェニーとここまで来れて良かったって
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 00:10:13.41 ID:/w97SHPE0
せっかく武術が盛んな国に来たので、ウェルドールの武術について一緒に研究してみることを提案する
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/23(水) 00:11:42.50 ID:keVe4MRCO
無難に魔法の鍛錬もしよう
737 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/03/24(木) 11:32:37.78 ID:2H75oLZ0O
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/09(土) 21:21:15.29 ID:sMpsxCN7O
待っているぞ、身体を大事にな
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/09(土) 22:25:31.73 ID:AtPdxG2d0
パート化スレで完走できるのって1スレ消化に1ヶ月とかのハイペースで飛ばして何とかってくらいだし時間経過によるモチベーションの低下がそろそろ心配になってきた
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 00:35:18.12 ID:ltYa88+/O
仮にモチベがあったとして半月に一度の更新もできないようじゃ完結までに何年かかるんだって話だしな
しかもここからさらにキャラ増やしたりしたら余計捌けなくなる(或いは陵辱ロストまみれ)わけだし
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 06:52:31.48 ID:tN+InmcRO
Hシーンの書き溜めなら兎も角こんなどうでもいい場面で1ヶ月もかけてるようじゃもうダメそう
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 09:40:00.76 ID:B6BMIYXTO
存在意義の薄いジェニファーとの交流かつ無難な内容じゃ書きにくいってのもあるかもしれんが……
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 15:04:40.04 ID:ccpdVK8t0
かなりの期間続いて支援絵まで投げられるようなスレでさえもこんなよくわからないポイントでエタるのか……
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 15:37:13.67 ID:ipUAiGeZO
フローリアの淫欲度の増加具合から単純計算したら低く見積もっても完結まで5年はかかりそうだな
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 17:59:58.22 ID:WXU3mxD+O
>>743
このスレは>>1自らが描けるわけだし、>>514見る限り純粋な支援絵ってよりただ自分の絵を描きたい欲求をスレを使って満たしてただけっぽいけどな
正直支援絵どころかwiki作られたスレさえエタることはある
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/10(日) 19:10:17.36 ID:Rv12jCV4O
こんな会話定期的に見せられてモチベ維持しろって方が無理な話じゃね

エタって欲しくないなら感想の一つでもつけりゃいいのに
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/12(火) 01:15:16.66 ID:AcKqGO9v0
20日経ったか。どこかで見た一つの生死ラインだな……
>>746、そう言う君も感想書いてないじゃない。書きたくても書けないようなところで止まってるんだよ
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/12(火) 11:01:16.18 ID:BTT7FrqX0
更新頻度が低いのは別に構わないけどモチベを維持する事も込みで最終的に物語を終わらせるビジョンが>>1の中にあるのかは気になるよな
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/04/12(火) 12:29:59.95 ID:3nr97F0gO
初めは書く気満々だった作者が2年3年と続ける内にモチベが磨り減ってエターなパターンは何度か見てきたからなぁ……
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/14(木) 08:37:06.82 ID:Cbuz4CqoO
もう要点だけ掻い摘んでさっさと進めた方が良いと思う。自由行動とかモンスターとのバトルとかやることほとんど変わらないし
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/15(金) 20:01:53.07 ID:N5OfKWGaO
今までこんな変なタイミングで止まったことなかったし終わりか……
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/16(土) 18:31:45.58 ID:LlumrLeY0
一応1カ月は待つけどこりゃ厳しいか
これでまたこの板のファンタジースレ全滅かと思うと悲しみ
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/18(月) 21:59:10.92 ID:Asw5kRU40
読者からの期待値が高くなればなるほど作者が書きづらい環境になってくの悲しい
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/20(水) 13:52:39.58 ID:6xL8qJbOO
どの道エタるんだったらミリア編やらんでその期間分で今の国の描写に回して欲しかったな……
ミリア編そのものが悪かったとかじゃなくて本編ぶった斬る形で突入したからなあという
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/20(水) 17:23:35.43 ID:38DSMCJyO
>>1のモチベキープという観点から見ても妹姫編での失速は結構響いてそう
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 00:17:19.07 ID:nwFmPlFPO
一ヵ月は流石にエタ認定せざるをえんな
無言エタは褒められたもんじゃないけど溢れかえってはいるし、下手にエタ宣言という名の砂かけして某適当ファンタジーのようにならなかったと少しでも前を見るとするか……
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 00:32:59.53 ID:HJweiKYA0
ルルの、というよりは>>1の純愛H描写がどんななのか見たかったなぁ……後1回2回続いてさえいれば見られたかもしれないだけに悲しい
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 01:01:03.20 ID:ypKLOB5Lo
初採用された直後のエターは痛恨っすわ……
まあもし気が向いたらまたふらっと続きを書いて欲しいっす
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 08:37:02.24 ID:Kd3+mMyV0
もうダメだエタったと言いながら定期的にレスついてんのは未練がましいとも言える反面それだけ期待されてたってことでもあるんだよなぁ……
ツイッターでもこのスレがなエタるとなかなしいとかぐちぐち言ってるのいるけどなら追加の支援絵なりレスなりで>>1のモチベ上げりゃよかったのに
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 09:00:08.81 ID:Sswt6hslO
他のスレでも作者のツイ垢に凸ってた人いたけどここで直接指摘してもやる気削ぐだけでは?
まさかとは思うけど排除する為にあえてやってる?
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 09:25:24.18 ID:SBlpLx4JO
作者のアカウントがあってそこでだけスレのエタり宣言してるとかならともかく、支援絵?の方のアカウントなら別にどうでもいい。そんな簡単に辿られるのかって呆れはあるが
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 16:04:05.30 ID:v3rPq+eLO
ここが期待されてるというか他に集まれるスレが無さすぎるんだよなあ
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 16:27:08.23 ID:HJweiKYA0
RのファンタジーSSで生き残ってたのここだけだったしねぇ……もう一個の姫スレは他板に追放されたし全滅だ
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 16:33:07.08 ID:5mKAMMtr0
>>763
ちょっとそこ教えて
安価で全て作るスレも開幕で沈んで辛かったな……
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/22(金) 16:54:11.64 ID:ZUcTXYYtO
あのスレの事だろうけどもう本編完結してるし今から行く意味なさそう
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/04/29(金) 15:21:32.98 ID:hvS614Dx0
自分で安価SS書いたことのない奴は一度挑戦してみろ。無事完結させれたら胸を張れ!
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:38:35.28 ID:ihDcxAkHO
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/09(月) 12:13:54.84 ID:7rhXILsH0
普通に飽きたんじゃない?
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/21(土) 01:55:21.97 ID:wxYs+McB0
ワンチャン戻ってくるかなと思って待ってたけどダメだったか
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/22(日) 15:39:40.50 ID:cAIwzIIGO
長くやるとどこかで間違いなく揉め事起きるしそうなった時に耐えられるメンタル持ってないと長編安価スレやるのは厳しいと思う……
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/06/03(金) 00:54:49.38 ID:3NbBZ3Wr0
未完でも良いから世界観設定だけでも知りたかったな
スレ立て時に任意で作成可能な、スレが数ヶ月以上更新されなかった時に閲覧制限が自動で解除される作品設定メモみたいなのあれば良いのにって思う
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