ポケモンレジェンズ主人公「ヒスイ地方来たけど」(安価 コンマ

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 02:59:14.85 ID:UrZ2L0xR0
主人公「異世界転生したと思ったら過去の世界だった!」

ラベン博士「だ、大丈夫ですか?」

主人公(大丈夫も何も……)

モクロー「クポォー」

ヒノアラシ「プシュッ」

ミジュマル「ビチャチャ」




主人公プロフィール指定

>>3

1 テル  男 (ポケモン知識0
2 ショウ 女 (ポケモン知識0

3 テル  男 (ポケモン知識普通
4 ショウ 女 (ポケモン知識普通

5 テル  男 (ポケモンマスター
6 ショウ 女 (ポケモンマスター

7 その他 (自由指定可
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 03:12:15.12 ID:UrZ2L0xR0

※ 注意

>>1は図鑑コンプ済みで、ネタバレもバシバシすると思います。
エロは指定あれば割と書きます。
グロや過度な虐待は苦手なのでお断りするかもしれません。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 03:27:07.85 ID:Eu7ixKKIO
4
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 03:53:31.00 ID:UrZ2L0xR0

ショウ「私は、えっと……」



モクロー「クポクポ」スタコラ

ヒノアラシ「プシュゥゥ!」スタコラ

ミジュマル「ビチャチャ ビチャ」スタコラ

ショウ「……、あ、逃げた」

ラベン「ああ、そうでした。逃げ出したポケモンをつかまえにきたんでした!」

ショウ「あの、手伝いましょうか?」

ラベン「え、出来るんですか!? そ、それはラッキー!」

ショウ「はい。捕まえる位なら全然」

ラベン「!?」




………………

始まりの浜 野外訓練場

ショウ「さて……と」

ラベン「ああ、捕まえると言っても手で捕まえるのではなくてですね、この……
    モンスターボールで捕まえるんです」

ショウ「はい」

ラベン「……疑問に思わないのですね?
    こんな小さなボールに入るなんて普通は思わないと思いますが…」

ショウ「そうですか?」



ラベン「と、とにかく捕獲の方をお願いします!」

ショウ「OK 任せてくださいっ」ニコ


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 03:54:20.38 ID:UrZ2L0xR0



ヒノアラシ「プシュ!」

ショウ「……それっ!」シュッ

モンスターボール「バシッ!!」

ヒノアラシ「ヒノッ!?」ビクッ



ラベン「おお!?」

モンスターボール「……ブシュッ!」ドン! パラララ!

ラベン「っ 凄いですね。一発で捕獲できるなんて」

ショウ「まー、こんなもんですよ」フフン

ショウ(この調子で……!)


………………


ラベン「すごいですね、あっという間に三匹とも捕まえてくれるなんて」

ショウ「へへへ……」



ラベン「……ところで、見たところ遠方より来たようで……
    ナニがあったのか事情を聞いても良いでしょうか?

    捕獲を手伝っていただいたわけですから、
    こちらとしても手伝えることは手伝わせてください!」

ショウ「ええ、それがですね……」



>>直下

ショウの事情


1 ショウはポケモン世界のシンオウ地方から来た女の子で、
  ある日突然次元の狭間に吸い込まれてなんかヒスイ地方に来ちゃった。
  ※ほぼ本編と同じ運び 

2 ショウはポケモン世界を外側から見る世界(現実世界)の女の子で、
  ある日突然次元の狭間に吸い込まれてなんかポケモン世界に来ちゃった。
  ※ほぼ本編と同じ運び 
 
3 ショウは記憶のない存在で、過去の事をなんも思い出せない。
  けどなんとなくポケモンは知ってる。
  ※今後ショウの素性が決まっていくスタイル

4 ショウは周回プレイヤー(二回目で、今後の事も大体知ってる。
  ※選択肢に変な物が増える。

5 ショウは周回プレイヤー(n回目で、全部あらましを知ってるし大体の事はやりつくした。
  ※選択肢にもっと変な物が増える。

6 その他

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/05(土) 03:58:28.22 ID:wDwPQIfL0
2
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 04:21:36.50 ID:UrZ2L0xR0

………………

少女説明中

………………


ラベン「……ニホン地方、ですか。
    聞いた事があるようなないような……」

ショウ「地方ではなくて国で……まぁ、わかりませんよね」

ショウ(ゲームの世界に異世界転生しちゃったかぁ……
    ありがちだけど、ちょっとワクワクしちゃうかも……)


ラベン「……しかし、どうやら住む場所もない様子。
    まずはこの恩を返す為に、しばらくの拠点を提供いたしましょう。
    そして、その後は、そのポケモン捕獲の腕を買って、お願いしたい事があります!」

ショウ「は、はい なんでしょう」



ラベン「ズバリ、調査隊の一員となって、
    ポケモン図鑑の完成の為に力を貸してください!」



ショウ「……ポケモン図鑑完成」チラ

アルセウスフォン「……」

ショウ(アルセウスフォンには、全部のポケモンに会えって書いてるけど、
    ポケモン図鑑を作るのを手伝えば、一石二鳥だよね。
    それに家も提供してもらえるなら安心、かな?)



ショウ「分かりました! お受けしましょう!」

ラベン「splendid!
    ありがとうございます!
    これから よろしくお願いしますね!」

ショウ「はい、こちらこそ!」



……………………

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 04:23:53.47 ID:UrZ2L0xR0

……………………

コトブキムラ イモヅル亭


店主ムベ「……なんだ、そこな小娘は」

ラベン「紹介します。
    こちら遠方よりいらしたショウさんという方で、
    今からギンガ団の調査隊に入ってもらう予定なんです!」

ショウ「どうも、よろしく」

ムベ「……デンボクは知ってるのか?」

ラベン「デンボクさんにもシマボシさんにもこれから報告するところで……」

ムベ「……ふん」

ラベン「込み入った話なのでボク一人で行ってきます。
    ショウさんはこのイモヅル亭でディナーでも頂いていてください」

ショウ「はい。あ、えっと、私お金ないんですけど」

ラベン「そのくらいボクが持ちます!
    御礼も兼ねてね」ニコ



ムベ「……ふーむ」

ラベン「と言うわけで、ムベさん自慢のイモモチをよろしくお願いしますね」

ムベ「まぁ、いいだろう」



………………

ムベ イモモチ焼き中

………………
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 04:24:24.55 ID:UrZ2L0xR0

ムベ「ホレ、飯だ」

ショウ「ありがとうございます」

ムベ「……しかし、うろんなやつよのう」

ショウ「うろん?」

ムベ「言葉もしらなんだか。
   遠方と言うのは外の地方か?」

ショウ「えっと、まぁ、そんなところです」




ムベ「 」ギロンヌ

ショウ「!?」ビクッ



ムベ「……そうか」

ショウ(なんだったんだろ、今の)



次の行動

>>直下

1 ショウ(なんか怖い人だな……ラベンさんには悪いけど少しだけ食べて移動しよう)
  本編ルート脱線?
  
2 ショウ(おとなしくしておこう)
  ショウ「いただきます」
  ムベ好感度アップ


3 ショウ(顔は怖いけど、でも割と男前かも)
  ムベとの会話延長


4 その他
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 05:07:25.08 ID:LT5tj1OZO
2
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 05:32:03.78 ID:UrZ2L0xR0


ショウ(おとなしくしておこう)

ショウ「いただきます」ペコリ

ムベ(礼儀はちゃんとしておるようだ)

ショウ「……モグモグ」

ムベ「どうだ? 口に合うか?
   異国の舌に合うかどうかは流石にわからんでの」

ショウ「美味しいです」

ムベ「……そうか。
   ふむ、そうかそうか」

ショウ「?」モグモグ

ムベ「いや、なに。
   イモモチを美味しく食べられるものに悪い奴はおらん」

ショウ「ふぉうでふかね?」モグモグ

ムベ「そんなもんじゃ。
   ほれ、もっと喰え」

ショウ「じゃ、遠慮なくっ」




***ムベ→ショウの好感度が『悪くない客』程度になった。***




………………
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 05:34:50.01 ID:UrZ2L0xR0

………………

ショウ食事中



テル「……なんだなんだ? ムベさん。
   珍しくギンガ団以外にイモモチ出してるんですね」

ムベ「おう、テルか。
   こやつは調査隊に入るそうじゃぞ?」

テル「は、はぁ!? 新入隊員ってこと!?
   こんなカブきモノが?」

ショウ(カブキ……?)イヨォー ッポンポン



テル「また適当なこと言って……それじゃラベン博士みたいですよ」

ラベン「適切に当たる という意味では合っていますよ。テル君」ヌッ

テル「うっわ!? いつの間に!?」

ラベン「お待たせしましたショウさん。
    話は隊長に通しておきましたよ。
    
    少なくとも、今日の寝床だけは完ぺきですっ!」

ショウ「良かった。ありがとうございます」

テル「えー、調査隊の宿舎使わせるんですか?」

ショウ「……ダメなの?」

テル「あ、いや、ダメとかじゃないけど。
   良いのかなかぁ、よそ者をホイホイ連れ込んで」



シマボシ「私が許可した。
     異議申し立ては私に通達せよ」ヌッ

テル「隊長!?」ビクッ

シマボシ「……どうなのだ?」

テル「いえ、異議とかではないです、けど……」


シマボシ「ふぅ……まぁ、テル隊員の言う事も良くわかる。
     だから、調査隊隊員の宿舎を貸すのは今夜限りである」



ショウ「ええぇぇぇ!?」

ムベ「ほう、宿なしかえ?」



13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 05:35:27.97 ID:UrZ2L0xR0
シマボシ「最後まで聞くのだ。

     今後、その宿舎を利用したい場合は調査隊に入隊する事が条件だ。
     ショウ、キミが効いた図鑑の手伝いの事だぞ」

ショウ「あ、はい! それなら大丈夫です、お手伝いします!」

シマボシ「とはいえギンガ団もただ飯を食らわせるほどの余裕もない。
     そして、よそ者であるキミを匿うという危険も考慮した上で、



     特別試験を行う」ドドン




ショウ「試験?」

シマボシ「ああ。入隊試験だ」

テル「あ、そうですよね。それなら納得です」

ラベン「……」ゴクリ



>>直下

試験内容

1 ビッパ ムックル コリンク を捕まえてくる。
  ※本編通り

2 オヤブンポケモン(ポケモン指定可) の捕獲
  ※ハードモード

3 その他
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 06:34:48.51 ID:Jti+luH4O
1
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 06:44:38.11 ID:UrZ2L0xR0

シマボシ「試験内容はビッパ ムックル コリンクの捕獲。
     詳細は追って伝えるが、今提示できる情報はこれだけだ」

ショウ「ビッパ ムックル コリンク ですね。わかりました」

テル「……しょ、正気ですか?
   入隊試験で三匹も捕まえるなんてそれは余りにも」

ショウ(そんな難しい事かなぁ。
    どれも序盤のポケモンだし……?)

シマボシ「よそ者をムラに入れ、しかも調査隊に即入隊させるためには、
     それ相応の勲章が必要だ」

テル「は、はぁ」



ショウ(なるほどね、この時代はポケモン捕獲できるだけで十分すごいんだ。
    まさに異世界転生って感じ)ニヤニヤ



シマボシ「キミがもし、本当に三匹のポケモンをすぐに捕獲できるような人材ならば、
     我々はキミに対して宿舎も提供するし当面の面倒はこちらで被ることも約束しよう。

     そいう言う事だ」

ラベン「……大変ですが、やってみてくれますか?
    きっとキミならなんとかなるはずです!」

ショウ「はぁ、まぁ、さっきので感じは掴んだんで、
    多分できると思います」

テル「そんな軽い感じで引き受けるもんじゃないぞ?
   ポケモンってのは……

   はぁ、まぁ、お前がいいっていうならそれでいいけどさ」




シマボシ「とかく、キミがやるべき事は試験に合格すること、だが、
     今もっと大切なことは別である」




ショウ「そ、そのたいせつなこととは……?」ゴクリ




16 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 06:47:15.64 ID:UrZ2L0xR0


シマボシ「……冷める前に、そのイモモチを平らげることだ」

ショウ「……っ それもそうですね!」

ムベ「流石隊長、わかってらっしゃる。
   どうぞ、いつもの席へ」

シマボシ「話の続きは明日だ。
     今は夕食をいただくとしよう」



テル「……俺も腹減りました。
   ムベさん、こっちもイモモチください」

ラベン「ですね、ボクも頂きます」

ムベ「あいよ。あんたらはいつも外で喰うからな。
   熱々で出してやるから待っとれ」

スタスタ



ラベン「さて、まぁ聞いての通り、試験内容は実にハードです。
    ざっと聞いた感じどうでしょう?」

ショウ「そうですねぇ……」

テル「まぁ、おれも無理難題だと思うけどさ。
   でも試験やるなら手伝うし、頑張ってくれよ!」

ショウ「え? あ、ありがと」

ラベン「おやおや、先ほどまでよそ者扱いだったのに、
    試験を受けるとなると途端に先輩面ですか?」ニヤニヤ

テル「そりゃそうですよ。
   ショウは最早よそ者ではなく、調査隊の入隊希望者ですから。
   隊員であるおれは先輩です。これはゆるぎない事実っ」

ショウ「はぁ、そうですか」モグモグ

ショウ(調子の良い男の子だなぁ)



夕食会話

>>直下

1 ラベンに話しかける
  ショウ「そう言えばさっきのポケモンって、どうしたんですか?」
  
  ※ポケモンを今選択できる。及びラベン→ショウの感情度変化


2 テルに話しかける
  ショウ「テル君ってどんなポケモン使ってるの?」
  
  ※テル→ショウの感情度変化


3 テルが話しかけてくる
  テル「なぁ、ところでその……
     ショウの格好はそれ、寒くないのか?」モゴモゴ

  ※ショウ→テルの感情度変化


4 その他
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 06:50:26.57 ID:Jti+luH4O
3
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:19:33.39 ID:UrZ2L0xR0


テル「なぁ、ところでその……
   ショウの格好はそれ、寒くないのか?」モゴモゴ

ショウ「あー、ちょっと寒いかな―。
    普通に部屋着だしねー」

テル「ヘヤギ ああ、部屋の着モノか。
   しかしその、婦女子が足をそんなに出すのはいかがなものかと」

ショウ「……足」チラ

ラベン「ふむ、テル君。
    良い事を教えましょう」

テル「な、なんですか?」

ラベン「女性の露出度を指摘する事は、セクシャルハラスメントに値する可能性があります。
    先輩から後輩に対して言うのは、尚更です!」

テル「せ、セク? 面胴?」

ラベン「つまるところ、今の発言は

    『自分、キミの足を見ています』という意味にもなるのです。
    つまり、スケベであることを自ら吹聴したようなものなのです」

テル「!?」スガボガン!!



ショウ「……ふーん?
    テルは、私の足が気になるんだぁー?」ニヤニヤ



テル「べっ! 別に! 違うからな!?
   そんな格好だと目のやり場に困るし、
   ああ、それとあれだ。野草に足を切られる! ポケモンと相対するのも危険だ。
   そう言う事を言いたくてな!?」

ショウ「……」ジトー

テル「聞いてる!?」(////

ショウ「……ふ、フフフ  あはははは!
    ごめん、ごめんて。
    心配してくれてるんだよね。ありがと」

テル「はぁぁぁ……とんだ後輩だよ、もう」

ラベン「まぁ、確かに素肌をさらすのが危険なのは確かです。
    ショウさんのニホン地方と言う場所ではそれでもいいのかもしれませんが、
    服装はおいおい考えましょう」

テル「そうしてくれっ」プンスコ

ショウ「はーい。気をつけまーす」

ショウ(なんだ。よそ者に厳しいのはちょっとアレだけど、
    テル君も結構良い奴なんじゃん)ニコニコ

テル「……なんだよ?」

ショウ「ううん、別に?」ニコ

テル「ったく」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:20:07.90 ID:UrZ2L0xR0


ムベ「おい、イモモチが焼けたぞ」

ラベン「ああ、来た来た」





三人「いただきまーす!」




***ショウ→テルの感情度が『良い先輩』になった。***

***テル→ショウの感情度が『足が気になる』になった。***




テル「……って、お前まだ食うのか?」

ショウ「え、ダメだった?」

ラベン「カビゴン並の食欲、大いに結構!」



………………

時間経過 → 翌日

………………

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:33:56.07 ID:UrZ2L0xR0

コトブキムラ 朝

調査隊宿舎 借り部屋



ショウ「……ん」ムク

ショウ「……」キョロキョロ


ショウ(夢ではないみたいだ。
    時代劇みたいな家で寝て、
    起きたらまたこの光景で……)


ショウ「……はぁ」

ショウ「わたし……ちゃんと帰れるのかな?」



ドンドン

ショウ(ノックの音?)

ショウ「はーい!」

戸越しのテル「ショウ、起きてるか?
       そろそろシマボシ隊長に試験の詳細を聞きに行くぞ!」

ショウ「っ そうだった。
    ごめーん、今から準備するー!」

テル「急ぎじゃないけど急げよ。
   試験次第ではその後が大変なんだから」

ショウ「うん、わかってるって」

ゴソゴソ



ショウ「……これ、制服かな?
    テルの服にも似てるし」

ゴソゴソ

ショウ「テルー?
    この服、着ても良いのかな?」

テル「え? ああ、制服置いてあるのか?」

ショウ「うん。多分」

テル「そ、そうか」

ショウ「……」

テル「……着た方がいいと思うぞ。
   そこにあるってことは、そういう意味だろ」

ショウ「じゃ、そうするね」



ゴソゴソ

戸「ガラリ」

ショウ「お待たせっ」

テル「ん、おう。似合ってるな」

ショウ「えへへ」ニコ

テル「でもその制服も試験に受からないと没収されると思うからな。
   気合い入れてけよ!」

ショウ「了解です、先輩」ビシッ


………………
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:34:47.31 ID:UrZ2L0xR0

………………

調査隊本部



仕事中のシマボシ「……」

テル「調査隊隊員テルです。
   ショウを連れてきました」

シマボシ「入れ」

テル「失礼します」

ショウ「失礼します」

スタスタ



シマボシ「……ふむ、制服を着たか。
     気も引き締まったろう。中々良い面構えになった」

ショウ「ありがとうございます」ニコ

テル「こら、笑うなよ」

シマボシ「試験内容を反復する。
     ビッパ ムックル コリンクの捕獲。

     モンスターボールに捕獲する過程と結果により、キミの調査隊への採用を検討する」

ショウ「はい、わかりました」

シマボシ「……さて、テル隊員 キミには万が一のサポートとして彼女の補佐をしろ」

テル「ハイッ」

シマボシ「話は以上だ。
     各自全力を尽くすように」

テル ショウ「「はいっ!」」


スタスタ

ラベン「とても元気の良い声で安心しますね。
    どうも、昨日ぶり、ショウさん」

ショウ「あ、ラベンさんおはようございます」



ラベン「さて、野生のポケモンを相手にするなら人間一人では心もとない。
    それにキミはどうしても試験に受かってもらいたいとも思っているので、
    ここでキミの相棒となるポケモンを進呈したいと思います」

テル「……大丈夫かな。
   ポケモンをあげたりするなんて……」

シマボシ「織り込み済みだ。
     それに、ラベン博士には考えがあるようだ」



ショウ「やったー! 初めてのポケモンだー」ニコニコ

ラベン「昨日捕まえた三匹から選んでください」

ショウ「誰にしようかなー……」ウキウキ

ショウ(実は憧れてたんだよねー……博士からポケモン貰うってシチュエーション!)

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:35:54.49 ID:UrZ2L0xR0



モクロー「クポォ」

ヒノアラシ「プシュ」

ミジュマル「ビチャチャ」

ショウ「君たちも昨日ぶり、おはようっ」




テル「……なんだ、あいつ。
   ポケモンとあんなニコニコして会話してやがる」

ラベン「それが彼女の凄いところですよ。
    それか、ニホン地方ではポケモンは怖い存在ではないのかもしれませんね。

    そんな彼女だからこそ、ポケモンを預けるにふさわしいと思うのです」

シマボシ「一理あるな。あの物怖じしない感じは調査隊に向いているかもしれん。
     だが、同時に危険でもある」チラ

テル「わかってますよ……」




ショウ「……それじゃあっ」



>>直下


1 ヒノアラシを相棒にする

2 ミジュマルを相棒にする

3 モクローを相棒にする

4 その他 (指定可 場合によって若干のストーリー変動

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 07:37:15.04 ID:4D/ajc2o0
1
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:55:32.08 ID:UrZ2L0xR0


ショウ「ヒノアラシ! キミに決めた!」

ヒノアラシ「ヒノ!!」ピョン!

ショウ「うはー! あったかーい!」ナデナデ

ヒノアラシ「ヒノノー」

ショウ「ソウルシルバーやったことあるから思い入れあるんだよねー ウフフ」



テル「げぇっ、もうポケモンを手なずけてやがる」

ラベン「見込みあり、でしょう?」

シマボシ「うむ」

ショウ「ラベン博士ー 私ヒノアラシにするー」

ヒノアラシ「ヒノヒノノ」

ラベン「よろしい。それではヒノアラシは頼みますよ、ショウさん」

ヒノアラシ「ヒノノ」ノシノシ




ミジュマル「ミッジュ?」

モクロー「クッポポ」

ラベン「君たちはボクとお留守番です。
    貴重なポケモンですからね。調査協力、お願いしますよ」

ミジュマル「ミジュー……」

モクロー「クペッ」



ショウ(残念がってる?
    私もしかして結構ポケモンに好かれるそしつあるのかな?)ニヤニヤ

ヒノアラシ「ヒノ」



25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 07:56:24.01 ID:UrZ2L0xR0


テル「……それじゃ、行こうか。
   黒耀の原野はすぐそこだ。
   まずは門まで行こう」スタスタ

ショウ「はーい」スタスタ

ヒノアラシ「ヒノ」テクテク




ラベン「あ、ちょっ、ちょっと!!」

ショウ「はい?」

ヒノアラシ「ヒノ?」

ラベン「ポケモンは、なるべくボールに入れて歩いてくださいっ」

テル「そ、そうだぞ。ポケモンは危険なんだからな!?」



ショウ「え、連れ歩きは?」

テル「もってのほかだよ!」



ショウ「ちぇー、今回は連れ歩きないのか―」

ヒノアラシ「ヒノンノ」ガクッ

ショウ「ヒノアラシ、おいで」

モンスターボール「パシュ」



シマボシ「先が思いやられるな」

………………

門までの道すがら



ラベン「ニホン地方では連れ歩きが普通なんですか?」

ショウ「うーん、私はそういう世代だったなぁ」

テル「……ずっとポケモン出してるって、修羅の世界かよ」

ラベン「そうとも限りませんよ。
    ポケモン全てがバトル大好きってわけではないですから」

テル「だとしても凶暴なポケモンだっているだろうに」

ショウ「ちゃんと接すれば大丈夫だよ。
    ねー? ヒノアラシー?」

モンスターボール「コロン」

テル「しまっておけしまっておけ」




門で出会う人


>>直下

1 ウォロ ※本編通り

2 セキ

3 カイ

4 その他 (指定可 


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 07:58:32.59 ID:cKLY9E8wO
3
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 08:20:37.50 ID:UrZ2L0xR0


ラベン「おや、あれは……」

カイ「……ラベン博士か」

ラベン「ど、どうもどうも、こんにちは」



テル「ゲッ まずい相手に遭っちゃったな」

ショウ「……誰?」

テル「シンジュ団の長。
   カイだ。

   あんな見た目だが人望もあり、ヒスイの伝統にも明るい。
   だけど、融通の利かなさや思想の大きさは、ちょっとな」

ショウ「はえー」

ショウ(見た目は美少女、って感じだけど)



カイ「相も変わらずポケモンを支配する計画を練っているようだな?」

ラベン「支配だなんてとんでもない。
    確かに、捕まえてはいますけど、あくまで研究の協力のためであって、
    ポケモン達を粗雑に扱っているつもりはこれっぽっちもありません」

カイ「どうだか。
   ……ん? そっちのは新人か?」



ショウ「私?」

カイ「見ない顔だな」

ショウ「どうも、はじめまして。
    ショウです」

カイ「ああ、わたしはカイ。
   シンジュ団の深謀遠慮な長だ」

ショウ「シンボウエンリョ」キョトン

ラベン「遠い未来をも見据えて計画を立てる事を云う言葉です」



28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 08:22:21.96 ID:UrZ2L0xR0


ラベン「さてカイさん。彼女は今から入隊試験を受けに行くのです」

カイ「入隊試験、か。
   やめておけ
   シンオウさまはポケモンが暮らす為に大地を作られた。

   そのポケモンを捕まえて支配するなど、愚の骨頂」

ショウ「は、はぁ」

カイ「……止めはしないが、我々シンジュ団としては、ギンガ団のやり方は気に入らない。
   ポケモンをボールに閉じ込めるなど、考えられん」

ラベン「はぁ、中はそれなりに快適なんですがねえ」



テル「はぁ、まぁ、こういう人なんだよ。
   気にせず行こうぜ」

ショウ「……」




ショウ 行動選択

>>直下


1 カイに異議を唱える。
ショウ「私もラベン博士も支配なんて望んでないよ」

+ポケモンバトル

ラベン→ショウの感情度変化
カイ→ショウの感情度変化



2 カイに賛同する
ショウ「わかるー! わざわざボールに入れなくても良いよね!」

カイ→ショウの感情度変化



3 テルと先に行く
ショウ「難しい事は博士に任せようっと」
テル「それでいいと思う」

テル→ショウの感情度変化

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 08:36:34.99 ID:TOaIoZFdO
2
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga sage]:2022/02/05(土) 08:45:25.35 ID:UrZ2L0xR0
中断します。 続きはまたいつか。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 12:44:45.41 ID:BkiXOkmUo
おつ
きたい
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 18:13:57.15 ID:UrZ2L0xR0




ショウ「わかるー! わざわざボールに入れなくても良いよね!」





カイ「……は?」

ラベン「っ、ショウさん。それ、キミの立場ではあまり言っちゃいけない奴……っ!」

テル「何言ってんだよお前っ。
   す、すみません。こいつ新人で、あんまり世間のこと分かってないっていうか
   カブきモノで……」

ショウ「いや、だってさー。ポケモンが悪いわけじゃないじゃん?
    野生のポケモンが危険だっていうのは接し方が間違ってるだけだと思う」

ラベン「それは確かに一理ありますが……
    あれ、もしかしてショウさんモンスターボール否定派です?」

ショウ「それはまた別。モンスターボールの中は快適だっていうし、
    ボールが落ち着くポケモンもいるって何かどっかで見たような……
    ソースないけど」

カイ「……ナニが言いたいのだ? あなたは」

ショウ「ボールに入れるのが可哀そう、ってわけじゃないけど。
    連れて歩くのくらいはいいよね? って思うし、
    カイちゃんの言う事もわかるなーって思うわけよ。

    それだけ」

カイ「……うろんなやつだな」

ショウ「ウロンじゃない、ショウ」

カイ「そういう意味ではない。『胡乱』とは……
   ………………はぁ、もういい。疲れた」

ショウ「ねぇ、シンジュ団はポケモンと一緒に暮らしてるの?」

カイ「ん、なんだ、興味があるのか?
   しかしお前たちのようにポケモンを支配しているわけではない」

カイ「シンジュ団は伝統やヒスイの大地に重きを置き、
   この大地でポケモンと生きるための営みをしている。

   一緒に暮らしていると言うよりは、
   ポケモンの為にシンオウさまが作りたもうた大地に住まわせてもらっている、
   と言うのが正しいな」

ショウ「ふーん。シンオウさま。ね。
    ん? こっちの伝説ポケモンってディアルガとパルキアとかアルセウスじゃなかったけ?」

テル「……なんだそれ?」

ショウ「あー、イヤこっちの話」

カイ「なので、お前たちギンガ団の開拓は、余り好ましくない。
   シンオウさまの土地を荒らすことに他ならないからな」

ショウ「そっかぁ、開拓すると人間が便利になるけど、ポケモンの住処を削ることにもなるのかぁ」

カイ「その通りだ」

ショウ「……んー、難しいね」

カイ「……そうかもね」


***カイ→ショウの感情度が『ギンガ団の中では話のわかる奴』程度になった。***


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 18:15:59.54 ID:UrZ2L0xR0


カイ「オホン、話は以上だ私はこれから黒耀の原野の森キングの様子を見てくる」

ラベン「では我々はすぐそこのベースキャンプ迄ですので……」



>>直下 


1 ショウ「途中まで一緒に行こうよ。 カイちゃん」
  ※同行する。感情度変更やシンジュ団ルート分岐あり。

2 ショウ「じゃ、またね。カイちゃん!」
  ※カイとは別れる。シンジュ団ルート分岐フラグは今のところない。

3 ショウ「私シンジュ団興味あるかも」
  ※シンジュ団ルート分岐フラグだけ残して別れる。

4 その他
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 18:18:01.76 ID:DG9O9V3B0
3
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 18:19:42.29 ID:o5WTUsFiO
1
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 19:22:25.74 ID:UrZ2L0xR0

ショウ「カイちゃんさ。最後に」

カイ「なんだ?」



ショウ「私シンジュ団興味あるかも」



テル「は?」

ラベン「Whats!?」



カイ「……どういうつもりだ?
   シンジュ団に取り入ろうとしているのか?」

ショウ「ううん、そーいうんじゃなくて。
    本当に、ポケモンとボールとか、上下関係無しで共存とか、いいなーって思う」

カイ「………………」ジッ



ショウ「まぁ今すぐそっちに行くほど非常識じゃないよ。
    少しここの調査隊でホウコウしてから、
    時間なったらシンジュ団も見てみたいなーって思うんだけど、
    ……ダメかな?」キョロキョロ



ラベン「……」

カイ「……」

テル「……だ」



テル「ダメに決まってるだろ!
   あ、あのな、シンジュ団と我々ギンガ団は敵対こそしてないけど別に仲間ってわけじゃ……」

ラベン「ショウさんが、シンジュ団と……ふむ」

カイ「あいにくこちらも、お前たちのようによそ者をおいそれと入れるわけにはいかないのでな。
   そちらの少年の言う通り、その好奇心に好意的に答える必要性は感じられない」

ショウ「そっかー……」

カイ「ぅ……」



カイ「……あー。オホン。
   ラベン博士、この新入りに話があるから貴方達は先に行っていてくれまいか」



ラベン「ええ、良いでしょう。テル君行きましょう」

テル「え!? 良いのかよ博士!」

ラベン「良いんです。少しだけ我々は先に行きましょう。
    ベースキャンプ近くの見回りでもしながらね」

スタスタ

テル「あ、え。  わかりましたよ。
   ショウ、……えっと、気をつけてこいよ?」チラチラ

カイ「……ふん」

スタスタ






37 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 19:24:49.51 ID:UrZ2L0xR0


カイ「……ショウ、と言ったな?」

ショウ「うん」

カイ「シンジュ団に興味があるって、本気で思ってるんだ?」

ショウ「そうだよ」

カイ「……さっきも言った通り、はいそうですかと入れてやる事は出来ないし、
   貴方にも事情があるだろうし、
   今すぐ決定はできないのだけれど……

   まぁ、その」

ショウ「ん?」

カイ「一度、集落を案内するのは、やぶさかではない、かな、とは、思う。
   ……うん」モジモジ

ショウ「ホント!? 嬉しいなぁ」

カイ「だけどいつになるかわからないから、防寒着を用意しておいてね。
   シンジュ団の集落は純白の凍土にあるから。凍るよ?」

ショウ「マジか」

カイ「真面目よ。私はこのままでも大丈夫だけど」

ショウ「マジか」

カイ「うん」


ショウ「うん、わかった。用意しておくね」

カイ「しばらくギンガ団にお世話になるんでしょ?
   こっちの準備ができたら声をかけるから、貴方も取り合えず、試験?頑張ってね」

ショウ「うん、ありがとう、カイちゃん」ニヤニヤ



カイ「……なに?」

ショウ「いやぁ、カイちゃんも長としての貫録が抜けるとそんな感じなんだねって思って」

カイ「これでもちゃんと長としてやってるから、
   こういう言葉は同年代の子とか身内だけだよ。

   ……ちょっと喋りすぎたね。
   私も行かなくちゃいけないし、
   立場的に、必要以上に慣れ合ってるのを見られるとちょっとまずいの。
   ここで別れよ」

ショウ「大変だねぇ」

カイ「大変よ。いつか語って聞かせてあげる」

ショウ「楽しみにしてるよ」

カイ「楽しい話ではないかも」クスクス

スタスタ

カイ「それじゃ」

ショウ「うん、またねー!」

***カイ→ショウの感情度が『同年代の子』になった***
***ショウ→カイの感情度が『知り合い以上友達未満』になった***



………………
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 19:26:02.19 ID:UrZ2L0xR0

黒耀の原野
ベースキャンプでの男性二人


テル「……ショウ大丈夫かな。おれちょっと遠くから見てこようかな……」スタスタ

ラベン「良いですか、テル君。博士としてではなく、男として教えてあげます。

    女性同士の語らいに、男が首を突っ込んではろくなことになりませんし、
    それを見て見ぬふりをするのが紳士です」スタスタ

テル「はぁ、そんなもんですかね」

ラベン「カイさんは遠まわしに、
    『ここからは女同士の話をするから席を外せ』と言っているのです」

テル「はぁー、なるほど。
   おれには当たり強いのは、もしかしてカイって男が嫌いなのかな?」

ラベン「いえ、それは単純に彼女が調査隊が嫌いなだけで、
    ショウさんが調査隊の中でも話のわかる奴だと思ったからの事でしょう。

    もしくは、今頃ストレートにシンジュ団に誘っているのかも……」

テル「それはまずいんじゃないですか?」

ラベン「……ショウさんが、そのままついていってしまうとか
    非常識な行動を取る場合は少し困りますね。
    ギンガ団とシンジュ団の関係に亀裂が入ります」

テル「ですよね」

ラベン「だけど、ショウさんはしばらく奉公すると言っていました。
    つまり今はギンガ団に重きを置いていてくれるのです。

    ……私は、ショウさんがギンガ団の調査隊を知った上でシンジュ団と触れ合う事が、何か今後の未来を変えるきっかけになるんじゃないかと睨んでいるんですよ」

テル「………………は、はぁ」

ラベン「それはもしかしたら悪い出来事かもしれないし。
    でも、もしうまくいけば、シンジュ団の皆さまの我々への誤解が解けるきっかけになりうるかもしれない」

テル「………………」

ラベン「……どうかしましたか? テル君」

テル「博士、そこまで考えてショウを残してきたんですか?」



ラベン「いえ、さっさとカイさんの前からいなくなりたかっただけです」



テル「……」

ラベン「今の考えはそうなればいいなーって言う展望でしかありません。
    カイさんは我々に対してはああですが、一応人格者ですから、
    ショウさんが困るような事はしませんよ」

テル(……底の知れない人だ)







スタスタ

カイ「……」チラ

ラベン「ああ、どうも」



カイ「……彼女への要件は終わった。では、コレにて」

スタスタスタ





39 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 19:27:29.99 ID:UrZ2L0xR0


ラベン「さて、ショウさんは……」

ショウ「おまたせー」タッタッタ

テル「お、来た来た」

ショウ「さっそく試験始めよっか」

テル「……」

ラベン「そうですね。時間も多くはないですし、はじめましょう」




ショウ「よーっし、まずは……」

ラベン「ビッパから捕まえるのはどうでしょう?
    難易度はかなり低いと思われます。

    ボクでも……まぁ、一度は捕まえられた程度です」

テル「そうだな。ビッパは温厚だし、野生でもケンカを売ってくる個体は滅多にいない」

ショウ「あー、そっか。ゲームだとバトル主体だから『出会う、即バトル』だけど、
    この世界じゃそうだよねぇ。
    アニポケ基準かな?」

テル「また始まったよ、謎の呪文……」

ショウ「じゃあ、ぱぱっと捕まえますか!
    まずは探すところから! ビッパと言えば水辺でしょ!」

スタタタ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 19:28:12.12 ID:UrZ2L0xR0

テル「いや、探すまでもなくそこにいるんだけどね」

ショウ「……え」



ビッパ「ンプー」

ビッパ「モッキュモッキュ」

ビッパ「ンプクフ」

ワラワラ



ショウ「わーホントだ。
    草むらでもないのにざらに居るんだね。
    コレじゃ捕まえ放題じゃん」

テル「ところがそう単純にいかないんだな……」

ショウ(……とりあえず)



>>直下


1 おもむろにボールを投げる

  ※コンマ判定あり
  00〜50で成功
  51〜90で失敗
  91〜99で大失敗


2 草むらから隠れてボールを投げる
  
  ※コンマ判定あり
  00〜70で成功
  71〜99で失敗
  大失敗は無し


3 野生のビッパが可愛すぎて突撃

  ※コンマ判定あり
  00〜90で失敗するけど『ポケモン⇔ショウ』の感情度が変化する。
  91〜99で怪我


4 その他


ご飯なので安価置きながら中断します。
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 19:29:22.05 ID:F1D+MbdDO
2
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 19:35:43.75 ID:BkiXOkmUo
たんおつ
幸先よーし
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 22:33:51.70 ID:UrZ2L0xR0

草むら

ガサゴソ

ショウ「ステンバーイ……」

遠くのビッパ「ンップーィ」トコトコ

ショウ「ステンバーイ……」

遠くのビッパ「ンプー」クルッ

ショウ「っ」ファッ



ビッパ「ンプ?」

剛速球モンスターボール「ファッ」

ポシュッ!!




ショウ「……ビューリホー」グッ




テル「ラベン博士、アレが素人の動きか?」

ラベン「素人にしては動きが洗練されてますねぇ……」



ウォロ「ええ、そうですねぇそうですねぇ。
    とてもとても興味があります」



テル「……」

ラベン「……」

ウォロ「ね?」


44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 22:34:51.61 ID:UrZ2L0xR0


ラベン「うわぁぁ!?」ビクッ

テル「アンタ居たのかよ」ドキドキ

ウォロ「珍しいヒト、モノ、事柄のある場所に商人ありです。
    不自然ではないでしょう」

ラベン「タイミングが不自然ですよ」



タッタッタ

ショウ「見て見て、ビッパ捕まえた」

ビッパ「ンッププーイ」ポテポテ

テル「うわわわっ お前、ポケモンは基本ボールに入れろ!」

ショウ「大人しいよ? この子」

ナデナデモチモチ

ビッパ「ンプ-イ」スリスリ

ウォロ「おお、ポケモンとの距離感がほぼありませんね。
    まるで家族がごとく」

ショウ「いやぁー、これからうちの子になるわけですしー……」



ショウ「って、誰ですか?」

ウォロ「これは、自己紹介が遅れました。
    ジブンはイチョウ商会のウォロ。

    イチョウ商会とはギンナン率いる会社でして、
    ここヒスイ地方では団の分け隔てなく商売させていただいているところでございます。

    以後お見知りおきを」

ショウ「はー、サラリーマンってことですか。
    お仕事ご苦労様です」

ウォロ「流石、空から落ちてきた人と言うだけあって面白いこと言いますね、あなた。
    とても好ましい」

ショウ「こ、好ましい? やだなーもう、そんな顔でそう言われると困っちゃいますよう」テレテレ

ウォロ「しかも、貴方の捕獲術とても見事でした。
    草むらからの狙撃、そして
    教えられてもいないでしょうに背面取りも心得ていらっしゃる!」

ショウ「いやぁー、それほどでもありますかねー」ニヤニヤ

ウォロ「ふむ、大分おチョロくあらせられる」



45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 22:37:00.08 ID:UrZ2L0xR0


ウォロ「試験の事は小耳にはさみました。
    が、見たところ技術だけ洗練されていて実際にポケモンに慣れてはいないご様子。

    ……失礼かもしれませんが、お尋ねします。
    貴方、ポケモンで戦いをした事はありますか?」

ショウ「あー、それは、ないですね」

ウォロ「……原野に出るなら野生ポケモンとの戦いは避けては通れませんよ?
    補佐の方々も、一度は戦いを経験させておくべきでは?」



ラベン「それに関しては面目ないです。
    ボクはポケモンを従わせるのはからっきしで……」

テル「おれも、勝負は苦手で……」



ウォロ「……良いでしょう。では、せっかくなので私が練習相手になって差し上げます」

ショウ「練習相手?」



ウォロ「ええ。ポケモンで戦う、腕比べと行きましょう」



返答

>>直下


1 ショウ「……ポケモンバトルってこと?
        いいですね、やってみましょう」

  ※勝負する。
   ウォロ→ショウの感情度変化
   コンマ次第で勝負の結果が変わる。
  

2 ショウ「戦わせるのは最低限で良いので、腕比べとかはちょっと……」

  ※バトル拒否
   ウォロ→ショウの感情度変化
   

3 その他
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 22:40:31.48 ID:yAbEQyXl0
2
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 23:10:46.31 ID:UrZ2L0xR0


ショウ「……えっと」

ウォロ「なんです?」

ビッパ「ンッププーイ?」



ショウ「戦わせるのは最低限で良いので、腕比べとかはちょっと……」



ウォロ「……左様ですか。
    しかし、戦いは避けては通れない道、ですよ?
    ヒスイではそんな甘い考えでは背中を切られます」

ショウ「最低限は戦いますけど、なんていうかそのー……」

ビッパ「ンップー」

ショウ(思い出した)



ショウ(むかしゲームやってて、ポケモンバトルで負けた時、ゲームなのにスッゴク悲しかったんだ。
    ゲームの勝負で悲しくなるなんて……って思ったけど、
    
    私が負けて悲しかったのは、
    なんとなく、自分が持ってたポケモンに申し訳なかったからなんだ。
    
    それこそゲームのデータなんかに申し訳ないって思うのも変だけど……)

ショウ「……」

ビッパ「ンププ」

ショウ(今なら確実にわかる。
    私は徒にこの子達を戦わせたくない)




ショウ「……必要な戦いもこの先あるでしょうけど、
    今は必要じゃないと思います。

    ごめんなさい」

テル「ショウ……」



48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 23:14:00.85 ID:UrZ2L0xR0

ウォロ「そうですか、いえ、それもまたいいでしょう。
    ですがお節介は焼かせていただきますよ」

スッ

ウォロ「こちら傷薬です。
    卸販売などもやってますのでお近づきの印にどうぞ」

ショウ「あ、ありがとうございます。
    なんかすみません」

ウォロ「いえ、こちらこそ急に腕試しなどと言って驚かせてしまい申し訳ありません。
    今度は腕試しなどお誘いしませんので、気軽にご利用ください。

    ……といっても、ジブンは本業おろそかに遺跡を巡る事が多いのですが」

ラベン「……でもウォロさんの言う事ももっともだ。
    次に捕獲するムックルはともかく、その次のコリンクに至っては
    バトルは避けては通れないと思ってください」

ショウ「野生ポケモンとの戦いは仕方ないです!
    それはわかってます。

    一応この子たちもやる気っぽいですし」

ビッパ「ンップフ!」

ヒノアラシ「ヒノ!」

テル「うわわ、いつの間に二匹とも出してるんだよ!」

ウォロ「ははは、ポケモンたちの意気込みは十分なようなので良かったです。
    ではジブンはもう行きますね。
    お邪魔しました」

ショウ「邪魔なんてそんな。傷薬ありがとうございます」

ウォロ「いえいえ、ではまた」



スタスタスタ




ラベン「……ちょっと意外でしたね」

テル「ナニが?」

ラベン「ショウさん、ポケモン勝負は嫌いではないのかと」

ショウ「んー、バトルの概念はわかるし、
    ポケモンもバトルが好きな子がいるってのはわかるんだけど……

    私の知ってるポケモントレーナー……
    つまりポケモン使い達は、ほとんどが戦闘狂みたいなのばっかりなので、
    そういうのはちょっとやだなって思ってたんです」

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 23:15:57.09 ID:UrZ2L0xR0


ヒノアラシ「ヒノー?」

ショウ「キミ達はバトルしたい?」

ヒノアラシ「ヒノッ」

ビッパ「ンプッ」

ショウ「そっか、んじゃ、捕まえるときはお願いね」

ヒノアラシ「ヒノノッ!!」

ビッパ「ンップイ!!」



テル「……おれと同じかと思ったけど、そうじゃないみたいだな」

ラベン「そうですね。強い意志を感じます」



ショウ「さてっ! 切り替え切り替えっ!
    次はムックルかコリンクか! なんでもこいっ!」







>>直下


1 野生のムックルが現れた。
  ※コンマ判定
   00〜70 捕獲成功
   71〜99 失敗 時間経過

2 野生のコリンクが現れた。
  ※コンマ判定
   00〜10 華麗なる勝利と捕獲成功 バトルの才能あり!
   11〜70 捕獲成功
   71〜90 失敗 時間経過
   91〜99 怪我

3 その他

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 23:16:58.50 ID:+Yjg7hRBO
2
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 23:17:09.80 ID:BkiXOkmUo
1
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 23:17:29.02 ID:+Yjg7hRBO
10以下出したかったぜ…
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 23:17:30.05 ID:LT5tj1OZO
2
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 23:52:48.30 ID:UrZ2L0xR0


野生のコリンクが現れた。


ショウ「居たいた……さて、今度も後ろから」ソロソロ

テル「あっ ちょっと待った!」

コリンク「ウー グルルル……」

ショウ「ん!」ピクッ



テル「コリンクはビッパと違って気性が荒いんだ。そんなに近づくと」

ショウ「うん。もうこれは、やるしかないよね?
    試験合格しなきゃ、だし」



遠くのラベン「ダイジョーブですかー?」



ショウ「大丈夫ー……ってエラい遠いですね!?」

テル「博士は荒事には全く向いてないからあの距離で良いんだよ」

ショウ「まぁ、良いですけど」



コリンク「ンカァー!!」ピョン

バチバチ……



テル「うっ 、とはいえ、オレもコイツは苦手で……」

ショウ「ちょっと補佐の人ーっ!?」

テル「仕方ないだろ。実はコイツの電気ショックでしばらく寝込んでたんだよ」

ショウ「シマボシさん人選ミス甚だしいです!!」


………………

ギンガ団本部 隊長室


シマボシ「ヘップシュン」クシャミー

ケーシィ「シィン?」

………………
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 23:53:27.25 ID:UrZ2L0xR0



ショウ「……っ まぁ、こういうバトルは想定してるから流石に逃げないよ。
    テルは下がっててっ」

テル「お、おう」



ショウ「行くよっ ヒノアラシ」

ヒノアラシ「ヒッノ!!」スッタ!



コリンク「フカー!!!」

ヒノアラシ「ヒノヒノ……ッ!」プシュ!



ショウ「……」

ショウ(生のポケモンバトルってもっと緊張感あるかと思ったけど……

    ダメだ、コリンクもヒノアラシも可愛すぎて……
    まだ私には『ワクワク動物ランド感』が拭えない)ニヤニヤ

テル(ショウの奴、野生との初めての戦いで笑ってやがる。
   底知れねぇ奴だ……)




コリンク「カオッ!」バチバチチ!

ショウ「来た!
    じゃあこっちもヒノアラシ……えーっと、
    『ひのこ』!」

ヒノアラシ「ヒノッ!!」プシュプシュ!

ボォォ!

コリンク「グルルルッ……!」メラメラ



ショウ「……っ お、おお! 本当に言った通りに技出してくれるんだ!」キラキラ

ヒノアラシ「ヒノノ」フンゾリ



コリンク「カーーー!!!」バチバチチ!!

ヒノアラシ「ヒノォ!!」バリバリバリ!!!



ショウ「大丈夫!? ヒノアラシ?」

ヒノアラシ「ヒノ、ヒノノ」フラフラ

ヒノアラシ「……ヒノッ!!」ビシッ

ショウ「大丈夫なら、もう一回『ひのこ』よろしくっ!」



ヒノアラシ「ヒー……ッノォ!!」ボォォオ!

ボォォ!

コリンク「ングウゥルルル……!」メラメラ



56 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/05(土) 23:53:57.33 ID:UrZ2L0xR0


コリンク「フー……フー」

ショウ「……今が捕獲しどころだね?」

テル「わかるのか?」

ショウ「目に見えて弱ってるもん。
    さて、後は、このボールを」パシ



ショウ「当てるだけっ」ファッ

コリンク「ンクッ!?」

モンスターボール「ファッ」

ポシュッ!!



コロンコロン

ドン パララ!




テル「……うーっわ、お前、ホントに捕まえたのか?」ドキドキ

ショウ「……そうみたい」スタスタ

ヒョイ

ショウ「コリンク、ゲットだぜ!」ニコッ





………………

ラベン博士の報告書抜粋

『その後、ムックルとの接敵も難なくこなし、ボールによる捕獲に成功。
 背後からの奇襲に成功し一度のボールの使用で最低限の時間に試験要項を攻略した事をここに記す』

………………
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/05(土) 23:58:37.10 ID:Lzoy6TicO
なんとかしてこのショウを強くしたい気持ちがある
じゃ無いと最低限のバトル程度だと詰むかも
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 00:01:07.92 ID:f7OUCxGUO
個としての強さが無理そうなら仲間との協力、かな
ダブルバトルの概念なかったもの
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 00:06:50.42 ID:Sfv4u0uSo
ポケたらしルート(提案)
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 00:20:10.35 ID:pbY0xAPEO
もう主人公テルにすれば()
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 00:28:04.02 ID:5lY1RHLb0

夕方

ギンガ団 隊長室

シマボシ「無事試験を終えたようでなによりだ」

ショウ「おかげ様で」ムスッ

シマボシ「……?」

ショウ「あ、いえなんでもないです。ごめんなさい」フルフル



シマボシ「ふむ、しかし。
     ラベン博士の言うとおりだったな。
     本当に初見でポケモンを三匹も捕まえ、それも数刻程度で戻ってくるとは……」

ラベン「ええ、ショウさんは凄いんですっ」

シマボシ「どうだ? テル隊員。
     新入隊員の様子は」

テル「はい。ええ、とてつもなく頼もしい限りです」

シマボシ「……だろうな。

     これできみは自らの力を証明した。
     ここに入隊を認め、調査隊の宿舎の利用を全面的に認めることとする」

ショウ「よかったー……野垂れ死には回避ですね」ブイ

ラベン「よかったです」ニコ



シマボシ「だが、いくらキミが優秀とはいえ最初はゼロボシ隊員だ。
     行動にもある程度制限がかけられている。
     
     どこにでもいけるようになるには階級を上げる努力をすることだ」

ショウ「そっか……あの、それじゃあジュンパクのトウドっていう場所に行くには……?」

ラベン「そうですねそこに行くためにはイツツボシ隊員にならないと……」

シマボシ「……何か思い当たる節があるのか?」

ショウ「ええ、まぁ」

シマボシ「純白の凍土は危険な土地だ。
     ポケモンの強さもさることながら、高低差の激しい丘陵や天候も厳しい。
     行きたいと言うのなら、それもまたキミの努力次第と言ったところだろう」

ショウ「そうですか。うん、とにかく頑張りますっ」

シマボシ「うむ。意気込みは良いが
     早速最初の任務にあたってもらう」

ショウ「任務、ですか?」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 00:29:13.25 ID:5lY1RHLb0

シマボシ「ああ、知っての通りここはギンガ団という組織。
     私はここの調査隊隊長であるが、
     隊をまとめる団長が居る」

ショウ「あっ、そうか、シマボシさんがトップなんじゃないんですね?」

シマボシ「恐れ多い事だ。
     とかく、ショウ隊員。キミには団長であるデンボクに挨拶しに行くという任を与える」

ショウ「挨拶、が、任務ですか?」キョトン



シマボシ「……そうだ」

テル「……はは」

ラベン「……気をつけてくださいね」



ショウ「え? 何この空気。
    何なの?」

ラベン「……ある意味、試験よりもこっちの方が怖いかもしれませんよ」

ショウ「えぇぇぇぇええ!?!?」


………………

数分後
ギンガ団本部 団長室の前


ショウ「……ぅぇぇ、緊張するぅ……」ドキドキ

ショウ(試験であう野生のポケモンより怖い人って何さ!?
    しかも一人で行くなんて怖すぎだし……)

ショウ「はぁー……なんだろこれ、何かに似てる」

ショウ(思い出した。
    これあれだ、悪いことして先生に呼び出された職員室に入る時の気持ちだ)



ショウ(でも、ノックしてあいさつしないと野垂れ死に……)



ショウ「……ええい、ままよっ!」

コンコン




ショウ「失礼ひゃふ!!」

ショウ(噛んだ)

階段下で様子を見ているラベン(噛んだ)

階段下で様子を見ているテル(噛んだ)





63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 00:30:48.97 ID:5lY1RHLb0


デンボク「……うむぅ、お前がショウか」

ショウ「はっ、はい」

デンボク「……話は聞いている次元の狭間から来たとな。
     そしてポケモン相手に物怖じしないその姿勢や試験の結果。
     見事と言う他ない」

ショウ「は、はぁ、どうも」

デンボク「して、どれほどのものか確かめてやろうぞ」ズザッ

ショウ「……試す?」

ショウ(またポケモンバトル?
    今度は、回避できそうにもないけど……)



デンボク「さぁ、立ち会え!!」

ショウ「……は、はぁぁ!?」

デンボク「どこからでもかかってくるがいい」

ショウ「かかってこいって、」



ショウ(まさか、リアルファイト!?)



デンボク「どうした、来ないのか!?」




ショウ「……」




直下

1 ショウ「しかたありませんね」キリッ
  ショウは格闘技の心得があった!
  
  ※コンマ判定
  00〜10 圧勝
  11〜30 勝利
  31〜70 善戦
  71〜99 敗北(本編通り

  デンボク→ショウの感情度変化


2 ショウ「で、ででは、いきますっ!」
  ショウはがむしゃらに突っ込んだ。
  
  ※コンマ判定
  00〜10 善戦
  11〜99 敗北(本編通り


3 ショウ「無理ですぅっ!!」
  ショウは逃げ出した。

  デンボク→ショウの感情度変化


4 その他
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/02/06(日) 00:32:58.10 ID:xpbIVMkX0
1
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 00:32:59.66 ID:WW1AbAYvO
1
グラップラーショウ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 00:37:33.43 ID:f7OUCxGUO
これはポケモンに襲われても大丈夫なショウ
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 00:48:15.42 ID:nyugUJ+R0
このショウちゃんシンジュ団適正高そうっスね
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 00:56:12.34 ID:5lY1RHLb0



ショウ「しかたありませんね」キリッ

デンボク「……」

ショウ「やるからには、私も本気で参ります」スッ

デンボク「っ!?」ゾクッ



デンボク(構えた瞬間、雰囲気が変わった……
     こやつ、出来る……っ!)

デンボク「ふ、ははは……面白い……」

ショウ(構えからして相撲、だけど柔の心得ならこっちにもある。
    付け入るすきはあるだろうし、この時代は格闘技が洗練されていないはず……っ)

デンボク「いつでもこいやぁっ!」

ショウ「いきますっ!」

スタッ




………………

一階 隊長室



ドッタァァァァン!!



シマボシ(……挨拶の声が聞こえてから数分か。
     かなりもったな)

シマボシ(打ちどころが悪ければ隣の医療隊に運ばれてくるはずだが……?)チラ



ラベン「さ、医療隊の部屋につきましたよ」

テル「無茶するなぁ……ほんと」

ショウ「う、ごめんなさい」



シマボシ「……ふ」

シマボシ(流石のショウ隊員も団長相手では……といったところか)

チラ

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 00:57:46.02 ID:5lY1RHLb0





デンボク「……無念や」ゴロン






医療隊 キネ「まさかデンボクさんが運ばれてくる事があるなんて……っ」

ラベン「ぼ、ぼくも驚きましたが、とりあえず腰の手当てを……」

ショウ「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!
    やりすぎました!」ペコペコ

デンボク「謝らなくてええ。
     受け身を取り損ねたワシの不手際や。
     ウグッ!!  あたたた……」

キネ「あらあら……お国言葉が出ちゃうくらい動揺してるんですね」

デンボク「そ、そらそうやろ。
     小娘に投げ飛ばされたとあっては……くぅ……」



シマボシ「……まさか、負けたのか? 団長が?」

ショウ「……す、すみません、勝っちゃいました……」



ラベン「ポケモン相手に物おじしないはずですよ。
    だってショウさん本人がデンボク団長より強いんですよ?
    そりゃ怖いものしらずなハズです」

テル「とんでもない新入隊員だぜ……」

デンボク「フゥ……フゥ……
     ああ、そやった。挨拶、途中やったな」ヨロ

キネ「後にしてください!!」



………………

70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 01:03:38.32 ID:fSi4RPyO0
質問。
ピチューやピカチュウに痺れさせられた所を犯されたり
モンジャラに触手で犯されたり
ゴースに催眠プレイさせられたりなどのポケ姦はありですか?
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 01:12:00.66 ID:5lY1RHLb0
***質問回答***

流れ次第でありです。

**********




………………

翌日

ギンガ団 団長室


シマボシ「しばらくギンガ団をあずかることになった団長代理のシマボシである」

ショウ「はい、どうもすみませんでした」ペコリ

シマボシ「いや、いい。
     デンボク団長も納得しているし、初めて自分が負けたことに何か思うところがあるようだ。
     それと言伝がある」

ショウ「……団長からですか?」

シマボシ「ああ」



シマボシ「『ワシのことは気にするな。久々に強敵に会えてとても嬉しかった。
      どうかギンガ団の為に頑張ってほしい』

     と」



ショウ「……そ、そうですか」ホッ

シマボシ「昨日でキミが強い事はわかった。
     ポケモンに物怖じしない理由もなんとなく、理解できる。

     しかし、デンボク団長が言いにくい事を敢えて私の口から伝えよう」

ショウ「はいっ」ピシッ

シマボシ「キミがどれだけ強かろうと、ポケモンは恐ろしい生き物でもある。
     心して調査に励んでもらいたい」

ショウ「……わかりました」

シマボシ「以上だ」



………………

コトブキムラ


ショウ「さて、と……」



調査隊生活1日目

午前 自由行動


1 交流 (人物指定可

2 調査 (ポケモンや場所指定可
     ※現在の移動可能範囲 黒耀の原野

3 新たな出会い (人物指定可

4 その他

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 01:13:10.04 ID:WwcpqI060
1 テル
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 01:16:45.89 ID:S3UWEV7nO
これは直下ですかね?
そうでなければ4
最低限のバトルでも負ければ元も子もないのでポケモンと特訓
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 01:24:33.88 ID:5lY1RHLb0
ごめんなさい 安価置き忘れました。
>>直下で>>72を参照してます。





コトブキムラ 門



テクテク

テル「お? ショウか。
   シマボシ隊長の挨拶は終わったか?」

ショウ「……団長代理ね」

テル「あはははっ! そうだったな!
   それにしても、デンボク団長がうろたえてるのも驚いたけど……

   イモヅル亭のムベさんが一番うろたえてたの一番面白かったな」

ショウ「そう言えば、ムベさんも様子が変だったね」

テル「まぁ、あの人たち仲良かったし。
   初めてデンボク団長が負けたって聞いて本当にびっくりしたんだろうな。
   いやぁ、あんな顔初めて見たよ」

ショウ「うーん、テルはともかく、私は素直におもしろがっちゃいけない気がする」

テル「いや、でも大したものだよ。
   試験も合格するし、本人がそれだけ強いとなると……

   ……うん」

ショウ「……?」


テル「あのさ。ショウ……俺に稽古つけてくれないか?」


ショウ「稽古?
    って、もしかして格闘技の?」

テル「うん。出来ればポケモンの勝負を訓練したいんだけど、
   ショウはそう言うのイヤなんだろ?」

ショウ「いや、徒にバトル、勝負するのが嫌なだけで、
    訓練だったら別に良いと思うよ?

    私だってヒノアラシ達に強くなってもらいたいしね!」

テル「ん、え? そうか、訓練ならいいのか?
   それじゃあ、どうするかな……」




1 ポケモンバトルの訓練
  ※テルとショウのポケモンバトルの強さが多めに上がります。
   テル⇔ショウの感情度が変化します。

2 テルの格闘技の訓練
  ※テルの自己防衛能力が上がります。
   テル⇔ショウの感情度が変化します。

3 一緒に調査に行く
  ※共同でポケモンの調査を行います。
   テル⇔ショウの感情度が変化します。

4 その他

75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 01:26:12.28 ID:c8QWesilO
1
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 01:26:22.09 ID:5lY1RHLb0
また安価置き忘れました。
置き忘れは全部>>直下 でお願いします。

安価下
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 01:26:36.34 ID:xpbIVMkX0
1
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 01:29:07.60 ID:A3QoNcKoO
まさかとは思うけどエヴァスレ書いてた人?
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 02:03:59.87 ID:5lY1RHLb0

テル「じゃあ是非、ポケモン勝負の訓練がしたいっ!」

ショウ「うん、それじゃやろっか」

テル「ああ。それじゃあ訓練場に行こう。
   案内するよ」

ショウ「了解です、先輩っ」ニコ

テル「……う、うん」


テクテク

テクテク




テル「……」

ショウ「……」

テル「あのさ。ショウって……すごいよな」

ショウ「えー? ナニが?」

テル「ポケモンを一日に三匹も捕まえて、
   しかもデンボク団長の相撲に勝つなんてさ。
   普通ありえないぞ」

ショウ「……たまたまだよ。
    私はたまたまポケモン大好きだっただけだし。
    たまたま、柔術の心得があって、
    たまたまデンボクさんのスタイルが私の得意な相手だっただけで」

テル「いや、十分すごいだろ」


テル「とにかくさ。先輩、って呼ぶのはやめてくれ。
   俺、お前の事尊敬してるんだ。
   だからこれからは対等な立場……でもないけど、
   先輩後輩とかではなく、友達としてやっていきたいと思っている」

ショウ「ふーん、そっかぁ」

テル「そこで、だ」






訓練場

テル「友として頼みがある。

   俺に、ポケモンばとる?を教えてくれ!」



80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 02:05:15.19 ID:5lY1RHLb0

ショウ「……テルは、やったことないの? 勝負」

テル「恥ずかしながら、俺は……

   俺はポケモンが怖いっ」

ショウ「ぅーん、みんな言うよね。
    確かに野生のポケモンは怖いけど、
    接し方を間違えなければ、大丈夫な気がするんだけど」

テル「そういう問題じゃないんだ。
   今まで周りがポケモン怖いポケモン怖いって言うのもあったし、
   この間コリンクの電気ショックで数日寝込んだのもあって、
   俺はポケモンが怖いんだよ」

ショウ(ああ、だからコリンクにあんなビビってたんだ)

テル「……そこでだ。訓練でお前とポケモンばとるをすれば、
   俺も野生のポケモンと戦う覚悟ができるって思うんだよ」

ショウ「なるほど。
    気持ちの問題ってことね」

テル「そう言う事だ」

ショウ「……じゃ、最初にやる事は」

テル「……」ゴクリ





ショウ「相棒のポケモンと触れ合う事」

テル「は、はぁ?」

ショウ「いや。マジで。
    私が尊敬するオーキド博士も、

    ポケモンたちへの信頼と愛情を忘れていてはどんなに頑張ってもトップには立てんぞ!

    って言ってたし」

テル「誰だよ。オーキド博士って」

ショウ「とにかく、見てよほら」

モンスターボール「バシュ」

ヒノアラシ「ヒノヒノ!」



ショウ「ヒノアラシ、おいで!」

ヒノアラシ「ヒノッ」ピョン

ショウ「ほら抱っこー♪」



テル「うわ、おまえ、ヒノアラシって炎のポケモンだろ?
   熱くないのか?」

ショウ「ちゃんと触って確認してから抱っこしたよ。
    触れ合って、理解し合って、それが本当のパートナーじゃない?」

テル「……そ、そう、かもしれないけど」

ショウ「じゃ、テルのポケモン出してみてよ」

テル「わかったよ……」


81 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 02:06:46.25 ID:5lY1RHLb0

テル「……出てこい、ピカチュウ」

モンスターボール「ボシュ」



ピカチュウ「ピッカァ!」



ショウ「会いたかったよぉピカチュウうぅぅぅぅう!!!!」

ガバッ

ピカチュウ「ピカァァァ!?」

テル「ちょ、あぶな!」

ショウ「テルってばこんな可愛いピカチュウ連れてるのどうしてだまってたのぉ?」スリスリスリ

ピカチュウ「ピ!? ピカチュ……ピッカァ!」グイグイ

ショウ「あん、塩対応もまたよき……」

ピカチュウ「ピカ」イラッ

バチバチ

テル「あ」



ピカチュウ「ピッカッチュゥゥゥ゙ッ!!!」

バリバリバリバリ!!

ショウ「アバババババババッ!!」



プスプス

ショウ「……とまぁ、このように、信頼も愛情もないとダメなわけだ」コゲ……

テル「お前良く平気だな……」

ショウ(アマプラでアニポケ見てこうなる事はわかってたし……)

ショウ「ま、とにかく。ポケモンと触れ合うところから始めたら?
    電気技使える時点でこのピカチュウ君も戦えるはずだし」



ピカチュウ「ピカァ?」キョトン

テル「……わかったよ」



テル「ピカチュウ」

ピカチュウ「ピカピッ」

テル「……」ソ

ピカチュウ「……」ジッ

ナデ

ピカチュウ「……ビガァ」ヘッ

テル「なんだよ、その顔……っ」



ショウ「何その塩対応ピカチュウ、メッチャ愛らしいっ」キュンキュン
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 02:07:39.09 ID:5lY1RHLb0

ショウ「……懐いてないのかな?
    なつき度が下がる要因っていえば、
    『バトルで瀕死になる』とか、『苦い薬をあげる』とかだけど」

テル「げっ。『カンポーやく』あげちゃダメだったのか!?」

ショウ「……そうだけど」

ピカチュウ「ピカピッカ」プンスコ

テル「ご、ごめんな! 俺クラフトでいつもお前の為と思って薬作ってたんだけど……」

ピカチュウ「ビガビガビ」

ショウ「……ふむぅ、私のポケモン知識でも何とかなるもんだね」

ヒノアラシ「ヒノノ」

ショウ「よし、じゃ、こっちも訓練してみようか!
    出ておいで、みんな!」

ヒノアラシ「ヒッノ!」

ビッパ「ンプーイ!」

ムックル「ピチュピチュリ!」

コリンク「ンクーゥ!!」





テルが少しポケモン知識を身につけた。
テルの相棒ピカチュウの懐き度が上がった。

ショウのポケモンたちが戦いに慣れてきた。

テル→ショウの感情度が『友達』になった。
ショウ→テルの感情度が『友達』になった。

………………

83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 02:10:24.72 ID:5lY1RHLb0
………………



>>直下

調査隊生活1日目

午後 自由行動


1 交流 (人物及びポケモン指定可

2 調査 (ポケモンや場所指定可
     ※現在の移動可能範囲 黒耀の原野

3 新たな出会い (人物指定可

4 テルとの行動継続 (訓練か調査選択可能

5 その他


84 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 02:11:45.42 ID:swO1akGnO
4
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 02:15:56.49 ID:swO1akGnO
内容も併記しなきゃいかんかった?
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 02:21:51.22 ID:swO1akGnO
調査で投げときます
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 02:50:07.25 ID:5lY1RHLb0


テル「ピカチュウ 今度はオレンとオボンだけど……どっちだ?」

ピカチュウ「ピカァー」チョウコウ



スッ

ピカチュウ「ピッ」

テル「そっか、お前はオレンの実が一番好きなんだな?」

ピカチュウ「ピカピッ」

ショウ「……好物の特定?」

テル「ああ。図鑑にも記入する欄があるだろ?」

ショウ「あ、ホントだ」ペラペラ

テル「今までピカチュウに何故嫌われてるかわからないから避けてきたけど……
   こうなったら徹底的に向き合いたいと思ってな」

ショウ「好物、ねー?」

ヒノアラシ「ヒノノ?」

ショウ「ヒノアラシが好きな食べ物って何かな?」

ヒノアラシ「ヒノー」

テル「機会が合えばイチョウ商会の人がそう言う商品も売ってるし、
   後はやっぱり野外に出て自分で採集だな」

ショウ「なるほどねー。調査で素材調達か
    そっちの方はテルに教えて貰いたいなー」

テル「ああ、そう言うのは任せろ。
   こう見えてクラフトも得意だ」

ショウ「オッケー」

テル「はは、でも安心したよ。
   俺でもショウに教えてやれる事があるんだってね」

ショウ「そりゃそうだよ。
    友達だとは思ってるけどテルは先輩なんだから、
    後輩の育成は適宜よろしくお願いしまーす」ニコ

テル「おう、任せろって。
   じゃ、せっかくだし今から行くか!」

ショウ「さっそく初調査ですか先輩。
    オナシャス!」

テル「ま、ばとるはお前にサポートしてもらうことになるかもしれないけどな」

ショウ「その辺はまぁ、上手くやるよ」

テル「それじゃ、黒耀の原野に、いざ行こう!!」



………………

少年少女移動中

………………

黒耀の原野

原野ベース



テル「……さて、と。
   せっかくだからポケモンの調査も兼ねていこうか?
   それとも今日は素材収集メインで行くか?」

ショウ「うーん」

88 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 03:08:09.02 ID:5lY1RHLb0
調査方針

>>直下


1 特定のポケモンを調査する(指定可 指定がない場合適当に選択

  ※条件が困難な場合、コンマによって遭遇出来たかどうかを判定します。
   失敗した場合自動的に安価↓ 成功した時点で判定終了。
   遭遇難易度は独断と偏見です。
   本編にも時空の裂け目があるのである程度は自由に。
   次の階級までの進行度50%上昇
   
   例 指定ポケモン:ムックル   → 自動的に遭遇。捕獲も成功。
            イーブイ   → コンマ00〜70で遭遇に成功。捕獲は容易
            ムクホーク  → コンマ00〜50で遭遇に成功。捕獲は困難
            ヒバニー   → コンマ00〜30で遭遇に成功。捕獲は容易
            ホウオウ   → コンマ00〜30で遭遇に成功。捕獲は超困難
            


2 広く浅くポケモンを調査
  
  ※行動しているエリアのポケモンの多くと『出会い』を完了します。
   広く浅くやるので手持ちポケモンとのやり取りの描写や
   同行者とのやり取りの描写がメインになります。
   次の階級までの進行度50%上昇



3 素材収集メインで調査

  ※同行者や手持ちポケモンとの触れ合いメイン
   次の階級までの進行度は増えません。



4 その他

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/06(日) 03:09:15.04 ID:Z+Rxl/vY0
1でイーブイ
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 03:10:50.84 ID:f7OUCxGUO
1イーブイ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 03:44:40.81 ID:5lY1RHLb0

ショウ「テルがピカチュウなら私はイーブイが欲しい」

テル「……はぁ? ピカチュウとイーブイってなんか関係あるのか?」

ショウ「大ありだよ。
    商業的に重要檄高の二大巨頭だよ?」

テル「商業的……? よ、良くわかんないけど、
   イーブイってあれだろ? 耳の長い茶色の」

ショウ「そうそう、それそれ。どこに居るの?」

テル「蹄鉄ヶ原の方で発見報告があったそうだけど……でもかなり難しいぞ?
   ビッパの中に混じってる事もあるし、中々出会えないって噂だ」


ショウ「探す価値はあるし、ダメでも道中で素材収集はできるよね。
    よし、行こうヒノアラシ!」

ヒノアラシ「ヒノノ!」

テル「……お前原野だと容赦なく連れ歩きするんだな」

ショウ「ムラでやらなければいいでしょ?」

テル「まぁ、いいけど。
   隠れて行動することだってあるんだから、時を場合は考えろよ?」

ショウ「わかってるって♪」スタスタ

ヒノアラシ「ヒノヒノノン」テクテク

テル「……」チラ

ピカチュウのモンスターボール「……」



テル「お前も出たいか?」

ピカチュウのモンスターボール「……」ブルッ

テル「うぉっ!」ビクッ

テル「……ま、また今度な?」

ピカチュウのモンスターボール「……」ブブブ

………………

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 03:45:45.42 ID:5lY1RHLb0
………………

蹄鉄ヶ原



ビッパ「ンップップー」

ビッパ「ンププ」



ショウ「……ビッパのお尻もかわいいよねー。
    毛並みがまるでポンデリング。
    美味しそう」

テル「お、美味しそう!?
   お前まさかポケモンを食べるのか?」

ショウ「食べないけど。……食べれるの?」

テル「考えた事もないよ」

ショウ「あれ、でもシンオウ地方には
    食べたポケモンの骨を流すと帰ってくるって言う伝説があったような……」

テル「またショウの謎の呪文か……
   それよりもイーブイだろ?」コソコソ

ショウ「そうだった。
    今日はイーブイゲットするまで帰れまてーん」コソコソ

テル「ふぅ……見つかるかどうか」




ビッパ「ンップップー」

ビッパ「ンププ」

イーブイ「イブブ……ブイッ」




テル「わからないってのに、捕まえるまで帰れないってどれだけ……」

ショウ「ちょっと、テル。テル!」グイッ

テル「なんだよ?」

ショウ「……いる」

テル「え?」




イーブイ「ブブイ……ハムハム、ブイ……」




ショウ「……あそこでなんかの実を食べてるの、イーブイじゃない?」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 03:47:24.36 ID:5lY1RHLb0

テル「ホントだ! 報告にあった覚書と一緒……っ」

ショウ「へ、へへへへ……ついに見つけたよ……アオイのイーブイ……」ユラユラ

テル「待て落ち着けショウ。
   貴重なポケモンほど逃げられると厄介だ。
   
   こういうときは慎重に、な?」

ショウ「う、うん」ドキドキドキ



ショウ「……」

ショウ(……イーブイレア枠かぁ……そう思うと緊張してきた)

ショウ「っ」ゴクリ



テル「ショウ。これ使っていいぞ」

ショウはころころマメを手に入れた。

ショウ「……もしかして、イーブイの好物?」

テル「そうだ。
   あいつが食べ残した形跡があったらしい。
   コレを投げて食べている間にボールを使えば格段に捕まえやすくなるぞ」

ショウ「うん、やってみるっ」



ショウ「……イーブイの近くに、ばれないように」スッ

ヒョッ





ヒュゥゥ……

ストッ

イーブイ「イブ?」キョロキョロ



ショウ(ンギャァァァァ!! キョトンしてるイーブイメッチャカワウイィイイイイ!!!!)ハァハァ

テル「……見ろ」



イーブイ「イブブーイ!」ピョンコピョンコ

スタトテ……

イーブイ「イブイブ……ハムハム……ガブ……イブブーイ」モグモグ




テル「喰いついた、今だ!」

ショウ「っし! モンスターボール ゴー!」

ファッ

モンスターボール「シュルルルルル……!」


>>直下

捕獲成功判定
※テルのサポートにより捕獲難易度が下がりました。

00〜80 成功
80〜90 失敗
91〜99 大失敗
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 03:53:38.60 ID:Sfv4u0uSo
やー
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 04:09:28.23 ID:5lY1RHLb0
バシュッ!

イーブイ「イブッ」



コロン……

ドン! パラララ!


ショウ「花火だ! ってことは」

テル「やったな! イーブイの捕獲に成功したぞ!」

ショウ「やったぁぁぁ!」

スタタタタ……


ショウ「うへへー……わたしのイーブイちゃーん」ナデナデ

モンスターボール「……」

テル「ショウって、アレだな。時々そうなるんだな」

ショウ「いやぁ、可愛いポケモンには目がなくて……」

テル「可愛い、か。でもイーブイにだって爪も牙もあるんだぞ?
   その辺は、わかってるよな?」

ショウ「うん。わかってるって」

カチ

ショウ「出ておいで、イーブイ」



イーブイ「イブ?」



ショウ「……こんにちは、イーブイ。
    急に捕まえてごめんね」

イーブイ「イブブ」オズオズ

ヒノアラシ「ヒノ!」

イーブイ「イブブ?」

ヒノアラシ「ヒノヒノノ」



ショウ「これからよろしくね。イーブイ」スッ

イーブイ「ブイッ」ビクッ

ナデナデ

イーブイ「……? ブイ?」



96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 04:10:35.15 ID:5lY1RHLb0

テル「……そんなすぐ距離詰めれるものなのか?」

ショウ「どうだろー、動物ってこっちが怖がると警戒するって言うから、
    私みたいに警戒心ないと相手も警戒しないみたい」ナデナデ

イーブイ「イブブ」モジモジ

テル「ドウブツ……?
   ふーん?」



テル(ピカチュウも、俺の方が怖がってるから懐きにくいのかな?)



ショウはイーブイをゲットした!
次の階級までの進行度50%上昇 
現在の階級 『ゼロボシ隊員 50%』













……………………

>>直下

調査隊生活1日目

夜 自由行動


1 交流 (人物及びポケモン指定可

2 調査 (ポケモンや場所指定可
     ※現在の移動可能範囲 黒耀の原野

3 新たな出会い (人物指定可

4 テルとの行動継続 (調査

5 その他


97 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 04:12:27.43 ID:YmWoV544O
1
もっとテルと交流を深めてみるべ
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 04:41:42.21 ID:5lY1RHLb0




コトブキムラ
調査隊 隊員宿舎

テルの部屋 前



ショウ「テールー」

コンコン

ショウ「テルは居るかー?」

コンコン


ガラリ

テル「……ちょ、お前。
   今夜だぞ」

ショウ「うん」

テル「……夜に、婦女子が、男の部屋を訪ねるな!
   痴れモノが!」

ショウ「武士か!? 
    そんなんじゃないよ。
    えー、ダメかなぁ?」

テル「ダメに決まってるだろ。こんなところ誰かに見られたら……」



ガラリ

警備隊 タキ「……何の音だ?」

キョロキョロ

タキ「……ふん、気のせいか?」

ガラリ




………………
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 04:42:20.24 ID:5lY1RHLb0

………………

テルの部屋

テル「やってしまった……夜に、婦女子を部屋に入れてしまった……」

ショウ「そんな構えないでよ。
    別に私達男女の仲じゃないんだし」

テル「お前はもっと警戒心を持てっ!
   ……はぁ、恐れ知らずにも程があるぞ」

ショウ「だから考え過ぎだって、ちょっとお話したいだけなんだけどなぁ」

ショウ(それに何かあってもテルくらいならどうとでもなるし……
    とは言わないでおこう)

テル「……はぁ、まぁ、入れてしまったものはしょうがない。
   頃合いを見て帰ってくれ」

ショウ「……んー、そっかぁ、この時代だとこう言うのはダメかぁ」

テル「え、お前のニホン地方? ではこういうの普通なのか?
   男女が夜に、一つの部屋で……?」

ショウ「普通じゃない?
    あ、でも二人きりは流石にちょっと変かも?」

テル「だろぉ!?
   じゃぁなんで来たんだよ」

ショウ「いや、だって同年代で話せるのテルくらいしかいないし、
    スマホもテレビもないし暇なんだもん」モジモジ

テル「ぐ……まぁ、異郷の地で寂しいのはわかったけれど、
   それにしても夜はダメだ。

   そうだ、女性の隊員とか紹介するか、今度」

ショウ「うえー、紹介つってもここの調査隊結構な年上しかいないじゃん。
    同い年の子がいいなぁー」

テル「はぁ……とにかく、こうやって来られると俺も精神衛生上良くない」



ショウ「……えー、もしかしてテルって私の事嫌い?」

テル「き、嫌いではないっ。
   けどなぁ……うーん」



100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 04:43:53.96 ID:5lY1RHLb0



ショウ「私は暇つぶしにテルと話をしたい。
    テルは、この部屋に居られると困る」

テル「うん」

ショウ「じゃあ、こうしよう。
    私は部屋の窓から話しかけるから、これなら部屋に入らないしいいでしょ?」

テル「……ん?」

ショウ「まるでロミオとジュリエットみたいで面白いしね。
    んじゃ、またあとでー」

ガラリ

テル「……あ、ああ」



………………

テルの部屋 窓際



部屋の中のテル「……でも結局これって夜に二人で会ってるってことだよな?」

部屋の外のショウ「会ってないよ。偶然、お互いの声が聞こえてるだけ」ニヤニヤ



テル「はぁ、わかったよ。俺の負けだ。
   コレで良いなら起きてる間は付き合ってやるよ」

ショウ「やったねー! コレで寂しい夜は無くなったワケだ」

テル「寂しいって、お前には仲良しのヒノアラシが居るだろ?」

ショウ「……」



ショウ「……この間、部屋で一緒に遊んでたら畳焦がして怒られた」

テル「……そりゃ重罪だ」



テル(それにしても、こんなに懐かれるなんてな……
   俺、ショウの世話なんてろくにしてないのに。

   ……もしかして、ショウって俺の事)ジーッ


ショウ「でさ、その時シマボシさんが珍しく大声出して……メッチャびっくりした―――
    って、聞いてる?」

テル「っ あ、ああ、聞いてるよ」


テル(いやいや、ショウにとってはこれは普通の事で……
   ああ、でも意識してしまう俺もいるわけで……)モンモン


ショウ「?」


テル→ショウの感情度が『意識してしまえる程度』になった。

………………
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 04:47:15.59 ID:5lY1RHLb0

……………………

>>直下

調査隊生活2日目

午前 自由行動


1 交流 (人物及びポケモン指定可

2 調査 (ポケモンや場所指定可
     ※現在の移動可能範囲 黒耀の原野

3 新たな出会い (人物指定可

4 その他




102 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 04:47:45.85 ID:xpbIVMkX0
3
ヒナツ
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 05:24:21.51 ID:5lY1RHLb0

コトブキムラ 朝

ショウの部屋


ショウ「……」パチッ

ムクッ

ショウ「んー、朝だ」

ゴソゴソ



ガラリ →外へ

ショウ「……さてと、今日は何しようかなー?」ノビーッ





???「ギンガ団の散発店ハイカラだねぇっ!」





ショウ「うわっ」ビクッ

???「おや、アンタ……見ない顔だね。
   あ、もしかして」

ショウ「……なんですか?」

???「空から落ちてきたってのあんただろ?
   あたしヒナツ! あんた名前は?」

ショウ「ショウです」

ヒナツ「ショウか、よろしくね」

ショウ「よろしく、お願いします。ヒナツさん」キョトン

ヒナツ「そんなかしこまらなくていいよ。
    あたしあんたと話たいなーって思ってたのさ」

ショウ「えっと、それじゃあ、よろしくヒナツ?」

ヒナツ「ん、よろしくー!」

ショウ「……あれ、もしかして私、同年代の女の子の知り合い出来た?」

ヒナツ「えーっと、見た目的にゃ多分あたしのがお姉さんだけど、
    調査隊の連中に比べたら同年代って言って差し支えないだろうねぇ」

ショウ「うわ、うわっ よかった、コッチに来てから身近に同年代の子ってテルしかいなくてさー。
    ねぇ、今時間あいてる?」

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 05:25:16.00 ID:5lY1RHLb0

ヒナツ「あ、ごめーん。
    あたし今用事あってさー。

    実はコンゴウ団のキャプテンやってて、ちょっと、報告する事があってきたんだわー」

ショウ「へ? あ、へー、あそう……そうなんだ?」

ショウ(コンゴウ団? ってことは、もしかして……また、遠い場所の人ってこと?)ガクッ

ショウ「……えっと? キャプテンって?」

ヒナツ「平たく言えば、シンオウさまのご加護を受けたご立派なポケモンのお世話をする人ね。
    あたしは、紅蓮の湿地に居るドレディアの管理をしてんの」

ショウ「紅蓮の湿地?」

ヒナツ「あんたも調査隊ならいつか来るかもね。
    因みに底にコンゴウ団の集落もあるから、よかったら遊びに来なよ?」

ショウ「うん、わかった。誘ってくれてありがと」

ヒナツ「良いってことよ。あー、でも、来るときは最初、調査隊だって事隠した方がいいかもね」

ショウ「……あー、もしかして、あまり良く思われてない?」

ヒナツ「シンジュ団ほど伝統にがんじがらめじゃないけど、
    うちも五月蠅い年寄りは居るからねー。

    まぁ、モンスターボールとやらに不安を覚えているのは、誰も同じだけど」

ショウ「……そ、そっかぁ」

ヒナツ「んでも、あたしとしてはあんたとは打算込みだけどナカヨクしたいと思ってるしさ。
    次あったら一杯お話ししようねー」フリフリ

ショウ「うん。それじゃ、また今度ね」フリフリ

スタスタスタ



ショウ「……こう言う時代にもあんな子いるんだなぁー」

ショウ(散髪店に興味あるみたいだけど、おしゃれに敏い子なのかな?
    なんか服装も他の人と雰囲気違ってたし。

    カイちゃんとは別ベクトルの美少女だし)

ショウ「……たまんないね。ヒスイ地方」ニヤニヤ



テル(どうしよう、往来でニヤニヤしてるの注意したいけど、
    話しかけづらいな……)



***ショウはヒナツと出会いました。***


…………………………
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 06:20:50.18 ID:5lY1RHLb0

…………………………


調査隊生活2日目

午後 




??「よう! 偽りのシンオウさまを崇めるのは時間の無駄と悟ったか」

カイ「なにが 宇宙の時間を司るシンオウさまよ!? 

   宇宙と空間を生み出した私達のシンオウさまこそが本物なの!」

??「ふん! 無限に空間があっても使いこなせねェ癖によぉ?」

カイ「おや? そちらは時間を有効に使ってるとでもいいたそうな口ぶりだな!?」

??「へぇ! 約束の時間を守れたとは、感心じゃねぇか? シンジュ団よ!」




ショウ「……ナニあれ……?」

テル「……ありゃ、コンゴウ団の長のセキと
   もう一人は」

ショウ「カイちゃんじゃん。
    え、何あのセキって人の髪型。
    あれこそかぶき者じゃん!?」

テル「それは 言えてる」

ショウ「アレって、止めた方がいいのかな?」

ラベン「やめときましょう。ショウさんの事だからカイさんに味方するんだろうけど、
    あの場面で庇われて一番悔しいのはカイだと思いますよ」

ショウ「……そういうもんですかね?」

テル「あいつらはいつもああだから……
   ほとぼりが冷めた頃に俺達も後を追うぞ」

ショウ「ああ、シマボシ団長代理に会いに行くんだよね?」

テル「そういうこと。
   どうせ嫌でも会うんだ。落ち着いてからあいつらに会おう」

ラベン「大賛成です。ボクも彼らが過熱しているところに触りたくない」



………………
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 06:21:58.72 ID:5lY1RHLb0

………………

ギンガ団本部

団長室



ショウ「失礼します」

セキ「おいおい、デンボクの旦那はどうしたってんだ?
   こちとら時間を無駄にできねぇんだ」

シマボシ「そのせっかちのせいで連絡を聞きそびれたのは貴方だろう?
     今デンボク団長は療養中だ。話は私からすることになる」



ショウ「っ」ギクッ

テル「……っ」プルプル



カイ「あのデンボクが相撲で負けて腰をやったというウワサは本当だったのか」

セキ「へぇっ!? あの旦那が!?
   どんなポケモンと相撲とったんで?
   それともバケモンか?」

シマボシ「人間だ。おそらくな」チラ



テル「おそらくって言われてるぞ」

ショウ「っ……バケモンじゃないもん」ムスッ



シマボシ「ショウ隊員。来ていたのか」

ショウ「ええ、まぁ」ジト

シマボシ「……さて、役者はそろったな」

セキ「ん? あんた、もしかして時空の裂け目から落っこちて来たっていう奴か?」

ショウ「ええ、そうですけど」

カイ「ショウ、そうか、試験は合格したんだな?」

ショウ「うん、ばっちりだよ。カイちゃん」

カイ「……この場ではその呼び方はやめて貰おうか」

ショウ「あー、ごめんごめん」



セキ「へぇ、あのシンジュ団のリーダーのカイをちゃん呼びねぇ?
   肝っ玉は流石だ。

   気に入ったぜ!」

ショウ「はあどうも」

テル(不機嫌そうだな)

ラベン(バケモン呼ばわりが相当キテいるみたいですね)

シマボシ「連絡は受けている。
     黒耀の原野の森キング バサギリが暴れているとのことだな?」

107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 06:22:58.78 ID:5lY1RHLb0

セキ「おう、そう言う事だ。
   バサギリの最近の暴れっぷりは目に余るぜ。

   それもこれも先日のでけぇカミナリのせいだと思うんだが……
   まぁ、なんにせよこのままじゃうちの管理してるアヤシシだってあぶねぇだろ?

   どうにかしないといかんと思うんだがねぇ?」

カイ「当てつけの様な言いぶりだな」

セキ「当ててつけてんだ、当然だろうが」

カイ「全く、口の減らない男だ……っ」プルプル



シマボシ「言い争いはそれこそ無益。
     此度双方を集めたのは他でもない。
     ギンガ団側からのバサギリの調査を進言したく、その検討をする必要があるからだ」

カイ「バサギリの調査? あのボールで無理矢理支配すると言うのか?」

シマボシ「流石に我々でも各団の管理するキング及びクイーンの捕獲は恐れ多い。
     比較的安全な方法で、バサギリの暴走の原因究明をしたいところなのだ」

セキ「比較的安全、ねぇ。
   誰がやっても危険だと思うんだが?」



シマボシ「誰がやっても、か。

     では、デンボクを沈めた者に頼むと言うのは、いかがなものだろうか?」チラ

ショウ「は、はいぃ!?」

ラベン(こりゃひどい……)



セキ「はははっ! そりゃいい! そんなバケモンならバサギリとでも素手で殴りあえるかもな!」

カイ「……まぁ、あのデンボクと渡り合えるのだ。一番頑丈ではありそうだ」

セキ「俺は問題ないぜ。
   シンジュ団もコンゴウ団も手を焼いてるんだ。
   ギンガ団で何とかしてくれるってんなら出来る限り協力すらぁ」

カイ「こいつと意見が合うのは癪だが、
   私も異論はない。
   我々も調べてはいるのだが……どうにも……」




シマボシ「だそうだ。よろしく頼むぞ、ショウ隊員」

ショウ「……良くわかりませんけど、任務ならやってみます。はい」




108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 06:24:24.15 ID:5lY1RHLb0

セキ「……はぁ?」

カイ「どういうことだ?」

シマボシ「だから、この者が調査する。
     双方同意してくれたではないか。

     この者こそ、あのデンボクを鎮めた張本人なのだ」

セキ「う、うそだろぉぃ!?」

ショウ「……バケモンで悪かったですねぇ」ジロリ

カイ「……ショウ、あなた、強かったのね」



セキ「は、ははは。シマボシが嘘つくとは思えねぇけどよ……

   とりあえず、バケモン呼ばわりしたのは謝るぜ。
   女の子にいう言葉じゃ無かったよな?」

ショウ「……まぁ、いいですけど」

セキ「よし、じゃこの件はコレで手打ちってことで」

テル(これは俺にもわかるぞ、ラベン博士。
   今のはかなり女子的に印象が悪い)

ラベン(exactlyですよ。テル)



セキ「さぁてとなるとバサギリの調査の為にこちらも協力できる事はしないとなぁ。
   ショウ、お前黒耀の原野の調査ってのはどこまで行った?」

ショウ「蹄鉄ヶ原までしか言ってないですね」

セキ「そうかそうか。
   あの広い原野を探索するんだ。一筋縄じゃいかねぇよな?
   それじゃあ明日は橋の向こうまで来てくれ。
   そこでお前の手助けになる人物と引きあわせてやるからよ」

ショウ「はい。わかりました」

109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 06:25:05.63 ID:5lY1RHLb0



セキ「……そうだ。お詫びも兼ねて俺が調査の手伝いがてら送ってってやるよ!」



テル「え?」

シマボシ「……ほう」

カイ「お前が、ショウと?」

セキ「おう、何か問題でも?
   ただ協力しようって話だぜ?」

カイ「当の本人はどうやらイヤそうだが……?」

ショウ「……」(複雑そうな顔



セキ「まぁどちらにせよ橋の向こうで会うんだ。
   旅は道連れってなもんで、ここはひとつ、な?」

ショウ「……」



>>直下

1 ショウ(まあ、悪気はなかったんだろうし、顔も良いし。
      セキさんに送ってもらうのも悪い気はしないかなぁ?)

2 ショウ「カイちゃんと一緒がいい……」

3 ショウ「テルと一緒に行くので良いです」

4 ヒナツ「リーダー、ここはあたしに任せなよっ」スタスタ

5 その他



安価置き中断です。続きはまた今度。

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 06:54:57.34 ID:99pB1R9SO
2
作って見せようキマシの塔
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 18:34:31.86 ID:5lY1RHLb0


ショウ「カイちゃんがいい……」

カイ「私、と?」キョトン

シマボシ「……差し支えなければ、そうしてもらえるだろうか」

カイ「まぁ、バサギリのところまで案内するって意味でも適任だろうな……」

シマボシ「それもあるが、ショウは隊員としても日が浅いからそこまでの探索は本来許可できない。
     土地に明るいシンジュ団の長が付いているなら安心だろうし、
     同行してもらうとこちらも安心して送り出せるというもの」

ショウ「オナシャス」ペコリ



セキ「……ってことは、また明日俺とこいつが待ち合わせるってわけか」ポリポリ

カイ「私とお前ではない、お前とギンガ団だ」

セキ「あーぁ、そうかい」



シマボシ「……では、僭越ながら任務を確認する」

ショウ「あ、はい」キリッ

シマボシ「明朝 シンジュ団 コンゴウ団双方と協力し、
     黒耀の原野の森キングの暴走の原因究明、及び可能であれば解決すること。
     この任務は身体能力とポケモンへの順応能力にたけたお前に適していると判断する。

     ……やってくれるな?」

ショウ「はい、わかりました」



シマボシ「以上だ。
     何か追加報告があれば追って連絡する。

     ……両団の長には客人用の部屋を用意してあるので案内させよう」

セキ「おう。ギンガ団のおもてなしとあらば、遠慮なく使わせてもらうぜ」

カイ「……あいわかった」

スタスタ スタスタ

ショウ「……またね、カイちゃん」ヒラヒラ

カイ「ん、うん」ヒラヒラ




112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2022/02/06(日) 18:35:17.99 ID:5lY1RHLb0




シマボシ「……さて」

テル「団長代理、俺は……?」

シマボシ「キミには通常の調査を継続してもらう。
     本件に関わる必要はない」

テル「……ぁーっと……」チラ

ショウ「? 大丈夫。カイちゃんと一緒だし。
    協力者? ってのもいるみたいだし?」

テル「はは、それなら、いいんだけどさ」






………………

>>直下

調査隊生活2日目

夜 


1 カイとショウ

2 テルとショウ

3 セキとショウ

4 ヒナツとショウ

5 ショウ「明日までにヒトツボシ隊員ならないとヤバイ」 一人調査

6 ショウ「ヤバそうな任務だから訓練するわ」
  ※ペリーラ出現

7 ウォロとショウ

8 その他
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/06(日) 18:39:34.26 ID:Cgc5giVcO
8
可能であれば1の内容にカイに特訓をつけてもらうとか
ダメなら1で
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/02/08(火) 19:34:32.55 ID:HxdDosiBO
飽きたかな?
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/02/09(水) 01:19:47.07 ID:1QCw9FQu0
日本保守右派系の大嘘

「太平洋戦争は白人に対するアジア解放の戦いだった」
↓大嘘です
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20200815-00193356
すべての侵略戦争にあった「大義名分」
「アメリカの経済制裁が気にくわないから」という理由だけでは対米開戦としての大義は弱いので、
日本は対米開戦にあたり「アジア解放(大東亜戦争)」をスローガンに掲げたのである。
当時アメリカの自治国であったフィリピン(フィリピン・コモンウェルス=フィリピン独立準備政府)は
アメリカ議会からすでに1945年の独立(フィリピン・コモンウェルス成立から十年後)を約束されており、
日本軍の侵攻による「アジア解放」というスローガンは全く無意味として映った。
よって南方作戦で日本軍に占領されたフィリピンでは、そもそも日本の戦争大義が受け入れられず、
またアメリカの庇護下のもと自由と民主主義、そして部分的には日本より高い国民所得を謳歌していたフィリピン人は、
日本の占領統治に懐疑的で、すぐさまゲリラ的抵抗や抗日活動が起こった。

日本は、アメリカとの戦争の際「アジア解放」を掲げていたが、それよりさらに前の段階で、
同じアジア人に対し攻撃を加えていたのであった。よって多くのアジア地域では日本の戦争大義「アジア解放」は、美辞麗句で空疎なものと映った。
「アジア解放」を謳いながら、片方で同じアジア人である中国を侵略するのは完全な矛盾である。

「日本のおかげでアジア諸国は戦後独立した」
大嘘です。大日本帝国と関わりない中東やアフリカも独立してます。

「人種的差別撤廃提案で日本は唯一差別と戦った。白人は人種差別を支持した」
大嘘です。フランスやイタリアも日本に賛成してます。
https://w.wiki/4i4Q
日本国民自らが中国人を差別していることを思い起こすべきと主張し、吉野作造も日本が中国人移民を認めるだろうかという問いかけを行った。
事実、賛成しているのはどちらかと言うと移民を送り出す側の国であり、反対しているのが移民を受け入れる側の国である(イギリスも本国としては賛成だったが、オーストラリアの意向をくんで反対に回っている)。

「アメリカはドイツは人間として扱い、日本人を人種差別で化け物扱いした」
大嘘です。ドイツはアメリカに騙し討ちをしてませんから当然です。
開戦前に真珠湾奇襲で多くのアメリカ人を無差別攻撃した日本のイメージが最悪だっただけです。
https://w.wiki/4i4Z
原爆投下前に日本の風船爆弾でアメリカの民間人妊婦が殺害されています。ドイツより日本を恨むのは当然です。
「1945年5月5日、オレゴン州ブライで木に引っかかっていた風船爆弾の不発弾に触れたピクニック中の民間人6人(妊娠中の女性教師1人と生徒5人)が爆死した」
そもそも日本側も、アメリカとイギリスだけを鬼のように扱っていました。日本と開戦した連合国国家は他にもあります。(棚上げ)

日本の戦争犯罪は戦場経験者でもある水木しげるさんが証言して漫画にしてます。
詳しくは「水木しげる 姑娘」「水木しげる 慰安婦」で検索してください。
他には「スマラン慰安所事件」「バンカ島事件」で検索。
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2022/02/25(金) 12:50:43.05 ID:kFYnCZ1B0
このスレガチで終わったな
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2022/02/25(金) 13:15:37.08 ID:kFYnCZ1B0
ageてスマソ
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2022/05/06(金) 18:40:34.51 ID:ihDcxAkHO
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