【R-18G】幼女災害【安価】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

403 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 00:44:11.75 ID:VwtlPFcco
>>402を部屋まで運んだげる
404 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 15:40:13.21 ID:PHYnYlUVo


カポーン…

葵「…」ゴシゴシ

葵「…痛っ」ズキッ

 ラセンに、あちこち削られた皮膚が痛む。今日の訓練は、一段と厳しかった…

由依「疲れた〜…」

真姫「お腹空いたね…」

初「…」

由依「初ちゃん、大丈夫…?」

初「…」グラッ ドボン

由依「初ちゃん!?」

 湯船に沈んだ初を、慌てて救出する由依と真姫。引きずり出して床に横たえると、初は寝息を立てていた。

初「すぅ…」

崩礼「何だ何だ。…値落ちしただけか」

 葵は泡を落とすと、彼女の元へ歩み寄った。

葵「じゃあ、あたしが部屋に運んでく」

崩礼「ああ、頼んだぜ」



 班に加わったときに、宿舎の彼女の部屋番号を聞いたことがある。ぐっすり眠っている初を抱きかかえて、葵は宿舎の廊下を歩いた。



安価下コンマ
01〜05 サイレン
06〜15 あんたたち、何?
16〜30 同室じゃないの?
31〜60 同室がいた
61〜90 同室いないんだ
91〜00 ↑+腕を掴んできた
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 16:22:01.89 ID:+fJCEnfuO
406 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 16:49:39.27 ID:PHYnYlUVo


葵「お邪魔します…」ガチャ

 そっとドアを開けると、2人用の部屋には誰もいない。片方のベッドは布団が少し乱れていて、使った跡があるが、もう片方はシーツも張られていない。元から誰も使っていないようだ。

葵「同室、いないんだ…」

 崩礼も同室がいないらしい。葵も、つい最近いなくなった。宿舎に対して、隊員の数が少ないようだ。陸自は常に人手を欲しがっていると、空自の霰が言っていたが、その通りだ。
 葵は、そっと初をベッドに寝かせた。

初「ん…」

葵「…これでよし」



安価下 どうする?
@食堂へ

Aその他要記述
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 17:16:56.44 ID:P4TqngJJo
2 しばらく部屋にいて様子見
408 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 17:51:45.86 ID:PHYnYlUVo
初「すぅ…」

葵「…」ジッ

 初の寝顔を見ながら、葵は向かいの、主のいないベッドに腰を下ろした。
 所属していた班から、重要な役割を持つ仲間が消え、自分も他の班へ移される…きっと、彼女は不安で仕方ない日々を送っているだろう。葵は、陸上自衛隊では一番の新入りだが、一応は上官として、できるだけのことはしたいと思っている。

葵「でも、何したらいいんだろ…」

 葵は溜め息を吐いた。こういう時、ラセン隊長なら…鍛錬しろって言うか。



安価下コンマ
01〜10 ぞろぞろ
11〜30 誰?
31〜50 一緒に寝落ち
51〜80 特に何も起こらない
81〜99 目を覚ました
   00 甘えてきた
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 17:59:03.32 ID:VwtlPFcco
410 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 20:48:38.66 ID:PHYnYlUVo
葵「…ふぁ」

 葵も眠くなってきて、剥き出しのマットレスに横になった。

初「…すぅ」

葵「…」ジッ

 横たわったまま、初の寝顔を眺める葵。自分も眠りに落ちるのに、時間はかからなかった。



葵「…何、これ?」

由依「葵ちゃんは初めてだったよね」

 7班と共に集まったのは、いつもの訓練場ではなく、基地の会議室。机や椅子は隅に押しやられて、真ん中にはマス目の引かれた大きなマットが敷かれている。

ラセン「では1人1枚、カードを引くのだ!」

 ラセンに言われるまま、裏返しの大きなカードを引く。

ラセン「では、中身を確認しろ。同じ班員以外に見られないようにな」

葵「…」クルッ

 7班に見られないように、葵は自分のカードを確認した。



『隊長』



葵「…?」

崩礼「隊長は篠崎か」

 崩礼が、ひそひそ声で話しかけてきた。

崩礼「丁度いいから、ルールを説明するぞ。これは、模擬戦の一種だ。ただし、直接殴り合うのではなく、班員を将棋の駒のように見立てて、先に班員の半分以上を倒したほうが勝ちだ」

 そう言うと崩礼は、自分のカードを見せた。『1』と書いてある。

崩礼「隊長は盤の外から、班員に指示を出して動かす。数字は強さだ。大きい方が強い」

由依「はーい」『3』

真姫「わたしは…」『1』

初「え、えっと…」『2』

 マス目のマットに目を向ける。

崩礼「隊長以外の数字は、相手には伏せられる。1ターンにつき1人1マスずつ、好きな方向に移動することができる。隣接したら、戦闘を仕掛けることができる。同じ数字の場合は仕掛けたほうが勝つ。ただし、先に隣接してきた方は、そのターンに戦闘を仕掛けないことで、次の相手からの攻撃を防御することもできる」

葵「じゃあ、『3』が1人で頑張れば良くない?」

崩礼「そう思うだろ。だが、隣接している班員は、合体攻撃を仕掛けることができる。例えば、『2』と『1』、『1』が3人で仕掛ければ、『3』も倒せるってことだ」

葵「なるほど」コクン

崩礼「それから」

 崩礼が、ニヤリと笑った。

崩礼「盤とは言え、立派な戦場だ。さっき言ったルールに抵触しなければ、『何でもあり』だぜ」

葵「…?」



 葵以外の4人が、盤の一辺に並ぶ。7班からも7人、同じように並んだ。7班の隊長は前にジムで話しかけてきた、小鳥遊静流だ。

ラセン「では、始め!」



安価下コンマ
01〜10 そんなのアリ!?
11〜30 多勢に無勢
31〜50 そういう感じか…
51〜80 そういうことだな!
81〜00 天眼 VS 演算
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 20:50:14.66 ID:P4TqngJJo
えい
412 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 21:46:29.84 ID:PHYnYlUVo


静流「ラセン隊長、左へ」

ラセン「うむ」スッ

崩礼「…」

 ラセンが、崩礼と隣接する1歩手前まで来た。ラセンの数字が何であろうと、『1』の崩礼はこのまま動かなければ、隣接されて倒される。離れれば、少なくとも崩礼が『3』で無いことはバレる。展開した他の班員に囲まれるか、逆に捨て置いて真姫や初の方に行く可能性も…

葵「初…?」

静流「…以上。篠崎陸曹長のターン」

葵「!」

 既に、7班は由依の攻撃で1人失っている。おまけに、倒した相手が『2』だったせいで由依が『3』であることがバレた。相手は露骨に由依から距離を取り、崩礼を囲みにかかっている。どちらに動かしても、次のターンに崩礼は2人以上に隣接される形だ…

葵「初…!!」ハッ

 その時、葵の脳内に電流が走った。『演算』が、新しい変数を加えて回りだす。
 葵は、崩礼の斜め後ろにいた初に言った。

葵「初。…ラセン隊長と崩礼隊長の間に、糸玉を吐いて」

初「! はいっ…」クワッ

 初の下顎が2つに割れ、白い糸玉が幾つも吐き出された。たちまち、ラセンの前のマスには、粘着く糸玉が敷き詰められた。ここを踏んだら、もう二度と動けないだろう。

崩礼「気付いたか」ニヤッ

静流「…流石」

 静流が頷く。葵は更に指示を出し、崩礼と初を一歩ずつ下がらせた。そうして、ラセンと共に囲みに掛かっていた7班員の1人を、逆に2人で迎え撃つ形にした。真姫と初は、後ろからラセンに接近していく。

葵「…さあ、静流の番だよ」

 そのターンから、一気に動き出した。1人1マス、数字に従った攻撃。基本的なルールを守りながら、その埒外でギフトの応酬が繰り広げられる。浮き上がって糸玉を回避する。氷柱が立つ。崩礼がよじ登る。由依が逃げ込もうとした隅のマスに、ミキサーめいた回転刃が出現する。由依は太い蔦を絡ませ、その上に立つ。そして追い込もうとした敵を、初と真姫が逆に追い詰める…



静流「…まどかちゃんで、玉置隊長を攻撃」

崩礼「…」『1』

 先程倒された真姫に加えて、これで2人。7班の勝ちだ。しかし、相手もあと一人で敗北まで追い詰められていた。

静流「お疲れ様。良い戦いだったよ」

葵「惜しかった…」

崩礼「いい線いったが、『何でもあり』をもうちょい『何でもあり』にすると良かったな!」

ラセン「与えられた数字とは、即ち己の力量のことだ。練り上げた力は、決して裏切らん。積み上げた分だけ助けになるが、足りなければ足を引っ張る。その、動かしようのない実力と、使えるギフト、能力、環境…それら全てを最大限に活かすことが、実戦にも繋がるのだ!」

崩礼「というわけで、今日の訓練は以上!」

 崩礼が宣言する。いつもより早く終わった。あまり動いていないので、まだ体力に余裕がある。



安価下 どうする?
@食事にする

Aジムで自主トレーニング

Bその他要記述
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 22:01:29.05 ID:+fJCEnfuO
2
414 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 22:15:35.69 ID:PHYnYlUVo


葵「んぐっ、んぐっ、んぐっ…」ゴクゴク

ガチャ ガチャ

葵「よいしょっ…」ギィ

 バーベルに重りを足し、ベンチプレスに横たわる。少しずつだが、記録は進んできている。いつかは、ラセン隊長のように。そう思いながら、葵はバーを握った。



安価下
01〜10 サイレン
11〜40 疲れた
41〜70 ラセンも来た
71〜90 幕僚長も来た
91〜00 陸上自衛隊筋肉部…?
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 22:25:02.09 ID:VwtlPFcco
ひあ
416 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/12(月) 22:28:03.32 ID:PHYnYlUVo
ねます
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/12(月) 22:29:44.51 ID:VwtlPFcco
おつー
418 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/13(火) 19:42:25.16 ID:N3vkcudao
 しかし、腕に力を込めた瞬間、ジムにけたたましいサイレンが鳴り響いた。



”緊急出動命令、緊急出動命令…”



葵「ああもうっ!」ガチャン

 バーベルを起こすと、葵はベンチから起き上がってジムを飛び出した。



”第1種警戒態勢! トレイターを確認! 場所は___”



安価下コンマ
01〜20 たま地区
21〜50 おもてストリート
51〜70 基地
71〜00 首相官邸
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/13(火) 20:27:30.26 ID:8j3t7Jhuo
420 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/13(火) 21:04:23.21 ID:N3vkcudao


”場所はおもてストリート”



葵「!?」

 葵はどきりとした。おもてストリートと言えば、例のハンバーガー屋さんがある通りではないか。
 グラウンドに出ると、既に他の隊員は揃っていた。1人だけ体操服の葵を見て、崩礼が言う。

崩礼「…何だ、筋トレでもしてたのか」

葵「しようとしたら、呼び出された」

 そう言うと、葵は隊服を『再現』した。腰にはガンベルトと、2丁のコルトSAA。そして、背中には『ティルフィング』。

初「わあ、凄い…」

崩礼「…揃ったところで、状況を整理するぞ」

 崩礼は切り出した。

崩礼「放送でもあった通り、トレイターが出没した。場所はおもてストリートの、ハンバーガー屋だと」

葵「!!」

崩礼「奴らは客を装って店に押し入った。そこで、中にいた人間を拉致しようとした。…俺と葵は知ってるんだが、そいつは総理の関係者で、最優先護衛対象の」

葵「」ダッ

崩礼「おい待て!」ガシッ

 駆け出した葵の後ろ首を、崩礼が捕まえた。

葵「行かなきゃ、『お兄ちゃん』が…!」

崩礼「実は、朝倉Aが一緒にいたんだ。朝倉Aがそいつを連れて逃げながら、自衛隊に通報した。今、トレイターは巡回の兵と交戦してるところだ」

葵「…そっか、逃げられたんだ」

 葵は、ほっと胸を撫で下ろ…せなかった。

葵「っ、でも、店長に、それにエリーも!」

由依「葵ちゃんのお友達なの?」

真姫「でも、8班はまだ出撃命令が出てないから…」

崩礼「既に、普通科と機甲科と、工作1、2、6班が出てる。今度は戦車隊も出張ってる。だが、市街地に塹壕は掘れないからな…」

葵「…」グッ

 葵は、唇を噛んだ。



安価下コンマ
01〜10 爆発
11〜40 2班の補助を
41〜70 未汐の指名…?
71〜99 ちょっと来てくれ
   00 ピンクのリムジン
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/13(火) 21:05:14.23 ID:gsZs37t5o
えい
422 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/13(火) 21:19:09.49 ID:N3vkcudao


 やきもきしながら立っていると、1人の幼女がこちらに歩いてきた。

崩礼「どうした?」

「都築(つづき)1班長からの伝言です。8班に、2班の補助をして欲しいと」

葵「!! 行こう!」

崩礼「少し落ち着け! …そんなに人手が足りないのか」

「トレイターは、既にハンバーガー屋を脱出し、マンホールから地下に展開しているそうです。このままでは、首相官邸まで辿り着いてしまう可能性もあると」

由依「えーっ! それは大変!」

「地下には戦車も入れません。歩兵を展開する前に、敵の状況把握と足止めが必要です」

崩礼「了解。…じゃあ出るぞ!」



 ジープの中で、崩礼が尋ねた。

崩礼「トレイターは何人出てるんだ? 毒島はいるのか」

「はい。毒島を含め、確認されたのは…」



安価下コンマ
01〜50 3人
51〜90 4人
91〜00 5人
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/13(火) 21:28:59.67 ID:Wcy5Ct4Uo
424 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/13(火) 21:47:25.09 ID:N3vkcudao
じゃあ残りのメンバー募集で今日は終わり
トレイターは全部で5人。うち2人は決まってるので、残りの2人を募集します



安価下1〜3で次の>>1のコンマに一番近いやつと遠いやつ テロリストのメンバー 名前と容姿は必須
ギフトは設定済み
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/13(火) 21:48:14.18 ID:Wcy5Ct4Uo
とりあえずおつ
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/13(火) 23:15:08.98 ID:FJ8FzEks0
桜木 春華(さくらぎ はるか)
10歳
肩までの長さの暗めのと明るめのが混ざったピンクヘア、同年代より大きめの胸と桃尻持ち
自身が生き延びる事を最優先し、そのためならあらゆる手段を用いて生き延びようとする。身体売りに抵抗がなく恋愛嗜好はバイ
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 00:44:12.12 ID:jIdMBBrXo
大下 ロル(おおした ろる)
11歳
赤髪ショートで赤眼
胸も尻も小ぶり、ただし太ももが太い
ドSレズ。性に奔放。反抗してくるのを腕っぷし(脚)で抑え込んで犯すのが大好きで、相手が心折れると途端に興味が薄れる
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 02:12:27.70 ID:avgO6PbOO
【名前】紫藤 重音(しどう かさね)
【年齢】10
【特技】 速く本を読めるよ!
【好きな食べ物】クレープ
【好きな教科】国語
【好きな本】小説
【好きな人のタイプ】 物静かで落ち着いた包容力がある人。一般的な種つけおじさんは眼中にない。
【最後に一言!】
興味があるなら良い本教えるよ。

【性格】生意気で小悪魔気取りな所謂「メスガキ」。
【容姿】。
ツインテールにした茶髪。小麦色に日焼けした肌。
つり目がちな目付きや八重歯、イタズラっぽさや生意気さを感じさせる顔つきなど。あどけない顔とは裏腹に大人に負けないたわわなロリ巨乳と安産型の美尻などエロい体つき。パイパン。処女。
【ギフト】
解読:
触れただけで生き物や無機物の状態・記憶を読み取る。
生き物ならどこが健康でどこが病気かが分かり、無機物なら各パーツの消耗具合が分かる。またサイコメトリー的な能力も備えている。
本なら書いてある内容がすぐに分かるため解読と名付けられた。
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 02:19:56.61 ID:avgO6PbOO
ギフトは設定済みだったので無効にしてください
安価下
430 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/14(水) 06:31:02.39 ID:4jF4G959o
komma
431 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/14(水) 20:45:40.30 ID:4jF4G959o
「…4人。構成員のほぼ全員と予想されます」

崩礼「それは、増援は俺たちだけで足りるのか」

「一先ず、首相官邸の襲撃だけでも防げれば、ということらしいです。倒すか、捕まえるのは二の次で、とりあえず追い払えれば良いらしいです」

真姫「で、できるかなぁ…」

「遭遇しても、無理に交戦はせず、拠点に連絡してください。普通科から小隊を向かわせます」

「…他に、何か質問はありますか?」



安価下 21:30まで 作戦について質問
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 20:54:50.88 ID:jIdMBBrXo
会敵時具体的にどのくらい時間稼げばいい?
433 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/14(水) 22:04:39.05 ID:4jF4G959o
葵「連絡したら、何分ぐらいで来る?」

「場所によりますが…地下道の広さから考えて、一番遠くて10分くらい」

葵「そう」クルクルクル…

 葵は、片方のコルトSAAを抜くと、くるくる回した。

葵「…それまでに倒す」ジャキッ



 ハンバーガー屋は、見るも無惨に荒らされていた。店内には即席の拠点が築かれていて、富士陸将や工作科1班長にして工作科長の、都築ねね一等陸佐が話し合っていた。

崩礼「工作8班、現着した」ザッザッザッ

葵「酷い…」キョロキョロ

幸実「崩礼ちゃんたち、おつかれ〜」フリフリ

ねね「おそーい! もう硝子川ちゃんたち、マンホール潜って行っちゃったよ」

「地下の図面です」

 工作1班の1人が、テーブルに地下道の地図を広げた。無数に伸びた地下道の、一方向を赤ペンで囲む。

「こちら側に進むと、首相官邸方面へ出ます。2班は、そちらを中心に展開しています」

崩礼「道がかなり絡み合ってるな。1方向を封鎖しただけじゃ、脇道を通って逃げられそうだ」

ねね「そうなんだよね。歩兵も展開してるけど、数に限りがあるし、相手はとっても強いから、できるだけ大人数で囲みたいしー」

幸実「だから、2班や8班の子たちに見つけてもらって、効率よく攻撃したいのよね〜」

崩礼「…」

 崩礼は、8班のメンバーを振り返って言った。

崩礼「班を2人と3人に分けよう。腕っぷしに自信がある奴と、逃げ足が早い奴だ」

由依「腕っぷし…?」キョロキョロ

 由依が、きょとんと葵たちを見回す。正直、葵以外は戦闘よりも、逃げたり足止めをする方が得意だ。

崩礼「…分かったよ。俺と葵が戦闘要員。他は普通科との連絡要員だ。葵、誰を連れて行く?」

葵「真姫」

真姫「ふぇ!?」ビクッ

 ノータイムで指名され、真姫が竦み上がった。

葵「テロリスト対策に、コトブキ博士から『これ』を貰った」ガチャッ ドスン

 葵は、背中に背負った巨大なリボルバー拳銃を引き抜き、テーブルの上に置いた。

ねね「あの裏切り女と話してると思ったら、こんなの貰ったの…!?」
434 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/14(水) 22:41:35.28 ID:4jF4G959o
葵「毒島ユカリの所持しているのと、ほぼ同型。当たったら、幼女でも死ぬ」

初「ひぃっ…」ブルッ

葵「真姫なら、銃弾を『透過』できる。気をつけるけど、もしもの時は透過して避けて」

真姫「が、頑張るね…」



 マンホールを潜り、地下道へとやって来た。降りたところは少し広い空間になっていて、既に中隊相当の歩兵が待機していた。
 その中には、佐山桜の姿もあった。

桜「! 篠崎葵…陸曹長」

葵「久しぶり」

桜「ああ、久しぶり…っ、今は作戦中だ」

 相変わらず、仕事中は硬い顔をしている。崩礼が歩兵を見渡して、それから葵の肩を叩いた。

崩礼「油断するなよ。借りを返したいのは分かるが」

葵「…」

崩礼「これだけの兵が待機してんだ。頼れ」

葵「…分かってる」

真姫「葵ちゃん、行こ…」



安価下コンマ
01〜05 金属バット
06〜15 予感
16〜40 跳躍
41〜80 ユカリ
81〜00 2班からの救援要請
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 23:02:56.41 ID:8FxKn6X60
436 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/14(水) 23:06:02.32 ID:4jF4G959o
ねる
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 23:17:18.80 ID:fK2lyKafO
おつ
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/14(水) 23:20:45.52 ID:jIdMBBrXo
おつー
439 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/15(木) 21:06:37.29 ID:nd0CQcToo


葵「…」ソロ ソロ ソロリ

真姫「…」キョロキョロ

 遠くから、他の兵士の声が反響して聞こえてくる。トレイターは、そういった声からを遠ざけるように動いているはず…
 と思いきや、突然向こうの方から聞き覚えのある声が響いてきた。



「逃げてェ、逃げてェ、雑魚から逃げてェ…」



葵「!!」

真姫「!?」

 声の方へ駆け出す葵。



「つまんなァ…あっ!!」



葵「…見つけた」ジャキッ

 葵は銃を抜くと、真姫に言った。

葵「すぐに戻って、応援を連れてきて」

真姫「わ、分かった…!」ダッ



ユカリ「逃さないよォ!」ジャキッ

葵「!!」ジャキッ ズガァァンッ

ガァァンッ

 ユカリが巨大リボルバーを抜くのを見て、葵は瞬時に『ティルフィング』を抜き、放った。2発の超極大マグナム弾が、空中で衝突し、無数の金属片が当たりに飛び散った。

葵「いっ、た…!?」ズキンッ

ユカリ「アハッ、お揃いじゃーん! …丁度良かった。雑魚からは逃げなきゃだけどォ…」ガキン

 勢い良く右手を振るい、特殊警棒を伸ばす。

ユカリ「___流石のアタシも、『ツイン・ギフト』からは逃げられないよねェ!」ダッ

葵「! っ」ガキッ

 振り下ろされた警棒を、咄嗟にティルフィングの銃身で受け止める。凄まじい反動に、右手が痺れてしまった。
 繰り出される警棒を、どうにか銃身で防いでいると、ユカリが言った。

ユカリ「ねェ、あのドリルの子は?」ガンッ ガキンッ

葵「ら、ラセン隊長が、出るまでもない…!」ギンッ カンッ



安価下コンマ
01〜05 痛恨の一撃
06〜40 不利
41〜60 拮抗
61〜90 優勢
91〜99 倒してしまっても
   00 蜘蛛
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/15(木) 21:20:17.08 ID:3d7rl7/To
441 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/15(木) 22:16:33.02 ID:nd0CQcToo
ユカリ「ふんっ!」ガンッ

葵「ぐぅっ」ズキッ

 交差した銃身で警棒を受け止めた瞬間、手に痛みが走った。更に、がら空きの胴体に蹴りを入れられ、葵は地面に転がった。

ユカリ「…何だ、つまんなァい」ジャキッ

葵「っ!」ゴロン

ユカリ「」ガァァン ガァァン

葵「っ! くっ!」ダッ シュバッ

 葵が一撃で片手をやられる程の反動を持つ銃を、平気で連射するユカリ。それを間一髪で躱すと、ユカリはブルゾンのポケットから銃弾を取り出して、呑気にリロードを始めた。

ユカリ「リロードが息をする〜…」カチャリ カチャリ

葵「…」

 ティルフィングの装弾数は4発。だが、ユカリの銃はそれすら下回る、3発のようだ。

葵「…舐めるな!」チャッ バンッ

ユカリ「!」バッ

ガチャンッ

 葵は寝転がったまま、コルトSAAでユカリの手から銃を撃ち落とした。ユカリが、落とした銃を拾おうとしたその時、向こうから無数の足音が近づいてきた。



真姫「こっち、こっち!」ザッザッザッ

桜「! いたぞ! 左右に展開しろ!」



ユカリ「あー…」



安価下コンマ 70以上で捕縛
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/15(木) 22:28:13.25 ID:prUOY5T80
えい
443 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/15(木) 22:31:47.89 ID:nd0CQcToo
ねる
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/15(木) 22:40:32.36 ID:XPxTZSGOO
おつ
445 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/15(木) 22:57:36.48 ID:nd0CQcToo
テンポ良くしたいなぁ。何か良い案ないですか
訓練パートはバッサリ切るとか
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/16(金) 00:44:45.60 ID:7i7AMtzzo
えっちパート欲しいけど自衛隊メンバーはそんな雰囲気じゃないのでトレイターのえっちパート欲しい(強欲)
おつ
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/17(土) 13:11:46.50 ID:RzutfKnCo
訓練は省略しても良さそう
448 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/17(土) 19:38:08.12 ID:Np2AsPXWo
桜「撃て、撃てー!」

 桜の号令に、展開した兵士たちがユカリに向かって一斉にアサルトライフルを発射した。桜は葵のもとへ駆け寄り、助け起こした。

桜「大丈夫か」

葵「だ、大丈夫…っ!」ズキッ

桜「右手が腫れているぞ。折れているかも」

葵「撃てたから、折れてない…多分」

桜「アドレナリンが出て、紛れているだけかもしれん。とにかく下がれ、後は任せろ」

 そう言うと桜は立ち上がり、声を張り上げた。

桜「撃ち方、やめ! 追え!」

 既にユカリは、弾幕を潜って狭い横穴に逃げ込んでいた。桜はトランシーバーで指示を出すと、数人の兵と共に横穴へ潜っていった。
 代わりに、1人の兵が近づいてきて、葵に肩を貸した。

「拠点まで案内します」

葵「うん。…あ、待って」

 葵は制止すると、先程までユカリの立っていた、弾痕だらけの地面から、重い金属塊を拾い上げた。ユカリの手から撃ち落とした、リボルバー銃だ。

葵「…行こう」

「了解」



安価下コンマ 80以上で1人捕縛
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/17(土) 20:03:20.37 ID:TCyToQZGo
450 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/17(土) 21:28:18.37 ID:Np2AsPXWo


???「あー、これは折れてる」グイ

葵「い゛ったい!」ビクッ

 衛生科の幼女に、腫れ上がった右手首をつままれ、葵は呻いた。

ねね「あーあ…どのくらいかかりそう? 『ウメ子』ちゃん」

 ねねの問に、その幼女…北里 ウメ子(きたざと うめこ)医官は軽い口調で言った。

ウメ子「なぁに、折れてると言ってもちょいとヒビが入った程度さ。2週間シーネ固定で安静にして、それから1ヶ月くらいリハビリすれば治る」

葵「1ヶ月も!?」

 葵の顔から血の気が引いた。その間は、戦闘はおろか訓練もできないと言うことか。
 ウメ子が、添え木を当てて包帯を巻き始めると、ねねはベッドから離れていった。拠点の向こう側にいるのは、幸実たちだ。崩礼や、透の姿もある。

ねね「…で、結局全員逃げられたって?」

崩礼「…」コクン

透「散開はしていますが、おそらく首相官邸付近で合流するものと」

ねね「なぁーにやってんのよ!」ビシッ

崩礼「…面目ない」

 珍しく、崩礼が沈んだ声で詫びた。

幸実「甘く見てたねぇ〜…」

 不意に、今まで黙り込んでいた幸実が、口を開いた。

幸実「今まで、トレイターのテロ行為や、その被害ばっかり見てたけど…いざ、相対したら、思ったよりも個々が強かったねぇ」

崩礼「45口径をガンガンぶっ放す篠崎でさえ、一発で腕が折れるくらい反動がヤバい銃を、毒島は余裕で連射してたんでしょう? 兵一人でどうにかできる域を超えてるでしょう」

幸実「かと言って、平地とか数で圧せるような戦場は、上手いこと避けてくるんだよねぇ〜…」

 幸実は、拳を握った。

幸実「…官邸に出たら、うちが出るよ」
451 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/17(土) 22:30:21.30 ID:Np2AsPXWo
ねね「か、閣下が出たら、めちゃめちゃになっちゃわない? 官邸が」

透「確かに毒島は強敵ですが、少なくとも鉄山7班長なら互角に戦えます。まだ、閣下が出るべきでは」

幸実「でも、それクラスが少なくとも4人だよ? 毒島のギフトは『繁殖』で、あんまり戦闘向きじゃないけど、戦闘特化のギフト持ちも混ざってるだろうし…」

崩礼「…確かに、出し惜しみしてる場合じゃ無いかもな」ボソッ

透「玉置班長…」

崩礼「篠崎が負傷した今、俺たち8班にまともな戦闘要員はいない。乙坂がギフトを使いこなせれば分からないが、それを待つ余裕は無い。穴掘りならできるが、市街戦は得意じゃない。悔しいが…もう、俺たちにできることは無さそうだ」

ねね「ぶっ飛ばすわよ!?」

 突然、ねねが怒鳴った。

ねね「もう、状況は総力戦よ。できることが無い、じゃなくて、こっちで見つけて勝手に押し付けるから! 手始めに、ここ撤収する時の片付けしといてね!」

崩礼「なっ!? それこそ1班の仕事だろ!」

ねね「ざーんねん、次の設営がある時は、撤収は他に任せて良いのよ! …で、トレイターは見つかったのかしら?」

透「まだです。ただ、襲撃に備えて、既に首相官邸の敷地内に基地設営の許可は取ってあります」

ねね「仕事が早い! じゃあ、さっさと移動するわよ!」







 首相官邸へ移動していく兵たちとは反対に、葵は基地に併設された病院へ運ばれた。そこで検査を受け、仮固定の添え木からしっかりしたギプスに替えられた。

温海「」キュ キュ キュ

温海「…はい、出来上がり♡」

 真っ白なギプスに、マジックでハートマークを描くと、温海は言った。葵は黙ったまま俯いている。

温海「利き手が使えなくて不便でしょう。入院中は、いつでも看護官を呼んでね♡」

葵「…」

 そのまま病室へ移った。白いベッドの上で一人になると、葵の目からぽろぽろと涙が溢れてきた。

葵「…っ…ひぐっ…」ポロポロ



安価下コンマ
01〜40 コトブキ
41〜90 コトブキ&お兄ちゃん
91〜00
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/17(土) 23:01:53.97 ID:GF6bN/+B0
453 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/17(土) 23:07:13.87 ID:Np2AsPXWo
neru
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/17(土) 23:56:28.96 ID:TCyToQZGo
おつ
ここでいいコンマか?
いい展開こいこい
455 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/18(日) 19:07:13.53 ID:ltxaWqj5o
葵「Zzz…」

ギィ…

ヒタ ヒタ ヒタ…



???「…」



 泣き疲れて眠る葵に、人型の影が差した。手に持つ懐中電灯の光が、葵の肌に反射して、銀色のショートヘアと褐色の肌、そして真っ赤な虹彩を照らした。

葵「…ん」モゾ

 不意に差し込んだ光に、葵が目を覚まし…弾かれたように起き上がった。リボルバーを出そうとして、右手がギプスに覆われていることを思い出し、左手で銃を握った。

葵「だ、誰!?」

 すると侵入者は、驚くほどあどけない顔で、葵を見て…それから名乗った。



リュイア「リュイア・トラメスロ。アオイを、迎えに来たよ」
456 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/18(日) 20:20:27.64 ID:ltxaWqj5o
葵「迎えに…? リュイアは、トレイターなの?」

リュイア「Si」コクン

葵「首相官邸に行ったんじゃないの…?」

リュイア「Aliceたちは、行った。リュイアは、ここに来た」

葵「…毒島ユカリも、あたしを誘ってた。何で? あたし…全然、強くないのに…」

リュイア「ギフトが、2つあるから」

葵「そんなの、何の役にも立たない!」

 葵は思わず叫んだ。

葵「皆…みんな、びっくりして、特別だって言って、期待してるって言って…でも、全然勝てない…強くなれない…」

リュイア「…」ジッ

 まくし立てる葵を、リュイアは赤い目でじっと見つめ…それから言った。

リュイア「そんなこと知らない。2つ持ってる、それが大事」

葵「は…?」

リュイア「アオイはギフト、『2つ』ある。…でも、『1つも持ってない』人、いる」

葵「1つも…?」

リュイア「その子が貰えなかったギフト、アオイが持ってる。だから、誘った」

葵「…」

 リュイアは、葵に手を差し伸べた。

リュイア「だから、来て」



安価下 21:00まで多数決 どうする?
@手を取る

A銃を向ける

Bその他要記述
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/18(日) 20:26:31.98 ID:sziaQGPA0
2
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/18(日) 20:29:23.08 ID:JMiWcN2/o
2
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/18(日) 20:50:36.61 ID:EuWwOX3Lo
2
460 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/18(日) 21:07:00.13 ID:ltxaWqj5o
ねる
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/18(日) 21:46:46.67 ID:EuWwOX3Lo
おつ

新キャラ昔選外だった子じゃん多分
サプライズ
462 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/20(火) 21:14:51.31 ID:Sv7UDUHFO
葵「…」スッ

 葵は、銃を持った左手を下ろし、ギプスに覆われた右手を上げ…壁際のナースコールを押した。

リュイア「!」

葵「」ジャキッ バンッ バンッ

 狼狽するリュイアに、葵は左手でリボルバーを連射した。



「5号室からナースコールが…」「銃声よ!?」「急げ!」



リュイア「っ…!」

 躱しきれず、腕に被弾したリュイア。血の滲む腕を押さえながら、逃げ出そうとしたところへ、看護官や巡回兵たちがなだれ込んできた。

「動くな!!」「何者?」「テロリストの仲間か!?」

葵「その子、トレイターの一味!」

リュイア「…Ah」

 自分を取り囲む、武装した兵たちに、リュイアは観念したように両手を挙げた。



紫苑「…では、トレイターの内の一人には、ギフトが『無い』と」

葵「そう、言ってました…」

 病室にて。ベッド際に腰掛けた紫苑に、葵が頷いた。

葵「…リュイアが、それじゃないんですか?」

 無抵抗に捕まった彼女の姿を思い浮かべながら、葵が尋ねた。思えば、戦闘能力の高いトレイターの一員なのに、不意打ちとは言え葵の銃撃をあっさり被弾したのも変だ。不利になるからぼかしただけで、ギフトが無いのは自分自身だったのではないのだろうか。
 ところが、紫苑は首を横に振った。

紫苑「いえ。リュイア・トラメスロと名乗る幼女は、幼女にしては極端に身体能力が低いですが…ギフトは所持していました」

葵「何を」

 すると、紫苑は険しい顔になって、低い声で答えた。

紫苑「…『反逆』」

葵「えっ?」
463 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/20(火) 21:42:40.65 ID:Sv7UDUHFO
 葵は耳を疑った。『反逆』を持っているのは、リーダーの東郷アリスなる幼女ではなかったのか?

紫苑「思えば…『反逆』は、総理の『君臨』や、わたしの『統率』といった能力を相手にしなければ、そもそも発動しません。東郷のギフトも、交戦した兵への自己申告であったようですし…」

葵「じゃあ、東郷は本当の『反逆』の持ち主を隠していた…?」

紫苑「リュイアの身体能力の低さを考えると、東郷らトレイターが秘匿したがるのも無理は無いでしょう。問題は、彼女が幼女から生まれた幼女でないこと…つまり、幼形成熟BOXを使って『反逆』のギフトを得ながら、今まで存在すら知られていなかったこと」

葵「…コトブキ博士が、隠してた?」

紫苑「…」

 険しい顔で黙り込む紫苑。明言はしないが、おそらく彼女もそう確信しているだろう…

紫苑「…いずれにせよ」スクッ

 紫苑は、努めて明るい声で言いながら立ち上がった。

紫苑「貴女の任務は、怪我を早く治すことです。戦闘は玉置班長たちに任せて、しっかりと休養してくださいね」

葵「あ、はい…」

紫苑「では」

 そう言うと、紫苑は病室を去っていった。
464 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/21(水) 22:16:19.12 ID:KDyz63yPO
新居にインターネッツが開通してないんです…スマホのテザリングで書いてます…



コトブキ「…」

 自衛隊基地の一室にて。パイプ椅子に腰掛けたコトブキは、居心地悪そうに部屋を見回した。
 その正面に立っているのは、紫苑。

コトブキ「…で、こんなところに呼び出して、一体何の用だね?」

紫苑「…」ジッ

 何も言わず、コトブキの顔を凝視する紫苑。その手には、既に鞘に収まった日本刀が握られている。部屋には、2人の他に誰もいない。他の幼女がこの部屋に放り込まれようものなら、紫苑の放つ殺気に、立ちどころに恐怖し失禁するだろう。

紫苑「…身に覚えは、ありませんか」

コトブキ「君がムキになるようなことをした記憶は無いね」

紫苑「そうですか」

 紫苑は短く応えると、鞘ごと刀をスカートに差した。それから、変わらない声色で言った。

紫苑「…『反逆』の持ち主を捕縛しました」

コトブキ「うん? 東郷アリスが捕まったのかい? それは何よりだ」

紫苑「リュイア・トラメスロという名前に聞き覚えは?」

コトブキ「…?」

 突然の質問に、コトブキは、怪訝な目で紫苑を見上げた。

コトブキ「幼形成熟BOXで、何人か外国人やハーフをネオテニーさせてきた記憶はあるが…そいつは何人だ?」

紫苑「イタリア人です」

コトブキ「ふぅむ…記憶に無いね」

紫苑「」ブンッ

コトブキ「!? …おわっ!」ガタッ

 突然、紫苑が刀を抜き打った。と思うや、パイプ椅子の足が斜めに切り裂かれ、コトブキは床に転がり落ちた。

コトブキ「なっ、何をするんだね!?」
465 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/21(水) 22:35:29.62 ID:KDyz63yPO
紫苑「次。東郷アリスの本名と、所持するギフトは?」

コトブキ「ほ、本名なんて知るものか。それにギフトは『反逆』…」

紫苑「」ブンッ

コトブキ「ひっ!?」ガキンッ

 コトブキの顔のすぐ横で、パイプ椅子の背もたれが真っ二つに割れた。

紫苑「次。…ギフトを『1つも持たない』幼女が生まれる可能性は?」

コトブキ「ギフトを、持たない…?」

 コトブキは、ゆっくりと立ち上がった。顎に手を当て、考える。

コトブキ「…篠崎葵のように、ギフトを2つ持つ状況は是非とも再現したいが、その逆など、無益過ぎて考えたことも…いや」

 何かを思いついたのか、はっと顔を上げる。

コトブキ「幼形成熟BOXを発明して間もない頃、一度だけ思い浮かんだことがある…馬鹿げた結果しか導けず、計算だけで実証すらしなかったが」

紫苑「…続けて」

コトブキ「幼形成熟BOXに『2人入ったら』どうなるか、だよ。融通を効かせて、ギフトを2人分用意してくれるのか、それとも1つしか用意せず、1人あぶれるのか…」

紫苑「結果は?」

コトブキ「簡単な2×2さ。ギフトを貰える、貰えない。身体能力が上がる、上がらない。それぞれの組み合わせで、合計4パターン」

紫苑「! …では、過去にそのようなことが行われたか、調べることは可能ですか」

コトブキ「BOXのログを辿ればできるだろうが…」

紫苑「ではお願いします。今から、すぐに」ジャキッ

 刀を突きつけながら、紫苑が凄む。

コトブキ「わ、分かった分かった。分かったから、その刀を下ろすんだ。いいね? …」
466 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/23(金) 12:31:51.93 ID:mSN/7EbKo


葵「…」

 ベッドの上で、葵はじっと黙り込んでいた。もう明るいが、外は静かだ。半分以上の兵が、首相官邸周囲に出て行ったからだ。あの辺りは厳戒態勢が敷かれていて、一般人は近づくこともできない。
 看護官からは、療養中も右手以外は積極的に動かすように言われている。有り余る時間を、どう過ごしたものか…



安価下 どうする?
@外出

Aジムでトレーニング

B寝る

Cその他要記述
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/23(金) 13:24:20.57 ID:3DEJ7lVxo
1
468 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/23(金) 22:56:25.62 ID:mSN/7EbKo


「定刻までには帰ってきてくださいねー」

葵「ん…」

葵「…」キョロキョロ

 通りに出て、辺りを見回す。基地の静寂が嘘のように、街は活気に満ちている。近くで戦闘があったのに、今は元通りに幼女たちが駆け回っている。



安価下 どうする?
@車屋さん

Aペットショップ

Bおもちゃ屋さん

C繁華街をぶらぶらする

Dその他要記述
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/23(金) 23:11:14.35 ID:Kbi5UqMn0
4
470 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/23(金) 23:21:12.09 ID:mSN/7EbKo


ワイワイ ガヤガヤ

葵「…」キョロキョロ

 おもてストリートとは反対側の、繁華街にやって来た。荒らされたハンバーガー屋は心配だが、その方面はまだ封鎖されている。
 ジュースを持った幼女や、種付けおじさんを連れた幼女たちとすれ違う。片腕にギプスを付けた葵は、幾分場違いに見えたが、それを気に留める者も無い。

葵「…」

 ごった返す人混みの中で、葵は黙って立ち尽くした。



安価下
01〜05 爆発
06〜30 茶髪ツインテ
31〜60 朱音&未汐&お兄ちゃん
61〜90 未汐&お兄ちゃん
91〜00 お兄ちゃん
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/23(金) 23:51:07.69 ID:9xb9GzjBo
472 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/24(土) 00:19:55.29 ID:bu/Idrhso


葵「…!」

 人混みの中に、知った顔を見つけて、葵は思わず駆け寄った。

葵「未汐…お兄ちゃん!」ダッ



未汐「! 葵ちゃん」

お兄ちゃん「葵ちゃん? …! その手」

葵「無事だったんだ、良かった…」

 駆け寄ってきた葵の右手に気付いて、お兄ちゃんが息を呑んだ。葵は、未汐とお兄ちゃんを交互に見て、言った。

葵「トレイターに、襲われたって聞いて…未汐と、一緒に逃げたって聞いてたけど」

未汐「うん。今は官邸の方が狙われてるから、わたしたちは外に出てるの」

お兄ちゃん「ねえ、その手は…?」

葵「…」

 葵は、唇を噛んだ。

葵「…この前の銃撃ったら、腕が折れた」

お兄ちゃん「折れた!? …そ、そんな…俺が、あんなものを渡したせいで」

葵「違う。あたしが、弱かったから…」

未汐「…それで、葵ちゃんは作戦に参加してないんだ」

葵「」コクン

 すると、未汐は目を細めた。

未汐「…ねえ、これからお昼なんだけど、一緒に行こう?」

 そう言うと未汐は、返事を待たず葵の腕を取り、歩き出した。



安価下1〜3でコンマ最大 食事中の話題、行動など
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/24(土) 15:03:03.69 ID:ysmyw4DEo
葵とお兄ちゃんの仲を取り持つように誘導する未汐、見本のように自分も少し甘えてみせたりとか


設定と矛盾しない範囲がわからないのがちょっと難しいかも
474 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/25(日) 17:34:59.23 ID:oTg5Ggbho


未汐「いただきます」

葵「いただきます…」

お兄ちゃん「い、いただきます」

 運ばれてきた、3人分のお子様ランチに手を合わせる一行。ハンバーグにナイフを入れながら、未汐は尋ねた。

未汐「ティルフィングを撃ったってことは、葵ちゃんもトレイターと交戦したの?」

葵「うん。毒島ユカリと…」

 カトラリーに手も付けず、葵は頷いた。お兄ちゃんは未汐の隣で遠慮がちに、旗の立ったオムライスにスプーンを入れた。

未汐「もしかして、またトレイターに誘われたの?」

葵「…」コクン

お兄ちゃん「!? は、入っちゃ駄目だよ!?」

未汐「大丈夫、葵ちゃんは裏切らないよ。…ね?」

葵「うん…入院した後にも別のメンバーに誘われたけど、断った」

未汐「別のメンバー…? もしかして、東郷」

葵「ううん。リュイア・トラメスロっていう、イタリア人の娘」

未汐「リュイア・トラメスロ…」

葵「『反逆』のギフトは、東郷アリスじゃなくてその娘が持ってた。そして、トレイターがあたしを仲間に入れたがるのは、トレイターにはギフトを1つも持ってない娘がいて、その娘が貰うはずだったギフトまで、あたしが貰っちゃったからなんだって」

未汐「…」

 突然の告白に、未汐は絶句した。お兄ちゃんも、スプーンを持つ手が止まる。
 やがて、未汐は絞り出すように尋ねた。

未汐「…そ、れ…葵ちゃん以外にも、誰か知ってるの?」

葵「幕僚長には話したから…陸自の人たちには、伝わってると思う。首相官邸の基地にいる幸実陸将や、ねね科長にも」

未汐「リュイアって娘は、今?」

葵「基地に捕まってる」

未汐「…そ、そう」

 未汐は、少し安堵したように息を吐いた。それから、切り分けたきり放置されていたハンバーグを口に運んだ。葵も、ようやくスプーンを手に取り、コーンスープを一口含んだ。

お兄ちゃん「…俺、あんまり詳しくないけど…トレイターのリーダーが反逆のギフトを持ってないのなら、朱音ちゃんも一緒に戦えるんじゃないかな?」

未汐「そうだね。あんまり危ない目には遭わせたくないけど…」

 隣同士、身を寄せ合って話し合う2人。仲睦まじいその様子を、葵は複雑そうな目で見ている。
475 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/25(日) 20:52:13.69 ID:oTg5Ggbho
未汐「…」

 そんな葵の表情に気付いてか否か、未汐は不意に言った。

未汐「葵ちゃん、右利きだっけ。怪我して、大変でしょ」

葵「うん…一応、指と肩は動くから、スプーンならなんとか」

未汐「食べさせてあげるね。お兄ちゃんが」

お兄ちゃん「!?」

葵「!? …///」ドキッ

 未汐はしたり顔で、お兄ちゃんの肩を叩いた。

未汐「ほら、葵ちゃんは腕を怪我して、自分でご飯も食べられないんだから。まずはエビフライ」

お兄ちゃん「う、うん…」ザクッ

未汐「じゃあ、葵ちゃんに。あーん」

お兄ちゃん「あ、あーん…」スッ

葵「あっ…あー…///」パクッ

 どぎまぎしながらエビフライを頬張ると、未汐がすかさず

未汐「片手しか使えないんだから、ハンバーグも切ってあげなきゃ」

お兄ちゃん「じゃあ、ちょっと小さめに…」ギコギコ

葵「んぐ…あ、あー…///」

お兄ちゃん「はい」スッ

葵「///」パクッ

未汐「」ニヨニヨ



 時間をかけて、お子様ランチを完食する頃には、葵とお兄ちゃんの距離も幾分縮まったように思えた。
 葵は、ふと思い出して尋ねた。

葵「お兄ちゃん…ハンバーガー屋さんで襲われたんだよね。トレイターは、お兄ちゃんのことを知ってたの?」

お兄ちゃん「みたいだった。もちろん、俺は何も覚えてないんだけど…」

葵「4人で襲ってきたの?」

お兄ちゃん「うん」コクン

未汐「毒島ユカリ、リーダーの東郷アリス…それから、残りの2人については、特徴を話してさっきコトブキ博士に調べてもらったんだけど…」

 未汐が、声を潜める。

未汐「まず、桜木 春華(さくらぎ はるか)。ギフトは『予感』。2つのギフトを持つ葵ちゃんのことを察知したのは、多分この子の能力」

未汐「それから大下 ロル(おおした ろる)。ギフトは『飛蝗(ばった)』。毒島ユカリに並ぶトレイターの戦闘要員で、唯一、格闘戦向きのギフトの持ち主」

葵「格闘戦向き…って、エリーは!? 店長は…」

未汐「落ち着いて。トレイターはお店に押し入ってから、近くのテーブルを破壊しながら真っ直ぐわたしたちの方へ向かっていったの。その間にお客さんや店員さんは皆逃げたよ」

葵「そう…良かった」ホッ
476 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/25(日) 20:58:54.64 ID:oTg5Ggbho


 それからしばらく、他愛もない話をしてから、葵は2人と別れた。
 別れ際、未汐が葵に声をかけた。

未汐「もし、『こっち』に来たくなったら、いつでも言ってね。わたしも朱音ちゃんも、待ってるから」

葵「…うん」

未汐「じゃあ、またね」

お兄ちゃん「ばいばい」

葵「うん。2人とも、気をつけて…」

 人混みに消えていく2人の背中を見送ると、葵は基地に戻っていった。

477 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/25(日) 22:45:27.18 ID:oTg5Ggbho


「失礼します」



幸実「いいよ〜」

バサッ

「閣下、『例のもの』をお持ちしました」

 官邸前の敷地に建てられたテントの中に、それぞれ大きな箱を抱えた兵士が、ぞろぞろと入ってきた。彼女らは、幸実の前のテーブルに箱を積み上げると、蓋を開けた。

幸実「これ、これ…これがないとね〜…」ジュルリ

 目をギラつかせ、舌舐めずりする幸実。彼女の目の前に積み上げられた、箱の中には…大量のドーナツが、ぎっしりと詰め込まれていた。

幸実「トレイターは出た?」

「いえ、まだそのような報告は」

幸実「じゃ、あと3…や、5セット追加ね〜」

「了解!」

 兵士たちが出ていくと、幸実はシロップの掛かったドーナツを手に取り、頬張った。咀嚼しながら、もう片方の手にチョコレートのドーナツ。1個目を飲み込むと、2個目を齧りながら、今度はきな粉のまぶされたドーナツ…山盛りのドーナツが、瞬く間に無くなっていく。

ねね「…」

 糖蜜の匂いが充満する中、凄まじい勢いでドーナツを貪る幸実を見ながら、ねねは顔をしかめた。

ねね「ひ、久しぶりに見ると、やっぱ強烈よね…お腹がむかむかしてきた」

透「仕方ないでしょう。閣下自ら出られるとなると、この工程は避けられません」

ねね「もうちょっと、効率的な補給方法はないの?」

幸実「だってぇ…はぐっ、もごっ…ほきゅうぐらい、たのひくないほね〜…んぐっ、あぐっ…」モグモグ

 そこへ、崩礼が入ってきた。

崩礼「失礼しま…うおっ」ビクッ

幸実「んっ、きにひないれ〜…はむっ、もぐっ」

ねね「だそうよ。で、要件は?」

崩礼「! …敷地内の点検と、塹壕の掘削が完了した。今のところ、妙な侵入経路などは作られていないようです」

ねね「そう、ちゃんと要望通りにしてくれた?」

崩礼「ああ。ちゃんと迎撃用ではなく、『退避用』に設計した」

幸実「ありがとね〜あむっ」



安価下コンマ 80以上で…
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/25(日) 22:53:03.42 ID:w148ESS4o
479 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/25(日) 23:02:21.08 ID:oTg5Ggbho
ねる
480 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/26(月) 21:28:42.63 ID:/2szQwD+o
ねね「…そう言えば、篠崎ちゃんはどうしてるの?」

崩礼「篠崎なら、今頃病院で…」



葵「…ごちそうさま」カチャ

 左手でどうにか食事を終えると、葵はベッドの上に寝転がった。それから、昼間にお兄ちゃんに食べさせてもらったエビフライの味を思い出し、密かに顔を赤くした。

葵「…///」

 男の人の好みなんて、生まれて一度も考えたことは無かった。父親のように甘えられる人と答えたのは、単に葵がお父さんっ子だったから。そして、お兄ちゃんは、お世辞にも頼り甲斐のあるとは言い難い。しかし、彼のことを思い出すと、今まで感じたことの無い感情が湧いてくる。未汐とおしゃべりしている時や、崩礼をあしらっている時、あるいは、ラセン隊長に抱きついた時、その、どれとも違う…

葵「…ん」モゾ

 葵はベッドの上でうつ伏せに寝返った。

葵「ん…んっ…///」モゾ モゾ ギュッ

 無意識に、腿を擦り合わせ、腰のあたりをベッドに押し付ける。じわじわとお腹の下が熱くなり、頭がふわふわしてきた。

葵「んっ…ぁ、ん…っ///」スリッ ギュ ズリュッ



安価下コンマ
01〜20 窓ガラス
21〜30 検温
31〜60 このまま…
61〜90 手で…
91〜00 誰か来た
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/26(月) 21:30:06.52 ID:7SEXd+7zo
はい
482 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/26(月) 21:52:09.68 ID:/2szQwD+o
葵「ん…ん、ぅ、はぁっ…///」ズリッ グニッグニッ

 腰のあたりをベッドに押し付けると、何だか気持ちいい。身体が勝手に動く。

葵「はぁっ、あっ/// …ん…ふぅ…んぅっ♡」グイッ ググッ

 下腹を強く押し付けると、おしっこを我慢しているような気持ち。でも、お股がじんじんして、気持ちいい…

葵「はぁ、はぁっ、ん、んっ…おにいちゃん…♡」グリィッ

 お股をマットレスにぎゅっと押し当てる。何だか分からないけど、口が勝手に、お兄ちゃんのことを呼ぶ。

葵「おに、ちゃん、んっ♡ おにいちゃっ、おにいちゃんっ♡」ググッ ズリ ズリッ

 とうとう、カエルのように脚を広げて、パジャマ越しにずりずりとお股をベッドに擦りつけた。支給品のパンツが、じわりと温かくなっていく…

葵「はっ、はっ、おにいちゃんっ、はぁっ、おにいちゃんっ、あ、あっ…んっっっ……♡♡♡」ギュゥゥゥッ

 ベッドにぎゅっとお股を押し付けながら、葵の頭が白く弾けた。腰の辺りが、びくんびくんと震え…突然、お股の中がぞわっとした。
 と思うや、パンツの中が、さあっと熱く濡れてきた。

葵「…っ!? や、やだっ」ジョワッ ジョーッ ショロッ

葵「…〜〜〜///」シャァァァァ…



「おトイレに行きたいと思ったら、いつでも行って良いですからね? 足は怪我してないんだから」

葵「ごめんなさい…///」ビショビショ

「もし困ったことがあったら、いつでも呼んでくださいね。我慢できなかったら、そこに尿瓶もあるから」

葵「はい…」

「じゃあ、着替えますからね…」



安価下1〜3でコンマ最大
@普通に着替え

Aまだ出そう(尿瓶に)

Bまだ出そう(このまま)

Cあやしい手付き

Dその他要記述
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/26(月) 22:49:43.21 ID:Mk6th0Ipo
2
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/26(月) 23:10:40.34 ID:dHRdruc10
2
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/27(火) 00:55:42.57 ID:GOUqTxKaO
4
486 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/27(火) 13:19:58.59 ID:CVkWHnaqo
 看護官は、びしょ濡れの葵のパジャマに手をかけた。

葵「じ、自分でできる…」

「だーめ」グイッ

葵「やっ///」ズルッ

 ズボンとパンツを一緒に下ろされ、小さな割れ目が露わになった。濡れたお股にタオルを当てられて、葵は身震いした。

葵「んぁ…っ///」ブルッ

「まだ出そう?」スリッ

葵「んっ、ん…///」コク

 タオルでさり気なく割れ目を撫でられ、葵は小さく頷いた。すると看護官は、ベッドの上に身を乗り出すと、葵の耳元で囁いた。

「じゃあ、このまま出しちゃいましょう…♡」

葵「!? や、やだっ」

「大丈夫、シーツも全部交換するから。ちょっとくらい汚しても、変わりませんよ…♡」スリッ スリッ

「ほら、ここをすりすりして…気持ちよくなっちゃったんでしょう…♡」スリスリッ クリッ

葵「ひゃっ♡」ビクッ

 タオル越しに、割れ目のてっぺんをくすぐられ、葵は竦み上がった。ついさっき、夢中で腰を擦りつけた時の快感が蘇り、尿道がぞくぞくと震える。

「ほら、しーっ♡ しーっ♡ しーっ♡ …」

葵「あ…やぁ…///」プルッ ジワァ…

 白いタオルが、瞬く間に黄色く染まり、そのままシーツまで染み込んでいく。タオルが使い物にならなくなると、看護官は葵のお股から離した。

葵「あうぅ…///」チロチロチロ…

 つるつるの割れ目の間から、しょろしょろと黄色いおしっこが溢れ出るのを、間近に見つめながら、看護官は葵の頭を撫でた。

「しーっ♡ しーっ♡ えらいえらい…♡」

葵「はぁ…っ///」ショロロッ プルッ

 膀胱の中身を出し切ると、看護官は葵を立たせて、新しいタオルでおしっこまみれのお股や内腿を拭いた。

「おむつ、当てときます?」

葵「い、いいって///」

「じゃあ、パンツを穿いて待っててくださいね。シーツを交換しますから」

葵「うん…」

487 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/27(火) 13:29:58.54 ID:CVkWHnaqo


崩礼「…本当に、トレイターはここに現れるんです?」

幸実「地下道をこっち方面に進んで、まだ地上で目撃されてないから、地下に潜んでるのかもね〜…」

ねね「そんなことより」

 ねねは腕組しながら言った。

ねね「幕僚長からの通達よ。本当の『反逆』の持ち主を基地で捕らえた。東郷アリスのギフトは反逆ではないって…」

崩礼「ああ。しかも、懲りずにウチの篠崎を勧誘したらしいな。篠崎がなびかず、すぐに通報したから良かったが」

幸実「怪我して、心が弱ってる時を狙ったんでしょうね〜。そういうの、本当に良くないわね〜」

崩礼「だが、篠崎はその程度で折れる奴ではなかった。ということですな」

 崩礼は誇らしげに頷いた。

ねね「なら、そいつを取り戻すまで総理を狙うことは無い、ってこと?」

幸実「だとしても」

 幸実は、地下道の地図に目を向けた。

幸実「地下に潜ったまま、出口を塞がれているのは事実。いつか、痺れを切らして出てくると思うよ〜」

ねね「なら、それまで網を張って、気長に待つしか無いわね」ハァ



安価下コンマ 60以上で…
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/27(火) 14:07:00.84 ID:3Jyiuqvc0
489 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/27(火) 23:42:04.29 ID:CVkWHnaqo
 しかし、その数分後、にわかにテントの周りが慌ただしくなった。垂れ幕をめくり、1人の兵士が駆け込んでくる。

「報告です! 正門前のマンホールから、トレイター4人が出現」

幸実「噂をすれば、だね〜」

ねね「玉置ちゃん、避難を手伝って! あたしは硝子川ちゃんに連絡する」

崩礼「了解!」

 ねねと崩礼がテントを飛び出す。幸実は1人、山積みのドーナツを両手に掴むと…そのまま、吸い込むように口に詰め込んだ。



春華「や、ヤバい、ヤバいって〜…」プルプル

ユカリ「ヤバいってことはァ…ひひ、楽しみ…!」

 震えるピンク髪の幼女の言葉に、ユカリは歯を剥き出す。その隣で、赤毛に赤い目の幼女は怪訝な目で辺りを見回している。

ロル「でもさぁ、こいつら一目散に逃げてくよ? ね、どう思うリーダー?」

 赤毛の幼女ロルは、一歩前を歩く、トレイターのリーダー…茶髪を短いツインテールに結い、派手なスカジャンを羽織った幼女に声をかけた。

アリス「…知るか。朱音…総理を引きずり出せれば、何でも良い」

ユカリ「総理が出てくるまでは、好きにして良いよねェ?」

アリス「…チッ 程々にな」

 4人の目の前で、兵士や官邸から出てきた幼女たちが、地面に掘られた溝の中へと逃げていく。溝を防衛線にしているわけでも無さそうで、幼女たちは溝を通ってまっすぐに官邸から離れていく。

アリス「…こいつも罠か」

春華「ひぇっ…や、やっぱり、リュイアが戻ってくるまで待った方が…」

ロル「戻らないって、あんたが一番分かってるでしょ。『予感』によると、リュイアは自衛隊に捕まったんでしょ?」

春華「う、うぅ…」

アリス「構わねえ。朱音以外はアタシがぶっ飛ばす。朱音とは、アタシが話す」

ユカリ「でも、話せない時は…!」

春華「うわーっ!?」ビクッ

ロル「…へえ」

 4人の目の前に、1つの人影が立ちはだかった。カーキの隊服に、分厚いお腹を窮屈そうに詰め込んだ、温厚そうな顔立ちの幼女。しかし、まんまるなその顔の奥で、両の目が底冷えするような光を放っていた。



幸実「…」

490 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/28(水) 09:54:47.87 ID:R7fYoyH4o
アリス「…おいブタ。総理はどこだ」

 しかし、幸実は応えず、耳元のインカムに向かって呟いた。

幸実「退避、終わった? …うん、ありがとね〜」スッ ポイ

 インカムを投げ捨て、隊服の襟元を両手で握り…ようやく、トレイターの4人を見た。

幸実「…今なら、投降受け付けるよ?」

アリス「舐めやがって…」スッ

 アリスは、背中から何かを抜き取った。それは、ボロボロにひしゃげた、一本の金属バットであった。

アリス「死ねオラァっ!!」ダッ

 バットを振り上げ、飛びかかるアリス。幸実は、自分の隊服を両手で掴み…一気に、引き裂いた。
 次の瞬間、幸実の身体が、凄まじい勢いで膨張を始めた。



幸実「_____」ゴゴゴゴゴゴ…



アリス「オラッ!」ブンッ

 怯まず振り下ろしたバットが、虚しく弾き返される。

春華「う、うわーっ!?」ダッ

ロル「な、何だコイツ…!?」



幸実「…」ブンッ



アリス「ぐぁーっ!?」ビューン ドサッ

 首相官邸と同じくらいに巨大化した幸実が、爪先を軽く蹴り出す。それだけで、アリスの身体は門の向こうまで吹っ飛ばされた。
491 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/28(水) 14:22:56.53 ID:R7fYoyH4o
幸実「…」ズシン ズシン ズシン…

 服はばらばらに破れ、素っ裸の幸実が、コンクリートを踏み砕きながら迫る。

春華「いやーっ! 許して、許して!」ドタドタ

ロル「こっの!」ダンッ

 ロルが、コンクリートを蹴って跳躍する。剥き出しの両脚が、棘の生えた外骨格に覆われると、その脚で回し蹴りを仕掛けた。

幸実「」パシ ブンッ

ロル「あ゛ーっ!?」ビュンッ

 しかし、空中でその脚を捕らえられ、起き上がろうとするアリスめがけてぶん投げられた。

アリス「っとお!」ガシッ

ロル「さ、サンキュ」

ユカリ「あ…アハッ、アハハッ…!」ガァァン ガァァン ガァァン

 引き攣った笑みを浮かべながら、予備の特大リボルバーを連射するユカリ。

幸実「…」バシッ バシッ

 命中した足や腹に血が滲む。幸実は立ち止まると、近くに生えていた植木を、雑草か何かのように指先で引っこ抜き…そのまま、ユカリめがけて投げつけた。

幸実「」ブンッ

ユカリ「ぐぇッ」ズシャ

幸実「」ダンッッッ

 突然、幸実がコンクリートを強く踏みつけ、飛び上がった。裸足の足裏が迫る先には…アリスとロル、そして逃げようとする春華!

春華「やだっ、やだやだやだーっ!」ジタバタ

アリス「クソがっ…よぉっっっ!!!」ブゥンッ

 アリスは悪態を吐きながら、迫りくる極大の足裏めがけて、金属バットをフルスイングした。



葵「…幸実陸将って、どのくらい強いの?」

ラセン「閣下か? それはもう、凄いぞ」

 日中、ジムでリハビリを兼ねてトレーニングをしていると、ちょうど非番のラセンと出くわして、一緒にトレーニングをすることになった。レッグプレスを補助してもらいながら、葵はふと尋ねたのであった。

ラセン「何しろ、ワタシが入隊した頃…まだ、藤島幕僚長が陸将だった頃は、閣下が幕僚長だったのだからな」

葵「閣下が幕僚長だったの…!?」
492 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/28(水) 15:10:11.45 ID:R7fYoyH4o
ラセン「ああ。藤島幕僚長を見出し、育て上げたのは、閣下と言っても過言ではない」

葵「師匠だったんだ…?」

ラセン「うむ。幕僚長は、閣下の推薦によって今の地位になった。後になって知ったことだが…閣下は、自身の能力が『守る』ことに向いていないことを気にされていたらしい。幕僚長は、最後まで基地に残り、最終防衛ラインを守り抜く使命がある。敵も味方も、周りも何もかも破壊しかねない自身の能力は、自衛隊のトップには相応しくないと考えておられたようなのだ」

葵「じゃあ、そんな閣下のギフトって…」

 するとラセンは、窓の外に目をやって…呟くように言った。

ラセン「…『巨人』」

葵「大きくなるの?」

ラセン「そうだ。閣下は元々力も強いから、歩けば地面が抉れ、大木も片手で引き抜き、ビルも軽く握り潰せる。幕僚長とは別方向で、次元が違うのだ」

葵「じゃあ、何で今…」

ラセン「巨大になるのは、自分の肉体だけ、ということだ。食べたものや、蓄えたエネルギーは元の体のサイズのままだから、戦闘が長引けば、あっという間にエネルギー切れで倒れてしまうのだ」

葵「なるほど…それで」



ピッ ピッ ピッ…

幸実「…」

 ベッドの上に、病衣を着た幸実が横たわっている。ふっくらしていた顔や手足は、骨と皮ばかりに痩せ、両腕には点滴が繋がっている。

コンコン

紫苑「…失礼しますよ」ガチャ

幸実「…ああ、紫苑ちゃん」

 小さく顔を上げ、会釈する幸実。起き上がろうとするのを止め、紫苑はベッド脇の椅子に腰掛けた。

紫苑「体調はいかがですか」

幸実「良くはないよ。ギフトを使うと、いつもこう」

 苦笑いすると、不意に真顔になって尋ねた。

幸実「…4人は?」

紫苑「負傷はしていますが、命に別状はありません。最も、それが良い報せかと言えば…」

幸実「うん…まさかあの飛び蹴りを、バット1本で受け止めゃうなんてね…」

 幸実が、自身の右足に目を遣る。包帯に覆われたその足は、金属アームで宙吊りにされ、外固定用の太いピンが何本も突き出ていた。

幸実「東郷アリス…腕力だけなら、紫苑ちゃんより強いよ。どうやって確保してる?」

紫苑「物理的な拘束は不可能なので、わたしのギフトで動きを制限していましたが…先程、総理から面会希望の通達が来ると、嘘のように大人しくなりました。それで、わたしがここに来ることができたのです」

幸実「どうやら、一連のテロ行為も、総理を呼び出すためにやっていたフシがあるね〜…」
493 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/28(水) 16:27:20.42 ID:R7fYoyH4o
紫苑「どんな理由があろうと…トレイターのやったことは、許されることではない」

幸実「そうだね〜。捕まえられて、本当に良かった」

紫苑「貴女のおかげですよ。何でも、望むごほうびをあげます」

幸実「そうね〜…うちは後で良いから、他の娘たちにもね」

紫苑「勿論です。今回、脱出経路の作成や避難誘導に尽力した、工作8班は、それぞれ1階級ずつ昇進。硝子川班長や、2班の数名も昇進としました」

幸実「葵ちゃんは、残念だったね〜…」

紫苑「仕方ありません。地下で、毒島ユカリを足止めしてはくれましたが、結果的には合流を許してしまいましたし。まあ、彼女ならまた、どこかで活躍してくれるでしょう」



ウメ子「うん、もう大体くっついてるね」ペラ

 レントゲン写真を見せながら、ウメ子が頷いた。

ウメ子「ギプスは外して、本格的なリハビリに入ろう。まずは、握力を取り戻すところからだね」

葵「また、戦えるようになる…?」

ウメ子「ああ、なるとも。…だが、少なくとも、あの…」

葵「ティルフィング?」

ウメ子「そう、その馬鹿みたいな銃を、素手で撃つのは禁止だよ。一度折れた骨は、くっついてもどうしても強度が下がるからね…」



 病室に戻ると、見知った顔がベッドの横に座って待っていた。

エリー「! 葵ちゃんっ!」バッ

葵「エリー! 店長…!」ギュ

 飛びついてきたエリーを抱き締めながら、傍らに座る店長に頭を下げた。

葵「2人とも、無事で良かった…」

エリー「葵ちゃんも! テロリストと戦って、怪我しちゃったって聞いて! 心配で心配で心配でー…」

 涙を流しながら、エリーが言う。

エリー「怪我は、どう?」

葵「もう、だいぶ治ったよ。後ちょっとリハビリすれば、元通り」

店長「それは良かったです…」ガサッ

 店長が、膝の上に置いていた紙袋を差し出した。

店長「はい、こちら差し入れです。新発売の『マグナム☆二刀流バーガー』」

葵「あ、ありがと…」ガサガサ

 受け取って中を覗くと、特大のパテに極太ソーセージが挟まったバーガーが、紙袋を突き破らんばかりのボリュームで詰まっている。

葵「…お店は、どうなってる?」

 ベッドに腰掛けながら、葵は尋ねた。

店長「あんなことになって、しばらく休業してましたが、先日トレイター全員が捕まったおかげで、ようやく再開できそうです」

葵「お店の修理、まだならあたしがやるよ」

店長「えっ、良いんですか?」

エリー「そうだ、葵ちゃんのギフトは『再現』っていって、何でも元通りにできちゃー!」

葵「そう。あたしも、早くお店が復活して欲しいから」

店長「では、その時は、お願いしますね」



安価下1〜3でコンマ最大 エリー、店長との話題、行動など
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/28(水) 18:46:34.33 ID:sSPufhFo0
売上を取り戻す策としてセットメニューに特典景品(葵からの例はガッタイザー関連)の付与を提案してみる
495 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/28(水) 21:09:09.10 ID:R7fYoyH4o
店長「でも…あんなことがあった後だから、しばらくお客さんは少なくなっちゃうかも知れませんね」

 店長が、さみしげに言った。

葵「…復活記念で、オマケを付けよう」

エリー「ラッキーセットのオマケなら、前もあったよー?」

葵「もっと豪華にして…ガッタイザーとか」

店長「ガッチャー覇はコラボしてみたけど、あんまりウケなかったですね…」

葵「えっ!? ガッタイザー…」

エリー「やっぱり、メイジーだよー! 皆見てるし、しょっちゅうテレビでやってるしー」

店長「私はあんまり見ないですけど…」

葵「そうそう。それならガッチャーロボの方が…」



エリー「またねー!」フリフリ

店長「お店の方にもいらしてくださいねー!」

葵「うん! 行くね」

 案内の兵に伴われて、2人が帰っていく。その背中が見えなくなると、葵は病室に戻った。右手のギプスは外れて、すっかり軽くなった。まだ少し力が入らないから、早くリハビリして戻さないと…



安価下コンマ
01〜50 特に何も起こらない
51〜70 お見舞い
71〜90 お見舞い×4
91〜00 リムジン
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/28(水) 21:32:23.36 ID:pHfVFWhbo
497 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/28(水) 21:37:43.75 ID:R7fYoyH4o


 翌朝。久しぶりに右手でお箸を使って朝食を摂ると、手が痛くなってしまった。ほんの2週間使わなかっただけで、左腕と比べて明らかに細くなった。

葵「どうしようかな…」



安価下 どうする?
@外出

Aジムでトレーニング

B寝る

Cその他要記述
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/28(水) 22:38:53.76 ID:sSPufhFo0
2
499 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/29(木) 09:26:16.23 ID:w0hhYEFlo


葵「」ゴクッゴクッゴクッ

葵「…っは!」ゴトッ

 プロテインを一息に飲み干し、ずらりと並んだダンベルの前に立つ。一先ず、一番小さなダンベルを右手で握ると、恐る恐る持ち上げた。

葵「っ、しょっ…」ヒョイッ

 握力も随分衰えたが、このくらいなら難なく持てそうだ。いつものサイズのダンベルを左手に持つと、葵は仁王立ちになり、ダンベルホールドを始めた。



安価下コンマ
01〜30 痛た
31〜60 今日はこのくらい
61〜90 8班もトレーニング
91〜00 幕僚長だ
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/29(木) 11:36:00.99 ID:RrRm3rR70
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2024/02/29(木) 19:52:26.56 ID:qVABgXXqo
お!
502 : ◆WEXKq961xY [saga]:2024/02/29(木) 21:04:32.89 ID:w0hhYEFlo


 握力のトレーニングをしていると、にわかにジム内がざわついた。

「あっ、お疲れ様です!」「おはようございます!」「おい立てお前ら! …お疲れ様であります!」



紫苑「ごきげんよう、ごきげんよう。皆さんどうぞ続けて…おや」



 自身もトレーニングに来たのか、体操服を来た紫苑が、隅の方でダンベルを握る葵に気づいて、近付いてきた。

葵「あ…お、お疲れ様です」

紫苑「ごきげんよう。…右手のギプスが取れたのですね」

葵「はい。それで、リハビリに」グイッ

 右手でダンベルを上げて見せる。

紫苑「それは良いですね。では、失礼してストレッチを…」

 紫苑は、ダンベルコーナーの近くに敷いてあるマットを見つけると、ストレッチを始めた。背中を伸ばしながら、紫苑は何気なく言った。

紫苑「…記者会見も終わって、ようやく一段落です」

葵「そうですか…」

紫苑「やはり、東郷アリスは『反逆』の持ち主ではありませんでした。それどころか、彼女こそがギフトを1つも持たない幼女でした」

葵「!」

 葵の手が止まる。紫苑は足を伸ばして座り、上体を前に倒す。

紫苑「んんん…それから、『東郷アリス』はやはり偽名でした。本名は『八島 絵里』…例によって総理の関係者らしく、先日引き渡しました。他のメンバーは、まだ基地にいますよ」

葵「…はぁ」

 それを自分に言って、どういうつもりだろう。反応に困っている葵の前で、ストレッチを終えた紫苑は、ダンベルコーナーから当然のように一番大きいものを2つ手に取り、ダンベルカールを始めた。

紫苑「しょっ、よっ、よっ」グイッ グイッ グイッ
474.06 KB Speed:1   VIP Service SS速報R 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)