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【安価】恋愛相談屋しながら魔法少女業に励む【コンマ】
- 1 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 13:49:06.53 ID:xu+634WY0
- こちらのスレは、通う高校で恋の橋渡しに奔走する中、カップルやカップルになりそうな男女を拐おうとする怪人達と闘う、魔法少女を兼業している男子高校生の物語を紡ぐスレその2です。
【ルール】
・連取、連投禁止
・小スカ有、大スカ無
・ある程度痛そうな描写は有、グロは禁止
ざっくりとした組織図
主人公:姫乃 あきら(人外)
どこかの星の王子様。
産まれた星のあらゆる事象の動力源に、愛や恋という感情が必要。
地球の人間が一番感情を保有しているため送られた。
中学の時に力に目覚めてから、その使命を思い出し、使命を果たすために学校で恋の相談屋をはじめる。
なんか邪魔してくる輩おる……倒したろ!
変身後は女体化しちゃうの ♡
ヒロイン:及川 栞(人間)
主人公の幼馴染。
主人公とのエッチ ♡で変身する力を得た。
今のところ毒耐性あるっぽい
主人公とヒロインイメージ
https://imgur.com/a/ZdiuZWy
―――――――――
敵
種族間での繁殖が難しい種族であるため、人間を使って交配し、種族反映を目指している。
カップルを拐って交尾をさせ、交配させるための人間を増やしている。
雌の怪人に充てがわれた男は、種漬けを終えると雌怪人に食われて、栄養にされてしまうことが多く、男が不足しがち。
ある程度の年齢に達すると、ペットとして売られる。勿論、人権はない。運が良ければ大事にされることもある。
なんか邪魔してくる輩おる……倒したろ!
―――――――――
エクソシスト(人間)
主人公から人外の気配を察知し、人間からなんらかの力を集めていることを知り、討伐する対象と認定する。視るも、浄化も実力は本物の集団。
女子制服
https://imgur.com/a/PibgSkM
女子制服着崩し例と、制服の作り
https://imgur.com/a/PibgSkM
男子制服
https://imgur.com/a/NAZ4D4e
シスター服
https://imgur.com/a/5ugwGzQ
⚫︎前スレ⚫︎
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1730780223/
- 2 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 13:52:35.59 ID:xu+634WY0
- ⚫︎主人公プロフィール⚫︎
【名前】姫乃あきら
【一人称】俺
【学年】高校生2年
【身長】170
【髪色】黒
【髪型】まあふつう
【虹彩】茶色
【胸部】平均的
【肉付】やや鍛えている感じ ムキムキではない
【陰茎】やや大きい
【陰毛】ツルツル 男としては隠したい秘密
【下着】トランクス
【特徴】甘いものがめっちゃ好き
【服装】ややだらしなく着崩しておりこれが男らしいと思っている
【性格】正義感溢れる男の中の男になりたい努力家
変身中の姿
【名前】プリンセス♡ラキア
【身長】150
【衣装】アイドルを思わせるピンクと白のフリフリ衣装 頭にお姫様の冠をイメージした金色のカチューシャ
【虹彩】エメラルド
【髪色】ピンク
【髪型】ふわふわロング
【胸部】J
【肉付】胸も大きいがお尻もふともももむっちり
【能力】光のパワーを拳や脚に集中させて攻撃
【 技 】汎用技1シューティングスターパンチ:輝くパンチを流星雨のように浴びせる
汎用技2プリンセスビーム:カチューシャの中央の宝石から発射されるビーム
必殺技:ロイヤルプリンセススマッシュ 全パワーを脚に集中させ放つ必殺キック
- 3 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 13:53:55.62 ID:xu+634WY0
- ⚫︎ヒロインプロフィール⚫︎
【名前】及川 栞 (おいかわ しおり)
【一人称】わたし
【学年】2年生
【身長】178cm
【髪色】黒
【髪型】重たそうなロングヘア 前髪長め
【虹彩】蒼
【胸部】I 黒に近い色
【肉付】身体が全体的にむっちりしてて抱き心地良さそう
谷間が深い長乳で重さで垂れておへそ隠れるぐらいサイズデカい
【陰毛】濃いめ 腋などはきっちり処理してるが下の見えないところは油断して未処理
【下着】黒の大人っぽいやつ
【特徴】不健康気味に色白だったり目の下にクマがある
インドアな感じなジト目の文学メガネっ娘
猫背
帰宅部
家族は母と姉の自分よりしっかりしてる妹の3人暮らし 爆乳家系
不感症気味(一般的に性感帯とされる場所は感度薄めで一番の性感帯が卵巣で自分でいじれない事により性感の実体験できてないための勘違い
一度何かしらで絶頂を覚えれば雌として肉感たっぷりに成長した体は快楽をスポンジのように吸収して覚えていくだろう)
【服装】黒セーラーとロングスカート 私服も黒縦セタにジーパンなど大体黒系で落ち着いた衣装が好み
【性格】コミュ障気味
対人関係の壁は分厚いがコミュニケーション不足な分一度を気を許した対象には物凄くチョロくなり献身的になるダメヒモ製造機
変身後
【名前】フェリティル アリス
【衣装】白くてフリフリの甘ロリ系ミニスカドレス(胸元・背中が空いている) 白と青のガーターニーソックス
もふもふのウサギ耳カチューシャ 魔導書とハート宝石付きのステッキ
【髪色】金
【髪型】ツインテール 結ぶリボンも飾りゴッテゴテ
【胸部】J
【能力】魔導書の前半部分に描かれた童話っぽい可愛い使い魔やエフェクト付き呪文攻撃が出せる
能力使用にはあざとく子供っぽい仕草が必要で似合わない恥ずかしいと思ってる服もあって栞は常に顔真っ赤にしてる
魔導書の後半は読めない封印がされている 封印の中には強いけどえっちなエネルギーを求める怪物が封じられている
また魔法少女になってめちゃくちゃ身体が頑丈になったり能力が向上していて低めのビルぐらいなら平然と飛び越したりできるし人間では壊れるようなえっちな行為も無事耐えられる(快楽には弱い)
【 技 】通常
プリティ・サモン 本からうさぎや猫の使い魔出して攻撃や索敵
シャイニー・ブレイド ステッキから光の剣を伸ばして近接戦闘
必殺
ルミナス・マギカ リボン状のエネルギーの帯をステッキから出してその光芒で魔方陣を正面に描き極太のビームを打つ
- 4 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 14:01:47.14 ID:xu+634WY0
- ⭐︎現在の状況⭐︎
恋愛相談に来た女の子に、遊園地デート誘っちゃいな⭐︎とアドバイスし、遊園地デートを見守りに赴いちゃうぞ⭐︎
相談に来た子達は、カップル成立後に中出しセックス済み♡
またこのカップルがデート中に敵に襲われるかもしれん!そのときは成敗!成敗!
依頼人と想い人イメージ
https://imgur.com/a/jXd0N4q
- 5 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 14:05:03.13 ID:xu+634WY0
- ⚫︎今回の敵プロフィール⚫︎
【名前】妖怪チチシボリ
【一人称】わし
【外見】痩せた裸のハゲじいさん 背中から何本もの腕が生えている
【特徴】ニヘニヘとスケベ面で笑っている 放たれる加齢臭には催淫効果あり おっぱい大好き母乳大好き
【 技 】複数の腕を伸ばしクモのように素早く動く 天井や壁にしがみつくことも可能
真の能力は強力豊胸マッサージ
複数の手による熟練のマッサージ技は貧乳だろうと巨乳だろうと
感度数百倍の性感にされ乳線への刺激により膨乳化、射乳体質(巨乳爆乳は更にデカくされる)となる
この技にかかった女性はチチシボリによって母乳をしぼられながらおっぱい絶頂を繰り返し赤子のように母乳を飲まれながら長いチンポで種付け中出しをされてしまう
- 6 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 14:52:28.34 ID:xu+634WY0
- 栞の卵子にあきらの精子が着床しているかコンマ判定↓
50以下でしている
50以上でしてない
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/19(日) 14:53:45.39 ID:sjazQpqA0
- む
- 8 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 16:55:12.55 ID:xu+634WY0
-
あきら (ん……精子にかけた魔法の形態が変わった……無事に着床して、有精卵になったみたいだな)
あきら (これで俺が魔法を解除しない限り、有精卵は時間凍結されたまま、栞の胎の中で育つことはない)
あきら (良かった……着床してくれて……心配ないことはないんだけど、もしもがあっても、栞の傷心を緩和してやれる……はず……そんな簡単じゃないのは解ってはいるし、気休め程度にしかならないのも解ってる)
あきら (でも、他に安心させてやれる手立てが思い浮かばない……ガキだなぁ……俺……)
あきら (…………よく考えたら、栞を孕ませてんだよな……なんか……なんかヤバァ……っ!!)
あきら (妊婦腹の栞とか想像すると……なんか……こう、エロい……)
あきら (赤ん坊抱いてる栞……バブみでオギャれるッ!!)
- 9 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 16:56:15.01 ID:xu+634WY0
- あきら 「んじゃ、本居、喋ってみてくれ」
緑 「あ、あー……」
あきら 「おしっ! ちゃんと聴こえる」
緑と優希のデートの前日に、緑に盗聴器を渡し、デート日当日の今、あきらと栞は緑の家から離れたところで電話をかけ、盗聴器の準備と確認をしていた。
あきら 「そんじゃ、今日は頑張れな! 恋人になったとはいえ、スキンシップは大事だからな。程よくボディータッチはしてけよ!」
緑 「ふわわっ?! は、はいぃ……! が、頑張って、ゆーちゃん触っていきますぅぅ!!」
あきら 「うーん……その返事は違わないけど、なんか違うな」
あきら 「まぁ、いっか……んじゃ切るなー」
緑 「は、はいぃっ! み、見守り、よ、よろしくお願いします!!」
あきらは緑に檄を飛ばし、電話を切った。
栞 「ふふっ。緑ちゃん、緊張してたね」
あきら 「恋人になってからの遊びは初めてだからなー。関係性の変化って、ホント繊細な問題だと思うわ」
あきらの発言に、栞はあきらの顔を覗き込む。あきらから何かを探り出そうとする視線を向けていた。
栞 「あきら君も、わたしとの関係性が変わっちゃって、緊張ってした? 実体験?」
あきら 「……それは、まあ……あんなてんやわんやな成り行きの形だったワケだし……」
栞 「そうなんだぁ……♪」
あきらの返答に、栞は嬉しそうにする。あきらは気恥ずかしさから目を細め、唇を尖らせる。
あきら 「栞はどうなんだよ……」
栞 「え? 今もしてるよ? 特に……エッチした後の日とか……いつもドキドキしながら家を出てるもん」
栞 「この前、キスマーク……付けてくれてたの、嬉しかった……♡」
あきら 「……そぉ……ですかぁ……」
しばし見つめ合った後、緑の家に視線を戻す。
あきら 「お、優希君が迎えに来たな」
栞 「優希君のお家からの方がバス停に近いのに、緑ちゃんをお迎えに来て、また来た道戻るの、紳士だなぁ」
普段、緑と遊ぶときには、女装をしている優希だったが、恋人になって初めてのデートとあってか、男物を着ていた。それでも、やさり女児寄りの顔つきであるため、少しアンバランスに見えてしまう。
- 10 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 16:56:54.27 ID:xu+634WY0
- ピンポーン
ガチャ
優希がチャイムを鳴らし、それ程間を置かずに扉が開いた。
緑 「お、おはよー、ゆーちゃん!」
声を弾ませ、頬を上気させた緑が顔を覗かせた。
優 希 「おはよう、みーちゃん。今日はよろしくね」
緑の挨拶に答えた優希の声と頬を見るに、彼も同じく高揚していることが窺える。
そして、お互いの装いが、いつもと違うことに気がつく。
優希 「みーちゃん、髪の毛結ったんだ! スゴく可愛い!」
緑 「え、えへへ……」
いつもの顔を隠しがちになっていた前髪を横に流し、しっかりと自分の顔が他人に見えるようにし、視界も開けている。デート中、優希に自分の顔をもっと認識して貰いたいがために、他人の目からの恐怖を振り払って粧し込んだのだ。
照れ笑いをしながら、扉から身体を出して、優希に全身を見せる。本来の緑の趣味はゴスロリ衣装なのだが、普段着は恥ずかしさで趣味の服は着てこなかった。しかし、今日は派手にならない程度にフリルが着いた、少女らしい服装をしていた。
優 希 「わぁ……っ! みーちゃん……その服、似合ってる……髪型ともマッチしてて、スゴく可愛い……!」
優希は見惚れ、口がポカっと開いてしまう。優希の偽りのない反応に、緑は嬉しいそうに左右に揺れる。
緑 「ゆーちゃんも、今日は男の子の格好だね! なんだか、いつもと違って……ど、ドキドキ……しちゃうな……か、カッコいい…… ♡」
優 希 「ほ、ホント? やっぱり、彼氏らしい方がいいかなって思って、男物にしたんだけど、そうしてみて良かった」
ふたりは笑い合う。
優 希 「じゃあ、行こうか、みーちゃん」
出発の合図に、優希が緑へ手を差し出す。
緑 「っ! はぅ……へへぇ ♡」
緑はふにゃっと目尻の下がった笑顔で、優希の手を取った。互いの体温の伝播に、幸せな気持ちに包まれながら、遊園地を目指して、バス停にまで歩き出した。
- 11 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 17:53:49.15 ID:xu+634WY0
-
あきらと栞は、バス待ちをしている緑と優希から距離を取っている。隣に並んでしまうと、緑がこちらに気を取られてしまうかもしれないからだ
栞 「知ってる子達が、こうやって結ばれて、デートしてるなんて、見てるだけで幸せかんじちゃうなぁ ♡」
あきら 「ずっとデレデレしてて、変質者だぞ……栞……」
栞 「こうやって、コソコソふたりを覗き見している時点で、充分私達変質だからね!」
栞は鼻息荒く、何故か胸を張る。しかし、栞のいうことは尤もである。
優 希 「乗り物はやめとく?」
緑 「うーん……でも、でも、か、観覧車には、乗りたい、かも」
優 希 「そうだね。ゆっくりした乗り物だしね」
緑 「あ、バス、来たね」
バスが来たので、あきらと栞もバス停へと向かう。緑と優希のあとに乗り込み、ふたりと近い先に座る。
緑 「ば、バスで遠出も久し振りだねぇ」
優 希 「僕達、どっちもインドア趣味だからね」
緑 「お、お外、も、いいね」
優 希 「また外で遊ぶ計画立てよっか」
緑 「う、うんっ!」
和やかに会話をする中、緑はハッと思い出す。“積極的なボディータッチ”という、緑に課せられた課題である。
緑の行動を安価↓2
1:優希の肩に頭こてん
2:腕組み
3: 腕組み優希の肩に頭こてん
4:自由安価
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/19(日) 18:08:58.29 ID:v1MQmPjf0
- 3
- 13 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/19(日) 19:32:03.96 ID:dE1xHgCfo
- 3
- 14 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 20:59:02.04 ID:xu+634WY0
-
恋仲になったといっても、積極性を継続していかなければ意味がない。寧ろ、恋仲になったからこそ、やらなければならない行動もある。甘えて流され、任せるだけでは、双方の気持ちは離れてしまう。
緑 「ゆ、ゆ …… 〜〜〜〜っ〜〜〜〜」
緑は声をかける途中で、言葉が喉に支えてしまい、声にならない音に変換して喉からキュウッと音が鳴る。その不可解な音に、優希が緑を見つめる。
緑 「う、あわわ……!! の、の、喉が……っ!!」
優 希 「大丈夫? 僕、水筒持ってきてるから、飲んで……はいっ」
優希は持参しているトートバッグから、細身の水筒を緑に渡そうとする。
緑 「あ、ち、ちち、違くて……! その……っ……う、腕、く、組、組み、たいなってぇ……」
緑は顔を真っ赤にしながら手を振り、水筒の受け取りを辞退し、本来の目的をきちんと口にした。
優 希 「腕、組みたいの?」
緑 「っ!!」
緑は激しく首を振る。緑の動きに笑いながら、優希は脇を空ける。
優 希 「ふふっ。どうぞ」
緑 「はぅ……っ」
緑の心臓が胸を突き破りそうなほどに暴れ狂う。ゆっくりと優希の腕と身体の隙間に腕を通した。自分よりも硬さを感じる優希の体に、心臓の鼓動が加速する。
- 15 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 20:59:58.24 ID:xu+634WY0
- 優 希 「みーちゃん、せっかく髪の毛可愛く結ってるんだから、頭をあんなに振り回してたら、直ぐに乱れちゃうよ?」
緑 「〜〜〜〜ッ!!!!」
優希は、乱れて落ちてきた緑の髪の毛を、指で掬って整える。優希の手が顔、髪、頭、耳にさりげなく優しく触れ、緑の心臓にトドメを刺す。
緑 「はぅ……はぅ……っ」
大きく息を吐き出す緑は、頭がクラクラとしてきてしまい、優希の肩に頭を預けた。
優 希 「たくさん遊ぼうね、みーちゃん」
優希は組まれた腕の、緑の手の指と、自分の手の指とをしっかりと絡めた。
緑 「あ……んぅ……うんっ!!」
落ち着かない心臓を抑えつけ、緑は精一杯に平静を装い、明るく頷いた。そのまま、バスから降りるまで、緑は優希に頭を預け、ホクホクと笑顔で過ごした。
栞 「ふたり共、幸せそう。良かったぁ」
あきら 「おつかいを見守る母ちゃんの気持ちじゃん」
- 16 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/19(日) 23:49:42.50 ID:1OHiAOZZ0
-
バスで駅に着き、ここからは電車移動になる。電車に乗り込むが、それなりに人が多く、座る場所がない。緑と優希は扉付近に立ち、小声で会話を楽しんでいた。そんなふたりを、少し先にいる、素行の良くなさそうな男達が品定めをする下劣な視線を向けていた。
男 1 「おほっ! あの子ら、めっちゃかわいー!」
男 2 「オメー、ホントロリ趣味なー。でも可愛いのは間違いない」
男 3 「ナンパ行っちゃう?」
背丈が小さい、緑と優希は、小学生だと言われても納得してしまうくらいには、顔つきも幼い。それ故に、ひとりの男のお眼鏡にかかってしまったらしい。男達は下卑た笑いを上げながら、品性の欠片もない会話を繰り広げる。座っていた男達は立ち上がると、周りの乗客に圧を加えながら、緑と優希へと近付いた。
男 1 「ねーねー、キミ達みたいな小さな子が、親御さん連れずにどこ行くのー?」
男 2 「ヒャヒャッ!! こいつ親御さんとか言っておりこーぶってんのナニ?」
男 3 「慣れん言葉使うなってッ」
見るからに粗暴そうに見える男達の声かけに、ふたりはビクッと身体を跳ね上げ、硬直した。緑の顔が一気に白くなり、身体を震わせてしまう。しかし、優希は即座に緑を背に守るように、男達の前に一歩出た。
緑 「へぅ、ゆ、ゆーちゃぁん……」
優 希 「なにかようですか?」
男 1 「そんな怖い顔しないでよー ♡ いやね? オレ達、優しいからさぁ、まだ幼いキミらが大人の同伴もなしに電車でどっか行くなんて危ないと思ってさぁ」
男 3 「そそッ!同伴者として付き添ったげよっかなぁって思ってさぁ!」
男 2「キミらどこいくのー? 一緒に行ったげるよーん♡」
緑は優希の服をギュッと握り締め、身体を萎縮させてしまっている。緑の怯えている姿に、優希は恐怖心を怒りで誤魔化し、声に震えが来ないように努め、口を開く。
優 希 「僕達は高校生です。それから、僕は男で、彼女とデート中なので、お引き取り下さい」
優希の言葉に、男達の視線が全て優希に注がれる。爪先から頭のてっぺんまで、舐めるように眺められ、優希は嫌な汗を流す。
男 2 「チンコあんの? ホントかどーか、見して見して ♡ オレキミなら男でも全然アリだし ♡」
男 1 「おっ! 見ちゃう見ちゃうー?」
男 3 「ちょっとおズボン脱いでみよっかー ♡」
優 希 「なっ?! まっ?!」
緑 「あ……っ……ゆ、ゆ……ッ ッ」
優希に伸ばされる魔の手に、ふたりの心臓は、捻られているような痛みが走り、一瞬呼吸が止まってしまう。
次の展開を安価↓2
1:乗客の中に強面オジさんが止めてくれる
2:あきらが一部始終を動画撮影してると脅して他乗客もブーイングで退散
3:シスター芽依がお説教しに来る
4:自由安価
- 17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/19(日) 23:56:50.87 ID:sjazQpqA0
- 3
- 18 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/20(月) 00:01:18.85 ID:rR8odHxyO
- 3
- 19 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 13:48:51.57 ID:VyynNfSC0
- あきら 「うっわ!! 性質の悪いナンパに絡まれてる!!」
栞 「ふ、ふたりが危ない目にあっちゃうよ!?」
あきら 「ちょっと行って来……おわっ?!」
隣の車両でふたりを見守っていた あきらが止めに入ろうと、脚を踏み出したところで、その道を阻むように、あきらの前に出た女が颯爽と隣の車両へ向かって行く。あきらより遥かに背丈が低いはずだが、何故だか目を惹く存在感を放っていた。
あきら 「え……あの人、確か……」
栞 「会ったこと、あるよね……?」
あきらと栞は、見覚えのある女が、自分が向かう車両へ移動するため、その後を足速に着いて行く。
優希のズボンに男の手がかかり、脱がされそうになっていた。
優 希 「や、やめ、て、く、くださ……ッ!!」
男の手を引き放そうとする優希の手は、他の男に邪魔をされ、羽交締めにされてしまう。これまでにない恐怖に、全身の血の気が引き、肌が真っ白になってしまい、優希の歯の根が合わず、ガチガチと音を鳴らしている。緑もあまりの光景に、全身が引き攣り声が出ず、目眩と吐き気でへたり込みそうになる。
芽 依 「そちらの殿方々、少々お時間を頂いても宜しいでしょうか」
場の空気に不釣り合いな涼やかな声が、騒いでいた男達の動きをピタリと止めた。柔和な雰囲気をもった、背丈は低めで、上はスレンダーでありながら、下はむっちりと肉感的な女、芽依が、微笑みを湛えながら立っていた。
男 2 「ん? 何ですかー? オネェさん?」
男 1 「正義感で止めに来ちゃった? それとも、オレらのお相手してくれるとかー?」
男 3 「相手してくれんなら、オネェさん美人だから大歓迎ー ♡」
手の空いている男が、ニヤニヤと芽依に近付く。それに対しても、芽依は笑顔を絶やさない。
芽 依 「そちらの方々、とても怯えている御様子。解放してください」
笑顔であるにも関わらず、声には有無を言わさない圧があった。芽依から発する得体の知れない圧力に、男達がギョッとして身体を硬直させたのが解る。同車両の他の乗客達も、芽依に圧倒されているのか、それともこの事態そのものに固唾を飲んで見守っているのか、観て見ぬフリをする者はひとりもおらず、助けに入ろうとしていたあきらも脚を止めているため、芽依ひとり、車両の視線を総取りしている。
男 3 「は、ハァ? そんなんオネェさんに指図される覚えないんですけどォ?」
気圧されていることを悟られまいと、口の端を吊り上げ、男は強気に距離を詰めるが、芽依は動じない。
- 20 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 13:49:34.31 ID:VyynNfSC0
- 芽 依 「それはあの方達にも同じことが言えますよね? 貴方達に好き勝手に弄ばれる覚えはないはずです」
男 3 「あ? るっせーな! ボコされてーのか! このアマァッ!!」
男が掴み掛かろうと、芽依に手を伸ばすが、その手が突然、脱力してだらんと下がってしまう。
男 3 「は?」
芽 依 「この程度の神聖で動けなくなるなんて……ふふっ。イキがるならば、せめて精神を鍛えてからになさってはいかがでしょう?」
男 3 「はっ?! なんだコレ?! テメェ! ナニしやがったッ?!?!」
男 1 「お、おいっ! どうしたんだよ!!」
表情はあくまでも穏やかだが、言葉には益々の圧による負荷がかかっている。男は身体を動かそうと力を入れようと足掻くも、手足が固まったように動かない。
芽 依 「一生ここに縛り付けても良いですよ? どうします?」
言葉の荒々しさとかけ離れた穏やかな声色に、手で口許を隠す優雅な所作。圧倒的強者だと悟った男達は息を呑んだ。そこで電車は駅に停車し、緑の背後の扉が開いた。
男 達 「ヒッ!! ヒィィイイッッ!!!! バケモンだぁぁあっ!!!!」
男達は緑と優希を解放すると、脚を縺れさせ、ぶつかり合いながら、転がるように車両から飛び出し、逃げて行った。
芽 依 「あらあら。骨のない殿方達。アレなら、大したモノもついていないことでしょう」
優雅に笑っている唇で、下な言葉を紡ぐと、踵を返して車両を移動しようとする。
優 希 「あ、あの! あ、ありがとうございます!!」
緑 「あ、あり、ありがとうございます!!」
去ろうとする芽依に、緑と優希は礼を述べる。それに対し、芽依は振り返り、美しい所作で軽く手を振ると、あきら達がいる車両へと戻る。あきらの横を通り、少し距離のあるところに立った。
栞 「あ、あの人って……あきら君を倒そうとしてた人、だよね?」
あきら 「あんな堂々と、こっちの様子観てんのか……」
隠れる気のない芽依は、視線を向けている あきらと栞へ、笑顔を向けてみせた。
あきら 「はぁ……せめてデート中はなんも起こらないでいて欲しいとこだな……」
あきらは気の重い溜息を吐く。電車移動中、緊張感で落ち着きない中、緑と優希の見守りを続けた。
- 21 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 15:06:35.09 ID:VyynNfSC0
-
緑 「ふわぁぁっ! このゲート! 懐かしい!!」
遊園地に着き、ゲートの前に立った緑は、優希の家族と来た思い出の中の光景と照らし合わせ、変わっていないことな感動している。
優 希 「ふふっ。ホントだね」
瞳を輝かせている緑に、微笑ましく優希は相槌で返すと、ゲートを抜ける。それなりに人の入りがあり、賑わっている。
緑 「ひ、人が沢山いるねぇ……」
優 希 「手を繋いで、ぶつからないように気をつけて行こっか。みーちゃんは、どこに行きたい?」
緑 「ん、えっとね……」
緑が選んだアトラクションを安価↓
- 22 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/20(月) 15:32:47.03 ID:HtEDtZWb0
- メリーゴーランド
- 23 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 16:37:55.90 ID:VyynNfSC0
-
緑 「や、やっぱり、メ、メリーゴーラウンド、かなぁ」
緑 「ゆ、ゆっくりだし、お馬さんだし、キラキラだし」
優 希 「いいね。それじゃあ、行こ」
緑 「うん!」
しっかりと手を握り、心を弾ませてメリーゴーラウンドへと向かった。
どっちに乗る?安価↓
1:相乗りの馬
2:籠型
- 24 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/20(月) 17:03:17.86 ID:cpDvockBO
- 2
- 25 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 18:03:20.24 ID:VyynNfSC0
-
案内員 「こんにちはー♪ あら? キミ達、お父さんかお母さんは一緒じゃないかなぁ?」
案内員 「小学生さんは親御さんと一緒じゃないと乗れないんだぁ」
優 希 「僕達、高校生です。これ、学生証です」
案内員 「!? こ、これは大変申し訳御座いませんでしたっ!!」
優 希 「ふふっ。慣れっこなので、大丈夫です」
案内員 「馬と籠型、どちらが宜しいでしょうか?」
緑 「か、籠型がいいなぁ」
案内員 「ではこちらへ」
優希が学生証を見せると、驚きと同時に、気まずそうな顔をしてから、謝罪と頭を下げられ、無事にメリーゴーラウンドの籠型に乗り込めた。
緑 「はぁぁ……ど、ドキドキするぅ……」
緑は胸に手を充て、キラキラと輝く装飾やライトを見回している。
優 希 「アトラクションの乗り物って、動くまでソワソワしちゃうよね」
緑 「う、うん! そ、そうなの! 早く動かないかなぁ……♪」
緑の周りに、満開の花が咲き乱れる様子を幻視する。ご機嫌な様子の緑に、優希もつられてニコニコしながら、動きだすのを待った。しばらくして、ようやく木馬達が回転を始める。
緑 「わぁ! ふふふっ♪ なんだか、夢の中にいるみたい♪」
優 希 「みーちゃん、お姫様みたいだね」
緑 「ふあっ?! お、お姫様っ?! はうう……っ」
優 希 「可愛い♪」
優希は緑の髪を崩さないように、頭を撫でる。緑の頬が熱くなり、ときめきに気持ちが舞いあがる。
緑のボディータッチを安価↓2
1:肩をくっ着ける
2:肩をくっ着けて手を握る
3:ほっぺにチュー♡
4:自由安価
- 26 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/20(月) 18:09:04.01 ID:vN6FZwbW0
- 2
- 27 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/20(月) 18:36:24.17 ID:vN6FZwbW0
- 1
- 28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/20(月) 18:39:37.41 ID:wBvsVSlB0
- 連投みたいなので3
- 29 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 21:57:28.48 ID:VyynNfSC0
- >>26>>27
おやおや、ダメだぞー☆
>>28
ありがとうございます!
- 30 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/20(月) 21:58:16.70 ID:VyynNfSC0
- 緑 「ゆ、ゆゆ、ゆーちゃん……」
緑は両手で優希の服を握り、優希の横顔に顔を寄せ、柔らかな頬に唇を触れさせた。
優 希 「っ! みーちゃんっ?!」
素早い振り向きで、緑を見れば、瞳に涙を浮かべ、恥ずかしさに目を回していた。
子 供 「あー! おねぇちゃんたち、ちゅーしてるぅー!!」
親 「こ、コラッ! やめなさい!」
子 供 「だってちゅーして……もごごっ!」
親 「ダメなの! メッ!」
後ろの馬に乗っていた親子が、緑が優希の頬にキスをする場面に興奮し、声高に叫ぶが、父親に口を塞がれ、むーむー言っている。
緑 「あううぅぅ……っ」
自分がした大胆な行動を、改めて認識した緑の全身が、熱湯風呂に浸かったように真っ赤に染まる。
優 希 「そんなになっちゃうの解ってるのに……ふふふっ……とっても嬉しいけど……」
優希の頬もほんのりと紅潮し、緑の頬と手に、自分の手を添える。
緑 「ゆーちゃん……」
優 希 「僕の役目、どんどん奪われちゃうなぁ」
困ったように笑う優希は、緑の頬にキスを返した。
緑 「にぁっ〜〜〜〜っ!!」
子 供 「あー! またちゅーし……がもももっ!!」
親 「騒がない!!」
緑は驚きで、座席から腰を浮かせてしまうが、優希が手に力を入れて、緑が乗り物から転げ落ちないように防いだ。
緑 「うわわわっ!!」
優 希 「危ないから立ち上がったらダメだよ、みーちゃん」
緑 「はううううっ……ご、ゴメンなさぃぃ……」
緑は俯き、小さくなる。優希はクスッと笑うと、緑に身体を近付け、肩を寄り添わせた。
優 希 「お姫様はお淑やかにしてないと」
緑 「は、はぁい……へへっ」
落ち着いた緑は、残りの時間をしっかり優希と味わった。
栞 「いやーん ♡ ふたり共可愛い! 尊い! あああんっ ♡ カメラの連写がとまらないー!!」
あきら 「テーマパークで燥ぐ我が子にメロメロな母ちゃんじゃん」
- 31 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 00:54:17.15 ID:D6Q3yFoe0
-
優 希 「特別な時間感があって良かったなぁ」
緑 「ま、まだ少し夢の中にいるみたい……ドキドキしてる……えへへっ」
緑の頬が紅潮しているが、これは気持ちの昂揚によるモノ。楽しそうにしている緑に、優希も幸せそうに微笑んでいる。
優 希 「次はどこに……」
子 供 「ゔぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ん゛っ !! お゛ど ー ざ ー ん゛っ ! お゛が ー ざ ー ん゛っ !!」
子 供 「ど ー ご ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛っ !!!!」
緑・優 「!!」
次のアトラクションを決めているところに、親と逸れたらしい子供が泣きながらトボトボと歩いている。
緑 「あ、ま、迷子……? ゆ、ゆーちゃん……行ってもいい……?」
優 希 「もちろん。こんな広くて、人の多い場所での迷子なんて、放っておけないよ」
緑 「き、キミ、大丈夫……?」
緑と優希は迷子に駆け寄り、声をかける。
優希 「お父さんとお母さんと逸れちゃったのかな? 歩いてると、お父さんとお母さんが見つけられないかも知れないから、ここで僕達と待ってみよっか?」
子 供 「う、うう、ううう……ズビッ……お、おと、さ……お、おか、さ……ヒクッ……っ……ヒックッ……ズビビッ!!」
緑 「は、鼻が出ちゃってるね……ティッシュあるから、使って?」
優 希 「これだけ涙を流してるし、熱中症で倒れてもいけないから、ちょっと飲み物買って来るから、少し任せて大丈夫かな?」
緑 「う、うん! お願いね! あ、そこの日陰にいるね!」
優 希 「解ったー!」
優希は自動販売機へと駆けて行き、緑は子供の手を引き、熱中症対策として、日陰になっている場所に移動した。
- 32 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 00:55:09.20 ID:D6Q3yFoe0
- 緑 「ちょっとお鼻拭くね?」
子 供 「ンッ……ジュビジュビ……」
緑 「いっぱい出るなぁ……ティッシュ足りないかも……ウェットティッシュは顔を拭くには痛いよね……」
緑 「ゆーちゃん、ティッシュ持ってるかなぁ?」
次から次に出て来る鼻と格闘していると、優希がペットボトルを手に戻って来た。
優 希 「どうかな? 少しは落ち着いた?」
緑 「あ、ゆーちゃん! ティッシュ持ってる? 私のじゃ足りなくて……」
優 希 「持ってるよ。ちょっと待ってね」
しゃくり上げが治りつつある子供の背を撫でながら、緑は鞄の中から、飴を取り出す。
緑 「しゃくり上げてると、危ないと思って出せなかったけど、今なら大丈夫かな? あ、飴、嫌いじゃないなら、食べる?」
子 供 「……う……いるぅ……」
子供に手渡すと、直ぐに開けて食べはじめた。機嫌が良くなった子供は、笑顔を見せた。安心した緑もニコニコして子供を眺める。その様子に、優希も笑顔になると、子供に近づき、スポーツドリンクを差し出す。
優 希 「喉渇いてないかな? この飲み物、飲んでいいからね」
子 供 「あり、が、とぉ……」
優 希 「どういたしまして」
優希からスポーツドリンクを受け取ってから、子供はハッと何かに気付いた顔をすると、緑を見る。
緑 「? な、なぁに?」
子 供 「アメ、ありがとぉ」
緑 「あ……ふふっ♪ どぉいたしまして」
飴を食べるまで余裕な無かったためか、優希にはお礼を言ったのに、緑にお礼を言っていなかったことを思い出した子供は、緑にもお礼をする。緑の胸が、ほんのりと暖かくなり、子供の頭を優しく撫でた。すると、子供がキョロキョロと周りを見回しはじめた。
- 33 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 00:56:04.19 ID:D6Q3yFoe0
- 子 供 「おとーさんと、おかーさんの声する……」
緑 「ホントッ!! 良かったね!!」
優 希 「あ、あのご夫婦かな? キミのお名前かな? 叫びながら慌ててる。行こうか」
子 供 「うん! おとーさーん! おかーさーん!」
少し着いて行って、安全を確認できたところで、見送る。無事に子供の親へと辿り着いたのを見届け、ふたりはホッとする。
子供はふたりを指差し、付き添ってもらったことを説明しているようだった。夫婦はふたりに笑顔で会釈をすると、こちらに歩み寄って来る。
母 「すみません……この子がお世話になってしまって……飲み物と飴まで頂いたとのことで……」
優 希 「こちらの子が見てくれてたんです」
緑 「はぇっ?! ゆ、ゆーちゃんが飲み物買って来たんだよっ?! わ、私は特に何も……」
子 供 「おねーちゃんがアメくれた! 鼻水も拭いてくれたー」
緑 「おねーちゃん……っ?! はわっ!! は、はじめて言われたかも……っ!!」
父 「もの凄くお世話になったようですね……あの、この無料を使ってください……」
子供の父親は、無料チケットを差し出す。緑と優希は驚き、顔を見合わせるが、ふたりは同時に両手を胸の前に出して手を振り、受け取りの辞退を表す。
優 希 「あの、そんな、お礼は結構です……親御さんが見つかったのが一番ですから……」
母 「こちらも、大事にならず見つかったことが一番なので、受け取ってください」
チラッと見合わせてから、優希は申し訳なさそうにしながらも、チケットを受け取った。
優 希 「では、使わせて頂きます。もう迷子にならないようにね」
子 供 「うんっ! おにーちゃんとおねーちゃん、ありがとー!!」
優 希 「え」
母 「ありがとうございました。それでは、失礼します」
手を振る子供に手を振り返しながら、親子を見送ると、ふたりは顔を見合わせた。
- 34 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 00:57:15.06 ID:D6Q3yFoe0
- 緑 「は、はじめて、おねーちゃんって言われたぁ!」
優 希 「はじめて男だって思われた……!」
緑・優 「えへへぇ♪」
ふたりは目許が下がりきった顔をして笑い合う。そして、子供と接する互いを観て、同じことを考えていた。いつしか自分達に子供ができた時には、今度は家族でこの遊園地へ訪れたいと、夢に描いたのだった。
栞 「親御さん、見つかってよかったぁ……ね! あきら君!」
あきら 「うん。ここは母ちゃんにならずに、普通の感性でいてくれて、安心した」
栞 「将来はきっと素敵なパパとママになるだろうなって思ってるよ!」
あきら 「それは母ちゃんより親戚じゃねぇかな」
- 35 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 00:59:03.88 ID:D6Q3yFoe0
-
優 希 「改めて、どこに行きたい?」
緑 「ゆ、ゆーちゃんが行きたいアトラクションはないの? お買い物、とか、ご飯、とか……」
優 希 「僕? うーん……そうだなぁ……」
優希が行きたいアトラクションや施設を安価↓
- 36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 07:03:41.13 ID:z8eWs+Y00
- おばけやしき
- 37 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 13:04:21.14 ID:D6Q3yFoe0
- 優希の怖がり度をコンマ判定↓
1:ガクガクブルブル
2〜25:ちょっとムリかもぉ
26〜50:普通に怖い
51〜75:ちょっと怖い
76〜99:作り物だし
00:全然平気ッ☆
- 38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 13:12:22.57 ID:Ew0kcnWa0
- む
- 39 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 16:31:09.96 ID:D6Q3yFoe0
- 優 希 「ちょっと怖いけど、気になってるのは、お化け屋敷かな」
緑 「んヒュッ」
緑から息が詰まる音がした。見れば、緑は小刻みに身体を震わせ、瞳に涙を浮かべている。
優 希 「……やめよっか」
緑 「んんんううっ!! だ、だだ、だだ大丈夫だよ!! はひゅっ、はひっ!」
優 希 「……みーちゃん、気絶しそう……」
緑 「そそそ、そんなこと、な、なな、ないぃぃもぉぉぉんっ!!」
精一杯強がってはいるが、身体と声はガクガクである。優希は思う“吃驚してまたお漏らしをしてしまうのでは?”と。
優 希 「……やっぱりやめた方がいいと思うなぁ」
まだお漏らしをしてしまったら、自分の隣を歩くだけで挙動不審だった。この人混みが多い中でしてしまったら、デートどころでは無くなってしまうだろう。色々と思考を巡らせていると、緑はブツブツとなにかを喋っている。
緑 「さ、最近は、し、シート、つ、着けてるから……うん……万が一も……だ、大丈夫、な、……は、はずぅ……うん……シート……換えも、ある……」
どうやら、お漏らしをしてしまった日から、吸水シートを使っているらしい。その独り言を耳にしてしまった優希は、気まずさに視線を斜め上へと移動させる。が、彼の中で、よくない心が芽生えてしまう。
優 希 「なら、行ってみようか。でも、やっぱりムリなようなら、言ってね?」
緑 「ふぎゅっ?! へへ、平気な、と、とこ、ところををを、お、お見せ、し、しますよぉぉぉっ!?」
優 希 「なんで敬語なの?」
既に及び腰になり、産まれたての仔鹿のように脚が覚束ず、頼りない。申し訳ないと思いながらも、優希は少し笑ってしまう。緑は真っ赤な顔で、瞳をくわっと見開いて優希を見上げた。
優 希 「ゴメンゴメン。ほら、そんな歩き方してたら不審者だよ? 腕組もう?」
緑 「むぅぅ……っ! い、意地悪なのか優しいのか、ど、どっちかにしてよぉっ!!」
文句を言いながら、緑は優希の腕にしがみついた。しがみつく反対の手で、緑の頭を撫で、宥めると、お化け屋敷に赴いた。
栞 「ええ……お、お化け屋敷なんて……み、緑ちゃん、大丈夫かなぁ?? 優希君、意外と平気なんだぁ……緑ちゃんを守ってあげてね!」
あきら 「母ちゃんは心配性だなぁ……どうする? 出口に回るか、俺らも入るか」
栞 「え」
お化け屋敷に入るか安価↓
1:入るやろ!
2:出口で待と?
- 40 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 16:38:27.20 ID:oF1fFj8p0
- 1
- 41 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 17:12:07.54 ID:D6Q3yFoe0
- 栞 「緑ちゃんだけに怖い思いは……させない……! 入る!」
あきら 「どんな使命感? んじゃ、行くか」
栞の怖がり度をコンマ判定↓
1:ヒャババババッ!!
2〜25:ひぃん!ムリかもぉ!
26〜50:普通に怖いんやが?
51〜75:ちょっと怖いんじゃぁ……
76〜99:作り物じゃん
00:全然平気ッ☆
- 42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 17:34:02.18 ID:WgrgMaX7O
- へい
- 43 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 17:42:44.50 ID:D6Q3yFoe0
- 緑と優希へのおどかし案を安価↓2まで20時まで受付
- 44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 17:54:22.12 ID:EBNGhP4AO
- 古井戸から貞子っぽいヤツが這い出てくる
- 45 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 18:34:15.42 ID:WgrgMaX7O
- 一人泣いている子供を見つける
家族とはぐれたのかと話しかけてみたら実はお化け屋敷のギミックで血涙を流してけたたましく笑いながら追いかけてくる
- 46 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 18:37:00.93 ID:D6Q3yFoe0
- あきらと栞へのおどかし案を安価↓2まで21時まで受付
- 47 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 18:42:01.25 ID:0Mr75N2F0
- 曲がり角の出会い頭に怖い男の顔がある
- 48 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 22:01:10.22 ID:D6Q3yFoe0
- お漏らしメーターいる?2票先取で採用
1:いる
2:いらない
- 49 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 22:02:04.93 ID:8RPneq0PO
- 1
- 50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2025/01/21(火) 22:03:42.35 ID:1rD3gvavO
- いる
- 51 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 23:02:09.48 ID:D6Q3yFoe0
- お化け屋敷前。緑は強張った表情で外装を注視していた。まるで緑の時間だけ停止してしまったように固まって動かない。いや、膝は笑っていた。
緑 「〜〜〜〜ッ」
優 希 「みーちゃん、今にも死んじゃいそうな顔してるんだけど……」
緑 「〜〜! 〜〜ッ!」
優 希 「口だけ動いてて、声が全く出てないね」
緑の口が動いてはいるが、パクパクとリップ音だけさせるばかりで、声になっていない。今でさえこの有様ならば、お化け屋敷へ入場しようものなら、お漏らしは前回の比ではないだろう。施設の床を汚しかねない。
優 希 「僕のみーちゃんへの、ちょっとした悪戯心で来ちゃっただけだから、ここでやめよう?」
緑 「〜〜〜〜!!」
緑がお化け屋敷にこだわっているのは、優希が気になっていると言っていたからなのだろう。緑は震えながらも、優希の腕を引いてお化け屋敷へと向かおうとする。
優 希 「……」
優希は緑の耳を手で囲って多い、そこへ唇を寄せ、囁く。
優 希 「こんなところで、お漏らしはしたくないでしょ?」
緑 「み゛っ?!」
緑は死に際の蝉のような声を上げ、全身を赤くしながら優希の肩をポカポカと叩く。
優 希 「じゃあ、ダメなら途中リタイアしようね?」
緑 「っ! 〜〜〜〜っ!!」
緑は首をブンブンと縦に振った。
優 希 「さっき頂いたチケット使わせてもらおう。お願いしまーす」
緑 「……」
- 52 : ◆AZbDPlV/MM [saga]:2025/01/21(火) 23:03:01.47 ID:D6Q3yFoe0
- ようやく、お化け屋敷へと脚を踏み入れる。はじめに、冷気に身体を撫でられ、歓迎される。暗い室内をケミカルなライトが妖しく照らし、進行先はかなり狭い。もう、追いかけられることが予想できる作りである。
優 希 「みーちゃん、大丈夫?」
緑 「ひ……ぁぅ……」
鍛冶場の馬鹿力が発揮されているのか、優希の腕にしがみついている緑の力が、かなりキツい。服がてろてろに伸びて皺にしまいそうである。
優 希 「じゃあ、目を瞑って行く? 僕が手を引くからさ」
緑 「っ!!」
優希の提案に、緑は頷くと、もう瞳を閉じている。優希は心の中で可愛いなと思い、笑ってしまう。しかし、音だけというのは、余計に恐怖を駆り立てるのではないだろうか?と、疑問を抱きつつ、優希は進みはじめた。
緑 「ひぅぅ……お、音、怖い……」
自分達の足音や、セットの草などが擦れる音に、身体が大きくビクッと跳ね、組んでいる腕が引っ張られる。
優 希 「セットが怖いくらいで、まだ何も起こってないよ?」
ダァーンンンンンッ!!!!
優 希 「うわっ?!」
緑 「キャアアアアアッッ!!!!」
突然ライトが晒し首が並ぶセットを照らし、耳を劈かんばかりの大音量が流される。緑は身体を丸めようとしたのだろう、優希にしがみつきながら、腰を突き出す形で身体を低くしている。
緑のお漏らしメーター上昇度コンマ↓(1/5)
高ければ高いほどぐっしょり ♡
1:まだ大丈夫!
2〜25:ま、まだイケるもん!
26〜50:ちょっと漏れたよぉ……
51〜75:シートヒタヒタ ♡
76〜99:吸水シートもカバーしきれんパンツも被害 ♡
00:床もパンツもビタビタ ♡
ここでオーバーしたら、おどかし案で一気に進めます
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