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【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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423 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage saga]:2026/01/30(金) 09:10:46.13 ID:IpBe9SIBO
【名前】シエラ
【年齢】80
【性別】女(固定)
【容姿】白のセミロングに紅のつり目。褐色肌の爆乳お姉さん
典型的な裸族であり家ではいつも全裸で過ごしており、同性相手であれば特に気にする素振りも見せない
外出時及びアサシンとしての活動時は紫を基調としたゴスロリドレスを着用している(ただし下着は着けてない)
【性格】気怠げなダウナー気質
【戦い方】影の中に潜む幻術の使い手で影の中から大鎌で相手を刈り取る
また禁術で様々なバフを鎌に宿すことが出来る
【備考】
一人称は『私』
気ままに禁術の研究に勤しんでいる
ダークエルフであることに加え禁術の研究をしていることから里では浮いているが、そんな自分のことを唯一気にかけているアミィに関しては何やかんやで一目置いている
アミィ以外に訪問者もいないためか、頻繁にセルフ耳責めしながらの自慰を日課にしている
なお普段は声が小さめたがアクメ時は結構な濁音で喘ぐ
424 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 13:12:51.90 ID:1/XeicVR0
全員を採用したい気持ちもありましたが、グっと堪え
>>422
のフウラを採用させていただきます。
ご応募ありがとうございました。
425 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 13:37:03.46 ID:1/XeicVR0
激戦の結果、複数の大穴が開き廃墟以下の建物の残骸と化した教会の中、貴女は伏兵の類が居ないことを確認しレイピアを収めた。
すぐ背後ではガンドフの体が塵に還り始め。少し離れた位置ではもうクロードの躯がほとんど消失寸前だった。
『破砕のガンドフ』と『銀狼のクロード』……二人とも貴女にとって掛け替えのない戦友だった。
肩を並べ苦楽を共にし、共に技術を研鑽し合い……共に聖王国を守る為戦う仲間だった…だったのに。
「…」
帝国によって合成魔獣と化し、貴女へ襲い掛かった。紛れもなく本気だった。手加減していればこちらが死んでいた。
事実、前回のループでは決め手を謝り肉欲のままミルクごと蹂躙され………
(あんな……最期が、誇り高かった彼らの迎える最期だというのか…?)
ミルクを守る為彼らを殺した事に後悔はない。だが誇りも何もない仲間の最期に眉一つ動かさない程貴女は冷血でもない。
「シャルちゃん!ミルちゃん!大丈夫!?」
立ち尽くす貴女と物陰で蹲るミルク目掛けアミィが駆け寄る。二人が死に結界が消失したのだ。
「わ、わたくしは大丈夫です…それよりも我が騎士が……」
アミィがすぐ予備の上着を貴女に被せた。激戦のせいで意識が薄れていたが貴女は今胸部装甲が弾け、肥大化した胸が曝け出されている。
そのせいでどうにもバランスが取りづらい。
貴女は…
安価下
1、母乳が出る
2、母乳は出ない
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 13:41:26.68 ID:XmiT4BWR0
1
427 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 13:59:51.56 ID:1/XeicVR0
「わたしは大丈夫です。それよりアミィ、サラシになる包帯はないか?このままでは動きづらい」
「え、ええ。それならこれを」
受け取った貴女は自らの露出した胸に巻き付けてみるが…どうにも勝手が分からない。
徐々にこの大きさになったならともかく突然爆乳化した自分に頭も心も追いついていないのだ。
「私に任せて」
「すまない…」
仕方なくアミィに包帯を巻きつけて貰うことになったのだが…
「んっ………♥」
(なんだ…?ただ胸に包帯を巻いているだけなのに、体に火照りが……?)
戦い直後に昂っているだけだと貴女は別段気にしないよう努めた。
「最後にちょっときつく締めるわね」
「ああ、頼む」
貴女の了承を得たアミィがギュっと包帯を締め付けた。これで多少なり動き安くなると期待した貴女だったが…
「っ〜!?♥♥」
締め付けが強まると、包帯に包まれていた乳房と乳首に一気に刺激と快感が流れ込み、昂る体を制御できず…
「んっあああああぁ!?♥♥♥」
びゅびゅーっ♥びゅーっ♥びゅっびゅっ♥
包帯の隙間から吹き出た母乳が、勢いよく前方に吹き出る共に貴女を絶頂させる。
折角綺麗に巻いてもらった包帯も母乳のせいでふやけ気味だ。
アミィとミルクは…
安価下1〜3 先に2票集まったモノ
1、驚いてアミィは謝罪、ミルクは目を隠す
2、貴女のおっぱいにしゃぶりつく
428 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 14:05:04.49 ID:EjqMFyg+O
1
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 14:06:09.23 ID:fJyMBta00
2
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 14:06:54.92 ID:0cw+uS10o
2
431 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 14:25:19.89 ID:1/XeicVR0
「くっ…♥止まれ……っ♥ぅぐ…♥」
「ご、ごめんなさいシャルちゃん!そんなつもりじゃ──」
一度噴火した火山のように、そう簡単には終わらない熱が止め処なく溢れ、乳首の先から乳白色の体液が絶えず噴き出し続ける。
「も、申し訳ありません姫様…っ…♥しばらくすれば、収まると思いますので…それまで…っく…♥ああっ!?♥」
びゅびゅっ♥びゅーっ♥
「「!?♥」」
なんとか勢いだけでも抑えようと乳首を両手で抑えようとしたが逆効果。敏感になっている乳首は触れた程度の刺激で勢いを増し、
跳ね出た母乳がミルクとアミィの顔にまで附着する。
「申し訳ない二人とも…♥」
だが二人は母乳を拭うこともせず、熱に浮かされたように顔を赤く染め、生唾を飲み込んでいた。
「アミィ、悪いが替えの包帯を……アミィ?」
「ゴクリ………!んちゅぱ♥♥」
「ひゃう!?ひ、姫様!?♥」
何も言わず貴女を見つめ続けるアミィを訝しんだ隙を突くように、ミルクが貴女の乳首へ思い切りしゃぶりついた。
「ちゅぷっ♥ちゅぱちゅぱ♥ちゅぷ♥ちゅぱ♥もうひわへ、ありませ…ちゅぱ♥しゃるふぃぃふあ♥ですが、ちゅるちゅる♥我慢できないのです…♥ちゅぱちゅ♥」
「や、やめてくださっ、姫様…っ♥アミィ、頼む!姫様を止め──」
「…っ!♥ちゅぷっ♥♥」
「ひゃあああぁあん!?♥♥アミィまで…!?♥♥」
助けを求めアミィへ呼びかけたが、彼女も衝動のまま貴女の左乳首にしゃぶりつき、大きすぎるおっぱいにしがみ付くようにして吸い付いた。
貴女より背丈のある大人の女性らしいアミィと、貴女よりは少しばかり背の高いミルクが、
貴女の頭より大きくなったおっぱいに、まるで飢えた赤子の如く貪欲にむしゃぶりついて離れない。
432 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 14:33:02.59 ID:1/XeicVR0
びゅびゅっ…♥びゅびゅ…♥びゅ…♥
ごくん…♥ごくん…♥じゅるるる…♥じゅぞっ…♥じゅぞぞぞぞっ♥
両の胸から溢れ出る母乳を飲み続け、口を離す様子もない二人。そんな二人にされるがまま吸われ何もできない貴女。
既にガンドフの躯は完全に消滅し、教会跡には貴女たち3人しかいない。
いつまた敵が来るとも分からないこの状況で、こんな事をする必要も時間もまったくないことは頭では理解している。
(き、気持いい…♥二人に、おっぱい吸われるの…♥気持ち良すぎる…っ♥♥も、もっと…♥もっと吸ってくれぇ…♥)
恍惚と母乳を啜り続ける二人と同じく、貴女も母乳を吸われ乳首に吸い付かれ、胸を弄ばれるのが気持ちよくて仕方ない。
こうなれば変に巻きつけた包帯のサラシは寧ろ逆効果。おっぱいを包みはみ出ている乳首と母乳のせいでいやらしさが倍増している。
貴女は…
安価下
1、吸われるがまま吸われ喘ぐ
2、吸われながら二人の頭を撫でる
433 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 14:35:10.23 ID:ClwYuLDAO
2
434 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 15:08:58.50 ID:1/XeicVR0
(こうしていると、二人ともまるで赤ちゃんみたいだ…♥)
ちゅーちゅーと音を立ておっぱいに吸い付く二人はまるで、貴女の子どものようだった。
勿論育児の経験のない貴女には初めての体験だったが、母乳のせいか母性で心がいっぱいに満たされていく。
貴女はミルクとアミィの頭に手を添え、ゆっくりと優しく撫でた。
「!」「!」
二人は一瞬拒まれるのではないかと身体をビクつかせたが、貴女が受け入れたと分かり安心して乳をしゃぶる。
「す、いません…シャルフィリア…♥ちゅぶっ♥じゅるるるる…♥で、すが、自分でも自分が止められないのです…♥ちゅーっ♥♥ちゅぷちゅぱ♥」
「本当に、ごめんなさいね…シャルちゃん♥ちゅっぱ…♥こういう時、私がしっかりしなくちゃ、なのに…理性が効かなくて…♥じゅるるっ♥♥」
「か、可愛い…♥」
気づけば言葉が勝手に喉を出ていた。
言葉通り、二人が愛おしくてたまらない。
「構わない…今は気が済むまで吸ってくれ♥」
「!!!♥」
二人が必死で踏み続けていたブレーキは、貴女の一言で完全に破壊されたようだった。
「じゅるるるっ♥♥じゅぱっ♥♥じゅぷじゅぷっ…ちゅぷぱっ♥♥美味しい、です…シャルのおっぱい…♥♥」
「駄目だって分かってる、のに…♥もう、止められないの…っ♥♥じゅぞぞぞぞっ♥♥ずぞぞっ♥ちゅぱっ♥ちゅぱちゅぱ♥♥」
乳首に吸い付くだけでは飽き足らず、舌で乳首を転がしたり、乳首を甘噛みしたり、舌でねぶり回したり…
「おいしっ……♥母上の、おっぱい……っ!♥」
「母上……?♥」
「っ!?ご、ごめんないさいシャル!そんなつもりじゃ──」
「…ふふっ♥良いんだミルク。今だけは私はお前の母だと思っても♥」
「は、母上ーっ♥♥ちゅぱちゅぷじゅるっ♥♥ぴちゃぴちゅ♥♥」
「わ、私も…私だって……!ママーーーーっ♥♥じゅるるっ♥♥じゅぷじゅぷっ♥♥ちゅるちゅる♥♥」
一層激しく身を寄せおっぱいにしゃぶりつくミルクとアミィの姿に、母乳と母性が止まらない。
ここまで充足感は、剣に打ち込んでいたこれまでの人生では考えられない程幸福に満ちていた。
「二人とも、上手だな…♥んっ♥♥良い子、良い子♥」
「母上っ♥♥母上ぇ♥♥」
「ママっ♥♥ママ〜っ♥♥」
435 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 15:22:39.09 ID:1/XeicVR0
幸福であると同時に、絶頂が間近に迫っている。二人もそうなのだろう。
これまでのループで経験したチンポに犯されるセックスとは明らかに違う。
ただ母乳を吸い、吸われているだけなのに体の芯からやってくる心地好い絶頂が…
「ィクっ…♥イキそうだ…♥二人の赤ちゃんに、おっぱい吸われてイクっ…♥」
「母上…っ♥♥わ、わたくしも一緒に…♥♥」
「ママっ♥♥私も、アミィも一緒にイカせてぇ♥♥」
ちゅぷちゅぱちゅぷちゅぷ♥♥ごくごくっ♥♥ちゅぷ♥♥じゅるるっ♥♥れろっ♥♥あむっ…♥ちゅううっ〜〜〜〜♥♥♥
「…っ♥♥ミルクっ♥♥♥アミィっ♥♥♥一緒に!♥♥♥一緒にぃ♥♥♥」
「母上ぇ♥♥♥」「ママぁぁあ♥♥♥」
「「「イックううううううううううう♥♥♥」」」
貴女たち三人は同時に潮を吹きながら絶頂し、激しく吹き出る母乳を飲み下しながら何度も何度も一緒にイった。
何度も。
何度も。
何度でも。
「ちゅぱちゅぷっ♥♥ちゅぱちゅぱぁ♥♥」
「じゅるっ♥♥ちゅぷっ♥♥ちゅっぷ♥♥」
「あっ…♥あんっ♥二人とももう朝だぞ♥」
「やぁあーあ♥もっとママのおっぱい欲しいぃ♥」
「まったく、仕方ない赤ちゃんたちだな…♥」
時刻は……よく分からないが、朝日が完全に昇っていることは確かだった。
また合成魔獣だとか帝国の兵士たちが近づいているかもしれないが、とても授乳を止める気にはなれなかった。
可愛い赤ちゃん達が求めてくれている。国の存亡程度で、それを中止するなど母親としてあり得ない考えだ。
「ほぉらおっぱいミルクでちゅよ〜♥♥」
だがいくらなんでもいつまでもこんなことをしている訳にはいかない。
もう少し、こう少しおっぱいをあげて、二人が満足したらエルフの集落を目指そう。
もう少し……ほんのもう少し……二人が、満足するまでは…ずっと………♥
「ま、またくるっ♥きもちいのきますぅ♥」
「ママぁ♥一緒にっ♥」
「「「イックうぅぅぅぅ♥♥♥」」」
あともう少し…だけ…♥
436 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 15:24:12.00 ID:1/XeicVR0
END 幸せ母娘
437 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 15:30:11.32 ID:F5KflTZRo
エンドだった……だとw
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 15:30:32.59 ID:F5KflTZRo
エンドだった……だとw
439 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 15:37:45.06 ID:1/XeicVR0
「…はっ……!?」
「シャルちゃん……?どうかした?」
貴女はまたループしていた。しかも今度は敵に犯されてではない…貴女の母乳に何らかの催淫作用があったようだ。
恐らくあの後揃って帝国の手に堕ち………考えたくない。
「私がつけてあげましょうか?」
「い、いや問題ない。一人で出来る」
貴女は急ぎ包帯をサラシ代わりに巻き付けた。
先程アミィの巻き方を見ていたので一人でもなんとか出来た。
(敵が不在でもこの身体は敵の…クロードの異能によるものだ。油断は禁物だな)
感じないよう細心の注意を払って包帯を締め付ける。
胸部鎧だけが派手に破損し、サラシを巻いた胸を剥きだしにしたような状態だが、何もしていないよりは随分マシだろう。
「ごめんねこんな応急処置しかできなくて」
「いやむしろ助かった。それよりエルフの集落はもう近いのか?」
「もうかなり近づいたと思うわ。多分明日中にはたどり着けると思う」
「そうか…っ……」
「我が騎士、大丈夫ですか?」
今になって緊張感が解けたようで、二人の合成魔獣騎士と戦った疲労がやってきた。
「とにかく休みましょう。ここはもう使い物にならないだろうから別の場所を探しましょう」
アミィの先導で、貴女たちは教会跡を離れる。
「…」
貴女は死んだ二人…ガンドフとクロードの在りし日の姿を想い、少しだけ振り返った。
(仇は、必ず討つ)
墓標代わりに突き立てた二人のハルバードとロングソードを一瞥し、貴女は歩を進めた。
440 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 15:41:58.15 ID:1/XeicVR0
少し休憩しますがその前に安価を取ります。
どっちを先にやるか程度なので大して意味はないですが。
お察しの通りちょっとした選択肢で割と簡単にEND行きになります。
安価下1〜3 先に2票集まったモノ
1、第一王女の物語
2、エルフの集落に辿り着いた貴女たち
441 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 15:48:42.63 ID:F5KflTZRo
1
442 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 16:26:57.99 ID:YiJb8N380
1
443 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 16:41:08.03 ID:1/XeicVR0
第一王女は異論なければ
>>28
のルーフェリアを再利用したいと考えています。
それと再開にはまだしばらくかかりそうです。
444 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/01/31(土) 16:45:29.37 ID:mKVJ/9c+O
おつですー
445 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/01/31(土) 20:27:00.03 ID:1/XeicVR0
続きをする予定でしたが無理そうなので今日はここまでにします。続きはまた明日。
ほとんど話が進展せずすいません。
446 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 12:08:12.18 ID:og0ewyX40
時は再び遡り、貴女とミルクが抜け道を進み始めた頃。
「はああああっ!」
大剣の一振りが帝国兵の鎧を容易く粉砕し、そのまま振り抜いて複数人の兵士を絶命させる。
「し…!」
その背中を狙い一斉に飛び掛かった数人の帝国兵も、一瞬にして斬り刻まれ死亡する。
「お急ぎください姫様」
大剣を振るったのは白銀のショートボブで重鎧のルシア。素早く敵を黙らせたのが青髪ポニーテールのルルルカ。
二人とも貴女と同じ聖騎士団部隊長であり、女騎士の三傑と貴女に並び称される者たちだった。
「ありがとう」
短く凛々しい返事を返したのは、第一王女にしてミルクの姉であるルーフェリア。
道を阻む敵兵の集団を容易く蹴散らし、彼女たちも抜け道を目指していた。
この惨状では落城は元より、国の崩壊も避けられないだろう。
20という若さで内政や外政を支え続けたルーフェリアにとって、アドラステアの滅亡は我が身を失うも同然。
それでも、高貴なる者として今は生き延びねばならない。
「「!」」
あとほんの少しで抜け道への通路……その前に一人の戦士が立ちはだかっていた。
異様な程純白の鎧に身を包んだ帝国最強と呼ばれる存在…『白騎士』である。
「ルルルカ………」
「ええ………」
二人の頬を汗が伝う。立ち振る舞いだけで武器を構えていなくとも理解できる。
目の前の敵が途方もない強者であることを肌で感じ取ったのだ。
「 」
白騎士は吐息一つ漏らさず、ゆっくりと純白の剣と盾を構えた。
「姫様、今しばらくお待ちください」
「どうか、ご武運を…我が騎士たち」
「心配しないでください姫様!こんな奴、ボクとルルルカの敵じゃありませんから」
己の武器を握り締め、一瞬たりとも視線を反らさず、全力の構えを取った女騎士たちが、
己の全てをかけ、絶対的な存在へ戦いを挑む。
コンマ下
90より上なら優勢
90以下ならギリギリ互角
70以下なら劣勢
50以下なら超劣勢
30以下かゾロ目なら…
447 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 12:26:21.63 ID:MkzXO+CM0
91以上
448 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 12:26:37.07 ID:+J731EU+0
がんば
449 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 12:47:27.29 ID:og0ewyX40
すいません小一時間ほど離席します
450 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 13:31:45.94 ID:10taI0RtO
たんおつ
ルルルカもルシアもおっぱい弱点っぽいし楽しみ
451 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 14:16:07.46 ID:og0ewyX40
「でやぁあああ!」
ルシアが一気に踏み込んで大剣を唐竹割りに振り下ろす。
白騎士の盾は当然のようにそれを防ぎ、けたたましい金属音が鳴り響く。
だが初手が通じないだろうことは当然織り込み済み。ルシアは正面から引くことなく連撃を繰り出した。
フェイントの一切ない、文字通り小細工なしの真っ向勝負。
その技量は凄まじく正面からのぶつかり合いであれば騎士団で並ぶ者なしと称される実力。まさに『正道のルシア』に相応しい剣の冴え。
その技量を以てしても、未だ白騎士に傷一つどころか、体の軸を揺らがせることさえできていない。
「!」
まるで突然その場に現れたような唐突さで、ルルルカが斜め後ろより斬りかかった。
白騎士は視線を向けることもなく、大剣には盾で、ルルルカの斬撃には己の剣で対応する。
数的優位は彼女たちにあるが、今は侵略を受けている最中。いつ帝国兵の横槍が入っても不思議はない。
つまり二人は可及的速やかに、この化物を屠らねばならないのだ。
「はっ!」
前後や左右から挟み込むようにして連撃を繰り出す。一見してルシアの攻撃を隙を作る為ルルルカが攻め立てているようだが、そうではない。
「ふっ!…!」
ルルルカには貴女のような速度も、ルシアのような怪力も無い。素人には三人の内で最も凡庸な騎士に見えるだろう。
しかし彼女の研ぎ澄ませた斬撃は、見かけより遥かに鋭い。白騎士もそう考えたのか、防御の比重をルルルカに強く置いている。
その上で、ルシアの産み込みやすい角度を作ることも、白騎士にとって動きにくい導線を作り上げることも忘れない。
歴戦の経験と鍛え上げた戦術眼に、完璧な角度で繰り出され続ける斬撃の数々…
全てが完璧に組み上げられた『流麗のルルルカ』の名に相応しい。
ルシアとルルルカ…相反する性格の二人だが不思議と息が合い、類稀なる連携を誇るからこそ二人揃って第一王女の護衛に抜擢されたのだ。
452 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 14:22:56.09 ID:og0ewyX40
「うわあぁ!?」「くっ…!?」
しかし、その二人であっても白騎士を打倒するには遠く及ばない現実。
ただの横に薙ぐ一振りが、簡単にルシアとルルルカを弾き返してしまう。
ルルルカはバク転で回避し、ルシアは装甲の一部を犠牲に致命傷を避ける。
「なんて桁違いの膂力……!」
ルルルカの息は完全に上がり、ルシアもそれほど余裕は無い。
それなのに二人の鎧は交戦前より明らかに破損が増え、二人の剣も刃毀れが酷い。
その上白騎士はほとんど動かず、二人の攻撃にただ対応しているだけなのにこの始末。
二人が弱いのではない。ただ白騎士が圧倒的に強すぎるだけなのだ。
「 」
「「!」」
そこまで受けに徹していた白騎士がゆっくりと歩き出した。
白騎士の向かう先は…
安価下
1、ルシア
2、ルルルカ
3、ルーフェリア
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 14:35:11.52 ID:s7ukoW7C0
3
454 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 14:53:40.28 ID:og0ewyX40
ついに攻めに転じるつもりかと警戒を強める二人だが、すぐにそうではないことを理解する。
「なっ…!?」「こいつ……!」
その動線上には、ルシアもルルルカも居ない。目指しているのは二人の後方で戦いの行方を見守っているルーフェリアだ。
その行動の真意は語らずとも分かる。二人は驚異足り得ないと認識されたのだ。
「我々は眼中にないと……!」
「っ……!」
当たり前のように直進する白騎士は、ルシアとルルルカを間近にしながら構えもしない。
騎士の誇りを愚弄し守るべき姫へと近づく白騎士。
「はあああああああ!!」
その側面に、ルシアが全身全霊の一太刀を浴びせた。瞬間、轟音と共に白騎士の剣に受けとめられる。
視線をルシアに向けてすらいない。
「ふっ!!」
そのタイミングを逃すまいと、白騎士の首筋目掛けルルルカが必殺の一撃を────
「がはぁぁ!?」「ぐぁあぁぁ!?」
「ルシア!ルルルカ!そ、そんな……」
もう面倒だとばかりに、ハエでも叩き落すような雑に剣を振り払い除けるように、戦いを終わらせた。
ルシアの重鎧は完全に粉砕され、ルルルカの軽鎧がズタズタになり、二人の剣も砕け散った。
倒れた二人に最早立ち上がる余力はない。
白騎士は…
安価下1〜3 先に2票集まったモノ
1、女騎士たちを犯す
2、第一王女を犯す
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 14:55:31.11 ID:MkzXO+CM0
1
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 14:59:09.15 ID:MSDoVTc50
1
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 14:59:29.44 ID:KOnCWMpkO
2
458 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 15:21:34.24 ID:og0ewyX40
払い除けた邪魔な虫が動けないのを一瞥し、白騎士は感情の読み取れないヘルムをルーフェリアへ向ける。
ルーフェリアはあくまで毅然とした態度を貫こうとするが、体の震えはお世辞にも隠せていない。
白騎士はそのまま第一王女へ手を伸ばそうとするが、その動きが硬直する。
「 」
白騎士が足元に目を向けると、うつ伏せのルシアが足にしがみ付いていた。
「いか、せ……な……ぃ…!」
白騎士はいくらか足を揺するが死力を尽くしてしがみ付くルシアは離れようとしない。
「 」
悪足掻きをするルシアにトドメを刺す…と思いきや、白騎士は未練なく剣と盾をその辺に投げ捨て、うつ伏せのルシアを掴み起こす。
「こ、ろされようと…姫様、の元へ、は…」
ルシアは己の死を悟ったが最期までルーフェリアの為命を張るつもりでいる。
ルーフェリアはその覚悟に涙を流す。
「なっ……!?」
だが白騎士の行動にルシアは絶句した。なぜなら彼の下半身には純白の鎧に似つかわしくない、
赤黒く勃起したガチガチのチンポが露出済みで、鎧を剥ぎ取り膣口に熱々のチンポを宛がい…
「っぐぅうううううう!?♥」
一気に挿入し貫いた。信じられない光景にルーフェリアは呆然としている。
「ぐ、る、し…ぃ……なに、を…♥」
垂れ落ちる血こそルシアが穢された何よりの証。彼女は処女を失った。
どちゅどちゅどちゅじゅぼじゅぼどちゅっ♥♥
「ああああっ♥い、痛いぃ♥やめっ、ふぐっ…♥ぐああ、ああああぁ♥」
性知識の乏しいルシアだろうと構わず、白騎士は滅茶苦茶な勢いで腰を振り始める。
今にも射精しそうなスパートで腰を振る動きは、その見てくれと違い肉欲にまみれている。
「ああっ♥ひっ!?む、胸…やめろぉ…♥ボクの、ひぐっ♥」
乳首の陥没した爆乳を乱暴に揉みながら腰を打ち付け、すぐにでも感じさせられたルシアの乳首が勃つ。
重厚な鎧のほとんどを破壊され、抱えるような姿勢で犯される様は娼婦のそれだ。
上下に激しく揺れる爆乳おっぱいと、白騎士の指を喰い込ませる安産型の尻。
これ以上ないほど男の情欲を掻き立てる無様な姿だった。
459 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 15:38:52.65 ID:og0ewyX40
「!」
瞬間、白騎士の首筋目掛けルルルカが折れた剣を突き立てた。
脚がガクガクと震えほとんど力も入らないだろうに、残された力を振り絞り立ち上がったのだ。
どぴゅどぴゅどぴゅっ♥♥♥どくどくっ♥♥♥どくっ♥♥♥どぷどぷっ…♥♥♥
「うわああああああああああああああああぁ!!?♥♥♥」
しかし折れた刃が白騎士の鎧を貫くことはなく、無意味な抵抗だと知らしめるようにルシアの膣内に白騎士の精子が爆ぜた。
「もうし、わ……ひめ、さ………♥」
中出しし終わると、何の未練もないように白騎士がルシアからチンポを引き抜き、見もせず傍に落とした。
手足しが鎧が残っていないルシアは膣内から大量の精液を垂れ流しながら放心して、ビクビクと絶頂し続ける。
「姫様、だけは…渡さない……!」
「 」
「も、もう止めてルル!もういいの!」
泣いて止めようとするルーフェリアを振りほどき、微かに姫へ微笑んだルルルカは決死の覚悟を決め、折れた剣をナイフのように脇に構え特効する。
「うおおおおおおおおおおおーーーーーっ!!!」
キン!
バキッ
ずぶっ♥♥
「く、くそおおぉぉお…!♥」
折れた剣を破壊され、鎧を剥ぎ取られ、犯された。
ルルルカは玉砕すら許されず、実にあっけなく…白騎士に犯された。
「ルー……すいませ…わた、私は…ああああっ♥」
ずどっ♥♥ずぼじゅ♥♥ずぐっ♥♥ずぐんっ♥♥ずんっ♥♥ずんっ♥♥
背面駅弁でルルルカを抱え上げ、ルーフェリアに見せつけるように腰を打ち付ける。
姉妹のように育った自分の騎士が自分の為に犯されるの光景に、耐えられずルーフェリアが両膝をついて頽れる。
「ぉ、お願い…ルルに、もう……酷いこと、しないで…」
涙を流しながら消え入るような声で懇願するも、激しい抽挿の水音で簡単にかき消されてしまう。
460 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 15:55:05.91 ID:og0ewyX40
「ああっ♥♥あっ♥♥あああっ♥♥嫌っ♥♥こんな♥♥あっあっ♥♥あっ♥♥あっ♥♥」
周囲からは冷たい印象を与えがちな彼女の、心からの笑顔をルーフェリアは知っている。
そのルーフェリアさえ見たことのない蕩けた貌で、彼女は今は白騎士のチンポに夢中にされていた。
もみゅ♥もみっ♥むにっ♥
「あああぁぁ!?♥♥そ、そこ駄目ぇー♥♥」
形の良い美乳が弄ばれ、ルルルカが情けない悲鳴を上げる。
乳首をコリコリとされる度、乱暴におっぱいを揉まれる度、キュンキュンと膣圧を強めてしまう。
抜け道は閉ざされ、もうすぐにでも帝国兵が押し寄せてくるだろう。
そうでなくとも戦闘力のないルーフェリアではこの先を一人で逃げ抜くことはできない。
彼女は、詰んだのだ。
「ルル……!お願いルル………!いつもみたいに、私のこと…助けて……!」
「ルー…どう、か…幸せに……っ…♥♥」
どくどくどくどくっ♥♥♥どぷぷっ♥♥♥びゅぶぼ♥♥♥
「イグうううううううううううううううう♥♥♥」
自らの最奥に濃厚な精液をたっぷり注ぎ込まれ、ルルルカは雌として完全敗北した。
「あ、ああ………ぁ。ぁぁ………あ…あぁ……」
心が壊れてしまったルーフェリアは、虚ろな瞳のまま虚空を見つめていた。
それと同時に、彼女の首飾りの宝石が眩い光を放ちかけ──
「 」
だが素早い動きで宝石部分を白騎士に千切る取るように奪われてしまい、輝きが急速に失せる。
ルーフェリアは完全に放心状態で、宝石の発光も、それを奪われたこともまったく気に留めなかった。
「ルシア………ルル………ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」
そこにやってきた帝国兵たちが、座り込んだままのルーフェリアを助け起こし、エスコートするように誘導した。
最早抜け殻状態の彼女はそれに反抗することもなく、誘導に従い歩き始める。
倒れている女騎士たちも、帝国兵によって乱雑に運ばれていく。
「 」
白騎士は奪った宝石をわずかに見つめ、すぐ懐に仕舞い込んだ。
461 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 16:15:00.97 ID:og0ewyX40
(第一王女の護衛には、ルシアとルルルカが付いていた。彼女たちは強い…何者が相手だろうと、簡単に後れを取るとは思えないが……白騎士、か…)
アミィの先導で幾分か余裕の生まれた貴女は、考え事をしながら周囲を警戒し歩み続ける。
貴女は直接白騎士に会ったことはない。従ってその強さは彼の武勇伝等からしか伺い知る事ができなかった。
(わたし達を襲う合成魔獣にさえあの体たらくだ。四天王や白騎士と戦って勝機はあるのか……?いや、何を弱気になっている。
わたしはミルクを守り抜くと誓った。国と彼女と民の未来の為、なんとしても勝たねばならない…必ず)
「見えたわ。アレがエルフの集落よ」
遠くに見えるのは(第一王女の護衛には、ルシアとルルルカが付いていた。彼女たちは強い…何者が相手だろうと、簡単に後れを取るとは思えないが……白騎士、か…)
アミィの先導で幾分か余裕の生まれた貴女は、考え事をしながら周囲を警戒し歩み続ける。
貴女は直接白騎士に会ったことはない。従ってその強さは彼の武勇伝等からしか伺い知る事ができなかった。
(わたし達を襲う合成魔獣にさえあの体たらくだ。四天王や白騎士と戦って勝機はあるのか……?いや、何を弱気になっている。
わたしはミルクを守り抜くと誓った。国と彼女と民の未来の為、なんとしても勝たねばならない…必ず)
「見えたわ。アレがエルフの集落よ」
遠くに見えるのは自然の要塞とで呼ぶべき森林に囲まれた集落で、貴女が想像した農村より大きな規模の町だった。
「ちょっと待ってて。見張りと話をつけてくるから」
「まだ随分遠いようだが」
「エルフは余所者には特に敏感なの。多分こっちのことはもう気づいてると思うわ」
言いつつ見張りに近づき何やら話をしているアミィを貴女とミルクは遠巻きに見守った。
安価下1〜4 先に2票集まったモノ
1、歓迎される
2、迷惑そうだけど受け入れられる
3、余所者断固拒否される
462 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 16:17:40.17 ID:s7ukoW7C0
2
463 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 16:19:46.92 ID:MkzXO+CM0
1
464 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 16:32:40.05 ID:kVsNVDcno
3
465 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 16:34:28.41 ID:nGHMG8vBO
2
466 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 16:52:52.22 ID:og0ewyX40
「お待たせ〜!行きましょう。まずは里長の所へ案内するわ」
「ああ、助かる」
開かれた門を通る際、左右の見張りだろうエルフの若者と目が合った。
「…」
その瞳を見れば何も言わずとも分かる。まったく貴女たちを歓迎していない事を。
聞いた話だがエルフは余所者との関りを極力持ちたがらないらしい。
それが亡国の姫とお付きの騎士…厄介事の種であればなおさらだ。
アミィがそこまで話したかどうかまでは貴女には分からないが。
「…」
ミルクも向けられた視線の意味が分からない程子どもではない。
肩身が狭そうにしている。周囲から突き刺さる視線が痛い。
「ごめんなさいミルちゃん」
「いえ、門前払いされなかっただけでも有難いですから」
それは確かにその通りで、里に受け入れなければ八方塞がりになるところだった。
「お初にお目にかかります。アドラステア聖王国第二王女、ミルク=フォン=アドラステアと申します。
滞在をお許しいただき感謝いたします」
長老の住処にて深々と頭を下げるミルクと貴女。
「他ならぬアミィの頼みだ。無下にもできまい。だが…」
「承知しております。長居しご迷惑をかけるような事は致しません」
長老と呼ばれている男のエルフは、人で言う中年になったばかり程度の外見に見える。
いったいいくつなのかは分からないが、その不服そうな顔は「お前たちが滞在すること自体が既に迷惑」とでも言いたげだ。
周囲のエルフたちも同様らしい。彼らにしてみれば当然の感覚だろう。
形だけの挨拶が終わると、しばらくして宿屋へ案内された。
467 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 16:54:51.46 ID:og0ewyX40
あまり泊まる者がいなくて暇を持て余していたらしいエルフの主人は、意外にも快く受け入れてくれた。
それだけでも御の字だ。幸いな事に部屋も整っていて姫が休む場所として申し分ない。
貴女は…
安価下
1、ミルクと同部屋
2、ミルクとは別部屋
468 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 16:57:08.29 ID:fqWxp84wO
2
469 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 17:07:25.37 ID:og0ewyX40
守護するという役割の為同部屋でも問題なかったのだが、ゆっくり休むにはちゃんと個室でゆっくりしないと駄目だとアミィに言われてしまっている。
ミルクにもしばらく休むべきだと言われた。仲間を手にかけたことを気遣ってくれているのだろう。
貴女は…
安価下1〜3 先に2票集まったモノ
1、倒れ込むようにベッドで眠る(視点キャラがミルクに移ります※里探索パートのみ)
2、そこそこ休息した後ミルクに同行する(視点キャラをシャルフィリアで継続)
470 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 17:10:12.78 ID:MkzXO+CM0
1
471 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 17:11:58.30 ID:s7ukoW7C0
1
472 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 17:40:51.19 ID:og0ewyX40
エルフは手練れの戦士揃いで、里は何重もの結界に守られている。それにアミィがついてくれると約束してくれた。
休めるときに休むのも騎士の仕事…まずは湯浴みをしてから、たっぷりと……いや、どうにも眠い。
まずは少し……眠って、から……………
………………………………………………
………………………
………
…
「案内まで任せてしまって申し訳──」
「私にまで謝る事ないのよ。それよりごめんなさいね…大口叩いて連れてきたのに、肩身の狭い思いさせちゃって…」
アミィさんが申し訳さそうにしている。その態度に慌てて訂正する。
「いえいえ!皆さんにご迷惑をおかけするのは本当のことですし!こうして受け入れていただけただけでも…」
貴女が慌ててフォローするとアミィさんがくすくすと笑った。
「本当に真面目なのねミルちゃん。大丈夫♪みんな気が張ってるだけで気の良い人たちだから」
「それでどこから行きたいの?どこにでもお姉ちゃんが案内するわよ♪」
貴女は見知らぬエルフの里の探索に、不謹慎だとは思いながら内心ワクワクしていた。
貴女は…
安価下 ※重要な所は全て行けるので心配無用です
1、市場
2、図書館
3、温泉
4、ダークエルフの住処
5、旅の行商人
473 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 17:44:30.13 ID:s7ukoW7C0
1
474 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 17:46:07.76 ID:og0ewyX40
本日の更新はここまでにします。
続きはまた可能なら次の土曜日で。
475 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 17:54:50.92 ID:MkzXO+CM0
乙
温泉はどうせならシャルフィリアやダークエルフの人とも入りたいけど視点的に無理っぽい?
476 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/01(日) 18:56:29.06 ID:og0ewyX40
>>475
翌日にはシャルフィリアも同行するようになるので安価の選択によっては可能です。
というか多少の融通は利きます。
里が襲撃されない限りは数日間滞在できると思います。
477 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/01(日) 20:54:00.82 ID:MkzXO+CM0
>>476
回答ありがとうございます
せっかくの温泉イベントだし美人は多い方が嬉しい
478 :
ぼちぼち始めます
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 13:06:33.28 ID:XfHh7pxM0
「わたくし市場に行ってみたいです!」
貴女が目を輝かせて言うと、アミィが微笑んで案内してくれた。
「ここがエルフの皆さんの市場なんですね」
貴女は国が平和な時、よくシャルフィリアを連れ市場などに赴き、人々の暮らしを知り交流を行っていた。
なのでエルフの人となりを知るにもまずは市場からと考えたのだが…
そこは確かに一番と呼ぶに遜色ない程度の露店は並んでいる。
しかしどうにも活気が足りず、そもそも店を見て回る人の数も明らかに少ない。
アドラステアの城下町とは雲泥の差だった。
「閑散としてるでしょ?」
振り返ったアミィにそう聞かれ思わずハっとする。失礼な態度が顔に出てしまっていたのだろうか。
「い、いえそんなことは──」
「いいのいいの。私が思ってることだもの」
だがアミィに気を悪くした様子はない。寧ろ少し楽し気ですらある。
「エルフなんて暇を持て余してるのが大半でね。ここの市場は暇潰しみたいなものなの。
それに外の人はほとんど入ってこないし、売ってるモノも薬草だとかが中心だから。都みたいな活気さが全然無いの」
アミィが語る通り国で最も盛んな場所とは思えない静寂に満ちた市場だった。
しかし不思議と不快感や孤独感はない。露店のエルフたちも溜息を漏らすこともなく普通に営業している。
「でも、なんだか居心地の良い所ですね」
「そう?そう言われたら悪い気はしないわね」
ああは言っていたが、故郷の市場を貴女に褒められ満更でもない様子だ。
貴女は…
安価下1〜4 先に2票集まったモノ
1、珍しい薬草が並んだ店を見つける
2、困っている店の店主に話を聞く
3、美味しそうな匂いに誘われる
479 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 13:38:37.14 ID:Uxfnjp3P0
3
480 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 13:42:57.54 ID:oNhRrN5E0
3
481 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 13:59:28.98 ID:XfHh7pxM0
露店を見回すと大体の店が薬草、薬草、野菜、果実、薬草、弓矢、薬草、薬草……
「エルフの方々は薬草を主食にしていらっしゃるのですか?」
「うーん精霊と結び付きの強い人はそうだけど、私含めそうじゃないタイプが大半だと思うわ。
冒険者の知り合いじゃ肉しか食べないエルフもいるのよ」
そうこう雑談しながら市場を歩いていると、ふいにどこからか芳醇な香りが漂ってくる。
匂いの先に視線を向けるとその露店には…
安価下
何が売られていたか 串で焼ける食べ物限定
482 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 14:20:39.12 ID:Uxfnjp3P0
フランクフルト
483 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 14:20:49.81 ID:7wZfQ9IM0
森に生息する大きな毒蛇の蒲焼き。
毒を抜けば普通に食べられるし、精もつくと評判らしい。
484 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 14:33:19.60 ID:XfHh7pxM0
炭火で炙られるフランクフルトが並んでいる。
城下町でもポピュラーな庶民に親しまれる食べ物であり、貴女自身何度も食べたことのある代物だ。
市場では珍しくもないモノだが、エルフ特有の香辛料だろうか、馴染み深い肉の焼ける匂いと混ざり合うことで酷く貴女の空腹を刺激する。
ここが城下町なら長蛇の列が出来ているだろう代物だった。
「いらっしゃい」
貴女はいつの間にか店の前まで足を運んでいた。
「2本いただけますか」
貴女が小銭を渡す。要らぬ装飾品をアミィに処分してもらう際、得た小遣いのようなものだ。
今この市場でいくらか使った所で問題は無い。
「どうぞ」
フランクフルトを受け取った貴女はもう一本をアミィに手渡し、すぐにでも頬張ろうとした。
貴女は…
安価下
1、普通に食べる
2、どこかいやらしく食べる
485 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 14:51:18.33 ID:7wZfQ9IM0
1
2を選んだらまたエンドかなあ…
486 :
周囲に敵がいないので2でも即ENDではないです
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 15:08:34.09 ID:XfHh7pxM0
「いただきます。…!」
噛んだ瞬間、口に中に溢れ出る肉汁と、芳醇な香り、程よい焼き目と塩加減。
そして今までの逃避行では中々食べられなかった肉厚の触感。一言でいえば城下町で出回っていた以上に美味だった。
「美味しい……!とても、美味しいです!」
「喜んで暮れてよかったわ。本当、これだけ美味しいんだから外でも店を出せばいいのに」
「良いんだよ別に。俺はここでこじんまりとやってるのが性に合ってんだ。外じゃ何かと面倒事が多そうだしな」
店主のエルフとアミィさんは旧知の仲だったようだ。
「お知り合いなんですね」
「集落って言ってもそんな規模じゃないし、50年も暮らせば全員家族みたいなものだもの」
「おいおいそういう年寄り臭い事はもっと老けてから言えよな。たった70の癖して」
「80よ。私だっていつまでも子どもじゃないの」
貴女は長命種との違いを思い知る。エルフにとっては人間の障害などごく僅かなモノなのだろう。
「あんた、良い食べっぷりだな。今日来たアドラステアの人だろ?」
「…!はい」
「お客さんに文句言う気はねぇよ。他の連中は知らんが俺は別にあんたらを迷惑だなんて思っちゃいないぜ。
連れと一緒にまた明日にでも来な。もっと美味いモン食わせてやっからよ」
「あ、ありがとうございます!」
「あら、良いトコあるじゃない店長さん♪」
「うっせーてめぇにゃ言ってねぇだろ」
気恥ずかしそうに店の奥へ店長が消えていき、フランクフルト片手に貴女とアミィが笑い合った。
次に向かったのは…
安価下 ※重要な所は全て行けるので心配無用です
1、市場(今日はもう入った)
2、図書館
3、温泉
4、ダークエルフの住処
5、旅の行商人
487 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 15:32:41.68 ID:Uxfnjp3P0
4
488 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 15:53:43.47 ID:XfHh7pxM0
市場を出てしばらく歩き、ほとんど集落の外に位置する里の外れにその住処はあった。
基本的に木製か、巨木をくり抜いて作られたような建物が大半を占めるエルフの集落で、赤レンガで組み上げられたその建物は明らかに異質だった。
その上集落の敷地から少しはみ出た位置にも関わらず、まったく魔獣が寄り付く気配が無い。
窓が小さく、塀に囲まれ、城下町でもこの集落でも見たことのない独特な形状の建物…
「ここにダークエルフの方が?」
「間違いなくね…それにこんなヘンテコな家、あの娘じゃなかったら何って話だもの」
後ろを振り返ると、さっきまで居た市場がもう随分離れて見える。
「流石に罠は仕掛けてないでしょうけど…私から離れないでね」
「はい…!」
玄関に程近い場所の呼び鈴を鳴らし、アミィさんは…
「フウラいる?」
見慣れない形状の楽器のようなモノに呼びかける。すると少し立ってザリザリと若干聞き取り辛い声と共に…
『アミィ…何の用?』
「話があるの。アドラステアの人たちのことよ、もう聞いてる?」
『知らない。興味ない』
「でしょうね。入るわよ」
「えっ」
今の会話のどこに招き入れるような内容があったか分からず貴女は少し困惑した。
「あの、よろしいのですか?」
「大丈夫よ。本当に嫌なら多分結界で入れないから」
ギィ…と音を立てるドアを開き、貴女とアミィが奇妙な建物の中へと入っていく。
それほど大きな建物には見えなかったが、内装は見てくれよりも随分と広い…というよりは入り組んでいる。
アミィさんが迷いなく進み、さらにドアを開く。
その先には…
安価下
1、全裸のダークエルフがいた
2、誰もいない
489 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 16:01:50.91 ID:oNhRrN5E0
1
490 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 16:19:03.07 ID:XfHh7pxM0
ドアノブ掴んだアミィさんは何かを躊躇したようだったが、ひと思いにドアを開くと…
ドアの向こうにはダークエルフが背を向けて立っていた。
ぶくぶくと沸騰する液体の入った試験管を傾け、真剣な表情をする……全裸のダークエルフが。
「!?」
貴女は想像もしなかった光景に硬直し目を反らし、アミィさんはやれやれといった様子だった。
「フウラ……貴女、またなの?」
「アミィ。久しぶり……という程でもないか」
「あのねぇ…普段はどんな格好してても勝手だけど、人がくるときは服を着なさいって言ったでしょ?」
「それについて同意した覚えはない。ここは私の家。どんな格好でも私の自由」
長い白髪の背をこちらに向けたまま、液体を大釜の中に投入し反応を見ている。
貴女に目を向ける気さえないらしい。
「気を悪くしないでね。この娘変わり者で、いつもこの調子だから」
「は、はあ…」
色んなタイプの人々と多少なり関わって来たつもりだが、貴女を前に全裸を堂々と晒す。
漆黒寄りの褐色の肌の美しいダークエルフの美貌は、アミィさんやシャルフィリアに勝るとも劣らない。
「紹介するわね。彼女はフウラ、見ての通り…魔法の研究家よ」
「は…初めましてミルク=フォン=アドラステアと申します」
「ん」
返事はそれだけだった。未だに貴女を見ようともしない。
「フウラ!」
アミィに返事を促され、少し面倒な様子のフウラはこちらに振り返り…
「私はフウ……っ…!!?」
貴女を見るなり目を見開き驚愕を露わにした。
「こ、れは…!?」
491 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 16:32:25.60 ID:XfHh7pxM0
ほとんど一瞬で貴女の前の前にきたフウラが貴女の両肩を掴み、目がせわしなく動く。
「い、痛っ…」
「信じられない……!時の魔法の祝福…!?呪い?どちらでも興味深い…!こんなものが実在するなんて!」
「ちょ、ちょっとフウラ!フウラったら!」
「ハッ…!?」
アミィに引き剥がされ、しばし呆然としていたフウラだったが…テーブルの上につくねられたマフラーを取り、自らの口元に巻き付けた。
「…すまない、取り乱した。着替えてくる」
そう言うとフウラは足早に部屋の奥へと消えて行った。
貴女は状況を打開する為、国境を超える手段を持つダークエルフに助力を乞う…という話しか聞かされていない。
「時の魔法とは、なんのことでしょうか?」
「…私にもさっぱり。それより大丈夫?」
今でも力強く両肩を掴まれた感触が若干残っているものの、傷になるほどではない。
「わたくしなら心配ご無用です。ですが、彼女の様子が…」
「着替えるのを待つしかないわね。お茶淹れるから椅子に座ってて」
促されるまま椅子に腰かけ貴女はその場に一人残される。
アミィが心配の言葉で、時の魔法についてはぐらかしたとは知らぬまま。
492 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/07(土) 16:39:49.93 ID:XfHh7pxM0
しばらく休憩します。なんか全体的に重いのでここまでにする可能性もあります。
明日も重たい感じなら更新見送るかもです。
493 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/07(土) 16:42:18.22 ID:Gb557tybO
確かに昨日今日と重い
乙です
494 :
まだ重ためですがゆっくりペースでやります
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 12:50:10.45 ID:GkrO0xL30
「お待たせ」
紅茶に何度か口を付けた頃、部屋に奥に消えていたフウラさんが姿を見せる。
黒で統一した服装は長身で白髪の彼女の魅力を一段と引き立たせ、口元に巻かれた黒いマフラーでミステリアスな雰囲気に仕上がっている。
裸体の時も綺麗な人だと感じたが、しっかりと着込んだ今は大人の色気も感じさせる立ち振る舞いだ。
「人前なんだからそれ外したら?」
「これは、駄目」
マフラーを外すよう促されたが、フウラさんは断固として外すつもりがないらしい。
「改めて…私はフウラ。よろしく」
「は、はい。こちらこそよろしくお願いします」
「ん」
返事は先ほど同様そっけないが、態度が明らかに違う。
席に座るなり貴女を凝視し続けている。
貴女は…
安価下
1、国境を抜ける案内をしてほしいとお願いする
2、時の魔法が何なのか聞く
3、そのマフラーお似合いですねと言う
495 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 13:17:49.27 ID:TDaKIQj8O
2
496 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 13:54:55.24 ID:GkrO0xL30
「あの…ところで、先程仰っていた『時の魔法』とは何のことでしょうか?」
「……?知らずに?」
「えっ、はい…」
フウラさんは信じ難い様子で訝しみ視線を貴女に向ける。
当然何の心当たりもない貴女は動揺するしかない。
そこで、フウラさんの視線とアミィさんの視線が交錯する。
「「…」」
少しの沈黙。
「分かった。でも順を追って説明する必要がある。これを見て」
「はい」
フウラさんが左手の人差し指を掲げて見せる。その指先に魔力の光が灯り…
貴女の視線は指先に釘付けにされ……そして……そ…………して………
………………………………………………
「…」
「これで良い。時の魔法についての事だけ忘れる」
「大した魔法ね。それも禁術?」
「当然。使える時に使えなければ無意味」
「はぁ……後遺症の心配は?」
「無い。触媒に負荷は全部肩代わりさせた」
貴女は目の前の二人の会話を聞いているのに、一切反応せず人形のように硬直した。
「勝手に禁術だとか禁魔法を使ってると、今度は里長に叱られるだけじゃ済まなくなるのよ」
「あいつら頭硬すぎ。長命種なら研究職か技術職に就かないと時間の無駄…それも分からない」
「まったく貴女は…でも目配せだけで分かってくれて正直助かったわ。流石ねフウラ」
「ん」
マフラーで隠した口元が喜びで緩んでいる事をアミィは知らない。
497 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 14:03:56.80 ID:GkrO0xL30
パン!
「…はっ」
フウラが柏手を打つと同時に、ぼやけていた貴女の意識が突然ハッキリとした。
「話は分かった。国境の抜け方なら私に任せてほしい。案内も出来る。
ただ、申し訳ないけど今の実験を中断する訳にはいかない。2日もあれば準備出来る。それまで待って欲しい」
「えっ……えっ?」
(わたくしいつの間にそんな話を……?)
貴女はそれについてフウラさんと話を交わした記憶がまったくない。まるで記憶がすっぽりと抜け落ちたように。
「どうかした?」
「い、いえ…ありがとうございます。急なお願いにも関わらず感謝致します」
だが何を記憶としていたのか一切思い出せない。
「ここまで大変だったものね。今日は宿に帰ってゆっくり休みましょう」
二人に気遣われる度、ここでの会話が曖昧になるほど自分の疲労が蓄積していたのだと己を納得させた。
それがフウラの禁術の効果だとも知らずに。
フウラは…
安価下1〜2 先に2票集まったモノ
1、宿までついてくる
2、ここで研究を続ける
498 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 14:05:16.07 ID:xq6s8ucQ0
2
499 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 15:05:39.69 ID:ozxUdbr+O
2
500 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 15:14:03.21 ID:GkrO0xL30
「そう、ですね。では本日はこれで失礼致しますフウラさん」
「ん。用があればいつでも来て良い。お付きの騎士にも会いたい」
言うが早いかフウラは衣服を脱ぎかけ──
「フ・ウ・ラ?」
アミィさんの圧に屈して貴女が家を出るまで全裸になるのを控えた。
宿にいるシャルフィリアは…
安価下
1、近くの温泉に入る
2、まだ爆睡中
3、一人で市場に
501 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 15:23:15.46 ID:HPSjAeZyO
3
502 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 15:40:40.76 ID:GkrO0xL30
久方ぶりの睡眠から目が覚め、特にやることもない貴女、シャルフィリアはほど近い市場へ向かう。
変に警戒させてはいけないと思い、鎧や剣は宿に置いたままでだ。
「これがエルフの……たしかに人のモノとは異なる点が……」
ミルクの護衛で城下町に降りる機会の多かった貴女にも、エルフの市場は新鮮だった。
それも効能の高そうな薬草揃い。全ては無理でもいくらか調達できればこの先の旅路でも有用に違いない。
そう考えていた時、芳醇な香りがどこからが香ってくる。
匂いの元へ振り向くと、そこにはフランクフルトを焼く露店があった。
「いらっしゃい」
店主に声をかけられ近づくと、空腹を一層刺激する香りに己が空腹だったことを思い出す。
思えば里に来るなり爆睡し何も食べていなかった。加えてしばらく食していなかった肉厚のフランクフルト…
「一つください」
小銭を手渡し一本の熱々フランクフルトを手に取った貴女は…
安価下
1、普通に食べる
2、どこかいやらしく食べる
3、殊更いやらしく食べる
503 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 15:43:03.89 ID:XVlHvx8Ko
2
504 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 15:56:56.89 ID:GkrO0xL30
「熱いうちにどうぞ」
「では、遠慮なく…ぁむ」
貴女は大きく熱い肉の棒を咥え込んだ。
口いっぱいに広がる肉厚でジューシーな歯ごたえと溢れるような肉汁。
それが胃に流れ込むだけでも幸福感に溢れていた……しかし、貴女の体と脳は今、異なる幸福も享受しようとしている。
(…なんだ?わたしは、なにを…?)
久しぶりに食すはずのフランクフルトに貴女は既視感を感じる。
そういえば最近は何度も、こんなことをしていたような…
「んっ……んっ……」
すると自然に、貴女はフランクフルトを噛み切るのではなく、口内で舌を使いねぶっていた。
(っ……♥)
そうだなぜ気づかなかったのか。似ていると感じるのはある意味当然だろう。
これはループした時間で何度か体験させられたイラマチオに似ているのだ。
そう思うと体が熱を帯び、子宮が疼く。今の貴女は紛れもなく処女なのに、魂が男のモノをしゃぶった感覚を覚えているからだ。
貴女は…
安価下1〜4 先に2票集まったモノ
1、ハっとして普通に食べる
2、なおもいやらしくしゃぶる
3、しゃぶりながら店主を誘う
505 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 16:05:05.52 ID:BrF47FxM0
1
506 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 16:05:37.18 ID:xq6s8ucQ0
2
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 16:08:26.25 ID:AFwzqMDmO
1
508 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 16:22:18.65 ID:GkrO0xL30
「お客さん…?」
「…!?す、すいません。疲れが溜まっていたせいか呆けていたようです。では、これで」
貴女は羞恥心から急ぎその場を後に宿へ戻った。
(わたしは今何を考えていた…?体の疼きに呑まれ肉欲に自ら手を伸ばすなど……!)
歩く度、サラシできつく巻いた胸が隠し切れずその存在感を如実に示す。
全てはこの忌まわしい胸のせいだ。この前のループで起きた失態も全てこの肥大化した胸が原因だった。
なんとか動くのには慣れた。この肉体でもほとんど衰えなく剣を震えようにはなったが、思考を侵食されてはたまったものではない。
苛立ちながら貴女はフランクフルトを食い千切る。
「……美味しい」
少し、機嫌が直った。
宿に戻り雑念を払うため瞑想をしていると、程なくミルクとアミィが戻って来た。
くだんのダークエルフに国境越えを案内してもらう約束を取り付けたのだという。
「本来はわたしが交渉すべき立場でありながら、申し訳ありません姫様」
「顔を上げてください我が騎士。わたくしは何から何まで貴女に責を押し付けるつもりは毛頭ありません」
「頼って良いって言ったんだから気にしちゃ駄目よ。少なくともフウラは明後日までは動けないみたいだし、その間に必要なモノ揃えよっか」
その後は宿で夕食を取り、湯浴みを済ませ眠りについた。
貴女が夜の見張りに立とうとしたが、この里の結界に合成魔獣はまず入り込めないと説得され、渋々ミルクと共に眠りについた。
昼間もぐっすり寝たのが不思議なほど熟睡できた。想像以上に貴女は疲労していたらしい。
翌日、貴女がミルクと共に向かったのは…
安価下 ※重要な所は全て行けるので心配無用です
1、市場
2、図書館
3、温泉
4、ダークエルフの住処
5、旅の行商人
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 16:28:01.12 ID:EN8ejra9O
2
510 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/08(日) 16:37:08.27 ID:GkrO0xL30
しばらく休憩します。やっぱり重くてやりづらいので今日はここまでにするかもしれません。
その場合続きは水曜日になる予定です。
511 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/08(日) 21:56:25.92 ID:xq6s8ucQ0
乙
ほんと重いな
512 :
◆ra.jqt4ROA
[sage saga]:2026/02/10(火) 06:55:57.14 ID:jKtLDISO0
平日の設定垂れ流し
【魔獣】
魔力の影響によって変異した獣の総称。広義では昆虫や植物が変異した場合も含まれる。
1000年前、魔王と魔物の出現、それによる魔界の瘴気に穢されたことで大陸中に出現。
魔王が勇者に討伐され魔物が地上から姿を消した後も、魔界との繋がりを完全には断絶不可能だった為
以前に比べれば小規模ではあるものの、今現在も魔獣が産まれ続けている。
基本的に気性が荒く縄張り意識が強い。動物とは明確に異なり得意な能力を持つことからも
見つけ次第騎士団や派遣した冒険者により討伐されるのが基本だが、中には素材・食料として有用な魔獣も少なくない為、
根絶派と家畜派の溝は深い。どちらにせよ人の社会を覆せるほどではないが、危険な存在。
513 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/11(水) 10:04:28.40 ID:L9MUtNcU0
翌日、貴女たち3人は大きな図書館へとやって来た。
別段目的があったというよりは、ミルクの興味本位である点が大きいだろう。
実際入館前から赴きのある書庫に瞳を輝かせている。張り詰めていたミルクの心が解れるなら暇潰し以上の価値がある。
「凄いですねシャルフィリア。これほどの蔵書…我が国に匹敵するではありませんか!」
「姫様、お静かに」
「気にしなくていいのよ。ほら」
アミィが近くにいるエルフを顎で軽く指す。そのエルフは貴女たちが入館したことにも気づかず文字通り本の虫といった様子だ。
「フウラじゃなくても研究家気質のエルフは一度集中すると周りが見えなくなりがちだから」
「みなさん研究熱心なんですねぇ」
感心したように頷くミルクと、ミルクを楽しそうに見つめるアミィ。
貴女は…
安価下
1、ミルクと共に行動する
2、時の魔法についての書物が無いが調べる
3、博識そうなエルフを探す
4、官能小説が目に留まる
514 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/11(水) 10:36:53.51 ID:S51W6pVe0
3
515 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/11(水) 10:44:48.33 ID:L9MUtNcU0
アミィにミルクを任せ別行動を取った貴女は博識だろうエルフを探すことにした。
大量の書物はあれど貴女にとっては見慣れぬ本ばかり、闇雲に探しては時間を浪費するだけ…
ならば最初から知っている者に聞くのが手っ取り早い。アミィ曰く「暇を持て余しているから知識をひけらかしたい輩が多い」らしいのでそれを利用させてもらう。
ただしくれぐれも相手は慎重に選ぶよう念を押された。
時の魔法は禁忌の代物。それを自ら行使していると誤解されれば要らぬ争いを生みかねない。
貴女が出会ったのは…
コンマ下
95より上なら博識なエルフ
90以下なら勉強家なエルフ
50以下なら邪な考えを持ったエルフ
20以下かゾロ目ならヤリチンエルフ
516 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/11(水) 10:47:48.91 ID:jNCI8o3cO
えい
517 :
90以下→95以下でしたすいません
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/11(水) 10:59:01.08 ID:L9MUtNcU0
「すいません、少しお時間よろしいでしょうか」
「む?ええ構いませんよ」
分厚い本から顔を上げたのは眼鏡をかけた筋肉のほとんどないやせ型のエルフだった。
(やはりエルフの方は年齢が分からないな…)
アミィよりずっと年上にも見えるし、年下にでも見える。
「なるほど時の………ぅーむ、興味深い話ではありますが、生憎と分かりかねますな」
「そうですか…すいませんお忙しい中」
「いえいえ。実は暇を持て余していたところなのです。お役に立てずこちらこそ申し訳ない」
かなり博識だろうエルフの彼から、残念ながら時の魔法について有益な情報を得ることはできなかった。
(やはりフウラというダークエルフでなければ駄目なのか…?)
「ですが、他の事ならお応えする事も可能ではないかと」
「他の…ですか?しかし──」
「ここで会ったのも何かの縁。どうか遠慮なさらずに」
貴女は…
安価下
1、白騎士について聞く
2、自分でも魔法が使える手段はないか尋ねる
3、肥大化した胸を元に戻す方法を聞く
4、もう聞くことはない
518 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/11(水) 11:28:11.28 ID:PoNA9ru5O
1
519 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/11(水) 12:04:58.01 ID:L9MUtNcU0
「ディザストリア帝国の白騎士について何か知っていることはありませんか」
「白騎士…ですか」
何にでも答えると意気込んでいたエルフの勢いが若干の陰りを見せる。
「この里からほとんど出たことのない私でも伝え聞いています。曰く帝国最強の騎士だとか」
「なんでも構いません。何かヤツの力や正体のようなものをご存じならどうか」
「…正体、かどうかはわかりませんが旅の商人から聞いたことがあります。なんでも彼を帝国に招き入れたのは、
四天王の空席に入ったばかりの占い師だとか……」
「占い師……?」
四天王に空席が一つあることは以前から知っていた。10年ほど前の戦いで戦死して以来欠番のようになっていたのだ。
「予言者と呼ばれることもあるらしいのです。参入したのは恐らくここ10年以内。白騎士というシンボルを隠れ蓑にしたのでしょうね」
「初耳ですね」
「その商人は帝国でも情報通だとか、だから国外に出回らない情報も知っていたと自慢していましたね」
(口の軽い商人は長生きできない……が、今はその口の軽さに感謝だな)
白騎士という帝国の切り札は既に大陸でも有名な存在だが、その逸話は近年から突然耳にするようになったのも事実。
公にしていなかった理由の考察は数あれど、まさかそれまで帝国に存在していなかったことが真相とは。
「商人曰く、病気が悪化し戦意が落ちていた帝国が再び盛り返したのはその占い師が原因ではないかと」
「占い師が皇帝に何かを吹き込んだ…?」
「まあ流石に眉唾な情報ですがね。ロクな話が無くて申し訳ありませんが」
「いえ助かりました。感謝致します」
「我が騎士、見てください!珍しい魔導書がこんなにありました」
再会したミルクはいくらか積まれた本を手に高揚していた。
(占い師か……)
貴女は忘れぬよう占い師の存在を頭に刻み付け、図書館を後にした。
次に向かったのは…
安価下 ※同じ場所に複数回訪れると特殊なイベントが発生したりしなかったりします
1、市場
2、図書館(もう行った)
3、温泉
4、ダークエルフの住処
5、旅の行商人
520 :
以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします
[sage]:2026/02/11(水) 12:14:16.28 ID:g7vNlj6L0
4
521 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/11(水) 12:38:48.10 ID:L9MUtNcU0
アミィとミルクに案内され向かったのは集落の外れにある煉瓦の家…話に聞いていたフウラの住処だ。
「フウラ?」
『入れ』
玄関前で交わしたアミィとフウラのやり取りは非常に簡素なモノだった。
そうやって導かれ、入り組んだ通路をしばらく歩くと…褐色白髪の美しいダークエルフ、フウラの姿があった。
「今日はちゃんとしてるのね」
「ん」
(出来るな…)
一目見て貴女はフウラが只者ではないと感じ取った。その立ち振る舞いの隙の無さはアミィ以上かもしれない。
「紹介しますフウラさん。我が騎士のシャルフィリアです」
「ん」
挨拶も終わり切っていない内に、シャルフィリアは貴女の目の前までやってきて顔をじろじろと見つめだした。
「シャルフィリアと…申します。あの…わたしの顔になにか?」
正直気まずい。
「…………なるほど、合点が入った。時の魔法の結合点」
「えっ…?」
フウラは貴女だけに聞こえる小さな声で囁いた。
「アミィ。二人きりにさせて」
頷いたアミィがミルクを連れ、研究室の奥へと向かう。ミルクも貴女とフウラが親睦を深めるためならと容認した。
「「…」」
部屋の中にいるには貴女とフウラの二人切り。お茶も出ていないテーブルに座り向かい合っている状態。
「時の魔法については、どれくらい知ってる?」
「アミィから聞いて程度には…」
「そう」
また少しの静寂。
「昨日から夜通し調べて、分かった。貴女が経験しているループ現象について」
「!?」
貴女は流石に驚いた。フウラがこの話を聞いたのは昨日の午後、わずか一日でそれを解明してみせたのだろうか。
先程のエルフも博識だったように感じたが、このフウラというダークエルフは次元が違う。
「別の研究で忙しいという話は?」
「嘘。ミルクの手前ああ言うしかなかった」
「それは、心遣い感謝します」
「ん」
522 :
◆ra.jqt4ROA
[saga]:2026/02/11(水) 13:03:56.18 ID:L9MUtNcU0
「聞いたと思うけど時の魔法は魔法としては酷く不安定でリスクだけが膨大な魔法。
長命種の寿命前提でも実用的とは言い辛い。人なら猶更。だからループの詳細を聞いた時点ですぐおかしいことは分かった。
でも実際問題時間の巻き戻りは貴女たちの意思に関係なく発動している。そしてそれを知覚しているのは貴女だけ…違う?」
「はい。その通りです」
「ん。なら話は単純。これは魔法でも魔術でもない。神の祝福」
「神の…………!?」
「そう。触媒はミルクの首飾りの宝石。ミルクの絶望だとか嘆きに反応して自動で発現している」
「ちょ、ちょっと待っていただきたい!神とは、我らが信仰する女神クロノリウス様のことですか!?」
「聖王国が他の神を信仰しているとは思えない。ほぼ確定で良い」
「ですがクロノリウス様は豊穣を司る女神のはず!どうして時間の逆行が…!」
「嘘」
「はい…?」
「それは多分、王家か…その女神自身が己の力を欺く為の嘘」
「そんな、ことが」
貴女は己が思った以上に動揺している。幼い頃より当然のように教え込まれた女神の本質が偽りの情報…?
「女神の加護、それも王の血を引く己の眷属へのモノであるなら納得がいく。
でなければ強力な触媒があったとして何度でも発生しない。
本来数分遡るのも記憶を意地するのも不可能な時の魔法が、ミルクを守護する貴女の記憶を保ったままループしていることがなによりの証拠」
フウラの言葉には一切の迷いも推測であるという不確かさも無かった。それが事実だと淀みのない視線と声で貴女に告げる。
「ミルクに姉か妹は?」
「……姉君の第一王女がお一人」
「なら恐らくその姫も何らかの時の加護を受けているはず。それがミルクと同じ力かは分からないけど」
「ですが、第一王女…ルーフェリア様は白騎士に捕まったと」
「…それが本当なら白騎士は時間が戻る事を予め知った上で対策していたか、その加護が不安定だったか…どちらか」
いつの間にか立ち上がっていた貴女はゆっくりと腰を降ろす。
「先程仰っていた結合点というのは?」
「簡単な話。貴女とミルクが魔力の線で繋がっていた。使い魔と魔導士でもないのにあれほど濃いパスが繋がっているのは不自然。
でもこの里でそれが分かるのは私だけ。視力を強化してあるから」
王城を脱出して以来謎だったループ現象について、集落についてわずか1日でここまで詳らかになるとは思ってもみなかった。
貴女は肩の力がどっと抜ける感覚がする……しかし安堵には程遠い。
ループの正体が分かっても帝国の手から逃れた訳でもないし、白騎士というループの対策をしているかもしれない敵が存在する。
より一層気を引き締めなければならないだろう。貴女は抜けかけた力を再びギュっと込めフウラに向き直る。
「フウラ殿。時の加護についてついてそこまで調べ上げたこと、感謝してもしきれません」
「ん。じゃあ今度は私に協力してもらう」
「はい……?」
「誰も、無償で引き受けたとは言ってない」
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