【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします

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25 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 17:48:52.59 ID:KiCsPL48O
【名前】エルサ
【年齢】22
【性別】女
【容姿】貴族風の衣装を着たボーイッシュなイケメン女子 衣装の下はイケメンな外見に似合わぬ爆乳爆尻だが魔法のコルセット(押し込んでも苦しくならない優れもの)を着用していためやや巨乳程度に見える
【性格】可愛い女の子と見ればすぐに声をかける軟派な性格 正義感も強く困っている人(特に女の子)を見ると放っておけない
【戦い方】実家に伝わる魔剣の力により実体の無い分身を生み出し敵を翻弄する
【備考】古い貴族の血をひく剣士 本当はすぐにでも実家に帰って家を継がなければいけない身の上だが自由な冒険者生活から離れるのがイヤで今も旅を続けている
世界各地にガールフレンドがいるが彼女自身は未だ処女である
26 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/18(土) 18:04:24.67 ID:kIArsuCY0
ちょっと離席します
いつもの土曜ならこのまま終わりますが今日は多分やれます

登場人物やら設定纏めるのに手間取って始めるの遅れてすいません
27 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/18(土) 19:09:34.84 ID:kIArsuCY0
「あっれー?そこにいんのアミィじゃん。おーいアミィー!」

振り返った貴女は一体何者かと声の主に視線を向ける。

「パラちゃん!久しぶりねー♪元気だった?」

「元気元気マジ元気!あーし元気と天才なんが取り柄だからマジで!」

ピエロハットを被った見るからにいい加減な彼女は、緑髪ロングのスレンダーな体つきで、

明らかにいい加減な喋りと態度さえ改めればきっとかなりの美人だろう。

だが周囲の冒険者たちの反応は、アミィの時と違い若干引き気味なものだった。

「紹介するわ二人とも。彼女はパラピノちゃん。冒険者よ」

「ども〜あーしパラピノって言いまーす。超天才のマジやってまぁす!」

(酔って…ないだろうな?)

「はじめまして、ミルクと申します」

「シャルフィリアです」

「へぇー………………。んでさぁアミィ!前にしてた話考えてくれた??」

貴女たちに特に関心がないのか、パラピノの興味関心はすぐアミィへ戻る。

「あー…ごめんなさいパラちゃん。今は立て込んでてクラン入りは難しいの」

「え〜〜〜〜〜〜〜〜!?前は良いって言ったじゃんかよーケチー!」

恐らくパラピノは貴女より年上だったが、お世辞にも大人とは呼べないタイプの人種だった。

「本当にごめんなさい!次は必ず約束は守ると誓うわ」

「うおっ、ガチ謝罪……い、いや。あーしの方こそゴメン。久々に逢えたからちょい舞い上がってたかも…フツーに反省」

…と思ったが、ある程度の良識は持ち合わせて居る人物だったらしい。どうにも読めない。

パラピノは…


安価下

1、普通に別れる
2、フウラを発見
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 19:38:45.19 ID:HWGFHxqoO
2
29 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/18(土) 20:05:14.23 ID:kIArsuCY0
「お疲れみたいだしあーしは………んぉ?えっ、フウラ?フウラだよね?フウラじゃん!」

「チッ!」

「ガチの舌打ちおもろ〜!ねぇねぇマジでひっさびさじゃん!何年振りだっけ?

また冒険者に戻る気なったとか?あ、今はずっと魔法の研究してんだっけ?エルフの寿命ってマジすっごいよね!

ほらあーしって乾燥肌じゃん?それなのにこの前火山地帯まで行ったせいで干物になりかけたんだよねー!んでそん時のフローラが傑作でさぁ!」

「…」

楽しそうに肩を組んで喋るパラピノに対し、フウラは貴女が今まで見たことも無い苦虫を嚙み潰したような表情で何かに耐えていた。

「とりまひっさびさだし飲もうよフウラ〜!二人とも居酒屋で待たせてっからさー!」

「無理。疲れてる。離せクソ魔女」

「んーそっかー残念。フウラ大先生の魔法がどんなもんか聞いときたかったけど、この大天才パラピノちゃんには勝てそうにないから逃げるんだねー

いいよいいよ。本物の天才は得てして凡人の自尊心を傷つけちゃうもんだしねー」

「…は???天才?お前が?片腹痛い。土いじりしか能のないパラピノが私に勝つなんてエルフの生涯使った所で無理無謀」

「そんなん勝負してみないと分かんないじゃーん」

「望むところ。仲間の前で大恥かかせてやる」

「んじゃレッツゴー!そんじゃまた明日ねアミィ!『土塊の魔女』のクランは割と近くだからー来たくなったらギルドに地図貰って〜」

まるで嵐。突如現れたパラピノという名の猛烈な嵐はフウラを巻き込み、もう随分遠くに消えていた。

「あの……フウラさん、大丈夫でしょうか」

「大丈夫、あの娘最近魔法の研究出来なくて溜まってたみたいだし、ちょうどいい鬱憤晴らしになると思うわ。

…巻き込まれる二人には同情しちゃうけど」
30 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/18(土) 20:07:32.76 ID:kIArsuCY0
ギルドの受け付けに話を済ませると、上層階にある宿屋を使わせてもらえることになった。

中々の高層階だが、簡易魔術による転移魔法陣のおかげで移動に労はかからない。

貴女の部屋は…


安価下

1、ミルクと同室
2、一人部屋
3、アミィかフウラと同室(この安価を選択する場合は二人の内どちらかを選択してください)
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 20:08:22.88 ID:kma2nFKMO
1
32 :今日の更新はここまでにします ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/18(土) 20:31:33.09 ID:kIArsuCY0
「今回は相部屋ですねシャル。ふふっ、なんだか懐かしいです」


会話もそこそこに、余程疲労が溜まっていたのかミルクは気を失うようにベッドに埋もれ熟睡した。

乗馬によって徒歩より格段に進行ペースが上がったとはいえ、馬を休ませている時以外はずっと騎乗状態だ。

運動全般が不得手なミルクにとって消耗の大きさは計り知れない。

それに冒険者ギルドの本部ほど安心して眠れる環境は今まで得られなかったモノだ。

「ゆっくりと、お休みください姫様」

寝息を立てるミルクの額にそっと手を触れる。

二人きりの時、ここに手を置くとミルクは安心するのだ。

「スゥ…………スゥ…………」

寝息を立てるミルクを守る為、貴女は…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、一晩中眠らず見張る
2、手早く湯浴みを済ませ就寝する
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 20:40:35.16 ID:KbswbJRjo
1
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/18(土) 20:41:27.80 ID:EkBJsZG90
1
35 :ここからミルク視点 ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 11:06:38.74 ID:jUjc2DdB0








「ん〜〜〜〜〜〜〜…!」

窓から降り注ぐ暖かな朝日を感じ、目を醒ました貴女はゆっくりと身体を伸ばす。

久しぶりの清々しい目覚めに気分も爽快で────

「おはようございます姫様」

シャルフィリアがいた。同室なので当たり前だが…付き合いの長い貴女には分かる。

シャルフィリアが一睡もしていないことを。

「おはようシャル……貴女もしかして」

「はい。賊の侵入を警戒し守りを固めておりました」

警戒のし過ぎ…だと諫めるのは難しい。なにせ先日怪盗の侵入を許したばかり。

アミィさん曰く警備は万全とのことだったが、それで安心するようなシャルフィリアではない。

「さあ姫様。街を見て回るのでしょう?お供させていただきます」

血走った眼が、少し怖い…

「シャルちゃーん?その調子じゃ全然休めてないみたいねぇ」

「あ、アミィ…!これはその…」


そこからは休むのも騎士や護衛の務めだとか、少しは冒険者ギルドを信用してほしいだとか、

説教ではないにしろアミィさんのお叱りを受けてシャルフィリアは渋々従った。

幼い頃から姉のような関係で、他人には隙を見せないシャルフィリアが申し訳なさそうに縮こまっている姿が正直微笑ましかった。

(こうして背を丸めていると、わたくしより小さな体がよく分かる…)

自分を守ると言って聞かない騎士を寝かせ、貴女はアミィさんと共に街へ繰り出すことにした。

「くれぐれも姫様の事をどうか!」

「分かったから寝なさい」




「ありがとうございますアミィさん。わたくしが言っても聞きませんから」

「責任感が強すぎるのよね。そこがちょっと心配だわ。さぁてと…それで今日はどこに行きたいのかしら?」

貴女は…


安価下

1、市場
2、冒険者クラン『土塊の魔女』
3、道具屋
4、教会
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 11:10:42.17 ID:t0Qpk+vw0
2
37 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 11:23:37.32 ID:jUjc2DdB0
「地図によればここね」

ギルドから拝借した地図を元に向かうと、昨日パラピノさんが言った通り程近い場所にクランが拠点にしている建物があった。

そこは…


コンマ下
70より上なら小奇麗
70以下なら少し古びた
50以下なら明らかにボロい
30以下ならほとんど廃墟
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 11:29:15.09 ID:pzQtiSBTO
ムッ
39 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 11:55:56.67 ID:jUjc2DdB0
「ほ、本当にここなのですか?」

目の前に見える建物は、人が数人住める程度の大きさはあるが…見出せる利点が他にあるとは思えない廃墟同然の建物だった。

窓ガラスにはヒビ割れが入り、ドアの建付けは見るからに劣悪で、壁の穴は修繕し切れていない。

『土塊の魔女』クランの看板や、依頼募集中の張り紙が無ければここに人が住んでいる事が貴女には信じられない。

「そのはず、だけど…パラちゃーん?」

アミィさんがドアをノックしながら呼びかける。

「「…」」

しばし待つが反応らしい反応が返ってこない。留守を疑ったその時、ドタドタと建物の奥から徐々に大きくなり音が迫り、貴女は思わずアミィさんの背に隠れる。

「やあようこそ歓迎するよ!ようこそ我らがクランへ!どんなご依頼でも喜んでお受け致しますとも!美しいお方!」

ドアを豪快に開くなりまくし立てたのはパラピノさんではなく、貴族のような恰好をした端正な顔の女性だった。

「いや、私たちは依頼者じゃなくて!」

「エルサ!またそうやって勝手に話を進めようとして!お客様が困惑していらっしゃるのが見て分かりませんの!?」

奥から現れたのは、金髪ロング縦ロールをした、高級なローブを身に纏うご令嬢のような姿。

「おや、これは失敬。貴女たちのような美しい女性を目にするとどうにも高揚してしまう質でね」

「は、はぁ…?」

ウィンクして見せる女性にますます警戒心を強めた貴女は、さらにアミィさんの後ろに身を隠す。

「だから、そういうところだといつも仰っていますのよ!」

声を荒げる常識のありそうな令嬢と、言われて肩をすくめる彼女は身なりだけなら王城に居てもおかしくはない。

それがこんな廃墟同然の建物から出てくるというアンバランスさが、不気味ですらある。

「うぇーいアミィおはよ〜〜………」

そして最後に現れたのは、昨日会ったパラピノだった。

その顔には生気がなくげっそりしている。

「パラちゃんどうしたの?」

「いやぁー話せば長くなるけど、まあ筆舌に尽くしがたいことがあってさぁ」

「どこがですの!昨日フウラさんと堂々巡りの魔法議論をした挙句なぜか飲みで決着をつけることになって、二人とも酔いつぶれただけじゃありませんか!」

「さっすがフローラ的確ぅ……うぇ………」

(この方たち大丈夫なのでしょうか……?)

アミィさんの知り合いの冒険者のようだが、以前城下町で見た道化師たちがこんな具合の間抜けさだったことを貴女は思い出す。

「んごふっ…げふっ…ごほん!気を取り直してぇ…ようこそ『土塊の魔女』クランへ!歓迎するよー!」
40 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 11:57:06.63 ID:jUjc2DdB0
ちょっと離席します
41 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 14:12:00.70 ID:jUjc2DdB0




「それで、どうしてこんな所を拠点に?前はもっと立派なところだったでしょ?」

「あーあははは、それがさぁ…ギルド近い方が色々と便利じゃん?けどこのあたりの土地ってけっこー高くてぇ…」

「それで一攫千金を夢見たギャンブルで大負けをしてこの有様という訳さ!」

「何他人事みたいに言ってますの!?貴女方が勝手にクランの貯蓄を使い果たすからこんなあばら家以下みたいな処に住むハメになってるんですのよ!」

令嬢らしい高貴な者の言動をする方がフローラさん。やたらとスキンシップの多い殿方のように美しい方がエルサさん。

三人とも銀級の冒険者で、駆け出しの頃はよくアミィさんのお世話になったらしい。

「みんなの実力なら手頃な依頼で稼げると思うけど」

「聞いてくださいましアミィさん!このへっぽこリーダーときたらロクでもない依頼ばかり拾ってきますのよ!

おかげで収益よりも被害総額の方が大きくて一向に貯蓄が増えませんの!」

「ぶー仕方ないじゃんかー!最近帝国がきな臭いせいで稼ぎの良い依頼は取り合いになってるんだしさぁ」

帝国の名を聞けば嫌でも体がピリつく。それはアミィさんも同じだろう。

貴女と彼女の故郷は、帝国によって滅ぼされたのだから。

「んでさぁ、アミィはなんで最近ずっと留守にしてた訳?里帰りとかー?」

アミィはそう問われ…


安価下

1、正直に答える
2、真実は伝えない
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 14:16:14.32 ID:+JL2rdA+O
2
43 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 14:37:32.58 ID:jUjc2DdB0
「薬草を採取する依頼だったんだけどね、帝国が山の通り道に検問を敷いてて、

だから通れる道を探してたら随分遅くなっちゃったの。ミルちゃんたちとはその時に知り合ったのよ」

アミィさんは何も嘘は言っていない。ただ故郷であるエルフの集落が焼かれ滅びた事実を伝えなかっただけだ。

「そうなんだー大変だったねー!」

「まったく帝国の連中には呆れるね。ここは彼らの領土という訳でもないのに」

「最近はよろしくない噂の多い国ですのも。所詮皇帝の独裁国家…彼が亡くなればすぐにでも瓦解致しますわ」

当然の話だが彼女たちは合成魔獣の事は何も知らないようだ。

もし知っているならこんな悠長に危機感の薄い事は言っていられない。



「アミィはしばらくこの街にいるんでしょ?だったらあーしらと一緒に今から依頼受けない?

ね!お願い!仮加入でいいから!ねぇねぇお願いお願い!ミルクも一緒でいいからさぁ!」

「え、あの…」

「ミルちゃんは荒事が得意じゃないの。悪いけどまた別の日にね」

「ちぇー」

「失礼ですわよパラピノ!申し訳ございまんアミィさん、わたくし共の馬鹿リーダーが失礼な事を!

ほら、貴女も頭を下げなさい!」

「やーだ!天才は軽々しく人に頭垂れないもん!」

「なぁにが天才ですの!礼節を弁えまい者など凡愚以下ですわ!」

「…お二人ともいつもこうなのですか?」

「そうだよ。二人は大の仲良しだからねぇ」



そうして話もそこそこに、貴女とアミィは土塊の魔女クランを後にする。

途中酔いから目を醒ましたフウラさんがふらつきながらギルドの宿屋へと去っていった。

「なんか困ったらいつでもあーしらのこと頼っていいかんねー!」



「良い人たちでしたね。少し、個性的でしたけど………アミィさん」

「…私の里の事、気づかれちゃったかしら」

「えっ…?」

「ああ見えてパラちゃんって結構鋭いから、気を使ってくれたのかも…だとしたら悪いことしちゃったかもね」

貴女には戦士としての心得も勘もない。ただ3人の愉快な人達という認識しか抱かなかった。

貴女の騎士なら…シャルフィリアなら感じ方も違ったのかもしれないが。

「ごめんなさい考えすぎよね。さあ次はどこに行こうかしら」


安価下

1、市場
2、冒険者クラン『土塊の魔女』(今日はもう行った)
3、道具屋
4、教会
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 14:40:30.89 ID:aQvFtIYaO
1
45 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 15:07:49.57 ID:jUjc2DdB0
「わぁぁ…!」

貴女は思わず感嘆の声を漏らす。

街の中央商業都市部へと訪れた貴女は、その賑わい方にた驚愕と興奮をするばかり。

アドラステアでも城下町を頻繁に訪れ、大陸有数の物流を目の当たりにした経験を持つ貴女だが、

ここソルシエールの都は故郷のそれとは明らかに違う。

ある種洗練され整った流通の要であったアドラステアと異なり、見渡す限り人と物で溢れかえっている。

何もかもが雑多に、大量に。『欲しい』という剥き出しの欲望を隠す気もなく曝け出している…熱気と活力に満ちた市場。

怪盗騒ぎの時に訪れた街もそれなりだったが、ここは最早街ではなく小国の規模感に相当する。

「凄いわよね。私も初めて来た時は里との違いに腰を抜かしそうになったもの。はぐれちゃ駄目よ」

「は、はい!」

目を輝かせ色んな店へ走りたいのは山々だが、これほど人が多ければ邪な考えを持つ者も少なくはないだろう。

アミィとはぐれぬよう、貴女はしっかりと彼女の手を握り市場の喧騒へ足を踏み入れた。


コンマ下
70より上なら上質な道具屋を見つける
70以下ならそこそこの武器屋を見つける
50以下なら美味しそうな出店を見つける
30以下ならぼったくりの店に捕まる
10以下かゾロ目ならアミィとはぐれる
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 15:12:03.18 ID:t0Qpk+vw0
どれどれ
47 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 15:34:59.30 ID:jUjc2DdB0
煌びやかな金品の並ぶ店、見たことも無い動物の肉が吊られている店、武具の数々が乱暴に並べられている店。

どこを向いても見たことのないモノ、濁流のように行き交う人々。貴女が人慣れしていなければ眩暈がしている所だ。

「そこのお嬢さん!良かったらウチの店を見て行かないかい!」

唐突に、行く手に割って入った客引きらしき男が強引に貴女の肩に手を置き、自分の店へと誘導し始める。

「ミルちゃん!?」

そうやって貴女が引っ張られれば、手を繋いでいるアミィも引かれるのは極自然な話。

客引きは「お時間は取らせません」「すぐに終わります」だのと並べて貴女に反論の隙を与えず、あっという間に自分たちの店まで貴女たちを連れ込んだ。

そこは…


安価下

1、食べ物の店(どんな食べ物が売られているかも記入してください)
2、道具屋
3、大人の玩具屋
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 15:36:07.71 ID:n4G7TqauO
やはり3
49 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 15:45:56.58 ID:jUjc2DdB0
「どうですこの品揃え!ソルシエールでもここまで幅広い名品をこのお値打ち価格!

他には真似できない名品ばかりだと自負しておりますですはい!」

「なんですか、これ……?」

貴女が見たことも無いモノが大量に陳列されている。

品物には名前と値段だけで使い方だとかはどこにも記されていない。

中には微量の魔力を帯びたモノも存在するようだが、なんにしても貴女にはそれらが何を目的としたモノなのか見当もつかない。

「アミィさん、これって」

貴女はアミィさんならば知っているはずだと意見を求めた


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、下品なモノにうんざりしている
2、顔を赤らめて目を反らしている
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 15:49:43.81 ID:+39p9MmgO
2
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 15:54:56.41 ID:d9VWqP/SO
2
52 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 16:01:33.59 ID:jUjc2DdB0
「…」

「アミィさん?これらは一体何なのでしょうか?」

「ミ、ミルちゃん…こういうのはその、あまり……」

だが博識だろうアミィの返事は煮え切らないもので、貴女の満足するような答えは得られそうもない。

「おやお客さんひょっとして初めてですか?」

「そいつは勿体ない。宝持ち腐れってやつですよ!」

「はぁ………?」

意図が分からず男の行動を呆然と眺めている貴女に店番の一人がおもむろに近づき……


コンマ下
アミィの数値


コンマ下
男の数値


数の大きな方が勝ちます。ゾロ目に関するルールは戦闘と同様。
アミィには+15の補正が付いています。本来はもっと大きな数値ですが選択肢により弱体化しています
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 16:06:59.70 ID:t0Qpk+vw0
ぐへへ
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 16:24:55.29 ID:kQVibPquO
えい
55 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 16:40:17.96 ID:jUjc2DdB0
「その体にたっぷりと教え、いでででで!!?」

「もうそこまでにしてくれる?」

貴女に伸びていた男の腕をアミィさんが掴んで捻り上げる。

男の背丈は控え目に言っても中々のモノだったが、アミィさんはまるで相手にならないと言った感じで男の人を跳ね除けた。

「相場は知らないけど、これはどこからどう見ても法外な価格ね。

100万歩譲ってこんなのが必要になったとしても、貴方たちのお世話になることは無いと思うわ」

「おいおいお客さんやってくれたなぁ!」

「い、いでぇ!腕が折れちまったぁ」

「こいつはたっぷりと賠償してもらわねぇとなあ!」




「ずびばぜんでびだ…」

「分かればいいの。あんまり市場で騒ぎを起こしたくないから…分かってくれるかしら?」

「ば、ばびっ…」

そういう輩だったお店の人たちは、素手のアミィさんに手も足も出ずボコボコに叩きのめされていた。

「物分かりが良いのは素晴らしいわ。それに免じて自警団に報告するのは止してあげる。

もう二度とこんなことしちゃ駄目よ」

「ば、がりがどうごばいざじだ…!」

まるで物語に出てくるかませ犬のように、男たちは土下座し逃げ去っていった。

「…ふぅ、ごめんねミルちゃん。店に来る前に止められれば一番良かったんだけど」

「い、いえ。助かりました。ありがとうございます」

「んーちょっと日が傾いてきたし今日の所は戻ろっか」

「はい!あの……ところでさっきのお店は何を売っていたのでしょうか」

「……………………………お姉ちゃん気にしない方が良いと思うわ」

アミィさんはそれ以上聞いても答えてくれなかった。
56 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/19(日) 16:40:51.68 ID:jUjc2DdB0
本日の更新はここまでにします。
続きはまた次の土曜日で。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/19(日) 16:51:04.38 ID:t0Qpk+vw0
うーん残念
乙でした
58 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 13:59:24.49 ID:PdxiPZEw0





「よく眠れた?」

「おかげ様で……」

アミィに寝るよう説得された貴女は、心労と疲弊の相乗効果であっという間に睡魔に屈し、

夕方まで爆睡しきっていて、帰って来たミルクたちに優しく揺さぶられ目を醒ましたという次第だった。

体力の回復は望ましい事だが、直に触られるまで眠ったままとは…

「気に病むことはありません我が騎士。常に気を張っていれば良いというものではありません…と以前貴女が教えてくれた事ですよ」

「姫様…ありがとうございます。今後は一層の──」

「はいはいそういうのは置いといてご飯にしましょ。シャルちゃんもお腹空いてるみたいだし」

…確かに、かなり空腹状態だった。

「うー……気持ち悪い」

その後、なぜか二日酔いの只中にあったフウラとも合流し4人で夕食を…貴女にとっては朝食を共にした。
59 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 14:06:51.86 ID:PdxiPZEw0



「どういうことででしょうか」

「言葉通りの意味です。現在ギルクド公国並びに諸外国との経路が封鎖されていまして…」

食後、貴女とフウラはギルドの上級職員と話し合い旅程を取り決める算段だった。

この街は物流が激しい。馬車でキャラバン隊にでも紛れれば帝国に見つかる可能性は限りなく零に近づく。

それをアテにしてここまで辿り着いたのだが。

「アミィさんが戻られる数日前から、ソルシエールから他の街への街道が封鎖されています。我々もほとほと困り果てておりました」

上級職員は溜息と共に肩を落とす。彼らにとっても物流の一端が滞るのは重大な不測の事態なのだろう。


聞けばその原因となっているのは魔獣の異常活発と大規模な盗賊団による街道封鎖の二つ。

一つだけなら冒険者の多いこの街の事だ。対処のしようもあっただろう。

だが僅か数日の間に街を揺るがしかねない問題の併発………流石に偶然と切って捨てるには色々と出来過ぎている話だ。

「シャルちゃん、これって」

「ああ。ほぼ間違いなく帝国の差し金だろうな」

ソルシエールは聖王国を失った今、以前よりも物流の要として大きな価値を持つ街になりつつある。

いくら帝国でも領土外の街を包囲し、街道を封鎖すれば他三国から制裁と言う名の集中攻撃は避けられない。

だから今回は表向き関係のないモノたちに貴女たちの亡命経路を潰させているのだろう。

「すぐに討伐隊を編成できませんか?可能ならそこに私たちも加わって…」

「心強い限りですが、何分事態が事態な為中々話がまとまらず……」

実入りが大きいとは言っても大規模の事案が重なれば、己の身やクランの安全を第一に考えるのが常識だろう。

それに発生して数日の事案なら腕利きの冒険者たちを呼び戻すにはまだまだ時を要するはず。

「…目下問題なのはどちらでしょうか」

貴女がそう尋ねると、上級職員は少しの間目を丸くした後、意を決して話し出す。

「差し迫った脅威なのは───」


安価下

1、魔獣の異常発生
2、盗賊団による街道封鎖
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 14:14:31.45 ID:yYSCBEeA0
1
61 :上の安価を取った方も参加可能です ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 14:21:50.63 ID:PdxiPZEw0
「やはり、目下最大の脅威は大量発生している魔獣の方でしょう。盗賊団と違い魔獣たちはいつ街にまで攻め込んでくるか予想もつきません」

「無理もないわ。魔獣学者にも予想できない現象でしょうし」

「それで、その魔獣とはどのような…?」

貴女の問いに頷いた上級職員が、報告書を広げて見せる。





魔獣生成安価です。下1〜3でコンマの高いものを採用。
長すぎず短すぎない感じでお願いします。

合成ではない野良の魔獣なので人の姿もなければ、本能だけで知性もほとんどありません。
しかし帝国の手により何らかの手が加えられていると思われるので、それらの常識は完璧には当てはまらない。


※合成魔獣で言う所の下級か中級未満のような戦闘力。ただし数が異様に多いこと前提
※中出しの手段が必須で、アナルのみを責める合成魔獣はNG


【魔獣名】
【容姿】
【能力】
【弱点】無い場合はコンマ判定時-5
【交尾方法】合成魔獣で言う所の性癖項目と同じ
【備考】


↓コピペ用
【魔獣名】
【容姿】
【能力】
【弱点】
【交尾方法】
【備考】
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 14:42:06.78 ID:yYSCBEeA0
【魔獣名】ゴルトリス
【容姿】2メートル程の金色の嘴に牙が生えた鶏の様な姿
【能力】金色のブレスを吐き、当たった相手を全裸にして金ピカに変え、発情させる。当て続けると胸や性器以外を黄金像のように固める事ができる。
【弱点】金色の物に過敏に反応する
【交尾方法】金ピカになった相手を犯す
【備考】自分と同じ金色の相手を孕ませる雌と認識するが犯した後はその雌をコレクションのように大事にする。
鳴き声はかなり喧しく近距離で聞くと少しの間動けなくなる程
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 14:57:55.48 ID:hNMQXpVXO
【魔獣名】ガジュマル
【容姿】雄。首が無く体に埋没するように顔があり赤い五つの多眼、鼻がなく鮫のような鋭い牙がある。2mほどで腕は膝くらいあり長い、体は全体的に黒色。二足歩行
【能力】単純に素早い。サーモグラフィのような視界を持っていて夜に強い
【弱点】視界のせいで熱源に紛れられると生き物も色が同化してしまい見えづらくなる
【交尾方法】ガツガツとケダモノセックス
【備考】夜行性。普段は洞窟などにいて大人しいが発情期になると子孫を残すために女を拐いに来る。ステルス性能が高く暗闇に紛れての狩りが得意
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 15:07:21.75 ID:Hw/NmnA60
【魔獣名】吸悦虫
【容姿】拳くらいのウジみたいな虫。口が丸く吸着しやすいつくり。触手のような者も出す
【能力】吸われると生気を吸収される上に強い快楽を感じる
【弱点】火に弱い
【交尾方法】全身に無数で張り付き口で吸う。吸った生気を栄養にして穴には触手をねじ込んで卵を産む
【備考】集団で群れる虫、森の奥に基本はいる
65 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 15:17:09.53 ID:PdxiPZEw0
>>62に決まりました
66 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 15:27:18.39 ID:PdxiPZEw0
「ゴルトリスの群れです」

「ゴルトリス、ですか…」

貴女は眉を顰める。

ゴルトリスは基本的に自分のテリトリーに侵入した獲物を襲う鳥型の魔獣で、

希少な部類で数は少なく身や嘴が高値で取引される事もある。貴女は以前、聖王国の端に出没した老個体を討伐したことがある程度。

その後調べた限りでも素材や希少性に関した記述がある程度で、戦い方の本質までは分からなった。

(こんなことならもっと詳しく調べておくのだった…)

「ええ。ゴルトリスがソルシエール周辺にまで縄張りを拡大し、郊外の農村の一部を壊滅させ今も居座っております」

ゴルトリスは希少な存在であり、実戦経験を積んだ冒険者も少ない。それが異常に獰猛になって群れを形成しているなら厄介極まりないだろう。

「その魔獣の討伐。是非わたしに任せていただきたい」

「私も行くわ。当然フウラも連れて行くとして…」

これまでは相手が一体だったが故に数で優位に立てたが、群れともなれば少なく見積もって10体以上はいるだろう。

未知の魔獣相手に最悪包囲されればどうなるか…ギガントボアを思い出し背筋に怖気が奔る。

貴女は…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、土塊の魔女に応援を求める(この戦いの安否によっては盗賊戦に参加できない可能性アリ)
2、3人でゴルトリスの群れを殲滅する
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 15:31:21.08 ID:Hw/NmnA60
2
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 15:34:28.47 ID:hEsQhlKz0
2
69 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 15:41:28.27 ID:PdxiPZEw0
昨日であったパラピノとその仲間たちも加われば……そんな考えが頭を過るが思い直す。

決して関係値が薄い他人同然だからという理由だけではない。

気が立っている魔獣の群れに大人数で出向くのは得策ではないという理由込みだ。

今はまだその時ではないと貴女の勘が告げている。

討伐決行は…


安価下

1、本日深夜
2、明日の朝
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 15:45:38.99 ID:V5ZIvX/aO
1
71 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 16:07:45.04 ID:PdxiPZEw0
決行は深夜。魔獣とは言ってもその生態の根は動物。

見張りもナシに深夜は全個体が眠りにつくはず…恐らくはだが。

わたしが今夜ゴルトリス殲滅を約束すると、上級職員はそれはそれは喜んでくれた。

彼らにとって貴女は旅人の部外者。それが脅威を解消してくれるなら望外の喜びだろう。






「早く…早く…!」

「いつになくやる気十分なのね」

「当然。ゴルトリスの嘴と爪は禁術の触媒として極上。しかも若い個体のを複数……!」

「くれぐれも油断なさらないでください。奴らの生態は謎が多い」

「勿論分かってる。油断せず用心しながら採取する」

「だから…採取じゃなくて討伐でしょ?」

「分かってる。早く欲しい」

「はぁ…」

微かな月明かりが差し込む森の中、鬱蒼と生い茂る木々により辺りは見通しの悪い暗闇ばかり。

夜目の利く二人の斥候能力が無ければ、夜の森に慣れている貴女と言えど危なかっただろう。




「いた」

ゴルトリスの群れが居ると噂の農村に近づいた時、フウラが静かにそう呟く。

その姿は真剣そのもの。行軍中の研究素材採取に心を躍らせていた陽の心は完全に消え失せ、

これから数多の命を奪う覚悟と決意に満ちていた。

「数は…」


コンマ下
一桁の三倍の数
少なすぎる場合は+されます
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:09:10.16 ID:KmwQZ9b3O
てい
73 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 16:27:28.65 ID:PdxiPZEw0
「16………17……18…………。間違いない、全部で18体。全部寝てる」

「そこまで正確に?」

「寝ている魔獣は生命を害さない感知魔法なら素通し同然。だから自信はある」

「この娘のこういう魔法は凄いから信用に値すると思うわよ?」

「ふ、ふへへ………」

「フウラ殿…?」

「なんでもない。集中して」

「あ、はい」



「問題はここからね。一気に殲滅するにしても18体はちょっと厳しいわね。一塊になってるならまだしも」

「そこそこバラけてる…かと言って完全にバラバラでもない。数体づつ固まってる感じ」

「一体ごとにギガントボアのような強さだと仮定して…3人で一斉に掛かるのを繰り返せばすぐに囲まれる、か」

大まかに作戦を決めてここには来た。だが集合とも散乱とも言い難いゴルトリスの群れ…どう攻撃すべきか。


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、フウラとアミィによる大規模魔法攻撃
何匹かは確定で仕留められる上、混乱している魔獣の各個撃破が狙える。しかしジリ貧に陥る可能性アリ

2、フウラの暗殺術を活用し一体ごとに暗殺
上手くいけば戦闘になることなく殲滅可能。しかし失敗し全個体に起きられた場合、最悪袋叩きになる
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:29:29.35 ID:hZMgBt2ZO
1
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:32:27.57 ID:y2GQeoODO
1
76 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 16:41:01.68 ID:PdxiPZEw0
最悪の自体は包囲され何もできず物量で押しつぶされる事態。

それならば多少のリスクは負ってでも先手を取って可能な限り処す。

「フウラ殿、お願いできますか」

「ん。分かった」

「……今言うことじゃないと思うんだけどね、どうしてずっとシャルちゃんってフウラに敬語なの?」

「えっ…?いや、フウラ殿にはお世話になって…いやそれはアミィも同じなんだが」

「私は良い。敬われるの好き」

「シャルちゃん。貴女さえよければいつでもタメ口でいいからね♪」


作戦開始前の軽い談笑で、いくらか気が解れる。

「さあ、行こう」

その一言で、全員の気が研ぎ澄まされる。


コンマ下
90より上なら1体以外殲滅
90以下なら大半を殲滅
70以下なら半分以上は倒す
50以下なら4割ほど倒す
30以下なら2割程度倒す
10以下かゾロ目なら最悪の事態
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:43:54.44 ID:8q4PpX+40
そりゃ
78 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 17:00:11.93 ID:PdxiPZEw0
「フウラ」 「ん」

二人が片手を翳し合い、手と手の間で二人の魔法が絡まり合って凝縮し、小さな魔力の球が形成される。

見てくれは小さな球状の魔法に過ぎないが、その威力は貴女が想像するだけで身震いする代物だった。

そうやって二人が互いの魔力を合わせて魔法の密度を上げながら、フウラの隠密魔法とアミィの風の結界によって、

ゴルトリスの群れには気配を悟らせないまま奴らの大半を消し飛ばす威力まで高め合う。

無論、この間に敵の襲撃がないとも言い切れない。それを防ぐのが貴女の役割だ。

「クケーーーーーーーーーーッ!!!!!」

「「「!!?」」」

突如、静寂を切り裂くような甲高い鳥の鳴き声が響いたかと思うと、体に尋常ではない痺れが迸る。

なぜかすぐ背後まで迫っていたゴルトリスの1体がその大きすぎる鳴き声を貴女たちに浴びせたのだ。

(何故だッ…!?この距離だぞ!?どうして気づけなかった!反応できなかった!)

あり得ない。突然現れたとした表現できない。

何が理由であっても貴女たちは最大の好機を失ったばかりか、鳴き声による痺れで上手く動けない。

そして勿論鳴き声の意味はそれだけではない。農村で眠っていた他のゴルトリスが一斉に…目を醒ます。

「クケーッ!」「クケケケッ!」「クケッ!?クケッ!」「クケーーーッ!」

(不味い……!一度逃げるか?そもそも逃げ切れるのか!?戦うべきか!?)

絶望的な状況であろうと、貴女の誇りある戦いが幕を開ける。
79 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 17:02:00.54 ID:PdxiPZEw0
戦闘、開始。

シャルフィリアの耐久値は3

ゴルトリスの耐久値は18

行動指示は貴女だけでなくアミィやフウラに出すことも可能です。
貴女の行動しか書かれていない場合は、状況に合わせた行動を取ります。

【ゴルトリスが貴女たち目掛け一斉に集結し始める】

貴女はどうする?
安価下
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 17:14:57.50 ID:Hw/NmnA60
自分が先頭にでて食い止めて、アミィとフウラに援護してもらう
81 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 17:38:01.84 ID:PdxiPZEw0
剣聖+疾風の射手+凍てつく暗殺者:シャルフィリアのコンマに+30
適切戦術:シャルフィリアのコンマに+10
数の暴力:ゴルトリスのコンマに+50
黄金の嘴:ゴルトリスのコンマに+5

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
ゴルトリスの攻撃値
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 17:39:24.83 ID:Hw/NmnA60
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 17:43:03.67 ID:yM1xBvPFO
えい
84 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 18:04:24.83 ID:PdxiPZEw0
しばらく離席します

体力差が凄いですが頑張れば何とかなります
そういう風になります
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 18:11:04.51 ID:Hw/NmnA60
おつ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 18:17:25.48 ID:NJrs4ncY0
せやろか
おつ
87 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:03:56.00 ID:PdxiPZEw0
「クケエエエーッ!」「クケッ!」「クケックケーッ!」

「わたしが食い止める!二人は援護頼む!」

明らかに無謀とも言える提案だがアミィたちにも「無茶だ」と言葉を挟む猶予はない。

一羽ごとに2mはあろうかという怪鳥が羽をバタつかせながら猛然と貴女目掛けやってくる。

貴女は二人の盾になるつもりで跳び出したが、魔獣たちにとって相手が誰でも構わないようだ。

「はああぁっ!」

「クケーーーッ!」

先頭の個体が鋭い嘴を突き出す。だが貴女はレイピアを振るい難なくこの一撃をいなしてみせる。

この瞬間、貴女は確信した。このゴルトリスという魔獣の強さはギガントボアほどではない。

怪鳥たちが数羽の群れなら策を弄するほどの相手でもなかったはずだ。

「クケーッ!」「クケケーッ!」

「ぐっ…!」

何より今問題なのは圧倒的な数的不利。程度の知れた相手でも一人で十八羽を相手取るのは無謀に近い試みだった。

今は目の前の獲物に興奮し我先にと群がってくるが、先程の鳴き声を至近距離から浴びせられれば、一溜りもない。

「でやぁあああ!」

「クゲェッ!?」

最も欲深く貴女を深追いしたゴルトリスの喉笛を貫き、死という反撃で黙らせる。

これでも残りは十七羽。それまで持つとは思えない。

「シャルちゃん!」「ッ!」

左右から意図せず波状攻撃を仕掛けてきた個体に、氷のダガーと矢が突き刺さり悶絶させる。

二人の援護があればまだ拮抗した状況は作れる。

しかしここは開けた農村、絶えず包囲される脅威に晒され続ける。
88 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:05:22.59 ID:PdxiPZEw0
ゴルトリスに1ダメージ!

シャルフィリア耐久値:3

ゴルトリス耐久値:17

【ゴルトリスの何羽かが何かを吹き出そうとしている】

貴女はどうする?
安価下
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:10:45.72 ID:NJrs4ncY0
弱っている奴から確実にトドメを指していく
90 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:17:03.51 ID:PdxiPZEw0
剣聖+疾風の射手+凍てつく暗殺者:シャルフィリアのコンマに+30
各個撃破:シャルフィリアのコンマに+10
数の暴力:ゴルトリスのコンマに+50
黄金の吐息:ゴルトリスのコンマに+10

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
ゴルトリスの攻撃値
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:26:16.64 ID:UIfRalddO
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:40:14.45 ID:rJbpWH9bO
93 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:50:02.91 ID:PdxiPZEw0
今日中に決着までいくつもりでしたが厳しそうなので、半端ですが本日更新はここまでにします
続きはまた明日

コンマ数値が名勝負すぎてちょっと笑ってしまう
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:59:36.43 ID:rJbpWH9bO
草、おつです
95 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 10:51:11.55 ID:EjYjTEtJ0
「クケーッ!」「クッケケー!」

「二人の元へ行かせるか!」

次々飛来するダガーや矢を脅威と判断したのか、何羽かのゴルトリスが貴女を無視しアミィたちへと突き進む。

だがそうはさせまいと貴女が立ち塞がり剣を構える。

「クッケー!」

邪魔をするなとゴルトリスが巨体に物を言わせた体当たりで撥ねようとするも、貴女の剣技によって勢いを完全に殺され、

逆にトドメの一撃を叩き込まれて絶命に至る。

この数羽は二人の援護攻撃によって他個体より弱っていたので、仕留めるのは比較的容易かった。

「クケーッ!」「「クケー!」」

しかしその選択は貴女にとって悪手でもある。二人の防衛を優先した結果、不穏な動きをする三羽のゴルトリスへの警戒が薄れる。

ゴルトリスが胸部を膨張させ、次の瞬間一気に黄金のブレスを貴女目掛け吹きかける。

「っく!」


コンマ下
70以上なら利き手ではない腕が黄色に
70以下なら利き手ではない腕が黄金に固まる
50以下なら両腕が黄金に固まる
30以下なら全裸の金ぴか姿に
10以下かゾロ目なら↑+オナニーですぐ絶頂
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 10:54:50.48 ID:QZfd8bqdO
ぞろり
97 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 11:17:58.92 ID:EjYjTEtJ0
襲い来る黄金ブレスを貴女は瞬時に飛び退くことで全身に浴びる事は避けられた。

しかし三羽分の大量散布は今の布陣で完璧に回避しきれるものではない。

「ぐぁぁっ…!?これは……!♥…っ!」

貴女の両腕は悪趣味な色合いの金色に染まり、それだけに飽き足らず黄金像のように硬化までしてしまった。

両腕を纏っていた軽装備が100年でも経過したかのように脆く崩壊し、黄金の素肌が二の腕まで露わになる。

これでは剣を握る事も出来ない。

「シャルちゃん!」

(これが奴らの力か…!腕が動かないだけならまだしも、体が熱い…!酷い火照りが突然…っ♥)

黄金化に伴って貴女の体は強制的に発情させられている。

「クケックケッ!」

ゴルトリスの群れは既に三羽ほど殺されているにも関わらず、勝利宣言とばかりに勝ち誇っているようだ。

(このままではあと数分と持たない……!)

「アミィ!フウラ殿!さっきの魔法を頼めるか!」

状況を打開する最後の策。最初に試みた二人の魔法による魔獣の殲滅。

先程と違い敵は貴女たちを狩る為完全に密集している状態…広範囲を消し飛ばす魔法なら十分殺し切れるだろう。

「無茶よ!集中する時間なんて……!」

(当然の反応だ。だがどうする?わたしには今、敵の攻撃を躱すことぐらいしかできない…!)

「…」

その時フウラは…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、禁術を使うと決意(重大な代償を支払う事になる)
2、アミィと合体魔法を使う(貴女が時間を稼がなくてならない)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:30:19.77 ID:kbix10XqO
1
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:31:42.16 ID:KV9fAwHi0
2
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:32:32.36 ID:iAeoJZGRO
1
101 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 11:45:51.95 ID:EjYjTEtJ0
「…やむを得ない」

「フウラ?貴女…貴女まさか!?」

「クケケーッ!」

防御もままならない貴女へ先頭のゴルトリスが鉤爪を振り上げる。

「下がって」

「ぅわ!?」

突如、後方から跳び出したフウラが貴女の襟首を掴んで後方へ放り投げる。

その勢いのまま跳び出したフウラのダガーがゴルトリスの両目に突き刺さる。

「クキェーーーーーーーーッ!?」

予想外の痛みに悶絶するゴルトリス。だが魔獣たちの進軍はまるで速度が衰えない。

「アミィ、シャルフィリアと」

それだけ言うと、フウラは逃げるどころか自らゴルトリスの群れへ走り出す。

「フウラ殿何を!」「駄目よフウラ!それだけは!」

フウラは振り返らず、全身から黒い魔力を漲らせ

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」

貴女たちの誰にも聞き取れない詠唱を口にしながら敵陣の中央へ突っ込み…





眩いほどの黒い閃光と共に、次の瞬間農村を消滅させる大爆発が巻き起こった。
102 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 11:56:53.40 ID:EjYjTEtJ0
「ぐがっ!」「きゃあっ!」

気づいた時には森の木に強烈に背を叩きつけられた後だった。

あまりの速度で弾き飛ばされ、受け身を取る暇さえなかった。それ以前に吹き飛ばされた間の記憶もない。

瞬間移動にも等しい速度で吹き飛んだのだろう。

「アミィ…今は一体……」

「…………禁術よ。フウラが禁術で私たちを助けるために…!」

「そんな…!?」

急ぎ農村のあったはずの場所まで走りよると、かつて村が存在しただろう場所には巨大な爆心地と化し、

ゴルトリスの鳴き声も聞こえず、肉片さえも見当たらない。

「フウラ!!」

その穴の中心に、フウラらしき人影が倒れていた。


コンマ下1〜3
80以上の数値の数だけフウラの症状が軽くなります
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:05:05.23 ID:iAeoJZGRO
むむ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:10:08.33 ID:PS2clZhuO
それ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:11:23.14 ID:slOZjHo/O
106 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:23:24.74 ID:EjYjTEtJ0
「フウラ!フウラ!」

アミィは弓を投げ捨て、一心不乱に倒れるフウラの元へ駆けつける。

「ぅ…ぁ………」

「フウラ!…っ!?貴女、足が…!」

「ん………………。問題、な、し……触媒……ほと、んど……で、代償……ぉえ、で……済んだ……」

「馬鹿!何言ってるの!全然無事じゃないわよ!」

爆発の中心にいたにも関わらずフウラの体には傷痕はほとんどなかった。

しかしそれは上半身に限った話。彼女の両膝から下は、合成魔獣が死に至った時のように…塵となって風化しきっている。

「フウラ殿…」

「シャルフィリア……ぃ……全員、無事……」

実際彼女の判断が少しでも遅ければあのまま全員黄金像にされ、ギガントボアの時のように果ての見えない陵辱を受けていただろう。

そうなればソルシエールやミルクたちの安全も脅かされる。故にフウラは瞬時に己より他者の安全を優先したのだ。

その代償に彼女は両足を捧げた。禁術であれば回復・再生魔法でどうにかなる領域ではあるまい。

(恩人に報いるどころか、わたしはまた取り返しのつかない事を……!くそっ、何が剣聖だ!情けない!)


コンマ下
ゾロ目なら不意打ちが…
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:33:44.60 ID:KV9fAwHi0
はーあ
108 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:49:24.59 ID:EjYjTEtJ0
「クケーーーーーーッ!」

突如、爆心地に存在するはずのない鳴き声が背後から轟く。

ゴルトリスの生き残りが、貴女たちを襲わんと体当たりを仕掛けてくる。

咄嗟の事にフウラを抱き上げようとしていたアミィは動けない。だが、貴女は別だ。

「そう来ると思っていた」

ブレスを吐いた個体が死に絶えたことで、貴女の両腕は元通りの機能を取り戻している。

襲い来るより速く、空中に跳び上がった貴女が全体重を乗せ、脳天にレイピアを突き刺した。

「コケケッ…!!?」

「死ね」

ゴルトリスの返り血を浴びながら、驚くほど冷徹に瞬時に最後の一羽の命を終わらせた。

多大な犠牲を払いながらも、貴女たちは……勝利した。
109 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:50:00.89 ID:EjYjTEtJ0
フウラの禁術によりゴルトリスの群れを殲滅しました。
貴女たちの勝利です。
110 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:58:21.00 ID:EjYjTEtJ0
「ありがとうシャルちゃん…助かったわ。駄目ね、私……すっかり気が動転して…」

「無理もない。それより早くフウラ殿を病院へ……ん?」

突き刺したレイピアの先におかしな手応えがある。

訝しんだ貴女はレイピアの先端を器用に動かし、ゴルトリスの肉体内部に埋め込まれた何かを摘出した。

「これは…魔具か?」

「見たことのない刻印が彫られてるわね。偶然飲み込んだって訳でもなさそう」

「となればこれが不意打ちの正体か…」

冒険者ギルドが農村の壊滅を知った時、既に村人は全員殺された後だった。

アミィとフウラの魔法を妨害したのも、禁術の範囲内にいたゴルトリスがなぜか五体無事で貴女に不意打ちを仕掛けたのも、

全てはこの魔具によるものだとするなら辻褄が合う。

恐らく転移の術式が仕掛けられおり、何らかの思考に伴って自動で発動する仕組みだったのだろう。

群れの全個体とはまでは言わずとも、数羽にこの力があるだけで驚異度は飛躍的に増す。

「何にせよこれで帝国の関与はますます疑いようもなくなった訳か」

「まあ彼らに聞いたところで知らないフリを貫くでしょうけどね」

何は兎も角貴女たちは禁術によって消し飛んだ農村跡地を、フウラを安静に背負い帰還した。
111 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 13:15:51.12 ID:EjYjTEtJ0





上級職員に事の顛末を報告すると彼は大層喜んでくれたが、フウラの状態が状態なだけに複雑な心境らしい。

フウラのおかげで直面していた危機の一つは解決された。だがまだ重要な問題が残っている。

盗賊団だ。賊共によって街道が封鎖され物流に大きな狂いが出始めている。貴女たちも帝国を振り切る為にはなんとしてもその街道を通過せねばならない。

その盗賊団とは…



盗賊団生成安価です。下1〜3でコンマの高いものを採用。
長すぎず短すぎない感じでお願いします。

男だらけの盗賊団で、義賊でもなければ可哀想な過去も特にない下種な悪党の集まりであることを前提にお願いします


【盗賊団】〇〇盗賊団、盗賊団××…のような族の名前。漢字でもカタカナでも可
【中核】何らかの魔具を駆使し、盗賊団の中心となっている人物。お頭やその右腕など
【魔具】中核の人物が駆使する魔道具。単なる盗賊団に過ぎない彼らを驚異的存在に押し上げた
【弱点】盗賊団や中核人物の弱点か、魔具そのものの弱点
【性癖】
【備考】賊の特徴等はこちらに。潜伏する拠点に拘りがある場合にも


↓コピペ用
【盗賊団】
【中核】
【魔具】
【弱点】
【性癖】
【備考】
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2026/04/26(日) 14:06:37.78 ID:FsmgkVvqO
【盗賊団】ボルギス盗賊団
【中核】ボルギス(盗賊団の名前にもなっているお頭)
【魔具】拘束の魔具。見た目は拳大の水晶玉。相手に向けてかざすことで相手を様々な形で『拘束』し無力化することが出来る。拘束は物理的だけではなく『身動きが取れない』『自分達に反抗出来ない』といったように精神的な枷をかけることも可能。
【弱点】手で握って使用するので使用時は片手が塞がってしまう。また拘束は遠距離からでも行えるが距離が離れているほど成功率が低い(ただし不意討ちなどで意識の外から行う場合は成功率が上がる)
さらに魔具自体が壊されると拘束が全て無効になる
【性癖】拘束され身動きが取れなくなった女を徹底的に集団で犯し尽くす
【備考】
街道を封鎖している盗賊団。拘束の魔具の力で相手を無力化し、男は殺し女はアジトに連れ帰り自分達の肉便器として使っている
アジトは森の奥の洞窟で、捕まった女達が拘束され日々犯され孕まされ子を産まされている(子供や金になりそうな女は奴隷商に売り飛ばしている)
お頭は筋肉質な髭面の卑劣な性格の巨漢、盗賊団の武器は斧を主体としている
113 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 14:32:03.84 ID:EjYjTEtJ0
14時45分ほどで募集を切り上げます
114 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 14:45:50.62 ID:EjYjTEtJ0
>>112に決まりました
115 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 15:08:36.81 ID:EjYjTEtJ0
ボルギス盗賊団…その名の通り頭目のボルギスに率いられた盗賊団。

ここ最近山賊の残党や罪人の傭兵を取り込み急速に拡大。農村や牧場、キャラバン隊を襲撃し金品を略奪。

その際男であれば躊躇なく殺害し、女であれば性の捌け口としてモノの如く扱い、女子どもを奴隷商に売り飛ばしているらしい。

聖王国周辺にも野盗や山賊のような輩はいたが、それほどまでの盗賊団に遭遇した経験はない。

格下の相手だけを狙い悪事を働いていたのは明白だ。質の悪い……いや良い賊などいる訳はないが、その中でも一際悪質な分類だろう。


ゴルトリスの群れが農村を襲う前日、突如街道一帯を封鎖し、付近の村で悪逆の限りを尽くす。

そうして封鎖している街道に近づいたキャラバン隊や旅人を襲い、殺し犯す。討伐隊を冒険者ギルドが編成していた最中に件の魔獣の群れが出現。

今現在まで対応を後手後手になっているせいで、ボルギス盗賊団は実質野放し、今も街道を塞ぎやりたい放題。


「だが流石に妙な話だ。盗賊がわざわざ街道を封鎖するような真似をすれば冒険者や国の軍隊が黙っていないのは奴らも知らぬ訳はない。

今は奴らにも利があるだろうが、噂が広まれば誰も街道には近づかなくなる。意味がある行為とは思えない」

「出来過ぎたゴルトリスとの同時出現…駐留していた兵士があっさり全滅した事実……その盗賊も帝国の息がかかっている可能性は高そうね」

農村から帰還した翌日。アミィの自室で地図を広げた貴女たちは策を練っている。

「正確な敵の数は不明。魔具の類を所持しているのかも不明」

「街道沿いの森の洞窟を拠点にしてるみたいだけど、細かい見取り図なんかは分からないのよね…どうしましょうかしら」

その時、突如部屋のドアが蹴破られん程の勢いで押し開いた。

「話は聞かせてもらったよ!!」

「エ、エルサ!まずはノックなさいと言ったじゃありませんの!」

「つー訳でアミィ。あーし等にも詳しい話聞かせてよ」

現れたのは冒険者クラン『土塊の魔女』の三人だった。
116 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 15:20:40.41 ID:EjYjTEtJ0






「なるほどね。それで人員が必要な訳か…ふっ、君たちは運が良い!なぜならこのわた─」

「話が進みませんのよ!少しお黙りなさい!」

「みんないいの?かなり危険な戦いになるかもしれないのよ?」

「いーやいや街道塞がったままだと一番困んのはあーし等みたいな冒険者だし、手を貸さない理由ないって。

ってか話の腰折ってごめんだけど、さ……。フウラは、大丈夫?」

「「…」」

貴女が初めて見るパラピノの真剣な表情…横の二人も騒いでいたのが嘘のように静まり返っている。

「……命に別状はないわ。けれど、禁術の代償で、両足が……」

「そっか……」




「勝手に辛気臭くなられても困る」

「!フウラ殿…!もう起きて平気なのですか!?」

部屋に現れたフウラは、車椅子に乗っていた。

当然ながら膝から先には包帯が巻かれ、何もない。

「ん。禁術の反動は肉体の疲労と違う。体力的には問題ない」

「その言い方…もしかして貴女付いてくるなんて言い出すつもりじゃないでしょうね?」

「そのつもり。私も行く」

「駄目よ。足手纏いだわ」

いつになくアミィの言葉は厳しかった。

「問題ない。魔法で足は補える」

「補えた程度の足で今まで通り動けるとでも?少しは冷静になりなさい」

「私は冷静。頭に血が昇ってるとしたらアミィの方」

「なんですって……?」

急速に空気がピリついていく。一触即発の空気が部屋を満たす中貴女は…


安価下

1、成り行きを見守る
2、間に入って止める
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 15:29:22.83 ID:WCVcLHVgO
2
118 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 15:48:29.26 ID:EjYjTEtJ0
「二人ともそこまでだ」

立ち上がって貴女は二人の間に立つ。

「アミィ、フウラ殿を想う気持ちは分かるがその言い方だと要らぬ反発を招くだけだ。フウラ殿もです」

「………はぁ。ごめんねシャルちゃん。ちょっと頭に血が昇ってたわ。フウラもごめんね」

「…私こそ、言いすぎた。ごめんアミィ」

貴女は仲裁に成功したようだ。そもそもが互いを想っての発言がぶつかった結果だ。仲を取り持つのはそう難しくない。

「へぇ…見事なものだね。ひょっとしてどこかのクランリーダーの方なのかな?」

エルサが興味深げに貴女へ探りを入れてくる。聖騎士団でも団員同士の諍いを納める機会は何度となくあった。その経験の応用に過ぎない。

「少し傭兵暮らしが長かったものですので」

「ふぅん…いてっ」

「『ふぅん』じゃありませんわ!ウチのエルサが失礼な物言いをして申し訳ありません」

「いえいえ、お気になさらず」

容姿から言うとフローラが他の二人を振り回しそうなものだが、どうやらミルクから聞いていた通り苦労人らしい。




「フウラの足のことならあーしとフローラに任せてよ。時間は掛かるけど土魔法の応用で良い感じの作れると思うし。

魔力通ってる方がフウラ的にも動かしやすいっしょ?」

「ん。助かる」

「であればすぐにでも支度致します。半日以上は掛かり切りになりますもの」

土塊の魔女の実力はアミィが保証している。頼りにさせてもらえるだろう。

「二人の休息時間も加味して……うん、賊の討伐は明日の夜がいいだろうね」

流石に冒険者だけあって事前準備や役割分担は話が早くて助かる。

その間貴女は…


安価下

1、自室で体力回復に努める
2、ミルクと街を見て回る
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 15:58:41.33 ID:5Pdv/zrp0
1
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 15:58:52.65 ID:6FevbPMeO
2
121 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 16:08:12.81 ID:EjYjTEtJ0
昨日の激戦から一夜明け体力もそれなりに回復したが万全とは言い難い。


「すいません姫様。自分がお傍でお守りすべきなのですが」

「固い事言わなくていいの♪ミルちゃんの安全はお姉ちゃんがしっかり守ってあげる」

「それは、有難い話だが……」

「よろしいのですか?アミィさんもお疲れでしょうに」

「前で体張ったシャルちゃんとフウラと違って、私は後ろから矢撃ってただけだし、

私はほとんど消耗しなかったから、矢の補充ついでに気分転換したかったし丁度いいわ」

実際彼女には気分転換が必要だろう。フウラをギルドの病院に運び込んだ時、酷い顔をしていたのが頭から離れない。

ミルクが向かったのは…


1、市場
2、冒険者クラン『土塊の魔女』
3、道具屋
4、教会
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 16:27:57.38 ID:6FevbPMeO
1
123 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 16:54:54.93 ID:EjYjTEtJ0








「いつ来ても大きな市場ですね」

「本当よね。ここだけ見たら街道の封鎖で物流が鈍ってるなんてまるで嘘みたい…」

途切れることのない行き交う人に、売買される多種多様な品々。

「離れちゃ駄目だからね♪」

「はい」

アミィさんとしっかり手を握り合い、貴女は人の波に身を晒す。




「ここの矢は中々品揃えが良いわね。先に用事済ませちゃうから、ちょっと待っててね」

「分かりました。ごゆっくりどうぞ」

アミィさんがお店の人と話している間、貴女はすることがなく若干手持ち無沙汰に店の中を見回す。

重そうな剣、斧…硬そうな盾に、手投げ用のナイフやダガー……一つでも満足に扱えそうなモノはない。

「おや?こんな所でお会いできるとは」

「アルナさん…!ご無事だったんですね!」

武器屋の中で再会したのはエルフの集落で一度会った行商人アルナさんだった。

彼女は帝国の襲撃の前には里を出ていたので、捕まったり殺されるような事は無いと信じていたが、

こうして無事に再会できたことは喜ばしい限りだ。

「しぶとさこそが商人の取柄ですから。ミルクさんこそご無事でなによりです」




「ほう、盗賊団の退治…これはまた一大事ですね」

「そうなんです。と言ってもわたくしは何もできずただ帰りを待つことしかできませんが」

「何をおっしゃいますか!帰りを待ってくれる人がいるというのはとてもありがたーい事なんですよ!」

「そうなのですか?」

「勿論です。私も大切な人が待ってくれると思えばこそ、大陸中を渡り歩いていられるんです。

…あ、そうだ。私の煙玉、お役に立ちましたか?」

「それはもう!わたくしたちの命と恩人と言っても過言ではありません」

「そうまで言っていただけると私の鼻も高くなっちゃいますねー。それじゃあ今回も再会を祝って何か一品」

「えっ、いいえお支払い致します!二度までタダでなんて──」

「細かいこと気にしない気にしない♪それに人様の店の中で商いなんてしたら私この街の出禁になっちゃいます。

ですからこれは『タダでお譲りするだけ』です。どうぞ貰っちゃってくださいな」

「は、はあ…そうおっしゃるのでしたら」

貴女が受け取ったのは…


安価下1〜4 先に2票集まったモノ

1、守護のお守り
大切な人の致命傷を一度だけ肩代わりできる……と願いが込められた宝石の腕輪

2、乙女のお守り
大切な人を穢そうとする行為を一度だけ跳ね除けられる…と願いが込められた宝石の髪飾り

3、健常のお守り
大切な人の体に起きた異変を一度だけ身代わりになる…と願いが込められた宝石の指輪
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 16:57:46.87 ID:abh0WkK+O
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