【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします

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72 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:09:10.16 ID:KmwQZ9b3O
てい
73 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 16:27:28.65 ID:PdxiPZEw0
「16………17……18…………。間違いない、全部で18体。全部寝てる」

「そこまで正確に?」

「寝ている魔獣は生命を害さない感知魔法なら素通し同然。だから自信はある」

「この娘のこういう魔法は凄いから信用に値すると思うわよ?」

「ふ、ふへへ………」

「フウラ殿…?」

「なんでもない。集中して」

「あ、はい」



「問題はここからね。一気に殲滅するにしても18体はちょっと厳しいわね。一塊になってるならまだしも」

「そこそこバラけてる…かと言って完全にバラバラでもない。数体づつ固まってる感じ」

「一体ごとにギガントボアのような強さだと仮定して…3人で一斉に掛かるのを繰り返せばすぐに囲まれる、か」

大まかに作戦を決めてここには来た。だが集合とも散乱とも言い難いゴルトリスの群れ…どう攻撃すべきか。


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、フウラとアミィによる大規模魔法攻撃
何匹かは確定で仕留められる上、混乱している魔獣の各個撃破が狙える。しかしジリ貧に陥る可能性アリ

2、フウラの暗殺術を活用し一体ごとに暗殺
上手くいけば戦闘になることなく殲滅可能。しかし失敗し全個体に起きられた場合、最悪袋叩きになる
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:29:29.35 ID:hZMgBt2ZO
1
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:32:27.57 ID:y2GQeoODO
1
76 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 16:41:01.68 ID:PdxiPZEw0
最悪の自体は包囲され何もできず物量で押しつぶされる事態。

それならば多少のリスクは負ってでも先手を取って可能な限り処す。

「フウラ殿、お願いできますか」

「ん。分かった」

「……今言うことじゃないと思うんだけどね、どうしてずっとシャルちゃんってフウラに敬語なの?」

「えっ…?いや、フウラ殿にはお世話になって…いやそれはアミィも同じなんだが」

「私は良い。敬われるの好き」

「シャルちゃん。貴女さえよければいつでもタメ口でいいからね♪」


作戦開始前の軽い談笑で、いくらか気が解れる。

「さあ、行こう」

その一言で、全員の気が研ぎ澄まされる。


コンマ下
90より上なら1体以外殲滅
90以下なら大半を殲滅
70以下なら半分以上は倒す
50以下なら4割ほど倒す
30以下なら2割程度倒す
10以下かゾロ目なら最悪の事態
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 16:43:54.44 ID:8q4PpX+40
そりゃ
78 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 17:00:11.93 ID:PdxiPZEw0
「フウラ」 「ん」

二人が片手を翳し合い、手と手の間で二人の魔法が絡まり合って凝縮し、小さな魔力の球が形成される。

見てくれは小さな球状の魔法に過ぎないが、その威力は貴女が想像するだけで身震いする代物だった。

そうやって二人が互いの魔力を合わせて魔法の密度を上げながら、フウラの隠密魔法とアミィの風の結界によって、

ゴルトリスの群れには気配を悟らせないまま奴らの大半を消し飛ばす威力まで高め合う。

無論、この間に敵の襲撃がないとも言い切れない。それを防ぐのが貴女の役割だ。

「クケーーーーーーーーーーッ!!!!!」

「「「!!?」」」

突如、静寂を切り裂くような甲高い鳥の鳴き声が響いたかと思うと、体に尋常ではない痺れが迸る。

なぜかすぐ背後まで迫っていたゴルトリスの1体がその大きすぎる鳴き声を貴女たちに浴びせたのだ。

(何故だッ…!?この距離だぞ!?どうして気づけなかった!反応できなかった!)

あり得ない。突然現れたとした表現できない。

何が理由であっても貴女たちは最大の好機を失ったばかりか、鳴き声による痺れで上手く動けない。

そして勿論鳴き声の意味はそれだけではない。農村で眠っていた他のゴルトリスが一斉に…目を醒ます。

「クケーッ!」「クケケケッ!」「クケッ!?クケッ!」「クケーーーッ!」

(不味い……!一度逃げるか?そもそも逃げ切れるのか!?戦うべきか!?)

絶望的な状況であろうと、貴女の誇りある戦いが幕を開ける。
79 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 17:02:00.54 ID:PdxiPZEw0
戦闘、開始。

シャルフィリアの耐久値は3

ゴルトリスの耐久値は18

行動指示は貴女だけでなくアミィやフウラに出すことも可能です。
貴女の行動しか書かれていない場合は、状況に合わせた行動を取ります。

【ゴルトリスが貴女たち目掛け一斉に集結し始める】

貴女はどうする?
安価下
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 17:14:57.50 ID:Hw/NmnA60
自分が先頭にでて食い止めて、アミィとフウラに援護してもらう
81 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 17:38:01.84 ID:PdxiPZEw0
剣聖+疾風の射手+凍てつく暗殺者:シャルフィリアのコンマに+30
適切戦術:シャルフィリアのコンマに+10
数の暴力:ゴルトリスのコンマに+50
黄金の嘴:ゴルトリスのコンマに+5

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
ゴルトリスの攻撃値
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 17:39:24.83 ID:Hw/NmnA60
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 17:43:03.67 ID:yM1xBvPFO
えい
84 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 18:04:24.83 ID:PdxiPZEw0
しばらく離席します

体力差が凄いですが頑張れば何とかなります
そういう風になります
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 18:11:04.51 ID:Hw/NmnA60
おつ
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 18:17:25.48 ID:NJrs4ncY0
せやろか
おつ
87 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:03:56.00 ID:PdxiPZEw0
「クケエエエーッ!」「クケッ!」「クケックケーッ!」

「わたしが食い止める!二人は援護頼む!」

明らかに無謀とも言える提案だがアミィたちにも「無茶だ」と言葉を挟む猶予はない。

一羽ごとに2mはあろうかという怪鳥が羽をバタつかせながら猛然と貴女目掛けやってくる。

貴女は二人の盾になるつもりで跳び出したが、魔獣たちにとって相手が誰でも構わないようだ。

「はああぁっ!」

「クケーーーッ!」

先頭の個体が鋭い嘴を突き出す。だが貴女はレイピアを振るい難なくこの一撃をいなしてみせる。

この瞬間、貴女は確信した。このゴルトリスという魔獣の強さはギガントボアほどではない。

怪鳥たちが数羽の群れなら策を弄するほどの相手でもなかったはずだ。

「クケーッ!」「クケケーッ!」

「ぐっ…!」

何より今問題なのは圧倒的な数的不利。程度の知れた相手でも一人で十八羽を相手取るのは無謀に近い試みだった。

今は目の前の獲物に興奮し我先にと群がってくるが、先程の鳴き声を至近距離から浴びせられれば、一溜りもない。

「でやぁあああ!」

「クゲェッ!?」

最も欲深く貴女を深追いしたゴルトリスの喉笛を貫き、死という反撃で黙らせる。

これでも残りは十七羽。それまで持つとは思えない。

「シャルちゃん!」「ッ!」

左右から意図せず波状攻撃を仕掛けてきた個体に、氷のダガーと矢が突き刺さり悶絶させる。

二人の援護があればまだ拮抗した状況は作れる。

しかしここは開けた農村、絶えず包囲される脅威に晒され続ける。
88 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:05:22.59 ID:PdxiPZEw0
ゴルトリスに1ダメージ!

シャルフィリア耐久値:3

ゴルトリス耐久値:17

【ゴルトリスの何羽かが何かを吹き出そうとしている】

貴女はどうする?
安価下
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:10:45.72 ID:NJrs4ncY0
弱っている奴から確実にトドメを指していく
90 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:17:03.51 ID:PdxiPZEw0
剣聖+疾風の射手+凍てつく暗殺者:シャルフィリアのコンマに+30
各個撃破:シャルフィリアのコンマに+10
数の暴力:ゴルトリスのコンマに+50
黄金の吐息:ゴルトリスのコンマに+10

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
ゴルトリスの攻撃値
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:26:16.64 ID:UIfRalddO
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:40:14.45 ID:rJbpWH9bO
93 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/25(土) 20:50:02.91 ID:PdxiPZEw0
今日中に決着までいくつもりでしたが厳しそうなので、半端ですが本日更新はここまでにします
続きはまた明日

コンマ数値が名勝負すぎてちょっと笑ってしまう
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/25(土) 20:59:36.43 ID:rJbpWH9bO
草、おつです
95 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 10:51:11.55 ID:EjYjTEtJ0
「クケーッ!」「クッケケー!」

「二人の元へ行かせるか!」

次々飛来するダガーや矢を脅威と判断したのか、何羽かのゴルトリスが貴女を無視しアミィたちへと突き進む。

だがそうはさせまいと貴女が立ち塞がり剣を構える。

「クッケー!」

邪魔をするなとゴルトリスが巨体に物を言わせた体当たりで撥ねようとするも、貴女の剣技によって勢いを完全に殺され、

逆にトドメの一撃を叩き込まれて絶命に至る。

この数羽は二人の援護攻撃によって他個体より弱っていたので、仕留めるのは比較的容易かった。

「クケーッ!」「「クケー!」」

しかしその選択は貴女にとって悪手でもある。二人の防衛を優先した結果、不穏な動きをする三羽のゴルトリスへの警戒が薄れる。

ゴルトリスが胸部を膨張させ、次の瞬間一気に黄金のブレスを貴女目掛け吹きかける。

「っく!」


コンマ下
70以上なら利き手ではない腕が黄色に
70以下なら利き手ではない腕が黄金に固まる
50以下なら両腕が黄金に固まる
30以下なら全裸の金ぴか姿に
10以下かゾロ目なら↑+オナニーですぐ絶頂
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 10:54:50.48 ID:QZfd8bqdO
ぞろり
97 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 11:17:58.92 ID:EjYjTEtJ0
襲い来る黄金ブレスを貴女は瞬時に飛び退くことで全身に浴びる事は避けられた。

しかし三羽分の大量散布は今の布陣で完璧に回避しきれるものではない。

「ぐぁぁっ…!?これは……!♥…っ!」

貴女の両腕は悪趣味な色合いの金色に染まり、それだけに飽き足らず黄金像のように硬化までしてしまった。

両腕を纏っていた軽装備が100年でも経過したかのように脆く崩壊し、黄金の素肌が二の腕まで露わになる。

これでは剣を握る事も出来ない。

「シャルちゃん!」

(これが奴らの力か…!腕が動かないだけならまだしも、体が熱い…!酷い火照りが突然…っ♥)

黄金化に伴って貴女の体は強制的に発情させられている。

「クケックケッ!」

ゴルトリスの群れは既に三羽ほど殺されているにも関わらず、勝利宣言とばかりに勝ち誇っているようだ。

(このままではあと数分と持たない……!)

「アミィ!フウラ殿!さっきの魔法を頼めるか!」

状況を打開する最後の策。最初に試みた二人の魔法による魔獣の殲滅。

先程と違い敵は貴女たちを狩る為完全に密集している状態…広範囲を消し飛ばす魔法なら十分殺し切れるだろう。

「無茶よ!集中する時間なんて……!」

(当然の反応だ。だがどうする?わたしには今、敵の攻撃を躱すことぐらいしかできない…!)

「…」

その時フウラは…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、禁術を使うと決意(重大な代償を支払う事になる)
2、アミィと合体魔法を使う(貴女が時間を稼がなくてならない)
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:30:19.77 ID:kbix10XqO
1
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:31:42.16 ID:KV9fAwHi0
2
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 11:32:32.36 ID:iAeoJZGRO
1
101 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 11:45:51.95 ID:EjYjTEtJ0
「…やむを得ない」

「フウラ?貴女…貴女まさか!?」

「クケケーッ!」

防御もままならない貴女へ先頭のゴルトリスが鉤爪を振り上げる。

「下がって」

「ぅわ!?」

突如、後方から跳び出したフウラが貴女の襟首を掴んで後方へ放り投げる。

その勢いのまま跳び出したフウラのダガーがゴルトリスの両目に突き刺さる。

「クキェーーーーーーーーッ!?」

予想外の痛みに悶絶するゴルトリス。だが魔獣たちの進軍はまるで速度が衰えない。

「アミィ、シャルフィリアと」

それだけ言うと、フウラは逃げるどころか自らゴルトリスの群れへ走り出す。

「フウラ殿何を!」「駄目よフウラ!それだけは!」

フウラは振り返らず、全身から黒い魔力を漲らせ

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」

貴女たちの誰にも聞き取れない詠唱を口にしながら敵陣の中央へ突っ込み…





眩いほどの黒い閃光と共に、次の瞬間農村を消滅させる大爆発が巻き起こった。
102 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 11:56:53.40 ID:EjYjTEtJ0
「ぐがっ!」「きゃあっ!」

気づいた時には森の木に強烈に背を叩きつけられた後だった。

あまりの速度で弾き飛ばされ、受け身を取る暇さえなかった。それ以前に吹き飛ばされた間の記憶もない。

瞬間移動にも等しい速度で吹き飛んだのだろう。

「アミィ…今は一体……」

「…………禁術よ。フウラが禁術で私たちを助けるために…!」

「そんな…!?」

急ぎ農村のあったはずの場所まで走りよると、かつて村が存在しただろう場所には巨大な爆心地と化し、

ゴルトリスの鳴き声も聞こえず、肉片さえも見当たらない。

「フウラ!!」

その穴の中心に、フウラらしき人影が倒れていた。


コンマ下1〜3
80以上の数値の数だけフウラの症状が軽くなります
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:05:05.23 ID:iAeoJZGRO
むむ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:10:08.33 ID:PS2clZhuO
それ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:11:23.14 ID:slOZjHo/O
106 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:23:24.74 ID:EjYjTEtJ0
「フウラ!フウラ!」

アミィは弓を投げ捨て、一心不乱に倒れるフウラの元へ駆けつける。

「ぅ…ぁ………」

「フウラ!…っ!?貴女、足が…!」

「ん………………。問題、な、し……触媒……ほと、んど……で、代償……ぉえ、で……済んだ……」

「馬鹿!何言ってるの!全然無事じゃないわよ!」

爆発の中心にいたにも関わらずフウラの体には傷痕はほとんどなかった。

しかしそれは上半身に限った話。彼女の両膝から下は、合成魔獣が死に至った時のように…塵となって風化しきっている。

「フウラ殿…」

「シャルフィリア……ぃ……全員、無事……」

実際彼女の判断が少しでも遅ければあのまま全員黄金像にされ、ギガントボアの時のように果ての見えない陵辱を受けていただろう。

そうなればソルシエールやミルクたちの安全も脅かされる。故にフウラは瞬時に己より他者の安全を優先したのだ。

その代償に彼女は両足を捧げた。禁術であれば回復・再生魔法でどうにかなる領域ではあるまい。

(恩人に報いるどころか、わたしはまた取り返しのつかない事を……!くそっ、何が剣聖だ!情けない!)


コンマ下
ゾロ目なら不意打ちが…
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 12:33:44.60 ID:KV9fAwHi0
はーあ
108 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:49:24.59 ID:EjYjTEtJ0
「クケーーーーーーッ!」

突如、爆心地に存在するはずのない鳴き声が背後から轟く。

ゴルトリスの生き残りが、貴女たちを襲わんと体当たりを仕掛けてくる。

咄嗟の事にフウラを抱き上げようとしていたアミィは動けない。だが、貴女は別だ。

「そう来ると思っていた」

ブレスを吐いた個体が死に絶えたことで、貴女の両腕は元通りの機能を取り戻している。

襲い来るより速く、空中に跳び上がった貴女が全体重を乗せ、脳天にレイピアを突き刺した。

「コケケッ…!!?」

「死ね」

ゴルトリスの返り血を浴びながら、驚くほど冷徹に瞬時に最後の一羽の命を終わらせた。

多大な犠牲を払いながらも、貴女たちは……勝利した。
109 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:50:00.89 ID:EjYjTEtJ0
フウラの禁術によりゴルトリスの群れを殲滅しました。
貴女たちの勝利です。
110 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 12:58:21.00 ID:EjYjTEtJ0
「ありがとうシャルちゃん…助かったわ。駄目ね、私……すっかり気が動転して…」

「無理もない。それより早くフウラ殿を病院へ……ん?」

突き刺したレイピアの先におかしな手応えがある。

訝しんだ貴女はレイピアの先端を器用に動かし、ゴルトリスの肉体内部に埋め込まれた何かを摘出した。

「これは…魔具か?」

「見たことのない刻印が彫られてるわね。偶然飲み込んだって訳でもなさそう」

「となればこれが不意打ちの正体か…」

冒険者ギルドが農村の壊滅を知った時、既に村人は全員殺された後だった。

アミィとフウラの魔法を妨害したのも、禁術の範囲内にいたゴルトリスがなぜか五体無事で貴女に不意打ちを仕掛けたのも、

全てはこの魔具によるものだとするなら辻褄が合う。

恐らく転移の術式が仕掛けられおり、何らかの思考に伴って自動で発動する仕組みだったのだろう。

群れの全個体とはまでは言わずとも、数羽にこの力があるだけで驚異度は飛躍的に増す。

「何にせよこれで帝国の関与はますます疑いようもなくなった訳か」

「まあ彼らに聞いたところで知らないフリを貫くでしょうけどね」

何は兎も角貴女たちは禁術によって消し飛んだ農村跡地を、フウラを安静に背負い帰還した。
111 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 13:15:51.12 ID:EjYjTEtJ0





上級職員に事の顛末を報告すると彼は大層喜んでくれたが、フウラの状態が状態なだけに複雑な心境らしい。

フウラのおかげで直面していた危機の一つは解決された。だがまだ重要な問題が残っている。

盗賊団だ。賊共によって街道が封鎖され物流に大きな狂いが出始めている。貴女たちも帝国を振り切る為にはなんとしてもその街道を通過せねばならない。

その盗賊団とは…



盗賊団生成安価です。下1〜3でコンマの高いものを採用。
長すぎず短すぎない感じでお願いします。

男だらけの盗賊団で、義賊でもなければ可哀想な過去も特にない下種な悪党の集まりであることを前提にお願いします


【盗賊団】〇〇盗賊団、盗賊団××…のような族の名前。漢字でもカタカナでも可
【中核】何らかの魔具を駆使し、盗賊団の中心となっている人物。お頭やその右腕など
【魔具】中核の人物が駆使する魔道具。単なる盗賊団に過ぎない彼らを驚異的存在に押し上げた
【弱点】盗賊団や中核人物の弱点か、魔具そのものの弱点
【性癖】
【備考】賊の特徴等はこちらに。潜伏する拠点に拘りがある場合にも


↓コピペ用
【盗賊団】
【中核】
【魔具】
【弱点】
【性癖】
【備考】
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2026/04/26(日) 14:06:37.78 ID:FsmgkVvqO
【盗賊団】ボルギス盗賊団
【中核】ボルギス(盗賊団の名前にもなっているお頭)
【魔具】拘束の魔具。見た目は拳大の水晶玉。相手に向けてかざすことで相手を様々な形で『拘束』し無力化することが出来る。拘束は物理的だけではなく『身動きが取れない』『自分達に反抗出来ない』といったように精神的な枷をかけることも可能。
【弱点】手で握って使用するので使用時は片手が塞がってしまう。また拘束は遠距離からでも行えるが距離が離れているほど成功率が低い(ただし不意討ちなどで意識の外から行う場合は成功率が上がる)
さらに魔具自体が壊されると拘束が全て無効になる
【性癖】拘束され身動きが取れなくなった女を徹底的に集団で犯し尽くす
【備考】
街道を封鎖している盗賊団。拘束の魔具の力で相手を無力化し、男は殺し女はアジトに連れ帰り自分達の肉便器として使っている
アジトは森の奥の洞窟で、捕まった女達が拘束され日々犯され孕まされ子を産まされている(子供や金になりそうな女は奴隷商に売り飛ばしている)
お頭は筋肉質な髭面の卑劣な性格の巨漢、盗賊団の武器は斧を主体としている
113 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 14:32:03.84 ID:EjYjTEtJ0
14時45分ほどで募集を切り上げます
114 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 14:45:50.62 ID:EjYjTEtJ0
>>112に決まりました
115 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 15:08:36.81 ID:EjYjTEtJ0
ボルギス盗賊団…その名の通り頭目のボルギスに率いられた盗賊団。

ここ最近山賊の残党や罪人の傭兵を取り込み急速に拡大。農村や牧場、キャラバン隊を襲撃し金品を略奪。

その際男であれば躊躇なく殺害し、女であれば性の捌け口としてモノの如く扱い、女子どもを奴隷商に売り飛ばしているらしい。

聖王国周辺にも野盗や山賊のような輩はいたが、それほどまでの盗賊団に遭遇した経験はない。

格下の相手だけを狙い悪事を働いていたのは明白だ。質の悪い……いや良い賊などいる訳はないが、その中でも一際悪質な分類だろう。


ゴルトリスの群れが農村を襲う前日、突如街道一帯を封鎖し、付近の村で悪逆の限りを尽くす。

そうして封鎖している街道に近づいたキャラバン隊や旅人を襲い、殺し犯す。討伐隊を冒険者ギルドが編成していた最中に件の魔獣の群れが出現。

今現在まで対応を後手後手になっているせいで、ボルギス盗賊団は実質野放し、今も街道を塞ぎやりたい放題。


「だが流石に妙な話だ。盗賊がわざわざ街道を封鎖するような真似をすれば冒険者や国の軍隊が黙っていないのは奴らも知らぬ訳はない。

今は奴らにも利があるだろうが、噂が広まれば誰も街道には近づかなくなる。意味がある行為とは思えない」

「出来過ぎたゴルトリスとの同時出現…駐留していた兵士があっさり全滅した事実……その盗賊も帝国の息がかかっている可能性は高そうね」

農村から帰還した翌日。アミィの自室で地図を広げた貴女たちは策を練っている。

「正確な敵の数は不明。魔具の類を所持しているのかも不明」

「街道沿いの森の洞窟を拠点にしてるみたいだけど、細かい見取り図なんかは分からないのよね…どうしましょうかしら」

その時、突如部屋のドアが蹴破られん程の勢いで押し開いた。

「話は聞かせてもらったよ!!」

「エ、エルサ!まずはノックなさいと言ったじゃありませんの!」

「つー訳でアミィ。あーし等にも詳しい話聞かせてよ」

現れたのは冒険者クラン『土塊の魔女』の三人だった。
116 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 15:20:40.41 ID:EjYjTEtJ0






「なるほどね。それで人員が必要な訳か…ふっ、君たちは運が良い!なぜならこのわた─」

「話が進みませんのよ!少しお黙りなさい!」

「みんないいの?かなり危険な戦いになるかもしれないのよ?」

「いーやいや街道塞がったままだと一番困んのはあーし等みたいな冒険者だし、手を貸さない理由ないって。

ってか話の腰折ってごめんだけど、さ……。フウラは、大丈夫?」

「「…」」

貴女が初めて見るパラピノの真剣な表情…横の二人も騒いでいたのが嘘のように静まり返っている。

「……命に別状はないわ。けれど、禁術の代償で、両足が……」

「そっか……」




「勝手に辛気臭くなられても困る」

「!フウラ殿…!もう起きて平気なのですか!?」

部屋に現れたフウラは、車椅子に乗っていた。

当然ながら膝から先には包帯が巻かれ、何もない。

「ん。禁術の反動は肉体の疲労と違う。体力的には問題ない」

「その言い方…もしかして貴女付いてくるなんて言い出すつもりじゃないでしょうね?」

「そのつもり。私も行く」

「駄目よ。足手纏いだわ」

いつになくアミィの言葉は厳しかった。

「問題ない。魔法で足は補える」

「補えた程度の足で今まで通り動けるとでも?少しは冷静になりなさい」

「私は冷静。頭に血が昇ってるとしたらアミィの方」

「なんですって……?」

急速に空気がピリついていく。一触即発の空気が部屋を満たす中貴女は…


安価下

1、成り行きを見守る
2、間に入って止める
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 15:29:22.83 ID:WCVcLHVgO
2
118 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 15:48:29.26 ID:EjYjTEtJ0
「二人ともそこまでだ」

立ち上がって貴女は二人の間に立つ。

「アミィ、フウラ殿を想う気持ちは分かるがその言い方だと要らぬ反発を招くだけだ。フウラ殿もです」

「………はぁ。ごめんねシャルちゃん。ちょっと頭に血が昇ってたわ。フウラもごめんね」

「…私こそ、言いすぎた。ごめんアミィ」

貴女は仲裁に成功したようだ。そもそもが互いを想っての発言がぶつかった結果だ。仲を取り持つのはそう難しくない。

「へぇ…見事なものだね。ひょっとしてどこかのクランリーダーの方なのかな?」

エルサが興味深げに貴女へ探りを入れてくる。聖騎士団でも団員同士の諍いを納める機会は何度となくあった。その経験の応用に過ぎない。

「少し傭兵暮らしが長かったものですので」

「ふぅん…いてっ」

「『ふぅん』じゃありませんわ!ウチのエルサが失礼な物言いをして申し訳ありません」

「いえいえ、お気になさらず」

容姿から言うとフローラが他の二人を振り回しそうなものだが、どうやらミルクから聞いていた通り苦労人らしい。




「フウラの足のことならあーしとフローラに任せてよ。時間は掛かるけど土魔法の応用で良い感じの作れると思うし。

魔力通ってる方がフウラ的にも動かしやすいっしょ?」

「ん。助かる」

「であればすぐにでも支度致します。半日以上は掛かり切りになりますもの」

土塊の魔女の実力はアミィが保証している。頼りにさせてもらえるだろう。

「二人の休息時間も加味して……うん、賊の討伐は明日の夜がいいだろうね」

流石に冒険者だけあって事前準備や役割分担は話が早くて助かる。

その間貴女は…


安価下

1、自室で体力回復に努める
2、ミルクと街を見て回る
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 15:58:41.33 ID:5Pdv/zrp0
1
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/04/26(日) 15:58:52.65 ID:6FevbPMeO
2
121 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/04/26(日) 16:08:12.81 ID:EjYjTEtJ0
昨日の激戦から一夜明け体力もそれなりに回復したが万全とは言い難い。


「すいません姫様。自分がお傍でお守りすべきなのですが」

「固い事言わなくていいの♪ミルちゃんの安全はお姉ちゃんがしっかり守ってあげる」

「それは、有難い話だが……」

「よろしいのですか?アミィさんもお疲れでしょうに」

「前で体張ったシャルちゃんとフウラと違って、私は後ろから矢撃ってただけだし、

私はほとんど消耗しなかったから、矢の補充ついでに気分転換したかったし丁度いいわ」

実際彼女には気分転換が必要だろう。フウラをギルドの病院に運び込んだ時、酷い顔をしていたのが頭から離れない。

ミルクが向かったのは…


1、市場
2、冒険者クラン『土塊の魔女』
3、道具屋
4、教会
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