安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3

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403 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 17:32:44.39 ID:7wdGlNc30
「これで────」

「羽虫はぁ、お前だろ!」

「っ!?」

爆風の嵐から飛び出した渾身の刺突がカマキリの腹部を刺し貫いた。

「が、ぎぃやああああ!?」

ケダモノというより昆虫や楽器の鳴らす不快な高温の悲鳴を響かせる。

貴女の聖剣が刺さった部分はルリシュの巨体と比較すればそれほど深い傷ではないだろうが、

聖剣の魔を滅する輝きが見た目以上の損傷を与え、血飛沫をまき散らす。

「このまま、死ねッ!」

「め、ざわり…なのですぅ!」

滅多刺しにして勝負を決めようとするも、大きく体を振り払って貴女は振り落とされてしまった。

貴女はゴロゴロと転がりながらなんとか受け身を取ってすぐに起き上がる。

「はぁはぁ…!」

有効打は与えられたが、貴女が受けた傷の重さも軽いものではない。

斬撃や爆風によって腹部に大きなダメージを受け、血が染み出し衣服を赤く染め始める。

「シャル…………!」

自分の騎士の満身創痍な姿にミルクは口元を抑え青ざめる。

(やり辛い…!それに体力も心許ないか……!やはり回復したと言っても四天王との連戦は無理があったのか!くそっ!

どうする!今の手をもう一度使うほどの体力はわたしにはない。どうすべきだ…!)
404 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 17:36:41.37 ID:7wdGlNc30
シャルフィリアとルリシュに1ダメージ!

シャルフィリア耐久値:1

ルリシュ耐久値:2

・行動に『撤退』が追加されました
最後の煙玉を消費することで貴女とミルクは戦闘を離脱することが可能になります
その場合は勿論ルリシュを倒すことはできません

戦闘を継続することも可能です。よく考えた上行動を選択してください

【ルリシュが鎌と鎌と合わせ祈るような姿勢を取っている】

貴女はどうする?
安価下
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 17:42:14.52 ID:IZSdjkPi0
集中し、残る力を乗せて必殺の一撃
406 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 18:55:40.02 ID:7wdGlNc30
剣聖:シャルフィリアのコンマに+20
聖剣:シャルフィリアのコンマに+20
必殺の一撃:シャルフィリアのコンマに+25。決まれば2ダメージ
狂惑:ルリシュのコンマに+40
奥の手:ルリシュのコンマに+20

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
ルリシュの攻撃値
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 18:58:50.88 ID:/62TxE7d0
a
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:01:14.51 ID:EF0c7cxRO
ここのゾロ目あまりにも主人公過ぎる
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:01:22.19 ID:yDyoxdZqO
きまれ
410 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:30:12.04 ID:7wdGlNc30
「出し惜しみは、致しません…!今度こそ、終わりの時なのです〜!」

重い一撃こそ受けたがルリシュにはまだ余裕がある。それでも彼女は切り札を使う事を躊躇わなかった。

この剣聖をのさばらせてはいけないと、彼女の本能が告げたからだ。

神に祈る仕草で鎌と鎌とを合わせルリシュが目を瞑る。その体と周囲に膨大な魔力を渦巻かせて。

「くる…なら!」

ルリシュの大技が来ることを警戒し、貴女は先んじてトドメを刺すべく全身全霊の力で聖剣を握り直し、

地面が陥没するほどの踏み込みで一気に迫る。

「我らが皇帝陛下に仇名す逆賊、異端者に聖なる捌きを今!」

聖剣から広がる輝きが貴女の全身を包み込んだ時、ルリシュもまた開眼し奥義を行使する。

彼女の声に堪え、渦巻く魔力が次々人の形を取り、一斉に貴女へと襲い掛かる。

その顔…全てに見覚えがあった。

ガンドフ、クロード、キュウビ、ジュデル、ドルマ…全員貴女が殺したかつての同志たちだ。

「シャルフィリアぁ」「よくも殺してくれたなぁ」「犯らせてくださいよ師匠」「てめぇも地獄に墜ちやがれ」

もう二度と見ることの敵わなかった者たちの、怨念の声と剣が一斉に襲い掛かる。

当然貴女の心は平常心ではいられないだろう…通常ならば。

「な、んでっ……!?」

貴女は既に殺した同僚たちへの未練を断ち切り終えている。

死者の亡霊如きでは、貴女のミルクを想う覚悟と決意を覆すことなど…出来はしないのだ。


「…ぎ、ぶぁ………!アル……今、貴女の、元……へ…………」

亡霊たちを掻い潜った貴女最強の一撃により胴体を切断されたルリシュが虚空へ片手を伸ばしながら、塵に還っていく。

「…」

貴女は神に祈るでもなく、声をかけることもなく、ただ剣を赤く染める血を振るい払った。

貴女は……勝利した。
411 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:30:53.63 ID:7wdGlNc30
ルリシュの耐久値を0にしました
シャルフィリアの勝利です

コンマ下
ゾロ目なら未だ残る亡霊たちに…
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:33:52.80 ID:xTAltqguO
亡霊
413 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:53:20.99 ID:7wdGlNc30
「はぁ…はぁ…はぁ…!」

ルリシュの消滅を見届け、ついに力尽きた貴女は両膝をつく。

「シャル!」

貴女にミルクが駆け寄った。その目には一杯の涙を浮かべているが、零さないように堪えている。

「ここは危険です…姫様。すぐに街を、出なければ…」

アルラウネやルリシュ級の相手と連戦は貴女と聖剣を以てしても限界を遥かに超越した死闘だった。

「すいませんシャル…!わたくしの為に、こんなにも傷ついて……」

一刻も早くアミィとソルカに合流し、苦戦しているような加勢し、即座に街を出なければ、

帝国兵に包囲され取り返しのつかない事態になる。時間が戻ったところで、この綱渡りの戦いをもう一度制する確信など無い。

「ぐっ、体…が……」

「肩を貸します。さあシャル!」

非力なミルクが力を振り絞って貴女を助け起こし、よろよろとその場を後にしようとする。


「ぬ゛ぉおお゛ぉ゛お゛!!」

「がぶっ!?」

突如、強烈な痛みが脇腹から全身に広がったと感じた直後、貴女は近くの石壁に深くめり込んでいた。

「シャル!」

あまりに突然の事態に、一瞬遅れてミルクが貴女の名を呼ぶ。

(なんだ…わたしは、何をされた…!?痛いっ、どころでない…アバラと腕が折れている…内臓も、ぐっ、酷い有様だろうな…)

「ここで会ったが千年目!俺の受けた雪辱…億倍にして返してやるぞ剣聖!!」

(『暴虐のザウロ』…最悪なタイミングだ……)

戦いが終わった場に駆けつけたのか、機会を狙っていたのかは分からないが、何にせよ貴女はザウロの不意打ちを受け瀕死の重傷を負っている。

(立ち上がる力は、無いな…いくら聖剣でも握ることさえできなければ意味がない)

今にも死にそうな痛みの中、まるで他人事のように貴女は己の状況を俯瞰する。

フウラが斬り落としたとういう左手も元に戻っている。対し動ける者はミルク一人だけ。

(万事休す、か…)
414 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:55:23.70 ID:7wdGlNc30






安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、ミルクが貴女とザウロの間に立ちはだかる
2、聖剣とミルクの首飾りの宝石が輝き始める
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:58:11.82 ID:v6HAMj+mO
2
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 20:26:01.90 ID:vtAJCg5j0
1
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 20:28:10.30 ID:/62TxE7d0
1
418 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 20:32:09.89 ID:7wdGlNc30
本日はここまでにします
次回更新はまた明日
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 01:52:10.64 ID:E0zW7ob8o
おつおつ
ミルク……!
420 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 06:48:28.57 ID:JbB9KK8D0
拳に力を漲らせ歩き迫るザウロの前に、ミルクが両手を広げ立ちはだかった。

「ぁ、貴方方の狙いはわたくしのはずです!これ以上我が騎士を痛めつけるような真似は許しません!」

王女らしく毅然とした態度でミルクが声を張り上げる。だが貴女からでもハッキリわかる程その体は恐怖にガクガクと震えていた。

己より大きい男…それも棘がついた鎧のような身体をした合成魔獣の化物。

何の戦う術も持たないミルクにとって暴力と死の化身たるザウロはまさに恐怖の象徴。

「姫様、お逃げ…くだ…!」

肺にも深手を負っているのか、貴女の声はザウロにもミルクにも届かない。

ザウロは…


安価下

1、裏拳で邪魔なミルクを払い除ける
2、ミルクをレイプする
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 08:03:54.34 ID:YwBDlmzhO
1
422 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 08:10:24.30 ID:JbB9KK8D0
10時代ぐらいまで離席します
423 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 10:44:45.22 ID:JbB9KK8D0
「どけぇ!」

「きゃあぁ!?」

まるで不愉快な羽虫でも払い除けるように、ザウロの裏拳が簡単にミルクを弾き飛ばした。

受け身の取り方も知らないミルクは二度、三度と跳ねるように地面に叩きつけられ、動かなくなる。

「姫様ぁ…っ!」

「他人を心配している余裕があるのか!死にぞこないのボロ雑巾如きが…俺に傷をつけた恨み、今晴らしてくれるわ!」

ザウロの股間からガチガチに勃起したチンポがそそり立つ。以前のループで犯された感覚は今も忘れていない。

瀕死の今、あんなものを挿入されては絶頂するより先に確実に死んでしまうだろう。

だが壁にめり込んだまま動けない貴女に出来る事と言えば、せいぜい血反吐をぶつけてやることぐらいだろう。

(もう、駄目だ…視界が霞み、だして……)









「止まりなさい」





その声にザウロがピタリと動きを止め、声の主へと振り返る。


「貴様…!」

立っていたのはザウロに殴られ虫の息であったはずの、ミルクだった。

頬に受けた痣や唇の端から垂れ下がる血はそのままに、凛とミルクが立ちまっすぐザウロを見ている。

先程までの怯えも恐れもない。震え一つ起こさず怪物を見据えるその姿はまるで別人だった。

「ミルク=フォン=アドラステアが貴方に命じます。今すぐ我が騎士から離れ立ち去りなさい」

「…ふん、何を言い出すかと思えば、馬鹿馬鹿しい!俺に命令できるのは皇帝陛下ただお一人!

王を模した物言いで俺が怖気づくとでも考えたか!片腹痛いぞ小娘ッッ!…ごがっ!?」

怒声を張り上げたザウロが次の瞬間血を吐いた。

「もう一度、言わせるつもりですか」

ミルクが右手をザウロに翳すと、次の瞬間にはザウロの腹部にいくつかの穴が開けられていたのだ。

(ミルク…っ!?)

貴女には勿論、深手を負ったザウロにも攻撃の正体がまるで掴めなかった。

魔力だとか闘気や圧の流れをまったく感じ取れなかった。まるで『初めから傷を負っていたように』突然ザウロの体に穴が空いたのだ。

「な、んだこれは…ッ!?王でもない小娘ごときに、この暴虐のザウロが…!」

「退かないのであれば仕方ありません。死になさい」

「く、クソがァァァアアアア!!」


コンマ下
70より上ならザウロは死ぬ
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 10:51:02.36 ID:+JAew94i0
ぺい
425 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 11:06:09.35 ID:JbB9KK8D0
ザウロは今すぐにでもミルクを殺そうと全速力で迫る。

「ぐぼぉっ!?ゅが!?」

正確には迫ろうとしているのだが…できずにいる。

拳を振るおうにも、駆け出そうにも、突如体に出来上がる正体不明の穿った攻撃に為す術が無い。

あのミルク相手に、ザウロが何もできず殺されかけている事実に、貴女は目を見開くばかり。

フウラ曰くミルクの力は女神クロノリウス様の祝福。その権能は守護者たる貴女の記憶を保持したまま時を遡る異能のはず。

なのに今、ミルクは超常の力を自ら振るっている。首から下げた宝石が輝き続けているのに、時間が戻らない。

(一体これは、どういうことだ…!)

「ば、馬鹿な!この俺が!俺がぁ!」

「頑丈な方。けれどこれで終わ────」

するとまたも突然、首飾りの宝石の輝きが急速に失せ、ミルクの纏っていた圧倒的な何かが消え失せる。

「っ…!?」

そのことにミルク自身も驚いているようで、元の彼女に戻ってしまったようだ。

そんな千載一遇の好機を、ザウロが見逃すはずもない。

「ハァアアアアアアアアア!!!」

「ああぁ!?」

ザウロの左腕が回転鋸のような形に変化し、鎖を絡めてミルクを雁字搦めにしながら押し倒す。

(あれは…!?)

ザウロの失った左腕は復元したのではない。彼の部下たる合成魔獣のジェイタスを改造し、自らの新しき腕としたのだ。

屈辱を晴らす為なら、彼は己の部下を文字通り道具のように扱う事に一切の抵抗を持たない。

それどころか、自分の役に立つのだからむしろ誇るべきとすら思っているのだろう。

「雑魚の小娘ごときが!よくも俺にッッッ!!剣聖の前に貴様から穢し尽くしてくれる!!」

ザウロは…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、ミルクを陵辱する
2、ミルクを陵辱…仕掛けた寸前で
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 11:15:26.01 ID:EjsZkxUoo
2
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 11:29:39.16 ID:mfjXhKou0
1
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 12:37:08.20 ID:r6hWcsAvO
2
429 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 13:40:01.01 ID:JbB9KK8D0
「ひっ…ぃや…!」

無力なミルクを見下ろし、己のチンポを限界まで奮い立たせこれから訪れる至福の時間にザウロは歓喜した。

その体のあちこちに開けられた風穴の数からして今すぐにでも撤退すべきなのだろうが、

暴将として培われた判断力は極度の怒りと興奮によって完全に麻痺し、機能を喪失している。

そう、隙だらけだった。

「ぷぶばっ!!?」

聖剣の切っ先が、ザウロの喉笛から血飛沫と共に突き出した。

「ぎ、が、ばぁ!」

両腕が潰れ、内臓に致命的な損傷を受けながら、貴女の体はほとんど無意識に、弾かれるように動いていた。

聖剣の柄を歯で咥えて食い縛り、奇しくもザウロの弱点である首の後ろを貫いていた。

ザウロの瞳が驚愕と怒りと、隠しきれない恐怖でごちゃまぜになって貴女を睨みつける。

(死ね…!死ね!)

このまま食い千切るような勢いで聖剣を振り抜き、ザウロの首から噴水のようにさらに血飛沫が噴き上がる。

ザウロは酷くよろめき、意味もなく尻尾を振り乱しながら首筋を両手で押さえようとするが、血の勢いはまったく止められない。

「ご、んが、ご、ど、で…お、れ…ば、ヴぁは゛!お゛の゛れ゛ェェッッッ!!!!!」

憎悪の雄叫びを上げながら、仰向けに斃れたザウロの体が…一瞬で塵に還った。

帝国の誇る残虐にして勇猛なる暴将の最期は、どの合成魔獣よりもあっけないものだった。
430 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 13:41:33.53 ID:JbB9KK8D0







「シャルちゃん!ミルちゃん!」

「シャルフィリアお嬢様ぁ!」

遠くに、声が聞こえる。聞き覚えのある声が……きっとアミィとソルカだ。

そうぼんやり思った時、貴女の意識はより深い底へと沈んでいった。


431 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 15:01:56.08 ID:JbB9KK8D0







「…………………………………………う、ぅぅん……ん……………」

貴女の目が、ゆっくりと開く。

「シャルフィリアお嬢様…!」

眼鏡をかけ目に涙を溜めて貴女を見下ろしているのは、愛しい貴女の恋人、ソルカだ。

「わたしは、生きて…いる、のか……」

「シャルちゃん…!目が覚めて良かったわ…」

アミィも安堵から胸を撫で下ろしている。当たりを見るにここは森の中…アミィ達が張ったテントの中なのだろう。

「わたしは、どれぐらい…眠って……」

「丸一日よ。でもあの怪我でこんなに早く起きられるなんて…奇跡とした言いようがないわ」

アミィの言葉が真実なことは貴女が誰より理解している。貴女は紛れもなくザウロの一撃で死にゆく最中だった。

にも拘わらず生きている。体を起き上がらせると戦いによる極度の疲労こそあるが、後遺症が残っている様子もまるでない。

(時間が戻っているかのように傷痕も無い…これもミルクの力なのか……)

あの時の様子からしてミルクは己の力を理解も制御もしていないようだった。

それを差し引いてもあの力は凄まじかった。以前より怒気を増していたザウロをああも容易く…

「シャルフィリアお嬢様…お、お気分は大丈夫ですか?」

心配そうに覗き込むソルカの顔に貴女はハっと我に返る。

ミルクの行使した力も不可解だが、今はもっと気にすべき状況がある。

「あれからエクスタシアはどうなった?それに…パラピノは」

アミィが辛そうに顔を伏せてから、ゆっくりと口を開く。

「パラちゃんは……逃げて行ったわ。シャルちゃんが四天王を倒したことを察したんでしょうね。

突然脇目もふらずどこかへ飛んで行って、私たちの声も届かなったみたい…」

「…すまない。パラピノが合成魔獣になったのはわたしの判断ミスのせいだ。わたしがすぐにでも戦う決断をしていれば…」

「自分を責めちゃ駄目。シャルちゃんは精一杯頑張ったんだもの。貴女は悪くないのよ」
432 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 15:05:29.40 ID:JbB9KK8D0
「そ、それでですね…エクスタシアは全域に帝国軍の攻撃を受けて、じ…事実上滅亡しちゃいましたぁ」


「…」

ロクな思い出のないロクでもない町だったがあそこには大勢の人々が暮らしていた。小国かそれ以上に匹敵する規模の…

それが全員ではないにせよ大勢死んだのだ。その原因は当然貴女たちにある。

「……それで、帝国軍の動きは」

「は、はい。今は…」


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、エクスタシアに留まっている
2、エクスタシアの周囲を捜索中
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 15:13:18.20 ID:mfjXhKou0
2
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 15:23:40.48 ID:+JAew94i0
2
435 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 15:53:29.67 ID:JbB9KK8D0
「て、帝国軍は私たちを追って大規模な捜索を継続中みたいで…どうやら本国の方からもかなりの戦力を動かしてるみたいなんです」

「私たちはシャルちゃんたちを連れて脱出を試みてたんだけど、正直なところこれ以上退くのも進むのも難しいのが現状なの」

状況は思った通り…いや思った通り悪いというべきか。

「でも…いくら帝国でも動きがおかしいのよね。四天王が3人もやられたのに本国の守りも忘れて私たちを探し続けるなんて。

今ディザストリアを他の国に攻め込まれればひとたまりもないでしょうに…」

(自分の国の存亡よりミルクを捕らえる方が重要だとでもいうのか……?だが先程の力の一端を思えばおかしな話とも言い切れない。

もしミルクがあの力を自在に扱えるようになれば、大陸の軍事バランスなど転覆しかねない。皇帝はそれを求めて聖王国を滅ぼしたのか?)

「!」

その時、貴女たちのキャンプに何者かの気配が近づいてくる。

不思議な程、以前より格段に周囲の気配が読み取れる。それにこの感じ…近づく者の気配に覚えがある。これは…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、白騎士
2、ルルルカとルシア
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 15:56:51.76 ID:r6hWcsAvO
2
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 18:28:17.43 ID:hOIq1wLF0
2
438 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 19:43:33.24 ID:JbB9KK8D0
本日はここまでにします
続きはまた次の土曜あたりに

可能なら今週で本編を終わらせるつもりでしたが無理でした
多分来週で終わります
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 19:52:08.16 ID:hwaLgQy7O
おつおつ
今作こそ主人公が勝って終わりを迎えられるんだろうか
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