安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします3

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403 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 17:32:44.39 ID:7wdGlNc30
「これで────」

「羽虫はぁ、お前だろ!」

「っ!?」

爆風の嵐から飛び出した渾身の刺突がカマキリの腹部を刺し貫いた。

「が、ぎぃやああああ!?」

ケダモノというより昆虫や楽器の鳴らす不快な高温の悲鳴を響かせる。

貴女の聖剣が刺さった部分はルリシュの巨体と比較すればそれほど深い傷ではないだろうが、

聖剣の魔を滅する輝きが見た目以上の損傷を与え、血飛沫をまき散らす。

「このまま、死ねッ!」

「め、ざわり…なのですぅ!」

滅多刺しにして勝負を決めようとするも、大きく体を振り払って貴女は振り落とされてしまった。

貴女はゴロゴロと転がりながらなんとか受け身を取ってすぐに起き上がる。

「はぁはぁ…!」

有効打は与えられたが、貴女が受けた傷の重さも軽いものではない。

斬撃や爆風によって腹部に大きなダメージを受け、血が染み出し衣服を赤く染め始める。

「シャル…………!」

自分の騎士の満身創痍な姿にミルクは口元を抑え青ざめる。

(やり辛い…!それに体力も心許ないか……!やはり回復したと言っても四天王との連戦は無理があったのか!くそっ!

どうする!今の手をもう一度使うほどの体力はわたしにはない。どうすべきだ…!)
404 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 17:36:41.37 ID:7wdGlNc30
シャルフィリアとルリシュに1ダメージ!

シャルフィリア耐久値:1

ルリシュ耐久値:2

・行動に『撤退』が追加されました
最後の煙玉を消費することで貴女とミルクは戦闘を離脱することが可能になります
その場合は勿論ルリシュを倒すことはできません

戦闘を継続することも可能です。よく考えた上行動を選択してください

【ルリシュが鎌と鎌と合わせ祈るような姿勢を取っている】

貴女はどうする?
安価下
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 17:42:14.52 ID:IZSdjkPi0
集中し、残る力を乗せて必殺の一撃
406 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 18:55:40.02 ID:7wdGlNc30
剣聖:シャルフィリアのコンマに+20
聖剣:シャルフィリアのコンマに+20
必殺の一撃:シャルフィリアのコンマに+25。決まれば2ダメージ
狂惑:ルリシュのコンマに+40
奥の手:ルリシュのコンマに+20

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
ルリシュの攻撃値
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 18:58:50.88 ID:/62TxE7d0
a
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:01:14.51 ID:EF0c7cxRO
ここのゾロ目あまりにも主人公過ぎる
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:01:22.19 ID:yDyoxdZqO
きまれ
410 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:30:12.04 ID:7wdGlNc30
「出し惜しみは、致しません…!今度こそ、終わりの時なのです〜!」

重い一撃こそ受けたがルリシュにはまだ余裕がある。それでも彼女は切り札を使う事を躊躇わなかった。

この剣聖をのさばらせてはいけないと、彼女の本能が告げたからだ。

神に祈る仕草で鎌と鎌とを合わせルリシュが目を瞑る。その体と周囲に膨大な魔力を渦巻かせて。

「くる…なら!」

ルリシュの大技が来ることを警戒し、貴女は先んじてトドメを刺すべく全身全霊の力で聖剣を握り直し、

地面が陥没するほどの踏み込みで一気に迫る。

「我らが皇帝陛下に仇名す逆賊、異端者に聖なる捌きを今!」

聖剣から広がる輝きが貴女の全身を包み込んだ時、ルリシュもまた開眼し奥義を行使する。

彼女の声に堪え、渦巻く魔力が次々人の形を取り、一斉に貴女へと襲い掛かる。

その顔…全てに見覚えがあった。

ガンドフ、クロード、キュウビ、ジュデル、ドルマ…全員貴女が殺したかつての同志たちだ。

「シャルフィリアぁ」「よくも殺してくれたなぁ」「犯らせてくださいよ師匠」「てめぇも地獄に墜ちやがれ」

もう二度と見ることの敵わなかった者たちの、怨念の声と剣が一斉に襲い掛かる。

当然貴女の心は平常心ではいられないだろう…通常ならば。

「な、んでっ……!?」

貴女は既に殺した同僚たちへの未練を断ち切り終えている。

死者の亡霊如きでは、貴女のミルクを想う覚悟と決意を覆すことなど…出来はしないのだ。


「…ぎ、ぶぁ………!アル……今、貴女の、元……へ…………」

亡霊たちを掻い潜った貴女最強の一撃により胴体を切断されたルリシュが虚空へ片手を伸ばしながら、塵に還っていく。

「…」

貴女は神に祈るでもなく、声をかけることもなく、ただ剣を赤く染める血を振るい払った。

貴女は……勝利した。
411 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:30:53.63 ID:7wdGlNc30
ルリシュの耐久値を0にしました
シャルフィリアの勝利です

コンマ下
ゾロ目なら未だ残る亡霊たちに…
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:33:52.80 ID:xTAltqguO
亡霊
413 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:53:20.99 ID:7wdGlNc30
「はぁ…はぁ…はぁ…!」

ルリシュの消滅を見届け、ついに力尽きた貴女は両膝をつく。

「シャル!」

貴女にミルクが駆け寄った。その目には一杯の涙を浮かべているが、零さないように堪えている。

「ここは危険です…姫様。すぐに街を、出なければ…」

アルラウネやルリシュ級の相手と連戦は貴女と聖剣を以てしても限界を遥かに超越した死闘だった。

「すいませんシャル…!わたくしの為に、こんなにも傷ついて……」

一刻も早くアミィとソルカに合流し、苦戦しているような加勢し、即座に街を出なければ、

帝国兵に包囲され取り返しのつかない事態になる。時間が戻ったところで、この綱渡りの戦いをもう一度制する確信など無い。

「ぐっ、体…が……」

「肩を貸します。さあシャル!」

非力なミルクが力を振り絞って貴女を助け起こし、よろよろとその場を後にしようとする。


「ぬ゛ぉおお゛ぉ゛お゛!!」

「がぶっ!?」

突如、強烈な痛みが脇腹から全身に広がったと感じた直後、貴女は近くの石壁に深くめり込んでいた。

「シャル!」

あまりに突然の事態に、一瞬遅れてミルクが貴女の名を呼ぶ。

(なんだ…わたしは、何をされた…!?痛いっ、どころでない…アバラと腕が折れている…内臓も、ぐっ、酷い有様だろうな…)

「ここで会ったが千年目!俺の受けた雪辱…億倍にして返してやるぞ剣聖!!」

(『暴虐のザウロ』…最悪なタイミングだ……)

戦いが終わった場に駆けつけたのか、機会を狙っていたのかは分からないが、何にせよ貴女はザウロの不意打ちを受け瀕死の重傷を負っている。

(立ち上がる力は、無いな…いくら聖剣でも握ることさえできなければ意味がない)

今にも死にそうな痛みの中、まるで他人事のように貴女は己の状況を俯瞰する。

フウラが斬り落としたとういう左手も元に戻っている。対し動ける者はミルク一人だけ。

(万事休す、か…)
414 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 19:55:23.70 ID:7wdGlNc30






安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、ミルクが貴女とザウロの間に立ちはだかる
2、聖剣とミルクの首飾りの宝石が輝き始める
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 19:58:11.82 ID:v6HAMj+mO
2
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 20:26:01.90 ID:vtAJCg5j0
1
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/12(土) 20:28:10.30 ID:/62TxE7d0
1
418 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/12(土) 20:32:09.89 ID:7wdGlNc30
本日はここまでにします
次回更新はまた明日
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 01:52:10.64 ID:E0zW7ob8o
おつおつ
ミルク……!
420 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 06:48:28.57 ID:JbB9KK8D0
拳に力を漲らせ歩き迫るザウロの前に、ミルクが両手を広げ立ちはだかった。

「ぁ、貴方方の狙いはわたくしのはずです!これ以上我が騎士を痛めつけるような真似は許しません!」

王女らしく毅然とした態度でミルクが声を張り上げる。だが貴女からでもハッキリわかる程その体は恐怖にガクガクと震えていた。

己より大きい男…それも棘がついた鎧のような身体をした合成魔獣の化物。

何の戦う術も持たないミルクにとって暴力と死の化身たるザウロはまさに恐怖の象徴。

「姫様、お逃げ…くだ…!」

肺にも深手を負っているのか、貴女の声はザウロにもミルクにも届かない。

ザウロは…


安価下

1、裏拳で邪魔なミルクを払い除ける
2、ミルクをレイプする
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 08:03:54.34 ID:YwBDlmzhO
1
422 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 08:10:24.30 ID:JbB9KK8D0
10時代ぐらいまで離席します
423 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 10:44:45.22 ID:JbB9KK8D0
「どけぇ!」

「きゃあぁ!?」

まるで不愉快な羽虫でも払い除けるように、ザウロの裏拳が簡単にミルクを弾き飛ばした。

受け身の取り方も知らないミルクは二度、三度と跳ねるように地面に叩きつけられ、動かなくなる。

「姫様ぁ…っ!」

「他人を心配している余裕があるのか!死にぞこないのボロ雑巾如きが…俺に傷をつけた恨み、今晴らしてくれるわ!」

ザウロの股間からガチガチに勃起したチンポがそそり立つ。以前のループで犯された感覚は今も忘れていない。

瀕死の今、あんなものを挿入されては絶頂するより先に確実に死んでしまうだろう。

だが壁にめり込んだまま動けない貴女に出来る事と言えば、せいぜい血反吐をぶつけてやることぐらいだろう。

(もう、駄目だ…視界が霞み、だして……)









「止まりなさい」





その声にザウロがピタリと動きを止め、声の主へと振り返る。


「貴様…!」

立っていたのはザウロに殴られ虫の息であったはずの、ミルクだった。

頬に受けた痣や唇の端から垂れ下がる血はそのままに、凛とミルクが立ちまっすぐザウロを見ている。

先程までの怯えも恐れもない。震え一つ起こさず怪物を見据えるその姿はまるで別人だった。

「ミルク=フォン=アドラステアが貴方に命じます。今すぐ我が騎士から離れ立ち去りなさい」

「…ふん、何を言い出すかと思えば、馬鹿馬鹿しい!俺に命令できるのは皇帝陛下ただお一人!

王を模した物言いで俺が怖気づくとでも考えたか!片腹痛いぞ小娘ッッ!…ごがっ!?」

怒声を張り上げたザウロが次の瞬間血を吐いた。

「もう一度、言わせるつもりですか」

ミルクが右手をザウロに翳すと、次の瞬間にはザウロの腹部にいくつかの穴が開けられていたのだ。

(ミルク…っ!?)

貴女には勿論、深手を負ったザウロにも攻撃の正体がまるで掴めなかった。

魔力だとか闘気や圧の流れをまったく感じ取れなかった。まるで『初めから傷を負っていたように』突然ザウロの体に穴が空いたのだ。

「な、んだこれは…ッ!?王でもない小娘ごときに、この暴虐のザウロが…!」

「退かないのであれば仕方ありません。死になさい」

「く、クソがァァァアアアア!!」


コンマ下
70より上ならザウロは死ぬ
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 10:51:02.36 ID:+JAew94i0
ぺい
425 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 11:06:09.35 ID:JbB9KK8D0
ザウロは今すぐにでもミルクを殺そうと全速力で迫る。

「ぐぼぉっ!?ゅが!?」

正確には迫ろうとしているのだが…できずにいる。

拳を振るおうにも、駆け出そうにも、突如体に出来上がる正体不明の穿った攻撃に為す術が無い。

あのミルク相手に、ザウロが何もできず殺されかけている事実に、貴女は目を見開くばかり。

フウラ曰くミルクの力は女神クロノリウス様の祝福。その権能は守護者たる貴女の記憶を保持したまま時を遡る異能のはず。

なのに今、ミルクは超常の力を自ら振るっている。首から下げた宝石が輝き続けているのに、時間が戻らない。

(一体これは、どういうことだ…!)

「ば、馬鹿な!この俺が!俺がぁ!」

「頑丈な方。けれどこれで終わ────」

するとまたも突然、首飾りの宝石の輝きが急速に失せ、ミルクの纏っていた圧倒的な何かが消え失せる。

「っ…!?」

そのことにミルク自身も驚いているようで、元の彼女に戻ってしまったようだ。

そんな千載一遇の好機を、ザウロが見逃すはずもない。

「ハァアアアアアアアアア!!!」

「ああぁ!?」

ザウロの左腕が回転鋸のような形に変化し、鎖を絡めてミルクを雁字搦めにしながら押し倒す。

(あれは…!?)

ザウロの失った左腕は復元したのではない。彼の部下たる合成魔獣のジェイタスを改造し、自らの新しき腕としたのだ。

屈辱を晴らす為なら、彼は己の部下を文字通り道具のように扱う事に一切の抵抗を持たない。

それどころか、自分の役に立つのだからむしろ誇るべきとすら思っているのだろう。

「雑魚の小娘ごときが!よくも俺にッッッ!!剣聖の前に貴様から穢し尽くしてくれる!!」

ザウロは…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、ミルクを陵辱する
2、ミルクを陵辱…仕掛けた寸前で
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 11:15:26.01 ID:EjsZkxUoo
2
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 11:29:39.16 ID:mfjXhKou0
1
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 12:37:08.20 ID:r6hWcsAvO
2
429 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 13:40:01.01 ID:JbB9KK8D0
「ひっ…ぃや…!」

無力なミルクを見下ろし、己のチンポを限界まで奮い立たせこれから訪れる至福の時間にザウロは歓喜した。

その体のあちこちに開けられた風穴の数からして今すぐにでも撤退すべきなのだろうが、

暴将として培われた判断力は極度の怒りと興奮によって完全に麻痺し、機能を喪失している。

そう、隙だらけだった。

「ぷぶばっ!!?」

聖剣の切っ先が、ザウロの喉笛から血飛沫と共に突き出した。

「ぎ、が、ばぁ!」

両腕が潰れ、内臓に致命的な損傷を受けながら、貴女の体はほとんど無意識に、弾かれるように動いていた。

聖剣の柄を歯で咥えて食い縛り、奇しくもザウロの弱点である首の後ろを貫いていた。

ザウロの瞳が驚愕と怒りと、隠しきれない恐怖でごちゃまぜになって貴女を睨みつける。

(死ね…!死ね!)

このまま食い千切るような勢いで聖剣を振り抜き、ザウロの首から噴水のようにさらに血飛沫が噴き上がる。

ザウロは酷くよろめき、意味もなく尻尾を振り乱しながら首筋を両手で押さえようとするが、血の勢いはまったく止められない。

「ご、んが、ご、ど、で…お、れ…ば、ヴぁは゛!お゛の゛れ゛ェェッッッ!!!!!」

憎悪の雄叫びを上げながら、仰向けに斃れたザウロの体が…一瞬で塵に還った。

帝国の誇る残虐にして勇猛なる暴将の最期は、どの合成魔獣よりもあっけないものだった。
430 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 13:41:33.53 ID:JbB9KK8D0







「シャルちゃん!ミルちゃん!」

「シャルフィリアお嬢様ぁ!」

遠くに、声が聞こえる。聞き覚えのある声が……きっとアミィとソルカだ。

そうぼんやり思った時、貴女の意識はより深い底へと沈んでいった。


431 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 15:01:56.08 ID:JbB9KK8D0







「…………………………………………う、ぅぅん……ん……………」

貴女の目が、ゆっくりと開く。

「シャルフィリアお嬢様…!」

眼鏡をかけ目に涙を溜めて貴女を見下ろしているのは、愛しい貴女の恋人、ソルカだ。

「わたしは、生きて…いる、のか……」

「シャルちゃん…!目が覚めて良かったわ…」

アミィも安堵から胸を撫で下ろしている。当たりを見るにここは森の中…アミィ達が張ったテントの中なのだろう。

「わたしは、どれぐらい…眠って……」

「丸一日よ。でもあの怪我でこんなに早く起きられるなんて…奇跡とした言いようがないわ」

アミィの言葉が真実なことは貴女が誰より理解している。貴女は紛れもなくザウロの一撃で死にゆく最中だった。

にも拘わらず生きている。体を起き上がらせると戦いによる極度の疲労こそあるが、後遺症が残っている様子もまるでない。

(時間が戻っているかのように傷痕も無い…これもミルクの力なのか……)

あの時の様子からしてミルクは己の力を理解も制御もしていないようだった。

それを差し引いてもあの力は凄まじかった。以前より怒気を増していたザウロをああも容易く…

「シャルフィリアお嬢様…お、お気分は大丈夫ですか?」

心配そうに覗き込むソルカの顔に貴女はハっと我に返る。

ミルクの行使した力も不可解だが、今はもっと気にすべき状況がある。

「あれからエクスタシアはどうなった?それに…パラピノは」

アミィが辛そうに顔を伏せてから、ゆっくりと口を開く。

「パラちゃんは……逃げて行ったわ。シャルちゃんが四天王を倒したことを察したんでしょうね。

突然脇目もふらずどこかへ飛んで行って、私たちの声も届かなったみたい…」

「…すまない。パラピノが合成魔獣になったのはわたしの判断ミスのせいだ。わたしがすぐにでも戦う決断をしていれば…」

「自分を責めちゃ駄目。シャルちゃんは精一杯頑張ったんだもの。貴女は悪くないのよ」
432 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 15:05:29.40 ID:JbB9KK8D0
「そ、それでですね…エクスタシアは全域に帝国軍の攻撃を受けて、じ…事実上滅亡しちゃいましたぁ」


「…」

ロクな思い出のないロクでもない町だったがあそこには大勢の人々が暮らしていた。小国かそれ以上に匹敵する規模の…

それが全員ではないにせよ大勢死んだのだ。その原因は当然貴女たちにある。

「……それで、帝国軍の動きは」

「は、はい。今は…」


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、エクスタシアに留まっている
2、エクスタシアの周囲を捜索中
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 15:13:18.20 ID:mfjXhKou0
2
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 15:23:40.48 ID:+JAew94i0
2
435 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 15:53:29.67 ID:JbB9KK8D0
「て、帝国軍は私たちを追って大規模な捜索を継続中みたいで…どうやら本国の方からもかなりの戦力を動かしてるみたいなんです」

「私たちはシャルちゃんたちを連れて脱出を試みてたんだけど、正直なところこれ以上退くのも進むのも難しいのが現状なの」

状況は思った通り…いや思った通り悪いというべきか。

「でも…いくら帝国でも動きがおかしいのよね。四天王が3人もやられたのに本国の守りも忘れて私たちを探し続けるなんて。

今ディザストリアを他の国に攻め込まれればひとたまりもないでしょうに…」

(自分の国の存亡よりミルクを捕らえる方が重要だとでもいうのか……?だが先程の力の一端を思えばおかしな話とも言い切れない。

もしミルクがあの力を自在に扱えるようになれば、大陸の軍事バランスなど転覆しかねない。皇帝はそれを求めて聖王国を滅ぼしたのか?)

「!」

その時、貴女たちのキャンプに何者かの気配が近づいてくる。

不思議な程、以前より格段に周囲の気配が読み取れる。それにこの感じ…近づく者の気配に覚えがある。これは…


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1、白騎士
2、ルルルカとルシア
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 15:56:51.76 ID:r6hWcsAvO
2
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 18:28:17.43 ID:hOIq1wLF0
2
438 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/13(日) 19:43:33.24 ID:JbB9KK8D0
本日はここまでにします
続きはまた次の土曜あたりに

可能なら今週で本編を終わらせるつもりでしたが無理でした
多分来週で終わります
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/13(日) 19:52:08.16 ID:hwaLgQy7O
おつおつ
今作こそ主人公が勝って終わりを迎えられるんだろうか
440 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 11:03:54.57 ID:FsbH5FHp0
近づく者たちの気配には覚えがあった。この邪悪ながら懐かしさを感じる気配が…二つ。

体躯は…女二人で、身のこなしからして合成魔獣であることは疑いようも無いが…互いの死角を補うような動き…

洗練された確かな技術だろう。無駄の無さから察するに軍に属して長いことは察せられる…

間違いないこの気配は団長と別れた際に襲撃してきた敵………いや、その正体はより貴女と旧知の間柄に相違ない。

「敵だ。わたしがいく」

「「!」」

ソルカとアミィが驚き貴女へ顔を向ける。

エルフの聴力とソルカの索敵範囲よりも、今の貴女の感覚は鋭く正確だった。

「シャルフィリアお嬢様…わ、私もお供を──」

「いいんだ。わたしに任せてくれ」

ついて来ようとしたソルカを手で制すと、ソルカは命に従って立つのを中断する。

口惜しそうではあるが、今の貴女と対等に戦える自信がないのだろう。

(すまないが、この戦いはわたしがケリを付けなくてはならない)

「二人ともすぐ動けるよう備えだけはしておいてくれ」

「ええ」

「はい…どうかご無事で」

「ああ。すぐに戻る」




草木に偽装されたテントから出た貴女は迷いなく歩を進め…やがて立ち止まる。

「そこにいるのは分かっている。出てきたらどうだ。ルルルカ、ルシア」

しばらくの静寂。貴女は動じることなくその場にて待つ。




「…………そうまで自信満々にされては不意打ちのしようもありませんね」

「流石ですね。お久しぶりですシャルフィリアさ〜ん」

高所から飛び降り姿を見せたのは、やはり予想通り合成魔獣と化したルルルカとルシアだった。

ルルルカは兎の、ルシアは淫魔の合成魔獣と成り果て、淫靡に薄ら笑いを浮かべる態度は以前の面影をほとんど感じない。

「久しぶりの再会ですけどぉ、あんまりお話を愉しむ気は無さそうですね♥」

「ああ。団長が果たせなかったのなら。わたしがお前たちを介錯する。それだけだ」

「ふふ、そう上手く行くと良いですねぇ♥ご自慢のプライドがへし折れる前でミルク王女を差し出すことをお勧めしま──」

「黙れ」

聖剣を抜いた途端、対峙する二人の顔色が変わる。
441 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 11:12:53.27 ID:FsbH5FHp0
振るう時、仄かに光を帯びていた聖剣の輝きが強さを増し、刃から貴女の全身へと波打って光を伝え、貴女の闘気となって立ち昇っている。

「分かっているはずだ。もうお前たち如きでは、わたしの相手にならないと」

四天王たちとの連戦を生き抜いた経験と、ミルクの能力覚醒…守護者へと流れ込む力の余波。

それらが相乗効果となり、貴女の力を数段上の次元へと押し上げていた。貴女は既に、昨日までの貴女ではない。

今なら理解できる。聖剣の力の全てを。

「死にたくなければ今すぐ降服しろ。そうでないならかつての仲間でも容赦はしない」

その言葉に嘘偽りが無い事を理解し、ルルルカとルシアが僅かに後退り、冷や汗を流す。

「た、多少力を増した程度で調子に乗らないでくれますか!」

「ヴェロス様に授かったこの力が!ただの人間に劣るはずがありません!」

「そう、か………残念だ」

かつて何度も共に訓練に励み、共に戦い、時には笑い合った日々を…少しだけ思い出し、そして振り切った。

貴女の誇りある戦いが幕を開ける。
442 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 11:19:28.89 ID:FsbH5FHp0
戦闘、開始。

シャルフィリアの耐久値は3

ルルルカとルシアの耐久値は4

・エルフの聖剣
 不可思議な力を持つ神聖な剣。その形状はレイピアに酷似している。覚醒した貴女は剣の全てを理解した
 力に目覚めた今の貴女の一撃は以前とは一線を画すモノとなった。明記せずとも斬撃全てが【必殺の一撃】となるだろう

※これからシャルフィリアの攻撃は全て2ダメージ与えるようになりました

【ルルルカは思い切り踏み込んで一気に接近戦を仕掛けるつもりだ】
【ルシアの右に高濃度の魔力が練り上げられている】

貴女はどうする?
安価下
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 11:26:22.00 ID:aifQZIEI0
ルルルカをカウンターで切り裂きダメージを受けた隙に
ルシアの方向へと突き飛ばし右から来る魔法攻撃を受けさせる
444 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 11:42:32.67 ID:FsbH5FHp0
剣聖(極):シャルフィリアのコンマに+30
聖剣:シャルフィリアのコンマに+30。与えるダメージ2
騎士の誇り:シャルフィリアのコンマに+10
強化合成魔獣騎士×2:合成魔獣騎士のコンマに+40

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
合成魔獣騎士の攻撃値
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 11:47:54.85 ID:aifQZIEI0
あ
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 12:01:07.82 ID:gQJtcM3AO
補正込みでほぼ勝ち確か
447 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 12:30:53.17 ID:FsbH5FHp0
「ッ!」

屈みこんだルルルカの太腿が膨張し、次の瞬間地面を陥没させるほどの勢いで貴女目掛け突撃を繰り出した。

あまりの速さに残像どころか軌道さえ捉える事は貴女にさえ困難だっただろう。以前なら、だが。

(見える…動きも、軌道も、ヤツの視線の動き、戦略まで…全てが視える)

ルルルカの高速移動は攪乱と先制攻撃を兼ねた囮。その本命は魔法を放つルシアを目立たせぬようにするため。

「はぃっ!」

「!」

首筋に繰り出された致命的な一閃を完璧に躱し、すれ違い様にカウンターでルルルカの胸を切り裂いた。

「ぐあ゛っ!?」

その怯んだ隙を逃さず貴女の蹴りで右方面へ弾き飛ばす。当然その先に居たのは、ルルルカとの攻防で隙を晒すだろう貴女に魔術を放とうと目論んでいたルシアだ。

「!?」

既に放たれた魔術を止められず蹴り跳ばされたルルルカの背中に直撃。それでも貴女の蹴りの威力は止められずルシアへルルルカの体が叩きつけられた。

「ぅが!?」

「ぎゃ!」

一体何秒の攻防だっただろうか。貴女は刹那の戦いの最中、敵の狙いを看破し打ち破る策を完璧に成し遂げてみせた。

「変に頭をひねるなら二人で一度にかかった方がまだマシだったな」

貴女の冷たい瞳が、身を低く構える二体の合成魔獣を見下ろした。
448 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 12:32:10.78 ID:FsbH5FHp0
ルルルカとルシアに2ダメージ!

シャルフィリア耐久値:3

合成魔獣騎士耐久値:2

【二体は同時に斬りかかってくるつもりのようだ】

貴女はどうする?
安価下
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 13:33:24.76 ID:fJpvuYE+O
斬りかかられるよりも前に、先手を取って片方を倒す
450 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 14:04:22.86 ID:FsbH5FHp0
剣聖(極):シャルフィリアのコンマに+30
聖剣:シャルフィリアのコンマに+30。与えるダメージ2
騎士の誇り:シャルフィリアのコンマに+10
各個撃破:シャルフィリアのコンマに+5
強化合成魔獣騎士×2:合成魔獣騎士のコンマに+40

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
合成魔獣騎士の攻撃値
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 14:05:23.76 ID:aifQZIEI0
これで終わる?
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 14:14:37.07 ID:Xmv32tewo
つよい
453 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 14:46:30.90 ID:FsbH5FHp0
「最初の威勢はどうした?まさかこんな程度の実力で団長を打ち倒したなどと言うつもりか?」

「「…」」

薄ら笑いが完全に消えたルルルカとルシアは黙って構えを取っている。

否。ただ黙っているだけではない。貴女には分かる。二体は呼吸を揃えているのだ。

戦力差を覆す同時攻撃…貴女を手数と力で押しつぶす、その絶好のタイミングを。

(わたしの意見をすぐに取り入れたか…柔軟というべきか純粋すぎるというべきか)

「はああっ!」「せやぁ!」

二体が一斉に踏み込み斬りかかろうとした…それよりも先に。

「遅い!」

「かひゅ!?」

既にルシアの胸を貴方の聖剣が貫いていた。

貫かれたルシア当人と、隣にいたルルルカの瞳が驚愕に震える。

貴女の踏み込みは先程ルルルカが見せた神速を完全に上回っていたのだ。

「ならば──ぐ、はっ…!?」

せめて手傷だけでも…そんな気概で挑んだルルルカも貴女の敵にはなり得ない。

帰す刀で切り上げた刃がルルルカの胸部に明らかな致命傷を刻み付ける。

「う、そ……」

「ぼくたちが…こんな……」

二体の合成魔獣が同時に崩れ落ちるように倒れた。

「悪いな。今更お前たち程度に苦戦もしてられん」

掠り傷一つ負わず、貴女は……勝利した。

454 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 14:47:21.03 ID:FsbH5FHp0
ルルルカとルシアの耐久値を0にしました
シャルフィリアの勝利です
455 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 14:49:58.62 ID:FsbH5FHp0
合成魔獣となったクロードとガンドフを相手にしていた頃の貴女では苦戦は免れない相手だった。

しかし力の覚醒した貴女にとって、合成魔獣でも上位の実力者だろうこの二体もまるで相手に…どころか戦いにすらならなかった。

貴女は…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、有無を言わさずトドメを刺す
2、最期の言葉ぐらいは聞く
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 14:57:36.80 ID:dfsJz4XG0
2
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 15:06:41.28 ID:aifQZIEI0
2
458 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 15:41:48.36 ID:FsbH5FHp0
「がひゅ…ひゅー…ひゅー…」

「ご、ごぼ…ごぼっ…」

ルシアは胸に穴が空き声すらまともに出せず、ルルルカは血を吐き続けもう長くはないだろう。

いくら合成魔獣といっても、聖剣で付けられた傷はそう簡単には治らない。

「…」

苦しそうに這いつくばる二体の姿に、かつての仲間たちの、在りし日の姿が重なって見えてしまう。

貴女はルルルカの傍にしゃがみ込む。

「…これで最期だ。何か言い残す事はあるか」

彼女たちも貴女と同じく王女を守る使命を持った者同士。

何かが違えば、こうなっていたのは貴女の方かもしれない。それなら最期に情けの一欠片程度与えても罰は当たらないだろう。

「…ぃ。ぇ…ちょ……」

消え入りそうなルルルカの声がよく聞こえず貴女は耳を澄ませる。

「ぃ、ま、で…す。団長…♥」

「っ!?」

「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

貴女が言葉の意味を理解するより早く、爆ぜた地中の中より巨大な合成魔獣が姿を見せる。

それはレジスタンスの拠点を襲っていた貴女の何倍も大きな怪物…

「団長、なのですか…!」

ルルルカの言葉、そして以前遭遇した時に感じた違和感…この合成巨獣の正体はバルガス団長だったのだ。

「ジャルヴィルガアアアアアアアアアアアア!!!」

貴女を発見し雄叫びを響かせながら、合成巨獣たるバルガスが滅茶苦茶に触手や手足を叩きつける。

「なら、せめてわたしが!」

そのどれもが人一人を簡単に肉片に返る威力を持った攻撃だった。踏みつぶされても叩き潰されても、触手の薙ぎ払う一撃も確実に死に至る。

だがルルルカとルシアを片付け時と同じ…今の貴女を殺すには遥かに力不足。

触手の嵐を貴女は跳躍し、時に足場としてすら利用し頭部へと迫る。

「グガオオオオオ!!!」

跳び上がる貴女を叩き落とさんと巨大な両手が迫る…が、その指の隙間から溢れ出るのは、聖剣の放つ神々しき光。

「でゃあああああああ!」

貴女の振るった聖剣の一振りは、バルガスの両腕どころか、胴体さえも真っ二つに斬り裂いた。

「シャル、フィ…ミ、ゴ、ト…ダ……」

二つに裂けた合成巨獣の体から、行き場を失った魔力が暴走し、塵と化しながら派手に爆散する。

「団長…お世話になりました」



「隙あ〜り♥」

「!!?」

気づいた時、貴女の体は既にルルルカとルシアによって抱え上げられていた。

その爆炎により舞い上がった砂埃に乗じて姿を隠し、貴女の集中が途切れる刹那を狙っていたのだ。

貴女を背後より抱え上げるのは…


安価下

1、ルルルカ
2、ルシア
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 15:54:26.92 ID:6Fb4xLcZO
1
460 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 16:18:24.69 ID:FsbH5FHp0
背の高いルルルカに背後から抱きかかえ上げられた貴女は背面駅弁のような姿で身動きが取れない。

「さっきは随分やってくれましたねぇ〜シャルフィリアさん。こぉんな物騒なモノ、捨てちゃわないと」

ルシアが貴女より奪った聖剣玩具のようにブラブラと揺らして見せる。

「か、返せっ!」

「おっとっと」

取り返そうと手を伸ばすも、ルシアが聖剣を己の背後に放り捨ててしまう。

(そんな……!)

届かなかった手首をガッチリとルシアに捕まれ前後から二人に密着され何もできなくされる。

二体の合成魔獣を圧倒した力はあくまでの剣技と聖剣にまつわるもの。人外の二体に挟まれれば無力な人間でしかない。

「そんなに聖剣が恋しかったんですか〜?シャルフィリアさぁん♥」

「悲しむことはありませんよ♥剣を失ったのなら、また別の剣を握れば良いんです♥」

「まさか…っ!」

貴女が予知した最悪の未来は、即座に現実となって突き付けられる。

ルルルカの膣口からぬらぬらと露わになったふたなりチンポと、ルシアの尻尾の先から生えた巨根チンポによって。

「ボクたちのチンポ…じゃなくてえ〜っちな剣♥」

「早速シャルフィリアさんの鞘に挿入して差し上げますね♥」

ぬちゅぬちゅと先端が両の雌穴に宛がわれ……

「よ、よせっ!やめ────」

「「せーの♥」」

ずぶぶぶぶちゅぼぉ♥♥

「ぅあああああああああああああああああああっ!?♥♥♥」

貴女の膣内と尻穴深くまで同時に、ふたなりチンポと尻尾チンポがゴリゴリと抉るように奥まで挿入されてしまった。

「あああぁ〜〜〜〜♥♥シャルフィリアさんの鞘まんこ凄く気持ちいぃー♥♥」

「鞘アナルの締まりも、負けてはいませんよ♥♥ぐっ、私のチンポが余程お気に入りなのか…きゅうきゅうと締め付けが♥♥あっ♥♥」

(ま、まずい…!♥ルルルカと♥ルシアのチンポ、デカくて、気持良すぎるっ…♥)

「貴様等…っ!致命傷、だったはず……っ…!♥」

精一杯の正気を振り絞り、貴女は勝利と快楽に酔いしれる二体に呼び掛けた。

「ええ勿論♥凄く居たかったんですよ♥あのままトドメ刺されたら死んでました♥」

「お生憎様ですが…私たちはヴェロス様直々に高い再生能力を頂いていますので♥

いくら聖剣とっても、あれぐらいなら元通り回復できるんです♥ぬか喜びさせてしまいましたね♥」

(わ、わたしが情けなどかけなければ…!♥)

かつての同僚たちとの思い出、恩ある団長の命を自ら終わらせた心理的負担が、覚醒したはずの貴女の勘を鈍らせた。

その代償は果てしなく大きい。聖剣を失い、その代わりとばかりの二振りの淫靡な剣…二体のふたなりチンポをずぼずぼと抽挿されている。
461 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 16:40:55.14 ID:FsbH5FHp0
どっちゅ♥♥じゅっぼっ♥♥ずっちゅ♥♥じゅっぼ♥♥どっじゅ♥♥どっちゅ♥♥どっぢゅ♥♥

「ぐっ…♥♥ぐぁっ…♥♥も、もうやめ、あぁっ♥♥くうぅぅ〜♥♥」

「先程のご自身の言葉…覚えていらっしゃいますか?

確か…『団長が果たせなかったのなら。わたしがお前たちを介錯する。それだけだ』…でしたっけ?♥」

「ぅあっ…♥♥あっ…♥っ…♥♥やめろっ…♥」

「こうも言ってましたよね。『分かっているはずだ。もうお前たち如きでは、わたしの相手にならないと』とか?♥」

「言うなっ…!♥」

「『死にたくなければ今すぐ降服しろ。そうでないならかつての仲間でも容赦はしない』♥」

「『最初の威勢はどうした?まさかこんな程度の実力で団長を打ち倒したなどと言うつもりか?』♥」

「〜〜〜〜っっ♥♥」

貴女の先程の態度や口振りを真似ながら、嘲笑し、貴女の心も体も弄ぶ。

「『悪いな。今更お前たち程度に苦戦もしてられん』って…ぷぷっ、ぷくっ♥」

「駄目ですよルシア♥いくら本当のことだからって♥シャルフィリアさんのプライドが…♥ふふっ♥粉々になってしまうわ♥」

(こいつらの言う通りだ…!わたしは、あれほど格上を気取っておきながら、精神的動揺であっさりと負けて…っ♥)

貴女の顔は羞恥と快感で赤く火照り、涙を流していた。

その涙が犯される喜びからくるものなのか、二穴責めによる望外の快楽によるものなのか、既によく分からない。

「おっかしぃなーシャルフィリアさん!♥あははははっ♥ははははっ♥」

「駄目っていったのに…うふふふっ♥ふふふふふっ♥ふふふっ♥」

(くそぉ…くそぉ、くそっ、くそっ…♥)

反論する言葉一つ思い浮かばず、いつの間にか腰を打ち付けるルシアに両手でしがみ付き、無意識の内にチンポを求めていた。

背中と胸に押し付けられる二体の豊満なおっぱいと、貴女自身の爆乳が、腰を振る動きに伴ってばるんばるんと揺れ弾む。

(負けるっ…♥ルルルカとルシアのチンポに、負けてイってしまうっ……♥ち、違う…わ、わたしはもう、もう負けたんだっ♥)

「イキますよシャルフィリアさんっ!帝国の皆様の肉便器である私たちの肉便器になってくださいっ!♥」

「これからもボクたちのおちんぽケース鞘にしてあげますから♥この中出しでたぁ〜〜っぷり理解してくださいねっ!♥」

「イクっ♥♥イクっ♥♥ィクっ…♥♥イっっっ、イクぅうううう♥♥二人のぃ♥♥鞘になっちゃうぅ♥♥」

びゅるるるるるるっ♥♥♥どぴゅどぴゅどぴゅ♥♥♥どびゅぼっ♥♥♥びゅるるるるっ♥♥♥どびゅびゅるるーっ♥♥♥

「「イクぅうううう♥♥♥」」

「中出しきてるうううううううううううううううぅー♥♥♥」

子宮と直腸に大量の中出しザーメンをぶちまけられながら貴女は惨めにイキまくった。
462 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 16:45:31.16 ID:FsbH5FHp0
「よい、しょっと♥」「ふぅ…♥」

ぬぽっ…♥どぽぽぽっ♥びゅぼっ♥ぶぴぴっ♥♥

二穴をミチミチに満たしていたチンポが引き抜かれ、溜まっていたザーメンが溢れかえる。

「これでよく分かりましたよねシャルフィリアさん♥」

「ご自分の立場というものが♥」

「…♥ふぁい……♥♥わらひはぁ♥ルルルカ様とぉ♥ルシア様のぉ♥♥おチンポ専用鞘便器ぃ………♥♥」

「あーあ、鞘なのにこんなに精液零しちゃってぇ♥」

「これは入念な道具の手入れが必要ですね♥」

「…♥」

突き出された精液と愛液まみれのふたなりと尻尾チンポを握り、蕩けた笑みを浮かべながら貴女は歩み出す。

剣聖ではなく、鞘としての人生を。
463 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 16:46:08.17 ID:FsbH5FHp0
END 剣にあらず。鞘なり
464 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 16:59:51.88 ID:FsbH5FHp0











「がひゅ…ひゅー…ひゅー…」

「ご、ごぼ…ごぼっ…」

ルシアは胸に穴が空き声すらまともに出せず、ルルルカは血を吐き続けもう長くはないだろう。

いくら合成魔獣といっても、聖剣で付けられた傷はそう簡単には治らない。

「…」

苦しそうに呻く二人目掛け貴女は…

「眠れ」

「がっ……」

ルシアの心臓を貫き絶命させる。

そしてルルルカへと近づく。

「ぁ、ぁぁ…わ、私は…お守り……お守り、しないと、誰……?誰を………?あ、ぁぁ、あ?あ」

ルルルカの心臓も心臓で深く貫いた。

「ぁ……ルー……そこに、いたの、です……ね…」

トドメを刺されたルルルカとルシアは、先のループのように息を吹き返すこともなく、塵に還っていく。

「……」

「グオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

「勿論、貴方を忘れてはいませんよ団長」









「シャルフィリアお嬢様!」

「シャルちゃん!」

「大丈夫。わたしは無傷だ」

掠り傷一つ付けずに戻った貴女の無事を二人が歓迎してくれる。ルルルカ、ルシア、そしてバルガスを…

結果的に、聖騎士団の部隊長と団長は全員貴女が殺したことになる。決して気分の良いものではなかった。

「我が騎士…!」

「姫様…目が覚めたのですね」

あんな最悪の最期を直後に経験したせいで、貴女の気は晴れなかったが、このミルクたちには何も関係のない話。

切り替えて進まなければ……
465 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 17:03:19.82 ID:FsbH5FHp0
「現状は既にミルちゃんには説明してあるわ」

「助かる。姫様、ここは未だ危険な領域です。一刻も早い離脱を…」

『その必要はありません』

「「「「!」」」」

貴女たちの前に突如姿を現したのは、眼鏡をかけた銀髪の帝国軍人…

「ヴェロス様…!」

思わずと言う風にソルカが口にした言葉で、貴女たちも男の正体を知る。

(こいつが…こいつのせいで、みんなが…!)

化物にされ、高潔な精神を捻じ曲げられ、死んでいった同胞たちの顔が次々と浮かび、貴女は強く聖剣を握り締める。

『早まらないでないでいただきたい。私は貴女方と和議を結ぶ為に参ったのです』

「なんだと………?」
466 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/19(土) 18:25:06.20 ID:FsbH5FHp0
本日の更新はここまでにします
続きはまた明日
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 19:31:59.10 ID:Xmv32tewo
おつおつ
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/19(土) 20:37:55.07 ID:aifQZIEI0
おつおつ
来週ぐらいにはいよいよ終わりそうで寂しくなる
今回も次作の予告あるかな
469 : ◆ra.jqt4ROA [sage saga]:2026/09/19(土) 21:40:13.74 ID:FsbH5FHp0
1〜2個ぐらいは短編系やろうかと。その前にif消化の大仕事が残ってますが
それが終わったら今一番やりたいのは逆レイプ不思議のダンジョンですね多分
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 02:40:59.30 ID:gY3rr6l2O
今作は後半かなり勝ってるからその分ifすげぇことになってそう
471 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 10:22:19.51 ID:WCV2eWoC0
「和議…だと。貴様、どの面下げてそんなことを…!」

貴女の殺意が真っすぐに目の前にヴェロスに注がれる。

ヴェロスが帝国の頭脳として名高い事は貴女も当然知っている。

ルルルカたちの言葉が正しいならこの男こそ仲間たちを合成魔獣と化し、キュウビやジュデルを唆したに違いない。

『予め言っておきますがこの私は投影された映像…斬り付けても意味が無い事は断っておきます』

「…!」

貴女の怒りを読み切ったような物言いに虫唾が走る。その貴女の怒りをミルクも察したようで片手で貴女を制した。

「狙いがあるのならハッキリと言いなさい。我が騎士同様…わたくしも怒りを留めておける自信はございませんので」

「姫様…」

『では先程申し上げた通り、私は帝国と貴女方聖王国の間に再び不可侵条約を結びたく参上した次第』

映像のヴェロスが片膝を付き誠意を示す。だが貴女の怒りは膨れ上がる一方だった。

「自分たちから攻め込んでおいてあまりに勝手なものぐさだ。他の四天王に怖気づいたか?」

『その通りです。最早私を含め帝国の戦力でミルク王女を捕らえることは不可能……とまでは申しませんが、とても割に見合ったモノではございません』

どれほど面の皮が分厚いのか、ヴェロスは平然と話を続ける。

「元より聖王国への侵略は皇帝陛下が強行なされたもの。我々は利が無に等しいと理解しながら従う他ありませんでした。

そして現状帝国の戦力の大半を引き連れこちらに向かいつつある。まるで本国の守りになど関心が無いかの如く……

私は皇帝陛下に忠誠を誓った身。しかしながら、聖王国侵略からソルシエールへの攻撃命令、此度のエクスタシアの殲滅等…

とても帝国の未来を考えての行動とは思えません。真意を問いただしても今の陛下は予言者としか口を利かれぬご様子。

私は皇帝陛下が既に乱心したと判断し、彼を皇帝の地位から退いていただきました。既に帝国議会も全会一致で認めております」

「なっ………!」

湧きあがるマグマのような怒りは、ヴェロスが当然のように語った言葉で混乱の大渦に変わる。

「既に前皇帝レオニクスは帝国を追放された身。それでも彼に心酔する兵力を連れておりますが既に一個人の追放者。

我らとの和議をお認めになられるなら貴女方の亡命先の手配と安全は保障致します」

「あまりふざけたことを言うなよ」

反論したのは貴女だった。

「黙って聞いてやれば、侵略は皇帝の独断?全ては奴が乱心したせいだと?舐めるのも大概にしろ!

お前たちが喜々として侵略や略奪に耽る姿を何度となくわたし達は目にしてきた!それの責任を全て皇帝一人に押し付けるつもりか!恥を知れ!」

『お言葉はごもっともです。ですがどうがご理解いただきたい。このまま我らとぶつかり続ければそれこそ大陸全土を巻き込む大戦となりかねません」

「このっ──」

「おやめなさいシャルフィリア!今は怒りを収めるのです!」

「っ…は!」

ミルクの言葉に貴女は出かけていた言葉を押し留める。
472 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 11:01:55.15 ID:WCV2eWoC0
「アドラステア聖王国第二王女、ミルク=フォン=アドラステアの名において…ディザストリア帝国との和議、謹んでお受けいたします」

『寛大なご配慮痛み入ります』

「ですが、貴方方に我ら聖王国が受けた深い傷と溝…簡単に埋まるとはゆめゆめお考えなきようお願い致します」

精一杯王女として振舞う彼女の手は、震えていた。

「…」

ミルクが決めたことであれば貴女が口を挟む権利はない。その判断を尊重し聖剣を鞘に納める。

『和議を結ぶことが出来たのは大変喜ばしい…しかし差し当たって問題が一つ。白騎士が、そちらに迫っております』

「!」

貴女たち全員に緊張が奔る。

『彼はレオニクスと予言者の言葉しか聞きかず、こちらの命令を全て無視し、己を阻もうとする者を構わず殺し進んでいるそうです。

この進行速度では…残念ながら私どもでは対処致しかねます』

(和議を結ぶと言っておきながら早速の体たらく…自分たちでどうにかしろということか。腹の立つ男だ!)

「シャルフィリアお嬢様、ぃ、如何致しましょうか」

ソルカがいつも以上に自信が無い。戦ったことはなくとも白騎士の恐ろしさは知っているのだろう。

貴女は…


安価下1〜3 先に2票集まったモノ

1、一人で白騎士を迎え撃つ
2、全員で白騎士と戦う
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 11:11:25.83 ID:hTshk/pHO
2
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 11:14:43.85 ID:bbkOV6K40
2
475 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 12:31:29.40 ID:WCV2eWoC0
「ソルカとアミィはミルクを頼む。奴はわたしが刺し違えてでも──」

「だ、駄目ですぅ!」

ソルカが貴女の話を大きな声で遮った。既にヴェロスの姿は周囲にない。

「刺し違えるなんて、そ…そんなの絶対やめてください!シャルフィリアお嬢様はわわ、私がお守りします!」

「ソルカ…だが……」

「そうよシャルちゃん。水臭いじゃない。今のシャルちゃんの相手にはならないかもだけど…私だって足を引っ張るつもりはないわ」

「アミィまで…」

正直仲間がいることはありがたい。だが貴女と違い二人の命には取り返しのつかない事態もあり得るのだ。

素直に申し出を受ける訳には……

「我が騎士。先ほどの刺し違えるという決意をわたくしは断じて認めません。必ず全員生きて、帰ってきてください」

「姫…様」

「ここまできたら一蓮托生、でしょ?」

「ど、どこまでもお供致します!」

「二人とも………すまない。感謝する」



貴女は気づかなかった。決意を新たに、恋人のソルカと手を重ねる姿を、ミルクが凝視していたことを。

ミルクは…


安価下

1、貴女を内心祝福する
2、ソルカに内心嫉妬する
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 12:35:59.19 ID:m8UiP9S0O
1
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 12:36:06.58 ID:L0jTONxxO
2
478 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 12:56:33.76 ID:WCV2eWoC0





(シャル…貴女が心から想う大切な人、見つけられたのね)

長年シャルフィリアと共に成長してきた貴女には分かった。彼女がソルカさんに向ける笑顔は、心からのモノだ。

そこには社交辞令の上辺だけの礼儀も、目上の者への礼節も、貴女へ向ける親愛ともまた違う…きっと愛する者にだけ向ける感情。

その相手が自分でないことを、まったく寂しくないかと言えば嘘になる……なるが、あの日偶然出会った人生に夢も希望も抱いていなかった彼女の、

穏やかな微笑みが見られたことを、まるで貴女は母親のような心境で喜んでいる。

きっとシャルフィリアは、貴女がいなくとも彼女と支え合って生きていけるだろう。

たとえソルカさんが元敵の合成魔獣でも、今愛し合っているなら何も…心配はいらない。

ミルクは心の底から、貴女たちの未来を陰ながら祝福していた。
















「 」

山中を迷いなく進む異様な程純白の鎧に身を包んだ騎士…白騎士が音もなく歩いている。

その剣には彼の行動を邪魔しようとした帝国兵たちの血がうっすらと残っていた。

帝国軍の指揮を執るヴェロスによって白騎士は即時撤退するよう命令されているが、彼は一切命令を聞くつもりはなく、

止めようとした帝国軍の部隊を壊滅させ、真っすぐに目標を目指し突き進んだ。

白騎士の歩む先には…


安価下

1、シャルフィリアが立っていた
2、ミルクの姿があった
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 13:00:20.82 ID:wIqMuB5UO
2
480 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 13:07:32.69 ID:WCV2eWoC0
「 」

居た。と白騎士の動きが一層鋭敏なモノに変わる。

邪魔な木々や岩を剣で粉砕し、ミルクへ向けて手を伸ばそうとするも──

手が触れる直前、ミルクの姿が蜃気楼のようにぼやけで消える。

それはミルク本人ではない。風と水の魔法を応用した虚像だったのだ。

たとえ刹那とはいえ、白騎士が予想外の出来事に硬直している。まさに狙っていた好機の到来。

「!!」

背後から疾風の如く刃を振り上げた貴女が白騎士へ襲い掛かる。


コンマ下
70より上なら不意打ち成功
20以下かゾロ目なら逆に反撃される
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 13:08:17.20 ID:KQ18rzRL0
てい
482 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 13:29:37.47 ID:WCV2eWoC0
ガギィン!

「っ!」

首筋を狙った完璧な一撃は、視界すら合わせず振るった白騎士の刃で相殺され弾かれる。

だがここまでは想定の範囲内。

「そこっ!」「えぇい!」

潜んでいたアミィとソルカ、それぞれ風魔法と泡の放出で左右から波状攻撃を仕掛ける。

「 」

だが白騎士はこれらは問題ですらないとばかりに、盾で大きく薙ぎ払い魔法と泡を掻き消してみせる。

「あ、アワワァ」

「はああっ!」

「 」

ならばと斬りかかった貴女と白騎士の壮絶な打ち合い、刃と刃のけたたましい音が高速で何度も響き、そして…

「っぐぁ…!」

貴女の脇腹から血が吹き出て間合いを開ける事を余儀なくされる。

貴女は不意を打つどころか逆に良い一撃を貰ってしまった。

「シャルちゃん無事!?」

「問題は、ない…それより攻撃を続けるぞ」

覚醒し数の優位があるとはいえ、相手は帝国最強の騎士。単純な実力では万全のザウロさえ上回るだろう。

貴女の誇りある戦いが幕を開ける。
483 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 13:32:09.67 ID:WCV2eWoC0
戦闘、開始

シャルフィリアたちの耐久値は2

白騎士の耐久値は5


アミィとソルカに安価で指示することも可能です(アミィの能力は>>3、ソルカは>>10参照)
そうでない場合は二人とも個人の判断で動いてくれます


【白騎士は貴女へと構えず真っすぐ近づいて来る】

貴女はどうする?
安価下
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 14:59:33.42 ID:3uKdBhOfO
構えを取り警戒態勢
485 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 15:11:03.82 ID:WCV2eWoC0
剣聖(極):シャルフィリアのコンマに+30
聖剣の神髄:シャルフィリアのコンマに+30。与えるダメージ2
警戒態勢:シャルフィリアのコンマに+5
白騎士:白騎士のコンマに+60

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
白騎士の攻撃値
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 15:57:26.58 ID:WDNSLhkUO
うおお
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 16:00:52.31 ID:iVoyItEuO
そぉい
488 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 16:30:16.15 ID:WCV2eWoC0
しばらく離席します
489 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 21:59:26.66 ID:WCV2eWoC0
盾を構えず、剣の切っ先も掲げず、まるでド素人以下の無防備さで向かってくる。

しかし物言わぬ純白の騎士の殺意の強大さは語らずとも明らかだった。

(一瞬たりともヤツから目を反らすな…!一挙一動、動きの細部さえも見逃すなシャルフィリア!)

己に言い聞かせ、最大限の警戒態勢で迎え撃つ。

「っ!」

高速で振るう鞭の先端の如く、音速を超える連撃がノーモーションで繰り出される。

(速さも重さも、やはり桁違いだ!)

貴女の両手から全身に鋭い痺れが迸る。だが、防げてはいる。

ソルシエールにて一撃で弾き飛ばされた時とは違う。貴女は対抗出来ている。

「風よ!」

白騎士の足元を掬おうと猛烈な突風が白騎士を襲うが、剣を振りながら異様な脚捌きで風を回避する。

「えぇい!」

ソルカの伸びるモップが脳天を狙い振り下ろされるが、純白の盾によってあっけなく弾かれる。

貴女との切り結ぶ剣速を緩めることなく、アミィとソルカの不意打ち全てに対応してみせる。

(化物が……!だが!)

白騎士は何も語らずその全てに対応し切っている。それはつまり、3人の一斉攻撃を防ぐことに全ての能力を傾けている証拠。

「でやあああああぁ!」

「 」

輝きを増した聖剣と貴女の動きのキレが一瞬爆発的に増加し、白騎士の刃を潜って貴女の一撃が…


安価下

1、白騎士の首を撥ねる
2、白騎士の胴体を真っ二つに切断する
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 22:04:50.82 ID:bbkOV6K40
1
491 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 23:22:29.44 ID:WCV2eWoC0
貴女の会心の一太刀が、吸い込まれるように鎧の僅かな隙間…白騎士の首を振り抜き、首が…高く撥ね飛ばされる。

「 」

首を失った白騎士の体が、その場に硬直する。

勝負あった。白騎士は死んだ。仮に合成魔獣でも今の聖剣に首を切断されれば間違いなく致命傷だ。

そのはずなのだ。

(なんだ……!?まるで白騎士の圧が衰えを見せていない…?それどころか逆に…!)

膨れ上がる怖気により貴女が白騎士との間合いを開ける。すると次の瞬間──!

「 」

「な、にっ…!?」

静止していた白騎士の剣が貴女へ鋭い刺殺を繰り出す。

「シャルフィリアお嬢様!」

「っ…!大丈夫だ」

間合いを取った事が功を奏し刺突を防ぐことに成功する。だが安堵も束の間、貴女たち三人は驚くべきものを目撃する。

今のは鋭い踏み込みからの刺突ではない。単純に、尋常ならざる速度で、白騎士の腕が伸びたのだ。

関節の限界など遥かに無視し、何mも伸びた腕がうねうねと波打ち、軟体生物のような動きで揺れ動いている。

「 」

地面に落ちた首から、無数の黒い触脚が生え、白騎士の体を登り、右肩付近に留まる。

「あ、アワワワ…!」

同じ合成魔獣のソルカにとっても異常な光景だった。

白騎士の純白の鎧だと思われていた各部が不自然な膨張と伸縮を繰り返し…

「 」

「これが、合成魔獣の行きつく先なの…!?」

アミィが信じられない光景に目を見開いた。

動体からドス黒い魔力の腕が、足からはさらに別の黒い脚が生え、数秒もしない内に人型を遥かに逸脱した。

膨れ上がった白騎士の変貌具合は、合成魔獣たちの変化に近いようでまるで違う。

体が作り替わっているのではない。閉じていたものがただ溢れ出したのだ。

「これは、まさか………!」

貴女は白騎士の正体を本能的に理解する。この男…いやこの化物は人と魔獣を合成させた生物兵器ではない。

「魔物…!」

1000年前、勇者が魔王を討伐し魔界に封じられたはずの、魔界の瘴気そのもの。

混沌にして純に魔なる存在…魔物なのだと。貴女は理解した。

「 」

純白の魔物が、貴女たちを無言で見つめている。
492 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/20(日) 23:23:02.55 ID:WCV2eWoC0
本日の更新はここまでにします
続きはまた明日

今日は思うように更新できなくてちょっと申し訳ないです
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/20(日) 23:34:01.57 ID:SWAYvs2E0
おつおつ
白騎士はループしすぎて壊れた未来の貴女とかなんとなく予想してみてたけど
全然そんなことはないただのバケモンだった

あと次作の逆レイプダンジョンも楽しみ
スレ主の女性優位系は初めてだからどんなふうになるんだろうか気になる
494 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/21(月) 09:20:42.49 ID:kGUz0spr0
幾本にも増殖した手足を波打たせ、タコのような足取りでこちらに向かってくる白騎士…だったもの。

「魔物……私、初めて見るわ…」

魔物が大陸から姿を消したのは1000年以上も前の話。若いエルフのアミィが知らないのも無理はない。

「 」

肩にしがみつく白騎士の頭部は以前として呻き声すら発さない。

(ヤツの人体の構造を完全に無視した動きも魔物だったなら納得だ…)

話さないのは元より言葉を発することが出来ぬ瘴気の塊だから。

構えないのも人体の構造を無視した動きもそう思えば当然の話。

「き、来ます…!」

例え正体が明らかになっても、白騎士の行動原理は何も変わらない。
495 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/21(月) 09:22:26.48 ID:kGUz0spr0
白騎士に2ダメージ!

シャルフィリア耐久値:2

白騎士耐久値:3

【白騎士はうねうねと蠢きながらこちらに迫ってくる】

貴女はどうする?
安価下
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/21(月) 09:39:52.72 ID:NQ0dKhIYO
弱点は無いかと観察しつつ身構える
497 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/21(月) 09:45:28.99 ID:kGUz0spr0
剣聖(極):シャルフィリアのコンマに+30
聖剣の神髄:シャルフィリアのコンマに+30。与えるダメージ2
要観察:シャルフィリアのコンマに+15。勝利時次の判定にボーナス付与
白騎士:白騎士のコンマに+60
蠢動:白騎士のコンマに+15

コンマ下
シャルフィリアの攻撃値

コンマ下2
白騎士の攻撃値
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/21(月) 10:07:37.95 ID:3ef+iKIo0
あ
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/21(月) 10:42:09.97 ID:VcGhpquD0
うおお
500 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/21(月) 10:53:53.74 ID:kGUz0spr0
「 」

「くるぞ!」

白騎士の体が痙攣したように震えたかと思うと、一斉に貴女たちそれぞれへ手を伸ばす。

貴女は後方で跳躍し、木々を足場に立体的な軌道を取って迫る手を何度も回避する。

瘴気の手はどこまでも縦横無尽に伸び、互いに干渉することもなく高速で貴女たちに迫る。

(奴の殺気や魔力のうねりは感覚を研ぎ澄ませなくても分かる。だが圧が大きすぎて力の詳細まで判別が効かないか!)

「このっ!」

アミィは風魔法と矢による迎撃で…

「あ、アワワ!来ないでくださぁい!」

手足を合成魔獣化しモコモコに変えたソルカは泡の防壁で手を凌ぐ。

だが斬っても撃っても弾いても、手そのものには痛みを感じないのか…怯むことなく何本もの手は避け切れるものではなかった。


コンマ下
80より上ならダメージだけで済む
80以下ならダメージ+拘束
50以下ならダメージ+強く拘束
20以下かゾロ目なら…
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/21(月) 11:04:55.72 ID:nQC/5AfPO
あ
502 : ◆ra.jqt4ROA [saga]:2026/09/21(月) 11:09:57.06 ID:kGUz0spr0
「しまっ、ぐっ…!」

ついに避けきれず腕や太ももに白騎士の手が絡みつく。

「ああっ!?」「きゃああぁ!」

それはソルカもアミィも同様で貴女たち三人はほぼ同時に捕らえられてしまった。

「離せっ、ぐぁぁ、あああ!」

その上骨をへし折る勢いで締め付けが増し、鋭く体に食い込み抵抗する力を奪おうとしてくる。

なんとか迅速に抜け出さなければ…
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