【安価コンマ】美少女パーティに参加して

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102 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/09(日) 18:20:38.42 ID:0V2jyYhvO

 1 仲間とそういう関係なのか?
 
 
リア「気になったんだが⋯⋯仲間とそういう関係なのか?」
 
ライラ「⋯⋯? クロエちゃんとはそうね。ユイリちゃんは照れちゃうから、じゃれつく程度で」
 
 尋ねると、ケロッと答える。性的な奉仕をパーティ内で公にしているだけのことはある。あのクロエとライラが性的な絡み合いを⋯⋯想像した瞬間、リアは自分の頬を叩いた。
 
ライラ「ふふ、想像しちゃった? クロエちゃんから聞いたと思うけど、リアくんに頼るくらい厄介な体質でね⋯⋯するのはお互い利があったから」
 
 フッと珍しくアンニュイに微笑んでみせる彼女。

ライラ「だってクロエちゃんかわいいし、美人だし、おっぱい大きいし、脚とか体がぷにぷにで、すっごく上手で受け攻め甘やかしSめ変幻自在だし、もう約得でお得で、でえっへへへへ♡」
 
 そして次の瞬間にはゆるみきった顔をして、早口でまくしたてる。よっぽどクロエがお好みらしい。可愛い子を愛でるのが使命、というのは本気だったようだ。
 
 
 好感度プラス5
 発情度プラス10
 
現在値
 好感度 99
 発情度 84


 ↓1 交流パート2回目 クロエ、ユイリから1人選択 
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 18:35:01.36 ID:Iz2Elm6PO
クロエ
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 18:35:08.97 ID:ac6QziFIO
ユイリ
105 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/09(日) 18:57:52.21 ID:Xem6Dx9KO
 
 クロエ
 
 
 ライラとの会話を終え、リアは自室となっている部屋へと戻った。
 
クロエ「あ、ご主人様。お帰りなさいませ」
 
 するとそこにはクロエが。荷物を置いた時にはいなかったのだが、外出から帰ってきたのだろう。のんびり本を読んでいる。
 
リア「ただいま。そういえばこのパーティって食事はどうしてるんだ? そろそろ夕食時だけど」
 
クロエ「朝、夕は私がご用意することになっています。昼は各自で。依頼していただければ私が支度します」
 
リア「そうか。分かった」
 
 少し休もう。テーブルを挟んでクロエの向かい側の椅子に座り、彼は一息つく。静かな彼女とのひととき。このまま黙っていてもいいが、せっかくだ。何か交流してみてもいいかもしれない。
 
 
 ↓1、2 クロエと何をしよう
     (会話、触れる、奉仕の一つを選択)



  
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 19:17:18.98 ID:ac6QziFIO
会話
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 19:32:33.42 ID:VPgTn9VkO
会話
108 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/09(日) 20:19:42.31 ID:TrfVfHtsO

 会話と会話
 
 話題の選択の安価を投げておいて、一旦落ちます
 次の更新は深夜か朝か昼か。明日中にはなるかと
 
 ↓1、2、3、4 クロエと話す話題を一つ選択。被ったら自動的にその下の選択肢になります  
 
 1 クロエの職業 
 2 故郷での生活、ユイリについて
 3 料理上手なの?
 4 趣味について
 5 お嬢様愛
 6 ライラとの関係
 7 身のこなしと戦い方
 8 魔法
 9 勇者を見かけた
 10 目のハイライト
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 20:43:19.07 ID:r00bzZcQO
6
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 21:22:42.43 ID:WVrDWXtb0
2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 22:18:53.37 ID:w59V38jNO
9
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/09(日) 22:20:17.18 ID:GlMMejVOo
10
113 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/10(月) 09:46:49.13 ID:aZs7wlVtO

 話題6、2、9、10
 
 
 6 ライラとの関係
 
 
リア「そういえば⋯⋯」
 
 リアは会話を試みる。説明や自己紹介はしたが、彼女のことはまだよく分からない。同室の、それも体を重ねた仲である。もっと彼女のことを知るべきだろう。
 
クロエ「⋯⋯はい。なんでしょうか?」
 
 ぱたんと本を閉じ、膝の上に手を置いて姿勢を正す。
 大胆な服装の少女メイド。落ち着き払った雰囲気に、礼儀正しさ。同年代の少年よりはるかに大人びた彼女を見ていると、リアの頭に一つの疑問が浮かんだ。
 
リア「ライラとはどんな関係なんだ?」
 
 決して下心からではない。ライラから聞いた二人の絡み合いが頭に浮かんだりもしていない。多分。
 
クロエ「シスターですか? ⋯⋯なるほど、話を聞いたのですか」
 
 真顔で小首を傾げていた彼女は、すぐに状況を理解したらしい。
 
クロエ「シスターには良くしていただいております」
 
クロエ「貴重な回復魔法の使い手ですから。彼女の腕前なら一生生活に困らないレベルでしょうに、我々のパーティに参加していただけて。頭が上がりません」
 
リア「そんな高度なのか、ライラの魔法って」
 
クロエ「ええ。それと彼女の性行為の技術はすさまじいものがありますね」
 
リア「ぶっ!?」
 
クロエ「これが聞きたかったのでしょう? ご主人様」
 
 目を細め、加虐性を孕む視線を向けてくるメイド。
 
 
 ↓1 一つ選択
 1 正直聞きたい
 2 どんなプレイを?
 3 いやいや、あくまで健全な関係について聞きたくて 
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 10:11:34.51 ID:y+4cJaba0
2
115 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/10(月) 13:22:48.83 ID:YGQ5joNpO


 2
 
リア「⋯⋯どんなプレイを?」
 
クロエ「おおう、グイッときましたねご主人様」
 
 からかいに対して興味津々で訊いてくる少年に、メイドは意外そうな反応を返す。こほんと咳払い。彼女は特に恥ずかしげもなく語り出す。
 
クロエ「そうですね⋯⋯大体は性欲を持て余した方が受け手になりますね。イッて発散させるのが一番ですから」
 
クロエ「シスターは私に容赦なく攻められるのが好きと言っていましたね。それとお互いの性器を舐め合うプレイが好みで、貪るように–―」
 
リア「ちょ、ストップストップ!」
 
クロエ「私は彼女のあの胸に包まれながら、激しく愛撫されるのが悔しながら一番感じてしまいます。秘所一辺倒ではなく、胸もクリ――」
 
リア「聞いてないな!? ストップだってクロエ!」
 
クロエ「なんですか、ご主人様が質問したのでしょう」
 
 そこまで直接的に話すとは思っていなかったリアである。彼が慌てて制止を試みると、クロエは楽しげに口元に指を添えた。
 
リア「いや⋯⋯仲間のそういうのを話題にするのは間違っていたな、と」
 
 今後の付き合いに影響が出そうだ。なにより生々しくて気まずい。
 
クロエ「そうでしょう。今後は気をつけてください」
 
クロエ「慌てるご主人様は微笑ましかったですが、私も恥ずかしいので」
 
 本当に恥ずかしがっているのか? シレッとした真顔に内心突っ込むリアであった。
 
 
 発情度プラス8
 
116 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/10(月) 13:23:12.07 ID:Pxzia5e7O

 
 話題2 故郷での生活、ユイリについて
 
 
 一息空けて、気を取り直しリアは話題を選ぶ。
 
リア「クロエはユイリのメイドなんだよな? 同じ出身なのか?」
 
クロエ「はい。この近くにある街の出身です」
 
クロエ「ユイフィール家が国から管理を任せられている場所で、お嬢様の奥様が領主をなさっております」
 
リア(父親が王の騎士をしてるから、ってことか)
 
クロエ「十年ほど前からお嬢様のお世話をすることになり、それからずっとお仕えしていました」
 
クロエ「その時点でお嬢様は魔王討伐を志していたようですね。座学の合間はひたすら剣と魔法の鍛練をしていましたから」
 
リア「名家の子が子供の頃から冒険者を志望、か」
 
 何か訳があるのだろう。と思った彼の心の中を読むように、クロエは語る。
 
クロエ「ユイフィール家の家督は男性が継ぐことが決まりでした。それにその頃にはユリス様――ご長男様が産まれておりましたので、尚の事」
 
クロエ「家の名に恥じない戦果を挙げるべく、お嬢様は冒険者の道を選びました。あぁ、なんと勇ましい⋯⋯!」
 
クロエ「私はそんなお嬢様にお仕えするべく、魔法の腕を磨き、戦う術を学んできました」スン
 
リア(テンションの落差が激しいな)
 
クロエ「そのお陰で故郷での日々は忙しないものでしたね。私もお嬢様も」
 
リア「そうか⋯⋯」
 
 
 ↓1 一つ選択
 1 暗器の扱いは独学か?
 2 扱える魔法の属性は?
 3 クロエの家族について
 
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 13:47:55.64 ID:UzkEI58zO
2
118 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/10(月) 17:06:38.41 ID:kb+1F04eO

 2 扱える魔法の属性は?
 
リア「クロエが扱える魔法の属性ってなんだ?」
 
クロエ「属性ですか。火、水、雷、地、闇⋯⋯光以外ですね」
 
リア「えっ? ほぼ全部ってことか?」
 
クロエ「そうですね。天才メイドですから」
 
 胸を張り、得意げなメイド。大まかな六属性のうち五つを扱うことができる。それこそ、一生困らない生活に困らないレベルだろう。平穏は少ないだろうが。
 
リア「それで、魔法の種類は?」
 
クロエ「攻撃魔法を初級から難しいものまで一通り。支援や回復は適性が無くさっぱりでした」
 
リア「それでも十分すごいな。ずいぶん努力したんじゃないか?」
 
クロエ「十年近くの歳月、青春の大半を捧げましたからね」
 
リア「⋯⋯」
 
 つらつらと口にするクロエに、リアは考える。自分も冒険者になるべく小さな頃から努力を続けてきた。ユイリもそうなのだろう。青春の大半――そう言われると、後悔がないとは断言できなかった。ましてや自分は二人ほど強くもないのだから。
 
クロエ「リア様もこれからですよ。経験が足りないだけで」
 
リア「あ、ああ。ありがとな」
 
リア(本当に心が読めるのか⋯⋯?)
 
 あまりにもスムーズに話が進むため、心配になってきたリアであった。
 
 
 好感度プラス3
 
 
 
119 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/10(月) 17:07:05.64 ID:tw9YE1gGO

 
 
 話題9 勇者を見かけた
 
 
リア「そういえば、街で勇者を見かけたんだ」
 
クロエ「勇者ですか。珍しいですね。今日はいいこと起こりそうですね」
 
リア「リアクション薄いな。他の冒険者からの扱いもぞんざいだったし、勇者ってそんな感じなのか?」
 
クロエ「そうですね。実力と実績は間違いなく一番ですが、あの軽さと女性好きが災いして⋯⋯」
 
クロエ「この辺りでは遊び人のなんかすごい伝説があるお兄さん、くらいの扱いですね」
 
リア(⋯⋯自分もそんな感じの印象だったな)
 
リア「じゃあ黒雷って奴は知ってるか? 一緒にいるのを見たんだが」
 
クロエ「⋯⋯!」ガターン
 
 盛大に物音が立った。少年の目の前の少女が急に飛び上がり、膝がテーブルにぶつかったのだ。置かれていた本がちょっと浮いたのが見えた。
 
リア「ど、どうした?」
 
クロエ「あ、いえ⋯⋯申し訳ありません。あの、その二つ名に少々苦手意識が」
 
 クールな彼女に珍しくすごい慌てているように見える。言い訳も滅茶苦茶な気がするし。
 
クロエ「他の話にしましょう。何でもいいですよ」
 
 けれど彼女がそう言うので、これ以上追及することはやめておいた。明確にクロエが嫌がるのはこれが初めてのことだ。何か理由があるのだろう。
 リアは頷いて、他の話題を探した。彼女がホッとしたように見えたのはおそらく気のせいではないだろう。
 
 
 好感度プラス3
 
120 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/10(月) 17:34:33.81 ID:qOx9G6eRO

 
 話題10 目のハイライト
 
 
 じっと、彼女の目を見つめリアはずっと疑問に思っていたことを尋ねてみる。
 
リア「事情があったら申し訳ないが、クロエはその⋯⋯」
 
クロエ「目が暗い、ですか?」
 
リア「あ、ああ。嫌いではないが、気になってな」
 
 目を見つめて言い難そうにしているから、聞きたいことが丸分かりだったのだろう。特に気にした様子はなさそうなので一安心。

クロエ「これは生まれつきですね。子供の頃から淀んだ目をしています」
 
リア「そうか⋯⋯」
 
クロエ「気合いを入れればキラキラモードもできますよ? 見てみますか?」
 
リア「えっ? 本当なら見てみたいな」
 
リア(⋯⋯気合い?)
  
クロエ「では」
 
 俯いて、そのまま静止する彼女。気合いを入れているのだろうか。少し間を空けて、クロエは顔を上げた。
 
クロエ「⋯⋯」
 
 そこには宣言通りキラキラした目のクロエがいた。服装の明るさ具合に似合った、可愛らしい顔立ちと輝いた瞳。年相応の雰囲気で、すごく可愛い。
 
クロエ「どうでしょうか。かわいいでしょう?」
 
リア「おぉう」
 
クロエ「なんですかそのリアクション」
 
リア「あ、や、可愛いぞ。うん」
 
 最初はかわいくて見惚れてしまったが、いつもの口調で喋り出すと違和感がすごい。口調のせいか、喋り方の雰囲気か。それともいつものクロエを知っているからか。リアは慎重に言葉を選ぶ。
 
 ↓1 一つ選択
 1 いつもの方が好きかな
 2 雰囲気がオトナすぎて違和感すごい
 3 他の仲間に見せたことは?
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/10(月) 17:51:16.81 ID:ztmEB4SsO
1
122 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:00:59.01 ID:gMf0397dO

 1 いつもの方が好きかな
 
 
リア「可愛いが⋯⋯いつもの方が好きかな」
 
 本心からの言葉である。最初に出会った時からクロエのことは可愛いと思っていた。見た目は軽くて、けど礼儀正しくて丁寧で、表情は落ち着いていて。それがクロエの魅力であり、普通の目をしている彼女は可愛らしいのだが、どこか物足りない。彼の推しのアイドルユニットがいつもの笑顔と明るい曲調を捨てて、シリアス方面へ走るような寂しさがあった。
 
クロエ「そ、そうですか。分かりました」
 
 リアが言うと、クロエはすぐ元の目に戻る。照れているのかほんのりと赤い。
 
クロエ「⋯⋯かわいいですか?」
 
リア「ああ。クロエはそっちだな」
 
クロエ「⋯⋯」
 
リア(黙っちゃった)
 
 ツインテールの片方をくるくると指先でいじりながら黙る彼女。照れているのだろうか。微笑ましい気持ちで見守る少年であった。
 
 
 好感度プラス5
 発情度プラス5


クロエ
 好感度 87+3+3+5 計98
 発情度 19+8+5   計32 
 
 
 
 各パート終わり。
 とりあえずキャラストーリーはおいといて、本編に行きます
 の前に、ゾロ目の特別イベント。初日からハードスケジュールなリアくんですが
 
123 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:01:44.38 ID:gMf0397dO
 
 
 
 その日の夜。久しぶりの賑やかな食卓を仲間と囲み、宿の近くにあるお風呂屋へと行き、寝る時間に。おそらくクロエと同じベッドで寝ることになるのだろう。ドキドキしながらリアが部屋に向かうと――
 
 
ライラ「あ、お帰りリアくん♡」
 
クロエ「お待ちしておりました」
 
 何故だかライラも部屋にいた。二人ともベッドの上でスケスケなネグリジェ姿。クロエはツインテールを下ろし、黒の下着が薄く見えるいつもとはまた違う無防備な姿。ライラはもはや衣服の体を成しておらず、白の全身スケスケなネグリジェの下から豊満な身体が丸見えになっている。下に身に着けているパンツもほぼ紐で割れ目も隠せていない。秘所の近くに刻まれている何かの模様が薄く光っていた。
 部屋に入った途端目に入る、官能的な光景に少年はごくりとつばをのむ。
  
リア(こ、これってそういうことだよな⋯⋯)
 
 ドアの前で立ち尽くす少年。その股間は既に膨らみ、ズボンを盛り上がらせている。それを見て舌なめずりをしたライラに手招きをされ、少年の体は戸惑いながらも歩きはじめてしまう。
 これからどうなるのか。その想像は簡単にできてしまう。
 
ライラ「うふふ、いらっしゃい♡」
 
 ふらふらと近づいたリアは二人の間に座らされ、ライラがぴとっと体を寄せる。無駄な抵抗だが少年は股間を手でなんとか隠そうと押さえるが⋯⋯もうすでに隠しきれるサイズではなかった。
  
クロエ「あの⋯⋯ご主人様。ご主人様の体力を心配して、シスターを説得はしたのですが⋯⋯無理でした」
 
ライラ「クロエちゃんだけ何十回もシたって聞いて、私が我慢できると思う? 私が一番ドスケベなんだから♡」
 
クロエ「⋯⋯申し訳ありません」
 
 謝りながら、クロエはリアの手を取る。謝罪こそしているものの、頬はうっすら赤く彼を見る目は欲情に満ちていた。
 
124 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:03:07.70 ID:gMf0397dO
 
ライラ「クロエちゃんも嫌じゃないくせにぃ♡」
 
 もう片方の手をライラが取る。指と指を絡め、やらしく動かしていき体を寄せ、顔を間近に。二人の体温が、香りが思考を溶かしていく。
 
ライラ「じゃあ、リアくん。お姉さん達に食べられて♡」
 
リア「⋯⋯っ♡」
 
 魅了されるようにうっとりと、少年は頷くことしかできなかった。可愛い、と呟いたシスターに服を脱がされ、全裸に。その間2人の指や唇が顔に、脚に、胸に触れ好きに弄ばれながらベッドへ寝かされてしまう。
 
ライラ「まずは二人でやるわよ、クロエちゃん♡」
 
クロエ「はい⋯⋯」
 
 ライラとクロエ。二人の美少女が欲情を隠そうともせず、目の前にした男性器を見つめる。ビンビンに反り立ったそれは先走りを出し、その時を待ち望むようにびくっと震える。
 
ライラ「お姉さんはおっぱいで⋯⋯♡」
 
リア「ぅ、あ⋯⋯っ!♡」
 
 まず動いたのはライラ。服の中へ男性器を入れ、そしてボリューム満点の乳房の間へと挟む。その柔らかさはよく知っている。温かな体温と柔肉の間で擦れる感触に上擦った声を漏らしてしまう。
 
ライラ「まぁ、すごい♡ 胸からこんなに頭が出て、逞しい⋯⋯♡ 今気持ちよくしてあげるわねぇ♡」
 
クロエ「では私も⋯⋯れろ⋯⋯は、ん」
 
 両端を押さえ、胸をゆるく動かすライラ。押さえられた手からこぼれるように柔軟に形を変え、竿に優しい刺激が与えられる。対して先端に舌を這わせたクロエはあまり容赦がない。カリ部分に沿って舌でなぞり、滑りをよくするために唾液を垂らす。そうしながら陰嚢を揉みはじめた。
 
リア「うああっ♡ ん、うう⋯⋯っ♡」
 
ライラ「喘ぎ声も女の子みたいね♡ うふふ、盛り上がってきちゃった♡ んしょっ♡」
 
 ギュッと締め付けが強まる。唾液が卑猥な音を立て、滑りがよくなった男性器をライラが激しく擦り上げる。クロエも攻め立てるように先端へ口づけし、吸い付き――
 
リア「ああっ!♡ う、ぁ――っ、それ、だ――めッ!♡」
 
 あっという間に射精へと導かれてしまう。シーツを強く握り締め、腰を浮かせた彼は射精し二人を白く染め上げる。強い快楽でぼやける視界の中、恍惚とした表情で汚れる少女達。
125 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:04:19.30 ID:gMf0397dO
 
ライラ「あぁんっ♡ すごい量⋯⋯あつぅい♡ これで何十回も出したの? まだカチカチよ♡」
 
クロエ「そういえば、ご主人様は最中に萎えたことがないですね⋯⋯」
 
ライラ「へえ⋯⋯なら、クロエちゃん♡」
 
 いたずらっぽく笑い、ライラが男性器を挟んだままの胸を再び押さえる。そのまま先端へ顔を近づけ口を開いてみせた。
 
クロエ「かしこまりました⋯⋯シスター♡」
 
リア「はぁ、はぁ⋯⋯ぁっ!?♡」
 
 ぼんやりしていたリアは強引に意識を戻される。絶頂後の敏感なソレを再度胸で扱かれていた。
 
ライラ「ん、ちゅ、れろ⋯⋯っ♡ クロエちゃん、やっぱり上手⋯⋯んっ♡」
 
クロエ「んんっ、ふぁ⋯⋯♡」
 
 見れば精液に塗れた顔で、二人が男性器を挟んでキスをしていた。舌に唾液に精液に、ぐちゃぐちゃになった状態で絡み合い、二人の吐息がかかる。
 二人の姿に見惚れていることに気づいたのだろう。ライラは横目でリアを見、目を細める。そしてまた胸での愛撫を強めた。
 
リア「おっ、ああっ!♡ ま、また――イッ!♡」
 
 大きな声を上げ、再び達してしまう少年。二人の唇の間から突き出た先端が精を放ち、より少女らを汚していく。
 
ライラ「はぁ⋯⋯濃厚な精力⋯⋯♡ 浴びるだけでイッちゃいそう♡」
 
クロエ「ん⋯⋯すごい匂いですね♡ サキュバスの血が騒ぎますか? シスター」
 
 男性器についた精液を舐め取り、二人は何も言わずとも唇を重ね互いについた白濁を舐め合う。ごちそうを無駄にしたくない、といった様子で美味しそうに一心不乱に絡む彼女達。
 
リア「ぁ――あう⋯⋯♡」
 
 ぐったりしたリアだったが、その光景を前に再び硬さを取り戻してしまう。
 
ライラ「ん⋯⋯♡ 次は本番ね♡ クロエちゃんからどうぞ♡」
 
クロエ「はい、ありがとうございます⋯⋯♡」
 
 まだ精液は全て綺麗になっていないが、胸の間から男性器を出すと彼女はネグリジェを脱ぎ捨てる。クロエもいつの間にか生まれたままの姿になっていた。
 二人は何もできない状態の少年へと近づき――
 
 
126 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:05:45.07 ID:gMf0397dO
 
 
リア「は、ぁっ!♡ ん、クロエ、っ♡ 出る、出る――っ!♡」
 
クロエ「はっ、は、い♡ 来て、ご主人様、っぁ!♡ っ、お゛っ!♡」
 
クロエ「あ、あああぁっ――っ!♡」

リア「うぁっ♡ 締ま、るぅ♡ っ、う♡」

 体位を変えて三度目の射精。彼女の腰を掴み、持ち上げながら力強く突き最奥へ勢いよく射精する。頭の後ろをライラの胸に包まれ、優しく抱き締めれながら少年の乳首が責められる。
 
クロエ「おっ、お゛⋯⋯♡ ご主人様の子種が、ぁ⋯⋯♡」
 
 ビューッと精液が流しこまれ、外へ押し出される。だらしない表情のクロエは幸福そうに呟き、体を痙攣させる。
  
ライラ「見て、気持ちよさそう♡ すごいわリアくん♡ クロエちゃんをこんなアヘアヘさせちゃって♡」
 
リア「お、俺も――かなり、限界⋯⋯っ♡」
 
 ライラの提案で体位を変え、それから三連続で休みなく射精。クロエを盛大に乱れさせたのだが、自身も気絶寸前であった。
 後ろからライラが囁き、腰を動かさなければ彼女が掴んで無理矢理動かすという荒業。並の人間なら途中でダウンしていることだろう。

 
ライラ「じゃあ次は⋯⋯私の番かしら♡」
 
リア「ま、まだやるのか⋯⋯?」
 
ライラ「まだできるでしょう? 私まだ一回もイッてないもの♡」

 
リア「うぐ。今日はもう勘弁――」
 
クロエ「やりましょう、ご主人様」
 
 いつの間にか起き上がっていたクロエがずいっと彼の視界へ入ってくる。回復が早い。驚く少年の肩を掴み、クロエは笑う。
 
127 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:07:18.17 ID:gMf0397dO
 
クロエ「ご主人様もぐちゃぐちゃにされてください♡」
 
 荒い呼吸のままいつもと様子が違うメイド。二人にいいようにされた恨みか、それとも単に見たいだけなのか。メイドに仰向けに寝かされ、添い寝の形で横についたクロエに体を押さえつけられる。
 
ライラ「うふふっ、お姉さんとするのは初めてよね♡」
 
 そこへライラが跨る。すっかり蜜で濡れた秘部を開いて見せつけ、まだ硬い男性器の先端に密着させた。
 
ライラ「サキュバスのおま◯こ、刺激が強すぎたらごめんね♡ んっ、んん――っ!♡」
 
リア「あ、あぁっ!?♡」
 
 そして腰を落としていく。ずぷぷと音を立てて入り、大きなそれを全て呑み込む。中は無数のヒダが優しく絡みつき、熱いくらいに温かい。入り口がキツく締め付け竿を扱き、蕩けてしまいそうなほど気持ちいい。
 
ライラ「ぁ、やっぱりすごいサイズ⋯⋯っ♡ 動くわね⋯⋯♡」
 
 最初からハイペース。彼の上で上下に跳ね、胸が大きく揺れる。パンパンとリズミカルな音が響き、吸い付く中がペ◯スを容赦なく扱きあげた。
 
リア「んあっ、あっ、や――っ!♡」
 
ライラ「んっ♡ もう出ちゃった?♡ でも止まってあげない♡」

 高揚した様子で絶頂したリアを見つめ、止まることなく腰を動かす。彼女の子宮近くにある模様がピンク色に光る。あまりに強すぎる快感に耐えきれず、声を出そうとした瞬間クロエから唇を塞がれた。
 
クロエ「ん、ぅ⋯⋯ちゅ、ちゅる⋯⋯♡」
 
リア「は、あぅ!?♡ んん、ぷあっ――ぁ、あう♡」
 
 焦点の合わない目で繋がった唇から声をもらす彼を見つめ、妖しく目を輝かせる二人。興奮しヒートアップした彼女らの激しさは増す。口内を舐め回しながらメイドは彼の乳首を指で弄り、シスターは自分の胸を慰める。
 淫乱な二人の痴態に、彼女が上下する度走る快楽。手は自由になっていたのたが、抵抗する意思も持てなかった。
 
128 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 06:10:59.04 ID:gMf0397dO
 
ライラ「ぁ、はぁ!♡ 二、回目♡ 私も、あぁっ、ん!♡ そろそろイッちゃうから、はぁんっ♡ 頑張って♡」
 
 知らずの内に射精してしまったらしい。もう何がなにだか分からない。与えられる脳を溶かす甘い刺激に身を任せ、生理的な反応を返すばかり。
 
ライラ「イッ、く♡ イクイクッ、あっ――はあああっ!♡」
 
リア「ーーーっ!♡ ん、んんんーーっ!♡」
 
 そうして、ライラの絶頂した際の締め付けに反射的に白濁を放ち無意識にクロエを強く抱き締める。大きく仰け反った彼女に未だ衰えない勢いで射精し、脱力。依然として男性器は萎えていないが、リア自身の体力はもう限界であった。
 
ライラ「ぁ、あーーっ♡ アクメ中出し、お姉さんバカになっちゃうっ♡」
 
ライラ「ん、はぁん⋯⋯♡ あと3セットはいけるかしらぁ?♡」
 
 光る淫紋に手を当て、絶頂の余韻で体を小刻みに震わせる。うっとりとした表情で二人に視線を向けると、クロエが首を横に振った。
  
クロエ「⋯⋯シスター。ご主人様がさすがに限界みたいです」
 
ライラ「⋯⋯あらぁ?」
 
 視線の先、リアが目を閉じ眠っている。疲れからか気を失ってしまったようだ。
 
ライラ「っ⋯⋯♡ か、可哀想なことしちゃったかしら」
 
クロエ「おそらく大丈夫かと。今夜のプレイは全男性の夢だと思います。ご主人様も嫌がってはなかったかと。⋯⋯ただ」
 
 男性器を抜いてしおらしくなったライラから、未だ勃っている男性器へ視線を移しクロエは肩を竦める。
 
クロエ「精力に体が追いついていないようですね。今度は体力も考慮しないといけません」
 
ライラ「つまり鍛えてあげれば、もっとできるってことよね?♡」
 
 わくわくを隠せない瞳でライラが言うと、クロエが頷いた。
 
クロエ「戦いもそうですが、性行為もご主人様の業務。トレーニングも考えておくべきですね」
 
ライラ「ふんふん、確かに⋯⋯♡」
 
 洗浄の魔法を何度か唱え、彼の頭を撫でながら二人は今後の計画を練る。こうしてパーティ参加の初日は穏やかに――終わりだけ、穏やかに過ぎていくのであった。
 

 精力プラス5
 
129 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/12(水) 07:13:33.61 ID:rDCAUpPxO

 

 
【本編進行】
 
 
 パーティに参加して新しい日がやってきた。夕食と同じく、二階エントランスでクロエの作った朝食を食べていると不意にユイリが元気よく言い放つ。
 
ユイリ「新生パーティで初仕事に出るわよ、リア!」
 
リア「仕事? もうギルドで取ってきたのか?」
 
 尻尾が忙しなく動き、わくわくした様子の彼女を見る。
 仲間達は皆いつもの服装。朝食さえ済ませてしまえばいつでも出発できるだろう。とはいえ、行動が早すぎるような気がした。
 
クロエ「いえ、これは数日前から依頼されていたもので、今日が約束の日なのです」
 
ライラ「あぁ、あったわねぇ。そんなお仕事」
 
 いつも通りシャキッとクールなメイドと、普段よりぽわぽわ気味なシスター。仕事は何日も前から決まっていたらしい。どんな仕事なのだろうか。
 
ユイリ「仕事は――」
 
 ↓1 今日のお仕事は(いつもの判定)
 00〜50 魔王軍の調査
 51〜80 複数パーティの合同討伐
 81〜99、ゾロ目 とある少女の護衛依頼
 

 安価とったところで、一旦落ちます
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/12(水) 08:03:34.35 ID:ZL3fNTtIO
そーれ
131 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 07:37:34.88 ID:ShxsH2k9O

 53 複数パーティの合同討伐
 
 
 ユイリらのパーティが受けたという依頼は複数のパーティからなる合同討伐の依頼。なんでも、街から少々離れた砦の周辺に魔物の大群が現れたらしい。
 とにかく数が多く、王国の兵だけではなく手練れの冒険者の支援を求めようとギルドに依頼がやってきた。そこで上位のパーティであるユイリらにも声がかかった、とのこと。
  
ユイリ「ちょっと割に合わないけど、ユイフィールの娘としては放っておけない依頼だったから。王国に貸しを作っておいても損はないわよね」
 
クロエ「お嬢様は未来を見据えておりますね。流石です」
 
ユイリ「ふっ、そうでしょう」ドヤァ
 
ライラ「屈強な兵士さんに布教するいい機会ねぇ。うふふ♡」
 
 なんて雑談をしつつ集合時間に門の近くへ。
 そこには見上げるほど大型の魔導機車が停まっていた。魔法を動力とし、魔法で製造された部品を組み立て作られている、便利な乗り物。確かこのタイプは王国の兵士が移動に使っているものだ。
 値段は高いが安全性が高く、速度も出るうえ快適。今や馬車に変わり、行商や各街への移動に利用されている。
 リアも故郷から出る際に小型の機車に搭乗したが、大型の機車はちょっとした町が移動しているようなものだ。
 
リア「うお、すごいな⋯⋯こんなのが動くのか」
 
ライラ「豪華ねぇ。クルーズ気分になっちゃうわ」
 
 一行はあまりの巨大さに足を止めてしまう。砦を守りに行くのだが、これ自体がもう砦のようなサイズだ。窓があちこちついた長方形の金属の車体に、タイヤがいくつもついている。これが何百人も人を乗せて走る。スケールがでかすぎて想像もつかなかった。
 
クロエ「あまりはしゃいでお嬢様の名に泥を塗らないよう気をつけてください」
 
ユイリ「はしゃぐくらい大丈夫よ。さ、行くわよ」
 
 お嬢様に続いて機車の入り口、スロープがかかった場所へと一行は歩いていく。立っている警備の兵士へ、ユイリがギルドの登録証を見せた。
 
ユイリ「こんにちは。パーティ、従騎道連盟です。確認をお願いします」キラキラ
 
 しゃんなりと、いつもの三割増しに優雅さを強めいい声の魔法剣士。なんかオーラが出ているように見えた。クロエは手を合わせて拝んでいる。
132 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 07:38:18.52 ID:ShxsH2k9O
 
警備兵「ユイリ様! 参加していただけるのですか!」
 
ユイリ「はい。国の大事は見過ごせません。王を支える一族として、お力になってみせましょう」
 
ライラ「この子だぁれ? あだっ」
 
 からかったライラがクロエに叩かれる。
 感激した様子の兵士は道を開き、その様子を見ていた他の冒険者から注目を集める。
 
『あれはユイフィールの⋯⋯』
『あのパーティも参加するんだな。相変わらず美人揃いだよな⋯⋯お近づきになりてぇ』
『新しい子増えてない?』
『ちっちゃいのに大きい剣背負って、かわいぃ』
 
リア(おわ、めちゃめちゃ見られとる)
 
 露出度高めのスタイル抜群な美少女パーティ。注目されるのも仕方ない。せめて少しでも見映えは良く、と彼は前髪をいじる。なんか小動物を見るような黄色い歓声が上がった。
 
ユイリ「ふふふ。人からの注目、気持ちいいわ!」
 
クロエ「お嬢様、崩れてます」
 
ユイリ「私たち、皆さんのために頑張ります!☆」キャピ
 
ライラ「ユイリちゃん大変ねぇ」
 
 あらあらうふふと笑うライラを最後尾に機車へ乗り込む。
 事前に説明された話だと、夜は安全をとって停車するが一日ほどの移動で到着するらしい。徒歩だと数日はかかる距離である。
 兵士に部屋へと案内してもらい、移動中は自由に行動することに。

 
リア(他のパーティもいるだろうし、見て回るのもいいかもな)
 
 
 ↓1  どこに行こう?(一つ選択)
 1 訓練場
 2 食堂
 3 入り口前広間
 4 展望ブロック
 
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/13(木) 07:53:51.55 ID:xoSJF73vO
4
134 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 12:17:19.74 ID:CgKRzuzFO

 
 4 展望ブロック
 
 
 扉を開けて外へ。そこは一番高い場所にある展望ブロック。初めての大型機車だ。少年は走る機体から流れる景色を一目見たかった。
 
リア「⋯⋯うん、まぁガラガラだよな」
 
 走りはじめて数十分。みな仲間と交流するか、他パーティと交流しているのだろう。こんな離れた何もない場所にいる冒険者なんて変わり者しかいない。
 手すりで囲まれた空間は無人であった。
 
リア「おお、すごいな⋯⋯」
 
 現在位置は街からそう離れていない。
 草原を走る車体の駆動音。体に当たる風。見慣れた風景を高い場所から見下ろし、それが流れていく。
 
リア「いやぁ、すごい機械だな⋯⋯」
 
 魔法ってすごい。のほほんと思うリアであった。
 
リア「⋯⋯ん?」
 
 ふと気づく。無人だったこの場所にいつの間にか一人冒険者らしき人物が増えていた。小さな子だ。マントで全身を覆っており姿は見えないが、裾から白い尻尾が見える。注視すると頭にも耳の膨らみが。
 
マントの人物「⋯⋯?」
 
 見られている気配に気づいたのか振り向く。すっぽりマントを被っていて顔も服も見えない。けれど鼻から口元まではかろうじて晒しているが――男なのか女なのかも判別がつかなかった。
 
135 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 12:17:49.67 ID:CgKRzuzFO

リア「あっ、と――こんにちは。君も冒険者?」
 
マントの人物「うん」
 
 短い返事だが心を奪われそうになる、鈴を鳴らしたかのような声。どうやらマントの人物は少女らしい。
 
リア(っていうか、聞き覚えが⋯⋯)
 
マントの少女「⋯⋯キミ、魔族?」
 
リア「――えっ!? 違、うのか分からないな。精霊と人間のハーフだ」
   
 不意に予想外な質問をされ、思考が中断される。精霊と人間の子供。隠しているわけではないが、小さな頃の経験から苦い表情になってしまう。
 
マントの少女「そうなんだ。じゃあ違うね」
 
リア「違う? 誰か探してるのか?」
 
マントの少女「⋯⋯。言っちゃ駄目なことだから聞かないで」
 
リア「あ、ああ。分かった」
 
 中々愉快な子だ。
 
マントの少女「⋯⋯」
 
 ↓1 何が起きるか(いつもの判定。ゾロ目だと81からの展開に)
 00〜40 「あ、見つけた!」
 41〜60 「リア、ここにいたのね」
 61〜80 「お腹空いた」
 81〜99 「ここにいたんだ」
 
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/13(木) 12:40:40.29 ID:Rb5eqhJIO
ぞろり
137 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 13:48:22.33 ID:yc4ibEjhO

 92で進行
 
 
魔法使いの少女「ここにいたんだ」
 
 沈黙する少女が次の言葉を発するのを待っていると、二人目の来客が。ドアを開いてやってきたのは青い髪の少女。リアより少し身長は高めで、くりくりとした青い瞳の可愛らしい女の子だ。
 青いリボンを襟元で結んだブラウス。白のフリル生地に濃紺の布を重ねた膝ほどまでのスカート。白のハイソックスに黒のブーツ。腰ほどまでの短めの紺のマントを身に着け、背中には大きめの木の杖。腰には剣も差している。
 鮮やかな青のロングのポニーテールが目を引く。スタイル抜群で健康的なほどよい肉付きが魅力的だ。彼女も冒険者、なのだろう。ここにいるということは。
 
マントの少女「⋯⋯シル。どうしたの?」
 
シル「どうしたのじゃないでしょ。護衛対象がフラッといなくなったら困るのは当然だよね。大人しくしててほしいんだけど」
 
マントの少女「ボクは守られなくても大丈夫」
 
シル「そういう問題じゃないの」
 
 シルと呼ばれた少女は呆れた口調で言い、肩を竦める。すたすたと彼女の方へ近寄るシルは、隣にいる少年へ視線を向けた。
 
シル「それで、ええと――シロちゃん?」
 
マントの少女「? 誰それ」
 
シル「いいの、シロちゃんなの。シロちゃん、この人に迷惑かけてない?」
 
 なんだか複雑そうなやり取りをしつつ、シルは少女を後ろへ数歩下がらせ、彼女の前に立つ。どうやらリアは警戒されているらしい。

 
138 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 13:48:56.14 ID:yc4ibEjhO

 
シロ(?)「かけてないよ。少し話しただけ」
 
リア「ああ、一言二言話しただけだ」
 
シル「よし。それなら早く戻ろっか」
 
シロ「⋯⋯分かった」

 こくんと頷く動作。少女はシルに連れられドアへ向かっていく。
 
シロ「じゃあね、精霊くん」
 
 去り際に振り向き、マントの下から手を振ってくれた。
 
シル「えっ? 精霊?」
 
シロ「帰るんでしょ? シル」
 
 振り向くシルの手を少女が引き、ドアが閉まる。再び自分一人だけになり、静かになった空間の中、少年は深く息を吐いた。
 
リア「⋯⋯何だったんだ? あの二人」
 
 片や姿を隠し、片や冒険者の護衛の冒険者。
 思ったよりも色々な冒険者が参加しているのかもしれない。
 手すりに身体をもたれかけさせ、リアはのんびり考えた。
 
 今この場ですごく大変なことが起こっていたのだと分からずに。
 
 
 
 ↓1  どこに行こう?(一つ選択)
 1 訓練場
 2 食堂
 3 入り口前広間
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/13(木) 13:52:07.57 ID:30pINRZUO
2
140 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 19:33:06.44 ID:ozdKTqHAO

 
 
 2 食堂
 
 
 それから展望ブロックに警備の兵士がやって来て、彼は移動することにした。いつまでも一人でぼんやりしているわけにはいかない。とりあえず、食堂に顔を出した。
 登場時の説明では朝昼夕と無料で食事を貰えるらしい。朝食は宿で済ませて今は2時間ほど経過した。お昼まではまだ先だが、食事の場というのは情報が集まる。
 
クロエ「できました。これを」 
 
調理員「は、はい。ありがとうございます」
 
調理員「お前たちも急げっ」
 
クロエ「⋯⋯」モクモク
 
 と思ってやって来たのだが、おそらく朝食を済ませていない冒険者で食堂は賑やかだった。何故かクロエが働いているし。
 長机がいくつか並んだ部屋。最大百人は座れるだろうか。奥がカウンターで仕切られており、その先は厨房になっているようだ。そこで忙しなくコックとメイドが働いている。
 
冒険者1「クロエさんの手料理って本当かっ」
 
冒険者2「ああ、朝食は用意していなかったから手が足りないらしい」
 
冒険者3「最初にゴネたパーティの分を作って、そこから次々と――」

 
リア(め、迷惑だ⋯⋯)
 
 座っている冒険者達の話が耳に入る。本当ならとんだ災難だ。
 
リア(クロエの人気は分かったが。まああの可愛さだし)
 
 手伝えることはあるだろうか。通行の邪魔にならないよう端を歩きながら厨房へ近づいていく。
 
クロエ「あっ、ご主人様」
 
 するとクロエがリアに気づいた。フライパンを振るいながら、虚ろな目を向けてくる。心なしか嬉しそうに見えた。
 
141 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 19:34:00.62 ID:ozdKTqHAO
 
『ご主人様!?』
『お嬢様とシスターとご主人様!?』
 
リア(騒いでるなぁ⋯⋯)
 
リア「大丈夫か? 手伝えることがあったらやるが」
 
クロエ「いえ、大丈夫です。料理は好きですから。それにご主人様には昨晩私とシスターの相手を頑張っていただきましたから⋯⋯♡」ポッ
 
リア「おいっ、今の状況分かってて言ってるなっ!」
 
 わざとらしい説明口調に、背後のざわざわがヒートアップしたのを感じながらツッコミをいれる。

クロエ「いえいえそんな。とにかくご主人様はゆっくりしていてください。移動の後はお仕事ですから」
 
 が、いつも通りシレッとした様子でメイドは再度調理に集中するのだった。
 完成品は見たし食べたこともあるのだが、手際がおそろしくいい。卓越した身体能力もあって、クロエだけ数人いるように見えてしまう。
 
リア(これは俺が入っても邪魔だな)
 
 苦笑を浮かべる。ここのコック以上のことはできそうにないし、大人しく離れておこう。飲み物だけ貰って、少年は席に座る。
 喉の渇きを癒しつつのんびりする。そうして人の話に耳を傾けていると――
 
男冒険者「聞いたか? 砦にパステルレインが呼ばれてるって」
 
リア「!」ピーン
 
 パステルレイン。そんな単語が耳に入り、スススッとさりげなく声の人物へ近づく。
 王国で最近流行りのアイドル。その流行の発信源にして元祖。頂点のユニット。それがパステルレインだ。
 白、赤、青、黄、緑。それぞれの色をイメージカラーにしたメンバーで構成され、優れた歌にダンス、容姿、キャラクター性が評価されデビューからあっという間に王国で大人気に。
 リアも王国へやって来る前、故郷の隣町でライブを一目見た時からファンになってしまった。中でもセンターの白い子、ウィンちゃんがリアの推しである。
142 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 19:34:44.95 ID:ozdKTqHAO
 
女冒険者「えっ。生アデルちゃんが近くで見られるかも⋯⋯。 嬉しいけどなんで砦に?」
 
男冒険者「そりゃ彼女達自身も腕利きの冒険者だろ? 国のピンチを助けに来たんだろ。――まぁでも、やっぱり期待しちゃうよな」
 
リア(だなぁ⋯⋯。そういや彼女達のユニットってパーティも兼ねてるんだったか)
 
 今回は真面目な命をかけたお仕事。無事終われば一曲――なんて期待もしてしまう。
 
リア(いやいや、気合い入れないとな)
 
 もし噂が本当ならば彼女達に危害が及ぶ可能性もある。少しでも自分達が頭数を減らせば、危険も少なくなるだろう。頑張らなくては。リアはひっそり決心した。
 
143 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/13(木) 19:49:33.05 ID:ozdKTqHAO
 

 >>1です
 ここでアイドルのキャラを追加で募集します。
 ルールは>>52と同じ
 ただし今回の募集する役割は青い子、黄色い子、緑の子。の三人。役割欄はそのいずれかを記載して、イメージカラーとして髪とか瞳とかに入れていただけると幸いです。後は戦う力がある設定で、悪人ではなければ大体オーケー。

 容姿の服装は私服のことを書いていただければ。アイドル衣装はユニットで統一、ということにしますので。
 
 
 白い子、赤い子はヒロインですが、この三人はメインかサブヒロインか、どう扱うか考え中。最低でも物語には登場します。
 

 期限は今日から明日の朝くらい。
 その前にピンときて決定したら連絡します
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2026/08/13(木) 21:16:48.56 ID:1mjWqOOkO
役割 黄色い子
名前 アーシャ・リフレイム
年齢 18
職業 槍士・アイドル・冒険者
種族 人間
容姿 身長165。
黄色の髪をお下げ髪(一つ)にしている。
目の色は青。
どちらかというと可愛い系の美少女。
スタイル抜群で巨乳。
普段着は白のワンピースなど。

性格 いつも明るくテンション高め。
なんにでも興味を示すお年頃で情報通。
初対面の人にも臆さず接してきて、距離感が近い。
でもきちんと礼儀や常識はわきまえており、人に嫌がられるようなことや、無遠慮に踏み込むことはしない。
むしろ周りをよく見ており、さりげなく場を盛り上げるなど気を利かせるなどすることも。
掴みどころがない様に見えて、本質は真っ直ぐなお人好し気質で善人。
それはそれとして凄まじい行動力を見せることも。
敬語口調であり、ハキハキした喋り方。
「〜ですね!」、「〜だと思いますよ!」など。

性関連(性経験や性感帯など)経験なし。
いつも明るい子だけど、初心なのでそういう話題になると顔真っ赤にしてしおらしくなる。
でも胸とか秘所とか敏感で濡れやすい。
体力が無尽蔵なので、性豪の素質はある。
どちらかと言うと尽くすのが好きなタイプで一途。
同性愛の気はない。

備考(その他雑多な設定)
槍が得意で技術が高い。
とにかく体力が高く、体も頑丈。
パーティーでは前線で盾となり矛になる。
回復やちょっとした便利魔法も使えるが攻撃魔法は使えない。
歌が抜群に上手く、歌姫として人気。
トークもうまいので、グループとして話す際は彼女が話すことが多い。
アイドルグループのリーダー。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage saga]:2026/08/13(木) 21:42:22.39 ID:biU9+de2O
役割 青い子
 名前 アオイ·アイオライト
 年齢 19歳
 職業 アイドル·冒険者·剣士
 種族 人間
 容姿 170cmを越える長身でスレンダーな身体つき。紺色の瞳と青色のショートヘアーのイケメン系
私服は男性ものをよく好んで着ている
 性格 キザでクールな王子様気質。しかし強気を挫き弱きを助けるを信条としており、意外とお人好しな面も。
一人称は『僕』で『〜だね』『〜だよ』といった感じの落ち着いたイケメン口調
 性関連 知識はあるが経験は自慰ぐらい。男性とはアイドルユニットの握手会以外では手を握ったことすら無い
 備考 剣と氷魔法で流麗に立ち回るスタイル
アイドルとしてもその身のこなしで華麗なダンスを披露しファンを魅了する
ファンの事は『子猫ちゃん』と呼んでおりその振る舞いから女性人気が非常に高い
実は男性への免疫が全くと言っていいほど無く男性と面と向かって話すことが出来ない
そのため本人の性分もあってか女性人気が高くなりやすい振る舞いをしている
(なお別に同性愛というわけでも男性が嫌いというわけでもない)
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 00:14:46.95 ID:dHqfjhU1O
役割 緑の子
名前 エメラ·グリンフィルド
年齢 13
職業 アイドル&冒険者&魔法使い
種族 妖精
容姿 緑のポニーテールでややジト目、身長130cmほどのガチロリ体型。背中から蝶のような薄緑の羽根が生えている。
私服はあまり頓着しておらずプライベートだと普通に下着姿でうろつくことも
性格 無口なダウナー系でめんどくさがり。一人称は『わたし』
性関連 経験は無い。羽根の付け根が物凄く弱く、触られるととんでもなく甘い声を出す
備考 グループトップクラスのガチロリ(ロリ爆乳のウィンと違い胸も無い)でとにかく体力が全然無いもやしっ娘。
グループでは歌唱を得意としておりあらゆる歌声を響かせる事が出来る歌姫。
とにかくめんどくさがりな性分でファンとの交流も割と塩対応な事もあるが、訓練されたファンはむしろそれが良いとのこと。

冒険者としては魔法担当。体力が無いので近接戦闘は全く出来ないが数多くの属性魔法を詠唱出来、パステルレインの中でもトップクラスの魔翌力も相まってあらゆる敵を近づける事なく殲滅する
147 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 10:44:15.78 ID:HR3fonG0O

 キャラありがとうございます
 黄、青、緑、三枠それぞれ採用です
 
 
 
 
 昼過ぎ。
 移動の時間は何事もなく、雰囲気も戦場に向かっているとは思えないほど緩い。ライラが言っていたように、クルーズ気分な冒険者も少なくはない。⋯⋯これで大丈夫なのだろうか。新人だからだろう。敵の戦力、こっちの戦力も分からずどうしても不安になってしまう。到着した瞬間に壊滅、なんてこともなくはないのだ。
 
ユイリ「それが正常だと思うわよ」
 
 昼食の後皆で集まった際に少年が相談すると、ユイリはベッドに腰掛け軽い調子で言う。
 
ユイリ「でも冒険者なんて仕事をしてると、分からないのが当たり前すぎて気にしてもしょうがない、みたいな結論になるのよね」 
 
クロエ「自分を鍛えて準備して、後はその時その時出たとこ勝負、が多い職業ですよね」
 
ライラ「近所の山でドラゴン、みたいな理不尽もあるからたまに馬鹿馬鹿しくなっちゃうわぁ」
 
 部屋にいる他の仲間もユイリに同意。冒険者は危険な職業。備えをしてもどんな状況に出くわすか事前に分かる術はない。なにせ相手は災害のように湧いて現れる、この世の理から外れた生命体なのだから。
 だから休める時は休み、緩んでおけ、という考えなのだろうが。
 
148 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 10:44:49.67 ID:HR3fonG0O
 
リア「いずれ慣れる、か」
 
ユイリ「ええ。ま、このパーティは自由だから。駄目そうだと思ったら撤退しなさい。命は大事よ」
 
リア「ああ。ありがとう」
 
 そう言ってくれるだけでもいくらか楽になる。仲間を、助けられる人を見捨てて下がる気はないが。
 彼がお礼を言うと尻尾をフリフリと振り、ユイリは笑みを浮かべる。幼い子供のように見えるが頼れる先輩である。
 
クロエ「⋯⋯お嬢様。皆さまも、何かに掴まってください」
 
 不意に、彼女から少し離れた位置に立っていたクロエが目を鋭くさせた。何か起きたのだろうか。リアがきょとんとしていると、彼の近くに座っていたライラが少年を抱きしめた。ムニムニとした双丘に顔が埋まり、視界が塞がる。
 
ライラ「お姉さんに掴まってジッとしててねぇ」
 
リア「えっ、いきなり何を――っ!?」
 
 直後、大きな音が鳴り機車が急停止した。
 リアは身体が引っ張られる衝撃に襲われる――が、ライラは何故かびくともしない。若干傾いたくらいで大した力も込めてない体一つで平然と立っている。
 明らかに普通ではない。そのすぐ近く、ベッドのマットレスごとひっくり返って悲鳴を上げるリーダーがいるのだから。
 
149 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 10:45:37.50 ID:HR3fonG0O
 
ユイリ「し、心臓が止まるかと思ったわ⋯⋯」
 
クロエ「お嬢様、大丈夫ですか」
 
 身を低くしてベッドの柱に掴まっていたメイドは、壁とマットに挟まれた主人に声をかける。無事を確信してか、慌てた様子は見せず姿勢を直し部屋の窓へと視線を向ける。這い出たユイリは深く息を吐いた。
 
ユイリ「事故? どこかにぶつかった?」
  
クロエ「いえ。大きな魔力の揺らぎと炸裂する音がありました。人為的なものの可能性が高いでしょうね」
 
リア「ライラっ、助かったけどもういいから」
 
ライラ「うふふ。もっと甘えてくれていいのに」
 
 前かがみになりつつライラから離れる。車内はざわざわと騒がしい。が、この個室からはいまいち状況が分からなかった。
 
クロエ「いかがしますか? 音がしたのは出入り口付近です。おそらくそこから侵入するつもりでしょう」
 
ユイリ「私はそこに直行するわ。ライラも。クロエとリアは自由に動いて」
 
ライラ「そうねぇ、怪我人がいるかもしれないもの」
 
 言うや否やユイリは飛び出していく。ライラもそれに続いた。
 いまだ状況を飲み込めないリアは、ぽかんと二人を見送る。
 
リア「魔物か人間か、襲撃ってことだよな?」
 
クロエ「ええ、何らかのトラブルなのは間違いありません」
 
リア「で、自由に動けと」
 
クロエ「はい。とりあえず私は車内を回ります。停車の際に怪我人が出ているかもしれませんから。では、お気をつけてご主人様」
 
リア「⋯⋯自由なパーティ、か」
 
 みんなで直行! とならない辺り柔軟なのだが新人には無茶振りに近い。だがここで棒立ちしているわけにはいかないだろう。早く決断しなくては。
 
 ↓1 少年の決断は(いつもの判定。賢さ20でプラス10補正)
 00〜50 戦士としてユイリ達に助力
 51〜80 クロエと共に車内を警備
 81〜99 手薄な場所を警戒
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 10:47:23.96 ID:EqnsEwl/O
へい
151 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 17:47:20.55 ID:cDYnuZB6O

 69プラス10 79 クロエと共に
 
 
リア「クロエ!」
 
クロエ「ご主人様。私と一緒に来ますか?」
 
 その後、すぐ部屋から出ていったメイドを追いかけ後ろにつく。入り口の戦いが気になるが人命の救助も大事だ。後衛の彼女が一人戦場になるかもしれない場所を回るのも気がかりだった。
 
リア「ああ、守らせてくれ」
 
クロエ「ふふっ、頼りにしていますねご主人様。ではまずは冒険者達の部屋を回りましょう。ご主人様は左の壁の部屋をお願いします」
 
 パーティの個室が並んでいる廊下。まっすぐ直線の道の左右の壁に部屋のドアが並んでおり、数は全てで30ほどか。どれほどの人数の冒険者がやって来たか分からないが、二人で回ればすぐ終わるだろう。

 
リア「分かった!」
 
 前兆が分かったから自分達のパーティは対策ができた。他の冒険者達は何もできず壁や物に叩きつけられているかもしれない。大惨事も想像できる。
 
 
 
 ↓1 巡回の結果(いつもの判定。速さ15で7プラス)
 00〜40 軽傷者のみだが、動けない冒険者多数
 41〜80 下の階で大きな音
 81〜99 上から誰かが降りてくる
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 17:50:46.81 ID:9oZkV9Yo0
えい
153 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 18:49:45.53 ID:IuT3X+rSO

 
 18プラス7 25 被害軽め
 
 
 少年は急いで部屋を回る。他の冒険者の様子を見て声をかけ、必要があれば拙いが処置を施し、手持ちの傷薬を渡して次々進んでいく。

 
リア「ふぅ⋯⋯これで全部か?」
 
 そうしてすべての部屋を回り、二人は合流する。流石は冒険者といったところか。不意をつかれたのに重い怪我を負った者は少ない。
  
クロエ「そうですね。被害はどうでしたか? こちらは重傷者はいませんでしたが、すぐ動ける冒険者は少ないと思います」
 
リア「こっちもそんな感じだ」
 
クロエ「では他の場所に急ぎましょう。二階を回り、一階でお嬢様に加勢して――」
 
 ぴくっと彼女の体が小さく震える。先ほどの予兆を察知した時と似ている。嫌な予感がした彼は、彼女が視線を向けた先を見る。
 そこには一人の人間がいた。部屋が並んでいるこの場所は三階。二階から上がってきたのか、階段近くに立ちこちらを見ている。
 得体の知れない人物だ。白い仮面を付け、服装は見慣れない黒の軍服のような物を身に着けており――手にしている武器には血が付いている。
 
リア「人間か⋯⋯」
 
クロエ「っ。やるつもりのようですね」
 
 こちらが二人いることもお構いなし。気づかれても悠然と立ちながら微動だにせず、強い殺気を滲ませる。
 三階に来た、ということは既に一階や二階は。そんな不吉な考えが頭を過るが、今は目の前の脅威への対処が優先だ。
 
リア「おい、何者だ! どうしてここを襲った!」
 
仮面の男「⋯⋯違うか」
 
 ぽつりと漏らし、男が二人へと疾走する。違う。その言葉は確かに少年へ向けられていた。似た発言に展望ブロックでのシロが想起する。
 
154 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 18:50:25.61 ID:F2lH3B//O
 
リア「やる気満々か⋯⋯。クロエ、サポート頼む」
 
クロエ「はい。お気をつけて」
 
 魔物ととは何度もあるが、人と命をかけて戦うのはあまり経験がない。故郷で盗賊を追っ払ったり、街から街へ移動する際に襲われ撃退する程度のもので命を奪ったことは無い。
 深呼吸し、武器を抜いて迫る敵を見据える。クロエが牽制に暗器を投げつける。それを襲撃者は手にしていた剣で軽く弾き、リアのすぐ近くへ接近。剣を躊躇なく振るう。
 
リア「たあっ!」
 
 単純なぶつかり合いなら自分の力に軍配が上がる。振られる武器目掛けて上から大剣を叩きつける。少年の小さな容姿から想像もつかなかったのだろう。武器がぶつかる金属音に混ざり、男の息を飲む声が聞こえた。鍔迫り合いの形になるが、男の方が押されている。リアが優勢だ。
  
クロエ「っ!」
 
 その隙を狙い、再度投擲。が、驚くことに男はそれを体を反らし一本を直接その手で取ってしまう。勿論片手で武器を持つことになりリアに押し負けるが、彼の武器が届くより早く後ろに下がり、そして。
 
リア「――!」
 
 彼の意識がクロエへ向いた。仮面の穴から見える目が彼女を捉えた。リアは咄嗟に動き――
 
 
 ↓1 防御行動 (選択肢を一つ選択。その投稿のコンマが50以上なら防御成功。選択肢によって補正がかかるステータスが変わります)
 
 1 クロエの前に出て庇う
 2 武器での爆発攻撃で遮る

155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 19:27:08.84 ID:nxw/VHELO
1
156 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 23:44:13.55 ID:IbkKUT6MO

 1 前に出て庇う
  速さで補正 15で7プラス
 
 48 + 7 合計55 防御成功
 
 
リア「クロエ――っ!」
 
 考える時間はない。咄嗟に床を蹴り、彼女の前に。武器で防ぐこともできたかもしれないが不確実だ。身体で防ぐことを決め、敵の攻撃は肩に刺さる。
 それほど大きくはない武器だが、体に何かが突き刺さる痛みは耐え難い。よろけ、壁に手をついて襲撃者を睨みつける。
 
クロエ「ご主人様っ!」
 
リア「っ、大丈夫だ。まだ全然戦える」
 
 悲痛な声を上げるメイド。だが言いながら彼女は初級魔法を数発放つ。流石は少年よりも先輩なだけはある。追撃を防ぎ、あわよくば敵にダメージを。だが安直で威力も低い簡単な魔法はあっさりとかわされてしまう。
 
クロエ「ご主人様。私の武器には毒が塗られています。すぐ死ぬようなものではありませんが、動きが鈍るかもしれません」
 
リア「あ、ああ⋯⋯通りで」
 
 敵には聞こえないよう囁く声でクロエが告げる。毒があるならば話は別だ。刺さった暗器を抜き取り、大剣を構える。微かに視界が揺れ、意識が自分から一歩遠ざかるような感覚。傷の痛みも曖昧で、気を抜くと座り込んでしまいそうだ。
 
157 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 23:47:45.00 ID:IbkKUT6MO

仮面の男「⋯⋯退け。命を取る気はない」
 
 襲撃者の男が低い声で告げる。リアは自分の頬を叩き、剣を構え直した。
 
リア「退く気はない。何が目的か分からないが⋯⋯これだけ大勢に危害を加えた奴の言う事は聞かない」
 
仮面の男「⋯⋯」
 
 問答している間にもクロエは魔法を唱えている。説得する間にも状況は不利に傾いているのだ。彼が殺す気はないのは本当なのだろう。だが、被害が出ている以上リア達も安々と見逃す気はない。
 
リア(ぐっ⋯⋯あっちが退いてくれると助かるが)
 
 毒の症状が治まる気配はない。そんな状態で戦えばどうなるか、火を見るより明らかだ。吐き気と震える手をなんとか抑えながら、敵を睨みつける。
 対峙している男は、小さく息を吐くと構えを取り――
 
 
 ↓1 襲撃者の反撃(いつもの判定)
 00〜50 接近してリアを狙う
 51〜99 リア達二人を巻き込む危険な攻撃
 ゾロ目 最終奥義
 
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 23:51:41.89 ID:m2AnfYnfO
はい
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 01:04:52.31 ID:KR7oHujdO
この依頼中にはまだ幼馴染との明確な再会はないのかな
160 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:05:38.51 ID:lgZmupBRO

 
 98 危険な攻撃
 
 
 何やら力を溜めはじめた。二人がかりでも苦戦する手練れの不穏な行動。嫌な予感がしたリアは即座に止めようと駆け出す。が、毒のせいか思うように動けない。
 
リア「ぐっ⋯⋯」
 
 よろけたところで、間に合わないと悟る。ならばせめてと彼は防御姿勢をとった。魔力をこめ、ダメージの軽減に努める。後はクロエに託すしかない。
 
クロエ「――雷よ!」
 
 唱えていた魔法を発動。クロエの前方、出現した魔力の塊から大きな電撃が放たれる。リアを避け、仮面の男へと閃光が走り――
 
仮面の男「喰らえ――!」
 
 男が手をかざす。詠唱をしていないことから察するに、魔法ではない。しかし生じた魔力の渦はクロエの魔法を打ち消し、リアを、さらに離れたクロエを打ちのめす。
 
クロエ「ぐ、きゃあぁっ!?」
 
リア「っ――うぅ!」
 
 衝撃が全身を打つ。数秒で何発も殴られるような容赦ない痛み。それでも耐えようと腕に魔力を込め続け、気付くと少年は膝を付いていた。
 
リア「くっ、そ⋯⋯」
 
 やがて攻撃が収まり、少年は真っ先に後方のクロエを確認する。後ろにいたおかげかリアほどダメージはないが、腕を押さえ立っているのもやっとな様子。
 
仮面の男「驚いたな。二人ともまだ意識があるか」
 
 男が余裕そうに言い放ち、ゆっくり歩いてくる。
 想像以上の実力だ。結局一度も攻撃が当たることなく倒されてしまった。
 
リア(動かないと、まずい⋯⋯っ!)
   
 歯を食いしばりなんとか抵抗しようとする彼の靴に、コツンと何かが当たった。フラスコのような細長い瓶に液体が入っている。
 
リア(クロエか⋯⋯!)
 
 それを手に取った直後、慌ただしい足音が響く。彼と襲撃者の間、上の階へと続く階段から一人の少女が駆け下りてきた。
 
161 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:06:15.91 ID:u9LafU/yO
 
シル「リアっ、遅れてごめんね」
 
 青色のポニーテールを揺らし、人の良さそうな目をきゅっと鋭くさせてやってきたのはシルと呼ばれていた少女。杖を両手で持ち、リアの傍に立つ。
 
リア「君はさっきの⋯⋯」
 
シル「私がなんとかするから、二人は他の仲間を――」
 
リア「いや、俺も戦う」
 
 薬を飲み干し、膝を叩いて立ち上がる。
 ダメージはある。だが防御に専念したお陰で戦えないほどではない。揺れていた視界が治る。毒の症状はすぐ消えた。剣を掴み、構え直す。
 
クロエ「ご主人様、また同じ攻撃を受けたら――」
 
シル「大丈夫。私が防御に専念する。メイドさんも攻撃して。守れる筈だから」
 
 襲撃者の攻撃を見ていないはずの少女だが力強く断言。そして目を閉じ集中をはじめる。魔法の詠唱とはまた少し異なる雰囲気。彼女のことは何も知らない筈。だが不思議と信じられた。
 
リア「分かった。行くぞ、クロエ!」
 
クロエ「リベンジですね――私も前に出ます」
 
 信じても信じなくても、行動しなければ襲撃者の思うまま。ここで退いてもシル一人に任せることになってしまう。メイドブリムの位置を直し駆け出すクロエを見て、リアも前へ。
 
リア(力。腕力だ。その勝負に持ち込む!)
 
 技術も速さも敵う気がしない。だが真正面の力比べならば勝つことができた。だから勝機を見出すならそこだ。味方の援護を待って、確実に勝負を仕掛けられるタイミングを待つ。
 襲撃者へ肉薄。まずは大きく振りかぶり、武器から魔力を炸裂させる。
 
162 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:06:51.79 ID:j8ySjfJOO
 
仮面の男「チッ⋯⋯」
 
 跳躍し壁を蹴り、天井スレスレの位置まで男が飛び上がる。攻撃をかわされたが想定内。リアの背後、接近しながらクロエが暗器代わりに炎の初級魔法を発射。火は流石に掴めない。男は数発体に受け、そのまま空中で構えを取る。
 
リア(あの攻撃だ⋯⋯!)
 
クロエ「来ます!」
 
 前兆を察知する。しかし防御の構えは取らない。大技の直後、その隙に叩き込めるよう様子を窺う。クロエもまた防ぐことは考えずに魔法を唱えた。
 
仮面の男「加減はしないぞ⋯⋯!」
 
シル「精霊よ。お願い、防御【プロテクト】――っ!」
 
 空中にいる男があの攻撃を放ち、その反動で宙に浮く。二撃目。直撃すればもう耐えられない。しかし少年とメイドは『後』のため最善の行動を取る。
 二人に迫った魔力の渦。それは二人に襲いかかる寸前、シルの魔術によって防がれた。光の壁が生じガガガッと重い音が何度も響き、頑丈なはずの障壁が衝撃に揺らぐ。
 
シル「くっ。なんて攻撃⋯⋯! 頑張って――!」
 
 杖を握る手に力が入る。魔力を更に明け渡し、宣言通り二人を守りきった術は消えた。
 
クロエ「⋯⋯っ!」
 
 仮面の男が着地。そこへ詠唱を終えていた魔法をぶつける。小さな弾が物凄い速度で飛んで行く。火の上級魔法だ。直撃する射線に立っていた筈の男だが、当たる寸前彼は腕でそれを逸らす離れ技を見せた。
 だがそれは想定済み。壁に着弾した魔法は大きな爆発を起こし、男にダメージを与える。よろめく彼へリアは飛び込む。
 
リア「今度こそ!」
 
仮面の男「っ!」
 
 隙へ剣を振り下ろしたがやはり防がれる。これも予想していたことだ。リアは最初から全力を出し、彼の武器を押し返す。
 
仮面の男「ぐっ、馬鹿力が⋯⋯っ! ぐあっ!」
 
 そして初めて攻撃を命中させた。
 腕を切りつけ、切り裂いた服から血が流れる。そして追撃に蹴りを入れようとするが、それはかわされてしまう。
 
163 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:07:27.69 ID:NB6lKGe0O
 
仮面の男「くっ⋯⋯目的の達成は無理か」
 
 一言ぽつりと漏らし、男は近くの部屋へ駆け込む。慌てて追いかけるリアだが、仮面の男は既に開けた窓から外へ飛び出していた。
 
リア「あ、おいっ! ここ何十メートルあると思っ――」
 
 制止も間に合わず男の姿が見えなくなる。窓から下を除くものの、彼の姿は見つからなかった。
 敵だとしても死なねるのは寝覚が悪い。それが自ら命を捨てるようなものならなおさら。魔法か何かで助かったのだろう。と思うことにする。
 
クロエ「ご主人様、あの男は?」
 
リア「逃げたな。追えなそうだ」
 
 部屋を出てクロエに返事をする。とりあえずこちらに襲いかかってきた脅威はなんとかした。次は二階、一階の確認を早くしなくては。あんな手練れが何人もいて襲いかかっているのだとしたら、被害者多数どころか全滅も視野に入る。
 
リア「早く下を確認――」
 
ユイリ「クロエ、リア、二人とも大丈夫!?」
 
 焦っていたら仲間の一人、ユイリが跳躍して下の階段のから現れる。抜き身の剣に、服に点々と付いている血。傷はどこにもなく、疲労した様子もない。
 
リア「こっちは大丈夫だ。状況は?」
 
ユイリ「敵は撤退したようね。重傷者も死人も出てないわ。ライラが順番に治療してる」
 
 となると、あの男がリーダー的な存在なのかもしれない。報告を聞いたリアは床にしゃがみこむ。急な襲撃から戦い。張り詰めていた気が緩み、身体から力が抜けてしまった。
164 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:07:54.06 ID:u/apRM96O
 
シル「リアっ、大丈夫?」
 
クロエ「ご主人様。休んでいてください」
 
リア「あ、ああ⋯⋯大丈夫だ。悪い」
 
 答えながらふと違和感に気づく。シルと呼ばれていた少女が自分の名前を呼んでいる。疑問に思う彼だが動けるユイリとシルはパタパタと冒険者に協力を仰いだり、兵士と話したり、襲撃の後始末に忙しく動きはじめたため尋ねることができなかった。
 
リア「⋯⋯素直に休んでおくか」
 
クロエ「私もシスターに治してもらわないといけませんね。ご主人様、部屋に戻ります」
 
 ダメージと微かに残った毒の名残と疲労。横になりたい衝動を抑えるのに横に必死で立ち上がることもできない。結局リアはひょいとメイドに抱えられ、部屋のベッドに寝かされた。
 正体不明の集団による襲撃。複数の怪我人と魔導機車の小さな損傷のみの少ない被害で済んだが、その目的は不明。全員から逃げられてしまった。
 国に敵対する得体の知れない組織が存在している事実。彼らが何の目的でそんなことをしたのかも分からない。また襲ってくる可能性すらある。
 再び走り出した車内は襲撃の前よりかなり静かになってしまった。
 
 
 ↓1 リア達のパーティは⋯⋯(いつもの判定) 
 00〜70 みんなでワイワイ
 71〜99 とある部屋に呼び出されていた
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 18:11:02.54 ID:D9egYrNvO
とう
166 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 06:20:35.55 ID:BetvXOseO
 45 みんなでワイワイ
 
 
リア「あの、ライラ⋯⋯傷はもう治ったんだぞ」
 
クロエ「シスター。何故私も」
 
ライラ「いいのっ。もうお姉さんは心配で心配で」
 
 あれから動けなかった冒険者達がユイリらに代わり怪我人の治療や片付けを引き継ぎ、リア達一行は部屋で休んでいた。ライラは熱心にリアとクロエを治療し――そして両手に花状態でベッドに座っていた。ライラを中心にリアとクロエを左右に抱え、満足げだ。
 ベッドの近くに置いた椅子に座ったユイリは、そんな彼らを眺めニヤニヤと笑う。
 
ユイリ「ふふ、気の毒ね。ライラの気持ちも分かるけど」
 
ユイリ「仮面をつけた男、だったわよね。一階の戦いをすり抜けていったのは見たけど、上に何があったのかしら」
  
クロエ「戦った三階の上は兵士達の階になっていました。おそらくは少数で行動していた王国の兵を狙った襲撃⋯⋯ううむ」
 
リア「正直、こんな大掛かりなことする必要がない気がするんだよな」
 
 一階に向かったユイリとライラに話を聞いたが、襲撃犯は魔法で機車の動きを止めた後、入り口を無理矢理通ってきた。人数は20人ほど。実力はやはり仮面の男には及ばないらしい。ユイリが先頭に立ち、ライラを盾にしてその場にいた冒険者達と共に戦っていたのだが、リア達が勝利した頃に敵が全員撤退した。
 それから二階の被害を確認し、三階に到着し――現在に至る。
 
ユイリ「目的が分からない以上、みんな不安になるわよね」
 
リア「王国を敵に回すような襲撃だしな。考えても分からない」
 
ライラ「砦に向かう冒険者さんを妨害して、うーん⋯⋯国の滅亡を願ってるとか?」
 
クロエ「だとしたら遠回りすぎませんか? 他に目的があるような」
 
仲間達『うーん』
 
 全員で考えてみてもさっぱり分からない。それほどまでに今回の襲撃は予想外すぎた。噂のパステルレインがここにいたとしても、国を敵に回してまで襲う理由にはならないだろう。
 パーティ全員で頭を悩ませる。すると突然、部屋のドアがノックされた。
167 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 06:21:26.07 ID:H0nIUsvAO
 
 全員で考えてみてもさっぱり分からない。それほどまでに今回の襲撃は予想外すぎた。噂のパステルレインがここにいたとしても、国を敵に回してまで襲う理由にはならないだろう。
 パーティ全員で頭を悩ませる。すると突然、部屋のドアがノックされた。
 
クロエ「はい。入って大丈夫ですよ」
 
 ライラが慌てて二人を解放し、メイドが冷静に応じる。部屋のドアを開き、姿を現したのは青髪の魔術師。シルと呼ばれた少女であった。
 
シル「あ、あの。皆さん、リアとお話させてもらってもいいですか?」
 
 ぺこりと頭を下げた彼女は丁寧に、しかしリアを呼び捨てにご指名。見知らない美少女の来訪、加えて少年との会話を希望。少女の表情は緊張と期待に紅潮しており、彼を見る表情は恋する乙女のそれ。
 
ユイリ「リア。意外と積極的なのね」
 
ライラ「お姉さん嬉しいわぁ」
 
クロエ「やりますね、ご主人様」
 
リア「あのな⋯⋯。場所を変えよう」
 
 茶化し三連撃を飛ばされ、呆れた表情でリアはベッドから降りる。ここで話していると何を言われるか分かったものではない。彼女のためにも他の場所に移動することに。
 
シル「うん、ありがとう。それじゃこっちに」
 
 少女は頷いて、彼の案内をはじめた。
 
 
 ↓1 シルの発情度測定(いつもの判定)
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/17(月) 06:50:31.05 ID:X2LuQ+1IO
とう
169 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 06:55:39.31 ID:FbuAC9aVO

 
 発情度 50
 
 続けて↓1で判定 (いつもの。発情度50で17プラス)
 00〜30 自分の部屋でお話
 31〜80 展望ブロックで話す
 81〜99 仲間と親密そうだし既成事実⋯⋯(グルグル目
  
 
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/17(月) 07:16:02.49 ID:F/7w1s7nO
幼馴染アタック
171 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 07:22:13.17 ID:SDrxnTUbO

 94 プラス 17 合計111 三つ目の展開です
 次の更新は夜か、もしくは一日くらい間が空くかもです

172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/17(月) 07:54:38.83 ID:Qtg1jxeRO
乙です
再会直後の告白来るのか
173 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/18(火) 07:10:10.65 ID:QUILMCtbO

 
 連れてこられたのは三階の上。彼女が戦いの最中に降りてきた階だった。その一室にリアは案内され入る。おそらく他の冒険者らと同じ彼女のパーティに割り当てられた部屋だろう。
 まったく同じ作り、家具の配置の部屋を眺めつつ促されて椅子に座る。
 
シル「えっと、それで」
 
 長めのもみあげをくるくると落ち着かない様子で弄り、向かいに座った少女が口を開く。青い瞳がリアを真っ直ぐ見つめる。はにかんだ笑みを浮かべたシルは右手の指先を自分の頬に当て、自信なさ気に問いかけた。
 
シル「覚えてる? 私のこと」
 
リア「⋯⋯? すみません、全然心当たりがなくて」
 
シル「やっぱり⋯⋯」
 
 がくっと肩を落とす。どうやら彼女と知り合いだったらしい。だがリアの記憶にこんな美少女との出会いは憶えがない。
 
シル「私も精霊っていうのと、戦い方と、名前を呼んだ時の反応で確信したけど⋯⋯昔のことだからなぁ」
 
 ぽそぽそと呟いている少女。彼女を見つめながら必死に記憶を遡っていると、リアはふと思い出す。幼い頃の約束。一人の少女と過ごした日々の記憶は薄れてしまっていたが、特徴的な青い髪はなんとなく覚えていた。
 そして彼女の言動。合わせて考えてみれば、出る結論はこれだけだった。
 
リア「まさか、あの子⋯⋯? 小さい頃一緒にいた」
 
シル「え、思い出したっ? ――って、まさか名前も覚えてなかったの?」
 
 顔を上げ、輝いた目を向けていた少女だが、すぐジトッとした目になってしまう。
 探していた人物が目の前に。そう確信すると不思議なもので、10年ほどの年月を経てぼやけていた記憶が少し鮮明になった。シルという名前も聞き覚えがある――ような気がした。ただの思い込みかもしれないが。
 
174 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/18(火) 07:11:25.23 ID:Z7Hsb2cCO
 
リア「ご、ごめん。すっかり忘れてた」
 
シル「んー。10年だとそれが当然、なのかな」

 呆れていた様子だったが、少年を責めるつもりはなさそうだ。幼い頃の記憶。10年経てばそれがどれほど大切であろうと劣化してしまいのは当然で。
 
リア「けど、約束は覚えてた。だから城下街に俺は帰ってきたんだ」
 
シル「そっ、か⋯⋯冒険者になったのはもしかして」
 
 そこで赤くなる彼女。もじもじと照れくさそうに、けれど嬉しさを滲ませ口元を緩ませる。彼女も自分と同じ気持ちなのだろう。リアは感動した。

リア「ああ。君に会いたくて。絶対お礼を言いたかったし、友達になりたかったから」
 
シル「⋯⋯友達?」
 
 笑顔のままの幼馴染の雰囲気が突如暗くなった。
 
リア「あ、ああ。仲間って言った方がいいか。世界に平和を取り戻すって約束、覚えてるぞ」
 
シル「その先は?」
 
 幼馴染の目に光がない。なにかいけない地雷を踏んだらしい。リアは冷や汗を流し、再び記憶を探るも――覚えているは男の子の友情めいた再会の約束のみ。
 
シル「覚えてないんだ」ジトー
 
リア「ご、ごめんなさい⋯⋯」
 
シル「いいよ、昔のことだし」
 
 はぁ、と小さく息を吐く少女。安堵する少年の表情を見つめ、彼女はあれこれ考えているようだ。やがて顔をキリリと引き締め何かを決断したように口を開き、
 
シル「あ、あの、さ。私ってそれなりに可愛くて、ナンパされたり周りでも評判になっちゃったりするくらいなんだけど、リアはどう思う?」
 
 すぐ恥ずかしさから、指先をちょんちょんと合わせながら早口に。顔も真っ赤になってしまう。
175 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/18(火) 07:12:06.20 ID:U7gsNTT7O
 
リア「? あぁ、俺も⋯⋯可愛いと思うけど」
 
 可愛らしい顔立ちに、出るところは出ていて締まるべきところは締まっている身体。ぱっと見の印象でもまさに美少女な彼女。それでも面と向かって褒めるのは恥ずかしく、赤くなりながら彼は言う。
 
シル「ありがとう。えへへ⋯⋯」
 
シル(脈なしってわけではないよね。完全に忘れてただけ⋯⋯? それはそれで落ち込む)
 
 女性として見られていないのでは。なんて不安は払拭され、表情は明るくなる。しかしそうなると気になるのは自分の出遅れである。
 幼い頃自分の好意を伝え、結婚の約束すらした。しかしそれがうやむやになっている今、彼の仲でシルは昔の仲が良かった友達という認識で。
 あの有名な美少女パーティに参加していて、彼のことだ、きっとモテているに違いない。
 
シル(特に一緒に戦ってたメイドさんなんて、すごい愛情の重さを感じた⋯⋯! 部屋に入った時なんて、すごい格好のシスターさんとベッドで隣に座ってたし⋯⋯)
 
 メイドに、いかがわしいシスター、狐耳の女の子。健全な男の子ならなびかずにはいられないだろう。
 
リア「⋯⋯?」
 
 そしてなにより、幼馴染の成長が不安を煽る。小さな頃から身長が伸びたが、自分よりも低く顔立ちも幼いまま。7歳の頃は中性的、で済んでいたが、大きくなると女の子にしか見えない。
 可愛らしく、優しくて、戦いではあんなに頼りになって。
 周りの冒険者達はこんな男の子放っておかないだろう。
 
シル「リア、あのパーティに参加してるみたいだけど⋯⋯自分から入ったの?」
 
リア「いや、スカウトされてな。条件も良かったから、幼馴染を探すのにも好都合だろうと思って参加した」
 
シル「ふーん⋯⋯どうして誘われたの? あの人たち結構凄腕で、リアも強いけど⋯⋯ちょっと不思議」
 
リア「っ! え、ええとそれはだな」
 
 尋ねられ、リアは慌てはじめた。まさか容姿や性的な才能も見込まれて、なんて幼馴染とはいえ女性に言えるはずがない。
 
シル「怪しい⋯⋯。リアがかわいいから採用したんじゃ⋯⋯」
 
 じーっと彼を見つめる。少ししてシルは――
 
 
 ↓1 彼女の行動 (いつもの判定)
 00〜50 仲間に直接聞いてこよう
 51〜99 「正直に仲間との関係を話して」とお願い
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/18(火) 07:35:15.20 ID:XB18veMb0
てぃ
177 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/19(水) 06:59:22.64 ID:iGuExTchO

 02 仲間に直接聞いてこよう
 
 
シル「リアの仲間に直接聞いてくる!」
 
リア「えっ!?」
 
 そう言われたリアの頭に思い浮かんだのは、笑顔のシスター。彼女があのライラから事情を聞いたらどうなるのか。まず間違いなく情事が明かされる。
 
リア「いやそれは――」
 
シル「行ってきます!」
 
 止める暇もなく幼馴染は部屋から出ていった。好奇心が強く、思い立ったら飛び出していくのは昔から変わっていないらしい。
 
リア「頼む。変なこと言わないでくれ⋯⋯」
 
 リアは祈る。頼もしい仲間達だがこういうところは信用がならない。特にあのシスター。
 
 十分後。シルはフラフラと戻ってきた。絵か何かならば、真っ白になった状態で描かれているであろう上の空感。受け止めきれない何かがあったのだろう。
 
シル「⋯⋯」
 
 そして部屋に入ると彼女は部屋の鍵を閉めた。
 
リア「シル? 聞いた⋯⋯のか?」
 
シル「ふ、ふふふ⋯⋯うん。聞いた。なんでスカウトしたのか、入ってから何したのか。全部、聞いた」
 
 片言気味で着席。人形めいたカクカクした動きに不安感は強まる。
 
シル「良かったね、リア。あんな美少女に囲まれて、夢みたいな仕事を与えられて、ふふっ、ふふふ⋯⋯っ!」
 
 そして突然笑いはじめる。ちょっと怖い。
 
シル「はぁー⋯⋯。運がなかったと諦めるしかないのかな。ねえ、リア?」
 
リア「う、うん。なんだ?」
 
 段々と落ち着きを取り戻し、大きく息を吐いたシルが顔を上げる。リアは姿勢を正し、幼馴染の言葉を待った。
 
シル「私、約束とプロポーズをしたんだけど⋯⋯本当に覚えてない?」
 
リア「え、プロポーズっ?」
 
 予想だにしない単語。
 驚いたせいか、10年前の約束の記憶がぼんやりと思い浮かぶ。平和を一緒に取り戻そうと約束をした後、確かにシルに言われた。約束を果たしたら結婚しよう、と。幼い頃の彼は一緒にいられるなら喜んでと仲良しな友達としてただ頷いただけだったが――シルはその約束をずっと一途に守っていたのだ。
 
178 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/19(水) 07:00:19.35 ID:wNkLljatO
 
リア「⋯⋯あ。忘れてた」
 
シル「リア⋯⋯」
 
リア「わ、悪い。こうして考えるとかなり忘れてるな、俺」
 
 少年は申し訳なく思う。一人の女の子が10年も想ってくれていたのに。故郷を離れ自分が過ごした時間を丸々、シルも想い続けて過ごした。罪悪感と共に、少々照れくさい思いもある。だから、
 
リア「けど、一回約束したことだもんな。責任は取るつもりだ。今の俺でも良かったら、結婚してくれないか?」
 
 シルにはお世話になった。人となりはよく知っているし、自分にはもったいない相手だ。リアは相手の目を見て真っすぐ告げる。急な告白にシルは目を丸くさせた。
 
シル「っ。あ、ありがとう。すごく嬉しいよ。――けど、決めるのはまだ先でいいや。平和になってから、リアがまだその気だったら迎えに来て」
 
リア「? あ、ああ。分かった」
 
シル(たった一日二日の関係だけど、後から来て約束を口実にかっさらうのはね⋯⋯。リアにも考える時間が無いし、色々フェアじゃないよね)
 
 頷きたい。リアの告白を受け入れて、確約させたい。けれどもう少年はパーティの仲間数人から大事に思われている。ここは誠実であるべきだろう。軋轢を生むだろうから。
 後ろ髪引かれる思いは誤魔化せないが、気丈に邪心を振り払い、一人頷く。
 
シル「⋯⋯で、リア。昨日はメイドさんとシスターさんとお楽しみだったんだって?」
 
リア「う゛っ。あ、あの二人なら男は誰だって⋯⋯ゴメンナサイ」
 
 じとーっと見られ、リアはたじろぐ。将来を約束したというのに忘れて、女性と体を重ねてしまった。謝るとシアは席を立ち、リアは怒られるのだろう――と考えたのだが、彼女は予想外な行動を取った。
 近づくと彼を抱き締め、耳元で囁いた。
 
シル「⋯⋯私にもして? 今は時間あるよね?」
 
リア「あ、ああ⋯⋯」
 
 肩に胸が押し付けられる。着痩せして見えるのか、見た目よりもボリュームがあり思わず意識してしまう。
 美少女に誘われ、彼はこくこくと頷いた。
 
 ↓1 誰が主導か(いつもの判定。ゾロ目で⋯⋯)
 50以上はリア主導
 それ以下はシルが
 
 ↓2以降はお試しで希望のプレイ内容があれば自由に。判定の結果に沿って書いてくれるとありがたいです。ただし採用するしないも私の自由なのでご理解を
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/19(水) 07:53:52.57 ID:DXiMkJ43O
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/19(水) 08:18:16.10 ID:43s7stekO
お互いに触れ合いながら、子供の時の思い出話やじゃれ合った(当時は健全な意味で)ことを話し合う
リアの方からキスをして、別れ際にシルとファーストキスをしたことを思い出す

言葉と体を重ね合わせるうちにじょじょに思い出が鮮明になっていき、淡い想いを抱いていた小さかった幼馴染を、成長した今抱いていることに興奮を覚えるリア

正常位で交わり、シルがずっとリアとこうなりたかった、初めてをもらってくれて嬉しいと伝える
シルから好きと伝えられ、互いに強く抱き合いながら同時に絶頂
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/19(水) 23:51:17.54 ID:B7jZxTbWO
事後にピロートークしながらいちゃいちゃしてたら、リアのがシアの中で大きくなってしまう
恥ずかしがりながらも嬉しそうにもう一回する……?と言うシアに吹っ切れたリアが2回戦突入
182 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/21(金) 00:32:07.35 ID:lHoKyDn7O

 
 
 シルの部屋には他に誰もいない。聞いてみると、彼女はパーティを組まずに一人で仕事をしていたらしい。最中に誰かが来る心配は要らないようだ。
 
シル「⋯⋯緊張するね」
 
 ベッドの上に移動。ベッドの側面に腰掛ける形で横に並ぶ。
 リアは先に裸になり、シルもぎこちなく服を脱ぎはじめる。幼馴染とはいえ、ほぼ初対面。綺麗に成長した彼女が脱いでいく光景に目が離せず、少年はジッと見つめてしまう。
 彼女らしい白の可愛らしい下着。当てられた時から予感はしていたがやはり胸は大きく、クロエほどだろうか。下着に包まれていても柔らかそうに揺れ、彼の注目を引く。
 
シル「リア、おっぱい見てる」クス
 
リア「あ、いや⋯⋯気になって」
 
 苦笑し視線を上げる。衣服をほぼ身に着けていない彼女の姿。身体もそうだが顔も綺麗だ。今度は小さく愛らしい唇に視線が釘付けになってしまう。
 
シル「下心満載って感じだね。私もだけど」
 
 すっと密着するほど真横に移動する少女。彼女はぺたりと少年の胸に手を当てた。
 
リア「っ。くすぐったい⋯⋯」
 
シル「リアも触って? 私のこともっと思い出すかも」
 
 言って彼女は下着も外す。綺麗な形の乳首に、秘所。昨日も目にしたものではあるが、やはり妙にドキドキしてしまう。本能的なものだろうか。
 
リア「ああ⋯⋯触るぞ」
 
シル「んっ⋯⋯♡ いきなり揉むんだね」
 
 胸を鷲掴みに、優しく揉むとシルが大きく反応を示した。笑みを漏らし、彼女も手で彼の身体を撫で回す。
 
183 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/21(金) 00:33:28.33 ID:xtgYYky+O
 
リア「ふっ、う⋯⋯」
 
シル「背も高くなったし、筋肉もついたね。ぁっ♡、見た目はそれほどじゃないけど、中はカチカチ⋯⋯っ♡」
 
リア「シルも成長したな。綺麗になったし、ここも大きくなって」
 
 きゅっと勃ってきた先端をつまむ。軽めにしたのだが、電流が走ったかのようにシルが震えた。
 
シル「んぅっ!♡ えへへ⋯⋯こうしてると、じゃれ合ってたのを思い出すね」
 
リア「そんな無邪気なものでもないけどな⋯⋯」
 
シル「っ⋯⋯♡ う、うん。そうだよね」
 
 シルの視線が下に。そこには驚異的な大きさの男性器があった。少女にしか見えない少年が、触れ合いの中で見せる昔と違う反応。少女への興奮を示すシンボルに、少女の瞳は揺れる。
 
シル「男の子のって、こんなに大きいの?」
 
リア「いや、驚かれたから違うと思う」
 
シル「そ、そっか。今からこれが私に⋯⋯」
 
 彼女の反応もまた以前の触り合いとは違う。緊張の中に欲情を含む表情を浮かべ、自分の腹部を撫でる。その様子にリアは我慢ができず、彼女の唇を奪った。
 
リア「シル⋯⋯」
 
シル「ん⋯⋯っ。ファーストキスしちゃった♡」
 
 触れただけのキスを数秒。離すと間近でシルが笑う。
 頭を撫で、再度唇を重ねる。リアが自らリードし舌を絡めていく。彼女の体に手をやり、ゆっくりと押し倒した。
 
シル「ふぁっ♡ ぁ、んん⋯⋯っ♡ れろ⋯⋯ちゅ♡」
 
 探り探りといった様子で控えめに舌を動かす彼女。リアは手で彼女の膨らみを、割れ目を擦り優しく愛撫する。ほんの少しの刺激。そのはずなのだが、少女は敏感な反応を示す。愛液も過剰なくらい流れ、卑猥な音が鳴る。
184 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/21(金) 00:34:05.91 ID:ghlsh067O
 
シル「ぷは⋯⋯はぁ♡ リア、上手だね⋯⋯♡」
 
リア「っ⋯⋯シルが感度良すぎな気がするが⋯⋯」
 
 唇を離して褒めてくれた彼女に言うと、シルが真っ赤になった。
 
シル「えっ? そ、それは⋯⋯相手がリアだから仕方ないじゃん」 
 
 今度はリアが恥ずかしい思いをする番であった。触れていた手を止め、お互いに目を逸らす二人。数秒間を空けて、シルが彼の肩に触れた。
 
シル「ね、もう来て? リアも辛そうだし⋯⋯」
 
リア「いいのか? ⋯⋯痛かったら言えよ?」
 
シル「んっ♡ 多分大丈夫⋯⋯♡」
 
 軽く彼にキスをするシル。我慢していたのは事実だ。彼女の言葉に甘えることにし、一度身体を起こして目視して挿れられるように体勢を変える。とろとろに濡れた秘部を少女は控えめに開き、上目遣いに彼を誘う。
 徐々に思い出してきた幼い頃の面影。それが微かに残る彼女を、今自分のものにする。高揚をできるだけ抑えつつ彼女の腰を掴み、痛いくらいに硬くなった男性器の先端を充てがう。
 
リア「挿れる、ぞ⋯⋯っ♡」

シル「うん――は、ぁ⋯⋯おっき⋯⋯♡」
 
 押し返されるのでは、と思うほど締め付けの強い中をこじ開けていく。そのままゆっくり進めていき、
 
シル「はぁっ――ん、あぁっ!♡」
 
 中ほどで一度何かに当たった感触がしたが、スムーズに挿入が終わる。押し出される愛液に混ざり、血が流れるのが見えた。初めてなのだろう。しかしシルに痛がる様子はなく、声も甘い。
 むしろ処女を失う痛みより、快感に耐えようとしている様子に見える。
 
リア「は、入ったぞ⋯⋯っ♡」

シル「ん、本当に入っちゃった⋯⋯♡ ありがとう、リア。」
 
 小さく震えながら微笑む彼女。手を広げたので体を寝かすと、彼女はリアを抱き締めた。
185 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/21(金) 00:34:46.97 ID:kUMvGFMcO

シル「ずっとリアとこうなりたかった⋯⋯初めてをもらってくれてありがとう」
 
 心の底から嬉しそうに間近の距離で告げる。まっすぐな好意を受け止め、リアは頷いた。
 
リア「あ、ああ⋯⋯俺も、シルとできて嬉しい」
 
シル「くすっ。リア、我慢してる顔だね。⋯⋯動いて?♡」
 
 きゅうっとリアのモノを強く締め付けぴったりと吸い付く中。射精してしまいそうなのをなんとか耐えてようとしていると、シルが表情から察して短く口づけする。
 微笑み、彼女の頭を撫でて一呼吸。少し落ち着くとリアは腰を引いた。
 
シル「ぁ、んんっ!♡ リアの、中、全部っ♡擦れ――っあ!♡」
 
リア「は、ぁ――♡ 痛くないか?」
 
 粘着質な音を立て性器が絡み合う。腰を引くと中のヒダと全体が擦れ合い、離すまいとするように吸い付く中に再び突き入れる。すぐにでも出てしまいそうになる気持ちよさに、攻めてる側の彼も声を漏らしてしまう。
 彼の目の前、シルもまた強すぎる圧迫感に戸惑うものの、それ以上の視界が点滅するような快楽に頭が追いついていないようだ。
 
シル「い、痛くない♡ ちょっと、っ♡――苦しいだけで、気持ち、あぁっ♡ よすぎて⋯⋯っ♡」
 
 たん、たん、と緩めに動かしているのだがこの反応。可愛らしい少女を、幼馴染を自分がこうして乱れさせている。興奮を抑えられず、自分の身体に手を回しギュッと抱き締めている彼女をリアも抱き寄せ、ペースを早めた。
 
シル「リアっ♡ リアっ♡ 好き、大好きっ――あっ!♡」
 
リア「ああ、俺もだ――っ♡ シル、もう⋯⋯っ」
 
 彼の胸板に押し潰され、胸が形を変える。密着したままほぼ本能で少年は力強いピストンを繰り返す。少女は揺さぶられる度喘ぎ混じりにうわ言のように好きと繰り返し、蕩けた目で愛おしそうにリアを見つめる。
 
シル「いい、よっ♡ あぁっ!♡ 私も、もう――っ!♡」
 
シル「ぁ、っ♡――んああぁっ!♡」

 脚を彼の腰に回し、射精を受け入れ同時に絶頂。痙攣するように震え、締め付けてくる中へ精が放たれる。
186 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/21(金) 00:35:25.58 ID:ebuJi59zO
 
リア「うあっ♡ ぁ⋯⋯すごい、出る⋯⋯っ」
 
シル「ぁ、あー⋯⋯っ♡ あっつ、い♡ すご⋯⋯っ♡」
 
 勢いよく注がれる精液に反応し、恍惚とした声を出す少女。絶頂の余韻が引かず白濁が子宮へ当てられる度に、チカチカする絶頂の快感が引き起こされる。
 二度、三度、何回かに分けて大量の射精が終わり、少年は息を吐いた。奥に突き出していた腰を戻し、彼女に寄りかかる。
 
リア「ふぅ⋯⋯。シル、大丈夫だったか?」
 
シル「う、うん⋯⋯♡ これが、セックス⋯⋯恋人がしてることなんだよね」
 
 彼の頭を撫で、甘やかしながらシルが呟く。彼の体にしがみつくようにしていた脚を解き、ぐったりとベッドに体を投げ出す。
 
シル「リア、上手だったよ♡ おっきくて男らしくて、夢中になっちゃった」
 
リア「ああ。俺も⋯⋯シルに夢中だった」
 
シル「本当? おっぱいに? それとも⋯⋯お、おま◯こ?」 
 
 密着した状態でからかうように、囁くボリュームで言う。少年の脳裏に先程の淫らな光景が思い浮かび、中に挿入したままの男性器がすぐ硬さを取り戻す。
 
シル「あっ⋯⋯♡」
 
 すぐ彼女も気づいたらしい。喜びを滲ませた声を漏らし、彼女は赤くなりながら囁く。
 
シル「もう一回する?」
 
リア「っ! や、やる⋯⋯っ」
 
シル「やっ♡ 今度は、後ろから⋯⋯?♡」
 
 誘いにリアは簡単に乗ってしまう。二人はその後空白の時間を埋めるように体を重ねるのであった。
 
 
 
 ↓1 展開の判定(いつもの。ゾロ目で⋯⋯)
 00〜20 鍵を閉めたはずのドアから覗く少女が
 21〜80 何事もなくパーティの部屋に戻る
 81〜99 閉まってるはずのドアから覗く白い少女
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/21(金) 00:36:01.45 ID:Gxmr6bYZO
ぞろり
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/21(金) 00:42:24.10 ID:TsorpLpY0
乙です
幼馴染とのイチャラブは良いですね
189 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/21(金) 07:19:12.41 ID:yiQK4DkjO
 54 部屋に戻る
 
 あれから二回戦を終えて、リアは部屋を出ていた。
 
シル『私は今、仕事中だから⋯⋯それが終わったらどうするか考えるね』
 
 着替えを終え出ていこうとする際、シルがそんなことを言った。仕事とはおそらくあのマントを被った子の護衛だろう。思いつつ頷くと、シルはリアに近づいて囁く。
 
シル『それまでにえっちなこと勉強しておくね♡ 休憩時間は相手できると思うから、リアがもしムラムラしたら⋯⋯ね?』
 
リア「⋯⋯って、いかんいかん」
 
 回想し、また勃起しかけるのを我に帰り精神統一。落ち着いたところで再度歩き出し、階段を降りる。
  
リア(こっちのパーティに来る、ってことなのか?)
 
リア(なんにしても今は砦での仕事に集中か)
 
 そうして部屋に戻る。帰りが遅れたこと、一度やって来たシルが事情を聞いてきたことなど、仲間からイジられたが――平和に車は進んでいく。
 寝るまでの時間、リアは少し出歩くことにした。
 
 
 ↓1 夜のイベント(エッなイベント。いつもの判定。ゾロ目で全員)
 00〜20 ユイリ
 21〜50 クロエ
 51〜99 ライラ

 また次回の更新は今夜か明日かになります

190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/21(金) 07:23:00.13 ID:KN7usO4XO
そぉい
191 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/22(土) 07:13:41.09 ID:hYYSXC8JO


 31 クロエ
 
 
 あんなことがあったばかりだ。冒険者達は早めに休息をとっているらしい。二階や一階をうろついてもあまり人気はなく、この時間では食堂もやっていない。時間を潰すため少年は誰か知り合いを探すこと に。
 
クロエ「あ。ご主人様」
 
 するとクロエに出会った。遠くからでも目立つピンクなメイドさん。彼女はリアの姿を見つけると、珍しく小走りで近づいてきた。スカートからのぞくムチムチな脚が眩しい。

 
クロエ「ご主人様、やっと見つけました」
 
リア「何か用か? もしかしてまた何か――」
 
クロエ「いえ、私がお話したいだけです」
 
 言って、照れ臭そうに虚ろな目を逸らす。静かな一階の廊下。それでも彼女といると、ちらほらと視線を感じる。
 
クロエ「ご主人様。こっちでお話しませんか? 誰もいない部屋があったので」
 
リア「ああ、別にいいぞ。俺も暇してたし」
 
 人の目があるところでは話し難いだろうし、クロエの提案に乗ることに。暇つぶしの手段を探していたため、彼女の誘いは渡りに船である。
 
クロエ「ではこちらに」
 
 言って、彼女は先導する。着いたのは一階の物置部屋のような一室。棚が並ぶ室内を進み、奥にある小さな机のわきに置かれた椅子に座る。
 定期的に清掃されているのだろう。無人だが埃は一つも見当たらず、最奥のこの場所も綺麗だ。
 
192 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/22(土) 07:15:07.91 ID:/ZR5bq0pO
 
リア「それで、話って?」
 
クロエ「ご主人様の幼馴染――魔術師様についてです」
 
リア「あ、うん」
 
 真剣な眼差しに気圧される少年。綺麗な姿勢の彼女が膝の上に置いた手。それに腕に力が入るのがチラッと見えた。
 
クロエ「ご主人様は⋯⋯その、彼女とお付き合いするのですか?」
 
リア「いや。お互い世界が平和になったら考えようってことになった。現状維持だな」
 
クロエ「そ、そうですか」
 
 小さく息を吐く。無表情で淡々としている彼女だが、ホッとしているのがよく分かる。
 
クロエ「ではこのパーティも?」
 
リア「まだ抜けたりしない。っていうか、好条件で迎えてもらってすぐ辞めたりしないから大丈夫だ」
 
 魔王を倒す目的は一致しているのだ。数日、数カ月で辞める気は毛頭ない。
 
クロエ「⋯⋯そうですか。安心しました。ご主人様が大好きなので」
 
リア「うおっ、びっくりした」
 
クロエ「うおとは何ですか。メイドのかわいい意思表示ですよ」
 
リア「あんまりにもスムーズに飛んできたから、つい」
 
 大好き、とはっきり言われるのは素直に嬉しい。ジト目で見つめられ慌てて訂正すると、メイドは仕方ないといった様子で笑みを漏らした。
 
クロエ「ではエッチなことしましょう」
 
リア「ああ――いや、なんで!?」
  
クロエ「そういう気分だからです。ご主人様も悪い気はしないでしょう? 幼馴染様ともしたのですから、もう一回や二回くらいご主人様ならわけないはずです」
 
 嫉妬なのか、それとも単純にしたいだけなのか。姿勢こそ規則正しいが、駄々をこねはじめるメイドに少年はため息を吐いた。
 
 
 ↓1 少年の提案は(いつもの判定 理性50で25マイナス補正。ゾロ目で一番下の選択肢)
 
 00〜30 断ろうとするが食べられる
 31〜50 口で
 51〜70 バックで
 71〜99 机に寄りかかって立ち側位
 
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/22(土) 07:20:12.94 ID:MJDw2kpdO
194 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/22(土) 08:07:56.32 ID:hAi/OMbNO

 ↓1で内容の判定(いつもの)
 
 00〜30 手で
 31〜50 胸で
 51〜80 バックで
 80〜99 ちんぐり


 判定だけとって、続きは夜か朝に
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/22(土) 10:00:41.56 ID:W5G5A+ecO
うい
196 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/23(日) 08:20:35.65 ID:RwV4PMEoO

 
 65 バックで
 
 
リア「いや⋯⋯普通にダメだろ。誰か来たら困るし」
 
 ドアは閉まっているし夜とはいえ、物置きに用があって兵士が入ってくるかもしれない。そんなタイミングで変な声が聞こえれば新たな怪談が発生しかねない。最悪見つかれば何らかの罪に問われる可能性もある。
 提案は魅力的だが、努めて冷静に彼は断った。
 
クロエ「ほぅ。真面目ですねご主人様」サワサワ
 
リア「そりゃ真面目――触るな触るな」
 
 感心した様子でさらっと少年の股間を触るメイド。座ったまま前屈みになり手を伸ばし、リアの視点からは豊かな膨らみの谷間が上からしっかり見える。
 彼女を止めようと手を伸ばすも、ついその光景に意識がいってしまい――
 
クロエ「やっぱりご主人様もその気なのですね」
 
リア「単純な自分が憎い⋯⋯!」
 
 胸と股間への弱い刺激で簡単に勃ってしまった。少年は健全な男子。美少女と二人きりになった時点でドキドキなのに、無防備な姿で触られればその気になってしまうのは自明の理なのである。
 
クロエ「ではご主人様。イチャイチャしましょう⋯⋯♡」
 
リア「うっ⋯⋯んんっ♡」
 
 彼の膝の上に跨り、顔を近づけてくるクロエ。頬を撫で、尻で男性器の先端を服越しに擦りながら自分の唇を指差す。キスをしろ、ということらしい。色っぽい姿に少年が見惚れていると、待ちきれずメイドから唇を重ねてきた。
 
クロエ「ちゅ、ちゅる⋯⋯♡ ん、れろ⋯⋯ちゅぱ♡」
 
リア「ん、ぁ⋯⋯クロ、エ――♡」

 舌を入れ、絡めて口内を舐め回し、差し出されたリアの舌を咥え唇で扱く。積極的な口づけに大きく柔らかい尻で男性器を撫でられる。加えて乳首を服の上から指先で押される。いつの間にかズボンが下ろされ、男性器が露出されていた。
197 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/23(日) 08:21:51.87 ID:RwV4PMEoO
 
リア「あっ、ふぁっ♡ う、んん⋯⋯っ♡」
 
 一方的に犯され、繋がった唇から喘ぎ声を漏らす少年。クロエは目を細め、彼の上から離れた。舌の先で唾液が糸を引く。
 
リア「はぁ、はぁ⋯⋯クロエ?」
 
 中途半端なところで止められたリアは困惑する。視線の先、薄暗い物置きの机に手を付き、背を向けたメイドが肩越しに振り向く。
 
クロエ「ご主人様、来てください⋯⋯♡」
 
 興奮と期待をその瞳に滲ませ、尻を軽く突き出した彼女が秘部を自ら広げてみせる。短いスカートではその体勢でも丸見えで、大きな尻肉の間から濡れた割れ目が彼を誘う。
 
リア「あ、ああ⋯⋯」
 
 何も考えることができなかった。彼は立ち上がるとフラフラと彼女に近づき、腰を掴む。そして男性器をあてがい、挿入する。
 
クロエ「んっ♡ あぁ⋯⋯っ♡ 入ってきます、ご主人様の――っ、はああぁっ♡」
 
 ずぷぷと音を立てて男性器が入っていく。クールな彼女が甘い声を上げ、体をびくびくと震えさせた。
 
リア「ふっ、ぁ♡ クロエの中、気持ちいい⋯⋯♡」
 
 挿入した彼は腰を動かしはじめる。軟肉が吸い付くように絡みつき、締め付けてくるクロエの中。前戯により絶頂も近かった彼は、セーブするような緩い動きで腰を振る。それでも男性器にかかる快楽は強く、夢見心地で少年はだらしない表情を浮かべた。
 
クロエ「⋯⋯っ♡ ご主人様、少しお勉強しましょうか」
  
 しかしメイドは物足りないのか不満げ。自ら男性器を抜き取りリアをひょいと持ち上げると、背中を壁際の棚に押しつける形で立たせる。そして再度後ろを向いて、今度は彼女から挿入した。勢いよく入り口から奥まで。愛液が掻き出され、いやらしい音を奏でる。
 
リア「クロ、エっ――んううっ!♡」
 
 限界ギリギリだった彼は不意の挿入の刺激で達してしまう。棚を後ろ手に掴み、腰を浮かせて精液を放つ。
 
クロエ「んっ♡ 相変わらずすごい射精ですね、ご主人様♡」
 
クロエ「で す が♡ 耐え性がありませんね♡」
 
 精子を受け止め、クロエは余裕の笑みを浮かべる。甘やかすような優しい表情の彼女――だが、そのまま容赦なく腰を動かしはじめた。
 
198 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/23(日) 08:22:25.74 ID:RwV4PMEoO
 
リア「あうっ!♡ く、クロエ――っ!♡ そ、それだめ――うあぁっ♡」
 
クロエ「あっ♡んっ♡ こうや、って♡ パンパンしてっ、ああっ♡ 女の子を悦ばせてあげないとっ♡」
 
 リアの男性器で自分を慰めるように、一方的に動く彼女。激しく腰を振り、喘ぐ少年を振り向きながら見つめる。溢れ出した精液と愛液が床に滴った。
 
クロエ「このおち◯ぽならっ♡ 女の子っ、もぉっ♡ すぐメロメロになっちゃいますからっ♡ あ゛っ♡」
 
リア「や、ああっ!♡ またイクっ、出る――っ!♡」
 
クロエ「いいですよっ♡ んんっ♡ 出してっ♡ あぁっ♡ 私のこと、イカせてくださいっ♡」
 
クロエ「ーーーっ!♡」
 
 奥まで突き入れた一物から再び精が噴射される。子宮を叩くそれに絶頂させられ、声にならない声を上げ体を反らして震えるメイド。無意識にグリグリと押しつけるように腰を揺らし、射精を促す。
 
リア「うぁっ、締まる⋯⋯っ♡」
 
クロエ「ぁ、あー⋯⋯っ♡ 熱い精子が、びゅーびゅーノックして⋯⋯♡」
 
 射精の度に体を震わせ、余韻に浸る彼女。溢れ、こぼれた精子が床に落ち、力が抜けた少年は床に尻餅をつく。
 
クロエ「お疲れ様でした、ご主人様。大変満足しました」
 
リア「そ、そうか⋯⋯俺も、気持ちよかった⋯⋯」
 
 優しく撫でてくるメイドに、息も絶え絶えにかろうじて返す少年であった。
199 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/24(月) 07:09:14.06 ID:oCUq0TlXO

 
 真夜中は停車し、朝から再出発。色々あったが車はようやく砦へと到着した。
 王国の東大砦。巨大な湖と山の隣にある巨大な防衛拠点である。はるか昔、魔王との戦いが激化した際に湖と山から現れる魔物を撃退、監視するために作られたそうだ。
 今でも砦周辺は魔物が現れるペースが早く、とても開拓なんてできる環境ではないため、国は監視と定期的な駆除で管理する方法を取っている。現在砦はその拠点として使われているのだ。
 そんな砦からの救援要請。現場の空気はピリピリしている。
 
ユイリ「話してきたわ」
 
 砦に到着して機車の周囲で待機。パーティの代表者が砦で会議している30分ほどの間、武器の手入れなどをして待ち、ようやく中から仲間が戻ってきた。
 
ライラ「どうだったぁ?」
 
ユイリ「現状は変わらず。低レベルの魔物が砦周辺に多数出没。高レベルもちらほらと。駆除しつつ可能であれば大量発生の元凶を探って欲しい――って話ね」
 
ユイリ「それと、引き続き機車を仕事の拠点として使ってくれって」
 
クロエ「なるほど。兵士でも維持で精一杯の様ですね」
 
 国の兵士が砦には大勢いるのだが、未だ原因が分かっていないようだ。その上仕事内容もほぼ丸投げ。冒険者らが思ったより事態は深刻なのかもしれない。
 
リア「どうする? 安全の確保優先か、元凶を探る方向か」
 
ユイリ「方針は大まかにその二つよね。⋯⋯うーん」
 
 尻尾をふらふらと揺らし、リーダーは考え込む。
 リアは―― 
 
 ↓1 どっちを勧める?
 1 とりあえず周辺の安全確保
 2 闇雲に戦うより、原因を絶ちたい

200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/24(月) 07:27:17.36 ID:Mb/qtaSOO
2
201 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:53:17.08 ID:ykk8/I3yO

 
 2 原因を探す
 
 
リア「元凶を探さないか? 俺たちは上位のギルドなわけだし」
 
 実力があるパーティが奥を探る危険な仕事をするべきだろう。考え込むユイリに進言する。
 
ライラ「そうねぇ。原因をなんとかしないと、ずっと戦うことになっちゃうし」
 
 と、シスターも賛成。バスケットに腰掛けながらのほほんとした口調で語る。
 
クロエ「⋯⋯いかがしましょう? お嬢様」
 
ユイリ「そっちで進めましよ。私達上位のギルドだから!」ドヤ
 
 お嬢様の隣に控えるメイドに尋ねられて即答。理由はともかくリーダーはそちらに決めたらしい。腕を組み、得意げな顔をしてみせる少女。クロエは拍手して主人を称える。
 
ライラ「じゃあ早速出発する?」
 
クロエ「いえ、目的が違うとはいえ魔物の群れには必ず遭遇するでしょう。人手を集めた方がよろしいかと」
 
ユイリ「確かに。四人だと流石に苦しいわね」
 
 魔物が大量発生している中を、原因を探して歩き回る。下手すれば砦付近の掃討をするよりも人数が必要になるかもしれない。
 
リア「人数が増えすぎても動き難くなるだろうし、難しい話だな」
 
 うーん、と唸る面々。そうして頭を悩ませていると、彼らに近づく複数の足音が聞こえる。そちらに振り向くと、
 
シル「そういうことなら、私たちと一緒に行かない?」
 
 シルである。彼女の他に数人の冒険者らしき人物もいる。
 昨日のマントの少女、シロ。緑髪の黒い眼鏡を付けた少女。長身の老人、男性である。――こちらが言えたことではないが、個性的なメンバーだ。
 
リア「シル。聞いてたのか」
 
シル「うん、賑やかだったから」
 
 にっこりと笑って答える幼馴染。けれど彼女の隣、黒いグラスを付けオーバーサイズのパーカーを身に着けた少女が呆れたように息を吐いた。
202 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:53:56.10 ID:ykk8/I3yO

緑の子「嘘。ずっと見てたでしょ、精霊くんのこと」
 
シル「⋯⋯。賑やかだったんだよね」
 
シロ「ウソ」
 
老人「やめてやれ⋯⋯」
 
 個性的だ。
 
クロエ「シル様なら大歓迎です。お仲間の実力も確かでしょうし――ん?」

ユイリ「⋯⋯あれっ? キースさん?」
 
 ワイワイ騒いでいる彼らに仲間達も視線を向ける。すると、二人が老人を目にして驚いた様子を見せた。
 キースと呼ばれた老人。琥珀色の瞳。短めの髭。白髪をオールバックにしている、長身の渋い男性だ。ビシッとしたスーツを上下に身に付け、腰には一振りの剣。優しげな顔をしたおじいさんだが、年齢を感じさせない姿勢、身のこなし、雰囲気すべてがただ者ではないことをひしひしと感じさせる。
 
キース「久しぶりだな、お嬢さん方。噂は聞いてるぜ」
 
ユイリ「久しぶり。引退したって聞いたけど、今日はお仕事?」 
 
キース「娘達の付き添いだ。ま、野暮用ってところか」
 
 そう言って、チラリと二人の小さな少女達を見る。
 
ユイリ「娘?」
 
クロエ「達?」
 
 キースの言葉に二人が首を傾げる。が、彼は気にするなと言うだけで詳しい説明はしなかった。
 
ユイリ「来てるなら声をかけてくれても良かったのに。あ、この人はキース・グランツィア。元騎士で父の知り合い、一時期私の師匠でもあった人よ」
 
 再開がうれしいのだろう。少女はニコニコと上機嫌な様子でライラとリアに紹介してくれる。ぺこりとお互いに会釈。
 元騎士。ユイリの師。どうやら強者のオーラは見間違いではなかったようだ。
203 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:54:29.70 ID:ykk8/I3yO
 
クロエ「そちらのお二人は?」
 
 メイドの視線が二人の少女へ向く。一人は姿をすっぽりと隠して、もう一人はなんだか似合ってないグラスで目を隠し――お忍びスタイル。が、緑の子にはうっすら見覚えがあるリアであった。
 
シル「あー⋯⋯シロちゃんと、ミドリちゃん?」
 
緑の子「うわ、センスが無い」
 
シル「ひどい!」
 
キース「⋯⋯お前たちならいいか。少し歩こう」
 
 やり取りする二人を横に、キースがリア達パーティのメンバーを眺め歩き始める。それにシルらが続いて、疑問に思いながらリア達もついていき、機車から少し離れたところで一行は立ち止まった。
 
キース「お前たち、姿を見せてもいいぞ」
 
シロ「いいの? 分かった」
 
緑の子「このままでもいいけど⋯⋯はぁ」
 
 未だどういう状況なのか分かっていないリア達は、きょとんとしながら彼女らを見る。シロはマントを脱いで、緑の子は眼鏡を外して気怠げに指を鳴らした。緑の子の服が瞬時に変わり、シロの隠されていた姿があわらになり――
 
ウィン「じゃあ落ち着かなくてもいいんだよねっ? ふぅ、気分そーかいっ」
 
 リアより一回りは小さな身長。ほんのり肌色の入った雪のように白い肌に、クセの無い短めの白髪。幼さを残した顔立ちと、大きな金色の瞳。髪と同じく真っ白の猫耳と尻尾が生えており、獣人なのだと分かる。
 着ているのは白いセーラー服。サスペンダーとコルセットの付いた黒のスカート。幼い見た目と体に似合わない豊満な胸部が肩紐と腰のコルセットで強調されており、大きな膨らみが飛び出ているように見える服装は、ライラとまた違った方向で目のやり場に困る。
 リアは彼女が誰だか知っている。ウィン・ホワイティ。人気アイドル、パステルレインのセンターを務める少女である。そしてリアの推しでもある。
 テンションを抑えていたようで、変装を解いた解放感からはしゃいでいる。揺れまくる胸はあまり見ないようにしておく。
 
204 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:55:04.07 ID:ykk8/I3yO
 
エメラ「⋯⋯どーも」
 
 そしてもう一人。緑のポニーテールの女の子。ウィンの正体が判明した時から、彼女の正体も察しがついていた。同じくパステルレイン所属のエメラ・グリンフィルド。
 緑色の髪に琥珀色の瞳。ウィン以上に小さな体。ダボッとしたサイズの茶色のセーターに、下は紺のショートパンツ。袖は布があまりまくっており、手が見えない。
 露出が少なく子供っぽい服装に、幼い容姿。パッと見は戦いに向かう冒険者には見えない。肩に下げた大きめのポーチが唯一のらしい装備か。
 彼女の背には妖精特有の綺麗な羽根が生えており、パタパタとゆっくり動いていた。
 
 
リア(う、うおぉ⋯⋯こんな間近に、あの子たちが)
 
 じっくり姿を観察してしまったが、内心は慌てまくり。ステージの上で歌い踊り、一般人はそこでしか姿を見ることしかできないアイドル。それが今、プライベートで目の前に。正確には冒険者としての仕事の場だが、すぐ話せる位置にいるのだ。その事実に美少女揃いの仲間達とはまた違う、特別感を抱いてしまう。
 
ユイリ「あらかわいい」
 
クロエ「彼女達も冒険者ですか」
 
リア「ああ。冒険者であってアイドルもやっているパス――」
  
ライラ「キャーッ!♡ パステルレインのウィンちゃん! エメラちゃん!」
 
 説明しようとしたタイミングでライラが感激の歓声を上げた。全員がびくっと体を跳ねさせる。彼女は興奮を隠しきれない様子で、腕をぶんぶんと振っている。
 
リア「ライラもファンなのか」
 
ライラ「ええ。かわいい子は愛でるのが使命だもの」
 
 涎が垂れかねないうっとりとした表情で二人を見つめるライラ。確かにそれが使命なら、パステルレインは放っておけないだろう。リアは納得する。
 
205 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:55:43.19 ID:ykk8/I3yO
 
シル「『ライラも』? リアもそうなんだ。パステルレイン人気だもんね」
 
ウィン「精霊くん、そうなの? 推しはっ?」
 
リア「推しっ? うおっ、近い⋯⋯」
 
 ウィンが無邪気に寄ってくる。にこにこと眩しい笑顔で間近に来て、リアは半歩後ろに後ずさり。破壊力抜群な顔が、胸が、匂いすら香る距離に。赤くなる彼にじゃれつく少女。二人を微笑ましそうに見ていたシルだが、
 
リア「う。ウィンが推しだ」
 
ウィン「えーっ!? やったぁ! ありがとう、精霊くん」
 
リア「あ、ああ。応援してる⋯⋯」
 
シル「⋯⋯」
 
 何か嫌な予感がして表情を強張らせた。チラチラ彼の目線が胸に行っていることにも気づいている。あれが目の前にあったら仕方ない、が、やはりモヤモヤしてしまう。
 
ライラ「お姉さんはエメラちゃん推し♡ 応援してるわぁ♡」 
 
エメラ「あ、うん。ありがとー」
 
ライラ「か、かわいいっ⋯⋯!」
 
 かったるそうにひらひらと手を振る少女に、悶絶するシスター。エメラファンはそういう人が多いと聞いていたが、結構重症だ。
 
キース「――というわけで、だ」
 
 閑話休題。
 はしゃいだ一行へパンと手を鳴らし、キースは大きめに声を上げる。するとぴょんぴょん落ち着きがなかったウィンは自然と止まり、彼へ視線を向けた。
206 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:56:16.59 ID:ykk8/I3yO
 
キース「俺は今、パステルレインのオーナーっていうのをやっている。今日ここへ来たのはその活動の一環だ」
 
ユイリ「⋯⋯分かったわ」
 
 昨日の襲撃。強者は一人突出し、上を目指している様子だった。姿を見せなかったパステルレインがそこにいるのなら、目的は彼ら。そして護衛として彼女らと共にいるシル。
 アイドル活動と砦の討伐依頼に何の関係が、と疑問を当然抱くだろう。だがユイリは何も聞かなかった。それは他の仲間達も。
 パステルレインが冒険者に混ざりここへ来ている。そのオーナーがキース。それを自分らを信用して打ち明けてくれた。今はそれだけでも十分だろう。犠牲者が出ているのなら話は別だが。
 
キース「すまんな。後々話せるとは思うが」
 
クロエ「いえ。キースさんは信用できる人物ですから。それに、仲間の二人は一緒に行動できるだけでも嬉しそうですしね」
 
ライラ「嬉しいわぁ♡」
 
ウィン「精霊くんはっ? 精霊くんはっ?」シュバッシュバッ
 
リア「うおおっ。う、嬉しい、です」メソラシ
 
ウィン「わーい」
    
キース「はは、ありがとう。とりあえず今は砦を平和にするか」
 
 賑やかな面々を前に老人は苦笑する。そしてキッと山の方を鋭く睨みつけた。
 
シル「キースさん。原因は山の方に、って言ってたけど」
 
ユイリ「山? 何か確証が?」
 
キース「ほぼ勘だ。魔物の密集具合からもしかしたら、ってな」
 
リア「何も手がかりもないし、ひとまずそこに行ってみるか」
 
 頷く一行。その間も興味津々な様子でウィンはリアを色んな方向から見ていた。
207 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/27(木) 06:57:15.60 ID:ykk8/I3yO
 
エメラ「気に入られたね、お兄さん」
 
リア「種族的に物珍しいだけじゃないか?」
 
エメラ「そうかも。だけど初対面でここまでつきまとわれるのは珍しいよ」
 
 アイドルの彼女らと普通に一緒にいて会話をしている。まだ現実とは思えず、返事にぎこちなさが残ってしまう。
 
シル「ウィンちゃーん? ちょっと大人しくしてようね?」
 
ウィン「えー? ボクのファンなんだから、ボクの近くなら嬉しいと思うよ?」
 
キース「これから戦いに行くんだぞ、真面目にやれ」
 
ウィン「はーい。ごめんなさい」
 
 ようやく離れ、キースとシルの間に行く彼女の後ろ姿に、ホッと息を吐く。ずっと近くでシャカシャカ動かれて気が気ではなかった。顔とか胸とか脚とか、もう全てが視界に入るだけでもドキドキなのに。
 
ユイリ「さてと⋯⋯それじゃ、出発ね」
 
クロエ「伝説の騎士とその娘さん方の力を拝見させていただきます」
 
ユイリ「あぁ、こんな仕事になるなんて夢みたい。ね、リアくん」
 
リア「お、おう。そうだな」
 
 明るい雰囲気で一行は目的の山へ歩き出す。襲ってくる魔物を倒し奥へ奥へと進んでいく。次第に斜面にさしかかり、話していた山の中へ入っていった。
 
 
 ↓1 山の中で――(展開判定。活躍少なめのヒロインピックアップ ゾロ目で追加のイベント)
 00〜30 穴に落っこちる
 31〜60 水に落ち、山小屋でひと休憩
 61〜99 二人で別行動。何か生えてるのを見つける
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/27(木) 07:19:35.84 ID:cszToctfO
209 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:26:31.63 ID:L+8Ri1fCO
 
 
 48 ユイリちゃんルート
 
 
キース「ここまでは順調だな」
 
 山というと狭い道に急な斜面というリアのイメージに反し、存外緩やかで道も開けている。山登りをしているという感覚もなく、木が茂っていた森を越え中腹辺りに来ると木はまばらに。日が当たり明るくなってくる。
 坂道を少し登って開けた場所を歩き、また次の坂道。どうやらこの山はある程度開拓されているらしい。ルートが決まっていて、道も綺麗で、その間にちょこちょこ魔物と戦闘。小分けされた部屋のようにトントンと繰り返しで進行していく。
 
リア「ふぅ。あの二人が大暴れしてるからな」
 
 最後の魔物にとどめを刺し、剣を納めながらリアは言う。
 坂道終わり、階段の踊り場のようにまた開けた場所に出る。そこに居座っていた魔物を一掃したのは前衛の二人。ユイリとウィンだ。
 ユイリは剣と小型化凝縮した魔法の障壁だろうか。二つを駆使し、凄まじい速さで魔物を処理。ウィンも両手に持った短剣でユイリに負けず劣らず素早く華麗に魔物を倒していった。
 低レベルな魔物では相手にならないのだろう。森でも山でも遭遇した魔物はほとんど彼女らが倒していた。二人が取り逃した魔物はリア担当で、後衛の出番はほとんどない。
 
ウィン「いっぱい活躍したよー。エメラちゃん褒めて褒めて」
 
エメラ「おーおー。楽できて私は嬉しい」ナデナデ
 
ユイリ「数だけで大したことはないわね。私の敵ではないわ」
 
 戦いを終え、二人が戻ってくる。ダメージもなく大量の敵を倒して得意げな様子だ。
 
210 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:27:09.64 ID:L+8Ri1fCO
 
リア「華麗だな、ユイリ。速い速いと思ってはいたが、こんな戦えるとは」
 
ユイリ「ふふん。そう。かなり強いのよ、私は」
 
クロエ「得意げなお嬢様、かわいらしいです」
 
ユイリ「そしてかわいくてスタイルも良い!」
 
ライラ「わっしょい♡わっしょい♡」
 
ウィン「ユイリちゃんサイキョー!」イェー
 
ユイリ「ふっふっふ! ありがとう、みんな」
 
 鼻高々。大きな胸を張り、ニコニコと満面の笑みである。
 
キース「相変わらずだ。盾の精度は悪くなかったが油断はするなよ」
 
ユイリ「勿論よ。――さてと、ここは特別広いわね」
 
 一行は辺りを眺める。山道の踊り場。広場のように広がる平らな地面が、人の手での整地を匂わせている。
 ぽつぽつ生えた木。山頂辺りから流れる大きめの川、小屋まで建っている。
 
キース「この山は昔は見張り塔的な役割があったと聞いていたが、綺麗に残っているものだな。まだ整備されてるのか」
 
ライラ「不自然な川といい魔法的な何かを感じるから⋯⋯なんらかの魔法で維持されてると思うわ」
 
クロエ「真面目に話すと違和感がすごいですね、シスター」
 
ライラ「えー、ひどぉい。リアくん慰めてぇ」
 
リア「うおおっ、くっつくなって」
 
 人前で勃ったりしたら一大事である。腕に抱きつこうとするシスターの頭を押さえ、それから撫でてやる。ライラはそれで満足したようだ。
 
キース「何かありそうだな。手分けして周囲を探索しよう」
 
シル「ん。じゃあ行くよ、護衛対象さん達」
 
ウィン「はーい」
 
エメラ「私ちょっと休憩したい⋯⋯」
 
 シルが引率の先生のように二人を連れて行く。他の仲間達もそれぞれ散っていき、リアも遅れて探索を始めることに。
 
211 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:27:44.57 ID:CkcY0mkUO
 
リア「みんな切り替え早いな⋯⋯」
 
 経験の差だろうか。呟いて、リアはとりあえず不自然だと言われていた川へと向かう。
 
リア「でかいし深いな⋯⋯」
 
 澄んだ水が勢いよく流れている。幅は数メートル。深さは人の身長ほどか。山のサイズに比べ水の量が明らかにおかしい気がする。どこから来ているのだろうか、この水は。
 
ユイリ「リア、あなたもこっちの探索?」
 
 不思議に思って眺めていると、隣にユイリがやって来た。人懐っこく寄ってきてにっこりと笑う。ウィンより少し小さいがボリューム満点な胸。もふもふな尻尾と耳。改めて見ると、推しの少女と少し重なる部分がある。
 
ユイリ「じっと見てなぁに? 私のかわいさに見惚れちゃったかしら?」
 
 性格はあまり似ていないけれど。からかうような表情で,頬に指先を当てポーズを取る彼女に苦笑する。
 
リア「おう、見惚れた見惚れた。⋯⋯ライラがこの川が不自然だって言ってたから気になって来てみたんだ」
 
ユイリ「ちょうどいいわ。だったらついてきて。一緒に調査するわよ」
 
 聞くや否やユイリはくるっと身体の向きを変え歩き出す。尻尾がるんるんと上機嫌に揺れる。
 
リア「いいが、どこに行くんだ?」
 
ユイリ「上流の方。チラッと見たけど、木で囲われてて怪しいのよ」

 
リア「そんな場所が⋯⋯行動が早いな」
 
ユイリ「獣人の血がなせる技ね」
 
 得意げな笑声が前の少女から聞こえてくる。リアは周囲の観察をしつつ彼女についていった。少しして、
 
ユイリ「そういえばリア」
 
リア「うおっ、いつの間に」
 
 ちょっと前から視線を外したタイミングで、いつの間にか隣にユイリが移動していた。驚いた彼を笑いつつ、彼女は尋ねる。
 
212 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:28:18.33 ID:e50u9cjWO
 
ユイリ「精霊って呼ばれてたけど、あなたってそうなの?」
 
リア「半分な。半分は人間だ」
 
ユイリ「へぇ、珍しい。見た目は普通なのに」
 
 ジロジロと彼を下から上まで見回す。引いたり怖がったりする雰囲気は無く、少年は内心安堵する。
 
ユイリ「なるほどねぇ。だからあんな特別な戦い方も⋯⋯。ますます期待ね。がんばって」
 
リア「あ、ああ。お荷物にはなりたくないしな」
 
ユイリ「そこは鍛えてあげるから心配無用よ。今でも戦力になってるし」
 
 そう語る彼女の言葉に、嘘やお世辞がないと短い付き合いながら分かる。気持ちのいいリーダーである。再び軽い足取りで前に出た彼女を追い、川の上流を目指す。少しして傾斜が大きくなってきた川辺の先、木で覆われドームのようになっている一帯を見つける。ユイリが言っていたのはあれのようだ。確かに怪しい。
 
リア「俺たちだけで行くのか?」
 
ユイリ「様子見だから大丈夫。それに私強いし」
 
リア「⋯⋯不安だ」
 
 低レベルならまだいいが高レベルと遭遇した時が怖い。
 もし危なそうだったらすぐ助けを呼ぼう。リアは思う。近くに仲間達がいるだろうから、いざとなれば大声を出せばいいだろう。
 
リア「⋯⋯広いな」
 
 ぴょんぴょんと身軽な小動物みたく進むユイリについていき、ドームの中に到着。木で覆われたそこは薄暗く、木々の間からかすかに覗く光が照らす神秘的な雰囲気の場所であった。
 湖のような水の貯まりがあり、その中心にはうっすら光る謎の珠。とても、あの大きな川の上流とは思えない。あそこから川の水が湧いているのだろうか。
 
ユイリ「魔物は⋯⋯いないわね」
 
リア「ますます怪しいな」
 
 周囲を観察。道中あれほど遭遇したというのに、この空間には魔物がいない。静けさに包まれたドームの中を進み、二人は自然と中心、湖のほとりへ立つ。
 周りを警戒しているのだろう。ユイリの耳がピンと立ち、時折ぴくぴく震えている。
213 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:28:59.45 ID:TXaB8xaZO
 
ユイリ「ライラの話通りなら、あれは魔法の道具かしら」
 
リア「触らないほうがよさそうだな。戻るか?」
 
ユイリ「そうね。何もなさそうだし」
 
リア「んっ? ユイリ――っ!」
 
 言っている彼女の足元。何かが湖の水面から伸びていることに気づく。逃げるよう警告しようとするが、それよりも早くそれは彼女の足を掴んだ。
 
ユイリ「いっ!? な、なにっ!?」
 
 細めで柔らかそうな黒い色の触手。それが彼女の左足首の辺りに巻き付き、締め付ける。見た目以上の力のようだ。ユイリが痛みに膝をつき、足に巻きついたそれを外そうと無防備な姿を晒す。水面から新たに現れた物体が、そんな彼女に狙いを定め鋭利な触手を向けていた。
 
リア「させるか!」
 
 少年は即座に反応し、一歩前に出てそれを切り払う。金属のように硬かったが細さのせいかあっさり両断され、ユイリが貫かれることは防げた。水中から大きな声が上がり、切断された足の持ち主が現れる。鋭利な牙と、でこぼこした不規則な鱗。体のあちこちに触手を生やしており、見るからに禍々しい鮫のような姿をした魔物であった。

 
ユイリ「ありがとう、リア。結構な大物ね⋯⋯」
 
リア「結構レベルなのか、アレ」
 
 湖から距離を取った二人は戦闘態勢を取り、様子を見る。待ち伏せして拘束、刺し殺そうとしてくる魔物。場所が場所なら大騒ぎになって、討伐依頼が即座に出ている魔物だろう。
 
ユイリ「私とリアならあんなのすぐ倒せるわよ」
 
リア「何か考えがあるんだろうな⋯⋯」
 
ユイリ「とりあえず魔物の近くで全力で爆破攻撃しなさい。何度も。後は私がなんとかするわ」
 
リア「いいのかそれ」
 
 ツッコむが、対魚ならば確かに良い手かもしれない。湖には不気味なほど他の魚の姿はない。魔法の発生源だからだろうか。今のところ作り物の湖にあるのはあの魔物の姿のみ。
 剣を握り直し、リアは覚悟を決める。魔物は幸い水際にいる。地上からでも攻撃は届きそうだ。
 
214 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:29:27.16 ID:qRa+aNyQO
 
リア「じゃあやるぞ⋯⋯!」
 
ユイリ「ええ。援護する!」
 
 言ってユイリは詠唱をはじめる。駆け出した少年へ魔物の触手が迫るが、それが近づく前にユイリの魔法が放たれ攻撃を防いでくれる。精密なコントロールで放たれる光の矢。ダメージはほぼないが、リアはただ走るだけで魔物に近づくことができた。
 
リア(あとは叩き込むだけ⋯⋯!)
 
 思い切り跳躍。跳んだ彼へ触手を向ける魔物。だが、ユイリが放った大きめの魔法に顔を撃たれ、隙を見せる。的確なサポートに導かれ、リアは魔物近くの水面目掛けて全力の攻撃を放った。
 大きな水しぶきが上がる。触手を暴れさせ、苦しむ様子を見せる魔物。リアは目を凝らし再度剣を振り上げた。もう一度、と魔力を込めた直後触手が彼を捕らえる。
 
リア「うお、やばっ⋯⋯!」
 
 手と腰を捕まれ、強い力でグンと引かれる。その先には口を開いている魔物。数秒後の光景が頭に思い浮かび、血の気が引く。
 
ユイリ「ご苦労さま! あとは任せなさい!」
 
 と、その横を勢いよく通り過ぎる少女。出現させた魔法の盾を魔物の口へ思い切り投げつけ、跳躍。空中で彼女の剣がきらめいた。電気を付与した刃。落下の勢いを利用し魔物へ突き刺す。
 魔物が大きな声を上げ、少年の目の前で拘束を解いた触手に電撃が走るのが見えた。間一髪のタイミングである。
 
ユイリ「とどめ!」
 
 魔物の体の上に乗ったユイリが突き刺した剣でそのまま体を斬り開き、後頭部の辺り、ウロコの間を貫く。渾身の一撃に魔物は断末魔の絶叫を上げ、そして派手に魔力の煙を上げて霧散した。
 
リア「た、倒したか⋯⋯」
 
 魔物の討伐を確認。ホッとする少年は武器を納めて呟く。そして気づいた。ユイリが水中でもがいていることに。
 
リア「まさか脚が⋯⋯!」
 
 魔物に掴まれていた脚のことを思い出す。少年は慌てて飛び込み、水中で彼女を抱える。小さな彼女だが水中では何倍にも重く感じられた。苦しげな少女の頭を一度撫で、少年は水面へ顔を向ける。
 
ユイリ(⋯⋯!)
 
 若干パニックを起こしていた彼女だが落ち着き、しっかり離さなかった剣を冷静に鞘へ納めた。リアの胸板に顔を押し付けられ、ドキドキした様子で身を任せる。
215 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/31(月) 07:30:19.36 ID:3EEgcI5zO
 
リア(強化があって助かった⋯⋯!)
 
 ユイリの身体と密着、なんて思う余裕もなく足を魔力で強化し勢いよく浮上。水面から顔を出す。
 
ユイリ「ぷはっ! ぁ、ありがと⋯⋯助かったわ」
 
リア「ふぅっ。俺も助けられたしお互い様だ」
 
 彼へ大人しくしがみつき、しおらしくしているユイリ。リアは強化を持続させまず彼女を地面の上に。それから自分が上がる。
 
リア「はぁ⋯⋯しんどい。脚は大丈夫か?」
 
ユイリ「ちょっと痛むけど、それだけ。泳ぐのは無理ね」
 
 湖の近くで座り込む。山登りに戦闘、そして水泳。体力がぐんと削られているのを感じる。濡れた髪と顔を手で払い、隣のユイリへ視線を向ける。
 
リア(! は、破壊力が⋯⋯!)
 
 耳も尻尾もびしょ濡れで萎み、服もびしょびしょ。彼女の肌にぴったりくっついたワンピースの下から、白の下着が透けて見える。大きな胸の谷間も見え、つい視線が向いてしまう。
 
ユイリ「? あ。リア、やらしい目してるわよ」
 
 彼が無言で凝視する様子に首を傾げた少女だが、すぐに察したようだ。胸を手で隠しながらニヤニヤと笑う。手で押さえ込まれた胸が腕から零れ出そうに形を変え、谷間が深くなる。ごくっと唾を飲んだリアだが、すぐに我に返った。
 
リア「も、戻るぞ。連戦になったら危ないしな」
 
ユイリ「ふふ。分かったわ」
 
 慌てて立ち上がる少年はユイリに手を差し出し起き上がらせる。そらから二人は肩を組んで、ゆっくりと仲間達の元へ向かった。

 
 ユイリの好感度プラス10 現在50


 
 
 ↓1 山小屋で(いつもの判定。好感度補正でプラス25。ゾロ目で1番下の展開に)
 00〜30 手でお礼
 31〜60 口でお礼
 61〜90 胸を使って
 91〜99 発情期来ちゃったかも
 
  少し間空いて申し訳ないです。安価だけ取ってまた落ちます
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/31(月) 07:43:32.19 ID:IcCKokPvO
そぉい
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/01(火) 09:10:22.91 ID:KFTYnhxjO
そういえば同じく獣人組のウィンは発情期どうなってるんだろ
設定から性知識無し&パステルレイン内で守護られてるっぽいし
@『身体が熱っぽい』とか訴えられて適当に風邪か何かと誤魔化されてる
Aエメラ辺りが魔法でこっそり抑えている
Bそもそもまだ発情期来てない
のいずれか辺りなのかな
218 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/02(水) 07:25:45.75 ID:wZ1WBodfO
 
 91プラス25 発情期来ちゃったかも
 
 
 仲間と合流した二人はライラに治療され、服を乾かすため山小屋に放り込まれた。小屋の暖炉に火をつけそこに服を干しておき、渡されたタオルに身体を包む。
 二人に休憩しろと告げた他の仲間は、更に山頂を目指して進むらしい。無論二人の戦力が不在なので、無茶はしないという約束付きで。
 
ユイリ「服くらいすぐ乾くのに、心配性よね」
 
リア(いや⋯⋯あのままだと大変だし)
 
 暖炉のそばに座り、口を尖らせぶつくさ言っているユイリ。
 あの濡れ透けな状態でいられたら、男性二人が気まずいのは勿論、ライラもどうなっていたことか。脚の怪我を優先してくれたが、チラチラ見てたし。
 
ユイリ「⋯⋯」
 
リア「⋯⋯」
 
 二人とも黙ってしまう。少年は緊張よりもドキドキや興奮が勝っていた。山小屋に入ってクロエに服を脱がされたユイリ。彼は彼女の脱衣シーンを思い切り見てしまっていた。干されている下着や服。彼女の裸体。いけない妄想が頭に浮かんでしまい、身体は既に反応気味である。
 
ユイリ「ね、ねえ。他の仲間は上に行ったし時間はあるわよね⋯⋯」

 
 時間潰しに眠れないだろうかなどと考えていると、ユイリがぽつりと呟いた。隣を見れば彼女もリアを見つめていた。若干濡れた耳と尻尾。ほんのり赤い頬で照れた様子の彼女は、タオルの下で自分の体を抱き締める。
 
リア「そうだな。休むならベッド使って大丈夫だぞ。掃除はしてあるみたいだし」
 
ユイリ「⋯⋯い、一緒に行かない?」
 
 緊張からかぺたんと耳が倒れる。そういう意味なのか、硬直し頭がフリーズしそうになる少年へ少女は続ける。
 
ユイリ「戦いのせいかしら。さっきから興奮して⋯⋯その、発情期みたいなの。だから、お仕事お願い⋯⋯」
 
 つまりは、そういうこと。
 はつらつとした彼女がおとなしく、もじもじしながらお誘い。リアはこくりと一回頷く。それから手を彼女に差し出し、繋ぎながらベッドへと移動した。
 彼女がベッドへ横たわり、リアはタオルを外して彼女の上へ。彼の男性器を目にし、驚く様子を見せたユイリはおずおずとタオルをほどき、ベッドの脇へ置いた。その瞳に怯えはなく、期待と興奮が浮かんでいるのが分かる。案外経験があるのだろうか。
 
219 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/02(水) 07:26:46.36 ID:weYT7nnbO
 
ユイリ「⋯⋯触っていいわよ?」
 
リア「あ、ああ。わかった」
 
 言われて、自分が止まっていたことに気づく。ベッドに広がる長い金髪。背が低く華奢な体型に反して大きすぎる乳房。ぴんと立った綺麗な乳首。尻尾があるせいで腰が少し浮いて、愛液で濡れた割れ目が少年からしっかり見える。
 見惚れてしまうのも仕方ない、極上の裸体へ少年は手を伸ばす。やはり自然と触れてしまうのは胸であった。
 
ユイリ「ふぁっ♡ ぁ⋯⋯♡」
 
 指が沈み彼女の体温が指先に伝わる。ライラとはまた違うハリの強い柔らかさ。本能のまま思うままに揉んでいるだけなのに、ユイリは強い反応を見せた。
 
リア「⋯⋯っ」
 
ユイリ「んあっ!♡ ち、くび――っ♡ ああっ!♡」
 
 乳首に吸い付くと、更にリアクションが大きくなる。びくっと体を反らせ、耳がぴんと立つ。ここが弱点らしい。ならばともう片方の突起を指で擦る。
 
ユイリ「あ、ダメッ!♡ それすぐイッちゃ――ああぁっ!♡」
 
 少し攻めただけでユイリは敏感に達してしまう。甘い声を上げ体がびくびくと跳ね、そして弛緩。秘部から蜜が流れ出し、ベッドにシミを作る。
 
リア「⋯⋯かなり敏感なんだな」
 
ユイリ「はっ、はぁ⋯⋯♡ ご、ごめんなさい⋯⋯♡」
 
リア「謝らなくてもいいぞ。⋯⋯そっちの方がエロいし」
 
 とろんとした顔で謝る彼女を撫で、しばらく様子を見る。少しそのままでいると、ユイリが彼の腕に手をやった。
 
220 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/02(水) 07:27:42.72 ID:weYT7nnbO
 
ユイリ「ね、挿れて⋯⋯♡ 胸だけじゃ治まらない⋯⋯リアので、ズンズンして⋯⋯♡」
 
リア「っ! あ、ああ」

 発情しきった目で懇願され、リアは理性が切れるのを自分で感じた。彼女の頭を一撫でし、彼は体を起こす。ひくひくと期待するように震える割れ目。勃起した男性器の先端をあてがうと、少年はひと思いに挿入した。
 
ユイリ「あっ!♡ そんな大きなの、ゆっくり――おっ、お゛おっーっ!?♡」
 
 狭い中に男性器を入れ、奥まで一気に貫く。すんなりと奥まで入りきり子宮に先端が入る――すると、ユイリが一番大きな反応を見せた。舌を出し、目をパチパチと瞬きさせる彼女。挿入でまたイッてしまったのか、中がきつく締めつけてくる。
 
リア「っ♡ 締め付けすぎだ、ユイリ――っ!♡」
 
 挿入の刺激で高まっていた中で強すぎる締め付け。乱れた彼女の姿に我慢は効かず、彼はそのまま射精してしまう。
 
ユイリ「あ゛っ!♡ 初めてで、あっ♡すぐ中出し――っ♡ あつっ――おっ♡またイクっ!♡」
 
リア「うぁっ⋯⋯♡」
 
 最奥へ噴出する白濁の勢いに再び達するユイリ。収縮する膣が蠢き射精を促す。あられもない姿を晒す彼女の腰を掴み、リアは無意識にグッと引き寄せ精を放つ。溢れるほど吐精し、ようやく落ち着いた頃には、
 
ユイリ「ぁ⋯⋯♡」
 
 ユイリはすっかりできあがっていた。ぴくぴくと震え、恍惚とした表情でベッドの上に横たわる。余韻のせいか意識が曖昧なようで、うっすら浮かべた笑みがいやらしく見える。
 初めて、と言っていたが挿入でここまで乱れるとは。発情期とはここまでのものなのだろうか。リアはちょっと心配になる。
 そのまま彼女の痴態を眺める少年。するとぽーっとしていたユイリが口を開き、腰を彼へ押し付ける。
 
ユイリ「リア、動いて♡ 本番せっくす、して⋯⋯♡」
 
リア「っ♡⋯⋯ユイリっ」
 
ユイリ「んああっ♡ ぁ、ゴリゴリして――おっ、おくぅ♡んおっ♡」
 
 射精直後だというのに、誘われあっさりと元気を取り戻してしまう。誘惑にまんまと乗った少年は腰を引き動きはじめる。精液と愛液が膣と男性器に絡み、途方もない快楽を生じる。攻めているリアも余裕はなく、一突き毎に声を漏らしだらしない表情を浮かべてしまう。
 
221 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/02(水) 07:28:18.92 ID:TpTeTBOTO

ユイリ「ん、んおっ♡お゛っ♡ これ、がセックスっ♡ あっ♡ ぽわぽわ、終わら、なぁっ♡ あぁっ♡」
 
 ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響き、少年が動く度に動く乳房。快楽に夢中な蕩けた目で彼を見つめ、甘い声を上げるユイリ。視界も男性器に伝わる刺激も強すぎる。絶頂が近くなり、彼は自然とペースを上げる。
 
リア「っ、ユイリ、もう――っ!♡」

ユイリ「あっ♡ 出してっ♡また、お゛っ♡ イカせてっ!♡」

 
ユイリ「――――っ!♡」
 
 ギュッと中が強く締まるのと同時に彼も達する。自分の体を抱いて胸を寄せる彼女。2度3度と精液が子宮を叩く度、彼女は何度も絶頂しているようだった。
 
ユイリ「んおっ♡しゃせぇ、すご――っ♡ お、おおぉぉ⋯⋯♡」
 
 焦点の合わない目で幸せそうに呟き、強く締め付ける中からは漏れ出した液体が内ももを伝いシーツにかかる。二度目の射精を終え男性器を抜き、リアは深く息を吐いた。
 
リア「はぁ⋯⋯♡ これで満足したか?」
 
ユイリ「⋯⋯♡」
 
 尋ねる少年に、くすっと笑って四つん這いに、背中を見せる彼女。フリフリと尻尾を振り、小さなお尻を見せつけ彼女は挑発的に微笑む。まだ、らしい。
 少々呆れる少年だが、その男性器はビンビンに勃起してしまっていた。
 
 
 
 ↓1 事後の展開(いつもの。ゾロ目で特別イベント)
 00〜60 クロエが帰ってきて仲間達と合流
 61〜80 他パステルレインのメンバーが⋯⋯
 80〜99 先に帰ってきたウィンが⋯⋯
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/02(水) 08:03:55.83 ID:hB4FefkRO
はい
223 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/06(日) 09:54:46.32 ID:T5ALoRsOO

 38 クロエが様子見
 
 
 四、五回戦を終えて事後。洗浄の魔法を二人は使えないため、一枚のタオルで雑にべしょべしょに汚れたシーツを隠して、もう一枚で二人一緒にくるまる。暖炉の前に戻り、互いに冷静に沈黙。いわゆる賢者タイムである。
 
リア「ユイリは⋯⋯その、本当に初めてなのか?」
 
 そんな中、少年はぽつりと呟く。肩が触れ合う距離。第一声がそれなのかと思うかもしれないが、ユイリの過剰すぎる反応を考えれば当然の疑問――なのかもしれない。
 
ユイリ「⋯⋯男の人とはね。その、結構前に発情期が始まるようになったから」
 
 言葉を濁しているが分かった。女性で昔からの付き合い、かついつも一緒にいるのはメイドのクロエ。そういうことなのだろう。
 
リア(感度もそのせいか、天然か⋯⋯)
 
 二人の絡む姿を想像しまた勃ってしまう。
 
ユイリ「でもあんなに感じるなんて思ってもみなかったわ⋯⋯。うう、すごい声出して」
 
リア「発散はできたんじゃないか? それに俺は好きだぞ、普段のユイリとはギャップがある感じで」
 
ユイリ「⋯⋯そ、そう」
 
 腕を回し肩を抱く。顔を真っ赤にした彼女は大人しくしがみつき、彼の肩に頭を置いた。尻尾が彼の背中にぽふっとくっつく。ゆったりとした時間が流れ、少しの間暖炉の前に座っていると、
 
クロエ「お嬢様、ご主人様。ご様子を⋯⋯おや」
 
 ドアがノックされ、返事をするとクロエが顔を出した。部屋を見回し、二人の姿を見てベッドの惨状に気づきニタリと笑う。
 
クロエ「お嬢様、お楽しみでしたか」
 
ユイリ「彼の仕事なんだからいいでしょ。クロエ、後始末してくれないかしら」
 
クロエ「かしこりました。――それで、いかがでしたか? 男性との行為は」
 
ユイリ「ぶふぅっ!」
 
 にやけ顔のメイドにどストレートに問いかけられ、お嬢様が吹き出した。顔を真っ赤にして慌てる彼女は真っ裸で立ち上がる。
 
224 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/06(日) 09:55:12.91 ID:T5ALoRsOO
 
ユイリ「なんてこと聞くのよ!」
 
クロエ「私がスカウトしましたから、使用感を尋ねるのは当然でしょう。不良品なら返品しなくてはいけませんし」
  
リア「物みたいに言うな」
 
ユイリ「ま、まぁ⋯⋯悪くはないんじゃない?」
 
クロエ「ご主人様、何回しました?」
 
リア「6回くらい」
 
ユイリ「ちょっと!」
 
 ツンデレムーブで恥ずかしそうに言う主人の横で、メイドと少年がさらっとプライバシーの漏洩を行う。
 
クロエ「なるほどなるほど。堪能していただけたようで幸いです」
 
リア「あんまりいじっちゃ可哀想だぞ。発情期って言ってたし」
 
クロエ「――はて? まだ周期では――」
 
ユイリ「ク ロ エ !」 
 
 大声を出したユイリが目にも止まらない速さでメイドを攫っていく。部屋の隅で二人はこそこそ話し始めた。
 
ユイリ「――ということなの」
 
クロエ「男らしい姿に発情して、命を救われたお礼も兼ねて発情期を口実に体を重ねた。思ったよりも気持ちよくて発情期並みに回数を重ねた、と。そういうことですね」
 
ユイリ「そうだけど、口に出す必要ある?」
 
 リアには届かないくらいのボリュームで愉快なやり取りをする二人。少しして、満足げなメイドと下着を身に着けたユイリがリアの近くへ戻ってくる。
 
225 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/06(日) 09:55:44.16 ID:T5ALoRsOO
 
クロエ「よかったですね、ご主人様。お嬢様もあなたに大変満足したそうです。これで仲間全員からのお墨付きですね」
 
ユイリ「まったく、恥ずかしいことを言わせるんだから」
 
リア「はは⋯⋯ありがとう、でいいのか?」
 
ユイリ「何も言わなくていいのよ。適当にあしらっておきなさい」
 
クロエ「えぇー。寂しいですお嬢様ぁ」
 
ユイリ「あんたそんなキャラじゃないでしょくっつくなっ」
 
 目をキラキラさせてじゃれつくクロエと、鬱陶しそうにしながらも楽しそうなユイリ。二人の仲の良さが窺える微笑ましい光景に、少年は笑みをこぼした。
 
 
 
 さて。それから三人は山小屋から出た。
 
クロエ「他の皆さんは調査から撤退中です。すぐこちらへ戻ってくるでしょう」
 
クロエ「先行して私だけ戻ってきて良かったです。あんな事後感満載な小屋を他の人に見られたら大変ですから」
 
 クロエの魔法で綺麗さっぱり片付けてもらった後、乾いた服を身に着け外へ。山頂付近を見てきた仲間達を待つことに。
 
ユイリ「⋯⋯それで、どうだったの? 大量発生の原因は?」
 
クロエ「山頂の近くに最近使われた魔法の痕跡がありました。が、それだけでした。山は原因の魔法が使われた場所だった、という可能性が高いだけで他には何も」
 
リア「とりあえず魔物は大量に倒せたし、貢献にはなっただろ。山の魔物が雪崩込む心配もなさそうだ」
 
ユイリ「そうね。他のパーティの報告もあるだろうし今日はそれ待ちかしら」
 
 人為的な魔物の大量発生。もしそうなら何か見つかっているかもしれない。むしろ犯人らしき人物も見つかるかも。
 話しながら数分待っていると、登っていた仲間たちが戻ってきた。
226 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/06(日) 09:56:17.86 ID:bsbWslOxO

 
ウィン「あ、精霊くんとユイリちゃん! 服乾いたねー!」
 
キース「まったく、老体にこの運動は堪えるな⋯⋯」
 
エメラ「同意見。隠居したい⋯⋯」
 
ライラ「ユイリちゃん怪我の具合は大丈夫?」 
  
 特に怪我もなさそうだ。元気いっぱいなのはウィンだけで、他はぐったりしているが。
 手を振り、それぞれに返事をしているとシルが二人へ近づいてくる。その手には綺麗な石やら歯のような物が。
 
シル「はいこれ、二人が倒した魔物の素材。貴重そうだと思って回収したんだ」
 
ユイリ「あ、わざわざ悪いわね」
 
リア「大物だったからな⋯⋯いい小遣いになるかも」
 
 魔物の素材は換金してもいいし、武器になることだってある。パーティの代表としてユイリに持っていてもらう。シルから受け取った素材をポーチに入れ、ユイリは笑った。
 
ユイリ「気遣い上手なお嫁さんね。羨ましいわ」
 
シル「よめっ!? ま、まだそんなんじゃ」テレテレ
 
クロエ「お嬢様。ご奉仕万能のメイドさんがお嫁さんになれますよ」
 
ユイリ「イヤ、あんたは従者としてこき使うから」
 
クロエ「それはそれでアリですね」ニッコリ
 
リア「アリなのか」
 
 暗い目で満面の笑みを浮かべる彼女へつっこむ。お嬢様への愛は重めだ。髪をいじって照れていたシルは、そんな彼女を見てぽつりと呟いた。
 
シル「私もリアにこき使われるのは⋯⋯アリかなぁ」
 
クロエ「流石は魔術師様」
 
ユイリ「シルはリアに夢中ね」
 
シル「愛があればねっ。愛が」
 
リア「そんな無茶は言わないから大丈夫だ」
 
ライラ「フフフ。シルちゃんもたまにはリアくんに強引に迫られてみたいのよねぇ」
 
ウィン「ごーいんに?」
 
エメラ「ウィンにはちょっと早い話かな」
 
キース「おうおう、賑やかだな。そろそろ帰るぜ。腹が減った」
 
 ワイワイ話し出す全員に、最年長のキースが場を仕切る。昼が過ぎ夕方も近い。夜に魔物大量発生の場に残されるのは危険だ。空腹も疲労もある。誰も彼の提案に異存はなかった。
 その後行きと同じく魔物と遭遇し、今回は後衛組が処理にあたった。ライラが盾役となり原理は分からないが生身で攻撃を受け止め、他の仲間が魔法や武器で撃退、という戦法で問題なく帰ることができた。爪や牙、魔法すらも彼女の前では豆鉄砲のような扱いで――彼女のことをあまり知らないリア、シル達はすごく驚いた。
 
 
 
 ↓1、2 会話イベントの対象判定(いつもの。ゾロ目で特別イベント)
 
 
 00〜15 ユイリ
 16〜30 ウィン
 31〜45 赤い子
 46〜60 クロエ
 61〜75 ライラ
 76〜90 シル
 91〜99 国の兵士さん
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/06(日) 10:29:46.97 ID:4kfQ/dUr0
えいさ
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/06(日) 10:46:17.82 ID:MUv5WQvtO
そぉい
229 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/08(火) 07:23:39.29 ID:u/Uq2MAmO

 
 79 シル
 28 ウィン
 
 
 
 臨時拠点の機車へ戻るとリア達パーティはそこから少し離れた場所に集まった。いつものメンバーにパステルレインのウィンとエメラ、オーナーのキース、それと赤い髪が目立つ少女。
 
赤い子「これでよし」
 
 シル、キースと一緒にいるのがパステルレインだと分かった今、変装していてもリアには彼女が誰だか分かってしまう。率先して行動し、魔法の道具の準備をして囲いを作る姿。生意気なことを言いながらも、なんやかんやいつも仲間を想っている彼女のことが頭に浮かぶ。
 頭から上半身を覆う頭巾から覗くストロベリーブロンドの髪に、小さくスレンダーな身体。パステルレインの赤い子、アデルちゃんだ。
 
ライラ「リアくん、リアくん。私今日ほど上位ギルドやっててよかった日はないわぁ」
 
リア「そうだな⋯⋯この囲いの中に入ってて文句言われないとか」
 
 彼女らがいることはリア達パーティ以外には内緒なのだろう。出来上がった囲いを見つつ、はしゃいでいるライラへしみじみと返事をする。
 今をときめくアイドル達と閉ざされた空間でお話。本来ならばいくら金を積んでも叶いそうな夢である。
 
ユイリ「それで何の用? 誘われたからとりあえず来たけど」
 
シル「一緒に食事でもと思って。今から作るから」
 
ウィン「一緒に食べよ?」
 
ユイリ「あ、ああ、そういうこと。問題ないわよね」
 
 仲間へ振り向く彼女。一同は勢いよく首を縦に振った。
 
ウィン「わーい! 他の人とご飯を食べるの久しぶり!」ピョンピョン
 
ライラ「おおぅ、揺れてるわぁ――げふっ」
 
クロエ「魔術師様、手伝います」
 
ライラ「あーんっ。痛くないけど心が痛いぃ」

 無邪気に胸を揺らす少女を眼福と言わんばかりに緩んだ顔で凝視するシスター。数秒後メイドからびしっと手刀を頭に入れられ、リアに泣きついた。
 
キース「ま、たまには交流もしとかないとな。お前も挨拶したらどうだ?」
 
 用意したキャンプ用の椅子に座り、くつろいでいるオーナーに声をかけられ離れた位置にいた赤い子が反応する。従騎道連盟のメンバーをじっくり眺め、ぽつりと彼らに聞こえない声で呟く。
 
赤い子「少数精鋭の上級ギルド⋯⋯損はないか」
 
 そして近づき、頭巾を取る。ストロベリーブロンドの柔らかい色のロングツインテール。宝石のように綺麗な赤色をした瞳。スラッとした華奢でしなやかな、褐色の肌の身体。胸を覆う黒のチューブトップに、下は革のローライズなホットパンツ。肌が露出している面積が広く、下半身の際どさもあってセクシーだ。
 
230 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/08(火) 07:24:18.81 ID:u/Uq2MAmO
 
アデル「あたしはアデル。パステルレインの赤担当よ。あんたたちのことは聞いてるから、これからよろしく」
 
ライラ「わぁ! やっぱりアデルちゃんだったわぁ!」
 
リア「ウィンとエメラにアデル⋯⋯直接会える機会がくるなんてな」
 
 五人のうちの三人に出会い、話もしてしまった。じーんと、その感動を噛み締めていると、アデルの視線に気づく。少年を値踏みするように全身をくまなく見つめ、彼と目が合うとにっこり笑って手を振る。勝ち気なつり目が緩み、開いた口からチャーミングな八重歯が見える。
 やっぱりアイドル。笑顔を向けられるだけで、心臓が高鳴るのを感じた。
 
リア「っ⋯⋯かわいいな」
 
ウィン「精霊くん、ボク推しなんだよね?」
 
リア「うおっ!? びっくりした」
 
 思わず呟いた直後、隣から推しの声がして飛び上がる。顔を向けると、すぐ横にクリクリした目の推しがいてまた飛び上がりそうになる。
 
ウィン「ほら、推しのボクがここにいるよっ?」
 
リア「ふえっ? あ、ウィンはいつもかわいいな」
 
ウィン「ふっふっふ。アデルちゃん、そういうことだから」フフン
 
アデル「張り合わなくていいっつーの」
 
 ため息を吐いて少女は肩を竦める。冗談のつもりなのだろう。得意げに笑っていたウィンは今度はアデルの側に行き、じゃれつきはじめる。
 
ウィン「アデルちゃんの推しは誰ー? ボクっ?」
 
アデル「私よ私。くっつくなっ」
 
リア「オフでもこの仲良しさ⋯⋯」
 
ライラ「有難いわねぇ⋯⋯」
 
エメラ「完全にただのファンだね、二人とも」
 
ユイリ「さてと⋯⋯私はゆっくりしてようかしら」
 
 用意されていた椅子に座り、クロエとシル以外の他メンバーはゆっくり雑談することに。料理上手な二人の手際は相当なもので、そこへ自分が入っても邪魔になることは全員分かっていた。
 リアはというと人がいないか気になって、囲いの出入り口を見に行く。そこへ近づく少女が。
231 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/09/08(火) 07:25:01.61 ID:u/Uq2MAmO

アデル(フラフラしちゃって好都合⋯⋯♡)
  
アデル「お兄さーん♡」
 
 アデルだ。猫なで声を出しにっこりと笑った彼女。リアが狼狽えた隙に彼の腕を掴んで出入り口の曲がり角、皆から見えない位置へ連れ込む。
 
リア「おわっ。アデルちゃんどうした?」

アデル「お兄さんとお話したくて⋯⋯ダメだった?」
 
 手を両手で握り、上目遣いに問いかけてくる。強気で挑発的な彼女がしおらしく間近で見つめる破壊力はすさまじく、明らかに何かあると少年は分かるのだが、首を横に振ることしかできない。
 
リア「話なら全然大丈夫だ。俺もアデルちゃんと話したいし」
 
アデル「わぁ、嬉しい♡ シルちゃんから昔話を聞いて、お兄さんのこと気になってたんだ」
 
 そう言って手を離し、にっこりと笑うアデル。リアは気づいた。少女の目がまったく笑っておらず、捕食者の――クロエやライラがスイッチ入ったときのような目をしていることに。
 
リア「と、とりあえずみんなのところに戻――」
 
アデル「はい、ストップ♡ どうして逃げようとするの?」
 
 ガッと笑顔のまま壁に蹴りを入れ、脚で進行方向を塞ぐアイドル。こわい。
 
アデル「お兄さん、あたし悲しいなぁ。⋯⋯あ、そっか。対価が必要かな」
 
 片足を上げたまま数秒考え、アデルはなにかひらめいたようだ。リアはこのまま逃亡を強行しようかなどと考えながら、視線を周囲に巡らせた。
 
 
 ↓1 展開判定(いつもの。ゾロ目で特別展開)
 00〜40 強引に抱えて戻る
 41〜80 緑の子が助ける
 81〜99 少し離れた茂みで⋯⋯

232 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/09/08(火) 08:38:21.64 ID:rsYt0NZDO
えい
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