【安価コンマ】美少女パーティに参加して

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153 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 18:49:45.53 ID:IuT3X+rSO

 
 18プラス7 25 被害軽め
 
 
 少年は急いで部屋を回る。他の冒険者の様子を見て声をかけ、必要があれば拙いが処置を施し、手持ちの傷薬を渡して次々進んでいく。

 
リア「ふぅ⋯⋯これで全部か?」
 
 そうしてすべての部屋を回り、二人は合流する。流石は冒険者といったところか。不意をつかれたのに重い怪我を負った者は少ない。
  
クロエ「そうですね。被害はどうでしたか? こちらは重傷者はいませんでしたが、すぐ動ける冒険者は少ないと思います」
 
リア「こっちもそんな感じだ」
 
クロエ「では他の場所に急ぎましょう。二階を回り、一階でお嬢様に加勢して――」
 
 ぴくっと彼女の体が小さく震える。先ほどの予兆を察知した時と似ている。嫌な予感がした彼は、彼女が視線を向けた先を見る。
 そこには一人の人間がいた。部屋が並んでいるこの場所は三階。二階から上がってきたのか、階段近くに立ちこちらを見ている。
 得体の知れない人物だ。白い仮面を付け、服装は見慣れない黒の軍服のような物を身に着けており――手にしている武器には血が付いている。
 
リア「人間か⋯⋯」
 
クロエ「っ。やるつもりのようですね」
 
 こちらが二人いることもお構いなし。気づかれても悠然と立ちながら微動だにせず、強い殺気を滲ませる。
 三階に来た、ということは既に一階や二階は。そんな不吉な考えが頭を過るが、今は目の前の脅威への対処が優先だ。
 
リア「おい、何者だ! どうしてここを襲った!」
 
仮面の男「⋯⋯違うか」
 
 ぽつりと漏らし、男が二人へと疾走する。違う。その言葉は確かに少年へ向けられていた。似た発言に展望ブロックでのシロが想起する。
 
154 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 18:50:25.61 ID:F2lH3B//O
 
リア「やる気満々か⋯⋯。クロエ、サポート頼む」
 
クロエ「はい。お気をつけて」
 
 魔物ととは何度もあるが、人と命をかけて戦うのはあまり経験がない。故郷で盗賊を追っ払ったり、街から街へ移動する際に襲われ撃退する程度のもので命を奪ったことは無い。
 深呼吸し、武器を抜いて迫る敵を見据える。クロエが牽制に暗器を投げつける。それを襲撃者は手にしていた剣で軽く弾き、リアのすぐ近くへ接近。剣を躊躇なく振るう。
 
リア「たあっ!」
 
 単純なぶつかり合いなら自分の力に軍配が上がる。振られる武器目掛けて上から大剣を叩きつける。少年の小さな容姿から想像もつかなかったのだろう。武器がぶつかる金属音に混ざり、男の息を飲む声が聞こえた。鍔迫り合いの形になるが、男の方が押されている。リアが優勢だ。
  
クロエ「っ!」
 
 その隙を狙い、再度投擲。が、驚くことに男はそれを体を反らし一本を直接その手で取ってしまう。勿論片手で武器を持つことになりリアに押し負けるが、彼の武器が届くより早く後ろに下がり、そして。
 
リア「――!」
 
 彼の意識がクロエへ向いた。仮面の穴から見える目が彼女を捉えた。リアは咄嗟に動き――
 
 
 ↓1 防御行動 (選択肢を一つ選択。その投稿のコンマが50以上なら防御成功。選択肢によって補正がかかるステータスが変わります)
 
 1 クロエの前に出て庇う
 2 武器での爆発攻撃で遮る

155 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 19:27:08.84 ID:nxw/VHELO
1
156 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 23:44:13.55 ID:IbkKUT6MO

 1 前に出て庇う
  速さで補正 15で7プラス
 
 48 + 7 合計55 防御成功
 
 
リア「クロエ――っ!」
 
 考える時間はない。咄嗟に床を蹴り、彼女の前に。武器で防ぐこともできたかもしれないが不確実だ。身体で防ぐことを決め、敵の攻撃は肩に刺さる。
 それほど大きくはない武器だが、体に何かが突き刺さる痛みは耐え難い。よろけ、壁に手をついて襲撃者を睨みつける。
 
クロエ「ご主人様っ!」
 
リア「っ、大丈夫だ。まだ全然戦える」
 
 悲痛な声を上げるメイド。だが言いながら彼女は初級魔法を数発放つ。流石は少年よりも先輩なだけはある。追撃を防ぎ、あわよくば敵にダメージを。だが安直で威力も低い簡単な魔法はあっさりとかわされてしまう。
 
クロエ「ご主人様。私の武器には毒が塗られています。すぐ死ぬようなものではありませんが、動きが鈍るかもしれません」
 
リア「あ、ああ⋯⋯通りで」
 
 敵には聞こえないよう囁く声でクロエが告げる。毒があるならば話は別だ。刺さった暗器を抜き取り、大剣を構える。微かに視界が揺れ、意識が自分から一歩遠ざかるような感覚。傷の痛みも曖昧で、気を抜くと座り込んでしまいそうだ。
 
157 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/14(金) 23:47:45.00 ID:IbkKUT6MO

仮面の男「⋯⋯退け。命を取る気はない」
 
 襲撃者の男が低い声で告げる。リアは自分の頬を叩き、剣を構え直した。
 
リア「退く気はない。何が目的か分からないが⋯⋯これだけ大勢に危害を加えた奴の言う事は聞かない」
 
仮面の男「⋯⋯」
 
 問答している間にもクロエは魔法を唱えている。説得する間にも状況は不利に傾いているのだ。彼が殺す気はないのは本当なのだろう。だが、被害が出ている以上リア達も安々と見逃す気はない。
 
リア(ぐっ⋯⋯あっちが退いてくれると助かるが)
 
 毒の症状が治まる気配はない。そんな状態で戦えばどうなるか、火を見るより明らかだ。吐き気と震える手をなんとか抑えながら、敵を睨みつける。
 対峙している男は、小さく息を吐くと構えを取り――
 
 
 ↓1 襲撃者の反撃(いつもの判定)
 00〜50 接近してリアを狙う
 51〜99 リア達二人を巻き込む危険な攻撃
 ゾロ目 最終奥義
 
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/14(金) 23:51:41.89 ID:m2AnfYnfO
はい
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 01:04:52.31 ID:KR7oHujdO
この依頼中にはまだ幼馴染との明確な再会はないのかな
160 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:05:38.51 ID:lgZmupBRO

 
 98 危険な攻撃
 
 
 何やら力を溜めはじめた。二人がかりでも苦戦する手練れの不穏な行動。嫌な予感がしたリアは即座に止めようと駆け出す。が、毒のせいか思うように動けない。
 
リア「ぐっ⋯⋯」
 
 よろけたところで、間に合わないと悟る。ならばせめてと彼は防御姿勢をとった。魔力をこめ、ダメージの軽減に努める。後はクロエに託すしかない。
 
クロエ「――雷よ!」
 
 唱えていた魔法を発動。クロエの前方、出現した魔力の塊から大きな電撃が放たれる。リアを避け、仮面の男へと閃光が走り――
 
仮面の男「喰らえ――!」
 
 男が手をかざす。詠唱をしていないことから察するに、魔法ではない。しかし生じた魔力の渦はクロエの魔法を打ち消し、リアを、さらに離れたクロエを打ちのめす。
 
クロエ「ぐ、きゃあぁっ!?」
 
リア「っ――うぅ!」
 
 衝撃が全身を打つ。数秒で何発も殴られるような容赦ない痛み。それでも耐えようと腕に魔力を込め続け、気付くと少年は膝を付いていた。
 
リア「くっ、そ⋯⋯」
 
 やがて攻撃が収まり、少年は真っ先に後方のクロエを確認する。後ろにいたおかげかリアほどダメージはないが、腕を押さえ立っているのもやっとな様子。
 
仮面の男「驚いたな。二人ともまだ意識があるか」
 
 男が余裕そうに言い放ち、ゆっくり歩いてくる。
 想像以上の実力だ。結局一度も攻撃が当たることなく倒されてしまった。
 
リア(動かないと、まずい⋯⋯っ!)
   
 歯を食いしばりなんとか抵抗しようとする彼の靴に、コツンと何かが当たった。フラスコのような細長い瓶に液体が入っている。
 
リア(クロエか⋯⋯!)
 
 それを手に取った直後、慌ただしい足音が響く。彼と襲撃者の間、上の階へと続く階段から一人の少女が駆け下りてきた。
 
161 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:06:15.91 ID:u9LafU/yO
 
シル「リアっ、遅れてごめんね」
 
 青色のポニーテールを揺らし、人の良さそうな目をきゅっと鋭くさせてやってきたのはシルと呼ばれていた少女。杖を両手で持ち、リアの傍に立つ。
 
リア「君はさっきの⋯⋯」
 
シル「私がなんとかするから、二人は他の仲間を――」
 
リア「いや、俺も戦う」
 
 薬を飲み干し、膝を叩いて立ち上がる。
 ダメージはある。だが防御に専念したお陰で戦えないほどではない。揺れていた視界が治る。毒の症状はすぐ消えた。剣を掴み、構え直す。
 
クロエ「ご主人様、また同じ攻撃を受けたら――」
 
シル「大丈夫。私が防御に専念する。メイドさんも攻撃して。守れる筈だから」
 
 襲撃者の攻撃を見ていないはずの少女だが力強く断言。そして目を閉じ集中をはじめる。魔法の詠唱とはまた少し異なる雰囲気。彼女のことは何も知らない筈。だが不思議と信じられた。
 
リア「分かった。行くぞ、クロエ!」
 
クロエ「リベンジですね――私も前に出ます」
 
 信じても信じなくても、行動しなければ襲撃者の思うまま。ここで退いてもシル一人に任せることになってしまう。メイドブリムの位置を直し駆け出すクロエを見て、リアも前へ。
 
リア(力。腕力だ。その勝負に持ち込む!)
 
 技術も速さも敵う気がしない。だが真正面の力比べならば勝つことができた。だから勝機を見出すならそこだ。味方の援護を待って、確実に勝負を仕掛けられるタイミングを待つ。
 襲撃者へ肉薄。まずは大きく振りかぶり、武器から魔力を炸裂させる。
 
162 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:06:51.79 ID:j8ySjfJOO
 
仮面の男「チッ⋯⋯」
 
 跳躍し壁を蹴り、天井スレスレの位置まで男が飛び上がる。攻撃をかわされたが想定内。リアの背後、接近しながらクロエが暗器代わりに炎の初級魔法を発射。火は流石に掴めない。男は数発体に受け、そのまま空中で構えを取る。
 
リア(あの攻撃だ⋯⋯!)
 
クロエ「来ます!」
 
 前兆を察知する。しかし防御の構えは取らない。大技の直後、その隙に叩き込めるよう様子を窺う。クロエもまた防ぐことは考えずに魔法を唱えた。
 
仮面の男「加減はしないぞ⋯⋯!」
 
シル「精霊よ。お願い、防御【プロテクト】――っ!」
 
 空中にいる男があの攻撃を放ち、その反動で宙に浮く。二撃目。直撃すればもう耐えられない。しかし少年とメイドは『後』のため最善の行動を取る。
 二人に迫った魔力の渦。それは二人に襲いかかる寸前、シルの魔術によって防がれた。光の壁が生じガガガッと重い音が何度も響き、頑丈なはずの障壁が衝撃に揺らぐ。
 
シル「くっ。なんて攻撃⋯⋯! 頑張って――!」
 
 杖を握る手に力が入る。魔力を更に明け渡し、宣言通り二人を守りきった術は消えた。
 
クロエ「⋯⋯っ!」
 
 仮面の男が着地。そこへ詠唱を終えていた魔法をぶつける。小さな弾が物凄い速度で飛んで行く。火の上級魔法だ。直撃する射線に立っていた筈の男だが、当たる寸前彼は腕でそれを逸らす離れ技を見せた。
 だがそれは想定済み。壁に着弾した魔法は大きな爆発を起こし、男にダメージを与える。よろめく彼へリアは飛び込む。
 
リア「今度こそ!」
 
仮面の男「っ!」
 
 隙へ剣を振り下ろしたがやはり防がれる。これも予想していたことだ。リアは最初から全力を出し、彼の武器を押し返す。
 
仮面の男「ぐっ、馬鹿力が⋯⋯っ! ぐあっ!」
 
 そして初めて攻撃を命中させた。
 腕を切りつけ、切り裂いた服から血が流れる。そして追撃に蹴りを入れようとするが、それはかわされてしまう。
 
163 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:07:27.69 ID:NB6lKGe0O
 
仮面の男「くっ⋯⋯目的の達成は無理か」
 
 一言ぽつりと漏らし、男は近くの部屋へ駆け込む。慌てて追いかけるリアだが、仮面の男は既に開けた窓から外へ飛び出していた。
 
リア「あ、おいっ! ここ何十メートルあると思っ――」
 
 制止も間に合わず男の姿が見えなくなる。窓から下を除くものの、彼の姿は見つからなかった。
 敵だとしても死なねるのは寝覚が悪い。それが自ら命を捨てるようなものならなおさら。魔法か何かで助かったのだろう。と思うことにする。
 
クロエ「ご主人様、あの男は?」
 
リア「逃げたな。追えなそうだ」
 
 部屋を出てクロエに返事をする。とりあえずこちらに襲いかかってきた脅威はなんとかした。次は二階、一階の確認を早くしなくては。あんな手練れが何人もいて襲いかかっているのだとしたら、被害者多数どころか全滅も視野に入る。
 
リア「早く下を確認――」
 
ユイリ「クロエ、リア、二人とも大丈夫!?」
 
 焦っていたら仲間の一人、ユイリが跳躍して下の階段のから現れる。抜き身の剣に、服に点々と付いている血。傷はどこにもなく、疲労した様子もない。
 
リア「こっちは大丈夫だ。状況は?」
 
ユイリ「敵は撤退したようね。重傷者も死人も出てないわ。ライラが順番に治療してる」
 
 となると、あの男がリーダー的な存在なのかもしれない。報告を聞いたリアは床にしゃがみこむ。急な襲撃から戦い。張り詰めていた気が緩み、身体から力が抜けてしまった。
164 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/16(日) 18:07:54.06 ID:u/apRM96O
 
シル「リアっ、大丈夫?」
 
クロエ「ご主人様。休んでいてください」
 
リア「あ、ああ⋯⋯大丈夫だ。悪い」
 
 答えながらふと違和感に気づく。シルと呼ばれていた少女が自分の名前を呼んでいる。疑問に思う彼だが動けるユイリとシルはパタパタと冒険者に協力を仰いだり、兵士と話したり、襲撃の後始末に忙しく動きはじめたため尋ねることができなかった。
 
リア「⋯⋯素直に休んでおくか」
 
クロエ「私もシスターに治してもらわないといけませんね。ご主人様、部屋に戻ります」
 
 ダメージと微かに残った毒の名残と疲労。横になりたい衝動を抑えるのに横に必死で立ち上がることもできない。結局リアはひょいとメイドに抱えられ、部屋のベッドに寝かされた。
 正体不明の集団による襲撃。複数の怪我人と魔導機車の小さな損傷のみの少ない被害で済んだが、その目的は不明。全員から逃げられてしまった。
 国に敵対する得体の知れない組織が存在している事実。彼らが何の目的でそんなことをしたのかも分からない。また襲ってくる可能性すらある。
 再び走り出した車内は襲撃の前よりかなり静かになってしまった。
 
 
 ↓1 リア達のパーティは⋯⋯(いつもの判定) 
 00〜70 みんなでワイワイ
 71〜99 とある部屋に呼び出されていた
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/16(日) 18:11:02.54 ID:D9egYrNvO
とう
166 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 06:20:35.55 ID:BetvXOseO
 45 みんなでワイワイ
 
 
リア「あの、ライラ⋯⋯傷はもう治ったんだぞ」
 
クロエ「シスター。何故私も」
 
ライラ「いいのっ。もうお姉さんは心配で心配で」
 
 あれから動けなかった冒険者達がユイリらに代わり怪我人の治療や片付けを引き継ぎ、リア達一行は部屋で休んでいた。ライラは熱心にリアとクロエを治療し――そして両手に花状態でベッドに座っていた。ライラを中心にリアとクロエを左右に抱え、満足げだ。
 ベッドの近くに置いた椅子に座ったユイリは、そんな彼らを眺めニヤニヤと笑う。
 
ユイリ「ふふ、気の毒ね。ライラの気持ちも分かるけど」
 
ユイリ「仮面をつけた男、だったわよね。一階の戦いをすり抜けていったのは見たけど、上に何があったのかしら」
  
クロエ「戦った三階の上は兵士達の階になっていました。おそらくは少数で行動していた王国の兵を狙った襲撃⋯⋯ううむ」
 
リア「正直、こんな大掛かりなことする必要がない気がするんだよな」
 
 一階に向かったユイリとライラに話を聞いたが、襲撃犯は魔法で機車の動きを止めた後、入り口を無理矢理通ってきた。人数は20人ほど。実力はやはり仮面の男には及ばないらしい。ユイリが先頭に立ち、ライラを盾にしてその場にいた冒険者達と共に戦っていたのだが、リア達が勝利した頃に敵が全員撤退した。
 それから二階の被害を確認し、三階に到着し――現在に至る。
 
ユイリ「目的が分からない以上、みんな不安になるわよね」
 
リア「王国を敵に回すような襲撃だしな。考えても分からない」
 
ライラ「砦に向かう冒険者さんを妨害して、うーん⋯⋯国の滅亡を願ってるとか?」
 
クロエ「だとしたら遠回りすぎませんか? 他に目的があるような」
 
仲間達『うーん』
 
 全員で考えてみてもさっぱり分からない。それほどまでに今回の襲撃は予想外すぎた。噂のパステルレインがここにいたとしても、国を敵に回してまで襲う理由にはならないだろう。
 パーティ全員で頭を悩ませる。すると突然、部屋のドアがノックされた。
167 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 06:21:26.07 ID:H0nIUsvAO
 
 全員で考えてみてもさっぱり分からない。それほどまでに今回の襲撃は予想外すぎた。噂のパステルレインがここにいたとしても、国を敵に回してまで襲う理由にはならないだろう。
 パーティ全員で頭を悩ませる。すると突然、部屋のドアがノックされた。
 
クロエ「はい。入って大丈夫ですよ」
 
 ライラが慌てて二人を解放し、メイドが冷静に応じる。部屋のドアを開き、姿を現したのは青髪の魔術師。シルと呼ばれた少女であった。
 
シル「あ、あの。皆さん、リアとお話させてもらってもいいですか?」
 
 ぺこりと頭を下げた彼女は丁寧に、しかしリアを呼び捨てにご指名。見知らない美少女の来訪、加えて少年との会話を希望。少女の表情は緊張と期待に紅潮しており、彼を見る表情は恋する乙女のそれ。
 
ユイリ「リア。意外と積極的なのね」
 
ライラ「お姉さん嬉しいわぁ」
 
クロエ「やりますね、ご主人様」
 
リア「あのな⋯⋯。場所を変えよう」
 
 茶化し三連撃を飛ばされ、呆れた表情でリアはベッドから降りる。ここで話していると何を言われるか分かったものではない。彼女のためにも他の場所に移動することに。
 
シル「うん、ありがとう。それじゃこっちに」
 
 少女は頷いて、彼の案内をはじめた。
 
 
 ↓1 シルの発情度測定(いつもの判定)
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/17(月) 06:50:31.05 ID:X2LuQ+1IO
とう
169 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 06:55:39.31 ID:FbuAC9aVO

 
 発情度 50
 
 続けて↓1で判定 (いつもの。発情度50で17プラス)
 00〜30 自分の部屋でお話
 31〜80 展望ブロックで話す
 81〜99 仲間と親密そうだし既成事実⋯⋯(グルグル目
  
 
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/17(月) 07:16:02.49 ID:F/7w1s7nO
幼馴染アタック
171 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/17(月) 07:22:13.17 ID:SDrxnTUbO

 94 プラス 17 合計111 三つ目の展開です
 次の更新は夜か、もしくは一日くらい間が空くかもです

172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/17(月) 07:54:38.83 ID:Qtg1jxeRO
乙です
再会直後の告白来るのか
173 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/18(火) 07:10:10.65 ID:QUILMCtbO

 
 連れてこられたのは三階の上。彼女が戦いの最中に降りてきた階だった。その一室にリアは案内され入る。おそらく他の冒険者らと同じ彼女のパーティに割り当てられた部屋だろう。
 まったく同じ作り、家具の配置の部屋を眺めつつ促されて椅子に座る。
 
シル「えっと、それで」
 
 長めのもみあげをくるくると落ち着かない様子で弄り、向かいに座った少女が口を開く。青い瞳がリアを真っ直ぐ見つめる。はにかんだ笑みを浮かべたシルは右手の指先を自分の頬に当て、自信なさ気に問いかけた。
 
シル「覚えてる? 私のこと」
 
リア「⋯⋯? すみません、全然心当たりがなくて」
 
シル「やっぱり⋯⋯」
 
 がくっと肩を落とす。どうやら彼女と知り合いだったらしい。だがリアの記憶にこんな美少女との出会いは憶えがない。
 
シル「私も精霊っていうのと、戦い方と、名前を呼んだ時の反応で確信したけど⋯⋯昔のことだからなぁ」
 
 ぽそぽそと呟いている少女。彼女を見つめながら必死に記憶を遡っていると、リアはふと思い出す。幼い頃の約束。一人の少女と過ごした日々の記憶は薄れてしまっていたが、特徴的な青い髪はなんとなく覚えていた。
 そして彼女の言動。合わせて考えてみれば、出る結論はこれだけだった。
 
リア「まさか、あの子⋯⋯? 小さい頃一緒にいた」
 
シル「え、思い出したっ? ――って、まさか名前も覚えてなかったの?」
 
 顔を上げ、輝いた目を向けていた少女だが、すぐジトッとした目になってしまう。
 探していた人物が目の前に。そう確信すると不思議なもので、10年ほどの年月を経てぼやけていた記憶が少し鮮明になった。シルという名前も聞き覚えがある――ような気がした。ただの思い込みかもしれないが。
 
174 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/18(火) 07:11:25.23 ID:Z7Hsb2cCO
 
リア「ご、ごめん。すっかり忘れてた」
 
シル「んー。10年だとそれが当然、なのかな」

 呆れていた様子だったが、少年を責めるつもりはなさそうだ。幼い頃の記憶。10年経てばそれがどれほど大切であろうと劣化してしまいのは当然で。
 
リア「けど、約束は覚えてた。だから城下街に俺は帰ってきたんだ」
 
シル「そっ、か⋯⋯冒険者になったのはもしかして」
 
 そこで赤くなる彼女。もじもじと照れくさそうに、けれど嬉しさを滲ませ口元を緩ませる。彼女も自分と同じ気持ちなのだろう。リアは感動した。

リア「ああ。君に会いたくて。絶対お礼を言いたかったし、友達になりたかったから」
 
シル「⋯⋯友達?」
 
 笑顔のままの幼馴染の雰囲気が突如暗くなった。
 
リア「あ、ああ。仲間って言った方がいいか。世界に平和を取り戻すって約束、覚えてるぞ」
 
シル「その先は?」
 
 幼馴染の目に光がない。なにかいけない地雷を踏んだらしい。リアは冷や汗を流し、再び記憶を探るも――覚えているは男の子の友情めいた再会の約束のみ。
 
シル「覚えてないんだ」ジトー
 
リア「ご、ごめんなさい⋯⋯」
 
シル「いいよ、昔のことだし」
 
 はぁ、と小さく息を吐く少女。安堵する少年の表情を見つめ、彼女はあれこれ考えているようだ。やがて顔をキリリと引き締め何かを決断したように口を開き、
 
シル「あ、あの、さ。私ってそれなりに可愛くて、ナンパされたり周りでも評判になっちゃったりするくらいなんだけど、リアはどう思う?」
 
 すぐ恥ずかしさから、指先をちょんちょんと合わせながら早口に。顔も真っ赤になってしまう。
175 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/18(火) 07:12:06.20 ID:U7gsNTT7O
 
リア「? あぁ、俺も⋯⋯可愛いと思うけど」
 
 可愛らしい顔立ちに、出るところは出ていて締まるべきところは締まっている身体。ぱっと見の印象でもまさに美少女な彼女。それでも面と向かって褒めるのは恥ずかしく、赤くなりながら彼は言う。
 
シル「ありがとう。えへへ⋯⋯」
 
シル(脈なしってわけではないよね。完全に忘れてただけ⋯⋯? それはそれで落ち込む)
 
 女性として見られていないのでは。なんて不安は払拭され、表情は明るくなる。しかしそうなると気になるのは自分の出遅れである。
 幼い頃自分の好意を伝え、結婚の約束すらした。しかしそれがうやむやになっている今、彼の仲でシルは昔の仲が良かった友達という認識で。
 あの有名な美少女パーティに参加していて、彼のことだ、きっとモテているに違いない。
 
シル(特に一緒に戦ってたメイドさんなんて、すごい愛情の重さを感じた⋯⋯! 部屋に入った時なんて、すごい格好のシスターさんとベッドで隣に座ってたし⋯⋯)
 
 メイドに、いかがわしいシスター、狐耳の女の子。健全な男の子ならなびかずにはいられないだろう。
 
リア「⋯⋯?」
 
 そしてなにより、幼馴染の成長が不安を煽る。小さな頃から身長が伸びたが、自分よりも低く顔立ちも幼いまま。7歳の頃は中性的、で済んでいたが、大きくなると女の子にしか見えない。
 可愛らしく、優しくて、戦いではあんなに頼りになって。
 周りの冒険者達はこんな男の子放っておかないだろう。
 
シル「リア、あのパーティに参加してるみたいだけど⋯⋯自分から入ったの?」
 
リア「いや、スカウトされてな。条件も良かったから、幼馴染を探すのにも好都合だろうと思って参加した」
 
シル「ふーん⋯⋯どうして誘われたの? あの人たち結構凄腕で、リアも強いけど⋯⋯ちょっと不思議」
 
リア「っ! え、ええとそれはだな」
 
 尋ねられ、リアは慌てはじめた。まさか容姿や性的な才能も見込まれて、なんて幼馴染とはいえ女性に言えるはずがない。
 
シル「怪しい⋯⋯。リアがかわいいから採用したんじゃ⋯⋯」
 
 じーっと彼を見つめる。少ししてシルは――
 
 
 ↓1 彼女の行動 (いつもの判定)
 00〜50 仲間に直接聞いてこよう
 51〜99 「正直に仲間との関係を話して」とお願い
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/18(火) 07:35:15.20 ID:XB18veMb0
てぃ
177 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/19(水) 06:59:22.64 ID:iGuExTchO

 02 仲間に直接聞いてこよう
 
 
シル「リアの仲間に直接聞いてくる!」
 
リア「えっ!?」
 
 そう言われたリアの頭に思い浮かんだのは、笑顔のシスター。彼女があのライラから事情を聞いたらどうなるのか。まず間違いなく情事が明かされる。
 
リア「いやそれは――」
 
シル「行ってきます!」
 
 止める暇もなく幼馴染は部屋から出ていった。好奇心が強く、思い立ったら飛び出していくのは昔から変わっていないらしい。
 
リア「頼む。変なこと言わないでくれ⋯⋯」
 
 リアは祈る。頼もしい仲間達だがこういうところは信用がならない。特にあのシスター。
 
 十分後。シルはフラフラと戻ってきた。絵か何かならば、真っ白になった状態で描かれているであろう上の空感。受け止めきれない何かがあったのだろう。
 
シル「⋯⋯」
 
 そして部屋に入ると彼女は部屋の鍵を閉めた。
 
リア「シル? 聞いた⋯⋯のか?」
 
シル「ふ、ふふふ⋯⋯うん。聞いた。なんでスカウトしたのか、入ってから何したのか。全部、聞いた」
 
 片言気味で着席。人形めいたカクカクした動きに不安感は強まる。
 
シル「良かったね、リア。あんな美少女に囲まれて、夢みたいな仕事を与えられて、ふふっ、ふふふ⋯⋯っ!」
 
 そして突然笑いはじめる。ちょっと怖い。
 
シル「はぁー⋯⋯。運がなかったと諦めるしかないのかな。ねえ、リア?」
 
リア「う、うん。なんだ?」
 
 段々と落ち着きを取り戻し、大きく息を吐いたシルが顔を上げる。リアは姿勢を正し、幼馴染の言葉を待った。
 
シル「私、約束とプロポーズをしたんだけど⋯⋯本当に覚えてない?」
 
リア「え、プロポーズっ?」
 
 予想だにしない単語。
 驚いたせいか、10年前の約束の記憶がぼんやりと思い浮かぶ。平和を一緒に取り戻そうと約束をした後、確かにシルに言われた。約束を果たしたら結婚しよう、と。幼い頃の彼は一緒にいられるなら喜んでと仲良しな友達としてただ頷いただけだったが――シルはその約束をずっと一途に守っていたのだ。
 
178 : ◆GARzbuxPIs [saga]:2026/08/19(水) 07:00:19.35 ID:wNkLljatO
 
リア「⋯⋯あ。忘れてた」
 
シル「リア⋯⋯」
 
リア「わ、悪い。こうして考えるとかなり忘れてるな、俺」
 
 少年は申し訳なく思う。一人の女の子が10年も想ってくれていたのに。故郷を離れ自分が過ごした時間を丸々、シルも想い続けて過ごした。罪悪感と共に、少々照れくさい思いもある。だから、
 
リア「けど、一回約束したことだもんな。責任は取るつもりだ。今の俺でも良かったら、結婚してくれないか?」
 
 シルにはお世話になった。人となりはよく知っているし、自分にはもったいない相手だ。リアは相手の目を見て真っすぐ告げる。急な告白にシルは目を丸くさせた。
 
シル「っ。あ、ありがとう。すごく嬉しいよ。――けど、決めるのはまだ先でいいや。平和になってから、リアがまだその気だったら迎えに来て」
 
リア「? あ、ああ。分かった」
 
シル(たった一日二日の関係だけど、後から来て約束を口実にかっさらうのはね⋯⋯。リアにも考える時間が無いし、色々フェアじゃないよね)
 
 頷きたい。リアの告白を受け入れて、確約させたい。けれどもう少年はパーティの仲間数人から大事に思われている。ここは誠実であるべきだろう。軋轢を生むだろうから。
 後ろ髪引かれる思いは誤魔化せないが、気丈に邪心を振り払い、一人頷く。
 
シル「⋯⋯で、リア。昨日はメイドさんとシスターさんとお楽しみだったんだって?」
 
リア「う゛っ。あ、あの二人なら男は誰だって⋯⋯ゴメンナサイ」
 
 じとーっと見られ、リアはたじろぐ。将来を約束したというのに忘れて、女性と体を重ねてしまった。謝るとシアは席を立ち、リアは怒られるのだろう――と考えたのだが、彼女は予想外な行動を取った。
 近づくと彼を抱き締め、耳元で囁いた。
 
シル「⋯⋯私にもして? 今は時間あるよね?」
 
リア「あ、ああ⋯⋯」
 
 肩に胸が押し付けられる。着痩せして見えるのか、見た目よりもボリュームがあり思わず意識してしまう。
 美少女に誘われ、彼はこくこくと頷いた。
 
 ↓1 誰が主導か(いつもの判定。ゾロ目で⋯⋯)
 50以上はリア主導
 それ以下はシルが
 
 ↓2以降はお試しで希望のプレイ内容があれば自由に。判定の結果に沿って書いてくれるとありがたいです。ただし採用するしないも私の自由なのでご理解を
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/19(水) 07:53:52.57 ID:DXiMkJ43O
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/19(水) 08:18:16.10 ID:43s7stekO
お互いに触れ合いながら、子供の時の思い出話やじゃれ合った(当時は健全な意味で)ことを話し合う
リアの方からキスをして、別れ際にシルとファーストキスをしたことを思い出す

言葉と体を重ね合わせるうちにじょじょに思い出が鮮明になっていき、淡い想いを抱いていた小さかった幼馴染を、成長した今抱いていることに興奮を覚えるリア

正常位で交わり、シルがずっとリアとこうなりたかった、初めてをもらってくれて嬉しいと伝える
シルから好きと伝えられ、互いに強く抱き合いながら同時に絶頂
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2026/08/19(水) 23:51:17.54 ID:B7jZxTbWO
事後にピロートークしながらいちゃいちゃしてたら、リアのがシアの中で大きくなってしまう
恥ずかしがりながらも嬉しそうにもう一回する……?と言うシアに吹っ切れたリアが2回戦突入
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