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らき☆すた SS 〜巫女も歩けば酢に当たる〜 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/05(火) 23:15:05.47 ID:ZrqMDBo0
ここは「らき☆すた」のSSスレです。

・どんなジャンルでもどんどん投下したまへ〜 by こなた
・でも、他所からの作品の無断転載は絶対ダメよ! by かがみ
・あとね、あんまりえっちなのはちょっと恥ずかしいから遠慮してほしいな by つかさ
・長編作品はタイトルをつけてもらえるとまとめるときとかに助かります by みゆき
・荒らしへの反応は絶対ダメ。反応する悪い子は逮捕だ! by ゆい
・初めてでもよっしゃーいっちょ書いたろかって人大歓迎するでー by ななこ
・最近保守してくれる人が減ったから下がってたら保守してくれよなー。
 私はめんどくさいからやらねーけどな by みさお
・まとめてくれる人募集中です…そして、現状のまとめ人には感謝してます…by みなみ
・お題を出せば書いてくれる職人さんもいるっス。ネタのため……
 いや、いろんなSSをみてみたいので、いいお題があったら書いてみてください! by ひより

☆えっと、コンクールやってます。よかったら参加してね。お題は「ウィンタースポーツ」です by ゆたか
 (第六回コンクール概要)
 http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/72.html

(避難所)
 PCから->http://jbbs.livedoor.jp/auto/5330/
 携帯から->http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/auto/5330/

(まとめサイト)
 http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/

(SSスレ用画像掲示板)
 http://www.sweetnote.com/site/luckystar/
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

旅にでんちう @ 2024/11/10(日) 19:37:13.76 ID:p+/3UobyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1731235033/

(安価&コンマ)オーブの鬼眼鏡が(ガンダムSEEDシリーズ)PART7 @ 2024/11/09(土) 23:24:17.68 ID:HQuRLE1lO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1731162257/

【殆どコンマ】グイード・ミスタが人理を修復するようです。その2【時々安価】 @ 2024/11/09(土) 22:41:51.35 ID:HbZ2lkk10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1731159711/

ミジンコ @ 2024/11/09(土) 10:02:08.86 ID:cxzxG3vUo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731114127/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:20:40.26 ID:1fixyvE/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731018039/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:20:07.54 ID:mNUrday/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731018006/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:19:28.52 ID:8UZcLFp5o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731017967/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:18:56.90 ID:ymCA8r3jo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731017936/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!桜_res]:2008/02/05(火) 23:18:06.58 ID:KhUQsgAO
お…つ?
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/05(火) 23:25:43.23 ID:lJ24.L60
乙!
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/05(火) 23:27:00.74 ID:eBJcM260
乙巫女酢〜
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/05(火) 23:57:02.61 ID:6JqR.gDO
>>1乙!
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 00:27:36.15 ID:MF4Rv7g0
貼れる人、コンクールの詳細もおながいします><
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 00:36:09.23 ID:UWYrJQY0
第六回らき☆すたSSコンクール概要

お題:『ウィンタースポーツ』

投稿期間:1月28日(月)〜2月10日(日) 23時59分まで
投票期間:2月12日(火)〜2月18日(月) 23時59分まで

投稿に関する制約:
* 投下作品はタイトル、及び必要なレス数を名前欄又はメール欄に明記すること。
* 書きかけのものは投下しないこと。
* 正当な理由の無い分割投稿は禁止する。
 例外として携帯端末の場合のみ許可する。
 分割の際の注意事項
  o 分割の際は必ず前の投稿のレス番号をアンカーで明記すること。
  o スレッドをまたいで投稿する場合、新しいスレッドの初投下時に前のスレッドのどの続きかを明記すること。
* 投稿時間終了後の作品の投下は一切無効とし、その時点で通常の作品扱いとする。
* 時間内であれば避難所への投下も可とする。
* 締め切り直前で順番待ちをしている場合には、避難所の専用スレへ投稿すること。
* 時間延長は一切不可とする。(書き込みに時間がかかる、猿食らい、ネットに繋げない媒体に完成作品がある等、一切の障害も含む)
* 作品の投下終了後、作者は速やかに終了宣言を行うこと。
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 00:40:41.10 ID:4TuWYmMo
〆切10日だったのか
なぜか8日だと思いこんでた
助かった
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 00:53:28.57 ID:J2nT59w0
ところで雪合戦はウィンタースポーツに含めていいもんなのだろうか?
アリなら挑戦してみようと思う
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 01:04:35.72 ID:6YJiwBA0
>>9
アリなんじゃないか?そりがアリなんだから
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 01:22:00.00 ID:puiipEDO
>>9
雪合戦についての国際ルールがあるから歴としたウィンタースポーツかと‥
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 01:45:04.21 ID:dsapaaI0
国際ルール…んなんあるんか
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 02:00:46.30 ID:J2nT59w0
>>10-11
そうか、分かった
間に合うかどうか分からんが書いてみるぜ
それにしても国際ルールなんてものがあるとは……
14 :第六回コンクール主催者 [sage]:2008/02/06(水) 06:04:43.15 ID:/tTTSbEo
>>7 の概要は古いバージョンなので、最新のバージョンを貼り。

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第六回らき☆すたSSコンクール概要

お題:『ウィンタースポーツ』

投稿期間:1月28日(月)〜2月10日(日) 23時59分まで
投票期間:2月12日(火)〜2月18日(月) 23時59分まで

投稿に関する制約:
* 投稿期間内であれば1人で複数の作品を投下してもかまいません。
* 投下作品はタイトル、及び必要なレス数を名前欄又はメール欄に明記すること。
* 書きかけのものは投下しないこと。
* 正当な理由の無い分割投稿は禁止する。
 例外として携帯端末の場合のみ許可する。
 分割の際の注意事項
  o 分割の際は必ず前の投稿のレス番号をアンカーで明記すること。
  o スレッドをまたいで投稿する場合、新しいスレッドの初投下時に前のスレッドのどの続きかを明記すること。
* 投稿時間終了後の作品の投下は一切無効とし、その時点で通常の作品扱いとする。
* 時間内であれば避難所への投下も可とする。
* 締め切り直前で順番待ちをしている場合には、避難所の専用スレへ投稿すること。
* 時間延長は一切不可とする。(書き込みに時間がかかる、ネットに繋げない媒体に完成作品がある等、一切の障害も含む)
* 連続投稿規制に引っかかった場合、以下の2条件を満たした場合のみ投稿期限を超えたものも有効とする。
 o 投下時に記載された必要レス数の2/3以上の投下が終わっていること。
 o 投稿期間以内に避難所にて連続投稿規制に引っかかっている旨を報告すること。
* 作品の投下終了後、作者は速やかに終了宣言を行うこと。

パー速での補足:
* パー速での1レスは50行になっています。
* 特定のキーワードが変換される為、まとめに掲載する際には変換された部分を出来る限り補正して掲載することとします。
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 06:56:11.87 ID:LlrPaoSO
>>1
乙!!
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 14:11:05.87 ID:eObAFO.0
いちお前スレ

らき☆すた SS 〜オタクになるゆたか〜
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1200752052/
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 14:53:01.00 ID:LlrPaoSO
1000なら、これ以上こなたは成長しない


って書こうとしたのに……
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 16:39:13.18 ID:WaVVpYAO
コンクール作品が間に合うのか心配だ…
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 17:08:23.32 ID:/tTTSbEo
もしもの話で、コンクール応募作品が締め切り後も今の1作品しかなかった場合はどうすればいいのかな…。
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 17:26:52.07 ID:G47Zv3M0
みんな書くんだ!
書くしかない><
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 17:46:27.47 ID:1mKhVUAO
センスあるサブタイだなww
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 17:50:42.89 ID:tF6055ko
1000ならもうみゆきをいらない子だなんて言わない
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 18:26:59.35 ID:6YJiwBA0
一応、コンクール参加するつもりの人点呼!
ノシ
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 18:34:15.77 ID:b81fL/k0
とりあえず
ノシ
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 18:34:29.00 ID:4TuWYmMo
そんな点呼なんぞでスレ進んでもうぜえだけだ
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 18:34:41.80 ID:tIPc6YDO
明日にはコンクール作品を投稿できそう。
 
今ごろですが、ウインタースポーツって結構難しいんじゃないでしょうかね?
オチとかも付け辛いですし、自分のだってあんまりウインタースポーツ入ってないし……
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 18:46:57.39 ID:b81fL/k0
あるあるwww
自分もウィンタースポーツはきっかけくらいにしか入ってないw
とりあえず見てもらって、もし無理があるようなら普通の作品扱いしてもらう心積もりです><
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 18:54:16.54 ID:/tTTSbEo
ウインタースポーツにギチギチにこだわるのではなく、
ストーリーのちょっとした味付け程度に使うのもありなんじゃないかと。
一応ウインタースポーツ的なものが作品中に含まれていれば問題ないと思いますよ。
たとえば…こなたとみさおが身体能力の高さを何かの拍子に競い合うことになって、
それにみなみとかも巻き込まれて何人かで寒中水泳大会をやるようになってしまった…とかw
シリアスな展開では、雪合戦をしていたらふと昔のことを思いだして…なんていう流れとか。
まあ、あまり深く悩まずGOGO!w
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 19:14:51.43 ID:puiipEDO
まとめにある白銀の黒っていつの作品?
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 19:33:17.88 ID:WaVVpYAO
つかさ「辛いものに酢を入れると、酸味で辛さが感じにくくなるんだよ」
かがみ「こ、これは……」
つかさ「カレーライス」
かがみ「臭いが……」
つかさ「バルサミコ酢で煮込んだルーだよ。人参によく染み込んでておいしいよ」
かがみ「こんな物食えるか!」
グシャっ
つかさ「ヒッ」
かがみ「二度とこんなもの私の前に出さないでよね」
ドスドス、グチャグチャ
つかさ「やめてぇ、カレーがバルサミコ酢がー!」
かがみ「ふんっ」



つかさ「ご飯できたよ〜」
まつり「お、今日は酢豚かー。ところでかがみは?」
つかさ「さあ?」


らき☆すた ニャー
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 19:52:04.31 ID:LlrPaoSO
かがみ豚扱いwww
32 :読辛くてさーせんw ーばいばい、かがみんー :2008/02/06(水) 19:52:42.81 ID:e3rSUjg0
(前スレで)1000ならこなたの身長はがんがん伸びて、気は優しくて力持ち、
更に内心は乙女チックな、某まこちゃん化する。というのを考えて、考えた。
夕暮れの歩道橋、その柵に肘を付いて、こなたは物思いに更けていた。
あれから数年が経っていた。かつての親友達とは、再会を誓い合ったものの、
未だそれは果たされていない。
卒業以来、こなたは胸のくすぶりに苛まされていた。
一か八か、賭けに出るべきだったと、今更ながら後悔していた。
「…ホント今更だよ…遅いよ…。何やってんだろ、私」
辺りを包む茜に、小さな嘆きが吸い込まれていく。
「会いたいよ…かがみん…」携帯を開くと、あの頃のかがみが微笑んでいた。
それはかがみからの着信用に設定した、こなたが最も気に入っている画像だった。
滅多に表示されないその画像を見て、こなたは溜め息を漏らす。
「私の事…忘れちゃったのかな?嫌いになっちゃったのかな?
 もしかしたら、本当は嫌いだったのかな…ううん、忙しいだけ…だよね…」
憂鬱な気分を払えぬまま、携帯を閉じると、
背後から懐かしい声が聞こえて、こなたはっと振り返った。
『な〜にしけてんだ!?』「かがっ…」『あ…木冬ちゃん』
見ず知らずの少女達であった。背の低い少女と、彼女の背を叩くもう1人少女、
2人はこなたの視線など知る由もなく、雑踏に消えていった。
(…かがみに…そっくりだ…)木冬と呼ばれたツインテールの少女に、こなたは心で呟いた。
夜、風呂上がりのこなたは、鳴り響く携帯のメロディに胸を踊らせていた。
[着信 柊かがみ]サブディに、愛しき文字がに煌めいている。「もしもし!かがみ!?」
夢にまで見た相手からの着信に、自然と意気も高まってくる。 
「よっ、こなた。覚えてるか?私、かがみだけど」「忘れるわけないじゃん!!」
今度の日曜日に会う、そう約束を付け、電話での会話は終了した。
「むっふふ〜ん♪かっがみ〜ん♪」眠れぬ夜を過ごし、こなたは翌日遅刻した。
そして日曜、こなたはとある喫茶店に来ていた。
再会が待ち遠しくて、30分前にも関わらず、何度も時間を確認してしまう。
約束の5分前になって、ようやく背後から声がかけられた。
「よっ、こなた、久しぶり!」喜々して振り返ると、そこにいたのは、
見知らぬ女性だった。染みの目立つ顔に、小肥りした体躯、釣り目にショートカット
見覚えのないその女性は、遠慮なく椅子に腰をかけ、話を続ける。
「あんたも変わったわよね、あんなに子供っぽかったのに。まるで別人じゃない」
恐る恐るこなたは聞いてみる。「あ…の…、もしかして…かがみ?」
女性は、肥えた口をニンマリと吊り上げ「私も変わったでしょ?変わりすぎよね♪」
そう答えた。それからの会話を、こなたはあまり理解していない。
大学を辞めた、彼氏に振られた、お菓子を食べ過ぎた、職を転々としている…
何となくかがみの言葉が耳に入ってくる。それだけ。そんな中、
かがみは身を乗り出して、「こなた、あんた今、幸せ?」そう、聞いてきた。
かがみの手元には、1冊の冊子が置かれていた。嫌な気がして、こなたも聞いてみた。
「あのさ…かがみ、…それ…宗教の?」それは、家の書庫でも見た冊子だった。
「まぁね。こなた、知ってる?ほら、ココ、ココ読んでみて!」
かがみの開いた頁には、終末に関する言文がびっしりと綴られていた。
「これから会合があるの。こなたも行きましょ?友達も沢山できるわ。ね?こなた」
いつ、どこから、どうやって抜けてきたのか、こなたは覚えていない。
夕闇の近い歩道橋の上で、こなたは1人、咽び泣いていた。
「…ばい…ばい…かが…みん…」こなたは携帯から、かがみの記憶を、消した。 
「こな…ちゃん?」「…?…え?」すぐそこに、自分を見つめる懐かしい顔があった。
こなたは動揺し、そして、気が付いたら、つかさの胸で泣いていた。
こなたは知らなかった。つかさの鞄の中に、アレとは別の宗教の、冊子が、ある事を。終      
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 19:53:42.46 ID:/tTTSbEo
>>29
たぶん以前投下されてタイトルが無かった雪山の話かと。
まとめ人さんがタイトルつけてまとめてくれたんだと思う。
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:02:27.89 ID:e3rSUjg0
>>32の分
とりあえず謝っとく。
かがみんスキーの人、ごめん
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:02:51.24 ID:tIPc6YDO
みゆきさんかひよりんが主人公の話を作りたいのに、いいネタが浮かばない……
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:06:19.76 ID:6YJiwBA0
>>32
深いな……。みんな宗教に頼ってるのね。
この中で一番まともなのはこなただったり。

>>35
みWikiさんならSFかな?
ひよりなら冬コミがあるじゃないかww
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:09:21.22 ID:LlrPaoSO
>>34
NHKを思い出したwww
こなたカワイソス
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:34:45.28 ID:b81fL/k0
日本柊家だいすきクラブ。略して・・・げふごふ
かがみんもつかさも嫁にしたいんですが、一夫多妻が認められてないこの世の中でどうすればいいですか??><
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:40:04.20 ID:G47Zv3M0
俺はつかさだ><
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:41:23.06 ID:1mKhVUAO
まずは誠意を見せるためにただおの部屋を掃除するんだ
汗をかいたらただおと男二人で風呂に入って熱く語り合うと吉だ
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 20:50:33.60 ID:b81fL/k0
なるほど、了解した。
しかしどこぞで『鷹宮神社の神主は薔薇薔薇だ』という噂を耳にしたのだが、一体どういう意味だろう?
男なのに花を生けるのが趣味とかそんな感じかな・・・まぁいいや。そんなの関係ねぇ!待ってろ俺の嫁たち!!今すぐそっちに行
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 21:02:48.16 ID:puiipEDO
>>33
なるほど前スレの話に出てたやつね、dノシ

まとめ人も乙
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 21:08:20.05 ID:6YJiwBA0
>>41
http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/292.html
44 :以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします [!nasu_res]:2008/02/06(水) 21:10:53.31 ID:7jE1AYAO
その後、>>41の姿を見たものは居ない…
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 21:34:20.51 ID:J2nT59w0
とりあえず、みきさんは俺の嫁
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 21:53:51.26 ID:6YJiwBA0
色違いってどうやればいいの?
<こうか?>=vbred
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 22:02:11.54 ID:4TuWYmMo
「パー速の機能」 でググるがよろし
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:10:47.05 ID:6YJiwBA0
めがっさにょろにょろ
テスト
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:11:01.98 ID:6YJiwBA0
めがっさにょろにょろ
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:11:13.15 ID:6YJiwBA0
めがっさ にょろにょろ
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 22:11:56.04 ID:4TuWYmMo
テスト用のスレあるだろボケが
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:11:57.42 ID:6YJiwBA0
にょろにょろ
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 22:12:24.16 ID:7jE1AYAO
ここで実験すんじゃねぇ糞wwwwww
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:12:36.65 ID:6YJiwBA0
すまない、成功しなくて悔しいorz
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:17:54.44 ID:LlrPaoSO
長い話し書いてると、ラストの内容が最初の予定とは全然違ってくる。不思議!
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:20:24.87 ID:G47Zv3M0
>>55
あるあるww><
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 22:24:17.43 ID:7jE1AYAO
>>55
短めの話ですらそうなる俺不思議!
が、今となってはいい思い出
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:26:14.63 ID:IHEsMFs0
>>55
むしろ、そうならなかった場合には書き直すことにしている。
物語の展開が自分の想像を越えるのって、面白いよ。
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:28:18.79 ID:j6Cn6kI0
みゆき「中国のとある天文愛好家が新彗星を発見されまして、
    その発見者から名を頂いて、陳・高彗星と命名されたそうですよ」
こなた「ちん…卑猥すぐる…」
かがみ「///」
みゆき「失礼しました///」
つかさ「ちんこー酢いせー?」
みさぁ「あやのは兄貴のちん…痛い!あやの!釘バットはやめ!あやの!」
あやの「…はぁ…はぁ…えいっ!えいっ!えいっ!」
みのる「(すげぇwwwスプラッターだwww)」
ななこ「…うちのクラスでやるなや…。まったく、うちも参戦するで!」
New★Challenger        
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:31:26.62 ID:5naJX.U0
今まとめでらき☆すた バトルロワイヤルを読ませてもらっているんだが
自然に場面が頭に挿絵のように浮かんでくるんだ
普段は文字だけで楽しんでそんなことないのに
作品を読んでるときに頭で場面を思い浮かべて読んでる人っている?
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:37:48.61 ID:j6Cn6kI0
>>60
普通そうじゃないのん?
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:38:57.04 ID:LlrPaoSO
どんどん内容が変わるのは面白いよね。正直、どのエンディングにするか迷うwww

>>60
小説ならだいたい頭に場面はでるよ。
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:39:49.68 ID:H2EwggAO
>>41が本気で姿を現さない件について
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2008/02/06(水) 22:41:44.06 ID:6YJiwBA0
>>63
察してやれww
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:47:22.31 ID:5naJX.U0
みゆきさんが銃こっちに向けてるのが安易に想像できるのはこのスレの定めかww
結構な数を読み漁ってきたけどけどみさおってかっこいいシーン多くて似合うな
そしてかがみは熱血
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 22:49:02.34 ID:4TuWYmMo
>>58
ラストがどうとかはこだわらないな
俺はまずなにはともあれ「書きたいと思ったシーン」を先に書いて、後からそれ以外のシーンを肉付けしていくタイプ。
もちろん「書きたいと思った」のがクライマックスやラストシーンだったりする場合もあるけど

だからSS書くのが結構重労働に感じる。
書きたいシチュを書き散らすのは誰にでもできるけど、それを小説としての体裁を整えるために必要な
繋ぎの部分とか、読者への状況説明シーンとか、
そういう個人的に「描くのがめんどくさい」部分――要は書いてて「手が止まる瞬間」を
どう処理するかっていうのにいつも悩む。

結局のところSSを書くってことは
「脳内妄想をアウトプットする作業をする」ってことなんだよな
妄想は楽しいけど作業は楽しくない。これがひとつの壁だと思う

>>60
……普通だろ?
場面を思い浮かべることが許してくれないただの文字の羅列なんて駄作なだけだよ
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:49:49.39 ID:1mKhVUAO
>>41はケーニッヒ化したか

そして99の反対66を紳士的にゲット
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 22:51:03.32 ID:tF6055ko
(^Д^)9mせざるを得ない
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:53:14.48 ID:1mKhVUAO
てめー
こんなに恥ずかしいことは初めてだぞww
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:54:32.65 ID:H2EwggAO
どん☆まい
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:56:41.91 ID:6h.YSKc0
>>66
何書いたか教えてけれ 
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:57:35.18 ID:5naJX.U0
>>66
みんなはそれが普通で俺が変なのかw
俺はキャラより風景とか建物が良く頭に浮かんでくるかな
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 22:59:45.58 ID:LlrPaoSO
>>66
「手が止まる瞬間」を
どう処理するかっていうのにいつも悩む。


これはホントよくあるよな、止まってる時間が凄くもったいない

早くその後の展開を書きたいのにー!!ってな
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 23:02:49.33 ID:4TuWYmMo
>>66
今時キリ番とか(^Д^)9m

>>71
前スレからの新参なので、らきすたでは書いてない
かといって他でもそんなに書いてるわけじゃないけどね
書き散らしは多いけど、作品として完成させられたものは少ない嘆きが>>66だと思ってくれ

>>72
いやだからさ、”情景”を思い浮かべるのは誰だって当たり前ってこと。
キャラも風景も関係ない
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 23:05:14.91 ID:1xqdTaIo
>>66

確かに、一番書きにくいパターンではあるな。
そういうのはシチュエーションとしてストックしておいて、「ここぞ!」というところで使うといいかもだ。

一番書きやすいのは、まずテーマを決めて、次にシチュエーションをつけていく方法かな。って王道すぎるけど。
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 23:15:06.45 ID:6h.YSKc0
>>72
読み方、捉え方は人それぞれじゃん?
風景の中で人を思い浮かべるか
人を中心として風景を思い浮かべるか。 
どっちも正解だろ。
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/06(水) 23:18:17.36 ID:7jE1AYAO
ID:4TuWYmMoはニューウェーブ紳士ですな
何故か安心するぜ
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 23:20:04.93 ID:5naJX.U0
すまん俺の文が分かり難かった
俺は正解とか間違いとかの話じゃなくて
お前ら普段どんな風に読んでんのww?ってなノリで聞いてみたかっただけなんだ
なんかごめんね
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [!red_res]:2008/02/06(水) 23:35:04.92 ID:6YJiwBA0
俺はラストを先に考えて、徐々にそのラストになるにはどうしたらいいのかを検討(妄想)する。
結局完成したらラストが、最初に思っていた物と全然違っていたりするわけだけど、何かきっかけが必要なんだよね。

>>78
俺は小説の種類によるけど、主人公の考えをまず感じて、主人公と一体になる感覚で読むかな?
自分=主人公  になれれば一番楽しいと思う。
これは結構小説の文章力に左右されれるかな
ちょっと言葉だけかっこいい事を言い過ぎた。
まあ、人それぞれだ

80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 23:35:41.70 ID:6YJiwBA0
>>79
赤い……
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 23:38:58.75 ID:6h.YSKc0
>>79
目に…悪いです
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 23:46:46.36 ID:G47Zv3M0
1番書きたいところまでの道のりが大変だよね
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/06(水) 23:56:27.37 ID:6YJiwBA0
今日は盛り上がってるなww
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:06:36.86 ID:maT7J5w0
このノリでだるか投下を
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:10:05.60 ID:8nhDirE0
途中掛けのものを投下してみようかな。
完成するのはコンクール締め切りの後だろうけど
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 00:10:52.02 ID:CmZ98vQo
>>78
つまりこう説明すればいいんですね!
さあ、情景を思い浮かべられるものなら思い浮かべてみやがれ。


「ねえ、そういえばなんで小説読むの?」
「なによいきなり。そんな漠然としたこと聞かれても……」
「だってさあ、アニメとかマンガのほうが楽しめるじゃん? 文字なんか読むよりさ」
「……つまり”美少女”でも”一振りの剣”でも”高層ビル”でもなんでもいいけど、
 例え『これを表現するために一メガバイトの文章を費やしたって、写真一枚には勝てない』。
 こう主張したいわけだ?」
「そう、それだよ。ラノベだってそのまま売るより最初からアニメにして売ってしまえばいいのにって思うよ」
「んな極論はさておいて。要は”なんで小説なんてものがこの世にあるのか”ってことね」
「うん」
「……あくまで私個人の意見だけど、小説の価値は”意味や概念の文章化”だと思うわ」
「……」
「ちょっと小難しい言い方したからって黙るな! これから説明するから!」
「……おーけい」
「つまりね、
 美少女であれば「おしとやかそうな外見と整った美貌の持ち主」とか「ジーンズとパーカーを愛用してるショートヘアの少女」とか。
 剣であれば「絢爛な装飾」とか「流麗な銀の刀身」とか。
 ―――これが意味や概念を”文章化”したってことよ」
「……うん、萌えキャラと燃え武器が文章になったことはわかった」
「でも、この文章を見て、あんたが思い浮かべた人の容姿や物の形状なんかは、絶対に私が思い浮かべる物とは違うのよ。
 人それぞれ違う。これは、”文章化された意味や概念が読者の頭の中でどのように再構成されたか”っていう問題」
「……なるほど」
「この再構成は、自分の頭の中での動きだから、絶対に自分の理想通りの情景、構図になるって言ってもいい。
 ラノベがアニメ化して叩かれることが多いのはこれも関係してる。他人が視覚化したものは、絶対に自分の頭の中の理想より落ちるに決まってるもの。
 声がイメージと違う、キャラのしぐさに違和感がある(これはアニメーターの作画能力にも関係有るけど)、バトルものだったら技に迫力無いとか、
 他にも単純な作画の出来とかその他いろいろね」
「ということは」
「そう、だから”アニメ・マンガ版よりも小説版のほうが面白い”という意見が出てくる。つまりは小説が面白いという意見になる。だから小説を読む。よろし?」
「……なんとなくわかった気がする」

「会話してる私たちの名前や場所は一切描写していないけど、今までの私たちの会話を読んだ人たちはどんな情景を思い浮かべたか。
 結局はこの”思い浮かべる”行為が楽しいんだと思う。
 ……なんだか、自分で言ってる内に、これも極論のような気がしてきたけども……」
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 00:12:09.51 ID:CmZ98vQo
「じゃあ、よく小説書く人の文章力がどうとかいう争いがあるけど、そういうのはなんのためにあるの?」
「例えばライフルとマシンガンとピストル。あんたこれらそれぞれを寸分違わずしっかりと想像できる?」
「それは簡単だよ!
               __,__
             /:::}i::::::::\
            ./:::;ィ-'-、::::::::::ゝ、_,      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
           /::::::|__  _>;;ヾ::::::z‐'   < そのキレイな顔を
         ノ゛{◎}ri|゛゜'l. ⌒ い::::::::ゝー-  |  フッ飛ばしてやる!!
        ハ. `ー' ヽ ワ/|リハヾ::::::::    \________/
        /lミト、   !、`- "::::::::::::::::::::
       /:l_丿:\/:::\:::::::::::::::::::::::
       /:::::::::::::/::\::::::::::::::::::::::::::::::ノ
       /:::::::::::::∧:::::::\:::::::::::::::::::::::{
      /::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      |:::::::::::ノ   ト:::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ       でしょ?」

「間違ってるけどいい例を示してくれたわ。
 ・「ライフル」の意味や概念を文章化する。
 ・「ライフル」の一語でライフルが写った写真を思い浮かべてもらう。
 表現法として、いろいろと語彙を尽くしてみるのもありだし、軽くて平易なものを目指すのもどっちありでしょ。
 情報伝達の術として、ライフルの形状を正確に思い描ける読者もいれば、そうでない読者がいる。
 心理描写なんかは写真に写せないけど、逆に言えば喜怒哀楽を知らない読者も居ない。
 かといって喜怒哀楽だってそれこそ様々あるから、これを”想像させてくれる”文章を書くことが必要。
 結局は「自分の書いたことが読者にちゃんと伝わるか」っていうのが文章力の焦点なのよ。
 この辺のことは前スレでもちょっと話題に出ていたわね。
 「彼方より、此方のしあわせを願うあなたへ」と「Another one」が投下されたあたりだったかしら」
「……奥が深いんだね、小説って」
「これに関しては人間の脳の構造だの心理学だのの理屈なんだろうけどね。まあ、私が言いたいことはこんなもんよ。
 小説を好きになれとは言わないけど、小説を好きな人の気持ちはわかってやんなさい」
「SSスレの住人にそれは今更だね」
「あんた住人だったんだ……」
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 00:13:06.88 ID:CmZ98vQo
以上。なんという自己満足俺語り……
言うまでもないんだろうけどこれは保管しないでください
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:19:36.38 ID:8nhDirE0
>>88
いや、なんだか小説の面白さの再認識が出来た。
保管するだけの価値は十分にあると思うんだが。
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 00:20:15.79 ID:2P2ofuMo
gjです!
なんか書いてみたくなったしいろいろ読んでみたくなった!
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:23:38.42 ID:ZLsW.920
やっぱ小説ってすげえわ・・・
たまにはシリアスでも書いてみるかね><
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 00:26:26.60 ID:CmZ98vQo
>>89
勘弁してくれ
らきすた関係ねえし、似たような論はネット上にいくらでも転がってるしな
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:30:36.44 ID:8nhDirE0
>>92
そうか?このスレにもっとも相応しいと思うんだが……
らきすたにも関係してるよ
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:33:19.69 ID:maT7J5w0
>>92
まあ小説書き、読み、共の一般論ではあるが、
こなかがの話し合いみたいだし、まとめてもいいんじゃね?
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 00:48:18.63 ID:8nhDirE0
とりあえず、途中掛けのSS投下してみようか
普段は一回で全部投稿してるから、今回見たいなのは初めて
書き直しもあるかもしれないけどよろしく
96 :ひかげの不満 :2008/02/07(木) 00:53:38.34 ID:8nhDirE0
私たちの家のお風呂には、今は入る事が出来ない。
なにせガスが止められちゃったから。
それで週に二回だけ、近所の銭湯に通う事にしていた。
近所と言ってもちょっと距離があって、歩いて大体十五分くらいかかる。
そのせいでせっかく銭湯で暖まっても、十五分間ものこのこ歩いていたら湯冷めしちゃう。
特に最近はすごく寒い。
だから夜に銭湯に行くよりは、太陽が高くてちょっとは暖かいお昼に行った方が断然良かった。

今日は日曜日。銭湯に行く日だった。
まだ地面に移る日影が短い、日向が気持ちの良いくらいのお昼時。
銭湯まではもう少し。なのにあの時から全然落ち着かない。
私はとっても興奮してるような、とっても寂しいような。
とにかく心臓がドクドクと暴れていて困っていた。

この気分を紛らわすために、たまたま道端に転がっていた石ころを蹴った。
するとカラカラと打楽器みたいな音をさせながら、硬いアスファルトを叩きながら転がった。
なんだかこの音を聞いていると落ち着く。私はそのまま石を蹴っては転がしながら歩いた。
石が転がった軌跡を眺めたり、あたる場所によって違う石の音を聞いては楽しんだ。
ふいに私は私の隣の気配を探した。私はその気配に期待していた。
でも誰もいない。
いつもならいる筈のお姉ちゃんが、私の隣にいない。
私は独りで、銭湯までの道のりを突き進んでいる。


私の隣を歩くお姉ちゃんをイメージしてみた。
でも直ぐにそのイメージを揉み消した。
寂しくなんかない!全部お姉ちゃんが悪い。

お姉ちゃんなんて大嫌いだ。



お姉ちゃんは同人誌を山ほど買い込むんだ。
そのお陰私たちの家計は火の車。
私だけが損をして、お姉ちゃんは同人誌を読んで楽しんでる。
いつだったかお姉ちゃんに内緒で棚に収まってた同人誌を読んでみたけどで、ちっとも面白くなかった。
て言うよりも書いてあることが良く分からなかったんだけどね。
とにかくお金に糸目をつけない買い方には本当にうんざりしちゃう。
自分の部屋で凍えるなんて事、普通はあり得ないよ。
みんなは自分の部屋には絶対にヒーターやコタツがあって、そこは暖を取る場所じゃなきゃいけない筈。
なのに私の場合は、お金がないから電気代や灯油代を削るために我慢しなくちゃいけない。
今日の朝ごはんが生キャベツだけだったのも、歯磨き粉なしで歯を磨かなくちゃいけないのも、みんなみんなお姉ちゃんのせいだ。

それは今日のお昼ごろ。大体、今から二十分くらい前の事。
今日もお姉ちゃんは同人誌を買って帰って来た。
両手の紙袋いっぱいにして、とっても満足そうな顔をしてる。
でも私には不満でいっぱいだった。
こんなの不公平だ。
97 :ひかげの不満 :2008/02/07(木) 00:54:57.80 ID:8nhDirE0
だから私はお姉ちゃんに抗議してやったんだ。

「お姉ちゃん、またそんなに買って来て。
もうガスが止められちゃって、料理が出来なくなっちゃったんだよ!お風呂だって沸かせないんだよ!」

お姉ちゃんの表情はぜんぜん変わらない。
いつもどおり、やんわりと微笑んでいる。この顔が余計に腹が立った。

「あら、でも大丈夫よひかげちゃん。萌えのパワーでなんとかなるから」

萌えのパワー?何それ。
もう嫌!こんなお姉ちゃんと関わりたくない!

「お姉ちゃん、もう私に話しかけないで!今日からおねえちゃんの事、無視するから」

そうそう、今日はお風呂の日だったね。
その時はなんだか妙に落ち着いていて、完璧にマイペースを貫いた。
タオルや石鹸を用意する。

「え、ちょっとひかげちゃん?」

お姉ちゃんはここで初めて不安そうな顔をした。
この顔が見られてちょっと満足。
私は何も答えない。そのまま玄関へ行き、靴を履く。

「ひかげちゃん、どこへ行くの?」

そんな事聞かなくても、私が持ってるものを見れば分かるでしょう?
その言葉は心の中でだけに閉まって、私は口を開かないで黙々と靴紐を結ぶ。

お姉ちゃんは何度も私を呼んでいたけど全部無視。
なんだかお姉ちゃんよりも偉くなった気分で、その時すごく気持ちが良かった。
両方の靴が履き終わったら、直ぐに玄関を出た。

途中、お姉ちゃんに腕をつかまれたけど振り払う。走ってお姉ちゃんから離れた。
お姉ちゃんは私が見えなくなるまで私を呼び続けた。
その呼び声が聞こえなくなった時、不覚にも寂しさを感じた。
帰りたくなった。
でも今帰る訳にはいかない。

思い出すんだひかげ!あのにっくきお姉ちゃん、宮川ひなたを!
お姉ちゃんは私の事なんて何とも思ってないんだから。
だから平気で同人誌を買ってくるんだもん。
お互い関わり合うことなんてない。お姉ちゃんだってそう思ってるはず。
もしそうじゃなくて、お姉ちゃんが少しでも反省したら、ちゃんと帰ってあげるんだから。


私は銭湯に到着した。十五分間歩いたはずだけど、その間私がどんな道を通ってきたのか覚えていなかった。
もちろんいつも歩いている道を通ってきたんだと思うけど、その道を歩いている間に何があったのかな。
そう言えばずっと蹴っていた筈の石もいつの間にか無くなってる……。
それだけボーっとしてたんだね。きっと。
98 :ひかげの不満 :2008/02/07(木) 00:55:32.39 ID:8nhDirE0
ここまで……、ここからはホラーになっていく
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 01:00:30.15 ID:CmZ98vQo
>>94
こなたかがみを思い浮かべたら負けだぜ?
前スレ見て改めて思ったけど、
「彼方より、此方のしあわせを願うあなたへ」と「Another one」は良いサンプルだな
投下されたタイミングが同時期に連続で、しかしジャンルも文体も何一つ似ているところがない。
文章の”個性”ってこういうことなんだなって理解できる。

>>98
描き直す可能性わざわざ匂わせたことが減点ww
あとホラーやシリアスやるなら、デフォルメ要素は徹底的に排除した方が良いと思う
さすがに萌えのパワーで現実をどうにかできると思ってるキチガイでは無いはず
続き頑張ってください。投下欲が満たされたことでモチベーション落ちたと予想ww
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 01:01:38.92 ID:W/XqqIAO
>>98
ここまで凄く好きなタイプの話だわ
ホラーとは予想がつかないが期待してます
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 01:09:16.62 ID:8nhDirE0
読み返してて確実に書き直さなくちゃいけないなと実感した。
なれないことはしない方がいいかな。

>>99
ひなたはそう言うキャラな様な気がする……、けどどうだろう?
デフォルメ要素というのは、貧乏設定という事?
その事はこの後に重要になるから強調してるんだけど、その辺りはもうちょっと待ってほしい><
むしろここで突っ込まれたことから、余計に完成させなきゃならないと痛感したかも
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 01:13:15.43 ID:CmZ98vQo
>>101
いや、萌えパワー発言のこと、
なんだかんだで働いて金稼いでいるキャラだし、そんなこと言わないイメージある
俺の主観なので、実際にそう言うキャラだったとしたら間違ってるのは俺のほうだ。
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 01:16:49.08 ID:8nhDirE0
みんなは萌えパワー発言についてどう思う?
幸いまだ完成してなくて、書き直しが利くから
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 01:23:05.04 ID:CmZ98vQo
流れ作ってしまった俺が言うことでもないんだろうけど、
たかが2レス分の量のたかが一台詞が作品全体にそれほど影響あたえるとも思えん。
それにSSスレはSS書き養成所じゃないしね。自分で好きにキャラを描くのが一番。
スレに聞くのはやめとけ
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 01:25:41.87 ID:8nhDirE0
>>104
ちょっと客観的にどう見られているかが気になったけど、流れを悪くしてしまったらしいな。
すまない、忘れてくれ。
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 01:38:48.94 ID:fnJyhWQ0
>>103
萌えの件、あってもいいんじゃないか?原作にもひなたのダメな描写はあるし
現実に近いキャラが正しいとは限らない。
現実とのギャップ、こういった作品のキモだろ。
とりあえず今は書きたいように書くべきだよ。
>>104も無粋なつっこみは慎んでおこうな。最悪士気下がるぞ。
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 01:58:53.31 ID:8nhDirE0
>>104
>>106
いろんな意見があった方が役に立つし、むしろ士気は上がったよ。
ちょっと話を大きくし過ぎたかもしれないかな。

ひなたについては考えてみるよ。
別に萌えのパワーでなくてもストーリーは成り立つし大丈夫。
原作に究極に近いキャラこそが正しいキャラだと思ってる俺はちょっと気になっただけだから。
これが二次ssの面白いところだと思うしさ。

どちらにしろ書き直すし、お互い気にしなくても良いよww
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 02:14:07.16 ID:cNxG5Zo0
>>107
106だが、勘違いさせたかも知れないど、俺の言った現実にって
原作とかアニメ、虹での現実じゃなくて
惨事での、俺らのいる現実って意味だから。
まあ今更どうでも良い修正だけど
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 08:00:52.79 ID:x4Z4FESO
>>98
続きが気になります!
wktkwktkwktk!!
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 14:16:11.05 ID:3WX4XsAO
ひかげ「これが5000円札?すごーい、初めて見た」
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 14:18:02.67 ID:2P2ofuMo
黒井「稲造!稲造やないか!」
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 15:55:12.71 ID:FdjB9e.o
>>110
ひかげが10万円金貨とかみたら驚きで死んでしまいそうだ…w
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 16:57:25.34 ID:ZLsW.920
>>98
GJ!
ホラー好きだから続きwktkww
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 17:30:07.03 ID:IWh/wk60
宮河家ネタはほのぼのが多いだけにホラーとは斬新だな
期待してるぜ
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:00:04.79 ID:Xd.lMgAO
9時のお酢
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:11:27.06 ID:maT7J5w0
今日はヒトイナイ
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:12:32.22 ID:8nhDirE0
昨日盛り上がったから、冷めちゃったかな?
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:13:38.25 ID:Xd.lMgAO
金土日がポイントかしら
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:21:59.12 ID:HH60DyM0
もしかしたら、今日コンクール作品投下出来るやもしれないです。おkですか?
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [こなたんゲットだぜ]:2008/02/07(木) 21:22:21.36 ID:x4Z4FESO
 いつからだっただろうか……、こなたの顔を直に見れなくなったのは……。
 いつからだっただろうか……、こなたの事を思うと胸が熱くなったのは……。
 これは恋なのだろうか? いや、まさか、女の子同士でそれはない。顔が見れないのはきっと、こなたの顔が面白いからで……胸が熱くなるのはきっと……。

「……はぁ〜」

 変な言い訳はよそう、私はこなたが好きだ。超が付くほど大好きだ。思えばあれは一週間前……。



「はい、かがみん」
「これは?」
「やだなぁ、今日はバレンタインだよ? 女の子が好きな子にチョコをあげる日」
「なっ……好きな子!?」
「あはは☆ なに真に受けてんのさ。この間良いカカオが手に入ってね、ちょうど良い時期だし、試しに作ってみたんだよ。つかさにもあるよ〜」
「わ〜い、ありがとうこなちゃん」



 あれ以来、何故かこなたの事を意識し始める様になってしまった……。こなたが冗談で言ったって分かっているのに関わらずだ。

「はぁ〜……」
「お? どうしたんだ柊〜、溜め息なんか付いちゃって。お前はオッサンか〜」

 日下部が横でうるさい。人の気も知らないで……。

「あんたには一生わからない悩みよ」
「な、なんだよそれー! あやのー、柊が虐めるよー」
「あなたはだあれ?」
「ガーン」

 少し落ち着こう。トイレにでも行ってすっきりしたい。

「おーい、柊ぃー! あやのの記憶が……って柊ぃー!?」

 後ろで何か聞こえたが、無視する事にした。今は私の事で精一杯よ……。
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:22:58.25 ID:FdjB9e.o
>>119
もちろんおkです。
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:23:43.45 ID:x4Z4FESO
>>119
タイミング悪くてスマン><

投下どうぞ!
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:29:17.03 ID:HH60DyM0
了解しました。頑張れ自分w
>>122
こちらこそ、完成にもうちっとかかるのじゃ状態なのでお気になさらずどうぞです><
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:30:05.92 ID:0z.JuoDO
んじゃあ先に投稿していいですか?さっき完成したばかりのコンクール作品ですが
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:35:11.84 ID:FdjB9e.o
待ってました!
wktk
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:36:18.27 ID:x4Z4FESO
良いですよー
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:37:36.39 ID:HH60DyM0
ktkr
何かいきなり集中し出したのは気のせい?w
128 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:41:16.53 ID:0z.JuoDO
「……ん……」

時計を見ると朝の6時。なんでこんな早い時間に目が覚めたんだろうと疑問に思いつつもベッドから起き上がる。
息を吐くと、白い煙となって虚空へと消え行く。寒いから、こんなに早く起きたのかな。
……ううん、多分それだけじゃない。頭の奥がズキズキしてる。また、あの夢を見てたんだ……

「おお、雪が……」

カーテンの隙間から外を覗くと、辺り一面雪景色。道理で寒いわけだ。

……雪?

なんだろう、また頭が痛みだした……

「……ッ……!?」

今まで体感したことのないほどの激痛に耐えながら、階段を降りて台所に立つ。
そうこうしてるうちに頭痛は収まった。とりあえず料理中に頭痛が再発しないことを祈りながら、ジャガイモの皮をむいた。
今日は月曜日。また新たな一週間が始まる。







――え、チョココロネはどこから食べるか? う〜ん……頭じゃないかな――







その後は頭痛も起きず、しっかりと朝ごはん、私とゆーちゃんのお弁当を作れた。

「おーっす! お昼食べましょー」

そして学校。今は昼食の時間、隣のクラスのかがみがお弁当箱を持ってやってきた。
みゆきさんと一緒に隣の人の机を借りてくっつける。
この三人で昼食を食べるのが日常なのだ。
129 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:43:13.00 ID:0z.JuoDO
>>128

「……あんた、何やってんの?」
「え?」

かがみに言われるまで、自分が何をしているか気付かなかった。
既に3つ机が並んでいるのに、私はもう一つつけようとしていたのだ。

「ごめん、つい」
「そそっかしいですね、泉さんは」
「しっかりしなさいよね」

いろいろ言われながらも、お弁当の包みを開いて食べ始める。
……あれ……? 何か、今のスタイルに違和感を感じる……

「ねえ。もう一人、いなかったっけ? いつも、四人で食べてたような……」

その瞬間、二人の顔が驚いたような顔で黙り込んでしまった。
そして同じような内容のことを言ってきた。

「……私達は、ずっと三人でしたよ」
「そうよ。夢でも見てたんじゃない?」
「そう……かな」

とりあえず、みんなが言うんだから本当だろうけど。
絶対に、何かあるはずなんだ。私が思い出せてない、何かが……
130 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:44:51.35 ID:0z.JuoDO
>>129

納得はできてないけど、とりあえずお弁当箱の卵焼きを口元へと運んだ。







――ブルーハワイの名前の由来は、同名のカクテルから来てるんだって――







『よっと!』
『こなた、初めてにしては上手じゃない』
『へっへー、やっぱり格闘技とか習ってたからかな』
『……あら? 何か音がしませんか?』
『ん……確かに、地響きみたいな……』
『み、みんな! 上を!』
『え!? な、雪崩!?』
『やばい! 早く逃げな……』



「うわああああああああ!!」

私は叫びながら上半身を起こした。見渡すと、窓、机、壁に貼られたポスター。いつもの、私の部屋から見る光景だった。やはり頭の奥がズキズキする。

「はあ……はあ……」

汗まみれの額を手のひらで拭い、ベッドに仰向けに寝て天井を仰いだ。

今までその夢は、断片的にしか見ることはなかったけど、今日は違う。
全部……見た。しかも、はっきりと覚えてる。夢の内容を。
そして、私の中のにある疑問が確信へと変わった。
131 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:47:24.71 ID:0z.JuoDO
>>130

「お姉ちゃん、大丈夫!?」

ドアをノックせずに、ゆーちゃんが部屋に飛び込んできた。
今まで目が覚めることはあっても、叫びながら起き上がるということは全くなかった。
だから、突然の叫びを聞いて驚いたんだと思う。

「ゆーちゃん……」
「お姉ちゃん、凄い汗……お風呂に入らないと、風邪ひいちゃうよ」
「う……ん……シャワー、浴びてくるね……」

ベッドから立ち上がろうとすると突然、視界が真っ白になって、立っていることが出来なくなった。
めまい、もしくは立ちくらみを起こしたのだろう。気が付いたら私の身体はゆーちゃんの腕の中にいた。

「お姉ちゃん、大丈夫?」
「うん……大丈夫だよ……いつもと立場が逆だね……」

ゆーちゃんに支えられながらお風呂場に行き、汗でビショビショのパジャマを洗濯機に放り込んだ。



そして数分後、身体と髪を十分に洗った私はお風呂場を出た。
ゆーちゃんが持ってきてくれたであろうパジャマに着替え、ドライヤーで髪を乾かして自室へ向かう。

「あ、お姉ちゃん」

部屋にはなぜかゆーちゃんがいた。
よく見てみると、汗まみれとなったベッドのシーツを取り替えてくれていた。
そこまでしなくてもいいのに、と思いつつも、ゆーちゃんの行動には感謝。
132 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:49:54.70 ID:0z.JuoDO
>>131

「お姉ちゃん、またあの夢を見たの?」
「うん……しかもすっごくリアルに……」

ベッドに入ってから、ゆーちゃんが私に問い掛けてきた。
『あの夢』――私が記憶を失う原因になった、事故のこと。
私が記憶を失ってから、毎晩のように見る、あの悪夢のこと……

「そっか……まだ、トラウマになってるんだ……」
「うん……」

会話しながらも、まぶたが重くなってきた。もうすぐ寝そう。
でも、まだ寝るわけにはいかない。あのことを、聞かなくちゃ……

「ねえ……ゆー、ちゃん……」
「なあに?」

あの事故に巻き込まれたのは『三人』で、全員が助かったと聞いていた。
だけど、私が夢で見たのは『四人』だった。
顔も名前もわからないけど、確かにいたんだ。私とみゆきさんとかがみと、そしてもう一人が……

「あの事故はさ……本当に、全員……助かったの……?」
「!」

ゆーちゃんが驚愕した様子で私を見つめた。
その次は困惑。どうすればいいのかわからないといった様子で私を見つめていた。

「……やっぱり……助からなかった、人……いたんだ、ね……」

意識が遠くなるその瞬間、ゆーちゃんの『ごめんね』という声が、聞こえた気がした。







――助けてくれてありがとう! でもあの外人さん、道を尋ねてきただけかも――







「もう一人?」

翌日、学校に着いてすぐにみゆきさんとかがみに尋ねた。
私の記憶から消えた、もう一人の友人について。
133 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:52:26.30 ID:0z.JuoDO
>>132

「何度も言ってるでしょ。私達はずっと……」
「嘘。夢で、毎晩のようにあの雪崩の瞬間を見るって話したけど、絶対にもう一人いたよ。そしてあの雪崩で、命を落とした。違う?」

そう言ったら、二人は黙り込んでしまった。それを気にせず、私はそのまま続ける。

「私、逃げたくない。全部を知りたいんだ。だから……」
「ごめん、こなた」

かがみの言葉で、私の言葉は遮られた。

「あんたがあの子について知りたいのはよくわかった。だけど、教えてあげることはできないわ」
「え……?」

その言葉は、私にとって衝撃の一言だった。
そして次の瞬間には、怒りにも悲哀にも似た感情が現れた。

「なん……で?」
「こなたがあの子のことを思い出したとしたら、下手すればあんた、自殺までしちゃうかもしれなくて……」
「そう思った私達は、泉さんの前で、彼女の話はよそうと決心したんです。泉さんのお父さん、そして小早川さんとも相談して」
「そう……だったんだ……」

本当は納得なんか出来ない。出来るわけがない。
だけど、私の願いは、断られた。この二人はもう教えてくれないだろうと、諦め掛けた瞬間――

「自分ら、いい加減気付けぇや」
「く、黒井先生……?」

振り返るとそこには、担任の黒井先生の姿が。
何か哀れむような瞳で、かがみとみゆきさんを見つめていた。

「どういう、意味ですか?」
「自分ら泉に、あいつのこと、伝えてへんのやろ?」
「は、はい。泉さんのためを思って……」
「『それが本当に泉のためになるか』、自分らわかってんのか?」
『え?』

言っている意味が理解できないのだろう、二人は首を傾げて黒井先生を見上げた。
私はというと、目の前の状況を理解するのに精一杯だった。

「今のままで――泉の気持ちを無視したままで、それが『泉のため』って言えるんか? 自分らがやってんのは、ただの侮辱と違うんか」
「侮辱……?」
「せやろ? 自分らは泉の中からあいつの記憶を意図的に消し去ってるも同然や。それは泉に、あいつに対しての侮辱にしかならへん」

そこまで言って黒井先生は、黙って二人を見つめる。
二人の返答を待っているのだろうその瞳は、いつもの黒井先生からは想像もできないほど真剣だった。
134 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:54:31.15 ID:0z.JuoDO
>>133

「……そう、よね……なんで、気付かなかったんだろ……」
「私達がやっていたことは……ただの自己満足に過ぎなかったんですね……」

二人は小さく息を吐いた。そして「今まで私達がやってきたことって、なんだったんだろう」と、かがみは震える声で呟いた。

「いつか気付くやろ思とったけど、泉に詰め寄られても気付かへんなんてな。ほら、まだやることあるやろ」

黒井先生は二人の背中を『バン』と叩き、教室を出ていった。
そして二人はお互いに見つめあい、小さく頷いた。

「こなた、現実がどんなに残酷だろうと、絶対に逃げちゃダメよ」
「私達には、泉さんが必要なんですから」
「……うん」

他の生徒もいたのだが、その人達の会話は耳に入らなかった。静寂が辺りを包み込む。
私の生唾を飲み込む音が、多分、私の中だけに響いた。
135 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 21:56:51.79 ID:0z.JuoDO
>>134

「柊、つかさ」
「え……?」

突然のセリフ。その名前を聞いた瞬間、心臓の鼓動が激しくなる。

「柊つかさ。私の双子の妹で、あんたによく懐いてた子よ」

柊……つかさ? し、知らな……
い、いや、知ってる……彼女は……つかさ、は……

「あ……うわああああああ!!!」
「こなた!?」
「泉さん!?」

な、何これ……!? 胸が苦しい……頭、が……!!
「く……うあああ……!!」

痛い……ダメ……耐えきれ……な……

「みゆき! 早く保健室に!」
「は、はい!」







――泉こなたちゃんって言うんだ。良い名前だね――







『みんなでスキーに行こうよ!』

きっかけは、私のその一言だった。
アニメだったかマンガだったかは忘れたけど、それを見て、私もやってみたいって思ったんだ。
そして、みゆきさんの叔父がいる北海道に行って、早速スキーをしたんだ。みゆきさんの叔父から教えてもらった、誰もいない穴場中の穴場で。
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 21:57:20.30 ID:8nhDirE0
支援
137 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 22:00:18.48 ID:0z.JuoDO
>>135

そして――あの雪崩が起きた。

『ぶはっ!! はぁ……はぁ……助かった……。……そうだ! つかさ! かがみ! みゆきさん!』

雪の中からいち早く抜け出した私は辺りの雪をかき分けて三人を探した。
そしてかがみとみゆきさんはすぐに元気な状態で見つかった。

『二人とも、動ける?』
『え、ええ……』
『はい……なんとか……』
『まだつかさが見つかってないんだ。手分けして捜そう!』

しかし、つかさが見つかったのはそれから数分経った後だった……

『つかさ! しっかり!』
『こ……こなちゃん……』

雪の中から助けだしたつかさの身体はひどく冷えていて危険な状態だった。

『……こなちゃん……寒い……』
『待ってて! すぐに病院に連れてくから……』

そこまで言った時、つかさが私の手を弱々しく握った。

『つかさ……?』
『こなちゃんの……手……あった……か……』
『――!!』

そして、つかさの瞳から……光が消えた。
138 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 22:03:18.38 ID:0z.JuoDO
>>137

『私の……せいだ……』

流した涙が、つかさの頬に落ちる。それでも、つかさは何も反応しなかった。

『私が……スキーに行こうって言わなければ……つかさは……!! うわあああああああ!!』







――こなたちゃんだから、こなちゃんでいいよね。私の名前は柊つかさ! よろしくね、こなちゃん!――







「ここに、つかさがいるんだね」
「うん。こっちよ」

翌日の早朝、私達はつかさが眠る墓地へと足を運んだ。
周りをキョロキョロと見回しながら、かがみの後ろを歩いていく。少し後ろにみゆきさんもいる。

「ここよ」

かがみの指差したそこには、「柊家之墓」と刻まれた墓石があった。

「……久しぶり、つかさ」

その呼び掛けに返事はなかったが、それでも私はよかった。
墓石の前にしゃがみこみ、手を合わせる。
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:06:57.89 ID:uuP599c0
おおやってるやってる9時のお酢の力かww
支援
140 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 22:07:03.63 ID:0z.JuoDO
>>138

「ごめんね、今まで来れなくて。かがみとみゆきさんがさ……」
「あんたが記憶喪失にならなきゃ、こんなことにならなかったんだけどね」
「うう……反論できない……」

私達のやり取りを見て、横でみゆきさんが笑っていた。
つかさも向こうで、笑ってくれてるのかな?



その後、私達はたくさんの話をした。
つかさとの思い出や、つかさが死んじゃってからのこと……他にもたくさん。

「……もう、時間ね」

かがみが時計を見て呟く。
今日は平日だから、これから学校に行かなくちゃならない。

「泉さん、そろそろ……」
「うん」

私は立ち上がり、最後に一言、

「つかさ、もう時間だから行かなくちゃ。またね」

そう言って、先を歩いていく二人の後に続く。
141 :snowy day's tragedy :2008/02/07(木) 22:09:04.01 ID:0z.JuoDO
>>140



――また、遊びに来てね――



「え……」

そんな声が聞こえた気がして、私は振り返って墓石を見る。
そこには誰もいなかったし、人影すら見えなかった。
だけど。

「こなたー、早くー!」

私は墓石に向かって微笑みながら小さく手を振って、走りだした。
永遠に続く、『四人』の友情を胸に抱きながら。







――今までありがとう、みんな。私の分まで、素敵な夢を見てね――







Fin
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:12:02.50 ID:0z.JuoDO
>>141終了です。支援してくださった方、読んでくださった方、ありがとうございました
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:14:43.26 ID:x4Z4FESO
>>142
GJです!
つかさが死ぬシーンがやばかった。・゚・(ノд`)・゚・。
最後は感動しました
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:15:05.81 ID:FdjB9e.o
>>142
乙&GJ!です。

できれば規約にあった総レス数を書いてほしかったですが…。
でも、終了報告しているのでOKでしょう。
今後の方は出来る限り総レス数の記述をお願いします。
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:16:32.18 ID:HH60DyM0
GJです
それにしても‥‥やっぱりつかさは死亡キャラなのか。俺の嫁になんて事を!w
てゆーか設定が、一度ボツにした自分の案とわけわかめなくらいに似ててビックリしました。もうアレは表には出せぬな。。。w

乙でした。
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:16:43.86 ID:FdjB9e.o
まとめようと思ったら、もうまとめられてた…w
まとめてくれた方GJ&乙です。
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:20:17.99 ID:0z.JuoDO
>>144すみません。総レス数がいくらになるのかわからなくて、入れていませんでした。
 
ところで、『snowy day's tragedy』とは『雪の日の悲劇』と訳せるのでしょうか?
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:25:17.25 ID:FdjB9e.o
>>147
その訳でOKだと思いますよ。
もっとも、英語にそれほど強いわけではないので断言は出来ませんが……。
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 22:25:23.72 ID:W/XqqIAO
>>142
GJ!
つかさ死亡に懐かしさを感じたぜ
これはこなたを視点に書いてるけど、かがみみも相当辛かっただろうなと思った。
熟成酢でも飲んでゆっくりしてくだされ
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:25:42.33 ID:ZLsW.920
>>142
乙!
つかさ・・・(´;ω;`)
こういう話好きだ!><
まじGJッス!

だんだんコンクールの締め切りも近づいてきたし、
盛り上がってまいりましたねww
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:33:31.47 ID:HH60DyM0
えっと、ようやく完成したみたいなのでそろそろ投下したく・・・おろ?もしかしてもう少し間を置いた方がいいでしょうか?w
しかし‥‥こんな綺麗な作品投下されると、後続が投下しにくいこと投下しにくいことw(勿論いい意味で
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:34:16.76 ID:FdjB9e.o
遠慮せず投下しましょうww
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:37:26.43 ID:FdjB9e.o
あれ?もうまとめに載ってる…。
仕事が速すぎですww
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:38:21.19 ID:HH60DyM0
そ、そんなこと言われたら投下しちゃうんだからねっ!

・あまりに長い+その中でパー速の変換とかされると辛いのでまとめに載せてからそのアドレスを投下させて頂きました><
・後半少し鬱かもしれないです。
・とにかく長いです。自身最長。つーか関係ないことぐちぐち詰め込みすぎだバカ野郎
・みゆきさんは俺の妹

http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/700.html

こんなもので宜しければコンクール作品の足しにでもしてください。では
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:45:53.45 ID:RjrsEOQ0
>>154
・みゆきさんは俺の妹

ちょっと体育館裏こいや
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 22:47:27.01 ID:FdjB9e.o
>>154
作品およびまとめ、乙&GJ!です。

まとめに直接投下してアドレスのみという方法は一番ナイスかも。
主催者としては、まとめをしないで後は投票ページに項目追加するだけなので一番楽…ww
ちなみに、既に投票所の準備は出来ています。
あと、今回の投票所は携帯からの投票も出来るようになってます。
詳しいことは投票開始時に追ってお知らせします。
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:01:22.04 ID:T0uhmYDO
急に人減ったwwwwwwww
皆コンクール作品読んでるからだろうか…

ってことは今がチャンスか?

10分こなたん
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:01:31.96 ID:8nhDirE0
>>156
乙です
俺もまとめてからアドレス貼るかな
投票所って、俺は今までも携帯から投票できてたけど、それって機種によるのかな?

コンクール作品は後でじっくり読みます。
読むのが遅いんです><M
すみませんが、感想は後で
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 23:01:58.63 ID:2P2ofuMo
>>157がかわいそすぎる
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:08:13.03 ID:FdjB9e.o
>>158
最近の携帯のブラウザであれば投票所くらいの量のページなら見れると思います。
ただ、今回レンタルしたところの機能として携帯対応っていうのがあったので使用してみようかなと。
表示が簡素化されるのでパケット量の節約にもなりますしね。
あと、自動的に投票締切時間がきたら投票停止するようにもなってます。
投票所の機能としては今までで一番良い所かと。
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:13:17.11 ID:T0uhmYDO
泣いたwwwwwwwworz

ふと思った、まとめに投下してからアドレス貼るってさやり方によっちゃ不正できるよね
今までだったら投下期間残り10分くらいじゃ投下しても後半が時間過ぎて作品として認められないってのが
このまとめしてからってのだと途中でも先にアドレス貼って時間過ぎてもまとめには投下できちゃうよね

ん、説明しにくい…見なかったことにしてくれ

10分みなみん
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 23:14:51.22 ID:2P2ofuMo
3秒ミートボール
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 23:15:22.63 ID:2P2ofuMo
もぐもぐ
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:15:39.98 ID:FdjB9e.o
>>161
Wikiのページ更新履歴見れば保存時間がわかるので問題ないかと。
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 23:18:50.29 ID:CmZ98vQo
コンクールに限れば、スレに投下よりもまとめに直に乗せた方が良いのかもね。
本来なら、投票期間開始と同時にエントリー作品全公開、っていうふうにやれれば一番それっぽいんだろうけど。
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:19:01.19 ID:T0uhmYDO
>>164
履歴とかあるのか…まとめしたことないから知らなかったよ
なら、安心だ

3分そうじろう
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:20:34.92 ID:x4Z4FESO
>>154
やっと読み終わったwww

みゆきさんが可愛い
途中のギャグも面白かったです!
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:23:32.56 ID:x4Z4FESO
コンクールの後に>>120の続きは投下しにくいwww

よって明日投下するノシ
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:43:04.85 ID:HH60DyM0
>>155
おぅ、何だ何だ?!ウチの妹に手を出す奴ぁ容赦しないぞゴルゴンゾーラ!!
ちなみに嫁はかがみとつかさだから、嫁に欲しいんだったら勝手に貰っていってくだしあ><
>>158
いや、もう暇で暇でしょうがない時に読んでもらえたらと。正直展開がバラバラでgdgd極まりないものですのでorz
・・・ん?バラ‥‥薔薇だと?しまった昨日の悪夢がよみが(ry
>>161
不正・・・ってことはないんじゃないだろうか?
でも終了間際でここに投下されてるところに別の作品のアドレス貼られても反応に困るし、避難所の投下スレにアドレス貼っつけるのはアリかも…
>>167
乙です。てゆーかアレを最後まで読めたことは賞賛に値すると思うんだ。
最後らへん、みゆきさんの敬語をなくしてみようかと思ったけど違和感アリアリでやめたのは秘密です><
>>168
投下で流れを切ってしまって申し訳ない。
百合と薔薇はステータスだ希少価値だ!w

気が抜けたところで寝よう‥‥それではお疲れですノシ
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/07(木) 23:51:37.80 ID:W/XqqIAO
乙!
おじさん高級アチェートバルサミコあけちゃうよ
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/07(木) 23:54:30.69 ID:ZLsW.920
>>168
wktkしてるぜ><
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 00:04:32.26 ID:uq1d2AAO
>>154
乙。やっと読み終わったw
しかしこれは‥‥なんというか、凄いな。既存のみゆきさん達の設定にここまでオリジナルで味付けして、かつ綺麗に纏めるのは大変だったと思うんだぜ

しかし他の三人が地雷踏みすぎな気が‥‥www
ともあれGJでした
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/08(金) 10:47:26.01 ID:HsSxNsDO
こなた「いよいよ合格発表だねぇかがみん」
かがみ「そうね」
こなた「受かってるかなぁ私」
かがみ「大丈夫よ、きっと私と一緒に受かってるわよ、にしても最初はびっくりしたわアンタが私と同じ大学を受験するなんてさ」
こなた「いやぁかがみんの話聞いてたらなんか私もめざしたいなぁってなってさ」
かがみ「あ、こなた合格発表が掲示されるわよ」
こなた「おードキドキ」




こなた「あった!あったよかがみん!ねぇ私受かったよ」
かがみ「…い…」
こなた「え?」
かがみ「ない…私の番号…なんで……」
こなた「あ、えと、かっかがみん、きっと何かの間違っ」
かがみ「何でよ!何でアンタが受かって私が受からないのよ!私はアンタよりもずっと!ずっとこの大学のために頑張ってきたのに、それなのに…それなのに…」
こなた「かがみん…」
かがみ「(きっ! アンタの…こなたの性よ!アンタが受かったから私が落とされたのよ!きっとそうよ!」
こなた「ちょ、そんな私は」
かがみ「アンタなんて消えちゃえばいいのにっ!」

つかさ「こなちゃんは友達でしょ?」

みゆき「あなたの席ないですからww」

こなた「たとえかがみんが私を許してくれなくても私はかがみんの友達でいたいから…」

かがみ「私は絶対に許さない」

交わらない互いの気持ち
こなたを攻めるみゆきの陰謀
姉に支配されるのを拒むつかさ

新番組らき☆すた〜LIFE〜
来春スタート
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 12:17:14.00 ID:bXd9ScSO
今のうちに>>120を投下しておく
175 :こなたんゲットだぜ :2008/02/08(金) 12:18:32.05 ID:bXd9ScSO
>>120





 この想い、伝えるべきか……でもそんなことしたら、こなたはどう思うだろうか? やっぱり冗談として見られちゃうのかな?
 そんな事を考えているときだった。

「痛っ!」

 頭に何かが当たった。上から落ちて来た?

「ったく、なんなのよ……って」

 その物体を見て、私は言葉を失った。それは私が小学生だった頃に見た覚えのある物、どうやっても絶対に手に入れる事は出来ない物だったからだ。

「これって……マスターボール?」

 それは私が小学生の頃、夢中でやってたゲームに出てくるアイテムだ。
 捕獲率100%で一回キリの幻のアイテム。その珍しさから、子供の頃は現実には無いということを知らなくて、よくお父さんに欲しい欲しいってお願いしてたっけ……。
 それが今、私の目の前に落ちている。

「…………」

 私はそれを拾う。捕獲率100%……。人間にも有効? いや、なに考えてるんだ私! そんな事したら犯罪だって!

「でも……」

 もし、これでこなたを捕まえたら……こなたは一生私の物。変な悩みも無くなる……。こなたを一生愛せる。こなたと一生を過ごせる。誰にもこなたを盗られない。こなたこなたこなたこなたこなたこなたこなたこなた……。

 気がついたら、私は走っていた。そしてたどり着いたのは3―B、こなたの居る教室。
 私の勢いは止まらず、ガラッ、とドアを開ける。

176 :こなたんゲットだぜ :2008/02/08(金) 12:20:24.04 ID:bXd9ScSO
>>175

「ん? おいもう授業始まるで、自分の教室に戻っとき」

 私はずんずんと、こなたの前に立ちはだかる。

「コラ、柊! もうチャイム鳴った……」
「黙りなさい」
「す……すまん……」

 相手が先生だろうと関係なかった。見なさい、私の一言で萎縮してるわ。今の私なら何だって出来る、そんな気がした。

「かがみ……? 息が荒いよ、どうしたの?」

 愛おしいこなた……。もうすぐあんたは私の物よ。

「こなた」
「はい!」

 そんなに固くならなくても良いのに……。緊張してるのね♪

「放課後、体育館の裏に来なさい」
「え、う……うん。わかったよ」
「じゃ」

 それだけ伝えると、私は教室を出た。それにしても、なんであんなに怯えてたのかしら?



 放課後、こなたを待つこと1分32秒……遅いわね。33、34、35……。

「か、かがみ……待った?」
「別に、今来たとこ」

 こなたが物影からひょっこり顔を出し、訪ねてくる。あぁ、もうなんて可愛いのかしら!!

177 :こなたんゲットだぜ :2008/02/08(金) 12:21:14.54 ID:bXd9ScSO
>>176
「あのさ、かがみ……私かがみに何かしたかな?」
「何を勘違いしてるのか知らないけど、そういうのじゃないわよ」
「え? じゃあ……」

 だめ……もう我慢できない……! 私はポケットからマスターボールを取り出す。

「へ? なにそれ?」
「こなた……ゲットよ」

 こなたに向かって投げ付ける。ゴメンこなた、痛いのは最初だけだからぁ!!

「痛っ!」
「よしっ!」

 後はボールに入って……。

「なにすんだよ〜、かがみ」
「あれ?」

 おかしいな、捕獲率100%の筈なのに……。

「って、これってもしかしてマスターボール? なんでこんな”おもちゃ”を」
「へ? おもちゃ?」

 おもちゃ……、おもちゃ!?

「ちょっと待ってかがみ、その反応……まさかこれをゲームと同じ物だと思ってない?」
「な……なにを……」
「だって、『こなたゲットよ』とか言って私に投げたよね」
「そ…それは……」
「かがみ?」
「あ、あっはは! 私そろそろバイトに行かなきゃ! また明日!」
「バイト!?」

 私は全速力でその場から逃げる。さようなら私の初恋……。
 あぁ〜、明日からどんな顔して会えば良いのよ〜!!

178 :こなたんゲットだぜ :2008/02/08(金) 12:22:59.37 ID:bXd9ScSO
>>177





「……ここは」
「あ、目を覚ましたよ」
「大丈夫ですか? かがみさん」

 保健室? 何で……。

「お姉ちゃん、廊下で倒れてたんだよ? 覚えてないの?」
「廊下で……? はっ」

 あの時……、頭に何か落ちて来て……。ということは、あのマスターボールを見つけた辺りから全部夢!? うあぁ、我ながらなんて変な夢を見てしまったんだ……。

「も〜、心配かけないでよかがみ〜ん」
「こ、こなた!?」
「え? そうだけど……」

 私は咄嗟に顔を下に向ける。やばい、心臓の鼓動が早くなる……。

「え? どったのかがみ?」
「ひゃ!」

 いきなり覗き込まないでよ! 顔が近い……、あぁ〜夢で積極的だった私はどこ行ったのよ!? 恥ずかしくて顔がまともに見れないなんて!

「なんか、かがみが凄い萌えキャラになってるんだけど」

 ええい! 迷うな私! いつまでもうじうじしてるのは性に合わん! この雰囲気を逃したら次はないと思いなさい!!

「こなた!!」
「うを!? なに?」
「あの……ね……?」


 後は想像にお任せします^^


「私たち完全に空気だね、ゆきちゃん」
「良いんですよ、慣れてますから」


      完!!
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 12:25:12.14 ID:bXd9ScSO
オチが微妙かな……、書いてる途中アイデアが消えていくトラップに引っ掛かりました\(^o^)/
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 13:02:31.65 ID:2fp2XwAO
黙りなさいにわらたこれは流行る
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 16:52:13.86 ID:cEZy..60
>>179
GJ!
かがみんかわゆすwwww
やっぱかがこなはいいなあ
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 17:27:44.13 ID:xHZxtgc0
みさお「なぁ、あやや」
あやの「…え?…私?」
みさお「そうそう。あやのだからあやや。あやのあだ名ないじゃん?だから今考えた」
あやの「みさちゃん、舐めたらあかんぜよ?」
かがみ「…スケバン刑事かよ…ひゃ!?こなた!?」
こなた「かがみが\(=ω=.)/透けパン穿いてる〜♪」
…ざわざわ…ざわざわ…ざわ…ざわ…ざわ…ざわ…
かがみ「ちょ、なわけあるな!みんなこっちみんな!鼻血出すな!
    こなた!辺りにばらまくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 17:38:45.45 ID:TH50dI.o
>>182
つかさ「お姉ちゃん、学校で勝負パンツだなんて……」
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 19:02:09.94 ID:v3spslQ0
つかさ「お姉ちゃん、私、お姉ちゃんの事が、好きなの」
かがみ「ごめん、私にはこなたがいるから」
185 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:27:18.77 ID:cEZy..60
ザッザッザッ

みさおは小走りで元来た道を走っていた。

きっと、みんなも元いたところに戻ると思ったからだ。

みさお「この辺・・・だよなあ?」

足を止め、辺りを見渡す。

無我夢中で逃げてきたからよく覚えていない・・・。


───ッ!!!


みさお「血の・・・匂い?」

ビクンと顔を上げる。

みさお「こっちからだ・・・」

おそるおそる近づいてみる。

ちょっと開けた場所に出た。

そして見たモノは──────・・・・


2人の倒れた人間。


そのおぞましい血の量にみさおは絶句し、戦慄し、固まる。
しかし、そんな自分を奮いたたせ、首をぶんぶん振った。
そして改めて目からの情報を脳みそで吟味した。
186 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:28:26.71 ID:cEZy..60
みさお「ひ・・らぎ・・?」

震える声で言葉を紡ぐ。

自分の親友が、倒れている。

何故・・・?
何で、こんなことになってんだよ?

頭が混乱してきた。
でも、今は思考を停止させた。

みさお「ひいらぎっ!!!」

叫んで、かがみの元にひざまずく。

かがみは反応するどころかピクリともしない。

そして、制服が血で染まっている。

みさお「おいっ!起きろ!!」

自分の目に涙が溜まっていると気づいた。

みさお「起きろってヴぁ!!そんなとこで寝るんじゃねぇっ!!おいっ!ひいらぎ!」

涙が下の草で生い茂る地面に落ちた。

視界がゆがむ。

みさお「・・・おい・・」

嘘・・だろ?
おい、嘘だよなぁ・・・?
こんなことって・・・・・・・・・・・・・

みさお「ぐぅっ・・ヴぅ・・・・」

我慢しても嗚咽が漏れる。

みさお「ぉいっ・・・起きてくれよ・・っ・・なあ・・・」

かがみの体を揺さぶる。

しかし、反応はない。
187 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:29:49.54 ID:cEZy..60
「日下部先輩っ!!」


突然後ろから自分を呼ぶ声。

振り返る。

みさお「ゆ、ゆたか?」

ゆたかがこちらに駆けて来る。

ゆたか「良かった・・・無事だったんd・・・」

多少息を荒げながらみさおの近くまでやって来たが、途中で言葉が途切れる。

その目線の先はかがみである。

ゆたか「!!?? ぅ・・・え!?ひ、柊・・先輩!?」

何が起こったか分からずパニック状態に陥った。

ゆたか「ど、どうゆう・・ことですか・・!?」

みさおは無反応で、かがみを見つめなおした。
目からはとどめなく涙が溢れ、虚しく草地に落ち続けた。

みさお「んでだよお・・・・」

体が小刻みに震える。

みさお「何で・・柊がこんな目にあわなきゃいけねぇんだよ・・・アイツが何したって言うんだよ?・・・」

目をぎゅっと瞑り、感情を必死にこらえている。

みさお「ううっ・・・うううっ・・ぁあああっ・・・」

更に勢い良く涙が溢れる。
188 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:30:37.49 ID:cEZy..60
そんなみさおを見て、ゆたかもひざまずいた。

そして、かがみにフッと触れる。

ゆたか「・・あたたかい。まだそんなに経ってないですよ」

そう言うなり、リュックから救急箱を取り出した。

みさお「!? た、助かるのか!?」

今のゆたかの発言を聞いて、驚いたようにゆたかに詰め寄る。

ゆたか「わ、分かりません・・・」

そう言うと、かがみのセーラー服をまくしあげた。

ゆたか「あっ・・・」

みさお「どした!?」

ゆたか「傷は深いですけど、急所じゃないです。今から止血すれば・・・」

みさお「助かるのか!?」

みさおが心を弾ませてゆたかに聞いた。

ゆたか「いゃ・・・それは・・・・」

自信なげにゆたかが答えた。

みさお「おいっ!!柊っ!!聞こえるか!?私だ!みさおだよ!!」

先ほどより強く体をゆする。

ゆたか「あっ!!先輩・・・あんま強くゆすると出血が・・・」

ゆたかが言い終わらないうちに・・・



かがみ「・・ぅっ・・」



かがみの口が開いた。
189 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:31:30.46 ID:cEZy..60
みさお「───ッ!!!!」

かがみ「うっ・・・ぁ・・」

目を半開きにして、みさおの顔を捕らえる。

かがみ「く・・さかべ・・?」

みさお「ひ、柊いっ・・!!柊ぃーっ!!!」

また目から涙を流しながらかがみに抱きついた。

かがみ「ちょっ、あんたどこ触ってんのよっ・・・痛っ・・・!」

かがみから力が抜け、痛みに顔を歪めた。

みさお「あっ・・ごめんっ・・・」

みさおはパッとかがみから素早く離れた。

ゆたかはそんなやりとりに苦笑しながらも、かがみの治療を始めた。

みさお「にしても良かったぜ、死んでると思ったぁ・・。」

安堵してため息を漏らす。

かがみ「勝手に[ピーーー]なよ。・・・でも、不覚だった・・・」

ゆたか「何があったんですか?」

かがみ「いや、みゆきが・・・・」

言いかけたとき、かがみがガバッと勢いよく起き上がった。

かがみ「そういえばみゆきはどこ!?」

ゆたか「あっ、先輩落ち着いて・・・今はいませんよ。ほら、横になって・・・血がまだ止まってません。」

慌てたように、ゆたかがかがみに言い聞かせる。
かがみは少し落ち着いたが、横にはならなかった。
190 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:32:16.68 ID:cEZy..60
みさお「・・・あ、そういえばあの人は・・・」

かがみから視線をはずし、あきらを見る。
かがみもみさおの視線の先を見る。

かがみ「あぁ・・・あっ・・・」

震えとともに目頭があつくなった。

みさおは立ち上がってあきらの方に寄った。
その、暗く沈んだ目を見て、思わず目が見開く。
その目を見た途端、死んでいるとすぐ解釈した。

みさお「誰が・・・誰が・・・・やったんだよ・・・これ・・・」

震えが来る。

おぞましいほどの血の量、そしてその悲しい目───・・・

かがみ「みゆきが───・・・やったのよ」

言いづらそうにかがみが言う。

かがみ「しかも・・・話している途中で・・嬉しそうに微笑んでいる途中で───」

あの笑顔を思い出してまた涙が流れる。
ゆたかとみさおも顔を俯かせる。

かがみ「私が・・ちゃんと気を配ってれば・・うぅっ・・うわああああああああっ」

頭をぶんぶん振った。

かがみ「それで・・私・・もう、わけわかんなくなって・・・」

溢れる涙が草地に音もなく落ちる。

かがみ「気づいたら・・・撃たれてた。そんときのことは何も覚えてない・・・」

体が震えていた。
191 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:33:09.30 ID:cEZy..60
みさお「目の前で友達が撃たれたら誰だって冷静でいられるハズがねえよ」

フイにみさおが言った。

みさお「冷静でいられるやつがいたら、そいつは心がねえってことだ」

かがみ「日下部・・・・」

みさお「柊・・・」

一瞬見つめあう2人。

ゆたか「あ、あのぅ・・・」

ゆたかが口を挟んだ。

ゆたか「峰岸先輩とは逢ってませんか?」

かがみ「ぁ、峰岸なら・・・さっき私と居たんだけど、私が逃げろって言って・・・」

ゆたか「どちらに行きました?」

かがみ「あっちよ。───・・でも、何で?」

かがみが一箇所を指指し、疑問を浮かべた顔でゆたかを見る。

ゆたか「お姉ちゃんと約束したんです・・・みんなを海に集めてくれって」

みさお「海?」

ゆたか「ヘリコプターを呼ぶって言ってました」

かがみ「ふうん、アイツにしてはいい考えじゃない。あれ?でもどうやって呼ぶのよ」

ゆたか「・・・・・えっと」

言葉に詰まるゆたかに、かがみが青ざめる。

かがみ「やっぱりあいつ・・・・1人で、ゲームを止めに・・・?」
192 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:33:36.60 ID:cEZy..60
呼ぶ方法は1つ。

本部から本州に連絡することだ。

ケイタイは繋がらない。

つまり、ゲームを止めるということだ。

それしか方法はない。

こなたは・・・1人でそれをするつもり?

昨日の朝、ゲームが始まる前のことを思い出す。

先生の後ろにいた兵。

あんな奴らと1人で戦うつもり?
193 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:34:12.29 ID:cEZy..60
かがみ「そんなっ・・・ダメよ!そんなの!殺されちゃうじゃない、相手は複数なのよ!?」

ゆたかに叫ぶ。

ゆたか「わ、分かってますよ・・」

俯いたまま、震える声。

ゆたか「お姉ちゃんはきっと・・・私たちに迷惑をかけたくないんですよ・・・だから・・・」

目に涙を浮かべてかがみを見る。



確かに。

アイツはそういう奴だ───。

いつもアニメやゲームのことばかり考えているけど

ああ見えて、友情を重んじて、気遣いがうまい奴だ。

私が元気がないときとかはからかって元気づけようとしてくれる。

でも、相手の弱い部分は絶対に茶化さない。

そんな優しいやつなのだ。
194 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:35:01.35 ID:cEZy..60
みさお「私・・・行く」

みさおが突如声を出した。

みさお「ここまで来て死ぬなんて、絶対ダメだ」

その力強い瞳にかがみも頷く。
怖い だとか 痛いだなんて言ってる場合じゃない。
アイツだけは・・・アイツだけは助けたい。
あきらに目を少しやって決意する。

こなただけは・・・私が絶対守る・・・
こんなことは絶対・・・繰り返しちゃいけない!!

かがみ「ゆたかちゃんは、峰岸を探して海に行って」

ゆたか「───エッ」

いきなり言われてぽかんとする。

ゆたか「えっ、みんなが行くんなら私も行きますよ!」

かがみ「でも・・・」

ゆたか「ゲームをとめたいって気持ちは同じです!」

真剣な眼差しにとまどうかがみ。

みさお「ダメだ。ゆたか、おまえはあやのを探すんだ」

ゆたか「何で?何でいつも私はダメなんですかっ!?」

みさお「・・・・・。」

ゆたか「私だって先輩たちと一緒ですよ!ゲームを止めたいんです!!」
195 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/08(金) 19:35:33.67 ID:cEZy..60
必死に訴えるゆたかを見てみさおも真剣になる。

みさお「だから、止めるんだよ。あやのを探して海に行くこと。それもゲームを止めることを手伝うことだろ?」

ゆたか「手伝い・・・?」

みさお「そ!ゲームは、みんなで協力しないと止まらないんだ。私たちが何がなんでもヘリコプターを呼ぶ。
そしたらおまえはみんなを連れてヘリに乗ればいい。今、まだ生きてる人はいるはずだ。
1人でも多く見つけて、1人でも多くの命を救う。それがおまえの使命だ!」

かがみ「そうね。本部の連中は何するか分からないから・・・」

ゆたか「・・・は、はい。分かりました」

みさおの言葉にゆたかはこっくりと頷いて、立ち上がった。

続いてかがみも立ち上がった。

みさお「柊、大丈夫か?」

かがみ「うん、今んとこは・・・ちょっとクラクラくるけど・・・」

みさお「大丈夫じゃねーじゃん」

かがみ「大丈夫だって。それにこんな一大事にそんな弱気でいちゃだめでしょ」

ゆたか「それじゃ・・・先輩」

1人と2人が向き合う。

その目に宿るは覚悟の光。

ゆたか「絶対、また生きて逢いましょう」

そんなゆたかの言葉に2人は笑顔で頷く。

かがみ「うん、絶対ね!」

その言葉を聞いてゆたかもつられて笑顔になる。

そしてあやのが行った方へと歩を進めた。

それを一時見て、ゆたかを見送ったあと、2人は顔を見合わせる。

かがみ「大丈夫?心の準備は」

みさお「おぅ!」

そして2人は最終決戦の場へ───・・・
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 19:38:06.73 ID:cEZy..60
コンクール中だというのに空気読まずに投下><

よーやく本部に突入です
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 19:44:43.34 ID:bXd9ScSO
>>180
流行るかなww

>>181
良いですよね、なんか安定してるっていうか
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 19:46:24.29 ID:Wlvl7CY0
さーていいところで終わった大作の新着だ
今から読ませてもらう
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 19:50:28.27 ID:bXd9ScSO
>>196
後で読ませていただきます><
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 20:11:08.82 ID:bXd9ScSO
>>196
GJ!!
かがみ生きてて良かった。・゚・(ノд`)・゚・。

つーか久しぶりに[ピーーー]を見たww
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 22:07:04.56 ID:xHZxtgc0
かがみ「知ってる?こなた」
こなた「何?」
かがみ「今度児童ポルノ法が改案されるかもしれないの。
    でね、漫画、アニメ、ゲーム、2次元も対象にしようって流れらしいわよ
    2次元も規制って、あんた達涙目ねwww」
こなた「ああ、でもそれって、801にも当てはまるんだよね?かがみんも涙目www」
かがみ「ちょ、私は、…って、嘘!?」
みゆき「(…かがみさんて…)」
つかさ「(…うん。うちに沢山あるよ?801同人誌…)」
みゆき「(…そうですか…)」
つかさ「(…うん…)」   
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/08(金) 23:04:19.35 ID:bXd9ScSO
児童ポルノってよくわからないけど、高校生でも身体が小学生並のこなたはアウトってことですね^^

かがみ「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!」
警察「君、その画像は!?」

かがみ「こなたは高校生よ! 私と同い年!」
警察「無理ー☆ そんな嘘は通じないタイーホ!!」


こなた「なんか救われたんだけど……なにこの屈辱感」
ゆたか「子供じゃないもん!!」
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 00:27:26.37 ID:b9J2A6AO
ある日、こなたが児童ポルノなゲームをしているところを目撃した、ゆい姉さん。

「ど、どうすればいいんだ」
204 : ◆99/tzfnSzY [sage]:2008/02/09(土) 00:40:19.36 ID:BYyyiJwo
オタクのみなさんは大変ですね^^;
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 03:29:43.72 ID:wRSkiIDO
半年ぶりに来てみたらこっちに移ったんだね。
人増えてうれしいかぎりだ
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 03:34:17.65 ID:b9J2A6AO
あやの「みさちゃん、どうしよう私……。昨日ね……、ふられちゃった」

みさお「気にするなよ、アヴァヴァヴァヴァヴァヴァ……」

あやの「……」

みさお「ほら、笑えよ。アヴァヴァヴァヴァヴァヴァ」

あやの「実はね、最近気になってたの。ずっと前から気のせいだと思ってたけど、本当はそうじゃないみたい。私、みさちゃんの事が好き!」

みさお「ヴァ!?」



誰かこの続きをよろしく
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 04:35:35.44 ID:aPhYEkDO
>>206承ってみます。挫折したらスマソ
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 11:09:02.11 ID:1ScE0sAO
アニメ版が終わったのっていつだったっけ?
ふと今最終回を思い出して寂しくなった…
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 11:17:55.47 ID:ULXzHoDO
こなた「ねぇシャア専用携帯みたく私たちらき☆すたキャラの携帯とかでないかな?」
かがみ「ふむ、おもしろそうね」
ひより「各機種に専属のキャラがあなたの携帯LIFEをサポートしますってなるんでしょうかね?」
こなた「おぉひよりんナイスアイデア、かがみん携帯なんかあんまり怒らせると勝手にロックかかったりしてwwんで『つっ次は気を付けなさいよね』とか言って‥あーツンデレかがみん携帯萌え」
ひより「いいっスねぇ」
かがみ「2人して私の携帯で変な妄想すなっ!こなたの携帯はオタク専用機って感じになりそうね、最初から入ってる音楽とか全部アニソンみたいに」
ひより「んで泉先輩の卓上充電機はチョココロネ型っスね」
こなた「あーいいねそれ、そうするとかがみんのはポッキー型だよね」
かがみ「どんなだよっ、ひよりちゃんの携帯って私イメージわかないんだけど」
ひより「え?私っスか?……えと…」
こなた「ひよりん、私にはわかるよ、うん」
ひより「あ、いやぁお恥ずかしい」
かがみ「なによっ!私にはわかんないんだけどっ」

らき☆すた携帯
L900iシリーズデビュー

なんてね
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 11:28:04.99 ID:3lxYLISO
>>209
チョココロネ型充電器欲しいww
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 11:57:36.64 ID:fDu7Ycw0
>>208
10月の終りじゃなかったな
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 12:10:26.73 ID:50tpZ8ko
L900iシリーズってことは半島製か…
じゃ、イラネ

L = LG電子
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 12:43:06.62 ID:WM28Y0oo
L900iシリーズだと確かにLG電子製になるから
○900iLシリーズならばらき☆すた携帯になるかな……
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 12:45:42.14 ID:1ScE0sAO
900iって5年以上前じゃねーかww
つまり全員小学ry
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 13:45:38.52 ID:50tpZ8ko
>>213
残念ながら
末尾Lは無線LAN対応端末って意味らしいです。
Wikiより
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 13:54:31.00 ID:PP8O5tE0
かがみ「アホッ毛ツール!」
つかさ「何やってんのお姉ちゃん」
かがみ「バレン・タインデー・チョコ」
つかさ「ヘ○・アンド・○○ン!?」
かがみ「コナ・コナ・タン・ダイ・スキー」
つかさ「チョコ作るぐらいでそんなに気合入れなくても・・・」
かがみ「スキィィィィィダァァァァァァァ」
みゆき「アレは伝説の技バレン・タインデー・チョコ!」
つかさ「ゆきちゃん何時から居たの?」
みゆき「気にしないでください

     バレン・タインデー・チョコとは
     己の欲望と愛情をアホッ毛ツールに集中させ
     チョコを作る技。」
かがみ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
つかさ「なんかチョコが飛んでいってるんだけど・・・」
みゆき「己の愛に不用とみなされたチョコ達ですね。」

  ──1時間後───
かがみ「ハァハァ・・・出来た・・・
     1 0 分 の 1 こ な た ん チ ョ コ!!!」
つかさ「・・・・お姉ちゃん・・・・・」
かがみ「これでこなたは私の物フフフフフ」

その後こなたがどうなったか言うまでもない・・・

つかさ「ところでゆきちゃん
     アホッ毛ツールて何?」
みゆき「それはですねフフフフフ」
217 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 13:59:52.45 ID:aPhYEkDO
最近、こなたの様子が変な感じがする。
あ、いや、最初っからこなたは変なんだけどね? って、失礼か……。
なんというか、話し掛けても、うわの空なことが多いし、瞳もどこか哀しげで……。
出会ってすぐの頃は、そんな姿は見たことがなかった。

……そう、出会った頃だ。
強いていうなら今のこなたは、出会った頃のこなたに戻ったよう――



〈snapshot 〜幻影〜〉



『つかさを助けてくれたっていうのはあなたね?』
『あ、うん。えっと……』
『柊かがみ。つかさの姉よ。あなたは?』
『私は……泉、こなた』

それが、こなたと初めての会話だった。
つかさを外国人から助けてくれた人。だから、お礼しなくちゃって思って。
こなたは終始、私から視線を逸らしていた。そういえば、初めての相手との会話は苦手だと言ってたっけ。

『え、かがみってフル○タ知ってたんだ』
『まあ、ラノベとか読んでるしね』
『私はテレビでしか見たことないや。活字って苦手だから……』

それから少しずつ打ち解けてきた。共通点が見つかって話に花が咲いたり、宿題を『うっかり』忘れたから見せてあげたり。
後者が『うっかり』じゃないと知るのはもっと後の話だったけど。
218 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:01:44.63 ID:aPhYEkDO
>>217

今のこなたは出会った頃に、どこか似ている。私と目を合わせようとしないし、どこかよそよそしくて――




「ゴホッ……こなた、帰ったの……?」
「うん。お大事にって」

少し前に比べてだいぶ体調が良くなった。まだ咳は出るけど。
でも、気になるのはやっぱりこなたのこと……。

「最近のこなた、なんかおかしいわよね」
「……そうだよね。どうしちゃったのかな……」

頭を垂れてシュンとなる我が妹。本当に心配性なんだから……。

「私が寝てる時、何かあった?」
「う、うん。帰るって言う前に、お姉ちゃんを見て悔しそうにしてた」

……え……?
私を……見て……?

「唇を噛み締めて、拳を強く握ってて……お姉ちゃん、何かしたの……?」

そんなこと言われても……わかるわけないじゃない。
私は普段通り、こなたと接している。別に相談してきたこなたを突き放したとか、してないわ。

「……直接、こなたに聞くしかないわね」
「でも……話してくれるかな?」
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 14:03:09.36 ID:.19Bwyw0
支援!
220 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:03:25.87 ID:aPhYEkDO
>>218

「そう弱気にならなくても大丈夫よ。私がなんとかするから」
「……うん、わかった」

笑顔でそう言うと、つかさは立ち上がって部屋を出た。
ポカリは飲み終わったし、多分飲み物を持ってこようとしているんだと思う。
こういう気配りがつかさらしい。……まだ持ってきたわけじゃないけど。

「うーん……」

私、こなたに何かしたかしら……?
しないとあんな態度にならないわよね。だとしたら、何が原因なのかしら……?

「お姉ちゃん、飲み物持ってきたよー」

お、やっぱりつかさは飲み物を探してくれてたんだ。

「ありがと。見たことない容器だけど、中身は?」
「バルサミコ酢〜♪」
「………」

……こういう奇行が目立つのも最近のつかさだ。
テレビでやってたのを見て、ハマってしまったらしい。まったく、影響されやすいんだから……





「ゲマズ?」

翌日。体調も良くなったために普通に学校に行くことができた。
とは言ってもまだ本調子ではなく、さっさと帰って寝たかった。
だというのに、こいつは……
221 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:04:27.50 ID:aPhYEkDO
>>220

「そう弱気にならなくても大丈夫よ。私がなんとかするから」
「……うん、わかった」

笑顔でそう言うと、つかさは立ち上がって部屋を出た。
ポカリは飲み終わったし、多分飲み物を持ってこようとしているんだと思う。
こういう気配りがつかさらしい。……まだ持ってきたわけじゃないけど。

「うーん……」

私、こなたに何かしたかしら……?
しないとあんな態度にならないわよね。だとしたら、何が原因なのかしら……?

「お姉ちゃん、飲み物持ってきたよー」

お、やっぱりつかさは飲み物を探してくれてたんだ。

「ありがと。見たことない容器だけど、中身は?」
「バルサミコ酢〜♪」
「………」

……こういう奇行が目立つのも最近のつかさだ。
テレビでやってたのを見て、ハマってしまったらしい。まったく、影響されやすいんだから……





「ゲマズ?」

翌日。体調も良くなったために普通に学校に行くことができた。
とは言ってもまだ本調子ではなく、さっさと帰って寝たかった。
だというのに、こいつは……
222 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:07:36.08 ID:aPhYEkDO
>>221

「お願い、かがみん! 即決で欲しいグッズがあるんだけど、私一人じゃポイントに届きそうになくて!」

手を合わせながら私に懇願してくるこなた。
その瞳は、やはり哀しげな色を宿したまま。
それに……目的はポイントではないような気がして。

「仕方がないわね」
「あーん、だからかがみ大好きだよー♪」

……やっぱり、いつものこなたじゃない。
いつものこなたならこういう場合、ふざけて抱きついてくるのに。
やっぱり、私がなにかしたんだろうか……





かつて一度だけ見たことがある。こなたが、心から笑っている顔を。


『こなた、なんか悩みでもあるの?』
『え?』
『あ、いや、間違ってたらごめんね? でも、いつもよりテンション高い気がしてさ』

何気なく語り掛けた言葉だった。
周りは気付いてなかったみたいだけど、私にはその変化が手に取るようにわかった。

『前の学校でさ、悩んでることを周りに気付かれないためにわざとテンションをあげてる子がいたからね? こなたもそうなのかなって』
『……実は……その通りなんだよね……』
『え……?』

その時こなたは、おじさんと大喧嘩して、どうすればいいのかわからないでいたらしい。まあ、後から聞いた話なんだけど。
223 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:08:57.94 ID:aPhYEkDO
>>222

『誰かと喧嘩でもしたの? だったら、こなたにも悪いところがあるわよ』
『私にも?』
『ええ。売り言葉に買い言葉っていう具合に、心にもないこととか言ったんじゃない?』
『う、うん……』
『頭に血が上ったからそうなったんでしょ? だから、キレたこなたも悪い』
『……すごいね、かがみ……私のことはお見通しって感じで……』
『って、ホントに喧嘩だったんかい』
『……うん、そうだよね。私、今日帰ったら謝る! かがみ、ありがと!』

それまで私達が見ていた「泉こなた」という人物が幻影だということを、こなたの笑顔を見て気付いた。
私達に迷惑を掛けないように、全てを自分自身の力で解決しようとして。

考えてみればこなたは小さい時からお母さんがいない。だから、誰かを失うことが怖いんだと思う。
ワガママを言うことで、皆が自分から離れていかないか、不安だったんだろう。
私の言動が、行動が、こなたを不安にさせてるなら、早く原因を聞かなくちゃいけない。



私はもう一度、こなたのあの笑顔が見たい。私の心のフィルムが、こなたの哀しげな顔で埋め尽くされてしまう前に――




「……で、その時ゆーちゃんが……」

ゲマズから出た私達は会話しながら町を歩いていた。ちなみにポイントは本当だったらしい。
今日の話の主導権を握っているのはこなた。これはとても珍しいことだ。
やはり、こなたはなにかを隠している。必要以上に高いテンションがその根拠だ。

「いやー、やっぱりゆーちゃんはみゆきさんとコンビを組んだ方が」
「こなた」

私は立ち止まり、真剣な顔でこなたを見る。そのこなたは、途中で話を止められたことに戸惑っている様子だった。

「あんた、やっぱりなにか隠してるでしょ」
「な、なにが?」
「いつも会話はこっちから振ってるのに、今日は逆転してた。こなたは悩みとかある時、いつもよりテンションがあがるって、前に経験したからね」

はっとした顔で自分の口に手を当てる。
そして直後に、シュンとした顔で視線を下げた。
224 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:12:03.58 ID:aPhYEkDO
>>223

「……やっぱりかがみには隠せない、か」
「結構長く一緒にいるしね。あんただって私のこと見てるじゃない。昨日とか」

視線を上げ、私の目を真っすぐに見つめてきた。
いつもよりも、哀しみの色を濃くして。

「……でも、これは私の問題だから。私自身で、解決しなくちゃいけないから……」

……そっか。なら、私達が口出しする権利はないわ。
だけど。

「少しくらい、私達に相談してもいいのよ? 私達は」

――その時、私の心臓が大きく脈打った。
私の中のなにかが警告している。『この先の言葉を言ってはいけない』と。

「……かがみん?」

その言葉で、私は我に返った。
と同時に私が言おうとしてた言葉が物凄く恥ずかしいことだと思い直し、後ろを向いた。
多分、顔が赤くなっているのだろう、その顔を見せたくなくて。
225 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/09(土) 14:14:00.18 ID:aPhYEkDO
>>224

「じっ、自分で考えなさいよ。結構恥ずかしいんだからねっ」

そう言った時、後ろから小さく「わかってる」と聞こえた気がした。







――私達は、親友でしょ?――







あの時、なぜその言葉を言わなかったのか、今でも理解できない。

ただ、不安だった。こなたに知られるのを恐れていた。

それが何を示しているかはわからないけど、これだけは言える。

いつか、その言葉を言わなくて良かったと、思える日がくるって――
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 14:16:13.40 ID:aPhYEkDO
>>225かつて書いたこな×かが百合話の続きです。後で自分でまとめますので。ちなみに続きます。
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 14:19:02.99 ID:.19Bwyw0
>>226
GJ!待ってたぜ
やっぱ百合いいな><

まとめ乙
次回もwktkしてるww
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 15:35:18.37 ID:1ScE0sAO
最初だけチラっと読んだが名作の予感
後でPC起動したら読ませていただきます
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 17:47:51.79 ID:3dPN04U0
かがみ「もう6時…、そろそろおやつの時間ね」
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 17:58:23.65 ID:3lxYLISO
みゆき「かがみさん?おやつは3時ですよ?」
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:07:37.05 ID:Fw1j/e.0
つかさ「お姉ちゃんのおやつの時間は、15分間隔なんだよ」
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:10:19.49 ID:3lxYLISO
こなた「じゃあさ〜授業中はどうしてるの〜食べてたら怒られるよ?」
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:14:43.53 ID:Fw1j/e.0
かがみ「黙りなさい」
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:24:25.62 ID:oC7DxxE0
こなた「次にかがみは『ブチ[ピーーー]わよ・・・アンタら・・・』と言う!」
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:32:41.30 ID:WNsz..SO
>>226
GJ!!これは良い百合www

次回もwktk!!
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:46:16.15 ID:3lxYLISO
かがみ「ねぇお父さん」
ただお「なんだい?かがみ」
かがみ「私達趣向は合わないけど確かな事があるわよね?」
ただお「そうだね」
かがみ・ただお「男女の交際は認められないことだ(よ)!」
こなた・そうじろう「ひぃぃ(泣)」
かがみ・ただお「さぁこなた(そうじろう)愛し合うわよ(ぞ)」
こなた・そうじろう「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(逃走)」
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:47:24.32 ID:3dPN04U0
かがみ『「ブチのめすわよ…あんたら…」?』
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 18:48:45.77 ID:dxpLJFco
>>236
泉家と柊家の溝は深い…w
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 19:10:42.70 ID:BYyyiJwo
そうじろう「ただおさん、ご職業の割に随分鍛えてますね」
ただお「いざということがあるからね。うちは女の子ばっかりだし」
そうじろう「うーん、私も鍛えた方がいいかな」
ただお「括約筋とかをですか?」
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 19:11:34.15 ID:Fw1j/e.0
>>239
オイww
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 19:11:49.25 ID:BYyyiJwo
そうじろう「そうですねー活躍筋鍛えたいですね」
ただお「うほwwwwww」
そうじろう「うちも女の子ばっかりだし」
ただお「!?」
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 19:22:07.43 ID:ZLEPXsgo
括約筋=やおい穴の筋肉
活躍筋=運動に使う筋肉
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 19:43:57.04 ID:WNsz..SO
ハルヒ戸惑やってんだが、らきすたネタが出てきてわろたww
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 19:44:36.53 ID:.19Bwyw0
ハルヒ戸惑い、買おうと思って結局買ってない…
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 19:46:48.88 ID:Fw1j/e.0
どんなネタだったの?
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 19:48:54.21 ID:q05cweI0
「まったく、うちの人ったらアブノーマルなんだから・・・」
「あら、柊さんとこの・・・」
「あ、高翌良さんの奥さん。こんにちは」
「お久し振りですねぇ」
「えぇ、ホント。ホントに・・・」
「ふふ・・・。そう、お久し振りなんですし・・・ねぇ?」
「で、でも・・・まだ昼間ですし・・・」
「でも私、奥様と会ってこのまま帰ったんじゃ今夜は眠れそうにないんですよ。それに」
「そ、それに?」
「奥様は平気なんですの?」
「ぅ・・・」
「それとも、私のことなんて・・・」
「ま、まさか。それどころか、私、もう・・・」
「それじゃ・・・決まりですね?」
「は、はい・・・。でも・・・」
「ふふふ。勿論優しくしますよ。何しろ、久し振りですし・・・ね?」
(あ・・・濡れてきちゃったかも・・・)
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 19:52:00.20 ID:Fw1j/e.0
柊家はもう四面楚歌か
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 19:54:18.74 ID:WNsz..SO
>>245
長門が薦める本なんだが、メインキャラ四人の苗字が出てきて色々説明してたww
泉、柊、柊妹、高翌良
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 20:15:46.31 ID:Fw1j/e.0
>>248
長門の趣味が分からんが、かなり興味深いな
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 20:42:34.73 ID:WNsz..SO
>>249
ネタだからこれ以上出てこないだろうけどね。
気になるなら買うべし!
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:06:43.27 ID:dxpLJFco
「日下部みさお」だけのキャラソンが来月出るんやね。
背景コンビは解消か?w
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:09:52.08 ID:aPhYEkDO
>>251同日に白石みのるのキャラソンも……
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:15:50.72 ID:WNsz..SO
VAVAとWAWAの対決だな

みさおが勝つと予想(売上が)
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:23:23.66 ID:dxpLJFco
>>252
マジデスカw
まあ、みさおのは買うけど白石のはいらないなぁw
同日に茅原さんの新曲も出るし。
来月上旬にはPS2のOPテーマソングも出るし…お金が飛んでいく…。
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:27:34.35 ID:avD1gIs0
>>251
あやの「あ、もしもし、ランティスさんですか?あ、あの、日下部みさおの単独CDの
    件についてなんですけど…え、あ、私はみさおの姉で、みさえと申します。
    …はい。あ、用件はですね、CDのリリースのキャンセルをお願い致したく
    …ええ。その、家庭内の事情と申しますか、大変申し訳ないのですが…はい。
    それは充分理解しています。…すいません。…はい。…えっ!?良いんですか?
    …あ、はい…はい。それでは、よろしくお願いします」ガチャ…
こうですか><  
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:29:36.31 ID:dxpLJFco
>>255
あやの酷いww
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:32:54.21 ID:WNsz..SO
>>255
ひっでぇwwwwww
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:33:12.21 ID:.19Bwyw0
どうせ出すんならあやのも出してくれないと・・・
なんか、こう・・・モヤモヤすんな・・・

まあ、出ても多分買わないんだけどなww
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 21:41:54.91 ID:Je8oZtko
あやの「あ、もしもし、ランティスさんですか?あ、あの、日下部みさおの単独CDの
    件についてなんですけど…え、あ、私はみさおの義姉で、あやのと申します。
    …はい。あ、用件はですね、CDのリリースのキャンセルをお願い致したく
    …ええ。その、家庭内の事情と申しますか、大変申し訳ないのですが…はい。
    それは充分理解しています。…すいません。…はい。…えっ!?良いんですか?
    …あ、はい…はい。それでは、よろしくお願いします」ガチャ…
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:45:16.54 ID:Fw1j/e.0
>>259
あやの、とうとう結婚したか
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:51:53.09 ID:dxpLJFco
>>259
ランティス「ああ、あやのさんですか。以前はどうも。そうですかぁ、家庭の事情じゃ仕方ありませんね。
       それじゃあ発売中止ということで」

ガチャ…。

ピポパ…。

ランティス「あ、営業さんですか?みさおさんのCD発売中止になりましたんで、そのあとに予定していた
       あやのさんの単独CDも中止になります。ええ、残念ですけど。それでは」
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 21:53:32.75 ID:Je8oZtko
今回の教訓

人を呪わば穴二つ
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:55:27.45 ID:dxpLJFco
>>262
うまい締めだw
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:55:28.05 ID:VUjapOg0
みさお「…(なんで…)orz」
あやの「…(私まで…)orz」
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 21:57:24.99 ID:h7tQsGs0
>>255
本気でコンビ解消w
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 22:02:06.78 ID:ZLEPXsgo
>>264

穴二つ……前と、後ろっすか…………



……いかーーん!自重しろ、自重しろ私ーーっ!!
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 22:02:15.07 ID:WNsz..SO
ランティスがラティアスに見えてしまた
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 22:04:08.33 ID:BYyyiJwo
俺はサイコマンティスに・・・
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 22:09:43.90 ID:e7PO6kI0
かがみ「こちらスネーク、こなたの家に潜入したわ(ry」
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 22:11:04.67 ID:WNsz..SO
>>268
ランティス→サイコマンティス

『ンティス』しか合ってねえwww
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 22:17:42.86 ID:WNsz..SO
サイコマンティス「君は同性……特に自分より小さい子が好きなようだな」

かがみ「性欲を持て余す」
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 22:17:44.19 ID:dxpLJFco
>>266
穴二つ……。

きよたか→そうじろう←ただお

の順でいいのかな……w
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 22:39:44.54 ID:Je8oZtko
>>266,>>272
お前ら…
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 22:44:37.11 ID:ULXzHoDO
らき☆すたって女の子キャラばかりかと思ったけれど結構うほっなんだね
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 22:51:47.92 ID:Je8oZtko
うほっにしてるのは二次創作の方々だけどな
原作、アニメじゃ

ただお…原作じゃ名前不明
みのる…アニメオリキャラ(5巻であきら様の口から名前だけは出てるが…)
きよたか…名前のみの存在
まともな男キャラってそうじろうだけ
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 22:56:57.39 ID:HDD7FM60
何なんだよこの流れwwwwwwww
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 23:10:39.49 ID:.19Bwyw0
誰か流れ変えろwwwwww
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/09(土) 23:27:20.79 ID:VB3ii8o0
なぜチョココロネが好きなのか・・・
かなたとそうじろうが「こなた」と命名した真実とは・・・
生まれる前から現在まで、泉こなたの生い立ちを毎号詳しい図解や本人からの生話を収録

創刊号はこなたんキーホルダーがついて560円

らきゴスティーニ☆
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 23:38:09.57 ID:ZLEPXsgo
>>278

『泉こなたFACT FILE』なら創刊号特別付録はバインダーだろ常考


あと、変な流れ作ってスマソorz
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/09(土) 23:44:50.98 ID:JxgaWEoo
 
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 00:05:09.45 ID:5A8QvMAO
地味に高いなww
これ系のバインダーってやたら大きくて邪魔なんだよねww
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 00:57:37.34 ID:6TvglKs0
やっとコンクール作品が書き終わりそうだ……。
よかっ……バタッ……
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 01:10:00.23 ID:boogI2Yo
>>282
タイムリミットまであと24時間切りました。
頑張って、ジャック・バウアー!
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 01:14:12.81 ID:5E0IY4w0
>>282
wktkww
がんがれww死ぬなよっ
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 01:32:47.22 ID:L262rUSO
>>282
最後の力を振り絞って頑張るんだww
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 01:43:54.32 ID:kiMn.UE0
>>282
頑張れGo Fight!!

場繋ぎ的なものが出来たので投下してもよろしいでしょうか?
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 01:52:09.83 ID:QffLbwAO
>>286
気にせず行きたまへ
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 02:12:58.10 ID:5E0IY4w0
>>286
おk。かむかむ。
289 :井戸端会議は続く。 〜製作したのは2ヶ月前 :2008/02/10(日) 02:25:17.19 ID:kiMn.UE0
「あ‥‥雪だ」
「ぇ、うそっ?!ホワイトクリスマス?!」
「やほーい、やったねかがみん!」
「今の関東地方でホワイトクリスマスはかなり珍しいことだと思いますよ。もしかしたらこの辺り一帯だけのものかもしれませんし、埼玉まで来て正解でした♪」
「はぁあ‥‥」
「‥‥どしたのかがみん、あまり嬉しそうじゃないね」
「いや、せっかくのクリスマスなのに私たちときたら‥‥」
「あ゛ぁ〜なるほどね‥‥」
「?? どういうことお姉ちゃん?」
「ま、まぁ楽しみ方は人それぞれだと思いますよ、かがみさん」
「つまりねつかさ、せっかくのホワイトクリスマスなのに私たちには全然彼氏とかいない訳じゃん?」
「あ‥‥なるほど、そういえば‥‥」
「何よ」
「お姉ちゃん達、最近やけに新しい服を買ったり身だしなみに気を使ってたりしてたけど、そういうことだったんだね」
「ははーん、なるほど。それで今日姉さん達元気なかったわけだ。いのり姉さんなんてファンデーションの塗り過ぎで雪積もってるのかと思っちゃったくらいだもんね。ふふふふふ…」
「‥‥すんごい厭らしい笑い方してるけどさ、かがみんにもそーいう出会いが無いってことを知ってると、途端に強がりを貼り付けたような虚しい笑いに聞こえてくるから不思議だよね」
「うるさい。あんたも一緒でしょうが」
「まぁそうだけどさ、少なくともかがみんよりは浮いた話があると思うよ」
「どーせオンライン関係でしょうが。そういうのは却下よ」
「んやんや、ホラ、私のバイト先ってお客の9割以上が男な訳じゃん?そうなると、当然声をかけられることもあるわけよ」
「はぁ?!小学生に声をかけるようなやつがいるのか?!」
「小学生って言うなあっ!これは棗流功氣煉法二十参によって普段の無駄な氣の消費を防ぐために身体操作によって大人の身体をあえて子供の姿にしておるだけじゃ!!ボンバヘッ!」
290 :井戸端会議は続く。 〜製作したのは2ヶ月前 :2008/02/10(日) 02:25:50.76 ID:kiMn.UE0
「いや意味がわかんないし。ていうか何で最後だけ語尾がおじいちゃん言葉なのよ。そんなことできるのは朝比奈さんところのみくるちゃんだけで十分だし」
「ぇ、あれって正確には子供に戻ってるわけじゃないでしょ。むしろそれ頼むならながもんの方が適任だと思うよ」
「そういえば、どっかのハルヒSSサイトで長門有希が子供に戻っててんやわんやするって話があったわね」
「まぁそんな感じだって。龍形気功鍛針功真伝、我王双龍炎烈掌!!」
「難しい漢字、わかんないよぉ・・・え、えっと、龍って、恐竜‥‥?がおー?」
「こらっ!」
「痛っ!こなちゃん、どうしたの?」
「どうしたやあらへん!人前で「がお」言うたからや!」
「どうでもいいけどアンタのネタはいちいちピンポイント過ぎんのよ。パロティなんてのは人に理解できて初めてウケる諸刃の剣なんだから、そこらへんちゃんと弁えときなさいよ」
「むぅ‥‥じゃあこれはどうだっ!!」
「えっと‥‥私、ですか?」
「君のこと〜空気〜みたい〜だと〜思ってた〜♪」
「‥‥こなた。さすがにそれは失礼極まりないわよ」
「えぇえ、切なくていい歌なのに‥‥アニソンじゃなくて普通の歌だしさ」
「いや分かってるけどさ、なんでみゆきの方向いて歌うわけ」
「私もスマキスビッチの曲は好きなんだよ〜。「奏」とか「全力少年」とか」
「さすがにそのボケは苦しいぞ。ていうかそろそろやめとかないとファンの人に殺されるわよ」
「でもそんなの関係ねぇ!」
「あぁー、小島もいつまで持つのかしらねぇ。あーいう一発系ネタは持って2年が限度でしょ。今の中学生に「ゲッツ!」とか言っても分かんないだろうし」
「何でだろ〜♪何でだろ〜♪」
「おぉつかさ、よく覚えてるじゃん」
「何で2ヶ月も投下するの忘れてたんだろ〜♪」
「「「‥‥‥」」」



井戸端会議は続く。
もうなんか色々とごめんなさい。てゆーか2ヶ月前の自分何考えてたんだろ誰か教えて\(^O^)/
わけわかめだった人ごめんなさい。次はパロネタじじゅうします。
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 02:54:19.01 ID:LLe1PIDO
なんというまとめの早さ…まとめ人乙
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 03:33:07.48 ID:awrQO2AO
井戸端会議と聞いて帰国しました
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 03:35:56.00 ID:QffLbwAO
>>290
うん、出来たらもう少し自重してほしいwwwwww
いつも面白いのにネタが理解出来ないと意味不明なままなんだぜ
とにかく乙
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 03:37:52.32 ID:6TvglKs0
できた……。
コンクール作品が……。
後は見直しを……、ウッ、グハッ!
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 04:37:48.79 ID:NcUplyM0
今の中学生でもゲッツぐらいわかるだろ・・・ドリフネタはわからんと思うが。
とかおもいつつ実はこなたは名探偵だったが変な薬を黒ずくめの男に飲まされて体が小さくなってしまったのではないのかと思いつつSSのののののののののお題をボッシュート
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 04:46:33.27 ID:CIU14Y.0
とりあえずこれ飲んで落ち着け
つジクロルボ酢
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 05:30:27.55 ID:/BWxOxMo
おかしいな?
コンクールSSの冒頭を書き始めたら、冒頭だけでひとつの短編になるほどの分量になってる
しかし冒頭が未だ終わらない。
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 05:49:13.94 ID:6TvglKs0
とうとう完成した。
http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/704.html
「らき☆すた殺人事件 〜終わらない斜面〜」

注意
・鬱
・あやのが怖い
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 05:57:27.87 ID:6TvglKs0
まとめに間違って投稿してしまったものがあるんですが、すみませんが削除してもらえますか?
あと、SSろだって使ってもいいですか?
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 05:59:37.33 ID:pmdWJ6DO
>>298さっきまとめサイトに来たとき、ちょうどあったので、読ませて頂きました。多分、最初の読者ですな。
 
一番最後が個人的に印象的でした。GJです。
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 06:03:16.68 ID:6TvglKs0
>>300
多分、一番最初ですね。
取りあえず、乙です。
書くべき情報が多いのと、あやののストーリーとでものすごく文章量が増えてしまった。

と、書きたいことだけ書いて、寝ます。
今まで寝てないのでww
おやすみなさい!
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 06:22:59.61 ID:pmdWJ6DO
>>301おやすみなさい。自分はさっき起きたんですがね。
 
展開が早すぎたのと自白が早いのが気になりましたが、短くするために削ったのですね。
自分は詰め込みすぎて短くできないのがネックだ…… 
これ見たおかげで「元祖」らき☆すた殺人事件を早く更新したくなった。構想はできてたけど、まったく手付かずだったからなぁ……
前作で終わらすつもりだったけど書いてくうちにネタが浮かんできて、次回予告まで書いたので放棄はできず。前作より完成度が低いものになるかも
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 06:43:50.77 ID:x7qfSgSO
>>290
井戸端会議久し振りだなww
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 06:58:50.98 ID:pmdWJ6DO
>>301そういえば、コンクール作品ですよね。今からまとめてきます
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 07:33:46.96 ID:x7qfSgSO
>>298
GJです!
こりゃ意外な展開。あやのがなんか、かっこよく見えるのは俺だけですね。
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 10:34:13.58 ID:boogI2Yo
>>299
作品、乙&GJ!です。

間違って作成したページは管理人さんじゃないと削除できないので、
管理人さんに連絡して削除してもらってください。
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 12:58:43.38 ID:kiMn.UE0
>>298
乙。あやのは何気に好きなんだぜ。あやののキャラソンが欲しいと思うのは俺だけでいい
性格上、かがみがそういうことするとすぐ表面に出てしまう気がするwwwwww
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 13:00:31.21 ID:5E0IY4w0
>>298
GJ!
自分が予想してた犯人と全然違くて!!ってかんじだぜ
ちょっとあやのが好きになったぜ><

>>302
こっちも楽しみにしてるぜww
309 :井戸端会議は続く。 〜正しい学級崩壊の起こし方 :2008/02/10(日) 13:20:54.68 ID:kiMn.UE0

「よっ、こなた」
「お〜かがみ、今日は早いねぇ」
「うん。ホームルーム中に桜庭先生が「今行くぞ!ふゆき!!」って教室飛び出して、結局戻ってこずに何だかんだで早く終わったのよ」
「お姉ちゃん、ふゆき‥‥ってだあれ?」
「あぁ、確か保健室の先生よ。一粒で痩せられる薬とか、時間を戻せる薬だとか、他にも色々怪しい薬を開発してるって噂になってるでしょ」
「そうだっけ・・・?でも男の先生にいっつも声かけられてモテモテだから、媚薬を作ってる‥‥っていうのは聞いたことあるよ」
「私は保健室の薬自体が中国産だって聞いたんだけど‥‥それってかなりヤバいよね?あの虫も殺さないような顔で裏社会に精通してるなんて考えたくも無いけど、それも新たな萌え要素と言えばそうなのかもしれないしね。
とにかく私が言いたいのは、チートいくない!ってことだけかな」
「相変わらず支離滅裂な説明ありがとう。てゆーかアンタ達の話を聞く限りではやっぱり天原先生の噂はデマとしか思えないわね」
「お前ら‥‥まだウチのクラスは授業中やねんけどなぁ?」
「まぁまぁセンセーいいじゃないですか。どーせチャイムは鳴ってるんですから。先生も早く帰りたいでしょ?」
「帰りとうても帰られへんのや・・・この話し合いに決着がつかん限りはなぁ」
「話し合い‥‥って、何のことなのよ?」
「あぁ、ウチのクラスで財布が盗まれたんだよね」
「で、犯人がいないか話し合い中───・・・っちゅうことやねんけど」
「うふふ、そうですね。小学生じゃありませんし、クラスによってホームルームの終了時間はバラバラだということが分からない年じゃありませんよね。うふふふふ」
「高翌良ぁー、落ち着けー?」
「うふふ。うふふ。私も今日は早く帰宅したいところなんです。久しぶりに親戚の兄が遊びに来るので色々と準備したいものもありますし。うふふふふ」
「み、みゆきさん?」
「うふふ。何ですか泉さん。何か心当たりでもおありですか?それとも自首でしょうか?うふふふふ」
「ゆきちゃん、怖い…」
「こりゃ相当キてるわね・・・」
「まぁまぁ、とりあえずかがみんも座りなって。私の隣、今日休みだからさ」
「いやそこみゆきの席だろ。幾らなんでもさすがにそれは失礼すぎるぞ」
「せやなぁ‥‥確かに泉の言うことも一理ある。こうして証拠もない状態でどうこう言っても時間の無駄やし、しゃあないことや。今日は解散にするかぁ。
・・・実を言うとな、センセも今日は早よ帰って9時からゆっくりとビール飲みながらデスノート見たいんや。この日の為に遅番も断ったことやし‥‥よし、解散や解散」
「先生、その理由はあんまりだと思います!!」
「細かいこと言うなや泉ー、お前やって今日はフルメタ見たいって言っとったやろー??」
310 :井戸端会議は続く。 〜正しい学級崩壊の起こし方 :2008/02/10(日) 13:21:16.82 ID:kiMn.UE0
「えぇっ?!今フルメタやってるんですか先生っ?!」
「おぉ、さすがかがみん食いつきがいいな」
「おぉやっとるでー。ただし深夜やけどな。一期は地上波初放映やそうや」
「先生も意外と詳しいんですね〜。もしかして小説とかも持ってたりとか?」
「んなもんあらへん。あんな文章ばっかり並んでるようなん読めるわけないやんけ〜なぁ泉」
「ですよね先生っ。GJ!」
「なんだ‥‥黒井先生もこなたと同じか」
「おい柊、こいつと一緒にすんなこいつと!それは失礼っちゅーもんやぞ!!」
「それどーゆう意味ですか先生!失礼なのはこっちの方ですっ!!」
「何やと泉っ!教師に向かって今の発言はどーゆうことやっ!!」
「‥‥ねぇゆきちゃん、話についていけてる?」
「正直さっぱりです。一つだけ断言できるとしたら‥‥もうこの場に留まる理由は全く存在しない、ということくらいですね。では皆さん、起立、礼」
「ちょっ、こら高翌良あっ!勝手に授業終わらすなぁっ!!」
「‥‥了承ならば先程先生が直々にされたじゃないですか。今の私には一分一秒とて時間を無駄に出来ない状態にあるんです。早く家に帰って兄のためにケーキを焼いたり色々としなければならないことが残ってるので。
それとも先生はまだ話し足りないんでしょうか?ならば私と一対一でお話をしましょう。ボディランゲージや拳で会話をする、という言葉もあるくらいですし。それでご不満ですか?」
「ひ、ひぃいいぃっ!!?」
「ご理解いただいて恐縮です。では」

「‥‥今日のゆきちゃん、どうしたのかなぁ?もの凄く機嫌悪かったよね。お昼に食べた餃子でも当たったのかなぁ」
「つかさは相変わらずのアホの子っぷりだねぇ。この状況でよくそういう発言が出来るよ‥‥さすがペンキ」
「意味が分からん。私は、あのみゆきがこの騒ぎになってる時にどうして平然と餃子なんかお弁当に入れてくるのかが理解出来ないんだけど。匂いも臭いだろうし」
「あぁ、何でも今日はお母さんが間違って入れちゃったらしいよ。某国産だったりしたらホントシャレにならないけど」
「うんうん、臭いよね〜。ニンニク系は納豆、キムチと並んでお弁当に入れたくないものベスト3に入るよね」
「臭いものには蓋をしろっていうけど、開けた時は地獄よね。一ヶ月くらい出すの忘れてたお弁当箱とか」
「えぇ〜、お姉ちゃんどんだけ〜」
「いやあんただろ。遠足の時に使った鞄の中に入れたまま鞄ごと放置してて、しかもちょうど6月のじめじめした時期だったから‥‥あぁもう言いたくない」
「かがみん、ご愁傷様」
「災難だったね、お姉ちゃん」
「いやあんたのせいだろっっ!!!」




井戸端会議は続く。
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 13:22:20.17 ID:kiMn.UE0
パロネタはそれなりに抑えたつもりです。でもパロなしじゃらき☆すたは成り立たない、みたいなイメージが自分の中に固まってて・・・orz

ちょっちらき☆すたゲーム版のパロも入ってます。分かる人にはわかるかも
久々に投下したにもかかわらず覚えてくれてる人が沢山いて、目からりんごジュース出そうになったのは秘密です><

>>295
すまん、自分もドリフは「八時だよ!全員集合!」くらいしか分からないんだorz
SSのお題・・・もうそのまま「こなた=実は黒ずくめの男達に薬を飲まされて小学生に(ry」でやっちゃえYO!!
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 13:59:19.45 ID:pmdWJ6DO
あ、そうだ!なんであのネタ忘れてたんだろ!?よし、早速下書きだ!
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 14:11:23.01 ID:awrQO2AO
>>311
やっぱり井戸端会議おもすれww
あのノリが好きなんだぜ


まぁつまり何が言いたいかというと升いくない
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 15:23:40.16 ID:QffLbwAO
>>311
思いっきり出オチしてる件w
ゲーム内であの二人結構危険なとこまでいってるよなww

ゲーム版のみゆきさんの怖さは異常。
ゲーム版のかがみんの暴力度は異常。
ゲーム版のつかさのアホ度は異常。
ゲーム版の黒井先生のウザさは異常。
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 16:22:25.45 ID:/BWxOxMo
コンクールの参加方法として、
うpロダにテキストあげてアドレス貼るのはあり?
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 16:33:57.17 ID:xvNFzdM0
ここに上げる、ないしまとめに入れとくとかできないん?
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 16:43:56.57 ID:e.C2/YEo
>>316
ぎりぎりになりそうでさ
期限に間に合わせるための小細工はやっぱ違反だよな
318 :第六回コンクール主催者 :2008/02/10(日) 16:59:22.35 ID:boogI2Yo
>>317
完成作品であれば、「☆SSろだ」で、かつ、UPタイムスタンプが期日内で、
スレにアドレスが張られた時間が期日内であればその作品もOKとします。
今回の事例は未完成とか分割で無いなら違反といえないと判断しました。
「☆SSろだ」に上げられたテキストはDL次第まとめますので。
その後スレにそのページのアドレスを転記します。

コンクール投稿時間も残りわずかとなりました。
作品が完成している方はなるべく早めの投下をお願いします。
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 17:05:48.48 ID:X/rxkVUo
>>318
回答に感謝します。
320 :第六回コンクール主催者 :2008/02/10(日) 17:06:09.95 ID:boogI2Yo
>>318
追記ですが、UPローダーにUPするとファイル名が変更されるので、
ファイル名をタイトルにしている場合、スレにアドレスを張る際に
タイトルを忘れないようにしてください。
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 17:07:01.94 ID:X/rxkVUo
なんで書き込むたびにID変わってんだろ
アパートの光だから断続的な接続切断でも起こってんのかな
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 17:07:38.28 ID:X/rxkVUo
>>320
了解です
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 17:33:52.29 ID:5E0IY4w0
そういえばもうすぐバレンタインなんだな
SSの季節がやってきたぜ><
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 20:24:38.95 ID:/XyvzQAO
コンクール最終日だって言うのに随分と静かだね
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 20:33:13.75 ID:5A8QvMAO
みんな最終日だって知らなかったりして
でも毎回ギリギリが多いからなぁ
早めに投下されたほうが好感持てるのに
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 20:46:44.63 ID:pmdWJ6DO
パー速だから……という可能性も捨てきれないと思うのは自分だけ?そうでなきゃいいけど……
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:11:20.74 ID:3twZPJI0
投下したいんだけど一つ質問。パー速って何行まで書けたっけ?
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:16:05.80 ID:boogI2Yo
>>327
50行まで書けますよ。
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:19:26.36 ID:3twZPJI0
>>328
ありがとう。

9時半頃から投下しますんで。
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 21:20:56.49 ID:ISIb9LAo
保守は任せろ
331 :『ゲレンデ恐怖症』0/4 :2008/02/10(日) 21:36:38.81 ID:3twZPJI0
コンクール投稿SS 『ゲレンデ恐怖症』投下します。

名無しの人物が3人ほど登場します。
セリフに名前はつけてないのでわかりにくいかも。
332 :『ゲレンデ恐怖症』1/4 :2008/02/10(日) 21:37:23.03 ID:3twZPJI0
揺さぶられる感覚でわたしは目を覚ました。

「ふぁ……あれ、着いたのか?」

「ええ。交代の時間になっても起きなかったから。そのまま運転してきたの」

「そうか。悪かったな」

ふゆきの誘いで久しぶりに二人で旅行に出かけた。いつもは公共の交通機関を使って移動するのだけど、今回はそんなに遠いところではないのでふゆきの家の車が移動手段。目的地はふゆきの家が経営している温泉旅館。モチロン無料での宿泊だ。
少し前に黒井先生も誘って三人で旅行に行った時は、このオールふゆき持ちのシステムに黒井先生はふゆきに頭が下がりっ放しだった。でも、このシステムがわたし達にとっての普通なのだ。周りから見れば黒井先生の反応こそが『普通』なんだろうけど。

「さてと」

寝ぼけた頭が勝手に再生していた過去の映像を停止させ、車から降りた。雪の積もった駐車場のすぐ近く。天原家経営の温泉旅館が見え――って……

「ちょっと待て。ふゆき、どういうことだ?」

「どういうこと、と言うと?」

「この『スノウリゾート・天原』ってのはなんだ? わたし達の目的地は温泉旅館だったハズだ」

「ええ、温泉もあるのよ。ここで間違いないわ」

――ハメられた。

完全に油断していた。以前あれだけ拒否したから流石にないと思ってたのに。何時にも増して『全部わたしに任せておいて』とか言ってたのも油断を誘う為か? もしかしたら、車でわたしが眠ってしまったのもふゆきが一服盛ったのかもしれない。

「……よし、さっさと鍵貰って部屋に入るか。寒いしな、早く温s――」

「あっ、鍵ならわたしが持ってるわ」

「……」

「じゃあ、さっそく行きましょうか」

「嫌……止めろ…頼むから鍵を貸してく――!」

「はいはい、行きましょー。あっちがスキー場の受付ロビーと更衣室よ。直接ゲレンデに行けるから」

普段の様子からは考えられないくらいの腕力でわたしを引きずっているふゆき。襟首を掴まれているから顔は見えないけど、満面の笑みを浮かべているに違いない。反面、わたしの気分はスキー場に近づくにつれてマイナス方向に進んでいく。歯がカチカチ鳴っているのは、たぶん寒さのせいだけではない。
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:37:45.26 ID:kiMn.UE0
了解。かむかむ
334 :『ゲレンデ恐怖症』2/4 :2008/02/10(日) 21:37:51.86 ID:3twZPJI0
初めてスキーに行ったのは学生時代、20代になって間もなかった頃。あんなに怖い思いをしたのは後にも先にもあの時だけだ。
あの一日は完全なトラウマとなってわたしに『ゲレンデ恐怖症』という他人が聞いたら「は?」と聞き返してきそうな恥ずかしい症状を植えつけた。


大学3年の時、わたしとふゆきを含めて5人1泊2日のスキー旅行。全額ふゆき負担ではなく全員がお金を出し合って全ての経費をケチりながらの典型的な学生旅行だった。
スキー初体験のわたしだったけど、初日にみっちり3時間程みんなに教え込まれて人並みレベルには滑れるようになった。
みんなに「へぇ、初めてなのにけっこう滑れるじゃん」と言われた時は嬉しかった。
事が起きたのは2日目。みんなはゲレンデの上級者コースに行こうと誘ってきた。スキー暦半日だったわたしは当然断ろうとしたけど、「案外大丈夫よ」と言うふゆきの言葉を信じてみんなについて行った。

そして、ふゆき以外の全員が病院に運ばれるという大惨事が起きた。

わたしが急な斜面のせいでスピードがつき過ぎバランスを崩したのが始まり。方向の修正が出来ない状態で柵に突っ込みそうになった。柵の向こうは殆ど壁と言っていい急斜面に生えた林。「もうダメだ」と思った瞬間に軽く何かにぶつかりなんとか方向を変えることが出来た。「助かった」と思い後ろを振り向くと急斜面を転がり落ちる友達が見えた。絶句し、後ろを見ながら滑っていたわたしに再び衝撃が走った。今度は一度目のような軽いものではなくわたしの体が浮くぐらいの強さだった。斜面を転がりリフトの柱にぶつかって止まったわたしが見たのはバランスを崩した所をぶつかられてもつれ合って転んだ二人の友達。そこで力尽き、フッと首の力を抜いて真上に視界が移った瞬間に見えたのはわたしの顔に降ってきた1枚のスキー板。それが顔に迫ってくる光景を最後にわたしは意識を失った。

結果として、転んだ二人は、それぞれ右足首の捻挫と肋骨にヒビ。柵の向こうに落ちていった友達は命に別状はなかったけど、意識不明の状態で右の手足を骨折と打撲が多数。わたしは左足の骨折と右肩の脱臼と額に裂傷、それと右頬にスキー板がかすった、絆創膏を張っておけば直るような切り傷。
みんな無事に退院したけれど、わたしは、ふゆき以外の3人との間に微妙な距離を置くようになった。


それ以来、わたしはゲレンデ恐怖症でテレビでスキーをやってるシーンを見るのもダメだし、一時期は少し急な下り坂を降りることも出来なかった。どうしても、あの時のことを思い出してしまうからだ。
その何年か後にふゆきにスキーに誘われた時は自分でも驚くくらいの拒否反応を示していた。

それが、なんで今さらふゆきはわたしをスキーに連れてきたのか? 理由はまったくわからない。わかっているのは過去を思い出している間にスキーウェアを着させられてストックとスキー板も持たされていたということだけ。

「さて、滑りに行きましょう。……ひかる、大丈夫?」

「……全然平気じゃない…やっぱり無理だよ……」

出入口に近くにあった鏡を見てみる。病人と疑うくらい青い顔をした自分がいた。

「……どうして連れてきたんだよ。もう二度とスキーなんかしたくないのに……」

「どうして? 前に来た時はあんなに楽しそうだったでしょう?」
335 :『ゲレンデ恐怖症』3/4 :2008/02/10(日) 21:38:16.29 ID:3twZPJI0
「ふゆきは見てただけだからだよ……わたしのせいであんな事になったんだ。それでまたスキーをしたいって思う奴なんていないよ」

「あれはどう考えてもわたし達のせいよ。あなたの責任じゃない」

そう言っているふゆきの目はわたしを慰めて言っている感じではなかった。ふゆきは本気で自分達の責任だと言っている。
それに比べてわたしは、全部自分の責任だったと思っているのだろうか? 心のどこかで、あの事件をみんなのせいだと思っているんじゃないだろうか?

「……でも、わたしがついていかなかったら……少なくともあの子が林に突っ込むことはなかった!」

「あなたがついてきたのは、わたしの言葉のせいでしょ?」

「!」

「わたしが悪いの。『案外大丈夫』なんて言ったわたしのせい。だから、そんなに自分を責めないで」

「でも……」

「もういいじゃない。ふゆきもそう言ってるんだからさ」

「えっ?」

後ろを振り返ると、そこには懐かしい顔があった。スキー場のスタッフのジャンパーを着ている彼女は、林に突っ込んでいったあの子だ。

「そうそう、誰も死ななかったし後遺症も残ってないし」

「まぁ、わたし達は軽症だったけど」

ロビーにあるソファから立ち上がったのも、懐かしい二人だった。

「な、なんで? なんでみんな……」

「わたしが呼んだの。ここで全部終わりにしましょうってね。ちなみに、見ての通り彼女はここのよ」

「わたし達もさ、あれ以来ちょっと気まずい感じだったじゃん? やっぱりこのままってのはねぇ」

「だから、ここでみんなで一回謝ってさ」

「そうそう、それでチャラね」

「……そんなのでいいのか? そんなので許して――」

「だ〜か〜ら! 誰もひかるを恨んでないの!」

「謝る理由はそんなのじゃないでしょう。全員が自分が悪いって思ってたんだから」

「ふゆき……」
336 :『ゲレンデ恐怖症』4/4 :2008/02/10(日) 21:39:31.59 ID:3twZPJI0
「自分一人で抱えてスイマセン! でいいんのよ。……そりゃ一番辛かったのはひかるだろうけど、わたし達だって辛かったんだから」

「……わかったよ」

きっと、みんな同じだったんだ。誰かのせいにする方が、自分一人のせいにするより辛いし後悔するって思ったから。
でも、こんな簡単な解決方法に誰も気が付かなかったとは。少しおかしな話だ。
旅費も同じ額を出し合って、部屋も5人で共有の学生旅行。『事故』であった以上、責任もそうするべきだった。

わたし達は輪になって同時に同じ言葉を言った。ただ一言『ごめんなさい』と。


それからわたし達はゲレンデに出ることにした。スキーをしに来たのだから当たり前だ。

ゲレンデへ向かう足は震えている。スキー板やストックを持つ手も震えているし、歯はカチカチなっている。

『ゲレンデ恐怖症』なんて存在しない。それはきっと寒いせいだ。そう思うことにした。

だからきっと滑っている内に収まるだろう。

だって、スキーは楽しいから。わたしはゲレンデへの扉を開けた。


ま、開けたって言っても自動ドアだったけどな。



337 :『ゲレンデ恐怖症』 :2008/02/10(日) 21:41:54.45 ID:3twZPJI0
終了です。

なんかVIPの時より投下しやすかったwwww

勢いで書いてしまったので表現がおかしいところがあるかもしれないけど、読んでもらえたら嬉しいです。

感想・批評がもらえたらなお嬉しい。
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:56:08.77 ID:boogI2Yo
>>337
乙&GJ!です。

ひかる先生とふゆき先生がメインで出てきたSSってもしかしてかなり貴重かも。
ひかる先生の漫画とは違った一面が書かれていて面白かったです。
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:59:43.13 ID:5E0IY4w0
>>337
乙!
これは珍しいwwwwww
セリフは特別わかりにくなかったぞ
とにかくGJ!
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 21:59:50.58 ID:3twZPJI0
感想どうも。

あと、まとめの人仕事が早くて助かる。乙です。
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 22:02:28.72 ID:kiMn.UE0
>>337
GJ!テンポもよくて話もまとまってるし、読みやすかたよーw
ただ一つ言わせてもらえるならば、

『そして、ふゆき以外の全員が病院に運ばれるという大惨事が起きた。』

以降の説明文が、間も置かず一気にダーッと来たので読みにくかった。25mを息継ぎせずに素潜りで泳いでた感じ。
ただでさえ過去話は見ていて退屈な部類に入るし、とりあえず行を開けるなりして一つ一つ丁寧に読ませて欲しかったと思いました。
話は好きです。すらっと読めて後味もよかった。自分もこんくらい後味のいい作品を書きたい。乙でした
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 22:03:51.17 ID:X/rxkVUo
コンクールSSの批評は投票期間中にやったほうがよくないか?
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 22:07:29.05 ID:boogI2Yo
>>342
そうですね。
簡単な感想は直後でもかまいませんが、詳細な批評は
投票期間中のほうが適切かもしれませんね。
まあ、どの辺まで詳細に…というのは各自の判断ということで。
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 22:13:40.31 ID:kiMn.UE0
>>342-343
おk。了解しました
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 22:21:53.23 ID:x7qfSgSO
>>337
GJです!
文章読みやすいし、話しも面白いし良かったです!上手いですね〜
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 22:53:12.45 ID:x7qfSgSO
風呂入ってるとき考えて書いた、バレンタインSSがようやく完成した。ちょっとしたネタのつもりだったのに何時間掛けてんだオレww
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 22:56:57.41 ID:5E0IY4w0
>>346
wktk
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:04:27.67 ID:5A8QvMAO
>>347より俺のほうがwktk
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:09:14.91 ID:x7qfSgSO
でも、投下はコンクールが終わってからの方が良いよね?
そんなわけで、すまないが明日にする
ホントごめんね><
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:12:36.08 ID:QffLbwAO
てゆーかまだ投下する予定の人いる??
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:18:13.08 ID:5A8QvMAO
>>349
こんなに
おまwwwwってフレーズを使いたくなったのは初めてだw
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 23:26:16.74 ID:1MrikyIo
>>350
ノシ
間に合わないこと確実ですが、あきらめてないぜ
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:28:36.38 ID:5E0IY4w0
>>349
おまwwww

これは明日まで全裸で待機せねば
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:30:48.95 ID:5A8QvMAO
頑張れ応援しておくよ!
間に合わないっていつごろ参加しようと考え始めたの?
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:46:51.71 ID:Vzf23kE0
よし、コンクール作品投下しちゃうぜ
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/10(日) 23:47:04.72 ID:1MrikyIo
>>354
別のSS描いてたら、ウィンタースポーツネタをさっき思いついてしまった
もうだめぽ
357 :らき☆すた関ヶ原冬の陣]1/4 :2008/02/10(日) 23:48:27.02 ID:Vzf23kE0
 ある日、珍しいことに関東地方に雪が積もった。
 山間部のみならず、都市部まで美しい純白に染め上げられた。クリスマスにでも降っていればなお良かった。
 近頃、地球温暖化という言葉が社会を賑わせているが、この光景を目の当たりにすると、果たして本当なのかと首をかしげたくなる。
 今朝はやけに冷えるなと目を覚まし、カーテンを開いて納得したり驚愕する人が大勢いた。
 岩崎家では愛犬のチェリーが文字通り、喜び庭駆け回っていたそうである。
 交通機関を麻痺させたり、雪かきに追われたりと、とにかく雪は厄介者扱いされることが多い。
 しかし、世の中には雪が降らなければ成り立たない商売もある。
 雪を売り物にしている観光産業、ウィンタースポーツ業界などだ。
 この積雪、まさに格好の掻き入れ時といえた。
358 :らき☆すた関ヶ原冬の陣2/4 :2008/02/10(日) 23:49:01.94 ID:Vzf23kE0
 ここは埼玉に存在する陵桜学園。雪が降ったとはいえ、それほど深刻ではなかったため休校にはならなかった。幸か不幸かは人それぞれである。
 今は昼食の時間。四人の生徒が机を寄せ合っている。
「私をスキーに連れてって〜」
 発言者は泉こなた。
「いきなり何を言い出すのよ、アンタは」
 かがみが切り返す。
「いやー、今朝の雪見てたら無性にスキー行きたくなっちゃって」
「まあ、気持ちは分かるけど」
「ところで泉さん」
 みゆきが会話に入り込んできた。
「さっきからどうして私の方を見てるんでしょうか?」
 少し困惑した表情を向けながら尋ねる。
「アンタまさか、みゆきにタカるつもり?」
 こなたが答えるより早く、かがみが問い詰める。日頃授業のノートをこなたに「貸している」かがみには、こなたがそう考えているとしか思えなかった。
「やだなー、タカるなんて人聞きの悪いこと言わないでよ。うまいことみゆきさんに連れてってもらえればいいなー、なんて思ってるだけだよ」
「それを世間ではタカるっていうのよ……」
「むー、かがみったら……つかさはどう? スキー行きたいよね?」
 こなたは多数派工作に出た。
「えっ、わ、私? えーと、えーと……」
 突然話を振られたつかさはひどく慌てた。ギャグ漫画なら目が点になっていたことだろう。
「うーん、行きたい……かなぁ?」
 五、六秒悩んだ末に答えた。
「つーかーさー」
 姉は見事にダシにされてしまった妹を軽くにらんだ。その目は、空気に流されやすいんだからと語っていた。
「あう……で、でもお姉ちゃんも行きたいでしょ?」
「……あのねえ、私ら一応受験生よ? 滑っ――」
 途中まで言いかけてかがみは自分の浅はかさを呪った。
 その場の気温が下がったのは、もちろん寒さのためではない。
 重たい空気が流れる。
「え、えーと、でしたらスキーではなく別のことはどうです?」
 みゆきが何とか場を盛り上げようと提案した。
「別のことって何? みゆきさん」
「そうですね、温泉はいかがですか? ちょうど日光に別荘がありまして」
「いいねー、あ、でもゆきちゃんの方はいいの?」
「私でしたらお構いなく。皆さんと楽しく過ごせたら私もうれしいので。あと、雪遊びも出来そうですね」
「それじゃ今度みんなで一緒に行こうか。ね、かがみ?」
「まあ、みんなが言うなら……」
 つかさに負けず劣らず空気に流されやすいかがみであった。
359 :らき☆すた関ヶ原冬の陣3/4 :2008/02/10(日) 23:49:33.54 ID:Vzf23kE0
 当日がやってきた。
 四人のはずが大幅に人数が増えて、高翌良家の別荘には十人もの人間が押しかけた。
 三年生からは、みさおとあやの。
 一年生からは、ゆたか、みなみ、ひより、パティ。
 先日行なわれた文化祭でチアダンスの出し物をやったメンバーである。
 これだけ人数が増えても余裕があるというのだから大したものだ。
 荷物を各人の部屋に置くと一同は居間に集合した。
「温泉にはまだ早いしどうする?」
 と、かがみ。
「せっかく雪も積もってるし、やっぱ雪遊びとかしてーよなっ」
 みさおが応じる。
「雪遊びだったらさ、雪合戦とかどう?」
 こなたが案を出す。
「雪合戦か……何だか懐かしいわね」
 かがみは相槌を打った。
 結局その場の流れで雪合戦をすることに決定した。問題はゆたかはどうするかだった。
「私もやろうかなぁ」
 誰もが息を呑んだ。
「ゆたか、ほんとに大丈夫……?」
 みなみは心底ゆたかを心配していた。以前、体育の授業でドッジボールをした時、敵味方に分かれてしまったことがあった。その時はゆたかが外野にまわることで、ゆたかが狙われることはなかったが……。
「大丈夫だよ、みなみちゃん。絶対に無理しないから」
「ゆたか……」
 かくして雪合戦に参加する人数は十人、つまり全員となった。
360 :らき☆すた関ヶ原冬の陣4/4 :2008/02/10(日) 23:52:50.33 ID:Vzf23kE0
「あ、そうだ。普通にやったんじゃつまんないから、負けたチームは罰ゲームで何か面白いことやってね」
 何やらこなたが不吉なことを言いながらくじを十本つくった。うち五本の先端を黒マジックで塗られている。
「せーの」
 一斉にくじが各自の手に握られた。それぞれの先端部分に目をやる。
 徐々に高まる鼓動。
(んっふっふ、このメンバーか)
(あら? 勝たせてもらうわよ、つかさ)
(ふぇ? そんなぁ……お姉ちゃ〜ん)
(ど、どうしましょう……)
(へっへへー、もらったぜ!)
(みさちゃん、表情に出すぎ……)
(み、みなみちゃん……)
(そんな、ゆたかが……)
(こ、これはロミオとジュリエットーッ!?)
(オー、衝撃の展開デース)
 あまりに戦力差がありすぎた。
 日光という場所に合わせて東軍と西軍に分けると次のようになる。

東軍
泉こなた
柊かがみ
日下部みさお
岩崎みなみ
パトリシア・マーティン

西軍
高翌良みゆき
柊つかさ
峰岸あやの
小早川ゆたか
田村ひより

 明らかに西軍に不利である。
 勝敗は火を見るより明らかかと思われたが、ところがその夜辱めを受けることになるのは、意外にも東軍のメンバーであったのだから世の中とは分からないものである。
 西軍の戦術は、ゆたかとつかさを敢えて最前線に配置し、東軍に心理的な圧力をかけ、その隙に東軍の主力を集中攻撃するというものであった。
 何ともあっけない幕切れにこなたは思わず叫んだ。
「これでいいのかーっ!」
 そうしているうちにも、ネタを考えなくてはならないこなたと東軍のメンバーたち。人を呪わば穴二つという格言をこなたはその身をもって理解したのであった――。
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:54:40.25 ID:Vzf23kE0
というわけで投下したぜ
前回のリベンジが果たせたらいいな
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:58:03.53 ID:5E0IY4w0
>>361
乙!
西軍頭良すぎwwwwワラタwwww
ギリギリだがGJだぜ><
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/10(日) 23:59:41.26 ID:boogI2Yo
>>361
乙&GJ!です。

歴史物と掛け合わせるとはなかなか…。
面白かったです。
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 00:00:21.83 ID:GO6OJPMo
〆切オワタ
365 :第六回コンクール主催者 :2008/02/11(月) 00:00:36.73 ID:/YuT9NAo
ただ今をもって投稿期間を終了致します。
作品を投稿して下さった作者の方々、本当にありがとうございました。

投票所は本日21時前後に設置する予定です。
設置後改めてスレおよび避難所にて連絡致します。
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 00:06:28.41 ID:Vvf7pj60
ところで自分で投下して、ようやく「高翌良」の意味に気づいたよwwww
どうなってんだかな
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 00:22:41.84 ID:4V0sZNM0
コンクール作品ってまとめに載ってからでも締め切りまで時間があったら手直ししていいの?
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 00:23:37.55 ID:h9Lb5f20
>>367
前回のコンクールではそんなことをしてた人も何人かいた
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 00:26:41.39 ID:kPcExXUo
>>357
ぐじょっす。

時に、「掻き入れ時」ではなくて「書き入れ時」らしいです。
(お客を)掻き入れる、というイメージがあるけど、(帳簿に取引の記録を)書き入れる、という意味なんだそうで。


俺もずっと前者だと思ってた。
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 00:27:53.58 ID:4V0sZNM0
>>368
そうなのか、まとめられたらそこまでかと思ってた
今回は参加できなかったけど次回こそは参加したい・・・
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 00:31:16.84 ID:FpQJ2sDO
ごめ、高翌良直し忘れてたorz
修正乙
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 01:14:54.84 ID:GO6OJPMo
20バイト越えてもまだコンクールSS書き上がらない罠ww
悔しいぜ……次回こそは。
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 01:22:08.61 ID:Vvf7pj60
>>369
な、何だってーっ!
国語辞典調べながら書いてたのに気づかなかった……
イメージって怖いなww

親切なアドバイス感謝するぜ
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 03:39:07.99 ID:qmJqPcDO
今回のコンクール作品は感動系・悲劇系・ほのぼの系が見事に二つずつだ。
snowy day' tragedy書いてる途中で『悲劇とか書くの自分だけだろうな』って自虐ってたのに。
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 04:21:41.05 ID:GO6OJPMo
コンクールSSいまごろでキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 04:56:03.61 ID:GO6OJPMo
ということで間に合いませんでしたが、”ウインタースポーツ”を題材にしたSS投下します
377 :雪色の輝きの中に 1/11 [sage]:2008/02/11(月) 04:58:27.82 ID:GO6OJPMo
 ある日の土曜日、冬の晴れた朝のことだった。窓の外を見つめながらゆたかたちは感嘆の息をついている。雪が降り積もり、風景は一面の銀化粧。
 彼女たちの住む地域は比較的雪が少ない。真っ白な世界を目にすることはめったにない体験だった。
「積もったねえ」
 ゆたかの右隣に、こなた。単純にこの風景を珍しがっているだけの声だった。
 降雪そのものにはあまり興味を持たない様子で、外出の予定が無くてよかったよと笑う。
「積もったなあ」
 ゆたかの左隣に、そうじろう。喜びの色を含んだ声だった。
 降雪をうれしがっている様子で雪合戦、雪だるま、何をして遊ぼうかと笑う。
「わたしはやんないよ? 寒いしめんどくさい」
「なんだこなた、こんな機会めったにないのに」
「わたしも、遊びたいな〜…」
 寒い日に外に出たくないのは同感だったけれど、しかしこの雪はすごく魅力的だともゆたかは思う。
「ゆーちゃんもそう思うよなあ」
「いやー、おとうさんがいつまでも少年の心を忘れないのはけっこうだけどさ、わたしはこんな寒い日こそひきこもりたいよ……」
「……我が娘ながら夢がないなぁ」
 淡泊なこなたに、ゆたかとそうじろうは苦笑を漏らす。
「じゃあゆーちゃん、あとでおじさんとふたりで……」
 「あ、はい」と返事を返して、「でも、やっぱりお姉ちゃんも一緒がいいな」とゆたかは続けた。
「雪だるまひとつつくるくらいは……、だめ?」
 むぅ、とこなたは顔をしかめる。ゆーちゃんに頼まれちゃ断れない。
「あ……、ご、ごめんねお姉ちゃん」
 そんなこなたに、ゆたかは謝らずにおれなかった。
 こなたが自分を気にかけてくれていることは、ゆたか自身、自覚している。それはとてもうれしい反面、たとえ自分からの頼みごとであっても、イヤであればつっぱねるくらい気兼ねなく振る舞ってほしいという抵抗が心の片隅にちらつくことがあった。
 そのたびに、いつもゆたかは思う。ここまでかわいがってもらっておいて不満を感じるなんて、わたしはこんなに浅ましい人間だったんだろうか。
「いやいやいやいや、おやすいご用だよ」
 ゆたかを気づかう、強い否定でこなたが笑う。自己嫌悪もあいまって、ゆたかの表情は彼女自身が思う以上に沈んでいた。
「それにおとうさんとふたりきりで外に出したら犯罪が発生するかもしれないし」
 それを意識してか、こなたはちらりとそうじろうに視線を向けて、場をちゃかす。
「おいおい」
「あはは……」
 娘は父にほんとうに遠慮がない。そんな仲の良い父娘のやりとりは、傍から見ているゆたかの気分をいつも和ませてくれる。
 なんだか、いいなあ、と思うのだ。
 幼少の頃から、身体の弱いゆたかには、身内の誰もが甘かった。そしてゆたかのほうも、気づかってくれるひとたちへ、感謝と、そして申し訳なさを以て接することが日常だった。
 だから、この父娘のような垣根の無いふるまいに、なんの引け目をもたない普通のやりとりに、顔がほころぶ。

 それはコンプレックスというほど強いものではない、とゆたかは思う。
 こんな弱い身体だからこそ、人並み以上に周囲に優しくされてもらってきた。ゆいお姉ちゃんのように、わたしの身体に関係なくわたしを愛してくれているひとだっている。
 だからゆたかは、いまの自分自身に、じゅうぶん満足している。だからゆたかは、自分に言い聞かせる。
 いいな、と思いはするけれども、あこがれとか、うらやむとかの感情は、ぜったいにないはずなんだ。

 父娘をみつめながらそんなことを考えているとこなたと目があった。ん? と首をかしげる彼女に、ゆたかはなんでもないと首を振った。

 ―――自分がそんなことを感じるような心根を持ってるだなんて、認めたくはなかった。
378 :雪色の輝きの中に 2/11 [sage]:2008/02/11(月) 04:59:59.56 ID:GO6OJPMo
 玄関で楽しそうに靴をはくゆたかとそうじろうに、こなたが続く。こなたも、一度外に出ることを承諾してしまえば外出への抵抗はさっぱりと消えていた。
 外に出るて積雪を間近にすれば、ほう、とまた三人の口からため息が漏れる。
「ようし、さっそく雪だるまつくろうか」
「はいっ」
 そうじろうの朗らかな声に、ゆたかが明るく応える。こなたはひとり無反応ではあったけれど、こなたにも異議はない。彼女らしい、いつもののんきな笑顔を崩さないことで肯定を示す。
「ところで雪だるま作るのはいいんだけどさ、ひとり一体ずつ作るの?」
「ああ、それはちょっと疲れるかな。どうするかなぁ」
「あ、わたしのことなら気にしなくてもだいじょうぶですよ」
 思案するそうじろうにゆたかは言う。疲れる、というのは明らかに自分を気づかっての言葉だった。こういうときばかりは楽しい気分に水を差してしまう自分の身体が恨めしい。
「わたしはちっちゃいのを作ってますから、ふたりで大きいのを作ってください。見てるだけでも、わたしは楽しいです」
 ふたりの雰囲気の中に身を置くだけで、それだけでゆたかは楽しい。見ているだけでも楽しいというのは、まったくの本音だった。
「うーん……」
 しかしそうじろうは渋る。ひとりだけを疎外した形になってしまうのはやはり抵抗がある。
「三人いるんだから西洋風の作ればいいんじゃん? 球を三つ重ねたヤツ」
「あ、そうか」
 こなたからの助け船に、ぽんと手を打つ。なにも球がふたつじゃないとダメなわけではない。簡単なことだったとそうじろうがうなずく。「じゃあそれでいこうか?」とゆたかを見た。ゆたかはうなずいた。これもまた、自分のために発案された解決策。もちろん、異を唱える理由などどこにもないことだった。
 
「……意外に、疲れるねコレ」
 すねの高さにまで大きくなった雪玉を押しながらこなたがつぶやく。もとは小さく握った雪のかたまり。コロコロ容易く転がすことができたはずのそれは、既に重くて抵抗のあるものになっていた。
 腰を曲げた体勢で力を入れれば、腰と背中が痛くなり、手袋をしているとはいえ雪に直接さわれば当然手は冷たくなる。
 ゆたかのほうをみれば、彼女の雪玉も自分と同じくらいの大きさになっている。自分と同様、雪玉を押すことがかなりの重労働になっているようだった。
 それでも、ゆたかの表情につらそうな色はみじんもない。白い息を乱しているけれど、頬は身体を動かした熱で赤くなっているけれど、しかし手におさまる程度の雪玉を自分の力だけでこんなに大きくできたという、喜びの色だけがそこにある。
「ゆーちゃん、それくらいでいいんじゃない?」
 あまり大きく作りすぎても、雪玉を重ねることが困難になる。
「……あ、そうだね、つい夢中になっちゃった」
 えへへ、と照れ笑いをするゆたかをみて、こなたはこころのなかでだけ、うむ、と首肯する。こういうのも悪くないじゃん?
 童心に帰れる雪だるまは、子供でなくてもおもしろい。―――いや、ゆたかには、雪の寒空の下で身体を動かすことなど許されてはいなかったのではないだろうか。
 ゆたかが父娘の遠慮のないやりとりを見て和むのと同じように、こなたにとっては彼女の純真な笑顔が顔をほころばせるものだった。それはこなただけではなく、自分の身の回りにいる友人たちもそうだし、なにより彼女の友人であるみなみたちが、いちばん感じていることだろう。
 せっかく雪が降ったんだから、とこなたは思う。なにか、楽しいことをしたい。ゆたかが、楽しくなるようなことをしてあげたい―――
379 :雪色の輝きの中に 3/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:00:50.21 ID:GO6OJPMo
 ほどほどに大きさを抑えた雪玉は、三つともちゃんと重ねることができた。三つも重なれば、それはゆたかやこなたの背丈を追い越してしまう。
 大きいのを作ることができたという達成感に、ゆたかのこころは浮き立っていた。運動直後の熱を持った身体とあいまって、これからももっとはしゃぎまわりたい気分ですらある。
「あー、久しぶりにずいぶん身体を動かしたなぁ」
「そだね、無事完成したわけだし、そろそろ戻ろっか」
 こなたとそうじろうが、そんなゆたかのこころにブレーキをかける。ゆたかも素直にうなずいた。まだまだはしゃぐことができそうだ、なんていうのはただの錯覚だと自覚していたから。
 落ち着いてみれば、自分の身体はひどく重い。手足に力が入らないほど、疲れている。
「ゆーちゃん、だいじょうぶ?」
「うん、だいじょうぶ。冷えないうちに、戻ろうよ。……きゃっ」
 言いながら踏み出した一歩は、しかし雪に足をとられて転んでしまった。両手を地面につく。
「わっと、だいじょうぶ? ゆーちゃん」
「う、うん、ごめんね、だいじょうぶ。雪つもってるから、全然痛くはないよ」
 助け起こすこなたに、そう応じた。
「痛くない……? そっか。うん、それだ……、それなら……」
「お姉ちゃん……?」
 自分の言葉の、なにが引っかかったのだろうとこなたをみつめる。こなたも、ゆたかをじっとみつめる。しかしこなたが自分をみつめる理由がゆたかにはさっぱりわからない。自分が無理をしているんじゃないかという気づかいならばわかるのだけれど、いまのこなたは明らかにそうではなかった。
「いや、なんでもない、さっさともどろう?」
「う、うん……」
 考え込む様子を解いたこなたに促されるまま、ゆたかは玄関をまたいだ。
 ゆたかの後ろで、ふむ、ふむ、と一歩一歩考え込むように、こなたは雪を踏みしめていた。雪の感触を、確かめているようだった。

 広場に、10人の影。
「こんなカタチでこのメンバーが集まるなんて思いもしませんでしタ」
 パティが居並ぶ面々を眺めて言う。それはいつかの文化祭、自分の呼びかけがきっかけで集まったチアのメンバーたちだった。
 今回のみんなの衣装はチアガール姿ではなく、上下のウインドブレーカーである。
「ほんとになあ」
 みさおがうなずく。部活をしていたこともあって、外で運動することになんら抵抗が無い自分はともかく、他はこんなところに縁があるような面子ではない。
 みさお以外にも、みゆきやみなみなど、運動神経に優れている者はいるけれど、好きこのんで外に運動に繰り出すタイプではなかった。
 雪に覆われた広場を見渡せば、一面真っ白。普段はサッカーやキャッチボール、あるいは動物の散歩などで賑わいをみせているこの広場も、現在は自分たち以外の人影はない。だれかが雪合戦でもしに来そうなものだけれど、雪玉を投げるだけなら道ばたでもできる。今の時代、大勢でわざわざ広場まで出向いてくるというのがむしろ珍しいのかもしれない。
「さて、さっそくチーム分けしよっか」
 声の主に、視線を移す。声を発したのは、今回、このメンバーを集めた当人であるこなただった。


 サッカーをしよう。電話口で唐突に放たれたのはそのひとことだった。
「なに言ってんのアンタ」
「いや、だから明日遊ぼうよってこと」
 はぁ、とかがみはため息をついた。こなたの思考について行けないのはいつものことではあり、自分はすっかり慣れてはいるけれど。いい加減そっちも、ついてこれないわたしに慣れてくれとかがみは思う。
「今度はなんのマンガの影響? いきなり言われてもついていけないって」
 順序を正してちゃんとわかるように言い直せと聞き返す。
「んー、マンガは関係ないよ、今回は。せっかく雪が降ったんだから遊びたいって思うのは当然でしょ」
「……なんでサッカーなわけ?」
 サッカーをするなど、女子である自分たちにはほとんど馴染みのないことだ。だから、こなたの言動がなおさら脈絡無いものに感じる。
「わたしも単なる思いつきで言ってるわけじゃないよ。ちゃんと考えて、これだって思ったんだから」
 こなたが言う。ぶーたれる、という表現がぴったりな声色だった。
「ん……、わかった、ちゃんと聞くわよ」
 その声を受けて、かがみが居住まいを正した。かがみが聞く姿勢を変えてくれたことで、こなたもまた一呼吸。説明のために、言うべきことを整理する。
 語り始めた。かがみの耳に、こなたの第一声が届く。さっき、ゆーちゃんと雪だるまつくったんだけど―――
 かがみは、眉をひそめた。
380 :雪色の輝きの中に 4/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:01:38.10 ID:GO6OJPMo
 五人ずつ、チームをふたつに分けた。

 ・こなた、あやの、パティ、ひより、みなみ
 ・つかさ、かがみ、みゆき、みさお、ゆたか

「こなちゃんだけ、別れちゃったね」
 つかさは困ったように苦笑した。
「そだね、まあ、敵がつかさたちだからこそ気兼ねなく思いっきりやれるっていうのもあるし、いいんじゃない?」
「そうですね、気兼ねなく、思いっきり」
 こなたの言葉に、みゆきも同意する。ともだちだからこそ、親しい友人に対してこそ、敵意無く、遠慮無く振る舞うことができる。
「そ、そうだよね、遊びなんだから」
 そんなふたりの様子に、つかさも肯定を示した。遊びだからこそ、敵側に親友がいてくれた方が気兼ねがない。
 そう、このメンバーなら、思いっきり振る舞うことができれば、それだけで楽しくなるはずだ。

「敵に回ったからには容赦しないぞ、あやのー」
「うーん、みんなの足を引っ張ることにならねければいいんだけど、お手柔らかにね、みさちゃん。」
 みさおとあやのもまた、敵味方に分かれたことへのこだわりは、こなたたちと同様にない。

「あー……」
 しかしそんな彼女たちとは逆に、ゆたかは頼りなく声をこぼした。みなみちゃんとも田村さんとも別れちゃったな。―――こなたお姉ちゃんとも。
「ゆたか」
 沈んだ表情のゆたかに、みなみが声をかける。
「みなみちゃん、どうしよう〜」
 正直、こなた、みなみ、ひよりの三人ともが自分と同チームにならなかったのは、ゆたかにとっては頼る当てが外れた気分だった。
「……敵がわたしたちだからこそ、いっぱい、楽しんでほしい」
 そんなゆたかに、思いがけないひとことがみなみから送られる。ゆたかの目は点になった。
「え?」
 みなみは答えず、ゆたかの疑問の視線を振り払うように、自分の陣地へときびすを返した。
「え? え?」
 わけがわからず、ひよりに助けを求めても、
「そうそう、どんなチーム分けだろうと関係ないと思うよ」
 回答にならない回答を突き出されてしまう。
「じゃ、お手柔らかにね〜」
 ひよりもまた、自分の陣地へ戻っていく。ゆたかは、ふたりの言葉の意味を咀嚼しきれず、黙って立ちつくすしかなかった。


 そんな彼女らをみながら、かがみはこなたに耳に口を寄せる。ささやき声で、問いかけた。
「いいの? ゆたかちゃんと別チームで」
「んー、とくにこだわることじゃないよ。別に敵でも味方でも、あまり変わらないんじゃないかな」
 むしろ敵のほうがやりやすいかも、とこなたは言う。
「そう? なら、いいんだけど……」
「フォローは頼むよ」
「まあ、気にかけるくらいは当然するけどさ……」
 フォローとはいってもなあ、と、かがみはゆたかにちらりと視線を送りながら首をかしげた。
381 :雪色の輝きの中に 5/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:02:39.86 ID:GO6OJPMo

「ゆーちゃん、すっごく楽しそうだったんだよね、雪遊び」
「うん、想像できるわ。なんていうか、童心に帰る遊びはゆたかちゃんに似合うわね」
「でしょ、だから頼りにされてるお姉さんとしては、もっと楽しいことしてあげたいって思うわけよ」
「そりゃわかるけど、なんでサッカーなのよ、雪合戦じゃダメなの?」
「ゆーちゃんがそもそも他人に雪玉ぶつけられる性格じゃないからさ、雪合戦は却下なんだ」
 なるほど、とかがみはうなずく。ちゃんと考えている、というのはまんざらでまかせでもないらしい。
「サッカーなら集団で遊べる上に、パスとか、ある程度のチームプレイができるから、ゆーちゃんを助けることも簡単。
 身体能力のハンデも、雪の上ならそんなに大きなものじゃなくなる。わたしとしてはそんな風に考えたんだ」
「……おどろいた、ほんとに考えてサッカー選んだのね」
「そゆこと、どう?」
「わかったわよ……、協力するわ。ゆたかちゃんのためにね」
「おーけい、じゃ、みさきちたちに声かけておいてよ、他の人はわたしが声かけるから」
「わかった、……ゆたかちゃんのため、っていうのは教えた方がいいのかしら?」
「……変にゆーちゃんを意識しないで振る舞えるんならいいと思うけどー……」
「だったら、それは全員大丈夫ね」
 みんなで集まったときのはしゃぎ方を知らないのは、ゆたかだけなのだから。
「……みんなが明日予定があるかどうかっていうのが一番の問題だなあ」
「雪積もってる今しかないんだよ」
「わかってる、じゃあね、急いで聞いてみるわよ」

 こなたがこのメンバーを集めた真意、わざわざ遊ぶ手段に雪上サッカーを選んだ真意。
 ―――それは、こんな状況での楽しみ方を知らないゆたかのために。


 全員が集まったのは幸運ではなく、みんなが自分の予定よりもゆたかを優先してくれた結果に他ならない。
 しかし、内と外から他人がどうこういっても、みなみが言ったように、これはゆたか自身が自分から楽しむようにならなければいけない問題だ。
 ゆたか個人の精神的な問題だからこそ、しばらくははしゃぐみんなを見ていてもらうしかない。
「ま、なんとかなるかな」
 みんながいるから、なんとか、できそうだと楽観する。
「がんばろうね、ゆたかちゃん」
「は、はいっ」
 ゆたかに声をかけて、ポジションなどをどうするかをみんなに問いかけた。

「みゆきっ」
 ぽーん、とボールが宙を飛ぶ。雪片の尾が放物線を描く。
 あぶなげなくかがみのパスをトラップし、みゆきはゴールへ向かってドリブルを開始。
 立ちふさがるのはこなた。運動神経に優れたふたりの対峙に、それとなく全員が注目する。
「とぉぉぉおおおりゃああぁぁっ!」
 瞬間、こなたはみゆきに身構える隙をあたえず、一直線にスライディングタックルを慣行。小柄な体格と着用しているウインドブレーカーの滑らかな生地もあいまって、とんでもない滑走をみせた。
「きゃっ」
 たまらず、転倒するみゆき、ボールを奪ったこなたがみゆきをちらりと振り返る。
(どう?)
(なるほど、たしかに、あまり痛くないですね)
(でしょ?)
 雪の上。たとえ踏み固められたものだとしても、転んでもそうは痛くない。これならある程度ゆたかに強くあたることもできる。
 踏ん張りのとれないこの地面ならば、ゆたかが力勝負でみゆきを転ばすことすら可能だ。
 そう、ゆたかが思い切って、みんなに向かってきてくれるのならば。
382 :雪色の輝きの中に 6/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:04:12.09 ID:GO6OJPMo
 プレイは続く、コーナーまで駆け上がったこなたのセンタリングにパティがあわせる。つかさが競り合うも、身長に優れるパティにはかなわない。キーパーであるみさおが身構えていたが、ヘディングシュートを止められず、一点を奪われる。
「ちくしょー……飛び出せば良かったなぁ」
 みさおがぼやく。キーパーだからといって、ゴールに引っ付いている必要はなかった。ましてや遊びだ。
「ダイジョウブですか、ツカサ?」
「うん、案外、痛くないもんだね」
「雪の上だからなあ」
 パティに助け起こされたつかさの言葉に、みさおは同意する。


 再開。自然とみゆきにボールが集まる。
「つかさ、あんたも前に来て」
 何点取られようと、勝ち負けは問題じゃないのだ。
「う、うん」
 表情を引き締めて、つかさが走る。
 またもこなたがみゆきにつっかけていた。
 こなたを引きつけ、みゆきがつかさにパスを出す。
「つかささん、わたしの前に蹴ってください!」
「うん!」
 ワンツーリターンでこなたをかわし、前方へと走る。
 
 みゆきが前方に顔を向けた先、相手陣営のキーパーはみなみだった。ディフェンダーはあやのとひより。こなたは中盤に、パティは前線に待ちの体勢。
 ひよりがみゆきに迫る。併走するつかさをちらりと見ながら、みゆきはボールをどうすべきなのか判断に迷った。運動が不得手ではないとしても、サッカーに詳しいわけでもない。
 そんな迷いをついたように、ひよりのスライディングが衝突する。後輩の遠慮のないプレイに目を丸くするも、しかし、これが正解だとも思った。
 ただ、思い切った全力のプレイをみんながすることこそ、ゆたかの解放につながるのだから。

 こぼれた球はつかさのもとへ。つかさもまた、転がり込んできたボールをどうすればいいのか迷う。
 助けを求めるようにみゆきに視線を向けると、みゆきもまた自分をみていた。「走ってください」と彼女は笑っていた。

「大丈夫ですか?」
「もちろんですよ」
 差し出されたひよりの手をつかみ、立ち上がる。
「わたしのほうこそ、気を抜いてしまって申し訳ありません」
「いやー、謝ることじゃないですよ。こんどは高翌良先輩も遠慮しないできてください。楽しいですよ、スライディング」
 素直な言葉に、くすっ、とみゆきは微笑んだ。

「わっ、わっ、どうしよう」
 近づいてくるあやのを見て、つかさはあわてる。
 ひとりで前線にドリブルをするなんて、未経験の素人にしてみれば大きな抵抗を伴うものである。
 あやのもつかさの気もちはよく理解できたが、敵である以上、慰めてやることはできない。
「いくよ、妹ちゃん」
 あまり要領よく動けていないゆたかにちらりと視線を動かす。彼女のために、思いっきり身体を動かしてみせる必要がある。
 自分の柄じゃないなと思いつつ、あやのもまた、スライディングでつかさに身体をぶつけにいく。
383 :雪色の輝きの中に 7/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:06:50.82 ID:GO6OJPMo

「ナイスパス」
「あっ」
 あやのがつかさからカットした球はしかし、追走していたかがみのもとへとちょうどよくおさまった。
 敵への嫌味を置きみやげに、かがみが走りだし―――
 
 ―――そこにみなみが突っ込む。
「どわぁっ」
 普段のみなみからは想像もつかない、大胆な飛び出し。
「油断したー……」
 キーパーがもう自分に迫っていたことを愚痴りながらみなみを視線で追う。
 その先のみなみは、既に大きくボールを蹴り出していた。
 
 「泉先輩っ」。寡黙なみなみの大声。
 パスを受けたこなたに、みゆきが肩からあたる。穏やかなみゆきのショルダーチャージ。
「むっ」
 滑る地面のせいで抵抗できないことを感じ取り、瞬時に後ろに下がる。みゆきのバランスを崩す。こなたが前へ抜ける。みゆきは反転して追いすがるも、雪に足を取られてタイムロス。
 やられた、と思ったそのとき、「げっ」というこなたのうめきを聞く。つかさの思いがけないスライディングだった。
「やるね、つかさ……」
「えへへ、……楽しいね、こういうのも」
「でしょ?」

 めまぐるしい攻防。みんなの、普段では見られない、珍しい一面。
 それをゆたかはただ、見ているだけだった。ちょこちょこボールを追いかけて、フィールドを動き回る程度しかできない。
「すごいな、みんな……」
 まぶしいな、とゆたかは思った。おもいっきり、身体を動かしているみんなが。
「なーに泣きそうな顔してるの」
 ぽん、頭に手を乗せられた。かがみがゆたかの顔をのぞき込む。
「だって、みんな……。わたしだけが……」
「みんなを見ていて、わからないの?」
「え?」
「痛くないんだよ。スライディングしても、ジャンピングボレーの着地に失敗しても、チャージで転ばされても」
「それ、は……」
「みんなをけがさせる心配なんて無い、自分が痛い思いする心配もない、ただの遊びなのよ。あとは、ゆたかちゃんが、思い切るだけ」
 かがみの言葉を、受け止める。
「わたしが、思い切るだけ……」

「おぉーい柊ぃ、パスいったぞー!」

 みさおの声に振り向く。
「お、ボール来たわよ、ゆたかちゃん、まかせた」
384 :雪色の輝きの中に 8/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:09:15.94 ID:GO6OJPMo
 かがみが退く。ボールはゆたかの足もとへ。
 直後、
「ゆーちゃん、ぱぁぁすっ!」
「え、あ、うん!」
 こなたの大声に、思わずパスを送ってしまう。
「ないすぱーすっ」
 パスを受けたこなたはそのままゴールに走っていく。
「ああっ、お姉ちゃん、ずるいよ!」
 ゆたかの文句にこなたは反応する様子もない、憤慨するゆたかの肩を叩いて、かがみは、こなたを指さした。
 ―――取り返して来い。
 無言であったけど、そこにはいたずらっぽい眼差し。あなたにも、できる。
 うなずいて、駆けだした。

 こなたに追いつくことは、存外に容易だった。
 パスも出さず、みゆきに足止めされている。本当にみゆきにてこずっているのか、それとも自分を待っていてくれたのかはわからない。
 だけど、そんなことはどちらでもいい話だった。問題は、自分が、思い切ること。
 一歩を、大きく踏み込む。踏み込んだ足に力を込めて、全力で、踏み出した。

 渾身の、特攻。どんなに足に力を込めても、地面への反動をうまく生かせないと動きに反映されない。
 こなたのようには上手くはできなかったけど。
 小柄な体躯のスライディングは、ウインドブレーカーの生地を利用して行う滑走は。
 はじめて味わう歓びだった。思いっきり、自分の身体を振り回す解放感。ただ、快感だった。

 激突する。こなたと絡み合って地面に倒れる。
 こなたの顔は見えなかったけれど。なのにこなたは、微笑んでいるようにゆたかには思えた。
「ナイスカット」
 誰かが、自分を褒める声を聞いた。

 立ち上がる。みゆきが大きく蹴り出したボールを追うのはみさお。
 自分も前に向かって走りながら、キーパーである彼女があんなところにいていいのかと思った。
 振り返れば、ゴールはがら空き。かがみが、やれやれといった様子でゴール脇に駆け寄っていく。
 勝敗にこだわるつもりはないが、守りを放棄するのもそれはそれでいささか問題だろう。
 戻り際、かがみがちらりとゆたかに目を向けた。後ろは気にしないで行ってこい。とその目は言っていた。

「よ、っと」
 スライディングをしながら、みさおは器用に足先でボールを受け止める。
 雪のせいで、立ち上がることに少しもたついた。
 ひよりが詰める。
「いただきっ」
 みさおの立ち上がった直後の隙をついて、スライディング。雪の上を滑る快感に、ひよりもとりつかれている。
 素早く、カウンターを狙う。
「させるか」
 大きく蹴りだそうとしたそこに、みさおが負けじと立ちふさがる。
 お互いの表情には、微笑みが浮かんでいた。
385 :雪色の輝きの中に 9/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:14:04.78 ID:GO6OJPMo
「田村ちゃんっ」
 そこに横合いから差し出される声。ボールを蹴った。あやのがパスを受け取る。左斜前方に、こなたの姿をみとめる。
 こなたへとパスを蹴りだそうとしたそこに、ゆたかが追いついた。
 追いつかれる前にパスを出す。あやのがそう判断してボールを蹴りだしたと同時、ゆたかは真横に足を伸ばしていた。

「読まれてたなぁ」
 自分のミスを悔いるその声には、しかし嬉しそうな色があったようにゆたかは感じた。
 ゆたかの足にぶつかったこぼれ球を追ってあやのが足を踏み出す。しかしあやのより先に、つかさがボールをかっさらった。
「いくよ、みなみちゃんっ」
 キーパーのみなみに向かって、つかさが笑う。みなみも笑って、うなずいた。
 足を振りかぶるつかさを見つめる。お互い素人同士、つかさにゴール隅を狙うような力量はないし、自分にも、ダイビングキャッチなんてやれる腕はない。
 だからみなみは、つかさのシュートは一直線に自分に向かってくるものだと思った。
 しかしここは雪上。ちょっとした思いつきで、トリッキーなことをいくらでもやれる場所。
 つま先を、ボールのした、雪の中に打ち込むように振り下ろす。雪をえぐり、ボールを足の甲に乗せる。
 そこからつかさは、ふわりと、ボールを浮かせ上げた。

「あ」

 シュートを受け止める体勢を固定していたため、力んでいたみなみには、自分の頭上を越えていくボールをぼけっと見送ることしかできない。
 しかし、つかさのループシュートもそうはうまくはいかず、惜しくもバーにはじかれる。また、ボールがこぼれる。
 こぼれ球の行く先を見て、みなみは目を丸くした。
 そこに一番に走り込んでいたのは、ゆたかだった。

 息を乱しながら、ゆたかは迷う。走っている内はひたむきだったが、ボールを前にして、そこからどうしようかというためらいが湧いてきた。
 足を止めてシュート体勢に入っても、自分では落ちてくるボールを正確に足に当てられない。ただでさえ、足は疲れている。
「ゆーちゃん、そのままダイブっ!」
 そんなためらいを吹き飛ばす声が、後ろから。
 はっ、と息を吸い込み、前方へ身体を投げ出す。思いっきり。雪の上、倒れることは、もう怖くない。
 傾けた頭に、ボールが当たる。ダイビングヘッド。ネットが、揺れた。

 ―――広場中に、みんなの歓声が湧いた。

 
「ゆたか」
 顔を上げると、みなみが腕を差し出していた。その手をつかんで、立ち上がる。
「……まだ、走れる?」
 気づかうような問いかけに、はっきりとうなずいた。
 走り続けることは厳しいけれど、いちど倒れてから走り直すことは、まだまだできる。

「じゃあ、こっちの攻撃から再開だね」
 ボールを拾って、こなたはゆたかを見つめる。
「今度は取られないからね、ゆーちゃん」
「―――わたしも、負けないよっ」
 気兼ねなく、対等に。自分の返事に、こなたが満足げにうなずくのを、ゆたかは見た。
386 :雪色の輝きの中に 10/11 [sage]:2008/02/11(月) 05:17:04.51 ID:GO6OJPMo

 ―――雪色の輝きの中にいる。
 ボールを追いかけながら、こぼれる笑み。
 笑顔ではしゃいでいるみんなの輪。まぶしく輝いているみんなの中に、わたしも入りたいとずっと思っていた。
 そんな願いが、いま、叶っている。輝きの中に、たしかにわたしの姿も在る。
 
 望んでいたものが、自分の手の中にある歓び。
 息を乱しながら、髪を振り乱しながら、汗をかきながら、みんなと一緒に、ゆたかは笑っていた。



「疲れた……」
「ほんとにね……」
 重い身体を引きずり、みんなで帰路をたどりながら、自分の疲労度を愚痴りあう。
 帰って休みたい、というのが全員の共通意見だった。しかしみんなの表情から、笑みは消えない。
「……でも、文化祭のダンスとはまた別の、珍しい体験をさせていただきました」
 それもまた、全員の共通意見だった。
 みんな表情から、笑みは消えない。

「じゃあ、わたしらはこっちだ」
「ワタシはコッチでス」
「わたしたちはこの先ね」
 ほどなく、それぞれの別れ道にさしかかる。
 そこで、ゆたかが、みんなに向かって口を開く。

「あの、みなさん」
 視線が集まる。
「今日は、ありがとうございました」
 全部、自分のためのことだった。自分がゴールを決めたときのあの歓声で、それがわかった。
 今日はみんな、自分のために集まってくれたのだ。どれだけ感謝を尽くしても足りない。
 だから、涙がぽろぽろこぼれてくる。

「いいよ、わたしの方こそ、ありがとね」
 なぐさめるように、あやのはゆたかの頭をなでた。
「わたしもそんなに身体を動かす方じゃなかったけど、あなたをきっかけに、たくさんはしゃぐことができたよ」
「そうだね、ゆたかちゃんをきっかけにっていうのはあるよね」
 つかさの肯定。
「女子が集まってサッカーやるなんてなあ。体育の授業でもないのに、めったにないよなこんなこと」
「だから、小早川さんだけが得をしたとか、思わないでよ」
「……みんながゆたかのおかげで、楽しかったよ」
 そんなみんなの言葉に、ゆたかの涙は止まらなくなった。

 かがみは、こなたに目を移す。その視線を受けて、こなたもかがみと目を合わせた。
「大成功じゃない? こなた”お姉ちゃん”?」
「……やめてよ、ほら、その、みんなの助けがあったからさあ……」
 いたずらっぽいかがみの笑みに、こなたは明後日の方向を向いてごまかし笑いを浮かべた。
「あんたが照れるのも珍しいわね、正直気味悪いわ」
「うわひどっ」
 こなたが自分のペースを保てないなんて、それこそ珍しいことだった。
 ほんとうに、大成功でよかったねと、かがみは笑った。
387 :雪色の輝きの中に 11/12 [sage]:2008/02/11(月) 05:19:11.64 ID:GO6OJPMo

「はいゆたかー、ホットミルクできたよー」
「ありがとう、お姉ちゃん」
 帰宅したちょうどそのタイミングで、ゆいが遊びに来た。きっと今日のことは、ゆいも知っていたのだろうとゆたかは思う。
 自分を冬の寒空の下ではしゃがせるなんてこと、それをゆいに告げずに行うことを、こなたは良しとしなかったのだろう。
 どんなにこころが昂ぶっていても、慣れない運動でさすがに身体はへとへとだった。汗を流すだけの手早いシャワーのあとは、晩ご飯も食べずに即、寝ておくことをゆいとこなたに厳命された。
「たぶん、お腹がすいて目が覚めるだろうからさ、そのときは遠慮無く声かけてよ、わたしは起きてるからさ」
「うん、こなたお姉ちゃん、ほんとうに今日はありがとうね」
「……どういたしまして」
「いやー、ゆたかもそうだけどこなたもほんといい子に育ったなー、お姉ちゃんうれしいよ」
「やめてよもー、ゆーちゃんのじゃまだからさっさと出るよねえさん」
「はいはい、照れること無いのにねえ?」
 ゆたかに視線を向けて、ゆいは言う。ゆたかとしても同意を示してあげたいところだったけれど、こなたをからかう材料をゆいに
与えてしまうのもなんだか悪い気がしたので、ただ苦笑いを返すだけしかできなかった。
 おやすみ、ゆーちゃん。おやすみ、ゆたか。
 ありふれた挨拶。家族の挨拶を残して、ふたりはゆたかの部屋を後にした。


「……眠るなんて、無理だよ〜」
 十分と立たずに、ゆたかは愚痴をこぼした。身体は凄く重いのに、頭はさえてしまっている。
 もぞもぞと布団の中で寝返りを繰り返すも、眠れそうな気配はなかった。かといって身体を起こそうにも、重い。
 もう一杯ミルクをもらおう、と起きることにする。身体を起こすだけで疲れた。
 床に足をついて立ち上がるだけでも、緩慢な動作でしか行えなかった。
 リビングにつくまで何分かかることやらと嘆きながら、ゆたかはゆっくりと身体を運びはじめた。


「ねえさん、今日はどうする? ゆーちゃんが起きてくるまで待つの?」
「んー、ゆたかが起きてくる保証もないしね、少ししたら今日は帰るよ」
「そっか」
 テーブルで向かい合いながら、こなたはゆたかに作ったホットミルクの余りを口に含んだ。
 会話がとぎれた。ゆいはほおづえをついて、ミルクを飲むこなたを眺めている。
 こなたにとって、それは正直気まずい。ある意味では、ゆたかに無理をさせてしまったこと。ゆいには本当はどう映っているのか、計りかねていた。
「あのさ、ねーさん」
 耐えきれず、こなたが口を開く。
「んー?」
「……わたしのこと、怒ってる?」
「えー? なんでー? そんなことあるわけないよ」
「なら、いいんだけど、さ……」
 ならばなぜ、沈んだ表情をしているのだろう。
「んー、ごめんね、別にこなたがどうこうってわけじゃないんだ、いまの気分は」
 自分の気もちが既に表情に出てしまっていたことを察して、ゆいはそれを明かした。
 「はじめてだったんだ」。とゆいは言った。「ゆたかのあんな顔みるのが」。
 どういうことなのか、首をかしげるこなたに付け加えて言う。

 ―――あんな元気に、疲れた顔。

「なんだろうね、こう、うれしいんだか切ないんだかお姉ちゃんわかんないんだよいまー」
 おどけるように、笑うゆい。こなたにも、なんとなくわかる気がした。
 いままでゆたかを見守ってきた中で、自分の何も関与していないところで、こなたがゆたかに新しい体験をさせてくれた。
 有り体に言ってしまえば、いま湧き出ている妹への独占欲が恥ずかしいのだ。
388 :雪色の輝きの中に 12/12 [sage]:2008/02/11(月) 05:21:05.49 ID:GO6OJPMo
 そんな彼女だから、こなたは思う。
「……ゆいねえさんは、ほんとにいい姉さんだと思うよ」
「なーにさいきなり、恥ずかしいなあもう! さっきからかった仕返しだなあ?」
「いや、ゆーちゃんを独り占めできなかった嫉妬とわたしへの複雑な感情に悶えてるねえさんへの率直な感想」
「いやーやめてー! ああほんと恥ずかしいぃ」
「だからだって。恥ずかしく思うことができるねえさんだからこそ、ってことだよ」
「そんな面白い動物を眺めるような眼差しで言われてもなあ」
「うわひどっ。こっちだってそれなりに恥ずかしいんだよ」
 ゆたかに感謝されたこと、ゆいがこなたを認めてくれたこと。自分では、そんなたいしたことをしたとは思っていないから。
「……わかったよ。褒め言葉は素直に受け取っておくさー」
「うん、そーして」
 お互い見つめ合う。そうして、何を恥ずかしい話題で盛り上がっているのかおかしくなって、ふたり、笑い合った。


 リビングへの入り口の脇、壁に背をもたれて、廊下の床に腰を降ろして、そんな会話を聞いていた。
 暖房の通っていない廊下は冷たい。風邪のきっかけになってしまうんじゃないかと、部屋から出たことをゆたかはすぐに後悔して。だけどやっぱり、いま廊下に出て良かったと思う。
 こころが、あたたかかった。みんながわたしに向けてくれた歓声。自分を思ってくれる姉たちの声。染みこむように胸に残っている。

 唇から、小さな吐息を零して。ゆたかは自分の身体を抱きしめた。
 胸のあたたかいものを、抱きしめた―――
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 05:21:58.70 ID:6qwXh4co

さり気なく10/11が11/12になった辺りが素敵です!
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 05:22:19.48 ID:GO6OJPMo
>>377-388

以上です。今更の未練がましいコンクールSS、スレ汚し失礼いたしました。
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 05:22:58.37 ID:GO6OJPMo
>>389
内容に触れてくれww
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 06:16:18.55 ID:qmJqPcDO
>>390GJです。読んでて心があったまってくるのを感じました。
これがコンクールにないのは正直残念です。また次回、頑張ってください。
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 08:37:38.72 ID:ekqDKcSO
>>361
GJ!これからの展開を予想するだけで楽しいですねwwww

ギリギリ乙でした!
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 09:19:44.99 ID:ekqDKcSO
>>390
GJ!!これは良いSS
締切に間に合わなかったのが残念ですねぇ

サッカーのシーン、何故かスタジアムでやってる想像をしてしまう俺www


―――あんな元気に、疲れた顔。

ってとこらへんが良いなぁ〜って思いました。


ゆーちゃん可愛いお!!
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 11:41:03.04 ID:NI4jWhQ0
どうも、ニコ動ではまった勢いで書いてしまいました。
新参者ですがどうぞよろしくお願いします。
396 :泉こなたの○○ :2008/02/11(月) 11:43:11.51 ID:NI4jWhQ0
 “それ”は、全宇宙に広がる情報の海から生まれた、肉体を持たぬ情報生命体だった。
 宇宙開闢と同時に誕生し、
 膨張し、
 拡大し、
 巨大化し、
 観察してきた。

 何時しか自我をもった“それ”は、だが特に自ら行動することなく、やはり傍観者に徹したまま、更に何十億年もの時を過ごし続けた。
 そして100億年を幾らか越えた頃、“それ”は某銀河系の某有機生命体が発した、とある情報に興味を持った。 ……それは、“それ”が生まれて初めてのことだった。
 
 『かったるい』

 その情報に、“それ”は大いなる衝撃を受けた。
 その“言葉”は、まさしく今の“それ”の状態を、的確に表していた。
 生まれて初めての感情、興奮が“それ”を支配する。
 が、次の瞬間、“それ”は激しい欝――これもやはり初めての感情だ――に襲われた。

 ――我は、一体何時までこんなことやってなければならぬのだ……orz

 『かったるい』を会得したが故に、“それ”は気付いてしまった、気付かされてしまった。
 ……これから永遠に等しい時間を、こうやってただ過ごしていくことの馬鹿馬鹿しさに。
 が、次なる情報が、“それ”を欝の底から救い出した。
397 :泉こなたの○○ :2008/02/11(月) 11:44:39.33 ID:NI4jWhQ0
 『また〜り』

 そのコペルニクス的転回に、“それ”は驚愕する。

 ――でかるちゃー(←既に感化され始めている)

 次から次への『未知との遭遇』、もたらされる激しい感情――その全てが生まれて130余億年、初めての経験である。

 ――やらないか。

 “それ”は決断した。
 この素晴らしき情報を創り出した生命体をより深く観察すべく、己が分身を送り込むことを。

 …………

 …………

 …………

「――だから、私はここにいる。
 これからの数百数千億年を、『また〜り』生きていくために」

「ちょっ、何でそれで私の所に来るのよ!?」

 心外だ、と言わんばかりにかがみは声を上げる。
 ……や、いろいろと突っ込みたい所はある。
 が、それにしても、だ。何故そこで自分に白羽の矢が立ったのだろう?他に適任なヤツがいるのではないか?
 たとえば、こなたとかこなたとか……
398 :泉こなたの○○ :2008/02/11(月) 11:46:35.03 ID:NI4jWhQ0
「もちろん、観察対象は泉こなた……というか、泉家」

「……怒るわよ?」

 からかわれたと思い、かがみは拳を握る。

「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」

「はあ?」

「『かがみんは私の嫁』」

「……いや、あれ冗談だから」

 でいうか、そう信じたい。全力で。

「あなたの協力が必要」

「そ、そんなことを言われても……」

「ちなみに、拒否権は無い」

「何でよっ!?」

「助けた」

「う゛……」

 そうだ、そうだった……
 ああ、こいつが只の電波女だったら、とっとと叩きだせるのにっ!

 そう内心で歯噛みすると、かがみは目の前の女――永森やまとを睨み付けた。


 続く?
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 11:47:23.97 ID:NI4jWhQ0
 SS投下終了です。
 ……えと、ネタ被ってないですよね?
 よく考えると誰でも思いつきそうなネタなんで、心配です。
 問題ないなら続けてみたいな。
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 14:42:45.92 ID:w6iRenko
>>390
スレ史に残る名作だと思う

>痛くないんだよ。スライディングしても、ジャンピングボレーの着地に失敗しても、チャージで転ばされても
>みんなをけがさせる心配なんて無い、自分が痛い思いする心配もない、ただの遊びなのよ。あとは、ゆたかちゃんが、思い切るだけ

雪上サッカーの醍醐味わかってるね作者さんww 雪上では転ぶことが楽しいww
たしかに問題は「羞恥心を捨てて思い切りはっちゃける」ことなんだけど
それをゆたかのために皆が実行する→ゆたかも皆に倣う の流れがいい
401 :第六回コンクール主催者 [sage]:2008/02/11(月) 15:13:05.56 ID:/YuT9NAo
半日ほど時間が早いですが、下記URLにて投票所を設置しましたので報告致します。
投票時に何か問題などがありましたらスレまたは避難所にてお知らせ下さい。

--------------------------------------------------------------------------------

投票所
PCから→http://vote2.ziyu.net/html/lsssc6.html
携帯から→http://vote2.ziyu.net/m.php?lsssc6

(注意)
投票所にIEでアクセスすると、検索ツールバー拡張用のActiveXモジュールの
導入ダイアログが表示される場合があります。
ウイルスなどではないですが通常使用には不要なモジュールですので、
「いいえ」のボタンでインストールをキャンセルしてください。
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 15:18:21.48 ID:pJfT74Uo
>>390
サッカーの場面は何度も読み返したくなりますね。
ほとんどキャラの性格改変なく、全員が楽しくじゃれ合ってる様子は読んでるこっちも楽しくなります。

あと最後にゆい姉さんを持ってくるのがズルすぎると思いました。(誉め言葉)

>>401
乙です。
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 15:22:16.43 ID:2xBdz820
>>390
乙!
雪なのにサッカー・・・その発想はなかったww
確かに雪の上は転んでも痛くないんだよね
コンクールには間に合わなかったけどGJッス!

>>399
大丈夫だと思うよ
続きwktk

>>401
乙カレ様です!
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 18:20:54.32 ID:1fAtu/g0
永森やまとってゲームのキャラ?
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 18:48:00.57 ID:82kSGF.0
PS2のオリキャラ
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 18:59:38.02 ID:ekqDKcSO
>>346
全裸で待機してた人お待たせ
でもそれほど価値は無いかもしれないが
407 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:02:18.99 ID:ekqDKcSO
注意!
・この作品のこなたとかがみは相思相愛です!
・カオス過ぎる展開が嫌いな人は読まないことをオススメします。
・それでもおkな人だけ、お読み下さい。


後、パロネタ多すぎだな
408 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:03:50.23 ID:ekqDKcSO
>>407

 二月十四日、今日はバレンタインデー! 愛しのかがみんが私にチョコを持って来てくれる唯一の日! 早速、全裸で正座待機だ!!
「wktk」
「うにょ〜ん、ってこなちゃん!? ここ教室だよ! まずいよ〜」
「大丈夫、教室の男子には見えない仕組みだから」
「そ、そうなんだ……私ちょっとトイレ行ってくるね」
「ゆっくりブリb(ry」
 つかさが来たということは、かがみももうすぐ来るぞ! もうwktkが止まらない!! 早く食べたいチョコレート!
「こなたぁぁぁぁぁ!!」
「キタ―(゚∀゚)―ッ!!」
「待たせてごめんね? はい、チョコレート(はあと)」
「ありがとう、このお返しはホワイトデーに……」
「あん、こなたぁ……(///)」
「じゃ、早速いただくよ。もぐもぐ……ぐっ、これは……!?」
 急に眠気が……、まさか、かがみん!? なぜ……………………。



409 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:05:08.60 ID:ekqDKcSO
>>408

「ここは……」
「気付きましたか?」
「みゆきさん……んっ!」
「無駄なの」
 私はベットの様な物に寝かされていた。両手両足は鎖で縛り付けてあり、まったく身動きが取れない。因みにまだ全裸のままだ、ちょっと寒い。へくち!
「ここはミッキー軍団の秘密基地。ミッキーと言っても”やったぁ! ははっ”のミッキーではなく、私みゆきの愛称のミッキーです」
「そんな事どうでもいいよ。それより何で私ここにいるのさ。後、私にはかがみがいるから、みゆきさんとはヤらないよ」
「なに勘違いしてるんですか?」
 おもわず「ひょ?」と言いそうになってしまった。動画の見すぎだね、少し控えるか。
「ここに連れて来たのはかがみさんですよ。ですよねぇ? かがみさん」
「イエス、マイロード」
「か、かがみん……!」
 かがみの目は……光を失っていた、これがレイプ目というやつか。
「かがみんに何をした!?」
「ふふ、少しマインドコントールしただけですよ。今やかがみさんは私の手中にあります」
 そんな、かがみが……私のかがみんが……!?
「かがみ! 私が分からないの!?」
「イエス、ヒナミザワ」
「無駄ですよ、彼女は私の声しか聞こえません。悔しいでしょう? 怖いでしょう? あなたの愛しい恋人は私の物!!」
 うぅ……、かがみん……!! みゆきさん、一体何故こんなことを……!
410 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:06:41.33 ID:ekqDKcSO
>>409
「私をどうするつもり?」
「改造します。そして我がミッキー軍団最強の改造人間になるのです。やりなさいミッキー!」
「イーッ!」
 ミッキーと呼ばれた全身黒タイツの男達が私の周りに集まる。
「み、見るなー!」
「うるさいですね、ミュージックスタート!」

モザイクカケラ、一つ、一つ繋ぎ合わせて〜♪

 曲と共に私の身体がモザイクに包まれる。なんだこの魔法。
「これで心置きなく改造できますね」
「イーッ!」
「かがみん! 助けて! ……助けてかがみん!!」
「……」
「無駄だと言ったはずですよ、やりなさい!!」
 私は覚悟を決め、ぐっ、と目を閉じた。その時だった!
「待てい!!」
「何者ですか!?」
「イーッ?」
「誰……?」
 パリーンと、窓ガラスを割り、颯爽と飛び降りてくる謎の仮面。状況から見て味方に見えた。
「彩りましょう食卓を、皆で防ごうつまみ食い。常温保存を包み込むカレーなる愛のミコロッター! 柊つかさちゃん! 只今参上!!」
「つかささん!?」
 正体ばらしちゃ仮面の意味ないよつかさ……。でもカッコイイ!!
「ゆきちゃん、少しオイタが過ぎるよ」
「うふふ、飛んで火に入る夏の虫とはまさにこの事。つかささん、あなたもミッキー軍団の仲間に入れて差し上げます。行きなさいミッキー!」
「イーッ!」
「つかさ! 逃げて!」
411 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:07:40.02 ID:ekqDKcSO
>>410
「大丈夫だよ。ミコロット、転送!!」

<ミコロット>それは、テクノロジーが生み出した全く新しいロボットである。TNTNと呼ばれた基本フレームに、人工知能バルサミコ酢を搭載。更に様々なお酢と組み合わせることによって、無限の力を引き出せるのだ!

「いっけー! バルスー、お酢マシンガンだ!」
「イーッ!?」
 つかさの操る兵器、ミコロットの『バルスー』によってミッキー達は溶けていった。恐ろしい兵器だね。

バシュ、バシュ

「鎖が……!」
「大丈夫? こなちゃん」
「うん、ありがとうつかさ。後さ、この曲停めてくれない? 身体がモザイクだと変な感じなんだよ」
「任せて。バルスー、反応酢!」
 お酢がラジカセに向かって飛んで行く。そして当たると溶け、曲は停まった。
「ふぅ、すっきりした……ん?」
「寒いでしょ? このマントを羽織ってて」
「つ、つかさ……カッコイイ(///)」
「おのれ、あんなロボットは無視しなさい! 司令塔のつかささんを狙うのよ!」
「イーッ!」
 それは不意打ちだった。ミッキーが銃をつかさに向けていた。
「こなちゃんは離れて!」
「つかさ!?」
 私はつかさに突き飛ばされる。そんなつかさ!!
「……!」
 私の横を物凄いスピードで誰かが走った。そのツインテールには見覚えが……!
412 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:08:54.53 ID:ekqDKcSO
>>411
「イーッ!」
 パンッ! 渇いた音が鳴り響く。同時にドサッと崩れ落ちる音。
「お、お姉ちゃん……!」
「かがみ!!」
 私はかがみを抱き起こす。かがみの瞳には光が戻っていた。
「ごめんね、つかさ……こなた。迷惑かけて……」
「かがみは悪くない!」
「そうだよ! 悪いのはゆきちゃんだけ!」
「違うわ、みゆきも悪くないのよ……」
「どういうこと?」
「みゆきも操られているの……あの眼鏡に」
「眼鏡……」
 私はみゆきさんを見る。確かにいつもと違う眼鏡、あれはパーティ等でよく使われる『鼻眼鏡』じゃん! なんで今まで気付かなかったんだろう……。
「お喋りは終わりましたか? かがみさんの行動は予想GUYでしたが、もう死んでしまうのですから意味は無かったですね」
「許さない。こなちゃんを……お姉ちゃんを……ゆきちゃんさえも!! 魔神鼻眼鏡、お前は私が倒す!!」
 魔神鼻眼鏡? いつの間にそんな名前付けたんだ……。
「ミコフォース、一斉射撃! バルスー、鼻眼鏡に撃ってぇ!」
「はい! マスター!」
 バルスーの穴という穴からお酢が噴き出し、みゆきさんの鼻眼鏡に向かって発射される。凄い光景だね。
「ちっ、ミッキーバリア!」
「イーッ!?」
 ミッキーの半数をみゆきさん自らの前に集結させ身代わりにする。魔神鼻眼鏡、味方でさえも道具と思っているのか!
「でも、これでミッキーは残り二匹だよ」
「くっ」
「つかさカッコイイ」
「当たり前よ、私の妹なんだから」
「あ、まだ生きてたんだ」
「生きてるわよ!」
 それぐらいの元気があれば大丈夫だね! でも念のために隠し持っていたトマトを……。
「おい、今どこから出した?」
「気にしないで口移し♪」
「んっ……」
413 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:10:56.10 ID:ekqDKcSO
>>412
 これで完全回復だね。さすがマキシムトマト、かがみの傷も消えちゃったよ。
「これで勝ったと思わないでください。私は二匹のミッキーを生贄に、『日下部魔神らヴぁゴーレム』を召喚!」
「みゅーん」
「「「でかっ!?」」」
 『日下部魔神らヴぁゴーレム』は天井を突き破ってしまった。その衝撃でミッキー軍団秘密基地は崩壊した。私たちは外に逃げ出す。
「ここは……!?」
「体育館!?」
「どんだけ〜!?」
 なんと、今まで居た場所は体育館だったのだ! どこが秘密基地だよ、まったく。
「日下部魔神さん? 先ずはその目障りなロボットを破壊してください」
「おーし、任せろ! ヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁ!!」
「のぅわ!?」
「バルスー!!」
 日下部魔神から発せられた『ヴぁ弾幕』によって、つかさのバルスーは破壊されてしまった。
「しょ……しょんな、バルスー……うぅ……」
「つかさ……よっぽど大事だったんだね」
「つかさにとってバルスーは、産まれたときから一緒にいる最初の友達なのよ……」
「私の……非常食が……」
「「なんですとー!?」」
 非常食かよ!? どこまでお酢が好きなんだつかさは……。
「うふふふふ、もう観念されてはいかがですか? やがて世界はミッキー軍団に支配されるのです。今のうちに仲間になれば色々と優遇して差し上げますよ?」
「うるさいよ、せっかくのバレンタインデーをめちゃくちゃにして……私怒ってるんだからね! かがみのチョコにまで細工しちゃってさ! かがみがどんな気持ちで作ったと思ってるんだよ!」
「こなた……(///)」
414 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:12:12.91 ID:ekqDKcSO
>>413
「バレンタインバレンタインバレンタインバレンタイン……馬鹿ですか? そんなものに浮かれている奴を見ると虫酸が走る! バレンタインなど無くなってしまえ!」
 言っても分からぬ馬鹿眼鏡……。
「かがみ、やろうか?」
「こなた……うん、やるわよ!」
「「合体攻撃!!」」
 かがみと手を繋ぎ、意識を集中する。長きにわたり封印していた技が、まさかこんな形で使われるとはね……。
「ならば私も……真の姿で決着を付けよう! フュージョン!」
 みゆきさんから鼻眼鏡が離れ、日下部魔神と融合する。あれがあいつの正体……!
「みっみっみらくる♪ みーのるんるん!! 誕生! デビル白石!!」
「なるほど、だいたい分かったわよ。あんたチョコが貰えないからってこんな事したのね!!」
「そうだ! バレンタインなんぞ消えてしまえ! 俺は高翌良を操り、ミッキー軍団を作り、世界を征服しバレンタインを無くそうとした!! そのためにお前達を利用しようとしたのに!!」
 モテない男は可哀相だね……。でも……!
「そんな勝手な野望に私達が協力する訳無いでしょ! 仮に洗脳されても、かがみみたいに自力で解かれるもんね!」
「おのれー!」
「行くよ、かがみん。準備は良い?」
「いつでもオーケーよ!」
 これで、終わる。終わらせるんだ!
415 :詰め込みすぎたバレンタイン :2008/02/11(月) 19:13:05.16 ID:ekqDKcSO
>>414
「「二人のこの手が真っ赤に萌える!」」
「幸せ掴めと!」
「轟叫ぶ!」
「こなた!」
「かがみ!」
「「ラーブラブ、天驚けぇぇぇん!!」」
「馬鹿な……! ありえないぃぃぃぃっ!!」



「大丈夫? つかさ。落ち着いた?」
「うん、非常食はまた作れば良いもんね……」
 そーゆー問題なのか……? でもそれで済むなら良いよね。バルスーも分かってくれるさ!
「すみません、私が迷惑かけたようで……」
「みゆきは悪くないわよ、悪いのは全部白石みのるなんだから」
 白石みのるは仰向けに倒れていた。まったく、ただの脇役と思ってたのに……まさかボスキャラになるとはね。
「う〜ん……はっ」
「目が覚めましたか?」
「さぁ〜て、覚悟は良いでしょうね?」
「あはは、バルサミコ酢〜♪」
「私の裸を見てタダで済むと思ってないよね?」
「い……いや、実は僕も操られ……」

「「「「嘘だッ!!」」」」

「ヒィィィ! ごめんなさぁい!!」


 こうして、長い長いバレンタインデーは終わった。その後、私は風邪を引いてしまったんだけど……かがみがチョコを持ってお見舞いに来てくれたから良しとしよう。……でも、次からは全裸でwktk待機はやめておこう。もうあんなことはないと思うけどね。


Fin
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 19:15:37.19 ID:ekqDKcSO
なんというネタの嵐……。全て分かった人はナカーマ

もうこんなネタは要望が無い限り二度と書かないでしょうww
スレ汚し失礼しましたm(__)m


分からないネタ、知りたいネタ等あったら質問してくださいな(今日限定)
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 19:48:38.85 ID:2xBdz820
>>416
乙!
大いに笑わせてもらったwwwwww
ネタは全部はわからなかったけどそれなりに分かったから楽しめたよww
GJだぜww次回作も期待してるんだぜ?
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 19:56:42.11 ID:qmJqPcDO
最後のはシャッフル同盟でしたっけ?
「せきはてんきょうけん」と「溶岩魔神ラヴァゴーレム」しかわからなかった。前者は漢字がわからないけど。
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:01:32.29 ID:qmJqPcDO
>>411まだあったね。コードギアスとかカービィとか、「イー」ってショッカー?モザイクカケラもコードギアスでしたっけ?
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:02:37.09 ID:qmJqPcDO
>>419>>411じゃなくて>>718でした
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:04:27.95 ID:ekqDKcSO
>>417
楽しんでいただけて幸です^^
要望があるならまたいつか、書かせていただきますwww

>>418
そうです。漢字は
石破天驚拳だったと思います
分からないネタ多くてスマンwww
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:05:47.41 ID:ekqDKcSO
>>419
全部正解ですわww
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:08:19.51 ID:SIRJFAAO
とりあえず>>411のTNTNについてはどっかの最終鬼畜妹動画じゃないかと予想。
てゆーか今の作業用BGMだわww
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:12:22.51 ID:2xBdz820
>>423
ちょww
俺も作業用BGMにしてるんだがww
ナカーマww
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:17:44.95 ID:qmJqPcDO
「イエス、ヒナミザワ」のヒナミザワはひぐらしかな。全部ネタバラしできないスか?
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:20:22.39 ID:cOswM5Q0
ベッド+最強の改造人間→ライダー
イエスマイロード→ギアス
フュージョン→どらごんぼーる

427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:22:54.55 ID:cOswM5Q0
嘘だ!もひぐらしか
どらごんぼーるとライダーくらいしかちゃんと見てないな
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:25:05.44 ID:2xBdz820
ミコロットはメダロットだよね
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:27:27.54 ID:ekqDKcSO
みんな分かるんだね〜^^
レス付けてくれた人のは全部正解wwww

ネタばらし希望ですか?
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:28:24.03 ID:9.psgqg0
ツインテールは帰ってきたウルトラマンの怪獣。
グドンの餌。海老の味。
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:37:17.80 ID:SIRJFAAO
>>424
仲間ww
あの人の作るらき☆すたMADは秀逸だよな
こなたのグルメレースといいこなかがドラクエといい‥‥6章が楽しみすぐるww
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:37:17.95 ID:qmJqPcDO
>>429少なくとも自分は希望します
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 20:47:02.40 ID:ekqDKcSO
>>432
ちょっと待ってて
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:01:03.67 ID:ekqDKcSO
ネタバレ集。☆印がパロの部分

「そ、そうなんだ……私ちょっとトイレ行ってくるね」
☆「ゆっくりブリb(ry」
・アニメひぐらしのなく頃に
圭一がトイレに行く際、魅音が言った台詞
「ゆっくりブリブリしておいで〜」


「みゆきさん……んっ!」
☆「無駄なの」
 私はベットの様な物に寝かされていた。
・涼宮ハルヒ
朝倉の台詞。キョンが部屋から出ようとするが出れなかった時の台詞。


ミッキー軍団=仮面ライダーのショッカー軍団。こなたを改造も仮面ライダーのパロ


☆「なに勘違いしてるんですか?」
 おもわず「ひょ?」と言いそうになってしまった。動画の見すぎだね、少し控えるか。

・アニメ 遊戯王
遊戯が敵に言った台詞。


☆「イエス、マイロード」

・コードギアス
兵士が命令されたときに言う台詞(?)


「ふふ、少し☆マインドコントール☆しただけですよ。今やかがみさんは私の手中にあります」

・遊戯王
マリクの洗脳術


☆「イエス、ヒナミザワ」

・アニメ ひぐらしのなく頃に
圭一と大石のキャラソンの歌詞


☆モザイクカケラ、一つ、一つ繋ぎ合わせて〜♪

・コードギアス
第二期ED


続く
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:10:40.56 ID:ekqDKcSO
>>434
☆「彩りましょう食卓を、皆で防ごうつまみ食い。常温保存を包み込むカレーなる愛のミコロッター! 柊つかさちゃん! 只今参上!!」

・メダロット
怪盗レトルトの台詞
その他ミコ関係もメダロットのパロ


☆<ミコロット>それは、テクノロジーが生み出した全く新しいロボットで……

・アニメ メダロット
OP前の台詞

☆TNTN
某動画サイトのMADのタイトルに使われてる言葉。読み方は「芸っていうか、犬のちんt(ry」


かがみさんの行動は☆予想GUYでしたが、

・ソフトバンク


さすが☆マキシムトマト、

・カービィ
回復アイテム


☆私は二匹のミッキーを生贄に、『日下部魔神らヴぁゴーレム』を召喚!」

・遊戯王
モンスターを召喚する時ね台詞


 日下部魔神から発せられた☆『ヴぁ弾幕』に

・某動画サイトの流れるコメント


続く
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:20:52.59 ID:ekqDKcSO
>>435
☆バレンタインバレンタインバレンタインバレンタイン……馬鹿ですか?

・荒らし


 ☆言っても分からぬ馬鹿眼鏡……。

・DEATH NOTE
終盤の月の台詞。「言っても分からぬ馬鹿ばかり」


真の姿で決着を付けよう!☆フュージョン!」

・ガオガイガーをイメージしてたんだけどドラゴンボールでも同じなのでどっちでもおk
 その後に続く『誕生!デビル白石』はガオガイガーのOP


☆「「二人のこの手が真っ赤に萌える!……

・Gガンダム
最終回の必殺技、石破ラブラブ天驚拳


☆「「「「嘘だッ!!」」」」

・ひぐらしのなく頃に
レナの代表的な台詞。



以上です。
ちなみにこれはまとめる必要はないですよー
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 21:21:19.20 ID:aPJEI.so
ミコロットのところで勝手に脳内BGMが流れた俺は末期ですねww
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:28:26.11 ID:o3gdk7A0
勝手に補足してみる

・TNTN動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2057918
TNTN連呼娘はつかさなのか?【最終鬼チン呼妹つかさ・H】

・最近のヴぁ弾幕動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2241939
【らき☆すた】Caramelldansen-VAVAVA MIX-【みさおとあやのでウマウマ】

両方とも、中毒性は高いと思うよ
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:31:58.89 ID:ekqDKcSO
>>437
ナカーマwwwww

>>438
分かりやすい支援感謝><
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 21:34:40.98 ID:f/pEUMAO
おひさらきすたSSスレ

カオスはじめるよー

ここにいやがるかなた

「俺が世界中で一番かな(ry」

から日めくりカレンダー七枚分がたちました。
ロリコンオヤジも自称18歳の小学生みたいなのもあの夜のことを忘れかけたそんな夜。

「こなたー、面白いモノ買ってきたぞー」
「なにー?どんなガラクタ?」
「じゃーん、シルフスコープ」
「わーい、これでゴーストタイプのポケモンと戦えるね!

………いらないよ父さん」

「そう言わずにほら覗いつみろよ、こなたが二人居るように見えるぞ」

続け
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:42:30.14 ID:2xBdz820
>>438
どっちもマイリスに入ってる俺はもう末期…

>>440
吹いたwwww
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 21:45:34.51 ID:ekqDKcSO
>>440
こなたのノリにワロタwww
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 21:49:42.38 ID:f/pEUMAO
>>440

「それは ふりょうひん です 」

「それは ざんねん です」

「これは しょうゆ です 」

「これは こたい です のめません 」

「………馬鹿親子……」

「うわああああっ!!アホ毛と黒子がなくて半透明なこなたがしゃべったあああああああ」
「ピギャァァァァァァ父さんが狂ったあああああああ」
「いやああああああああ二人ともおかしいわあああああああ
腐海の毒にやられたのね…かわいそうに」

「よお かなた久しぶり、お土産ないの?」
「お母さんおかえりー」

「もう少し驚いてください」

「いやなんとなく居る気はしてたからさ」
「アホ毛がビンビン反応してたからまるわかりだったよ。」

「かなた。今なら言える。ひとつだけ、心から言いたいことがあるんだ」
静まり返ったリビング。
肌寒い秋の風が窓の隙間から吹き込みます。
小さな娘はただ立ち尽くし、固唾を飲んで次の言葉を待ちます。
うっすらヒゲの生えたオヤジはこう、言いました。

「かなた、せっかくの機会だし『真面目でウブで恥じらいまくりの委員長と放課後の教室で二人だけの秘密プレイ』しようぜ!」

444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 22:05:25.99 ID:f/pEUMAO
>>443

「ごめん今日危険日なの」
あるのかよ幽霊のくせに
「じゃあ胸だけでも」
「じゃあこのワンピース脱ぐの手伝って」

「お母さん!さわれないから脱がせません!」
「ちなみにそうくんは私に靴下着用を毎回迫ってきたわ。『パンツは脱がせても靴下は脱がすな』は毎晩聞いたわね……懐かしい」
「やだなあ恥ずかしいじゃないか あはははは」

「ついでに教えてあげるとね、日にちから逆算するにこなたができたのは『闘いに敗れた女剣士を慰める男主人公プレイ』よ」

「………もうちょいまともにできたかった」

「そうくん、気流が乱れてうまく飛べないの」
「うん、まだはやいぞかなた。その台詞はトドメにとっておくべきだ」

「そんなこんなしてたら月からお迎えが来ちゃったわ。じゃあね」

「させん!させんぞ!月面人と地上人の全面戦争になってでもかなたは渡さないからな!うちおとせなーい!」

「お父さん!いいこと考えたよ!三人で幻想郷に逃げよう!博麗神社はいずこ?」

「「「ははははは!(俺)私たちの闘いはこれからだ!」

おしまいだ!ははははは!
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 22:06:39.43 ID:f/pEUMAO
おしまいおしまい。
ひさびさにきてカオス投下ですまんかった。
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 22:21:49.35 ID:9xtgR.SO
何このネタラッシュwwwwwwwwwwwwww
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 22:53:37.82 ID:pnjnSEg0
>>445
お前みたいなやつ大好きなんだぜwwww
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 23:09:19.52 ID:Vvf7pj60
かがみ「さーて、次回のらき☆すたは?」
こなた「こなたです。原作4巻の表紙見てて思ったんだけど、下を帯で隠すと、みなみちゃんがゆーちゃんにボディーブローしてるように見えるよね」
ゆたか「むー、みなみちゃんはそんなことしないもんっ」
みなみ「泉先輩……怒りますよ……?」
こなた「え? じょ、冗談だよ、ははは……というわけで、次回ボディーブロー」
かがみ「いい加減にしなさいっ」
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/11(月) 23:25:02.71 ID:bhjVWNko
…見えなくもない
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 23:27:02.04 ID:zRqO9EAO
次回予告のBGMを思い出すと涙が出て来る( ;_;)
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 23:38:57.37 ID:2xBdz820
>>448
ワロタwwwwww

そういえば5巻のみさおの笑顔は反則なくらいかわいかったな
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 23:50:57.02 ID:KYpfnYI0
ソードマスターやまと
最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! L・S・C第1巻は、発売未定です。 田村ひより
やまと「チクショオオオオ!くらえみゆき!無限ループ!」
みゆき「さあ来いやまとおお!実は私は一回眼鏡をはずすだけで死ぬぞオオ!」
(ザン)
みゆき「グアアアア!こ このザ・ウィキペディアと呼ばれる四天王のみゆきが…こんな転校生に…バ…バカなアアアアアア」
(┣¨┣¨┣¨┣¨ド)
みゆき「グアアアア」
かがみ「みゆきがやられたようね…」
つかさ「フフフ…奴は四天王の中でも人気がない…」
こなた「転校生ごときに負けるとは3Bの面汚しよ…」
やまと「くらええええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
やまと「やった…ついに四天王を倒したぞ…これで担任のいる3Bの扉が開かれる!!」
黒井「よく来たなソードマスターやまと…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
ヤマト「こ…ここが3Bだったのか…!感じる…担任の魔翌力を…」
黒井「やまとよ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は無限ループを止めるために『開会式に花火を使わないこと』が必要だと思っているようだが…別に使っても止めれる」
やまと「な 何だって!?」
黒井「そしてもう一人の転校生は書類の改ざんで隣のクラスへ変えておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
やまと「フ…上等だ…私も一つ言っておくことがある この私に生き別れた同級生がいるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
黒井「そうか」
やまと「ウオオオいくぞオオオ!」
黒井「さあ来いヤマト!」
やまとの勇気が陵桜学園を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!

何気につかさがひどい事言ってる。それとやまと繋がり。
誰か誤植編作ってください。
453 :390 [sage]:2008/02/11(月) 23:57:28.62 ID:hQHP2Joo
自分のSSいつの間にかwikiに保管されててびっくりした
保管作業してくれた方ありがとうございます。
誤字とか改行とかちょこっと修正させていただきました。
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/11(月) 23:58:48.34 ID:KYpfnYI0
開会式に花火を使わないこと』が必要だと思っているようだが…別に使っても止めれる

開会式に花火を使わないこと』が必要だと思っているようだが…別に花火を使っても止められる
魔翌力→魔.力(.は抜く)

黒井「さあ来いヤマト!」→黒井「さあ来いやまと!」

ひより「ちょっとこーちゃん先輩? 最終話だからって手を抜かないでください。なんでこの期に及んで誤植が三つもあるんですか!」

ちなみに素で間違えました。ごめんなさいっ!
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 00:27:43.63 ID:VJ9YYWs0
つかさ「お姉ちゃん、クイズクイズ〜。あのね、お寿司のネタにマグロってあるじゃん?
    あのマグロって何のお魚のお肉か知ってる〜?」

かがみ「何って・・・マグロでしょ?」

つかさ「ブー。違うよ〜。正解はサメのお肉でした♪」

かがみ「・・・は?あ、あんた、まじで言ってんの?」

つかさ「( ゚ω゚)?え?」

・・・という実話がありましたとさ。
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 01:29:38.49 ID:F4eybBY0
みゆき「あの、鯨を食べるの、やめにしませんか?」
かがみ「みゆきうぜぇwww」
みさお「なぁ、鯨を食うなんて可哀想だよぉ、柊ぃ」
かがみ「日下部もうぜぇwww」
ななこ「そやで?鯨を食うなんて、野蛮人のする事や。やめやめ」
かがみ「黒井超うぜぇwww」
ななこ「く…黒井て…」
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/12(火) 01:45:26.54 ID:X5c0jMDO
つかさ「明日は特別スペシャルデイ♪」

こなた「フッフー」

つかさ「一年一度のチャンス」

こなた「フッフー」

つかさ「OHダーリン」

こなた「L・O・V・E、Lovelyつかさ!」

つかさ「OHダーリン あi」

こなた「L・O・V・E、Lovelyさゆり!」

かがみ「ちょ、こなたうるさいっ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

こなた「シャラララ素敵にキッス…いやぁいい歌だよねぇ」
つかさ「あー恥ずかしかったよー」
かがみ「いや、こなたがそれ以上にうるさかったわよ」
みゆき「そういえば木曜日はバレンタインデーですね」
かがみ「そうね…」
こなた「あーあげる相手もいないしうざいったらありゃしないわ、だいたい神社の娘が何でバレンタインなんか‥」
かがみ「一応聞くがそれは私の真似か?」
こなた「そだよ、渡す相手いないのなんてかがみんくらいしかいないじゃん」
かがみ「なっ、私だけなわけ」
こなた「私はネトゲ内の仲間に」
つかさ「わっ私は家族にかな‥」
みゆき「私は皆さんに差し上げようかと…」
こなた「ほら、ね?」
かがみ「ちょっと待てネトゲってのはありなのか?」こなた「てゆーかかがみん、チョコ作れんの?」
かがみ「うぐっ…ちょっチョコくらい私にだって…」


きっかけはこないだのカラオケの時だった、渡す相手はいない、けれど見返したいヤツがいる
それだけの理由で私は今チョコ作りに必死だ…

かがみ「わっ、ちょ、やばっチョコにお湯入った‥あちゃーまたやり直し‥」

柊かがみの14日…
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 07:49:17.78 ID:/fs68gDO
なぜに新しいネタが次々浮かんでくるのだ……今ある長編を更新せにゃならんのに……
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 08:09:23.19 ID:9mw93USO
>>458
よう俺wwww
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 12:17:51.02 ID:9mw93USO
改めて第1話を見てみたんだが、
つかさの声に違和感……でも可愛いお!

しかし、こなたの方が数倍可愛いぃぃぃ!!
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 12:30:50.18 ID:8keabBM0
初期から比べると、こなたは別キャラに思える。
そらかがみもおかしくなるわけだ。
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 14:59:20.44 ID:9mw93USO
こなた「ねぇ、つかさ。チョココロネってどっちが頭だと思う?」
つかさ「う〜ん、尖んがってる方かな。貝みたいだし。こなちゃんは?」

こなた「私は太い方かな」
つかさ「どうして?」

こなた「だって『モスラ』みたいじゃん」
つかさ「え? モスラってサッカー選手だよね? どうして……」

つかさ「も〜! こなちゃんエッチだよ! 女の子がそんな事いっちゃダメ!」
こなた「え……、モスラは怪獣なんだけど……。つかさが言ってるのは『ラモス』でしょ?」

つかさ「え? あれ?」
こなた「というか、何でラモスがエッチ……は!? も〜! つかさのせいでチョココロネ食べにくくなったじゃん!!」

つかさ「ごめんね……///」


かがみ「???」
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 17:02:52.25 ID:fgtPFIAO
ラモスと聞くとなぜかカレーが食べたくなる

本編か…昔に戻って久しぶりに実況スレに行きたいよ
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 17:22:11.36 ID:VJ9YYWs0
1話は全然違うよなwwww
とくにこなたww
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 19:00:46.23 ID:X5c0jMDO
〜正月〜
こなた「お父さん、ゲームしようよ」
こなた「お父さん、お雑煮食べる?」
こなた「お父さん、みかん剥いてー」
こなた「ねぇお父さん」

こなた「とまぁお年玉目当てで何かと言い寄ってくるのが嬉しいらしくてさぁ大変だったよ」
かがみ「おじさんにはたった一人の娘だもの、いいじゃない」

〜2/14〜
そうじろう「お、おはようこなた、いやぁ昨日仕事でそのまま朝までかかったから起きっぱなしでな」
そうじろう「こなた、新聞取ってくれないか?」
そうじろう「こなた、この前でたエロゲの…」


そうじろう「とまぁチョコ目当てで何かと言い寄ってくるのが嬉しいらしくてさぁ大変だったよ」
ただお「で?だからなんだ」
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 19:27:11.30 ID:9mw93USO
ただおwwwww
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 19:33:44.34 ID:qocZNaw0
こなた「あ、そろそろらき☆すたの時間だ」

ポチッ

こなた「さあ始まるザマスよ」
みゆき「いくでガンス」
つかさ「ふんがー!」
かがみ「ま――」

ポチッ

こなた「かがみの出てくる場面は飛ばしてっと」

>>463
そのCM覚えてるゆとり一歩手前の俺参上wwww
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 20:16:42.10 ID:9mw93USO
こなた「みゆきさんってさ、バスガイドに向いてない?」
みゆき「バスガイド……ですか」

こなた「うん、だって色々と物知りじゃん? 観光名所のウンチクとかすらすら言えそうだし、ピッタリだよ」
みゆき「そ、そうでしょうか(///)」

こなた「みゆきさんがバスガイドだったら飽きないよね」
つかさ「そうだね、なんか似合いそう」

みゆき「バスガイドですかぁ……良いかもしれませんね」

こなた「でも男に襲われる可能性が増えるけどね。美人なバスガイドなんてそうそういないし」
みゆき「え……」

かがみ「お前、散々人に夢持たせといてそれかよ」
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/12(火) 21:01:07.14 ID:hvt3Udwo
懐かしいCMといえばCCレモンにマリオのコスプレしたねーちゃんがヨッシーに乗って登場しましたよね
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 22:23:20.78 ID:fCQCsIY0
なんかありがちというか既出っぽいお別れ系で、まだ完成してないけど投下してもおk?
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 22:25:33.71 ID:fgtPFIAO
Oけ
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 22:27:44.26 ID:fCQCsIY0
よっしゃ、じゃあ投下するわ。タイトルすらまだ考えてないけど。




「ねぇ、かがみん、あくまで仮定だけどさ」
「何よ」
「もし、もしだよ? 明日私がいなくなったらどうする?」
「はぁ?」
「いいから答えてよー」
「そうねぇ…。オタクが居なくなってせいせいしたわー、って皆で笑うかしらね」
「真面目に答えてよぉ」
「だって、いなくなるとか意味わかんないもの」
「…そっか。そうだよね」
「…何かあったの?」



「実は、お父さんの仕事の都合で、イギリスに行くことになりました…」



「へぇ〜、そうなんだ……って、えええええぇぇぇぇぇっ!?」
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 22:58:11.96 ID:fCQCsIY0
一応今のところここまで。続きでき次第順次UPします…。
まとめにあるSSのように上手く書けない…。みんなどこでSSの書き方学んだんだ…。



教室が静まり返り、視線が私に集中する。
私はその視線など気にもしないで、ただ突っ立っていた。

「…どういうことよ」
「なんかね、おととい、担当の人がうちに来たんだ」

こなたが語ったのは、次のようなことだった。

おじさんが今書いているのが、欧州を舞台にした小説であること。その小説を書くのには、資料があまりに少なすぎること。
担当と飲みに行ったとき、おじさんが勢いで「ヨーロッパに行けたらなぁ〜」とこぼしたこと。
それを聞いた担当が気を利かせて、イギリスに行く手配をしてくれていたこと。

「で、お父さん一人じゃ寂しいだろうから、私も付いていくんだ」

私は目の焦点が定まらなくなった。
卒業が近い。いつもの4人揃って、一緒に卒業式を迎えたい、そう思っていた。
でも、目の前にいる親友は、一緒に卒業できない。

「…いつ行くのよ?」

私は焦点の合わない目を擦り、辛うじて口を開いて言った。

「んーと、お父さんの準備ができ次第だから…今週末ぐらい?」

教室のカレンダーをチラリと見る。
今日は火曜日だ。こなたが旅立つまで、あと4日しかない。

「ゆたかちゃんはどうするのよ?」
「ゆーちゃんは仕方ないから学校近くのアパートを借りてもらうよ」

こなたはなんでこんなに冷静なんだろう。私たちとの別れが寂しくないのだろうか。
聞きたいことは沢山あったが、なかなか切り出せなかった。

「…そう。まぁ、決まってるものは仕方ないわね」

やっと言えた言葉が、これだった。
なんで自分は素直じゃないんだろう。
親友の胸の中で泣きじゃくってもいい状況じゃないか、と思う。こういうときに、自分の性格が嫌になる。
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/12(火) 23:09:34.30 ID:krjxeTEo
>>473
できてなかったのかよww
全部書いてから連投するべし。

>まとめにあるSSのように上手く書けない
文才があるから書けるんじゃなくて、書いたから文才が伸びるんだよ
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 23:09:40.26 ID:VJ9YYWs0
>>473
乙!
やべえww続きまじwktkww
GJすぐるwwww
SSの書き方とかむしろ俺が聞きたいぜ…(´;ω;`)
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 23:15:35.95 ID:fgtPFIAO
連載でもいいと思うけどね
楽しみでこのスレを覗く回数も増えると思うし

続き期待!
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 23:16:51.71 ID:qocZNaw0
SSは書けば上達するものだと思う
頑張って続けていってくれ
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 23:22:49.25 ID:9mw93USO
>>473
これは続きが気になる!!感動の予感!!!

俺はVIPの小説スレを見て回る
479 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:26:59.19 ID:VJ9YYWs0
こなたは裏口から校舎内へ入った。
なんとなく、正面からだとダメな気がしたからだ。
とは言ってもこなたにとって知らない校舎だ。
結局少し入っただけで迷ってしまった。

うう〜・・・ここじゃあ引き返すこともできないよ・・もっと考えて行動すべきだったぁっ

廊下の突き当たりでキョロキョロ見渡す。
人気はないようだ。

本部・・・はどこだろう?

ゆっくり歩を進めながら細心の注意を払って辺りを観察する。
こなたの脳裏をあの兵たちがかすめる。
流石に1人でよく分からない広い校舎を歩いているとムショウに不安になってくる。
そんな不安な心が拳銃を握らせる。

───ッ!!!

ピタッと動きを止める。

確かに・・今・・・何かが聞こえた・・・

神経をフルに稼動させて、聞き耳を立てた。呼吸を止める。
こんな廊下のど真ん中で見つかっては、成すすべがない。

そして、ゆっくりとまた歩き出す。
右手にはしっかり拳銃を構えて・・・
480 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:27:52.33 ID:VJ9YYWs0
・・・また聞こえた。
やはり、近くに誰かいる。

その音は一箇所から聞こえてきていた。
こなたは音の発信源の前で立ち止まった。
その発信源へとつながる扉の表面にはこう書かれていた


───「職員室」


こ、ここが本部───?

いや、そうとしか考えられない。
他のところからは気配なんて感じられなかった。

兵のことがまた頭の中に浮かぶ。
しかし、恐怖に浸っていたのもホンのつかの間だった。

ゲームを止めるんだ───

約束したんだ───

その思いを胸に、耳の神経を集中させる。
もしかしたら、聞き取れるかもしれない───。

「黒井さん、もうすぐ5時半になります」
「そか。もーすぐやな。あ、ところで今何人?」
「レーダーによると・・あと・・・6人ですけど」
「!?───もうそんなに減ったんか?」
「はい、監視員によりますと・・・いっきに数人死んでいったと言っていましたけど」
「・・・ふーん」
「もしかすると・・・」
「まあ、可能性ならあるわな。泉たちならやりかねないやろし」

───???

今・・・私の名前が呼ばれなかった?

ダメだ・・・やっぱよく聞き取れない。
481 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:28:41.26 ID:VJ9YYWs0
ブーッ!!ブーッ!!


いきなりの大きな音に私は心臓が止まるかと思った。

な、何だ!?

ドアの中から人の声がする。

「緊急連絡!?」
「どうしたんだ!」

<こちら見張り、正門から生徒2人が侵入した模様>

機械を通した声が聞こえた。



生徒2人?

少なくとも、私のことではないようだけど・・・

まもなくして、足音がドアの方へ近づいて来た。


うっ!誰か来るっ・・・

そこでこなたの思考は一旦中断された。


全速力で廊下のハジに逃げ込んだ。


「ええか?逃がしちゃアカンで!」

後ろから聞こえたのは黒井先生の叫ぶ声だった。
482 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:31:08.99 ID:VJ9YYWs0
ゆたかはあやのの影を求めて彷徨った。

しかし、未だあやのを発見できていない。

ゆたか「───ぁ」

背の高い木の影から微妙にちょこんと出ている屋根が目に入った。

ゆたか「ここは・・・バンガローだ」

そう、そこは・・・こなたたちが最初に訪れ、次にあきらと一戦交えた場所でもある。

ゆたか「ここなら・・・誰かいるかも」

期待を胸にバンガローの戸口へ。

その時

「あ、ゆたかちゃん」
ゆたか「!?・・・ぁっ」

木の影から顔を出して手招きしている、その人物は───

ゆたか「峰岸先輩!」

たったっとあやのに駆け寄る。

あやの「ここなら、誰か来るんじゃないかと思ってずっと見てたのよ」
ゆたか「そうなんですかあ。でも、良かったです」

お互いににこっと笑い合う。

ゆたか「そうだ。私、みんなを探さないといけないんです」
あやの「え?みんなって・・・?」
ゆたか「このゲームの参加者をみつけて、首輪をはずして、海に行くんです。」
あやの「海?何で?」
ゆたか「先輩たちに言われました。とにかく、みんなを探さないと・・・」
あやの「分かったわ。それなら私も一緒に探すから」
ゆたか「あ、ありがとうございます!」
あやの「とりあえず、この島は広いし、どうする?」
ゆたか「バンガローで待つっていうのはどうでしょう?きっとみんな入って来ると思うんですけど・・・」
あやの「分かったわ。そうしましょ」

2人の意見が合致し、バンガロー内に入って待つことに。
483 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:32:05.38 ID:VJ9YYWs0
ガチャッ

バンガローのドアを開ける。

ゆたか「ぅわっ」

開けた瞬間に広がる血の臭い。
前来たときはこんな臭いしなかったよね・・・

あやの「誰かいるのかしら」
ゆたか「わ、わかりません」

不安な顔を見合わせて、また前を向く。

そして一歩、また一歩と踏み出す。

1つ目の部屋───

こなたたちとあきらが戦った場所である。


───ッ!?

入った瞬間、さらに強くなった血の臭い。
それとともに目に入ってきた物───

ゆたか「た、田村さん・・・?」

驚きと恐怖の入り混じった気持ち。


───そう

そこに倒れていたのは田村ひより。


ゆたか「な、何でここにっ・・・」
484 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:32:41.00 ID:VJ9YYWs0
足から力が抜けてしゃがみこむ。

あやの「た、確かここは・・あきらちゃんを縛っておいた部屋よね・・・」

ゆたか「あきら・・・?」

その人物名にある一言を思い出した。


───「ある人から、頼まれたの。私が殺される代わりに、あんたたちに首輪をハズす
    方法を教えてあげてって。」

ま、まさか・・・ある人って・・・・

・・・

そ、そんなハズない!!

田村さんはみなみちゃんを殺した・・・

そんな・・・ハズ・・・・

あやの「もしかして、首輪をハズす方法を教えてあげてって頼んだ人って田村さんだったのかしら」

あやのと目があう。
けど、すぐに俯く。

ゆたか「そんな・・・ハズ・・ありませんよ・・・。だって・・田村さんは・・・」

あのときのことを思い出して涙が出る。

ゆたか「みなみちゃんを・・みなみちゃんをっ・・!!」

あやの「ゆ、ゆたかちゃん、落ち着いて」

ゆたか「ぁっ・・ご、ごめんなさい」

あやのに言われて、少し心を落ち着かせる。



───じゃあ、何で田村さんがここで死んでいるんだ?
485 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:33:27.61 ID:VJ9YYWs0
あやの「田村さんはきっと───」
ゆたか「ぇ?」

あやの「きっと、罪の償いがしたかったんじゃないかしら」

ゆたか「罪の償い───?」

あやの「友達を殺してしまったことに後悔して、きっと・・・」

ゆたか「!!!」

もし、それが本当なら・・・



───田村さん。



また涙が溢れた。


ガチャッ


ゆたか「!───誰か来ました」

いそいで袖で涙を拭く。

あやの「誰かしら?」


その人物とは───


みゆき「あら♪やっと見つけました」

あやの「高翌良・・ちゃん・・・・」
みゆき「きっとこのバンガローなら人が寄って来ると思ってました♪」


───!!
486 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:33:59.67 ID:VJ9YYWs0
みゆき「あら?」

倒れているひよりに目を向ける。

みゆき「おー、あきらさんに命を売ったお馬鹿さんじゃないですか」

───やっぱり・・田村さんだったんだ。

みゆき「ホント、バカですよね。世の中なんでこうバカが多いんでしょう」

───ぇ。

みゆき「他人のために死ぬなんてねぇ。何考えているんでしょう」

───・・・・・。

みゆき「ホント、考えてることがまったく分かりかねます」
ゆたか「やめてくださいっ!」
みゆき「!?」
ゆたか「それ以上言わないでっ!友達を救いたいという気持ちの何が悪いの!?」
みゆき「そのために死ぬなんて、ただのバカだと言っているんです。世の中自分が全てですよ?」
ゆたか「田村さんをバカにするなあっ!!」

リュックからナイフを引き抜いてみゆきに突進した。

あやの「ゆたかちゃんっ」

あやのがガシッとゆたかの肩を掴んでおさえる。

あやの「ま、待って・・・!」
ゆたか「せ、先輩・・・は、離してくださいっ」
あやの「挑発にのっちゃったら高翌良ちゃんの思うツボよ?」
ゆたか「で、でもっ・・」
あやの「私たちの目的を忘れたの?」
ゆたか「ぁっ・・・」

ゆたかがハッと我にかえる。
そうだ・・・私は今生きてる人たちを1人でも多く助けなきゃいけないんだ・・・
487 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:34:45.91 ID:VJ9YYWs0
みゆき「じれったいですね・・・さっさと終わらせますか」

───!!

あやの「ゆたかちゃんっ危なっ・・・!!」

ドンッ


みゆきの銃が火を吹いた。



───ッッ


ゆたか「先輩っ!!」

ゆたかの目の前であやのがバタッと倒れる。

あやの「ゆたかちゃ・・に、逃げ・・・」

最後の力を振り絞ってゆたかに言う。
ゆたか「先輩っ・・・で、でも・・・」

みゆき「逃がしませんよ♪」
ゆたか「はぅっ・・・」

背を向けて全力疾走。

みゆき「ムダです♪」
チャッと銃をゆたかに向ける。

あやの「高翌良ちゃ・・・やめっ・・・」

みゆきの足に体をひきずってすがる。
488 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:35:20.29 ID:VJ9YYWs0
みゆき「しつこい方ですね。」


バンッ

追いうちをかけるように再び発砲した。

・・・・・・。
みんな・・・ごめんね。
もう、限界みたい。

ゆたかちゃん───
あなただけでもどうか逃げきって───

意識が薄くなる。

みさちゃん───
先に逝っちゃうけど───
許してね・・・

後は・・・任せたわよ。
絶対・・ゲームを・・・・


みゆきはあやのを撃った後にゆたかを追って全力で走った。
多少時間はくったものの、ゆたかなどに足の速さは負けない。

みゆき「見つけましたよ、ゆたかさん♪」
489 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:35:54.91 ID:VJ9YYWs0
ゆたかがチラッとみゆきを振り返る。
体力はほとんど限界───

ドンッ

音とともに
体全体に衝撃が走った。

全てから力が抜けるのが分かる。

ああ、倒れる。

だめ・・やだ・・

まだ・・・・


ドシャッ


みゆき「ふう・・・逃がしませんよ。仲良く死んでくださいね♪」


待ってよ・・・


みゆき「さて、あと何人殺せば終わりでしょうかね」


止めなきゃ・・・

高翌良先輩を止め・・・な・・
490 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/12(火) 23:36:33.11 ID:VJ9YYWs0
みゆき「あら?まだ生きてるんですか?」

声が至近距離から聞こえる。

みゆき「そうでしたあ。白石さんやあきらさんのときのように死んだが確認しないで
    行っては後々面倒になるんでしたね。私ったらドジですね・・・
    念には念をっと♪」


ドンッ


また聞こえた。

また・・撃たれたみたいだ。

・・・・意識が───

もう、死ぬのかな───

お姉ちゃ───

先輩───

ごめんなさい───

「絶対、また生きて逢いましょう」
「うん、絶対ね!」

約束・・・守れそうもないです───


そして、ゆたかは意識を失った。
そしてその意識は、もう戻ることはないだろう。

───みなみちゃん、今からそっちに・・・・



<小早川ゆたか、峰岸あやの死亡 残り10人>
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/12(火) 23:39:22.10 ID:VJ9YYWs0
以上です。
やっとここまで…チカレターorz
まだ続きま
さて、まとめてくるか
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/13(水) 07:05:04.79 ID:LvbZsESO
>>491
GJです!
もうどんなオチになるか気になりまくり!!
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 07:50:55.42 ID:RyrsWIDO
>>491GJッス!
まさか二人まで逝っちゃうなんて…今後が気になります!
 
ところで、途中の黒井先生のセリフだと残りは六人でした。最後は十人になってましたがミスですか?それとも……
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 08:06:14.55 ID:LvbZsESO
>>493
残り6人は、首輪を付けている生徒だと思うよ
最後は実際に生きてる数なんじゃないか?
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 10:35:13.80 ID:oFa1bl.0
しかしまぁ、人少ないな……orz
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:21:30.90 ID:LvbZsESO
まぁ、平日だからね。
つまりここの住人は学生、社会人が多いということか!


まぁ、そんな事より聞いてくれよ。休み時間にSS書いてたんだが、会社の同僚に見られちまった!!内容は

ポッキーが泉こなたLv6に突き刺さる!


なんだけど、一般人が見たらどう思うかなこれ……

/(^o^)\
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:22:06.33 ID:64ktZt60
>>473の続きです。
>>474>>476、どっちの意見がいいかなと考えた結果、少しずつ書いてupすることにしました。タイトルどーしよ…



「…うん。でもそのうち戻ってこれるだろうからね」

こなたがカバンを手に取る。帰ってしまうのだろうか。

「今日は一人で帰るね。それじゃ」

引き止めることが出来ない。
親友の背中が遠くなる。今引き止めないと、そのままこなたはイギリスへ行ってしまいそうな気がした。
でも、声は出なかった。

こなたが教室を後にすると、涙腺が突然緩んだ。

「あ…」

声と一緒に、涙が溢れ出す。同時に、呼吸が苦しくなる。
堪えようと必死になるが、止められない。
それどころか、涙の勢いは増すばかりだ。呼吸がより一層苦しくなる。

「うっ、くっ…。こ、こなたぁ…」

親友の別れに対する悲しみよりも、素直に感情を表せなかった自分が情けないと思う気持ちのほうが大きかった。





5分ぐらい泣き続けていただろうか。
ようやく涙が止まり、呼吸も落ち着いた。
このままここに居ても意味がない。そう思った私は椅子から立ち上がった。
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:24:50.75 ID:64ktZt60
遠くから、廊下を駆ける音が聞こえてきた。

「あーあ、宿題忘れちゃったぜぇ〜、って、うぉ、柊!」

日下部だった。

「何で帰んねーの? はは〜ん、さては彼氏待ち?」

私の気持ちなど知らず、日下部は一人で喋り続ける。少し黙っていて欲しかった。

「うっさいわね…。ちょっと静かにしててよ」

自分では諭したつもりだったのだが、つい声を張り上げてしまったようだった。

「……なんだよ、そんな言い方することないだろ」
「あ…ごめん」

私は最低だ。
自分の気持ちにばかり気をとられて、相手のことを全く考えていない。

日下部が、表情をを伺うように私の顔を覗き込んだ。

「…なぁ、柊。お前、絶対なんかあったろ?」

心臓が大きな音を立てて鼓動したような気がした。
日下部は私に迫って、鋭い目つきで私と向き合った。

「べ、別に何も…」
「隠すなよ。柊と付き合って何年になると思ってんだ。表情見てればなんかあったなってすぐわかるよ」

その一言に、心臓が更に鼓動を大きくする。
何でこんなに私のことを見透かしてるんだろう。そんな疑問が頭をよぎった。

「ほら、言ってみ。全部聞いてやるから」
「…うん」



私は、こなたから聞いた話ををそのまま日下部に話した。
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:28:20.03 ID:oFa1bl.0
>>496
たぶん引くでしょwwww
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:31:34.62 ID:64ktZt60
「…そっか。ちびっ子が…」

流石の日下部も、こなたが居なくなることに抵抗があったようだった。
神妙な顔をして、机に腰を掛けている。

「あいつ、笑ってたのよ。まだ日本国内に越すんならわかるわよ。長い休みにでも会いにいけるからね。
 でも、イギリスよ? 好きなときに会えないじゃない。なんで笑ってられるのよ…」

また涙腺が緩む。
あ、ヤバいかも。そう頭の中で呟く。

「うーん…あたし、ちびっ子のことはよくわかんねーけどさぁ」

日下部がいつになく真剣な顔で語り始める。

「たぶんちびっ子のやつ、柊に気を使ったんだと思うぜ?
 だって柊、もしちびっ子が目の前で泣き出したらどうする?」
「そ、そりゃあ…」

言葉に詰まる。私は、どうするだろう。
多分、一緒に泣くようなことはしない。…おそらく、頭を撫でて慰めるぐらいのことしかできないだろう。
その後は、思い出作りとか称してみんなで遊びに…。

「ちびっ子は、それが嫌なんだろ。自分のためにみんなが何かしてくれるってことが」
「え…?」
「柊のことだから、きっと滅茶苦茶気を遣う。あいつがワガママ言っても多分何でも合わせてやるだろうし、
 何かとちびっ子を気にかけるてやると思う」

日下部の言葉に、つい俯く。全て図星だった。
私の性格をすべて見透かして、日下部は語っている。

「それが嫌だから、自分に気を遣ってほしくないから、ちびっ子はそういう態度をとったんだと思う」
「なんでよ…なんで気を使うのがダメなのよ…」
「そんなのわかんねぇよ。でも、あいつ見てると、なんかそんなこと考えてそうな気がするんだ」

ダメだ。声が震えてる。怒鳴るつもりだったのに、どうしても小声になってしまう。
私の頬に、涙が一筋流れるのを感じた。

「…いいぜ、泣いても。なんなら私の胸、貸してやるよ、へへ」

日下部がニヤニヤしながら言った。
その表情が少しずつぼやけていく。

そして、また呼吸が苦しくなってくる。

ダメ、もう、がま、できな…。

「こなた、ぐすっ、こなたぁ…!」

今度はこなたが居なくなることへの悲しみに対する涙しか流れなかった。
日下部は私の背中を軽く叩きながら、ただ私が泣き止むのを待ってくれていた。
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:32:54.79 ID:64ktZt60
うう〜、結構期待されてるみたいで嬉しいんだけど、
いい感じに書けてるかわかんねぇ…。
とりあえず今日はここまでです。頑張って続き考えてきます…。
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 12:36:20.91 ID:LvbZsESO
>>499
ですよねーwwwww

>>501
GJ!期待しまくりですよー^^

感動物サイコー!!


そして休み時間おわり!!!!11
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 16:34:23.27 ID:cjCzwtI0
>>493
>>494の言うとおりです
わかりにくくてすまんね…orz
本部側では首輪を通して生死を知ってるので
ハズれると本部では死扱いになるという設定でs

>>501
GJ!
みさおいいヤシ…(´;ω;`)
連載頑張ってくだしあ><
次回もwktkww
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 17:49:49.07 ID:RyrsWIDO
ネタはあっても深められそうもない……最初しか浮かばないんだよな……
誰か、書いてくれる方はいませんか?とか依頼していいんですか?
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 17:58:05.64 ID:E9rXuEDO
ひより「お題を出せば書いてくれる職人さん、ネタの種を渡せば育ててくれる職人さんもいるっス」
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 18:04:12.54 ID:RyrsWIDO
>>505なぜひよりんで……
 
じゃあ、とりあえず書きます。
「つかさの退行催眠が成功し、こなたが精神年齢五歳に。しかし催眠の解き方を忘れて……」
っていうのが思い浮かんだんですが、自分ではまったく面白みのない作品になりそうで……
というわけで、誰かよろしくお願いします
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 18:27:57.36 ID:JkLaWsAO
>>505の元ネタはテンプレじゃね?

テンプレ読んで思ったんだけど絵も有りだったよね?
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 19:36:57.82 ID:64ktZt60
>>502>>503
ありがたい…励みになります^^
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 20:31:07.19 ID:LvbZsESO
こなた「貧乳はステータスだ! 希少価値だ!」
かがみ「でもあんたの場合、貧乳って言うより『無乳』じゃない?」

こなた「…………うわーん! かがみのバカー!!」ダッ
かがみ「あ、こなた!」ダッ

かがみ「待ちなさいよ!」
こなた「……」ピタ

かがみ「確かに悪いこと言ったと思う……。それは謝るわ、ごめん。でもね?」
こなた「でも?」

かがみ「私は、そんなあんたの無乳が……大好きよ!」
こなた「かがみ……」

かがみ「好きなんだ! こなたの全てが! だから……私と付き合って!!」
こなた「う……うん! うん! よろしくねかがみ!」








かがみ「よっし、これだぁ!!」ガタッ
ななこ「ほっほ〜……何が『これだ』なんや?」
かがみ「何って、こなたを口説く方法に決まって……あ」

ななこ「廊下に立っとれい!!」
生徒「「「「どわ〜っはっはっはっ!!」」」」
かがみ「〜〜///」
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 20:56:02.42 ID:64ktZt60
>>509
吹いたwwwwwwwwwwひよりが大喜びしそうだwwwwwwww

>>500の続きです。何とかヒマが出来たんで、勢いで書いてしまいました。今日はこれが最後になると思います。


「きっとちびっ子、柊がいつもどおり付き合ってくれるのを望んでるんだと思うよ」
「…そうかな」

夕日が街をオレンジ色に照らす。その中を、日下部と私は並んで歩いていた。
すっかり泣き疲れた私は、歩くのも億劫でよろめきながら何とか足を動かしていた。

駅に着くと、日下部は最後に
「あたしは最後までちびっ子と柊を取り合うよ」
とちょっと照れたような顔で言い残して立ち去った。

「…ありがと」

遠ざかっていく日下部の背中に、ぽつりと囁いた。
日下部が曲がり角を曲がって視界から消えるまで、私はその背中をずっと見つめていた。

電車に揺られながら、こなたのことを考えた。

―――えーっと、紹介するね。こっちがかがみお姉ちゃんで、こっちがこの間話した泉こなたちゃんだよ。
―――え、えーと、よろしく。かがみ、さん。
―――妹が世話になったみたいね。よろしく。そんなに緊張しなくていいわよ。
―――そ、そう…?
―――私の事は「かがみ」でいいわよ。だから私もあなたの事、「こなた」って呼ぶね。
―――う、うん。よろしく、かがみ。

もうあれから2年半経つのか…。
青い髪、緑の瞳、左目の下の泣き黒子。膝下まで伸びた長い髪を揺らして、こなたはいつも私と絡んでくれた。
しばらくしてこなたがオタクだと知っても、不思議と嫌な気分はしなかった。
こなたが持つ『人を惹きつける魅力』というものがそういう気分にさせなかったのだろう。

あー、だめだ。こなたのことを考えると、また泣きそうだ。

でも、何も考えまいとしていてもこなたとの思い出がひたすら頭の中を巡る。
普段の学園生活。お泊まり会。体育祭、修学旅行、文化祭…。
どんなイベントでも、必ず私の近くにあったのはこなたの笑顔だった。
私は、こなたの笑顔に何度も助けられてきた。
自分に素直になれないから、冷たく突き放したり、適当にあしらったりして来たが、それは間違いない。

(…だったら、今度は私たちの笑顔でこなたを助けてあげたい…)

ふと、そんなことを考える。考えて、ハッとした。
そうだ。そんな簡単なことでよかったんじゃないか。
こなたの泣き顔なんて見たくない。だったら、笑顔で見送って、それでお互いにスッキリとした気持ちで別れよう。

電車が、汽笛を鳴らした。
私の背中を押してくれているような、そんな響きがした。
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 21:48:11.86 ID:pW9nxds0
らきすたバトロワ読んでて思ったんだけど、首輪に盗聴器があるという可能性を(ry
というよりはずし方を喋ったくらいで自分ではずせるなんて欠陥品にも(ry
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 21:57:34.63 ID:LvbZsESO
>>510
乙〜。次回も楽しみにしてますね^^
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 22:19:32.02 ID:LvbZsESO
俺的SSの作り方〜こんな方法もあるよ^^〜

皆さんは『RPGツクール』というものをご存知だろうか?
ちゃんとしたストーリーがあれば、簡単な操作でゲームが作れてしまう代物だ。

最近ではこれをSS作りに活用出来るんじゃないか? と思ったり。
例えば、

「こなた愛してる」

こなた、汗のアイコン。かがみの方向を向く。

「どったの? かがみ」

「こなたぁぁぁ!」

かがみ右に移動。

という動作を作り、動画として見ることで、
この動画を文で表すなら……と、文作りの練習出来たりと役に立ちそうかな〜なんて思ってます。


書いといて何だが、多分これはあまり参考にならないでしょうねwwww


後一つ。バトル描写の時には何かの戦闘BGMをイヤホンなんかで聴くと、凄く書きやすいです。マジで。
感動の場面でも、それに合った曲を聴いてると書きやすいですね〜。なんかイメージしやすいっていうか?


以上☆
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 22:28:48.52 ID:5YM9ZXM0
ツクール、懐かしいな〜
RPGのとサウンドノベルのはやってたよ。
SFCで。10年以上前ですな。
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 22:46:12.68 ID:cjCzwtI0
>>513
その発想はなかったww
ツクールあるけど作るのめんど(ry
なるほど、BGMか。今度試してみる!
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 22:46:39.57 ID:JkLaWsAO
>>511
それは言いっこなしだzゴホッゴホッ
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 23:33:01.36 ID:E9rXuEDO
チェリー「こちら我が飼い主のみなみだ」

みなみ「岩崎みなみです、こんにちは」

こなた「あ、泉こなたです、いつもゆーちゃんがお世話になってます」

みなみ「あ、いえこちらこそ」

チェリー「ちょっと一言いいですか」

こなみな「何?」

チェリー「Girls.Be.Ambitious」

こなみな「……。」

チェリー「なんだその目は!」
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/13(水) 23:41:55.36 ID:JdjDG2AO
ソフトバンクwwww
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 01:15:02.68 ID:amnCZmc0
SS初投稿でかが×こな、かがみん視点。
バレンタインっつーことで酔った勢いで書いた。正直、今は反省している。

「ときにかがみんや、今日はバレンタインだねー」
いきなりナニを言い出すかと思ったらソレですか。
何、チョコでもねだる気?
「冷たいなぁ、かがみんは…せっかく私がかがみのためにチョコ持って来たっていうのに…」
こなたのその台詞にドキっとする。
自分でも心臓の鼓動が高まるのが、良く、分かった。
わ…私、何考えてんだろ…
「冗談だよ。どしたの?かがみ。顔、赤いよ?」
気付かれちゃ、ダメだ。
こなたが嬉しそうに、にやぁっと笑う。
もしかして、気付かれ、た?
気のせいかもしれないけれど、耳まで真っ赤になってく気がする。
…訂正。ネコみたいな表情でこなたが私を見てるあたり、気がするだけじゃなく、
実際に耳まで真っ赤らしい。
「ねーねーかがみん、“コレ”欲しい?」
きっと、もう、バレてんだろうけど、どうにも素直になれない。
真っ赤なまま首を横に振る。
「…そーなんだ。」
露骨に寂しそうなこなた。キズつけ、ちゃった?
「じゃあ、仕方ないね。」
こなたはそう言うと包みからチョコを取り出し、自分の口に放り込む。
私は自分で拒否したくせに、なんだか寂しくなってくる。
だから、不覚にも、私は、接近に気が付かなかった。

気付いたときには、
こなたの唇が、
私の唇に。

「そんな、驚いた顔しないでよ。イヤ、だった?」

いきなりキスされたらだれだって驚くっての!
でも、いやだったワケじゃない。こなたの小さい身体を軽く抱きしめる。

「ふふん。ちょ〜っとまってね。」
そういうとこなたはもう一度チョコを口に放り込む。
そのまま、唇が触れ合い、口移しで、チョコを食べさせられる。
舌が絡み合う。うわ、正直エロい。
頭のどこかでは、女同士でなにやってんのよバカじゃないなんて思考もなくはないんだんだけど、
目の前のこなたが愛しすぎて、ちょっとビターなはずのチョコがどうしようもなく甘く感じられて、
夢中になってる自分に苦笑しつつも、あぁ、なんだかんだいって私はこなたのことが大好きなんだなって自覚する。

さようなら、倫理。いままでお世話になりました。
こんにちは、背徳の世界。これからよろしくお願い致します。

私は、この娘を、愛します。
「バレンタインの魔法って、あるんだね。」
そーかも、ね。
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 07:00:51.03 ID:ufHQKQSO
>>519
まさに甘い話だwwww


今日はバレンタインか、たくさんネタが投下される予感……!!
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 09:46:49.37 ID:tu1hMRo0
>>517
吹いたwwww

>>519
俺もその甘い世界に入れて欲s(ry
522 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 10:26:04.26 ID:TIbrmhY0
>>519GJwwwwwwこれはいい百合wwwwwwwwww
そして>>510の続きです。タイトルやっと決まりました。何かありきたりだけど(^^;
「改行しすぎです」がUZEEEEEEEEEE! ちなみにこの時間に書けるのは学校が休みだからです。

家に帰ると、つかさがTVをつけたままウトウトとしていた。
ふぅ、と溜め息をついてから、つかさの肩に手を掛けて、揺する。

「…起きなー。風邪引くわよ。ただでさえ寒いのに…」
「ん……。あ、お姉ちゃん、お帰りー」

つかさはおもむろに立ち上がり、あくびと共に大きく伸びをした。
「こなちゃん、お姉ちゃんに用があったみたいだよ。会えた?」
あくび交じりの声で、つかさが問いかけてきた。リボンがずれていて、髪の毛も静電気で少し広がっていた。

「…うん。で、そのことでつかさに相談があるの」
つかさをもう一度座らせ、私はつかさから座布団一枚分開けて座った。つかさは少し戸惑ったようだった。

「いい? 今から話すのは、私たちにとってとても重要なこと。
 辛いかもしれないけど、全部受け止めて。変えることの出来ない、真実だからね」

そして、こなたのことを全て話した。
つかさは話の途中で、声こそ出さなかったが、目に涙を溜めているのが見て取れた。
そして、私の話が終わると共に泣き崩れた。
私はつかさの涙につられそうになったが、我慢した。

「つかさ」

なだめるように優しく、それでいて聞こえるようにはっきりと、私は妹の名前を呼んだ。

「私はね、こなたには最後まで笑顔でいて欲しいの。だから、私と約束」
「約束…?」
真っ赤になった目をこちらに向け、つかさが幼子のような声を出した。

「そう、約束。こなたの前で、こなたとの思い出話をしない。絶対にしんみりとしたムードを作らない。いつも通りの私たちのまま残りを過ごすこと」

それが、電車の中で必死に考えた『私たちに出来ること』だった。
日下部の言うとおり、普段の、ありのままの私たちでいること。そして、最高の笑顔で見送ること。それが、こなたにできる一番の贈り物だと思った。
つかさは、目を瞑って深呼吸をしていた。呼吸を整えているようだった。
そして3回ほど深呼吸した後、私に微笑みながら言った。

「うん、私もこなちゃんの悲しい顔、見たくない。だから、お姉ちゃん」

そう言って、右手の小指を差し出すつかさ。何がしたいのか一瞬で解った。だけど

「何よ?」
と敢えて聞いてみた。

「指きり」
つかさは、それだけ言って小指を強引に私の左手の小指に絡めた。
指きりなんて、最後にしたのいつだっただろう…。そう考えているうちに、つかさは一人で歌い、そして指を切った。
そして私にもう一度微笑むと、すっくと立ち上がって部屋を去っていった。
523 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 10:28:04.75 ID:TIbrmhY0
翌日、みゆきにも全てを伝えた。みゆきは動揺する素振りこそ見せなかったが

「そうですか…。泉さんと会えなくなるのは、非常に悲しいですね」

と僅かに顔を伏せて言った。
まだ昇って間もない太陽が、ゆるやかな光をみゆきへと送っていた。
それはみゆきの悲しみと交差して、より一層悲しげな雰囲気を作り出していた。

「泉さんに笑顔で旅立って欲しいのは、私も一緒です。全面的に協力しますよ」

みゆきは、穏やかな笑顔を私に送る。私には到底出来ない表情だった。
美しいと思った。別に疚しい意味ではない。一人の女性として、本当に美しいと思った。
つかさの笑顔を思い出す。つかさの笑顔は、相手を安心させるような笑顔だった。
つかさの笑顔に、私は心を癒され、慰められ、幾度となく助けられてきた。

人それぞれ、『笑顔』というものは違う。
私にしか出来ない笑顔もあれば、私には天地がひっくり返っても出来ないような笑顔だってある。
そして、こなたの笑顔もまた、私が持っていない笑顔だった。


私の笑顔も、何か人を動かす力を持っているのかな…。


こなたがいる日常。いつもと変わらない日常。何一つ変わったものはない。
こなたが自分の世界に入って話を続ければ、私は呆れた顔でつっ込む。少しエスカレートすれば軽く口論になる。
つかさはその横でハラハラとしている。みゆきは、落ち着いた表情でその様子を見る。
全く変わらない日常が、矢のような速さで過ぎていく。水曜日、木曜日、金曜日。


そして、ついにこなたが旅立つ日を迎えた。





さぁ、肝心の別れのシーンなんですが…。これは時間かけないと無理そうですww
とりあえずここまで。夜にでもラストをUPできればいいのですが…。
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 11:12:37.79 ID:kC78alM0
>>519
>さようなら、倫理。
>こんにちは、背徳の世界。

後でじわじわ来る表現だなww
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 12:24:46.91 ID:ufHQKQSO
>>523
GJ!笑顔の話しが良かった。
夜も期待www
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 12:35:30.95 ID:ufHQKQSO
かがみ「こなた、はいバレンタインチョコ!」
こなた「こ、これは……」

そこには等身大かがみチョコが立っていた! 塗装済みです(^ω^)ウマソー


こなた「た、食べなきゃダメ……?」
かがみ「せっかく作ったのよ? 食べてくれなきゃ嫌よ……」

こなた「分かったから、そんなに落ち込まないでよ」
かがみ「やさしく食・べ・て?」

こなた「食べにくいな…………はむ」
かがみ「ひゃん、こなたくすぐったぁい///」

こなた「えぇ!? こっちが本物!? じゃあ今までのは……?」
かがみ「すごいでしょ、生きるチョコレートよ」

かがみ(チョコ)「でもこなたは本物のあたしを選んだようね、悔しいけどこなたは頼んだわよ」
かがみ「うん、私こなたに食べられるね!」

かがみ「さ、こなた。さっきの続き///」
こなた「罠だ! これは罠だ!!」

527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 13:45:01.93 ID:NM1jXADO
コンクールの投票伸びなさすぎだな。

イマイチ盛り上がってない?
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 14:18:24.86 ID:kC78alM0
確かに投票率の低さが気になる……
俺の作品に一票でもいいから誰か入れてくれww
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 14:52:51.44 ID:ufHQKQSO
一人一票でしょ?
ということは、住人は全部で14人か
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 14:58:36.42 ID:xxxIuzA0
いや、時間がなくてまだ全部読んでない人もここに・・・
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/14(木) 15:13:25.09 ID:DXTCDSAo
むしろコンクール締め切りの後から投下ペース増えてる気がする。
>>390はホントに惜しかったね。


 さいたまで鳴らしたわたしたち特攻部隊は、空きページを埋めるための掲載だったが、人気を博し掲載誌も増えていった。
 しかし漫画のみでくすぶってるようなわたしたちじゃない。
 筋が通らずとも萌えと「あるある」ネタさえあれば、なんでもやってのける恥知らず、わたしたち特攻女郎Lチーム!

「わたしは、リーダーの高翌良みゆき。通称みゆきさん。
 容姿端麗かつ博識披露の名人。
 わたしのような全身萌え要素でなければ、百戦錬磨のつわものどものリーダーは務まりません」

「わたしは柊かがみ。通称かがみ。
 自慢のツインテールにお前らみんなイチコロよ。
 ツンデレかまして、そこらの男からこなたまで、よりどりみどり」

「泉こなた。通称こなた。
 オタクだけどスポーツと家事は万能だよ。
 バンタインチョコだってその気になれば手作りできる。
 でもゆーちゃんに頼りにされるのは勘弁かな」

「えーと、別に待たせてないよね。わたしは柊つかさ。通称つかさです。
 料理の腕は天下一品。お人好し? 天然? いやどっちかといったら常識人側です」

 わたしたちは、道理の通らぬ世の中に敢えて挑戦する、頼りになる神出鬼没の(Lucky=気まぐれ)、
 特攻女郎Lチーム! ゆるいネタを補充したい時は、いつでも言って頂戴!
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 15:25:17.69 ID:.BfKxADO
>>531ならば>>506を書いてくださいな
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/14(木) 17:08:54.23 ID:DXTCDSAo
>>532
                          ,,,_                         ,,--.
  .,,,,,、     .,,―-、,、      ,,,,,---l゙ `'''-.         〔^゙''、、    .厂".=,,、│
  │ `'i、   丿 ./'''i、`''i、    / `r'''''''ー=@ .゚'''〜i、、     ゙i、 ‘''''''〜-,、 ゙'_,l゙`'"
   }  ヽ  .│ .|  .゙l  .゙l,   |  \,/゛  ,,―i、  `'i、   ,,/    _,,,,,,,,,|,,,,,,,,,,_
  .l゙  │ l゙  |  .|  │   ゙l、    .,/   .,!   ゙l 厂`    /゙l ̄゛     `i、
  |   | .l゙  `|   |   .| │`^     'lj〜--‐'"   .│ ``''┐  │ .,/′.,,,,,----┘
  .|   │ ,l゙  ,"  .|   │ ゙''ー--.   ゙゙l-,,,_   ._,/   ,l゙   │,i´..,r'"
  │  .l゙ |  │   |   |      ヽ    ヽ  ̄″    丿   ,l゙ l゙  |、
  ヽ  ‘''′ `,-,,, ̄″  │      .ヽ   `゙l、         l゙   .│ .ヽ  `゙""" ̄ ̄ヽ
   ‘-、,,,,,,,/  `'ヽ__,,i´          ヽ   ,l゙       .゙l、 .,/   `''-,,,、     _,,l゙
                          `''''"         `゙"`        ̄ ̄″
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 17:22:28.74 ID:aUOwv.AO
>>526
もしかしてピカチュウとライチュウかw?


投票してないが俺もいるぞww
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 17:30:24.87 ID:ufHQKQSO
>>534
ネタを知ってる人キタ―(゚∀゚)―ッ!!

バレンタインならこの話を書くしかないと思ったんだwww
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 17:53:52.99 ID:.BfKxADO
>>535やっぱり!似てるとは思ってたけど!
537 :バレンタイン戦記 :2008/02/14(木) 18:30:11.05 ID:mKxjoG20
俺もバレンタインに便乗!?さっきサッと書いたモンだから
完成率低い・・・というか何も考えずに書いたけどスマン


今年もあの日がやってくる。
そう、それは・・・バレンタインデー。
これは女の子が好きな女の子にチョコを送る日・・・
え?男の子?何それ。

しかし、そのバレンタインデーは私にとって平凡な行事などではなく
戦争であった。

かがみ「♪〜♪〜」
みさお「よお、柊!なんか機嫌良さそうだなっ」
かがみ「当たり前よwwだって今日はバレンタインなのよ♪」
みさお「あ、そういえばそうだったな・・・」
かがみ「あんた、まさか忘れてたのかよ」
みさお「・・・」
かがみ「何だその目は」
みさお「・・・」
かがみ「悪いけど、あんたにやるチョコなんかないからなっ」
みさお「( ゚д゚)・・・・(´;ω;`)みゅ〜ん」

泣きながら日下部はどっか行った。
ま、あいつのことなんかどうでもいいんだけどね。
だって私の眼中には愛しのあの子しか映ってないからww

そう、愛しのこ・な・た(ハート)

こなたん教室
かがみ「こなた〜」
こなた「あ、かがみんー」
ああ、いた〜(ポヘー)
かわいい・・やばい・・・
こなた「どったの?何か幸せそうだね」
かがみ「あったりまえでしょ!だって今日は・・・」
つかさ「ちょっとお姉ちゃん!!」
なんか私たちの間につかさが乱入してきた。
つかさ「私のこなちゃんをとらないでよ!」
かがみ「はあ?」
なんかしゃべったと思ったらこなたの前に所有格ついてるし。
つかさ「こなちゃんは私のものなんだから、触らないでよ!」
かがみ「何言ってんのよ。いつあんたの物になったっていうのよ」
こなた「(=ω=.;)???」
538 :バレンタイン戦記 :2008/02/14(木) 18:30:47.24 ID:mKxjoG20
「そうですよ」

とかなんとかやってたら別の声。
みゆき「泉さんは私の物ですから(ハート)」
ちょー嬉しそうにニコニコしながらみゆきがやってきた。
ていうかみゆき・・・あんたもか。
つかさ「むぅ・・・ゆきちゃん・・・」
みゆき「どいてください。つかささん。私、泉さんに用事があるんです」
つかさ「やだよ。私だってこなちゃんに用事があるもん」
両者にらみ合う。
何やってんだか・・・よし、今のうちにこなたをゲット・・・
ってあれ!?こなたがいない・・・!?ハッ!!

ゆたか「すいません、柊先輩。お姉ちゃんは私の物ですので」
ナゼだか知らないけどゆたかちゃんがこなたを引っ張って逃げようとしてる!?
こなた「ゆーちゃん!?ど、どうゆうつもりなの!?」
ああ!!私のこなたが!!
かがみ「とうっ!!」
こなたにダーイブ!!
ゆたか「フフフ・・・甘いですよ、先輩。みなみちゃん!」
そう言ったかと思うといきなりどこからかみなみちゃんが現れて私の前をふさぐ。
みなみ「すいません、先輩。ゆたかの命令なので」
かがみ「何よそれー!!はやくどきなさいよ!!」
みなみちゃんの肩越しにこなたがじたばた暴れながらゆたかちゃんに連れ去られてる。
やばい・・かわいい・・・・
なんて言ってる場合じゃない!!こなたを取り戻さなくてわ!
何故なら今日は・・・1年に1度の特別な日だから!!
こなた「うわ〜ん・・かがみん、助けてーっ」
遠くなっていくこなたが涙目で私を呼んだ。
心に血液が供給!!エンジン全開!!
かがみ「たあっ!!」
みなみちゃんの頭上を越えて、私はこなたを追った。

つかさ「お姉ちゃん、待てー!!」
なんか背後からつかさの声。
そしてガツンと後頭部になんか当たった。
かがみ「痛っ!!・・な、何よ!?」
足元を転がるビンにバルサミコ酢と表記してあった。
なんて、そんなことどうでもいいわよ!!
とかなんとか考えてるうちに私の横をつかさとみゆきが過ぎて行った。
かがみ「あ、あんたらズルいわよ!!」
私もすかさずダーッシュ!
みんなにこなたをとられてたまるかー!!
539 :バレンタイン戦記 :2008/02/14(木) 18:31:40.18 ID:mKxjoG20
くそー・・追いつけない・・・
なんか武器があれば・・とはいっても今私の手元にあるのは
こなたへの愛が詰まりに詰まりまくったチョコだけ。
しかもなんか前方に誰かが見えてきた。
なんだ、田村さんか。なんか顔が赤いけどどうしたのかな。
ひより「あのっ・・柊先輩っ!」
驚いたことに名前を呼ばれた。反射的に立ち止まる。
って!止まってる場合じゃない!一刻もはやくこなたを・・・
かがみ「ごめん、今、すごく急いでて・・・」
ひより「え、あ・・じゃあ、あの・・これ!!」
差し出されたのはきれいにラッピングされた・・・チョコ!?
かがみ「え・・!?あ・・・」
ひより「実は・・私、あなたを一目見たときから好きで・・あの・・その・・・」
何よこれ!?ちょっとこのカップリングはマニアックすぎなんじゃ・・じゃなくて!!
かがみ「ありがと!」
棒読みのようにそう言ってチョコをもらってこなたを追う。
やばい、このままじゃゆたかちゃんかつかさたちにとられるううううううう

と、走り出した矢先・・・
みさお「おーっす柊〜」
かがみ「またあんたかよ!!邪魔だ、どけ!!」
みさお「な、何だよ!いきなりそれかよ!!」
かがみ「うるさいな!今急いでんのよ!はやくつかさたちを追っかけないといけないんだから」
みさお「え?でも妹なんかどこにもみえねえぞ?」
かがみ「だからはやくしないといけないんでしょーが!!」
ん!?待てよ・・・ひらめいた!!
ちょっとこいつを利用すれば・・・・
かがみ「ねえ、日下部。あんた足速いわよね?」
みさお「んー?」
かがみ「つかさとみゆきを捕まえてきてよ」
みさお「ええ〜?何で私!?」
かがみ「いいじゃない。あ!そうだ。あんたにチョコあげるから!」
さっき田村さんからもらったチョコを放り投げる。
みさお「チョコ!チョコおおおお!!柊のチョコオオオオオオオ!!!!」
飢えた野犬みたいな勢いで投げたチョコを必死に追いかける日下部。
こいつ、バカだわ。えっと田村さん、ゴメンネ。
よし、つかさたちはこいつに任せて・・・私はゆたかちゃんを・・・
って、ゆたかちゃんどこにいるんだ?
その時!!!

「ふわああああああああああああああああっ!!」

叫び声!?てかこれこなたの声じゃん!?
まさか・・・誰かが楽しいことしてんじゃないでしょうね!?
声の方へ猛ダッシュ。
窓をバリーンと割って外に出る。
グランドのど真ん中でゆたかちゃんとこなたがなんか危険なことを!!!
540 :バレンタイン戦記 :2008/02/14(木) 18:32:10.07 ID:mKxjoG20
かがみ「こなたあああああああああああ!!!!」
ドガッ
ゆたかちゃんに体当たり。
ゆたか「キャッ」
かがみ「こなた!大丈夫!?」
こなた「うわあああんかがみいいいいいい」
涙目で私に抱きついてくる。
いや、やめ・・・・そんなことされたら私・・・・っ
てか、ゆたかちゃん・・・あんたは・・・・・・・
とりあえずっと・・・・こなたの腕をガシッと捕まえて、
もう1回猛ダッシュ。2人きりにならなくては!!
こなた「わうっ!?か、かがみん、な、何!?」
不安そうにこっちを見上げてくる。
やばい、ニヤける・・・うおおおおおおおおおおお
必死に我慢してトイレに到着。
個室にこなたを押し詰めて私も入る。
こなた「な、何を・・・・」
かがみ「あんた、今日何の日だか知ってる?」
こなた「バレンタインデー・・・」
かがみ「そう!だから・・・」
やばい、恥ずかしい。
だってこなたとこんなに近いんだもん。
かわいい顔がこっちを見上げてきょとんとするんだもん。
かがみ「これ・・・」
愛が詰まりに詰まりまくりすぎたチョコを出して言う。
こなた「え!?チョコ?・・・わ、私に?」
かがみ「そ、そうよ・・・わ、私の手作りなんだからねっ!」
こなた「かがみん・・・」
ちょっと赤面して驚愕したようにまた見上げてくる。
こなた「あ、ありがとぅ」
ニコッとするこなた。
いやあああああwwwwwwか、かわいい・・・やばい・・・萌え死・・ぬう・・・・
とか思ってると上から声がした。

みさお「おーい柊」
扉の上から日下部が出てきた。
かがみ「はっ!?日下部!?あんた、何トイレん中覗いてんのよ!」
みさお「いや、あのな・・・妹たちが見つからなくて・・・」
かがみ「だからって何覗きに来てんのよ!この変態!!スケベ!!」
上履きをぬいでおもいっきり投げつける。
顔面に直撃して奇声発しながら逃げてった。よかったよかった。
541 :バレンタイン戦記 :2008/02/14(木) 18:32:29.59 ID:mKxjoG20
さて、邪魔者はいなくなったし・・・こなたに向き直る。
今までの日下部とのやりとりをポカンと見ていたこなただったけどまた私を見てくれた。
こなた「ほんとにありがとねっかがみ!私、嬉しいよっ」
顔を赤くしながら嬉しそうに笑うこなた。
かがみ「うん、あんたが嬉しいんなら私も嬉しいよ。・・・こなた、あのね」
こなた「ん?・・・」
かがみ「私ね、あんたのこと、好きだよ」
そう言ったらなんかこなたが驚いたような顔してすごく顔真っ赤にした。
私も相当恥ずかしいんだけど、ニヤけるのをこらえる方が大変。
こなた「えっ・・あの、・・でも・・その・・・・」
ちょっと俯いちゃうこなた。
でも、最後にちゃんと私に目を合わせてこう言った。

こなた「私も・・・かがみのこと、好きだよ?」

ハッピーエンド♪
幸せ・・・生きてて良かった・・・ホントに・・・・

パチ
かがみ「ん・・・?」
辺りは真っ暗。
キョロキョロ。
かがみ「まさか・・・夢オチ・・・?」
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 18:35:18.83 ID:mKxjoG20
以上です。
すいません、ただのかがみん暴走話でした・・・
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 19:04:41.13 ID:aWVJCcY0
>>542
GJ。面白かったZE

544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 19:12:17.87 ID:KxGdess0
>>542
GJwwwwwwwwwwwwww
ひよりん涙目wwwwwwww


後ライチュウは俺の嫁
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 19:24:18.55 ID:ufHQKQSO
>>542
GJ!こういうの大好きなんだwww
出来ればそのまま幸せに生活してほしかったwww
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 20:09:41.74 ID:aUOwv.AO
>>535
こういう古めのマイナーネタがわかりあえるとかなりテンション上がるよなww
久しぶりに読みたいけど、何巻か忘れたやww
547 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 20:11:20.75 ID:TIbrmhY0
ようやく完成しました。一気にラストまでUPします。
初めてSSを書きましたが、期待通りのものが出来たかどうか心配です。もしよろしければ、感想もらえると嬉しいです。


家の前には、既にみゆきと成実さんが居た。車が停まっている。これで空港まで送っていくのだろう。

「あ、かがみさん、つかささん、おはようございます」
「おはよー、ゆきちゃん」
「おはよ、みゆき。早かったのねぇ」
「やぁやぁ、かがみちゃんたちも来てくれたのかー」
「成実さん、おはようございます」

軽く挨拶を交わしたのち、喋って時間をつぶす。
その会話でも、こなたとの思い出話はしない。
今その話をすれば、すぐにでも全員で泣き崩れてしまいそうだから。

「こなたのために、みんなわざわざありがとねー」

成実さんが少し身をかがめて言った。既に目が赤い。彼女も泣くのを堪えているのだろう。
顔をよく見ると、涙が流れた後があった。我慢できなくても無理はないだろう。こなたを実の妹のように可愛がっていたのだから。

そして、泉家のドアが静かに開いた。
ゆたかちゃんとおじさん、そしてこなたがゆっくりと歩いてくる。

おじさんが私たちの顔を見て、悲しみが混じったような笑みを浮かべた。

「みんな、わざわざ来てくれて本当にありがとう。俺のせいでこなたも連れて行くことになって…ごめんね」

おじさんは俯いて、右手を握り締めた。その手がふるふると震えているのがわかる。

「ホントは…置いていってやりたかったんだ。もう高校生だし、ゆーちゃんと一緒にすることも考えたんだ。
 折角仲のいい友達も出来て、これから大学に行ってもっと楽しい生活ができるのに、俺が情けないばかりに…ごめん、ごめんよ…」

おじさんが、今度は全身を震わせている。成実さんは、既にしゃくり上げていた。ゆたかちゃんはもう涙が溢れ出していた。

「お父さん、いいんだよ。私は自分から行くって言ったんだよ?」

こなたが、おじさんの背中をさすってあげている。
本当はこなただって泣き出したいはず。でも、最後まで人に気を遣えることができる。そんなこなたが、羨ましかった。

おじさんは、石塀に片手をついてしゃがみ込んだ。もう我慢できなかったんだろう。
成実さんがおじさんの横に行って、「おじさん…」と肩に手を置いた。そして、声を上げて泣き出した。
ゆたかちゃんもそれにつられて泣き出していた。

その様子を見て、私たちもついつられそうになった。でも、ぐっと堪える。
私たちには、こなたを笑顔で見送るという使命があるから。

つかさはもう涙腺崩壊一歩手前といった感じで、目には涙が溢れんばかりに溜まっていた。

こなたが、視線をおじさんから私たちに移した。
548 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 20:12:22.20 ID:TIbrmhY0
「…みんな、今日はほんとにありがとね。私と最後まで仲良くしてくれて、ほんとに嬉しかったよ」

こなたが喋り始めた瞬間、つかさの涙の湖が氾濫したのを見た。
しゃくり上げるのを必死に我慢する声が、隣から聞こえてくる。

「ホントはね、最後ぐらい皆でどっか行きたいなー、とか思ったんだよね。
 でも、なんかね、こういうときに限って出かけるっていうのもなんかおかしいなぁ、とか思って」

こなたが目を瞑る。

「でも、みんなのことだから多分私をどこかに連れて行ってくれるんだろうな、って思った。そこで思い出を作って、それでお別れするんだな、って思った。
 でもね、みんな最後まで私にいつも通りの日常を過ごさせてくれた。私の気持ち、分かってくれてた。
 それで確信したんだ。私、みんなと本当の意味で『親友』になれたんだな、って」

あ、ダメ…。泣きそう…。もう涙腺が危ない…。

「みんなに旅立つってことを泣きながら伝えてもよかったんだよね。でも、そんなことしたら余計みんな気を遣っちゃうでしょ。
 私、人に気を遣われるの慣れてないからさ。どうしてもそういう風にはできなかったんだよね」

こなたが、私たちをじっと見つめる。10秒ほどの沈黙が流れた。

「みゆきさん、私ね、みゆきさんに初めて会ったとき、『あ、私と違う世界にいる人だな』って感じたんだ。
 なんとなく劣等感感じちゃって。頭は私なんかより全然いいし、運動も得意だし、スタイルも…ね。
 でも話してて、いい人だな、って。この人とだったら、すごく仲良く出来そう。って思ったよ。
 萌え要素だー、とかずっと言ってきたけどね。迷惑だったかな? もしそうだったら、ごめんね」

みゆきは、両手で顔を覆っている。泣いているのだろう。両手の下にあるみゆきの泣き顔が想像できる。

「つかさ、初めて会ったとき、私のこと変な人だと思ったでしょ? いやぁ、私の勘違いで変な騒ぎになっちゃって、ごめんね。
 でも、それから学校でつかさが声かけてくれて、本当に嬉しかった。私、中学でちゃんとした友達あんまりいなかったから…。
 高校でもなかなか友達できなくってさ。それで最初に出来た友達がつかさ。
 つかさがいなかったら、かがみにもみゆきさんにも会えなかったんだよ。本当に感謝してる」

つかさが隣で、ヒック、ヒックとしゃっくりをしている。我慢の限界が、すぐそこまで来ているようだった。
次は私の番だろう。でも、私はこなたに思い出話をして欲しくなかった。
こなたがこっちを見た瞬間、私は先にこなたに言った。

「待って。私の分はいいわ。アンタが何言いたいか、言葉にしなくてもわかるわよ」

こなたが少し驚いた顔をする。でも、すぐ元の顔に戻った。
549 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 20:13:06.28 ID:TIbrmhY0
「じゃあ、みんなに、これ」

こなたがバッグから何かを取り出す。それは、丁寧にラッピングがなされた小さな箱のようなものだった。
それを、一つずつ丁寧に渡していく。私は、それを受け取ると両手で包み込んだ。

「それ、私がいなくなってから開けてね」

また沈黙。
おじさんが、よろよろと立ち上がった。

「それじゃ、こなた…。行こうか」
「…うん」

こなたは一つ小さな溜め息をつくと、私たちに背を向け、車へと歩き始めた。

車に乗り込むこなたの顔が、一瞬だけ見えた。





泣いていた。





ずっと堪えていたんだろう。私たちに言葉をかけているときも、プレゼントを渡すときも。
いや、もしかしたら家のドアを開けた瞬間からかもしれない。
それとも、私にイギリスに行くことを告白したときからだろうか。

そう考えると、私は涙を我慢することが出来なくなった。

そして、無意識のうちに、今まで生きてきた中で最も大きく、そして大量の涙を流していた。

つかさがその場に座り込む。みゆきもハンカチを取り出して顔を覆う。
涙で車が見えない。一生懸命手で目を擦る。

そして、車のエンジンがかかった。

その時、ふと忘れかけていたことを思い出した。





…ダメだ、泣き顔でこなたを見送っちゃ…!
550 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 20:14:22.36 ID:TIbrmhY0
つかさの腕を引っ張り、無理に立たせる。つかさは、ハッとしたように目を擦っていた。
みゆきも察したらしく、ハンカチをしまって呼吸を整えている。


そして、私たちは笑った。


それぞれが持っている、『最高の笑顔』を。


こなたが、窓から私たちを見る。


こなたは、目を大きく見開いた。私たちの表情に驚いたのだろうか。


そして、少しだけ目を逸らし―――――


満面の笑みを、私たちに送ってくれた。


車が動き出す。


こなたが遠ざかる。


何か叫んでいる。


「ありがとう…! 本当にありがとう…!」


そう聞こえた。


こなたを乗せた車はもう豆粒ほど小さくなって―――――


そして、地平線の彼方へと消えていった。
551 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 20:15:32.11 ID:TIbrmhY0
「…行っちゃったわね」

この空気を打破すべく、私は言った。

「そうだね」

つかさが言った。もう、顔は涙でぐしゃぐしゃだった。

「いつか、また会えますよ。信じてれば…」

みゆきが、遠くの空を眩しそうに眺めながら言った。

「そうね…」

ふと、右手に握り締めた箱が気になった。
強く握り締めていたからか、包装紙が少しよれてしまっていた。

「開けてみようか?」

私がそう言うと、二人は大きく頷き、それを承諾した。

包装紙を丁寧に開き、中にある桐の箱をそれぞれ手に取った。


箱の蓋を開けると、そこには私たちそっくりの人形が入っていた。
それは本当に丁寧に作られていて、細部まで見事に再現されていた。
これを作るためにこなたが苦心している姿を想像するだけで、もう一度泣けそうだった。

「…ん?」

人形を箱から出すと、その下には一枚の紙が敷かれていた。
私はそれを取り出し、開いた。つかさとみゆきも同様に紙が入っていたようだった。


「今までありがとう。大好きなかがみん。大学受験近いけど頑張れ〜! ピサの斜塔から応援してるよ!」

こなた独特の字で、こう書かれていた。
私の涙腺は、このときついに崩壊した。

「バ、バカ…。ピサの斜塔はイタリアだっての…。普段から勉強しなさいよってあれほど言ったでしょ…」

声がかすれる。息が詰まる。顔が熱くなってくる。
涙が、文字の上に落ちる。一粒一粒が、インクを滲ませていく。
こなたの精一杯のボケなのか、素で間違えたのかはわからない。でも、嬉しかった。
こなたが今まで私にくれたどんなプレゼントよりも嬉しかった。

つかさとみゆきも、隣で泣いていた。
私たち3人は体を寄せ合って、ここが閑静な住宅街だということも忘れて大声で泣きじゃくった。
ただ自分の気が済むまで、我慢していた気持ちを全て出し切るまで泣き続けた。

こなたの最後の笑顔を象徴してるかのごとく、太陽の日差しが強くなっていた。
552 :Goodbye with our BEST SMILE :2008/02/14(木) 20:17:31.89 ID:TIbrmhY0
「お姉ちゃん、こなちゃんからお手紙が来てるよ」
「本当!?」

つかさから手紙を受け取り、丁寧に封を剥がす。
中から一枚の便箋と、一枚の写真が出てきた。
半分に折られた便箋を開くと、懐かしい文字が出てきた。



―拝啓 かがみ、つかさ。
 お元気ですか? 大学生活エンジョイしてますかー? あ、それより先に合格おめでとう、だね。
 二人ともよく頑張ったねー。しかも二人とも第一志望で。いやぁ、私は大学受験できなかったけど、自分のことのように嬉しいです。
 私は今、イギリスで普通に社会人として生活しています。お父さん大変そうだし、私がサポートしてあげないとね。
 こっちにはオタク文化は普及してないみたいだけど、私が発起人になって広めていってやるさー!(笑)
 あ、それよりその写真見てよ! つかさは覚えてると思うけど、そこで私と肩組んでるの、昔つかさに道聞いてた人なんだよ!
 この人が居たから、私たちは仲良くなれたんだよねー。そう思うと、なんか不思議な気持ちです。
 あー、そうそう。お父さんの仕事がもう少しで落ち着きそうだから、近いうちに日本に帰れます。
 またつかさの焼いたクッキー食べたいな。あ、かがみのも食べたいかも。ちょっとは料理上達した?(笑)
 もっと色々書きたいけど、積もる話はそっちに行ってから…ということで。そんじゃ、またね。 敬具


「あいつ、楽しそうにやってるみたいね。よかった」
「ほんと。この写真もすごく嬉しそう。こなちゃん、早く会いたいなー」

大男と肩を組んでいる(こなたは相手の腰に手を回しているだけだったけど)こなたの笑顔が、やけに輝いて見えた。




―拝啓 こなた。
 手紙ありがとう。あと、合格の祝い、ありがとね。今私は法学部で忙しい毎日を過ごしています。
 あんたに宿題見せてやりたいぐらいよ。私が誰かに泣きつきたいぐらいいっぱいあるんだから。
 それにしても…。あんたがまさか社会人とはね。ちっこいあんたが一人前に働く姿、想像できないわよ。なんてね。
 あれからつかさとみゆきの3人で相談して、こなたにささやかながらプレゼントを贈りたいと思います。
 私が焼いたクッキーじゃないから安心しな。(笑)
 日本に戻ってきたら、イギリスのこと色々教えてね。楽しみに待ってます。 敬具



手紙を書き終えると、私はプレゼントを小さな袋に入れ、口をテープで閉じた。
そしてそれを便箋と共に封筒に入れ、封をした。



その「ある物」とは、
私たちが各自一つずつ作った、こなたそっくりの人形。もちろん、一人ずつメッセージを添えて。

こなた人形は、それぞれ笑っていた。
こなたと同じように、眩しい笑顔を周りに振りまいていた。          Fin
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 20:26:44.55 ID:ufHQKQSO
>>546
ちょっと引っ張り出して調べた、2巻の107ページwwwこの人の描く絵は可愛すぎるwww
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 20:38:50.75 ID:ufHQKQSO
>>552
GJ!!
こなたがこういう形で居なくなる(正確には居なくなってないけど)系は初めて読んだなぁ〜
良い感動をありがとう(´;ω;`)ウッ

てゆーか、まさかの一話の外人www
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 21:27:28.48 ID:TIbrmhY0
>>554
ありがとうございます(T_T)
あの外人、何かの形で出してあげたかったんですよwwww
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 21:31:28.67 ID:sBqybSM0
『Goodbye with our BEST SMILE』まとめながら読ませてもらった
昔、自分と仲のいい幼馴染みが引越しで遠くにいっちゃうことがあったの思い出した
GJです!!

あぁ今とてつもなく切ない・・・
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 21:38:30.92 ID:TIbrmhY0
>>556
まとめてくれてありがとうございました(^^)
「誰かが死ぬ」って展開ナシで感動系書きたかったんでこういうSSにしました。
切ない気分にさせてすいませんwwww
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 21:49:43.45 ID:mKxjoG20
>>552
乙!
イイハナシダナー(´;ω;`)
目頭がちょっと熱くなったぜ…
これが初SSとは…次回作も期待せざるおえない!
GJだ!
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 21:53:16.62 ID:TIbrmhY0
>>558
感想どうもです。次もまた機会があったら書きたいと思うので、よろしくお願いします。
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 22:12:11.67 ID:ufHQKQSO
かがみ「こなたぁ! 今日はバレンタインデーよ! チョコちょうだい!」
こなた「…………」ピンッ

コロコロ⌒r⌒r⌒□←チロルチョコ

こなた「拾え」
かがみ「うっひょー!」




かがみもこうなったらおしまいだな……
ところで皆はチョコ貰ったか? 俺は2個^^







親と会社のおばさんだけどねorz
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/14(木) 22:18:55.78 ID:U2vfiADO
>>560
そのかがみん、なんという今日の俺ww
義理チョコをたくさんモロタ
本命チョコ?ロマンス?なにそれウメーの?
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 22:42:18.07 ID:mKxjoG20
あげる側だけど誰にもあげてない…orz
むしろもらっただけwwww
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 22:53:36.48 ID:aUOwv.AO
>>552
最初はベタそうな設定だったけど
このスレでは珍しかったりする
GJでした
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 23:02:38.58 ID:TIbrmhY0
>>563
ありがとうございます。
最初自分でもベタだと思ったんですが、まとめ読んだら意外と少なかった、むしろほとんどなかったんですよねwwwwww
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 23:42:12.21 ID:kC78alM0
遅くなったがバレンタインSS行くぜ
566 :天使たちの微笑み〜ゆたかの場合〜 :2008/02/14(木) 23:43:20.84 ID:kC78alM0
 田村ひよりは朝から胸を躍らせていた。
 今年も「その日」が訪れたからだ。
 もっとも、ひよりがそのことで盛り上がっていたのは今年が初めてだったのだが。
 その名をバレンタインデー。日本限定だが、女が男にチョコレートを贈り、思いを伝えるという、大多数の男には忌まわしい悪習としか思えない行事である。
 実はひよりには特に意中の相手がいるわけではない。彼女は思い人が二次元世界の住人――と言っても通用してしまうほどのオタクである。
 オタクの中には、キャラクター同士に恋愛をさせる者もいる。ひよりもその一人だが、彼女の場合は異性同士では飽き足らず、同性同士(男女不問)で恋愛させる、いわゆる腐女子と呼ばれるタイプだ。
 そしてその毒牙は常に親友たちに向けられていた。
 親友の名前は小早川ゆたかと岩崎みなみ。二人のあまりの親密ぶりを見て、密かにこの二人をネタにした百合の同人誌をいくつか手がけたりしている。ひよりのこの日のテンションが異常に高かったのも当然の結果だった。
567 :天使たちの微笑み〜ゆたかの場合〜 :2008/02/14(木) 23:44:18.72 ID:kC78alM0
 放課後。
「みなみちゃん、これ」
 その言葉をひよりは聞き逃さなかった。
 その方向を見れば、果たしてゆたかが、みなみにチョコレートを渡す瞬間であった。
 ついにひよりが待ち望んでいた「その時」が来た。
(長かった……今か今かと待ち望んだこの瞬間が!)
 この光景を前にひよりの創作意欲は大いにかきたてられた。
 そうやって妄想を繰り広げながら、次に目にした場面にひよりは首をかしげた。
 今度はゆたかが留学生のパトリシア(通称・パティ)にチョコレートを配っていたのである。
 ひより、ゆたか、みなみ、パティの四人はよく一緒にいるが、これは一体……。
(ま、ま、まさか、小早川さん、二股を!?)
 ひよりの脳裏をまたしても妄想がよぎった。妄想の激しさに我を忘れたひよりは、ゆたかが声をかけるまで、ゆたかが近づいてくることに気づかなかった。
「田村さん、はい」
 ゆたかの声に一度現実にひき戻されたが、目の前に差し出されたチョコレートを見て、ひよりは限界に達した。
(こ、こ、こ、小早川さん、私にまでー!? 私はどうすりゃいいのー!?)
 他人の恋愛を眺める立場にいるつもりが、自分が当事者となる予想の斜め上すぎる展開。目の前に突然、宇宙人、未来人、超能力者が現れるのと同じくらいの驚きかもしれない。
 だが、このまま動揺していても話は先に進まない。
 意を決して、ひよりは尋ねた。
568 :天使たちの微笑み〜ゆたかの場合〜 :2008/02/14(木) 23:45:06.26 ID:kC78alM0
「小早川さん、これは……?」
「みなみちゃんもパティちゃんも田村さんもいつも友達でいてくれてるでしょ? だから感謝の印にと思って」
 満面の笑みを浮かべてゆたかは答えた。
 ひよりは呆気にとられた。全ては自分の思い込みだったのだ。
(ああ、私のお馬鹿ぁ……)
 穴があったら入りたいところだった。
「田村さん?」
 ゆたかが間一髪のところでひよりが穴に入るの防いだ。そしてゆたかに礼を言うように自分に言い聞かせた。
「え? あ、えーと、ありがとう」
「どういたしまして」
 もう一度ゆたかは笑顔をひよりに向けた。

 帰り道の途中、ひよりは考え事をしていた。あくまでも妄想ではなく考え事である。
(結局小早川さんと岩崎さんのラブラブは見られなかった。でも、小早川さんの真心が込められたチョコ……うん、やっぱりうれしい。これからも小早川さんたちと友達……ふふふ)
 そう思いを馳せつつも、
(それにしても、私をあそこまで驚かせるとはさすが小早川さん。ひょっとして小悪魔の素質が……博愛主義な小悪魔、すると岩崎さんは……)
 やはりひよりはひよりのようだ。
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/14(木) 23:47:52.02 ID:kC78alM0
以上です
ほんとはあきら様とかなたさんの奴も書きたかったんだけど、時間がなくて申し訳ない
まあ2月中に書けば多分問題ないとは思うが……

そうだ、今日はあきら様の誕生日だ
あきら様、おめでとう!
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 00:01:58.27 ID:V6CgEp20
>>569
GJ!
ひよりん好きの俺にとっては喜ばしい><
あきら様の誕生日!すっかり忘れてたぜ…
遅れたけどおめでとう!
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 06:47:39.48 ID:wTbSYoSO
>>569
GJ!!やはりひよりはひよりであったwww変わらない彼女が好きだ!!

遅れたけどあきら様おめでとー!!
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 17:57:25.36 ID:QWlWn2AO
久しぶりにアニメ見たんだが

このスレに慣れたせいか後半のつかさが空気に感じる

今更なんだけど改札機でつかさがなんじゃこりゃってなるけどどうして?
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 18:07:57.65 ID:wTbSYoSO
>>572
通ろうとしたら改札機が閉まっちゃったから

おそらく、切符を入れたのに
通れなかったから「ちょっと、なにこれ!? 壊れてるの!?」みたいな感じで言ったと思う


多分ね
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/15(金) 18:10:28.37 ID:0HAw1J6o
漫画だけ読み直してみてもつかさのキャラは複雑だな。
言動はボケなのに思考はまっとうに常識的。アニメと全然違う。
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 18:50:33.46 ID:QWlWn2AO
>>573
なるほど
なんという不運
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 19:36:26.04 ID:V6CgEp20
確かに原作とアニメでちょっとキャラ違うね
でもたぶんアニメがなければつかさは俺の嫁になっていなかったな
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 19:39:55.60 ID:wTbSYoSO
こなた「痛っ!」
かがみ「どうしたの?」
こなた「舌噛んじゃった……」
かがみ「よく噛んで食べないからよ」
つかさ「そーゆーのって、ほっとくと口内炎とかになるよね」
みゆき「ペラペラペーラ」

こなた「そうなんだよねぇ、いたたた……」
かがみ(やっべ、可愛い)
つかさ「そんなときはこれだよ」ピコシュア!!

つかさ「バルサミコ酢〜」
かがみ「なんで[たぬき]なのよ」
みゆき「ペラペラペーラ」
かがみ「なるほど」

つかさ「このバルサミコ酢を……」
こなた「いや、いいよ。帰って薬塗るから」
つかさ「でも早く塗らないと」
こなた「だいじょぶだから、バルサミコ酢はいいよ」
つかさ「…………」
こなた「…………」


つかさ「飲まんかい我〜!!」
こなた「〜〜〜〜〜!!」
かがみ「ちょ、つかさ! 無理矢理は良くないわよ(苦しむこなたも可愛い)」

こなた「……あ〜」フラッ
つかさ「どう? 治ったでしょ」
こなた「つか……さ…………好き」
つかさ「ふぇ?」
ガバッ!!
つかさ「ん!? ん……」
こなた「ん……」

かがみ「ずるい!! じゃなくて、こなた何やってんのよ!(こなたのファーストキスがぁぁ!!)」

つかさ「ぷはっ! こなちゃんどうした、ひゃ!!」

ガサゴソガサゴソ

つかさ「やだ、やぁ……こなちゃん……」
こなた「つかさぁ……つかさぁ!!」

みゆき「これバルサミコ酢じゃなくて惚れ薬ですね、しかも強力な」
かがみ「ちょっとつかさ代わりなさい!!」

みゆき「聞いてませんか……」

578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 19:57:30.23 ID:wTbSYoSO
ちょwwwあの国民的人気キャラの猫型ロボット、[たぬき]かよwww
パー速ヒドスwww
579 :黙っと休み時間 :2008/02/15(金) 20:17:51.06 ID:wbcH1rY0
昨日SS書き終えたけど、このスレの過疎化が嫌なので頑張って短めのSS書きました!
みなみのキャラソンの歌詞をイメージしつつ(というか、そのまま)書いたんですが、どうでしょうか…?



「…岩崎さん? 岩崎さん?」

言われて、ハッとする。

「どうしたの…? 何か気に入らないところ、あった?」

私は少し俯き、それから顔を上げて言う。

「別に…特にありません」

相手は少し安心したような顔をして、

「…そっか。よかった。岩崎さん、なんか怒ってるのかなって思っちゃって」

と言い、そして元いた場所へと帰っていった。



今、私たちのクラスでは文化祭の出し物についての学級会が行われている。
アイデアを出すのは苦手ではなかったが、喋るのが苦手な私は何も言えなかった。
クラスの様子を見ると、田村さんがパトリシアさんと何か熱心に話をしているのが見えた。
時折私とゆたかを交互に見て、怪しい笑みを浮かべていた。

さっき学級委員長に尋ねられたとき、彼女は「岩崎さん、怒っているのかと思った」と言っていた。
もちろん、私は怒ってなんかいない。でも、彼女にはそう見えていたようだった。
なぜだろう、と考えてみる。

私があまり喋ろうとしないから?
私があまり誰かと行動しないから?

それよりも、尋ねられたときに、私はどんな顔をしていたのだろう…?




話し合いが徐々に盛り上がっていく。

ある男子が「やっぱ順当に喫茶店でいいんじゃねー?」と言えば、
他の男子が「いやいや、普通すぎるだろ」と一蹴する。
すかさず、田村さんが「いや、喫茶店は喫茶店でもヅカ喫茶なんてどうっスか?」と提案すると、
「なんだそれ?」「いや、ヅカはないでしょー」「うーん、グッドアイデアね♪」と色々な声が飛ぶ。

その会話がおかしくて、私はつい笑ってしまう。
そして、少し恥ずかしくなる。私はまた俯いた。
580 :黙っと休み時間 :2008/02/15(金) 20:21:43.14 ID:wbcH1rY0
「岩崎さんって、大人っぽいよねー。羨ましいな」
「岩崎さんが子供の頃ってどんな子だったんだろうね。想像できないや」

そんな声をたまに耳にする。みんな、私のどこを見てそんなことを言ってるんだろう、と思う。
それと同時に、大人と言われることを恥じる感情が生まれる。そのせいで、返事をせずにに黙ることしか出来なかった。

私は、みゆきさんのお母さんによくドジを踏んでいる場面を見られる。
ふざけてチェリーを枕にしているところを見られたし、スーパーの限定品を買うために店を何度も出入りするところも見られた。
一番恥ずかしかったのは、一人で好きな曲を歌っているところを見られたとき。
あのときは『穴があったら入りたい』どころでなくて、穴があったら入って穴ごと埋めてしまいたい気持ちだった。
そんな私のドジな所を見たら、みんなは何と言うだろう。どんな風に感じるだろう。

「岩崎さんって、どんな動物が好き?」

突然クラスのあまり話さない女子に、こうやって話しかけられたこともあった。
まだ陵桜に入学して1ヶ月も経たない頃だった。
私は少し考えた後、

「そうですね…。犬…ですね」
「犬? どんな?」

体ごとずいずいと近づけてくる彼女に少々圧迫されつつ、私は

「小さくて、可愛い犬…。例えばミニチュアダックスフントとか…」
と答えた。すると彼女は少し驚いた顔をして

「へぇ〜! もっとカッコイイ犬とか好きなんだと思ってたよ。意外〜」

と言った。少し違和感があったが、それから少し彼女と犬の話をして盛り上がった。
それ以来、彼女は私のところへ時々来るようになっていた。

彼女と話をしていると、どうしても彼女も私のことを少し年上な感じで見ているようだった。
年齢は一緒なのに、何でみんなそういう見方をするんだろう…。と思った。

そして、学級会後の帰り道。
隣にはいつも通りゆたかがいる。今日は、田村さんもパトリシアさんもいた。
田村さんとパトリシアさんが二人で話を盛り上げている。ゆたかも、少し戸惑いながらも話に付いていく。
話がエスカレートしていくと、私はどうしても黙ってしまう。だから、遠くの空をただ見つめて歩くしかなかった。

田村さんがこちらを見て焦る。

「あ、岩崎さん、ごめんね…。つい興奮しちゃって」

田村さんが心底申し訳なさそうな様子で頭を下げる。

「い、いえ…私は別に」
「遠くの空へナニを思い描いてたんですカ〜? ミナミ♪」

パトリシアさんが私の肩に手を置いて、鼻歌交じりに私を押して歩き始めた。
私は彼女の力に抵抗できずに、足を動かすしかなかった。
こういうのは落ち着かない。静かじゃなくてもいいから、落ち着いて帰りたいのが本当の気持ちだった。
581 :黙っと休み時間 :2008/02/15(金) 20:22:09.67 ID:wbcH1rY0
翌日、2時限目の授業が終わり、少し長い休み時間に入った。
私は机の上に置いた教科書を片付けると、いつも通り窓の外を見る。
こうして静かに時が経つのを待つのが、いつもの私の習慣だった。
何も考えないで、空を飛んでいく鳥や、風にそよぐ木々を見ているのが好きだった。
でも今日は違った。みんなが私のことをなぜ勘違いしているのか、どうしたら解ってもらえるか。
そんなことをずっと頭の中で考えていた。

ふと、ゆたかの方を見る。
ゆたかは机に向かって何か真剣に取り組んでいた。
私の視線に気付いたのか、こちらに振り返る。



ゆたかは、私に笑顔を見せた。
それを見たとき、私の心の中にあったもやもやした感情が晴れていくのがわかった。



そうだ。
私のことを解ってくれている友達がいたんだ。
私が黙っていても、私のことを解ってくれる、そんな友達。
喋らなくても、目と目で解り合える、そんな友達。



あぁ、私はなんてどうでもいい事で悩んでいたんだろう。
解ってくれる友達、そう、ゆたかがいればいい。
ゆたかが解ってくれていれば、みんなもだんだん解ってくれる。


ゆたかが、軽い足取りで私の席まで来た。


「みなみちゃん、昨日ね、お姉ちゃんが…」


そして、今日の休み時間はゆっくりと流れていく。
ゆっくり、ゆっくり。


そんなときが、ほんのり幸せな休み時間。
582 :黙っと休み時間 :2008/02/15(金) 20:23:08.07 ID:wbcH1rY0
というわけでスパっと書いてしまいました。これからは自重します。すいませんでした(^^;
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 20:33:02.39 ID:wTbSYoSO
>>582
いやいやGJ!
みなみの曲は一回しか聴いたことないけど、みなみの気持ちがよく伝わって中々良いSSでしたよ^^

自重しなくてどんどん投下してください><
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 20:43:06.47 ID:V6CgEp20
>>582
乙!
キャラソンにぴったりあってていい!
GJでした!次回作も期待!
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 22:14:10.39 ID:wTbSYoSO
さて、前スレで
らきすたキャラを使ったカードバトルをリクエストした人は居るかな?

今更だが、デュエル前の描写が出来たので投下したいんだが……
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 22:26:19.29 ID:wbcH1rY0
>>583>>584
ありがとうございます(^^)
じゃあ暇が出来たらまたUPするんで…。そのときはよろしくです。
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 23:49:24.52 ID:fz/ufkE0
こなた「かがみってさー、ひだまりスケッチのヒロさんに似てると思うんだよ」
かがみ「どーゆーキャラなの?」
こなた「とりあえず貸してあげるから読んでみて」

翌日
かがみ「こなたの馬鹿はどこだー!」
みゆき「ひいいっ、い、泉さんなら、きゅ、休暇を取って出かけました」
つかさ(こ、こち亀みたいな展開になってるよぉ……)

ゴットゥーザ様「ハークション! うー、誰かあたしの噂でもしてるのかねえ?」
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 23:54:26.03 ID:V6CgEp20
>>585
リクした人じゃないが、投下かもん><
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/15(金) 23:59:45.91 ID:fz/ufkE0
こなた「クラナドに双子の姉妹が出てくるんだけど、それがかがみとつかさによく似てるの」
かがみ「はあ?」
つかさ「ん?」
こなた「お姉ちゃんが藤林杏って子で、ツンデレで釣り目なとこがかがみそっくり。妹が椋っていってね、内気でたれ目なとこがそりゃもう」
かがみ「い、いい加減ツンデレ呼ばわりはやめろっ!」
こなた「まあまあ、ここまで似てるのかよ、って突っ込みたくなるんだから。あ、違うのは妹の方が料理下手ってところかなー」
かがみ「悪かったわね、料理下手で……」
こなた「あ、みなみちゃーん、生徒会長選挙に立候補してみない?」
みなみ「?」
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 01:49:53.69 ID:ZRuigk.o
>>585
お、待ってました!
ついに「こなたのターン!」とかが出てくるんですね。
wktk
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 09:30:05.77 ID:vBpNYADO
さて、何から更新すべきだろう。長さ的には「らき☆すた・ファンタジー」を早く更新しなくちゃいけないけど……
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 09:43:09.94 ID:jIgoMzU0
>>591
お、じゃあそろそろまとめを章ごとにわける準備しなきゃな
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 09:52:59.05 ID:vBpNYADO
しばらくはファンタジーを中心に書いていこうかな。とりあえず、投下します
594 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:02:01.58 ID:vBpNYADO
1―7

「はっ!」
「ハッ!」

かがみが一気に距離を詰める。パティの剣を防ぐと同時に甲高い音を立てる!

(く! なんて重い一撃なの!?)

パティの力に圧倒されつつも、なおも剣は交じり合い、お互いの身体へは届かない

「ッ!!」

突如、かがみがバックステップで距離を取った

(学校で習った剣技だけじゃ、とてもじゃないけど適わないわ……)

「つかさ、こなた、援護して。素手のアンタたちじゃ、絶対に不利だから」
「うん!」
「わかった!」

こなたは早速両の拳を合わせ、魔術の準備――詠唱に取り掛かる

「見せてやるわ、柊家に代々受け継がれてきた剣術を!」
「!」
「――魔神剣!」

かがみは体をひねって左腕を後ろへ回し、全身の力を込めてそれをまったくの間合いの外から、幻影を斬り付けるかのように空振りした
その瞬間、一閃させた剣から発生した剣圧が衝撃波となり、パティ目がけ疾る!

「――シャドウウィスパー!」
「な!?」

しかし、パティもまた、同じ構えから衝撃波を発生させ、それがかがみの魔神剣とぶつかり、お互いを打ち消し合う!

「まさか! 同じ系統の技が存在するなんて!」
「まだまだ甘いデ〜ス!」

今度はパティがかがみに向けて走りだす!

「――デルタレイ!!」

直後、拳を挙げたこなたの掌から三つの光球が出現、パティに襲い掛かる
しかしそれはパティの振るう剣によってすべてが受け流されてしまった

「今だ! 瞬迅剣!!」
「レイジングエッジ!!」

一瞬の隙が生まれたパティへ走り込み、高速で出した突きが風を切ってパティへ向かう
が、それはパティの剣に阻まれ、体に届くことはなかった
595 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:04:07.91 ID:vBpNYADO
>>594

「なかなかやりマすね……アレを使いますカ……」
「な……!?」

腕を左右に大きく開き、自らを十字架のようにしたその光景に、かがみは驚いた
間違いない、あれは呪文の詠唱だ!

「……え……?」

そのパティの右手に赤く光る石――赤晶石。加えて、今までに見たこともない形状の印も、しっかりと存在していた
印を持つ者の体力や腕力は、常人よりも劣るのではなかったのか!?

「――プラントウィード!!」
「な!?」

混乱するかがみの足元からツタが発生、身体を絡め取る

「うそ!? 植物!?」
「あんな魔術、魔導書でも見たことないよ!」

未知なる魔術に困惑する二人。植物を生やす術など、今までに見たことがなかった

「な……なに、これ……? 力が……抜け……」
「そのツタは対象者の魔翌力を吸い取り、そのまま私の糧となりマス!」

かがみの手から、剣が落ちる。それを持つ力が、吸い取られているのだ

「はわわわ!! あのツタをどかさなくっちゃ!! ――ファイヤボール!!」
「「!?」」

つかさの行為に、今度はこなたとパティが驚いた
呪文の詠唱もなしに魔術を行使するほど、高い魔翌力を秘めていたとは!
596 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:05:53.98 ID:vBpNYADO
>>595

つかさの声に合わせるかのように、赤い魔方陣が出現。燃え盛る火球が三つ、かがみに絡まるツタへ向かう

「させまセン! ――ジャガーノート!!」

だが、かがみの魔翌力を吸い取ったパティも自らの魔翌力は増えている
やはり詠唱なしで火球を三つ飛ばし、つかさのファイヤボールにぶつけ、相殺した

「もう! 邪魔しないでよぉ!!」
「そう言われテも困りマス! こっちだって、殺ス気でやってるんデスから!」

パティが余裕の表情を浮かべ、つかさを見る
その間にもかがみに絡まるツタは彼女の魔翌力を吸い取っている。このままでは、かがみの命が危ない!

「――光牙流『心』の奥義――」
「!?」

パティの耳に届いた声。それのする方向を向くと、右手を自分の後方に引いたこなたの姿があった
その右手からは、強力な光が発せられていて――それを見た瞬間、パティは危険を察知した
察知したが……動けなかった。その光の圧倒的な威圧感が、パティを動けなくしていた

「『雲散霧消』!!」

叫ぶと同時に右手を前へ一気に突き出す
こなたの右手に集まった光が巨大な波動となって飛翔、パティの身体を吹き飛ばした!

「Noooo!!」

その身体は、辛うじて原型を止めていた建物の残骸にぶつかり、瓦礫の中に埋まった
それと同時に、かがみに絡み付いていたツタも消え、かがみは地面に倒れこんだ
597 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:09:00.44 ID:vBpNYADO
>>596

「よかった、ツタが……」
「つかさ、援護をお願い。先にパティを倒すよ」
「わかった!」



その頃、瓦礫の中でパティは動けないでいた

(Shit! まさかコナタも晶石を付けていタなんて!)

口から流れ出る血を拭い脱出を試みるが、体勢が悪くまるで力が入らない
その瞬間――

「ライトニング!」

パティの埋まった瓦礫に小規模の落雷が発生
それは瓦礫を崩し、パティを自由にしただけだった。立ち上がり、剣を握りなおす
が、その雷の狙いはパティに攻撃するためではなかった

「What!?」

いつの間にかパティの目の前まで走ってきていたこなた
その手にはつかさの放ったライトニングの――雷の魔翌力が溜まり、しばしば放電していた

「これで終わりだよ! ――ライジンブレイク!!」

雷を纏った拳でパティに渾身のアッパーカットを極(き)める!

「――ッ!!」

声にならない悲鳴をあげ、空中へ投げ出されたパティの身体は重力によって地面に叩きつけられた

「終わった、かな。……! そうだ、かがみ!」

その一部始終を見ていたこなたは思い出したかのように、かがみの方へ走りだす
つかさがかがみの腕を肩に回し、なんとかこなたの方へ歩いてくる
いつかのかがみとつかさの立場が逆転していた
こなたはかがみの胸に右手をかざす。白晶石の力で、かがみの魔翌力の残量を調べているのだ

「これは……だいぶ魔翌力が減ってるね。――チャージ!」

叫んだ瞬間、かがみに向けた掌から光の球体が出現。それが粒子となってかがみの身体に吸い込まれていく

「……あ、あれ? なんだか、身体が軽く……」
「私の魔翌力を少し分けたんだ。時間が経てばすぐに元通りになるよ。かがみは魔術師じゃないから、魔翌力の消費はほとんどないしね」

つかさから腕を離して自力で大地に立つ
先ほど倒れた時にこびりついた砂を払い、二人に向き直った
598 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:10:51.31 ID:vBpNYADO
>>597

「ありがと、二人とも」
「ふふ、お姉ちゃんが無事でよかった」
「そだね」

その時、誰かの足音が聞こえてきた
あわてて三人が振り返ると、そこにはボロボロになったパティの姿があった

「あんた、まだ……!」
「NO……こんな状態で戦っテも、たかが知れてマース……」

パティの言っていることは正しかった。それは悪あがきであり、無謀なのだ

「私がもう少し早ク来ていれば……アナタの、Sisterは……これは、止められなかった私の責任デスね……」

三人の後ろにいる柊まつりの死体を見、顔を歪める
こなたは、パティが冷酷な人間でないことを知った。ただ命令に従うだけの兵士とは違う、後悔の瞳をしていたから

「軍の隊長とハ言っても……私は一兵士……コレ以上の命令違反は、できまセン……だから、私の変わリに……オーフェンの人間を、助けてあげて下サイ……」
『!!』

パティのお願いに、三人は耳を疑った。今、パティがしようとしてることは、軍を裏切るも同じことだ

「村人タチは……南の『サーバ地方』……北西の『イリジアン地方』にそれぞれある砦……そして、北東にある『ヴァルア城』で……働かセられているはずデス……」
「なんで……そこまで教えてくれるの? お姉ちゃんを狙ってたはずじゃ、なかったの?」
「Yes……確かニ、私達の狙いは柊カガミでしタ……デモ、村人タチは無関係なんデス……このまま捕まってルのは……筋違いでショウ……?」

三人は無言のまま、パティを見つめた。彼女の言っていることは出任せなどではないということを悟ったからだ
599 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:12:16.09 ID:vBpNYADO
>>598

「今日ノところは、帰らせテもらいマス……デスが……次に会った時は、こうは行きませんヨ……See you……」

そう言うと、パティはフラフラしながらも村を出ようとした

「ちょ……待ちなさ……」

かがみが引き止めようとするが、その肩を掴みこなたが制止させた

「かがみ、ダメ。パティは確かに襲ってきたけど、最終的には私達に重要な情報をくれたんだ。恩を仇で返すような真似は、絶対にダメだよ」
「くっ……」

歯を食い縛りながらも、かがみは黙ってパティの背中を見送った




「まず、情報を整理してみよう」

村の外から帰ってきたそうじろうが、大方の事情を聞いた後、三人に言った
オーフェンから避難した人は見つからなかったそうだ

「まず、オーフェンはヴァルア城直属の軍隊、ラミア軍に襲われた」

かがみが最初に言った

「オーフェンが襲われた理由は、王国の再建のためだったって、まつりお姉ちゃんが言ってた」
「でもそれは偽りの目的」

つかさが続け、更にこなたが付け加える

「本当の目的は……多分、かがみを殺害、もしくは拘束するため」
「私のせいで、村が……姉さんが……」

肩を落とし、落胆するかがみ
その様子を見たこなたが、かがみの肩を叩く

「悪いのは、かがみじゃない。本当に悪いのは、小神あきらだよ」
「こなた……」
600 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:14:46.57 ID:vBpNYADO
>>599

かがみは頷き、すっかり廃墟と化したオーフェンを見回す

「……村のみんなを、助けなきゃね」
「そだね。パティちゃんは、砦とお城に連れてかれたって言ってたよね」
「ここから一番近いところは南――サーバ地方の砦だね」

そう言ってこなたは、とある方向に顔を向ける

「こなた、太陽の位置からしてそっちは北西のイリジアン地方だ。サーバは南だぞ?」
「う!」

かがみとつかさは小さく笑った後、本当の南を見る

「ここにいても、何も始まらないわね。早速、行きましょ」
「うん」
「あ、それ……」

歩きだそうとするかがみ達をこなたが呼び止める

「私も行っていいかな?」




――ヴァルア城 国王の間――


「柊かがみ、見つからなかったんだ……これが世界中に知られたら、私の信頼がガタ落ちだよ……」
「申し訳ありません、あきら様!」
「気にしなくていいですよー。ご苦労様ー♪」
「は、はい!」

玉座に座っていた少女――小神あきらは立ち上がり、報告をしていた兵士の肩に手を置く
その顔は、まるで小さな子供のような、無邪気さ溢れる笑顔だった
601 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:16:08.21 ID:vBpNYADO
>>600

「この一件は、部下であるあなたの仕業として処刑させてもらうね」
「は……え?」
「――爆裂のヴォルカニックレイ♪」
「う、うわあああああ!!」

あきらの言葉に呼応するかのように局地的な爆発が兵士の足元で発生、次の瞬間には、兵士は影も形も残っていなかった

「ったく、弱いくせによくヴァルア四天王なんかになれたわよね。死んで初めて私の役に立ってくれたわ」

先ほどの笑顔はどこへ行ったのか、今は鬼のような形相で兵士のいたところを睨み付けた

「――フレイムドライブ!」

刹那、あきらは振り返り、天井に向けて火炎弾を飛ばした
その火炎弾が天井に当たる直前に、燕尾を思わせる形のマントを羽織った男が天井から飛び降りた

「さすがヴァルア四天王最強とうたわれるだけあるわね、立木。この私にギリギリまで気配を感じさせないんて」
「ありがとうございます、あきら様」

立木と呼ばれた男はあきらの前に膝をつき、頭をさげた

「全て拝見させていただきました。あきら様の命令であるとは我々四天王、及び隊長以外の耳には届いておりません故、ご安心を」
「相変わらず気が利くじゃない。新しい四天王は……その隊長、パトリシア=マーティンがいいわね」

あきらは自分が先ほどまで座っていた玉座へと戻っていく

「……その話なのですが、パトリシア=マーティンが泉こなたという人物にやられました」
「!!」

歩みを止め、そのまま立木に振り返る

「……それは確かなの?」
「はい。今、医務室にて治療を受けています。柊かがみも共にいたと、パトリシアは言っていました」
「……」

親指の爪を噛み、ぶつぶつと何かを呟きながら、あきらは考える

「……仕方ないわね、泉こなたも軍のブラックリストに載せといて」
「は!」
「それで四天王だけど……アイツにしてちょうだい」

その言葉を聞いた立木が驚きで目を見開く

「アイツを……? 正気ですか!?」
「今の軍の中で四天王になり得るのはアイツだけよ。わかったらさっさと伝えてきて」
「……承知しました」

それだけ言うと、立木は設置されているワープ装置を使って国王の間を後にした
602 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:17:33.77 ID:vBpNYADO
>>601

「……私のせいで、『柊かがみの旅が早まった』のね。しかも、泉こなたまで加わるなんて……なんとしてでも先に、らき☆すたーを手に入れなきゃ……」




――あいつの願いを、叶えるために――






「ダメだ、こなた! 旅なんて危険すぎる!」
「ちょ、離してってばお父さん!」

こなたの肩を掴んでブンブン揺らすそうじろう
こなたがそう言った瞬間、そうじろうの手は離れた

「あんたの父さん、よほどあんたが好きなのね」
「私が死んだお母さんに似てるからじゃないかな。過保護すぎて逆に疲れちゃうよ」

耳元でささやくかがみに、こなたは少し呆れ気味に肩をすくめた

「興味本位で行きたいわけじゃないんだよ、お父さん。私はパティを倒したんだから、軍のブラックリストに載ってもおかしくない」
「……そっか、そうなってたら、今度はアウレが襲われちゃうんだね」
「それに二人の旅は、らき☆すたーを探す旅でもあるんだよ。私はいろいろな魔導書を読んでるから、二人の力になれる」

そうじろうは目を瞑り、考える
こなたが行く旅はおそらく危険なものだが、こなたの言うことももっともだ
それに……
603 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:18:59.24 ID:vBpNYADO
>>602

「……娘の望みだしな。行ってこい」
「ありがとう、お父さん」
「俺はずっと待ってる。だから絶対に、生きて帰ってこいよ」
「もちろん!」

こなたはそうじろうの瞳をまっすぐに見つめ、振り返る

「さあ、行こう! 目指すはサーバ地方だよ!」
「うん!」
「ええ!」

こなたを先頭に、三人は歩きだした
村のみんなを救うために、らき☆すたーを手に入れるために――!








「こなちゃん、そっちは東だよ!」
「はぅあ!!」
「大丈夫かしら、こんなんで……」
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 10:25:55.30 ID:vBpNYADO
>>603誰もいないのかな?とりあえず、第一章は終了です。次は説明等をもりこんだオマケを
605 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:27:08.46 ID:vBpNYADO
オマケ


南のサーバ地方へ向かう道中、日も暮れたので、三人はキャンプをすることにした
つかさはフライパンを焚き火の上に乗せると、バターを落とし、玉ねぎと生米を入れてよく炒め、そこにブイヨンと水、肉を加えて炊くようにした
つかさが初めて母親から教わった料理、『リゾット』。作り方は、忘れるはずもない。

「学校について教えてって?」

そこから少し離れたところ、こなたとかがみは話をしていた

「私行ってなかったから、少し興味があるんだ」
「そうねぇ……教科はわかるでしょ?」
「うん。国語、数学、理科、社会、イリジアン語が必修科目でしょ?」

イリジアン語とは、北西の方にある『イリジアン地方』に古くから伝わる言葉である
あのパティも、言葉と名前からしてイリジアン人だろう
もっとも、こなたがそれを知ったのはこの旅の途中であったが

「そうね。あと普通の人は剣術、印を持つ人間は魔術を学ぶの。私は剣術ね」

そう言ってかがみは腰に提げた鞘から湾曲した剣を抜いてみせる

「学校では木刀だったけど、今は柊家の家宝『シャムシール』を使ってるわ。獅子の尻尾って意味があるの」
「そうなんだ」
「学校で習うのは基本的な剣術だけなんだけど、私達の家には独特の剣術があってね……」

かがみが立ち上がったと思うと、剣を振るって衝撃波を発生させた

「おお!」
「これが『魔神剣』っていう技。私の祖先が最初に編み出した技なんだけど、会得するまで一週間近くかかったわ」
「一週間も?」
「私、家族の中で一番弱かったのよ。姉さんに至っては、魔神剣を応用して新しい技を編み出したり」

剣を鞘に収め、こなたの正面に座った
606 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:28:33.93 ID:vBpNYADO
>>605

「パトリシアって人と戦った時、驚いたわ。同じような技があるなんて、世界は広いわね。……そういえばあんたは? 格闘家みたいだけど」
「私? 私のは色んな流派を取り入れた総合格闘技だね。オリジナルなのは一つもないかな。武器は基本的に素手、たまにグローブかガントレットを使ってるんだ」

ガントレットとは、言うなれば鋼鉄でできたグローブのようなものである
本来は防御用のものだが、威力は素手よりある。攻防一体、といったところか

「剣術も少しは習ってたんだけど、あれって一歩間違えると簡単に人を殺せちゃうじゃん? だから、ね……」
「私も最初はそうだったわね。でも、自分の身を守るためだって考えたら、普通に使えるようになったわ」
「ご飯が出来たよ〜」

つかさの声だ。会話を一時中断して焚き火の方へ向かう
つかさは重ねてあった皿を一枚取り、リゾットをよそってこなたへと渡した

「胡椒とハーブがなかったから、あんまり美味しくないかもしれない」
「こんな状況じゃ、贅沢言えないわよ」

スプーンを受け取り、かがみは一口すくって息を吹きかけて冷まし、口に運ぶ

「……うん、確かにいつもよりは味が落ちてるわね」
「ほれへもなはなはほいひいほ(それでもなかなかおいしいよ)」

先に頂いていたこなたが口いっぱいに含みながら伝える

「言いたいことはわかるが、意地汚い。飲み込め」

口の中のリゾットを一気に飲み込む。『ごっくん』という擬音が聞こえたような気がした
607 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:30:14.73 ID:vBpNYADO
>>606


そして食後、焚き火の周りで三人は先ほどの話の続きをした
剣術についてはかがみに聞いた。次はつかさに魔術について聞く

「魔術の方はね、それぞれの属性魔術を使える先生がいるの。その人の元で学ぶんだよ」
「でも、オーフェンは小さな村だったからね……光と闇、雷と土の魔術を行使できる先生がいなかったの」
「だからアウレから翻訳された魔導書を借りて、自分たちで勉強するんだ」

こなたもそうだった。図書館の魔導書で魔術の知識を得たこなたは、少し親近感が湧いた

「魔術って本当に便利よね。頭の中のイメージが具現化されるんでしょ?」
「魔翌力とかにも左右されるけどね。自由自在に操れるのは確かだよ」
「結構、便利よね。体力が下がるのはゴメンだけど」

魔術師ではない人間が焚き火を作るのは至難の業である
しかし魔術師ならば指先から火を出せば一発なのだ
あの焚き火だって、つかさの魔術によって火が着けられたのだ

「でもパトリシアさん、印を持ってたのに強かったよね」
「もしかしたらパティは、魔剣士として育てられたのかもしれないね。そういうのは昔もあったみたいだし。ただ……」

自分の右手に付いている白晶石を見つめながら、こなたが呟く

「晶石を使って魔術を使えるようにする技術はとっくに失われてるんだ。その技術が書かれた魔導書だって、翻訳されてないしアウレに一冊しかないし……」

そう、こなたが気に掛かっているのはそれだ
失われた技術である。魔導言語が読めない限りは現在に復活するなど、あり得ないのだ

「あんたみたいな奴がまだいるって意味よね。でも、これ以上考えても埒が開かないわよ。次に会ったら聞いてみましょ」
「……うん、そだね」
608 :らき☆すた・ファンタジー『アナザー』 :2008/02/16(土) 10:31:45.81 ID:vBpNYADO
>>607

それ以上考えるのをやめ、こなたは二人を見る
そして、気が付いた。かがみの腰には鞘が――武器がある
しかし、つかさは何も持っていないのだ。魔術師であっても、杖などの武器は常備してるはずなのに

「そういえば、つかさは何か武器はないの? 前の戦いじゃ、見なかったけど……」
「使わなかっただけだよ。ちょっと待ってて」

そう言ってつかさはテントの中に入っていく
そして、少し大きめなカバンを持ってきた

「ここにいろいろ、武器とか入れてるんだ」
「つかさは魔術師である前に、あの呪いがあったからね。腕力とか、普通の魔術師よりないのよ。だから……」

つかさがリュックを地面に降ろす。置いた瞬間、『ドスン』という音がしたような……?
それに気付かなかったのか、かがみが何事もなかったかのように中を漁る。出てきたのは小型拳銃

「こういう拳銃とか投てき武器とか、軽いものを使うよう……に? なんか増えてるような……」

かがみが更にカバンを漁る。するとまあ出てくる出てくる
拳銃、ハンマー、短剣、ボール、クナイ、手裏剣、チャクラム、爆弾、怪しげな薬、以下略……
投てき用の武器に至っては、同じものが幾つも入っていた
カバンの横に出来た武器の山。明らかにカバンの方が小さいはずなのに……その全てが、カバン一個から出てきた

「なによ、この量……?」
「こっちの方が絶対に重いよ……?」
「あ、あはは……無くなるよりは、持ってた方がいいかなって……思ったんだけど……」
「ていうか……このカバンのどこにこれだけの量が……?」
「四次元ポ○ットっていうのを魔導書で見たけど……これ、カバン……」

とりあえず、それ以上何もツッコまないことで二人は合意した
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 10:33:01.25 ID:vBpNYADO
>>608はい、こんどこそ一章終了です。次回はみゆきさんが出る予定です
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 10:57:57.58 ID:5Y2yLESO
>>609
GJです!
いやぁ、長い期間投下が無かったけど
意外と内容覚えてるんですよね〜^^
今回で一章が終ですか、次回もwktkしてますぞwww

ちなみに、ライジングブレイクってカービィか?ww
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 11:29:12.42 ID:vBpNYADO
>>610その通りです。他にはテイルズシリーズ、世界樹の迷宮、ロックマンエグゼも微妙に入ってます。雲散霧消は漢字になってるけどわかるかな?
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 11:30:32.84 ID:5Y2yLESO
カービィしか分からないwww
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 13:22:47.48 ID:P9GohgSO
>>611
オーフェン襲撃はテイルズオブファンタジアのトーティス村襲撃が元ネタ?
とにかく乙です♪
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 13:30:44.39 ID:vBpNYADO
>>613それだけじゃないですけどね。とりあえずどこかの村を滅ぼさせるつもりでした。
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 15:36:06.40 ID:0dVIlu20
>>609
GJ!
待ってたぜwwww
次回はみゆきさんかww
wktkwwww
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 15:37:47.34 ID:xBiX/QAO
やっと暇になった!
一週間分のSSをゆっくり読むとするかね
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 16:37:23.67 ID:4V8MfgAO
おうお疲れ
ここは平和だね
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 17:32:55.10 ID:5Y2yLESO
>>588-590
今暇になったので投下します
619 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:38:33.03 ID:5Y2yLESO
※読む前に……
・この作品は原作に無い、オリジナル設定が含まれております。不快に思う方は読むことをオススメしません。






「こなたぁぁぁぁぁぁっ!!」
「やぁぁ! やめてよぉー!!」

 かがみとこなたのいつもの光景、今日も平和だ。

「またやってるよあの二人……」
「本当に仲が良いんですね」

 もはや二人の関係はこの学校では常識として認定されてしまっていた。非常に良いことだ。

「全然良くないって! んしょっ……!!」
「あぁ、こなた待ちなさいよ! 照れ屋さんなんだから」

 少女は走る。ただひたすらに……。


 白熱のらき☆すたデュエル!!


620 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:41:32.48 ID:5Y2yLESO
>>619



 ふぃ〜、今日も何とか逃げ切れた……。かがみんめ、いつもは真面目なのにスイッチが入るとあぁなるんだからなぁ……。こっちの身がもたないよ。

「ただいまぁ〜……あれ? 靴がない、出掛けてんのかな」

 お父さんが何処へ行こうと今の私にはどーでもいい。私はさっさと部屋に行くと、ベットに倒れ込んだ。

「あぁ〜……。最近かがみ激しすぎだよ……疲れたぁ〜」

 どーにかしてかがみを正気に戻さないと、いつかやられる……。恋人でも捜してあげようか?

「でも、あのかがみが認める男なんてそうそう居ないだろうし……私の人生\(^o^)/オワタ」

 などと人生を諦めかけていたとき、奇跡は起こった。

「こなた……」
「え?」

 私はどこかで聞いたことがあるその懐かしい声を聴き、ガバッと起き上がった。


「久しぶりね、こなた。と言っても、こなたは赤ちゃんだったから覚えてないかしら?」
「お、お母さん……!?」

 目の前にいたのは、死んだはずのお母さんだった。姿形はアルバムで見た事あるけど……。あぁ、ついに幻覚まで見るようになっちゃったか……。

「幻覚じゃありません、ほ〜ら」
「わわっ!?」

 私はお母さんに抱き寄せられる。暖かい、この温もりは幻覚なんかじゃない。本物のお母さんだ……!

「こなた……会いたかった」
「私も、お母さん……!!」

 こんな機会は二度と訪れないかもしれないと思い、私は力強く抱き返し、暫く母の温もりに浸っていた。

621 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:43:39.72 ID:5Y2yLESO
>>620

「でもお母さん、どうして……?」
「会いたかった……ってのもあるけど、見ていられなかったってのが本音ね」
「見ていられなかった?」

 もしかして私が毎晩のようにネトゲやらエロゲやらをやってることに怒りを示してる!?

「そうじゃないの……、こなたの友達の事よ」
「私の友達?」
「そう、その友達の中の柊かがみちゃんのこと」
「あぁ……かがみの事」

 私たちの関係が、あっちの世界でも見られてるのか……。

「私にもよく分かんないんだよ、いきなり暴走するし」
「それは『コナタニアン症候群』って言う病気なの」
「こなた……え、何? 私?」

 お母さんは突然なにを言い出すんだ。コナタニアン症候群……?

「こなたって可愛いじゃない? だから稀(まれ)にいるのよ、その可愛さに取り付かれてしまう人が……」
「それが、かがみなの?」
「そう、彼女は末期状態に入りつつあるの」
「えぇーっ!?」

 驚いた、私だけ? 豚骨はりがねおかわりだだだだだーん!! まさか、こんな非日常的な事が起こるなんて……、ゲームやアニメを見てるときはこういう事があっても良いなぁ〜、とか思ってたけど……流石にこの設定は……。

「それで、お母さんはどうしたいの?」
「私は、こなたには普通の恋愛がしてほしいの」

 うーん、まだ恋愛には興味ないけどねぇ〜。口には出さないけど。

「だからね、かがみちゃんの病気をこなたに治してもらうために来たのよ」
「私に? お母さんじゃなくて?」
622 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:45:57.17 ID:5Y2yLESO
>>621
「私は既にこの世の人間じゃないから無理なの」

 お母さんはそう言うと、私に手の平を差し出した。

「だからこなたに、これを使ってほしいの」

 すると、手の平が光りだし、何かが現れた。これは……。

「カード?」
「そう。でもただのカードじゃないのよ、このカードを使ったゲームに勝てば、何でも願いが叶うっていう凄いカードなの」
「ホントに? でもこのカードって、遊戯王のカードに似てるんだけど……」

 似てるというか、そのままだよ、あの世って一体……。

「あら、やっぱりこなたは知ってたのね。あんまりあの世の事は教えられないんだけど、『INDUSTRIAL ILLUSION社』が今回の為に特別に作ってくれたカードなの」
「えぇ!? ちょっと、向こうの世界で何してんの? お母さん!」
「禁則事項です♪」

 お母さんは人差し指を口許に、ウインクをしながら可愛く言った。何でその仕草を知ってるの〜! マジで向こうで何してるんだよ、超気になるじゃん!!



 それから、お母さんにカードの事について詳しく教えてもらった。
 お母さんが持ってきたカードは80枚、半分の40枚は相手に、かがみに渡すらしい。ゲーム方法は遊戯王のゲームと全く同じルールだ。私は少しかじったことがあるけど、かがみはどうなのか……と疑問に思っていると、お母さんいわく「心配しなくても大丈夫」なんだとか。
 そしてこのカードには絵柄が無い。どこから取り出したのか、お母さんが持ってきたデュエルディスクという物にデッキをセットすることで、自分に合ったカードが作成されるらしい。
623 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:47:11.75 ID:5Y2yLESO
>>622

「じゃあ早速セットして……」
「あぁ、ダメよ。戦う前にデッキを確認することはルール違反なの。ルールを破ったら、願いが叶うという効力は消えてしまうのよ」
「えぇー!? そんなルールがあるの〜?」

 というわけで、自分のデッキを把握することは出来なかった。う〜む、これホントに勝てるのかな……。

「因みにこのゲーム、負けたらどうなるの?」
「もちろん、相手の願いが叶うのよ……」
「えぇー!? じゃあ私が負けたら100%……」

 その先は口に出したくないし、想像したくもないので止めといた。なんというゲームだよ……絶対負けられない。

「大丈夫、私はこなたが勝つと信じてるから。信じる力があれば運命さえ乗り越えられるんでしょ? ファイト、おー! よ」
「お母さん……、もう一度聞くけど……あの世ってどんなとこ?」
「うふふ、ひ・み・つ。さ、明日に備えて今日は寝なさい。パソコンも無しよ」
「いや、まだご飯食べてないし、お風呂も……」
「あらら、そうだったわね。私ったら、うふふ」
「……」

 お母さんは自分の額を軽く小突いて、舌を出して笑った。なんだろう、お母さんってこんなに可愛かったのか……!

 その後、ご飯を食べて、お風呂に入って、お母さんの言う通りパソコンもやらずに眠りについた。お風呂に入るとき、お母さんが見に来たときは焦ったよ、すぐに出てもらったけどね。
 それと、どうやらお母さんは私にしか見えないみたい、せっかくお父さんにも会わせたかったのにな……。
 何はともあれ、明日は頑張らないと!!
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 17:47:25.73 ID:4V8MfgAO
かがみはこのスレ仕様だなwwまさか大変な病気だったとは
625 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:48:57.10 ID:5Y2yLESO
>>623



 この家に来るのも久し振りね……。まさかあんな理由で来る事になるなんて思ってもみなかったけど。
 私が今回、姿を見せられるのはこなただけ。それが大天使様との約束……でも……。
 そうくんとも話しがしたい……そう思うのはいけないこと?

「かなたぁ……zzz」
「ふふ、そうくん……」




 ――翌日の学校
「今日は運命の日だ!」
「頑張ってね、こなた」

 こなたはかがみのクラスにデッキとデュエルディスクを持参し、ドアの前に立つ。因みに朝は、昨日の事があってか、一緒には登校しなかった。

「さぁ、始まるざますよ」

 こなたはかがみのクラスに入る。その顔は自信に満ちている。それもそのはず、今日の為に昨日こっそりとデュエルの勉強をしていたのだ。

「あ、そうだ。こなた、これ」
「え? 何これ」

 かなたが取り出したのは一つの飴玉だった。

「これは例えカードゲームのルールを知らないかがみちゃんでも、舐めるだけで即座にルールを理解できてしまうものなの」
「あぁ、昨日言ってた『心配しなくても大丈夫』ってこれのことか。……。」

 これがあったんなら、昨日勉強する必要無かったな。こなたはそう言おうと思ったが口には出さなかった。過ぎてしまったことはしょうがない。
626 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:50:25.65 ID:5Y2yLESO
>>625
 こなたは飴玉を受け取り、かがみのもとへと向かった。

「やっほ〜、かがみ」
「あっ! こなた、何で今日一人で登校してるのよ!!」

 やはりというか何と言うか、かがみはこなたが一人で学校に登校したことに納得がいかない様子だった。

「いやぁ〜……、ちょっと用事があってね」

 と、曖昧な返事をするこなた。かがみを避けるため……などと、口が裂けても言えるはずがなかった。

「まぁ、こなたがいればそれで良いわ。で、何で鞄持ってるの? アンタのクラスはあっt……!」

 言いかけてかがみは止める。その先の言葉は合っていると思うのだが、何かに気付いたようだ。

「そう、こなたは私のクラスに転入したいのね!! 勿論OKよ、歓迎するわ。先生には私が言っておくからぁぁぁ!!」
「いやいや、そうじゃないよ!!」

 抱き着いてくるかがみを必死で避け、言い放つ。抱き着く対象が居なくなったかがみは、そのまま壁に激突する。

「ふぎゃっ!?」

 ちょっとした振動がクラスに響く。何事かと、その光景をクラスの連中がこなた達を見るが……「なんだ、いつもの事か」と、通常モードに戻っていく。

627 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:51:27.45 ID:5Y2yLESO
>>626

「こなた、そろそろ……。このままじゃ、かがみちゃんが可哀相だわ」
「分かってるよ。暴走するかがみは中々止まらないからね……」

 こなたはかがみを、まるでシールを取るように壁から引き剥がす。

「うぅ……、こなたぁ〜」
「かがみ、ちょっと良いかな?」
「な、何よ」

 いつになく真剣な眼差しのこなたに、かがみは少したじろいでしまう。

「今から屋上に来てくれない? 大事な話しがあるんだけど」
「だ、大事な話し……!?」

 みるみる顔が赤くなっていくかがみ。頭の中は百合でいっぱいな気がする。いや、そうに違いないだろう。

「勿論、行くに決まってんでしょ!!」

 かがみの返事を聴くなり、屋上へと向かうこなた達。
 因みに今からホームルームなのだが……。そんな事よりも、こなたにとってはこっちの問題が優先なのである。
 かがみに至っては、既に頭の中がこなたで埋め尽くされており、ホームルームの事など、これっぽっちも考えていないようである。これが末期か……。

「それで、大事な話しって……?」

 屋上に着くなり、こなたに問い掛けるかがみ。……何故か上目使いで。

「はい、これ」
「へ?」

 こなたは鞄からデュエルディスクとデッキを取り出すと、それをかがみに渡す。

「これ……何よ?」
628 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:52:30.02 ID:5Y2yLESO
>>627
「実はね……」

 こなたは昨日かなたに言われた事を説明する。勿論、『コナタニア症候群』の事は言わない。

「へぇー、つまり私がそのデュエルってので勝てば……」
「私を好きにして良いよ。なんだったら、お嫁さんにしても良いよ」
「お、お嫁!? 嫁嫁嫁よめ……こなたが私の嫁……!!」

 こなたの大胆な発言に、頭から煙を出すかがみ。『お嫁』という言葉が相当効いたらしい。

「こなた……? そんな事言っちゃって大丈夫なの?」
「しまったぁ〜、言うつもりはなかったのに、つい……」
「……」

 もしかしてこの子、その気があるんじゃ……。と、少し心配するかなたであった。

「でもこなた! せっかくこなたがお嫁さんになってくれるのに、私デュエルのルール知らないわよ!」

 まだ嫁になると決まったわけでもないのに、何を言い出すかねこの娘は。とりあえず前者の言葉はスルーして、ルールの問いかけに返すこなた。

「心配しなくて良いよ。そのためにこれがあるから」

 こなたはポケットから、かなたに貰った飴玉を取り出し、かがみに手渡す。

「それを舐めるとね、デュエルのルールが頭の中にインストール出来ちゃうみたいなんだ」
「……ホントに? さっきからテンション上がってて、色々とツッコメなかったんだが……。もしかして、私からかわれてんのか?」
「う……」

 デュエルに勝てば願いが叶う。飴を舐めればルールが解る。この非日常の連続に、かがみは冷静さを取り戻していた。そして、実際に試したことがないこなたは、そこで言葉を詰まらせる。
 なんでこういう時だけ冷静になるんだよー、と頭の中でツッコミを入れながら。

「大丈夫よ、あの飴の効果は実証済みだから。自信をもって」
629 :白熱のらき☆すたデュエル!! :2008/02/16(土) 17:53:32.35 ID:5Y2yLESO
>>628
「う、うん。お母さんがそう言うなら……」

 かなたの言葉で確信を持つこなた。かなたが居ること自体、こなたにとって非日常なのだから、何を今更……と思うこなた。

「そう思うのは、その飴を舐めてから言うもんだよ、かがみ!」
「わ、分かったわよ」

 飴を包みから取り出し、口に含むかがみ。

「へぇ〜、意外とおいし……うっ!」

 何かの衝撃で、頭を抱え、膝を付くかがみ。少し苦しそうに見える。

「か、かがみ!?」
「大丈夫よ、落ち着いて」
「う、うん」

 慌てるこなたを静かに止めるかなた。その落ち着きから見て、かがみが苦しんでいるのは、突然知らない情報が頭の中に流れているからだろう。今頃かがみの頭の中では「俺のターン!」とか流れているに違いない。
 そして、落ち着きを取り戻したかがみは静かに立ち上がると、こなたにビシッと人差し指を向け、こう言い放った。

「さぁこなた、デュエルの時間よ!!」
「……!」

 友人のいつもと違う変わりように、こなたは少し驚いていた。かがみの目を見ると、その目には闘志の炎が燃えている。

「いよいよね。こなた、頑張って!」
「うん、お母さんはそこで応援してて!」

 かがみは既にデュエルディスクを腕に装着している。

「こなたが私の嫁こなたが私の嫁こなたが私の嫁こなたが……」
「……」

 何かとんでもないことを永遠とリピートしているが、こなたは聞こえなかった事にした。
 そして、こなたも準備が完了し、二人は距離を取る。

「さぁ、いくわよ! こなた!」
「いつでも良いよ、かがみん!」

「「デュエル!!」」

 二人の戦いが今、始まった!!
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 17:56:31.14 ID:5Y2yLESO
今回は以上です。
一人称になったり、三人称になったりと読みづらいですが
これからのデュエル描写では三人称の方がやりやすいので勘弁してください><


ちょっとG00見てくるノシ
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 18:19:38.21 ID:ZRuigk.o
>>630
GJ!っす。

コナタニアン症候群…なんという恐ろしい病気w
リクエストした者としてカードの効果とか今後にwktk
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/16(土) 18:24:01.57 ID:xhs7Q.Uo
こなたが負けるのを期待してるのは俺だけじゃないはず
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 18:31:53.58 ID:5Y2yLESO
>>631
次回投下は約二週間後です(^-^;
待っててくだしあ><

>>632
俺も迷っt……ゲフンゲフン
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 18:56:55.69 ID:uajkv6DO
まとめ人仕事早ぇww
乙!!!
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 19:00:48.31 ID:4V8MfgAO
二週間後とな
続きが気になるなんとかならんのかw?
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 19:06:02.49 ID:5Y2yLESO
なんという仕事の早さ……
まとめありがとうございます!!

>>635
実は半分近く出来ているのですが、デュエル描写は途中で投下が途切れると
頭がこんがらがってしまいます故、完結してから投下しようと思ってるんです。
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 19:21:15.79 ID:ZRuigk.o
>>631
二週間…だが、のんびり待ちますん。
納得のいくものを作ってくだされ〜。
それまで全裸待機で…だと凍死するので、フンドシ一丁待機で待ってますw
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 19:32:53.16 ID:vBpNYADO
>>637ふんどしでも死にますよ?
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 19:55:46.50 ID:4V8MfgAO
凍死しかけたらただおお義父さんと風呂に入ればおk
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/16(土) 20:09:16.54 ID:oidvESso
正直ただおネタ飽きた
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/16(土) 20:10:32.92 ID:4V8MfgAO
そりゃすまん良いIDだな
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 01:28:35.07 ID:kYl1MOg0
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2078531
なぁ‥‥ニコニコにここのSSの「ビデオレター」がギャルゲーみたいな感じでうpされてたんだが‥‥いつの間に映像化されたんだこのやろうwwwwww
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 02:35:25.98 ID:rMWvAFE0
しかし、感動系SSの映像化は威力あるなぁ。不覚にも泣いてしまったよ……
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 02:57:15.67 ID:30amHJc0
映像化した人まじGJ><
としか言いようがない・・・
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 06:51:20.42 ID:x74x2QDO
コンクールっていつまででしたっけ?
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 07:40:50.78 ID:sTYkScSO
>>642
ふーん、後で見てみようwww

>>645

明日の23:59まで
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/17(日) 11:14:51.70 ID:keB2kj.0
>>642
これは感動した(TT)
てゆーか荒らしてる奴は[ピーーー]よマジで

しかし、うp主は勝手に作ってんのだろうか?
それとも作者自身か……まぁGJだけど
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 11:30:27.76 ID:uqcpgYAO
凄いなぁビデオレターっていつ頃の作品だったっけ?

これで人が増えるといいんだけど
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 11:38:09.69 ID:/ebl5kg0
くそう、かなたさんネタは反則だろ……
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 17:26:20.10 ID:sTYkScSO
「饅頭こわい……饅頭こわい!! うめえぇぇぇ!!」



かがみ「なるほど、この手があったか……」

で、次の日の昼休み。

こなた「ねぇ、皆って怖いものってある?」
かがみ(なんというタイミング!!)

つかさ「ウィキペディア」
みゆき「バルサミコ酢」
こなた「ふーん、で、かがみは?」

かがみ「私はこなたが怖いわ」
こなた「え……?」
かがみ「こなたを見るのも怖いし、考えるだけでも嫌ね」

こなた「じょ……冗談だよね? かがみ」
かがみ「いや! 話し掛けないで! 怖いのよ……(さぁ、怖がる私を追い掛けるのよ! こなたぁ///)」

こなた「じゃあ……」
かがみ「え?」
こなた「じゃあこっちに来なきゃいいじゃん!! 自分のクラスで食べなよ!!」
かがみ「え? あれ……」

こなた「かがみなんか……かがみなんか大ッ嫌い!!」ダッ
かがみ「あ、ちょ……こなた!?」ガタッ

……静まり返る教室

みゆき「かがみさん、もしかして今のは『饅頭こわい』ですか?」
かがみ「あ……うん」
つかさ「ゆきちゃん、それなぁに?」
みゆき「ググれ」
つかさ「…………」

みゆき「かがみさん、気持ちは分かりますが……あれは空想上の話であって、現実でも同じようにいくことはないのですよ?」
かがみ「…………」
みゆき「泉さん、きっと落ち込んでますよ? 謝られた方が……」

かがみ「……私、行ってくる!!」ダッ

☆☆☆

ひより「あれ? 小早川さん保健室に行ったんじゃなかったの?」
ゆたか「あの……、ちょっと……入りづらくて(///)」
ひより「ちょっと行ってくるッス!」ダッ
パティ「ひよりは相変わらずデスネー」
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 17:54:23.07 ID:30amHJc0
>>650
久しぶりに声上げてワロタわwwwwGJwwwwww

にしても今日は静かだねえ…
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 18:08:56.95 ID:/ebl5kg0
ふゆき「……それが遅刻の理由ですか?」
ひかる「ダメかナー?」
ふゆき「ダメですよー」

ぱに☆ぽに
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/17(日) 18:15:51.74 ID:2Jq5PC.o
>>650
これはいい。
面白いネタを引っ張ってきた上に、みゆきとつかさのやり取りがさり気にブラック

>>652
ふゆきとひかるより、ななことこなたの方がありえそう
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/17(日) 18:33:03.45 ID:sTYkScSO
>>651
>>653
ありがとう^^
なんかテンション上がってきたwww
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 18:38:22.59 ID:uqcpgYAO
>>652
元ネタが喉まで来てるのに出てこないなんだっけ?
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 19:20:32.14 ID:30amHJc0
え?ぱにぽにだっしゅでしょ?
そういえばあれは2期やらんのかね
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:15:35.07 ID:x74x2QDO
自分の中で一番のトンデモ設定なモノが出来た。タイトルは決まってないけど投下。
昔に思いついたネタだったんだけどな……今朝まで忘れてた
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:18:42.57 ID:x74x2QDO
「あんた本当にお母さんに似てるわね」
「ん? そだねー」

泉家に泊まることになっている柊かがみ。アルバムを見ながら泉こなたに言った。
当の本人はゲームボーイという大分懐かしいゲームをしていた。ちなみにソフトの発売年月日は1990年、某怪盗三世のゲームである。

「でさー、見てて思ったんだけど……」
「ん?」

かがみの質問にも全く動じず、放っておくといつまでも無限増殖する敵を避けながら宝箱を目指す。

「あんたとかなたさんが写ってる写真、なんで一枚もないの?」
「!!」

その言葉を聞いた瞬間、あろうことか無限増殖する敵に自ら突っ込み、ゲームオーバーの音楽が部屋に響いた。

「こなた?」
「……私も……気になってるんだよね……」

ゲームの電源を切り、かがみの方に振り返る。
その瞳は、悲しみで微妙に濡れていた。

「お母さんが死んだの、私が一才の時だって、お父さんは言ってた」
「一才……?」
「一年も時間があるなら、私とお母さんの写真を撮っててくれても良かったのに……なんで一枚も撮っててくれなかったのさ……」

こなたの身体が小刻みに震えているのを、その瞳から涙が溢れだしていることを、かがみは見逃さなかった。
こんな姿は今まで見たことがない。ましてや、こなたが泣くなんて、あり得ないことだと思っていた。
でも、こなたは普通の女の子。母親の愛情を知らずに育った、不幸な女の子……。
気が付いたらかがみは、こなたの身体を抱き締めていた。

「か、かがみ……」
「泣くんなら、思い切り泣いていいわよ。こなたは我慢し過ぎみたいだしね」
「あ……ありがとう……かがみ……」

しばらく、こなたの嗚咽が部屋中に響いていた。





その夜、トイレに目が覚めたかがみ。こなたを起こさないようにゆっくりと階段を降りる。
そしてその帰り道、かがみはある部屋の明かりがついていることに気が付いた。
この部屋は確か、そうじろうの書斎だったはず。ドアを開けると、そうじろうは机に突っ伏したまま眠っている。
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:20:18.23 ID:x74x2QDO
>>658

「おじさん、起きてくださーい。ここで寝てると風邪引いちゃいますよー」

身体を何度か揺さ振るものの、まったく起きる気配がない。
ふと、机の上にあるノートを見つけた。
ノートそのものはいくらかあったが、他のものとは色が違う、古ぼけたノート。かがみに見せている表紙には、何も書かれていない。
それに手を伸ばし、勝手に見るのはまずいと手を引っ込め、結局は手にとってしまった。
パラパラと捲っていく。どうやらそれは昔の日記のようで、かなたとそうじろうの思い出が書かれていた。
読み耽っている自分に気付き、かがみは「あと1ページだけ」と、ページを捲った。

「……は……!?」


前のページから数ヶ月ほど日にちが経った「あと1ページ」に書かれていた内容は、あまりにも衝撃的なものだった。

「な、なによこれ……!? こんなこと、あるの……!?」
「う……ううん……」

そうじろうの声を聞いた瞬間、ノートを机の上にブン投げた。

「あ、かがみちゃん。なんで俺の部屋に?」
「は、はい! あ、あの、明かりがついていたから、起きてるのかな〜って……」
「そうか。ありがとね、起こしてくれて」
「じゃ、じゃあ、私は部屋に戻りますね!!」


挙動不審なかがみの態度が気になり、引き止めようとしたが、かがみはそそくさと出ていってしまった。
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:22:32.82 ID:x74x2QDO
>>659

「どうしたんだろう……かがみちゃん……ん……?」

ふと机に目が行く。そこにあった本は、『裏表紙』をそうじろうに見せていた。

「……そうか……読んじゃったのか……」





翌朝、かがみはこなたを連れて書斎に入った。

「かがみ、何があるかだけ教えてよ」
「ダメよ! あんた言ったって信じないじゃない! 私だって、信じたくないのに!」

すごい形相で机をあさるかがみに若干の恐怖を覚えながらも、こなたは言われた通りに待つ。

「……ない! ない! なんで!? 昨日はここにあったのに!」
「探してるものはこれかい? かがみちゃん」

突然聞こえた声に驚き、二人は振り返る。
そこには、普段では(かがみには)考えられないほど真剣な顔で立つそうじろうの姿があった。
その右手には、昨日かがみが読んでいた、古ぼけた日記が。
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:24:28.35 ID:x74x2QDO
>>660

「お父……さん?」
「す、すみません! 私……!」
「いや、いいんだよ。遅かれ早かれ、こなたに言うつもりだったからな」

そうじろうは右手に持つ日記をこなたに渡す。

「いいか、こなた。そこに書かれていることは現実なんだ。信じられないかもしれないが……読んでくれ」
「う……うん……」

今までにない展開に戸惑いながらも、こなたはその日記のページを捲っていく。

「129ページに、私達が言ってることが書かれてるわ」
「えと……ここだね」

かがみに言われた通り、129ページを開いてみる。

「……え……?」

しばらく読んだ後、こなたは驚きのあまり、日記を落としてしまった。
その日記の、129ページに書かれていたこととは――





○月×日
医者が手を上げてから一週間が経った。この日記を書いているうちにも、かなたは衰弱していっている。
何も言わず、何も出来ず、ただベッドで眠り続けるかなた……どうせ死ぬのなら、俺は最後であがいてみせる。
今、俺の左手には、知り合いから手に入れた薬をいろいろと調合した、自作の薬がある。
これが効くかはわからないし、もしかしたら、これが原因で命を落とすかもしれない。
だけど、何も出来ずに眠り続けるかなたをただ見ていることしかできないなんて……俺にはできない。
治ったら儲け物。治らなかったとしても、ただ死期が早まっただけだ。
俺は明日、早速かなたに薬を飲ませるつもりだ。この日記も、今日で最後かな……
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:28:52.07 ID:x74x2QDO
ここから波乱の展開……勢いだけで書いたのでロクに見直しもしてなかったり。
>>661

○月△日
トンデモナイ出来事が起きた。今朝かなたに薬を飲ませたら、みるみるうちに身体が小さくなり、一歳くらいの姿にまで戻ってしまった。
最初はとても戸惑ったが、泣き声をあげる赤ん坊かなたを見て気付いた。自然の摂理に反してはいるが、かなたは結局、生き残ったのだと。
俺はこいつを――かなたを新しく育てることにする。俺とかなたの子供として。
名前は……そうだな、『今、ここにいるかなた』からとって『こなた』にしよう。
この日記は、今日で完全に止めることにする。この日記は、俺とかなたの日記なんだから。
最後に……さようなら、かなた。そしていらっしゃい、こなた……





「う……うそ、でしょ……? 私が……お母さん……泉、かなたなの……?」

今にも泣きそうなこなた。それを見て、そうじろうを視線を下げた。

「嘘……嘘だよね……? 私とお父さん、ちゃんと血が繋がってるよね!?」
「……血液検索をすればわかるが……俺達の血は……繋がってない……」
「そ……そんな……」
「すまない……こなた……いや、『かなた』……」

その瞬間、こなたの中で何かが弾けた。

「違う! 私はお母さんじゃない! 私はお母さんとお父さんの子供なんだ!! 私は……私は……泉こなただッ!!!!」
「こなた!?」

こなたは叫びながら、部屋を、家を飛び出した。





「はぁ……はぁ……ち、違う……私は……かなたじゃないもん……」

こなたは町の方まで走ってきた。あまりのショックで幼児退行化している。
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:30:31.18 ID:x74x2QDO
>>662

だんだん、考えるのが面倒になってきた。自分がかなただろうと、こなただろうと、もうどうでもいい。
目の前の車道を走る車を見て、こなたは思った。

死のう。

本当に自分がかなただったとしても、どうせあの時死んだはずの命なのだ。ここに自分がいるのはおかしいこと。このまま生きていくのも、嫌になっていた。
ちょうどいいところに、四トントラックが走ってきた。信号は、赤。
こなたが車道に飛び出した、その時――

「こなたーーーー!!」
「!」

かがみが自分の方に突っ込んできた。ぶつかる直前にこなたの腕を引っ張って歩道まで戻す。

「はあ……はあ……」
「かがみ……」

かがみは肩に手を置こうとするこなたをキッと睨み、こなたの右頬をひっぱたいた。

「バカ!! なんてことしてんのよ!! あんたが死んだら私達が悲しむことを考えたの!?」

自分の右頬に手を当てたまま、呆然とかがみを見つめる。

「でも……私は、こなたじゃないんだよ……?」
「それが何よ!? 今、私の目の前にいる人間は誰!? 身体や血は確かにかなたさんのかもしれない! けど、今のあんたは、泉こなたでしょ!?」

かがみの言う通りだった。
自分は今まで、泉こなたとして生活してきた。身体はかなたのものかもしれないが、中身までかなたというわけではない。
そうじろうとの生活も、かがみ達との生活も……全て、泉こなたが送ってきたことなのだ。

「あんたが誰だろうと……あんたがあんたであることに変わりはないのよ。だから……死なないで……」

我慢していたのだろう、かがみは涙を流しながら呟いた。
それを見たこなたは、かがみを優しく抱き締めた。

「ごめんね、かがみ。私は、私でいいんだよね」
「そう、よ……あんたは……あんたでいいんだから……」
「うん、私は私……ありがとう、かがみ……」

こなたの瞳からも涙が流れだす。
そして、決意した。自分は、自分らしく生きていこうと……
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:33:31.67 ID:x74x2QDO
>>663





「じゃ、お父さん。行ってくるね」
「おう。気を付けてな」

翌朝。昨日の出来事が嘘だったかのように上機嫌なこなたは、玄関先でそうじろうに言った。
自分がなんであろうとも、自分らしく生きていく。なぜなら自分は、全てがかなたではないのだから。

「あ、そだ」
「んう?」

靴を履き終えたこなたは振り返り――



(少しだけ思い出した……私の、『泉かなた』としての記憶……)



そうじろうの頬に、優しくキスをした。

「な、ななななな……!?」

戸惑うそうじろうをよそに玄関のドアをあける。
そして再び振り返り、優しい笑顔で言った。

「それじゃー行ってくるね! そう君!」

言い方はこなたのまま。しかし、その名前の呼び方はかなたのもの。
それは、娘であり、妻である自分ができる――
最大の、恩返しであった。


「……ひゃっほーい!!」
「もう……お父さんてば……ハッピーエンドで終わらせてよ……///」

そうじろうの歓喜に満ちた声を聞きながら顔を紅くするこなただった。

「まあ、それが……」



――そう君らしいところなんだけどね――



Fin
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:36:19.99 ID:x74x2QDO
>>664終了です。自分でもなんてもんを作ったんだと。しかもそうじろうスゴい事してるし。
タイトルが決まっていないので、誰かつけてください。お願いします。
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 21:41:15.87 ID:GRz3DOw0
>>665
GJ!ほんとに急展開で、読んでて楽しかったよ。発想が超GJ!
つか、そうじろうなんつー薬作ってんだww
どっかのバーローが飲んだ薬より効果抜群だなwwwwwwww
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 22:04:22.69 ID:/ebl5kg0
>>653
そういえばそうだよなぁ
何でそっち思い浮かべなかったんだろな?ww

>>655
>>666の言うようにアニメのぱにぽにのパロディ
詳しくは25話のラストを御覧あれ

>>665
トンデモといえばトンデモだが、いい話だったぜ
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 22:14:27.69 ID:sTYkScSO
>>665
GJ!!この発想は無かったわwww
そうじろうの友達黒の組織バーローwww

かなた関連サイコーです^o^
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 22:22:29.77 ID:/ebl5kg0
>>667
>>666じゃなくて>>656だった
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 22:25:37.65 ID:30amHJc0
>>665
GJ!これは新しいwwwwww
そしてイイハナシ!(´;ω;`)

にしてもそうじろうwwwwwwww
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 22:43:09.12 ID:sTYkScSO
これタイトル付けないと、もったいないお化けが出ちゃうよ?

とゆーことで俺の案

「此処にあるこなた」

うわ、どっかで聞いたぞwww





明日からまた糞つまらない平日か……学生に戻りたいぜ
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/17(日) 22:50:07.00 ID:PZhz8lQo
続きが読みたいんだぜ!

そうじろうが好きになってきちゃって戸惑うこなたとかww
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 23:25:45.61 ID:/ebl5kg0
タイトルはそうだな、『かなた・こなた・そなた』で……いや、忘れてくれww
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/17(日) 23:28:17.62 ID:6/eH9LY0
>>671
此処にある〜は既にあるな。

675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/17(日) 23:55:33.90 ID:UinGS2DO
かなたとこなたと時々そうくん

かなた×こなた×そうくん

かなちゃんとこなちゃんとそうくんと
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 00:28:58.07 ID:B2zveks0
此処にあったかなた

彼方になかったかなた
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 00:39:40.93 ID:5SPj0UAO
「彼方より此方へ…」
と書いて、かなたよりこなたへって読む

「粉ミルク」
なんとなく
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/18(月) 01:00:37.90 ID:WmXkgcYo
あなたはかなた、あなたはこなた
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 02:02:40.98 ID:cval9BE0
彼方と此方の間で
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/18(月) 02:51:21.87 ID:Vwm6tXM0
もう月曜日か…かったるいのぅ…
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 03:01:47.85 ID:v.bzOIDO
「タイトル決めて」とか言ったくせに今までの案を見てるうちにタイトルが浮かんだバカ作者です。
「此方に残る彼方の心」なんてのはどうでしょう?
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 03:10:39.47 ID:v.bzOIDO
どうでもいいのだが「此方」と書いて「こなた」と読むのはここでは当り前になってるみたいだね。確か中国で「此方」なんだよね?
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 03:15:12.54 ID:v.bzOIDO
いや、待てよ?『今、ここにいるかなた』ってのもいいな……『』付きで。でも……うーん……
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/18(月) 03:18:34.83 ID:cGKmSYAo
>>681
決めるのはお前。同意求められても困る

>>682
何で中国が出てくるのかさっぱりわかんね。
日本語だよ。わかりやすく言えば和歌やら俳句やらで使われた格好つけた表現だよ>此方とか彼方とか
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 03:27:06.66 ID:v.bzOIDO
>>684そうですよね、すみません。じゃあ……やっぱり「此方に残る彼方の心」でお願いします。

中国とは「中国版アニメでの名前表記」というつもりでした。此方って日本語だったんですね……
686 :第六回コンクール主催者 :2008/02/18(月) 07:16:50.36 ID:j11dr22o
第六回コンクールの投票締め切りは本日23時59分59秒までです。
まだ投票していない方は早めの投票よろしくお願いします。
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 16:24:23.17 ID:7xM7K2A0
今投票所見てきたんだけど…
人少なくなったなぁ…
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 16:34:01.04 ID:v.bzOIDO
>>686の書き込みがあったおかげか、昨日より六人くらい増えた。それでも少ないなぁ……
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 17:59:51.40 ID:B2zveks0
進む過疎化・・・orz
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 18:20:02.16 ID:v.bzOIDO
ちょっと見てみたら「らき☆すた・ファンタジー」のオマケで魔翌力になってしまっている。パー速だから翌ついちゃうんだよね。今度、自分で修正しておきます。
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/18(月) 19:20:27.45 ID:VDcCSnM0
>>689
いるけどSS書いてます><
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/18(月) 19:28:30.11 ID:rbr3CEUo
住人全員がコンクールに興味あるわけでもないだろ
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 20:24:37.84 ID:9dEw5EAO
世界まる見えでバル酢特集していたので笑いながら飛んできました
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 20:49:45.47 ID:B2zveks0
本スレでも話題になってたなww
俺も見たかったぜ><
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 20:53:43.22 ID:qOPNfsSO
いつもそーゆーときにテレビを消してしまう俺www
ちくしょー><
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 21:48:56.61 ID:YyrM9So0
>>690
すいません、勝手ながら直しておきました
697 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:24:50.73 ID:B2zveks0
廊下を曲がって急ブレーキ。

振り返って覗いてみる。

・・・私と反対方向に兵は向かって行った。

兵の姿が見えなくなると、すぐさま後を追いかけた。
音を立てないように気を配りながら・・・。

それにしても生徒2人って誰だろう?

そんな疑問がフとよぎる。
698 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:25:22.26 ID:B2zveks0
かがみとみさおは正門からダッシュし、昇降口のところにいた。

みさお「ぉい、柊ぃ、だいじょぶか?」

かがみ「大丈夫よ、これくらい・・・」

それでもかがみの顔色はあまりよくない。

みさお「やっぱ、柊は休んでからのがいいんじゃねえ?まだ血も止まったばっかりだしい」

───「いたぞおおっ!!!」

みさお「!?」
かがみ「!!!」

左右の廊下を見渡すと、兵が6人ほど迫ってくる。

みさお「も、もう気づかれたのかよ!?」

予想外の展開に驚くしかない。

かがみ「だから、裏口からにしようって言ったのに!」

だが、兵は何故か銃を持っていない。

兵「おい、殺さないからおとなしくついて来い」
みさお「だ、誰がついて行くかっ!はやくゲームを止めろ!」
兵「しょうがないな・・・無理矢理にでも連れて行く」

みさお「柊、逃げるぞ。」
みさおは拳銃を握り締めながらかがみを一瞥する。

かがみ「うん、わかった。」

そう言って日本刀を取り出そうとしたとき、左腕に激痛が走る。

かがみ「ぅあっ!?・・・」
グラッと意識が少し薄れる。

・・・こ、こんなときに・・・・
699 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:26:19.55 ID:B2zveks0
ガシッ

気づくと兵に右腕が捕まれている。

みさお「柊っ!」
兵におもいきり体当たりをし、腕から手が離れる。

かがみ「く、日下部っ・・・」
みさお「ふわっ!!」

かがみを庇ったせいで周りにいた兵たちに両腕をつかまれる。

かがみ「日下部!」
左腕を動かそうとするがまた激痛が走る。
かがみ「グゥ・・・ッ」

みさお「くそぉっ!!離せってヴぁあ!!」
思い切り抵抗するが大人の男の力にかなうはずもなく、ずるずると引きづられて行く。
そしてかがみの視界からみさおが消える。

かがみ「あんたたち・・・日下部をどうするつもりよ!」
兵「黙れ!はやくおまえもおとなしく捕まれ!」

───ッ!!

今捕まったら・・・こなたを助けに来た意味もない・・・。
ましてや私のせいで日下部まで・・・

逃げきらないと・・・

しかし、左腕が動かない。
700 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:27:27.00 ID:B2zveks0
かがみ「ぅ・・・」

腕をガシッと捕まれた。

かがみ「!!・・・は、離しなさいよっ!!」

兵「ムダだ。諦めろ。」

そのままズルズルと引き込まれる。

───ヤダッ!!ダメッ・・こなたを探さないといけないのに・・・

───こなたっ・・・!!

頭の中をこなたの顔がよぎる。


───「かがみを離せーっ!!」

突如、声が聞こえた。

ものすごいスピードで影がジャンプしたかと思うと、兵の頭におもいっきし回し蹴りをかました。

兵「痛っ・・・」

そして腕を掴んでいた力が弱まって、急いで脱出した。

兵「何しやがる!」

助けに入ってくれたのは───



かがみ「こなた・・・?」

小さな背に青い髪をなびかして立っているこなたがそこにいた。

こなた「かがみ、怪我はない?」

かがみ「ぁ、ぅんっ」

こなた「じゃあ───」

今度はこなたが私の腕を掴んだ。

こなた「ひとまず逃げよう」

そう言うなり、私をひっぱってものすごいスピードで走りだした。
701 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:28:38.88 ID:B2zveks0
当然私はそのスピードに着いて行けるハズもなく、半ば引きづられるカンジになった。


兵は途中まで追って来たが、もちろんこなたのスピードに勝てるわけがなく、途中で見えなくなった。

こなた「ふう、とりあえず休憩っと」

しばらく走った後、私の腕を離した。

かがみ「はあ、ひい・・アンタ速すぎ・・私のことも考えなさいよね」

ザッと座り込んでこなたを見る。

こなた「ごめん、ごめん。・・・でも、何でかがみこんなとこに?」

かがみ「バカ、アンタを探しに来たのよ」

こなた「ほーぅ、それで捕まりそうになってたのか・・・兵を追って正解だったネ」

かがみ「うるさいっ!」

こなた「あはは、顔真っ赤なかがみん萌えー」

かがみ「もう、アンタはっ!ホントに心配してたんだからね!」

こなた「そっか、じゃあ心配かけて悪かったかなあ」

ちょっとすまなそうな顔をかがみに向ける。

こなた「ん?あ・・・かがみ、その怪我・・・」
かがみ「え?ああ・・・ちょっとね・・・・」
こなた「大丈夫なの?けっこう深そうだけど」
かがみ「全然平気よ・・・それに、ようやく本部まで来たってのに、痛いとか
    言ってる場合じゃないでしょ」
702 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:29:09.97 ID:B2zveks0
ちょっと間をおいてこなたが思いついたように目を見開いた。

こなた「そういえばさ、かがみ、2人って言ってたけど、もう1人はいないの?」

かがみ「あ・・・く、日下部は・・・・」

こなた「私が介入したときにはかがみしかいなかったけど・・・」

かがみ「私のせいで・・・兵に・・・つれてかれて・・・」

こなた「え!?」

かがみ「こなた!た、助けに行かなきゃ・・・」

こなた「うん!兵につれてかれたってことは・・・きっと本部にいるハズだよ。
    私、さっき本部見つけたから・・・行こ」

かがみ「うん・・・・」

こなた「げ、元気出して、かがみ!アノ人たち武器持ってなかったんだから・・・
    少なくとも今は[ピーーー]気がなかったってことだよ。急げば助けられる!」

かがみ「そ、そうよね。ありがとう、こなた」

そのとき・・・


ズドオオオオォオオォォオォォオォォォン!!!!・・・


こなた「!?」
かがみ「!!!」

ものすごい爆発音と、崩れる音。

揺れと振動がこなたとかがみのところまで届いた。
703 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:29:51.27 ID:B2zveks0
かがみ「な、何が起こってんの!?」

こなた「わ、わかんない・・・昇降口の方だったけど・・・」

かがみ「誰か爆弾でも使ったのかしら・・」

こなた「何が起こったか知らないけど・・・今はみさきちを助けないと」

かがみ「そうね。こなた、本部案内して」

かがみが立ち上がった。

こなた「うん、行こう」

そう言って、2人は職員室に向かった。
704 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:30:26.34 ID:B2zveks0
みさお「くそーっ!離せっ、離せよーっ!!」

兵におさえこまれながら職員室に来たみさお。
一見したところふつーの職員室だ。
黒井先生だけが1人、ぽつんと座っていた。

みさお「あんたは・・黒井先生・・?まさか全部あんたが・・・?」
黒井「そーやで。」
みさお「くそおっ・・私をどーする気だよ!?」
黒井「せやなあ。まあゲームに背いた罰を受けてもらうことになるなあ。」
みさお「・・・ッなんだよそれ」
黒井「さあなwwwwおい、そいつ縛っとき」

兵におさえつけられ、手首を縛られる。

黒井「まあしばし待てや。もうすぐあいつらが来るはずやからな。そしたら
   おまえらまとめて・・・ニヤッ」
みさお「なっ・・・や、やめろ!あいつらは巻き込むなっ」
黒井「せやけど、あいつらのことやからきっとあんたを助けにくるやろ」
みさお「・・・ぐっ・・くそぉっ」

ズドオオオオォオオォォオォォオォォォン!!!!・・・


黒井「!?」
みさお「ふわっ、何だ!?」
黒井「何や?おい、様子見てきいや」

黒井が命令すると兵がドアからドッと出ていった。
部屋は2人きりになる。
705 :らき☆すた バトルロワイヤル :2008/02/18(月) 22:31:16.87 ID:B2zveks0
爆発が起こるちょっと前の昇降口───

兵「はあ、見失っちまった」
兵「オレも見失った。逃げ足がはやいぜまったく」

「あら♪人がたーくさんいますね。楽しそうです♪」

昇降口からピンクの髪を揺らしながら1人の女が入って来た。

兵「んだ?おまえは」

「私は・・・ウフフ♪ゲームの参加者ですけど」

兵「参加者はここ立ち入り禁止だぞ?出てけ」

「フフ・・・だって人が少ないんですもの♪[ピーーー]人が♪」

そう言うなり、リュックから手榴弾を取り出し、ホイッと投げた。

「死んでください」

兵「なっ、やめっ・・・」


ズドオオオオォオオォォオォォオォォォン!!!!・・・
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 22:33:46.45 ID:B2zveks0
以前の続きです。
やっとだよ…
3月までには終わらせたいけど無理かも
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/18(月) 22:46:35.16 ID:qOPNfsSO
>>706
GJ!!良いところで終わったなぁwwwwww

みゆき、本部に介入か……wktk
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/18(月) 22:59:02.09 ID:ffHGlgDO
乙です!
709 :第六回コンクール主催者 :2008/02/19(火) 00:00:22.89 ID:QzaFYl6o
ただ今の時間を持って投票期間を締め切ります。
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 00:01:26.58 ID:0u0JR5.0
トップはみゆきさんでした
711 :第六回コンクール主催者 :2008/02/19(火) 00:03:33.30 ID:QzaFYl6o
投票の結果、第六回らき☆すたSSコンクールの大賞は、

・エントリーNo.3:「スタートラインは雪の上」 ID:HH60DyM0氏

に決定致しました。
大賞受賞おめでとうございます。

ただ今を持ちまして第六回らき☆すたSSコンクールを終了致します。
参加してくださった作者の方々、まとめ作業をしてくれた方々、そしてスレの皆さん、本当にお疲れ様でした。
今回は前回までに比べて盛り上がりが今ひとつでしたが、参加作品はいずれも良作だったと思います。
次回コンクール開催時には更に盛り上げる為にも、今回参加されなかった方も奮ってご参加下さい。

それでは私はこれにて失礼致します。
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 00:06:19.34 ID:QDifj1Q0
おおww
コンクール終わったのか
初参加でドキドキしたけど票入ってて嬉しいぜ><
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 00:20:04.79 ID:Uew3A2c0
主催の人乙〜
みんなも乙〜
今回は舞台も変わったりで、以前と同じとはいかんかっかたらな。
次回にも期待だZE
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 01:03:37.54 ID:9hlt20o0
1票しか入ってなかったが十分うれしかったぜ。
投票してくれた人、どうもありがとう。そして優勝した人、おめでとう。

正直1票も入ってなかったら俺マジで泣いてたかもwwww
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 01:28:31.94 ID:0u0JR5.0
票はともかく、コメントが少なかったな。感想とかもっと聞きたかった。
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/19(火) 02:56:36.34 ID:cOVDU4Io
コンクールに限らず、wikiの作品感想ページはもっと盛り上がって欲しいな
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 03:31:33.62 ID:QJ4WTsDO
>>696ありがとうございます。
 
今までのコンクール作品を見てきたけど『あつい』がお題の『暑い一日』、『旅』がお題の『11月11日、旅の始まる日』が好きだったな。
暑い一日を読んで、自分も不思議系が書きたくて住人になったようなものだから、この作品は自分の原点みたいなものかな。
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/19(火) 03:55:00.08 ID:DY03T1Ao
らきすたのゲームamazonで40%オフwwwwwwwwwwやっぱあんま売れてねーのかwwwwwwwwww
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 04:28:33.55 ID:vApgFUs0
ななこ「初回版と通常版の値段の差に、うちが泣いた」
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 08:06:48.81 ID:QM28ckSO
コンクールお疲れ様でした!!


らきすたのゲームは主人公のキャラが気に入らないから買わなかったwww
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 12:58:10.26 ID:O84axQDO
人いない(´・ω・`)
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 13:15:32.06 ID:6rG9d0U0
コンクールも終わっちゃったし、さらに過疎化しそうだな
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 13:28:01.68 ID:KsHoAqw0
今日は平日だしな。
あの頃もこの時間帯は☆ばかりだった。
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 14:29:17.42 ID:nOwEvG60
☆がないだけマシだな。あればっかだと書き込む気がなくなる。
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 14:38:15.68 ID:O84axQDO
あやの「みさちゃん」
みさお「ん?なんだあやのー」
あやの「ミートボール食べたでしょ?」
みさお「はぁ?食べてねぇよ」
あやの「口にミートソースついてるじゃない」
みさお「食 べ ま し た !」
あやの「私のクーポン券使って?」
みさお「使っ…たような気がするZE!クーポンマガジンのらき☆すたペッパー」
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 14:52:39.14 ID:QM28ckSO
>>725
吹いたwwwwでも脳内ボイスがCMの声になってしまうwwwwww
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 15:22:56.93 ID:KNqb1yY0
>>724
まぁみんなあの頃は保守するのに必死だったからなぁ。
それだけに次の日の夜もそのスレが生きてたりするとちょっと嬉しくなったもんだ。
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 16:01:09.64 ID:gHLxAw.0
保守が途絶えたときの焦燥感
投下したら『スレッドがありません』の恐怖
あれはあれでスリルあって楽しいっちゃ、楽しかったが
人いないと保守に明け暮れて他のこと出来ないからな。
書いて落としてスレもなくってって、そらねーよwww
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 18:18:18.47 ID:KNqb1yY0
また人がいない…
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 18:36:10.57 ID:QDifj1Q0
どうしたらいいんだ・・・
わっとシュドゥアイドゥー!?
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 18:38:13.14 ID:QJ4WTsDO
前スレだかは忘れたけど、みさお×あやの百合物をリクエストした人へ。構想はできあがったので、今書いているかがみ×こなたが終わったら作り始めます。
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 19:17:04.03 ID:KNqb1yY0
リクした人じゃないが期待してるよ。
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 19:47:19.33 ID:pZGth2AO
つかさ「ばるさみこす おいしい です」





かがみ「それは しょうゆ です」
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 21:01:51.21 ID:p0PReAAO
9時のあげ
735 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/19(火) 21:14:47.53 ID:xFWS.260
朝起きたかがみは時計をみて驚いた。
「ち、遅刻だぁ〜〜〜〜〜〜!」
飛び起きてリビングへ出ると・・・・・。
「あ、お姉ちゃん。おはよ」
妹のつかさはボーっとしながらテレビを眺めていた。

つかさが特にあせる様子もないのでかがみの頭の中に疑問符がたくさん浮かび上がった。
ここで、かがみは気づく。
――――――そういや、“アレ”は明日じゃん・・・・。
少し恥ずかしい。例え、誰にも分からないにしても。
そのままその場に突っ立っていると・・・・。
「ん?どうしたの?もしかして、遅刻と思って飛び起きたら“アレ”は明日ってことに気づいたとか?」
つかさがクスクス笑いながら言う。
――――――相変わらず感が鋭いやつだ。
“アレ”というのは、意識を仮想現実空間に送るプロジェクト、「Nightmare lucky City」のこと。
かがみ・つかさはともにテスターとなっている。
「そうそう、峰岸さん達が逃げ・・・・もとい。遊びに来るらしいよ。昼に」
「んじゃ、私はそれまで寝るわ。オヤスミ〜」
というとかがみはソファーにどさっと寝転んだ。
「どんだけー・・・・」
つかさはため息をついた。

昼になって峰岸達が“逃げてきた”といって、つかさにたたき起こされた。
みさお、あやの ともにコブやアザができている。
また、やばいことが日下部の兄貴にばれてボコられたのだろう。
「そういえばゆたかちゃんは?てっきり一緒かと・・・。」
「友達と遊びに行ってる。なんだ、来てほしかったのか?つかさ?」
「ち、違うよ・・・・・」

とまあ、他愛もない話をしながら時間が過ぎていき、峰岸達は帰っていった。
そしてかがみはというと・・・・・。
「さて、寝坊しないようにさっさと寝るかな」
「どんだけー・・・・。早すぎでしょ・・・・。」
かがみは問答無用で布団へバタリ、そしてグースカ。
時計はPM7:00を指していた。
「ホントに寝坊しないのかな・・・。そのときはたたき起こすか。」
つかさはぼそりとつぶやきあきれていた。
そのころ、「Nightmare lucky City」(以後NLC)の仮想現実空間では・・・。

「ククク・・・・。そろったようだな、管理者の諸君。」
姿をマントなどで隠しているものもいるが、十数人いる。
「いよいよだ。ここを、われわれの理想郷とする!」
モララーは声高々に宣言した。
これが本当の悪夢(Nightmare)の始まりだった・・・。
736 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/19(火) 21:15:24.17 ID:xFWS.260
     当日・・・・。
かがみとつかさは集合10分前というギリギリに到着(しかもタクシー)
「っんもー、いつまで寝てりゃ気が済むんだか・・・・・」
つかさは、あきれていた。
――――――まったくだ。自分でもそう思う・・・・。
「まぁ間に合ったからよしとしてやるか。入ろうつかさ」
2人は、「NLC]の行われる凌桜ビルに入っていった。

受付でIDカードを受け取り「NLC」が行われるエレベーターで20階に上がった。
一緒に乗った女の子をかがみはニヤニヤしながら見ていたが、つかさがその足を思いっきり踏んだ。
かがみは一瞬ぶん殴ろうかと思ったが、やめた。
仮にも双子の妹だからだ・・・・・・・
20階に着くと、みなみが出迎えてくれた。
みなみはこの研究所所長であり、この「NLC」計画の実行者である桜庭博士の一番弟子である。
「私も・・・・参加・・・する。」
といいながらそれぞれのID番号の付いたカプセルの前に誘導してくれた。
周りを見渡すとかなりの人数がいる。
その中に峰岸・日下部・ゆたかちゃん・やまとを見かけた。
―――――あいつらも参加するのか・・・。
そう思ってから、カプセルの中に入った。

アナウンスが入る。
“準備完了しました。ログインを開始します。”
そうすると、自分の体が浮いているような感覚に陥った。
“意識を仮想現実へ転送しているのです。心配要りません”
その次の瞬間には、周囲の景色が変わっていた。
周りを見渡すと、猫や犬やわけの分からない生物がいた。
“そのままの姿ではサーバーの負荷が高すぎるため独特なキャラクター設定になっています。”
かがみはビルのガラスで自分の姿を見た。
―――――猫・・・・だね。
かがみは紫の猫の姿だった。
“ログアウトは最果てにある【オアシス】でできます。
 この空間で、最初各プレイヤー4000LPを所持しています。足りなくなったら、ログアウトして補充してください。
 【オアシス】へは直行タクシーが無料で運行しています。”
「あの〜」
一人の“猫”がアナウンスに質問した。
「迷ったり、困ったときはどうすれば・・・?」
“管理AIがいますので、その方たちに尋ねてください。疑問を解消してくれるでしょう。
 ではごゆっくり”
そういってアナウンスは切れた。
そして、人々はあちこちに散らばっていった。

かがみはその辺をうろうろうろつくことにした。
近くに喫茶店を見つけたので店に入り、メロンソーダとケーキを注文した。
・・・・合計金額1900LP・・・・。
―――――ぼったくりかよ・・・・。
そう思いながら、かがみは店を出た。
その辺の路肩にすわり空をボーっと眺めていると、あることに気が付いた。
「太陽が・・・・黒い!?」
ちょうどそのときだった。悲鳴とも断末魔とも取れる叫びが聞こえたのは。
737 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/19(火) 21:18:06.51 ID:xFWS.260
〜現実世界の研究所内〜
「桜庭さん大変です!」
「NLCの太陽が黒く!」
「なっ・・・・」
なぜだ?博士はなんとも言いようのない不安が襲った。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」

あの叫びが聞こえて以来、次々に悲鳴と銃声が鳴り響いた。
あちこちでガラスが割れ、爆発が起きる。

そんな時、かがみはいやな予感がして、後ろへ下がった。
次の瞬間、刀を持った何者かが先ほどかがみがいた空間を切りつけた。
「へへへ・・・・。お前で何十人目かなへへへ・・・。」
「だ、誰よアンタ!?」
刀には血がべっとりと付いている。
「オレかい?冥土の土産に教えてやろうか。オレはなぁ・・・・・。管理AI、白石NO.8だ。」

白石 管理AI:NO.08−8

かがみは丸腰。到底かなうわけがない。
「さて、おしゃべりはこの辺にして・・・。[ピーーー]やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
かがみは思わず両腕を頭をかばうように突き出した。
「死ぬのはお前だよ」
どこからか声がした。
前で鈍い音がして恐る恐る腕をおろした。
黄色の犬が大剣を持っている。
白石は遥か右方向に転がっている。
「大丈夫、お姉ちゃん!?」
「この声・・・・つかさ?」
「お姉ちゃん・・・・。無事でよかった。」
「その剣は?」
「そこの武器屋で買った」
―――――私も武器ほしいよ・・・・。
一通りはなしをすると、急いでバーに向かった。
「だれかいる〜?」
「そ、その声柊か?」
青い猫が顔を出した。
するとそれに続いて数人顔を出した。
738 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/19(火) 21:18:36.98 ID:xFWS.260
「右からあやの、ゆたか、やまと、みなみだ。」
と、日下部が説明してくれた。
「か、顔が変わると分かりにくいな・・・」
『だな』
なぜかみんなハモった。ゆたかだけが「ですね」といったのが聞こえたような気がするが・・・。
峰岸は緑の日下部と同体系の猫。ゆたか、みなみは人型に近いが、現実の本人とはまったく似ていない。
そしてやまとだ。やまとは、顔が時計になっていた。

「一体どうしたんの?」
「あたしたちにもわかんねーな。とりあえず生き残りがいないか探しに行こう。
 あたしたち3人は西街を。やまととみなみは東街へ。つかさは駅へ向かってくれ。柊はオアシスへ。」
日下部がてきぱきと指示する。
「武器は、私が剣。ゆたかちゃんたちが拳銃。永森さんとみなみちゃんは軽トラック。」
「わたしは?」
「こいつを持っていって」
つかさが投げたのは拳銃だ。
「行っておくけど、弾の補充はできないから。大事なときだけ使って。」

みんな外に出て行動開始する。
永森さんとみなみちゃんは軽トラにのり。ゆたかちゃんたちはバイクに乗った。
「ちょ、私は?」
「歩いて」
「ぅぇ」
―――――オアシスまでどれだけかかるんだ・・・・。
「とにかく全員無事でまた合おう!」
そういって各人持ち場へ散った。

かがみは街を歩き出した。ひたすらオアシスを目指して。
そして、途中角を曲がったときに人影が見えた。
「だ、誰!?」
ギコはとっさに拳銃を構えた。
そこには青の猫がちょこんと座っていた。
「ごめん・・・・。あんたは?私はかがみって言うんだ。」
「あたし?あたしはこなた。」

「この世界、何か辺・・・。どうすればいいの・・・。このままじゃ、みんな・・・・!」
こなたは下を向いてうつむいていた。
―――――か、かわいい・・・・・。
そう思ったかがみだったが、今はそんなことを思っている場合ではない。
「・・・・・方法は無いこともないけど・・・・。」
こなたが唐突に口を開いた。
「えっ!それはなに?お、おしえて!」
かがみはこなたに近寄った。
「う、うん・・・。」
739 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/19(火) 21:18:58.56 ID:xFWS.260
「いったんログアウトして、博士にシステムコントロールのプログラムを誰が持っているか聞いて、それを破壊すれば止まるのね?」
「うん・・・・・」
「おし!オアシスへ急ぐかぁぁ!」
かがみは立ち上がって歩き出すかとこなたは思った。
しかしかがみは・・・・。
「あんたも一緒に行こう。ここにいちゃいけない。」
「で、でもあたしは・・・。」
「いいからっ!」
そういうとかがみはこなたの腕をつかんで、走り出した。
―――――結局言えなかった・・・・。どうしよう・・・。
こなたは管理AI。
だが“不完全”管理AIと呼ばれていた。公式的には管理AIと登録され、発表されていた。
しかしこの“不完全”という単語が後に大きな意味を持つことになる。

こなた“不完全”管理AI。管理AI:NO.00。

この2人の出会いがNIghtmare lucky City、そして現実世界で大きな“奇跡”を起こすことになることを2人は知らなかった。
740 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/19(火) 21:32:27.29 ID:xFWS.260
>>738修正
「右からあやの、ゆたか、やまと、みなみだ。」
と、日下部が説明してくれた。
「か、顔が変わると分かりにくいな・・・」
『だな』
なぜかみんなハモった。ゆたかだけが「ですね」といったのが聞こえたような気がするが・・・。
峰岸は緑の日下部と同体系の猫。ゆたか、みなみは人型に近いが、現実の本人とはまったく似ていない。
そしてやまとだ。やまとは、顔が時計になっていた。

「一体どうしたんの?」
「あたしたちにもわかんねーな。とりあえず生き残りがいないか探しに行こう。
 あたしたち3人は西街を。やまととみなみは東街へ。つかさは駅へ向かってくれ。柊はオアシスへ。」
日下部がてきぱきと指示する。
「武器は、私が剣。ゆたかちゃんたちが拳銃。永森さんとみなみちゃんは軽トラック。」
「わたしは?」
「こいつを持っていって」
つかさが投げたのは拳銃だ。
「行っておくけど、弾の補充はできないから。大事なときだけ使って。」

みんな外に出て行動開始する。
永森さんとみなみちゃんは軽トラにのり。ゆたかちゃんたちはバイクに乗った。
「ちょ、私は?」
「歩いて」
「ぅぇ」
―――――オアシスまでどれだけかかるんだ・・・・。
「とにかく全員無事でまた合おう!」
そういって各人持ち場へ散った。

かがみは街を歩き出した。ひたすらオアシスを目指して。
そして、途中角を曲がったときに人影が見えた。
「だ、誰!?」
かがみはとっさに拳銃を構えた。
そこには青の猫がちょこんと座っていた。
「ごめん・・・・。あんたは?私はかがみって言うんだ。」
「あたし?あたしはこなた。」

「この世界、何か辺・・・。どうすればいいの・・・。このままじゃ、みんな・・・・!」
こなたは下を向いてうつむいていた。
―――――か、かわいい・・・・・。
そう思ったかがみだったが、今はそんなことを思っている場合ではない。
「・・・・・方法は無いこともないけど・・・・。」
こなたが唐突に口を開いた。
「えっ!それはなに?お、おしえて!」
かがみはこなたに近寄った。
「う、うん・・・。」
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 22:50:49.78 ID:QM28ckSO
終わりですか?
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/19(火) 22:54:25.78 ID:KNqb1yY0
なにかしらの制限に引っかかったとか?
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/19(火) 23:31:36.31 ID:3jcRyEMo
「らき☆すた」声優ブログ、コメントにショック受け?無期限休止に… コメント主「私が貴女を矯正してあげてもいい」
ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1094503.html
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/20(水) 00:07:36.49 ID:yNvSYf.o
矯正してあげてもいいのガイドライン
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1203423555/
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 00:34:06.01 ID:KyUaQvg0
なんかゆーちゃんすごいことになってんな・・・
本スレでもなんか騒がしかったけど
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 00:59:58.08 ID:2GakYP60
みなみ「ゆたか…元気だして」
ゆたか「天音きめぇwww天音きめぇwww」
はじめ「天音ちゃん!?オレァクサムヲムッコロス!」
ゆたか「はじめマジきめぇwwwカリスマジきめぇwww」
みなみ「ゆたか…」
ゆたか「ウェーイ0w0w0w0ウェーイ0w0w0w0ヘシンwwwヘシンwwwウェーイ0w0」
みなみ「ゆた…」
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 06:41:59.33 ID:tiXM.USO
何様のつもりなんだか……。


>>746
ゆーちゃんオンドゥル化www
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 10:41:03.62 ID:0zd94oAO
つかさ「うっかり先生殴っちゃったよ。でもそんなの関係ねぇ、関係ねぇ〜♪」
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/20(水) 15:22:07.04 ID:tiXM.USO
ななこ「ちょっと職員室行こか?」
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 17:15:22.46 ID:tm0CBn60
かがみ「さて、書き溜めたSSの続きでも、投下しようかしら。
    ふむふむ、なかなか面白いじゃいwww
    今回もきっと、楽しんでもらえるわ。よし!投下!」
Error:アクセス規制中です
かがみ「はぁ!?また!?…先月解けたばかりなのに…orz」
某都内
ゆかり「これで規制は完了ね♪さて、ニコニコニコニコ♪」
みゆき「新作MAD、出来ました♪投下しましたら自画自賛、
    皆さんのってくださって、何よりです♪らんらんる〜♪」
某埼玉
つかさ「あ、新作だ♪この人の、いつ見ても面白いよ♪らんらんる〜♪」
かがみ「つかさ煩い!!イライライライラ」
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 18:56:40.79 ID:AlPR1wDO
8月から未成年のケータイは強制フィルタリングサービスとか言ってるけど、本当かね?そうなったら過疎化が急激に進みそう……
自分もパソコンからしか投下できなくなるな……
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 19:05:14.12 ID:6v5uxwAO
6月からじゃなかったか?
全く関係ないけど某携帯サイトでつくもという名前を見たけどさすがに別人だよなww


あと6月と言えば初代スレでつかさが死んで一年になるのか
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 19:10:46.32 ID:AlPR1wDO
某サイトじゃ「まだ正式な決定じゃない」って言ってるんですけどね。一体どっちが本当なんだか……
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 19:13:11.71 ID:sjWcZag0
つかさの命日にはつかさSSが増えたりするのだろうか?
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/20(水) 19:29:17.97 ID:gvqYlYDO
親が拒めばフィルタリングはかけられることが無いと聞いたんだが…

こなた「お父さん、フィルタリングはずしてよ」
そうじろう「まかせろ、こなた!」

こなた「ってわけで私の携帯にフィルターかかってないんだよねー」
かがみ「つーかアンタはまず携帯をほとんど使わないから関係ないんじゃ…」

らき☆すた
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/20(水) 19:35:11.27 ID:hIG/j1g0
確かソフトバンクでは関係ないんでよね^^
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 20:14:51.30 ID:KyUaQvg0
ウィルコムは関係あるのか?
まあそもそもパソコンでしかネットしないから関係ないっちゃ
関係ないんだがな
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 20:44:33.61 ID:tiXM.USO
つかさ「でね、それが可笑しくって♪」
ただお「創価☆創価」





つかさ「って、昨日お父さんが……」
こなた「まさかつかさん家が創価に入ってるとは……」

つかさ「しかもその夜、お姉ちゃんが変なパンフレット持ってきてさ……(´・ω・`)」
こなた「つかさ……家くる?」
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 21:00:44.48 ID:gjf0RCM0
つかさの命日っていつ?
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 21:02:28.28 ID:kvDE5gg0
>>758
層化は日蓮宗のはず←結論
神社の仕事どうすんだよww
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 21:12:16.04 ID:tiXM.USO
>>760
ごめん適当に書いたwww



今更だが、胸ぺったんガールズのジャケのこなたのツインテールの可愛さは…………異常!!
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 21:34:26.37 ID:pCA5huA0
つかさ「お姉ちゃん、問題です。苺は何ごでしょう?」
かがみ「何語?苺は日ほ…(ひっかけか!)そうね、
    苺は日本語で、苺はいちごよ?つかさ」
つかさ「う゛…」
かがみ「(正解かよ…)それじゃあ私からの問題。苺はどんな味がするでしょう?」
つかさ「苺の味?…甘酸っぱい…かな?」
かがみ「ぶっぶー」
つかさ「え、違うの?…苦くはないし、しょっぱいも違う、
    辛い、わけないよね。ん〜わかんないよ〜」
かがみ「正解はこなたの味よ。こなたは苺の味がするの。きっとこなたは苺の精ね」
つかさ「(うわぁ〜…)…お、お姉ちゃん、こなちゃん、舐めたりした事、あるの?」
かがみ「ないわよ?でも、匂いでわかるの。あ、それと、
    こなたはミルクの味もするわね。言ってみれば苺ミルクね、こなたは」
まつり「(うわぁ…)」
つかさ「ま、まつりお姉ちゃん…」
かがみ「姉さんもわかるわよね?こなたの味」
まつり「いや…私はちょっと…」
かがみ「しょうがないわね。じゃあコレ、匂いかいでみてよ。わかるから」
つかさ「お姉ちゃん…これ…」
かがみ「こなたのパンツよ?脱衣場からくすねてきたの。…クンクン。
    ほら、苺ミルクの匂いがするわ」
つかさ「お姉ちゃん…」
まつり「つかさ、下、行こ」
つかさ「う…うん…」
かがみ「…クンクン…こなた、甘くて…クンクン…美味しい…クンクン…クンクン…こなた…こなた」  
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 21:44:26.06 ID:6v5uxwAO
まつりさんお久しぶりです
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/20(水) 22:24:26.05 ID:tiXM.USO
>>762
謎々ネタかと思ったらwwwww
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 08:09:41.29 ID:OAuAfESO
どっちの方が読みやすい?


例1

 つかさは後ろを向いてコソコソと何かをしている。
「何をしてるの……? つか――!!」
「ふふ、お姉ちゃん……見ちゃったね……」
 つかさの手には、マヨネーズとバルサミコ酢が……、そしてその前には苺のショートケーキが……。気持ち悪いからやめなさい。
「もう遅い!!」


例2

 つかさは後ろを向いてコソコソと何かをしている。

「何をしてるの……? つか――!!」
「ふふ、お姉ちゃん……見ちゃったね……」

 つかさの手には、マヨネーズとバルサミコ酢が……、そしてその前には苺のショートケーキが……。気持ち悪いからやめなさい。

「もう遅い!!」



台詞とモノローグの間は開けた方が良いのか、開けない方が良いのか、どっちが良いと思う?
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 08:49:19.90 ID:ZaWqrQko
人による
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 08:52:45.87 ID:BYX2o6DO
>>765どっちがいいとは自分は言えないなぁ。自分は一応開いて書いてるけど、見る時は開いてない方が読んでて引き込まれるというか……文章力その他諸々によるけどね
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 09:20:12.45 ID:FEqHUwAO
個人的には開いてたほうが読みやすいかな
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 09:21:35.62 ID:ZaWqrQko
>>767

”HTMLの横書き”の読みやすさを考えた場合
重要なのは一行空けよりも改行の頻度だと思うよ

例えば>>377のSS、(俺の環境では)文字がブラウザの右端まで行って
折り返した文字が左端にちょこんと残るような感じなんだけど
こういう一行一行が長めに書かれているものはぶっちゃけてぱっと見不細工に見える

あくまで、「ぱっと見」の話であって、377の人の文章が読みづらいなんてことはないんだけどね
個人的な好みで言えば、ブラウザの真ん中に文字の塊があるような感じが一番見やすい
空行多用してスカスカになっていたりしても読みづらい
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 10:05:51.37 ID:OAuAfESO
なるほど……参考になりました。
とりあえず、しばらくは行開けで書いていきたいと思います。

>>769
パソコンで見るときはその方が見やすいですよね。

自分が携帯で投下したのをパソコンで見たとき、横に長すぎて……。
携帯で見ると調度いいのに……
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 15:53:36.28 ID:FEqHUwAO
こっちに来てからはVIPと違って他スレで遊べないから携帯で見るのが多くなったなぁ
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 18:54:39.38 ID:TEg8s/M0
ある日のそうじろうの部屋
そうじろう「ほほう、今度かがみちゃんとつかさちゃんの
      完成品フィギュア(巫女ver)が出るのか。
      一昔前は道具を揃えて、自分でキットを組上げたものだが、
      今は完成品の時代か。キットより安く、しかも既に出来上がっている。
      良い時代になったもんだ。ひとまず3セットは予約だな。
      1セットは展示用、1セットは保存用、そしてもう1セットは…クックック
      魔改造用だーー!流石にキャストオフはできないだろうからな…クックック
      巫女服…袴の下はどうなっているのやら。期待させておいて
      足許までムクでした、なんて事はないよなぁ?期待に胸が膨らむゼ!
      待っててくれよ!?かがみちゃん!つかさちゃん!
      おじさんがすぐに剥いであげますからねー!ひゃっほー!」
学校、お昼休み
こなた「どったの?2人とも。急に震えだしたりして」
かがみ「わ、わからない。…何か、背中を舐められる様な…そんな感覚というか」
つかさ「うん。…何だろう?凄く気持ちが悪い、嫌な予感がするの…ブルブル」
かがみ「ひゃっ!?…まただ…」
つかさ「う〜、何これ〜…?」
こなた「呪われた巫女さん?どんだけ」
6月に出るらしいね。かがつかフィギュア。
かがみは絵馬、つかさはおみくじ持ってるの。
てかその前にフィグマこなた…   
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 19:06:07.21 ID:O2PB/hM0
らきすたのフィギュア欲しいなー

でも買った後の空しさは何なんだろうか……
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 19:30:35.75 ID:FEqHUwAO
感動系のそうじろうも良いがやはりそうじろうには変態が似合うなww
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 19:59:41.53 ID:.pnt6PY0
ほしいな〜

てかその前にねんどが届くな
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 22:05:28.96 ID:GjHs.4A0
過疎化が激しいな。やっぱり保守がなくなってたるんで来たか?
それよりもどこかに宣伝して新規参入者を増やさない?
ss書いても反応が少なかったら悲しいだろ?
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 22:18:34.33 ID:FEqHUwAO
過疎過疎言うのは嫌いなんだが確かにここ最近はかなりピンチだな
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 22:44:10.50 ID:OAuAfESO
じゃあ新企画ということで、

らきすたSS人気キャラ投票

ってのをやってみたいんですが、どうでしょう?
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 22:51:46.21 ID:biazNxYo
二次創作興味ない人にとってはウザイだけだぜ宣伝なんて
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 22:55:50.37 ID:sBV3asDO
とあるサイトのらきすたSSスレも、今日凸にあって荒らされてたしな
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 23:05:03.65 ID:OAuAfESO
マジかよ……それじゃここもそのうち……
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 23:06:38.46 ID:GjHs.4A0
いろいろなssスレに宣伝してみない?
>>778
ありそうでなかった企画キタコレ
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 23:16:42.33 ID:zmq6WDs0
ゆたか「お姉ちゃん、保守しにきたよ」
みなみ「僣越ながら」
ひより「保×守っスかね…それとも☆×★っスかね…ブツブツ」
パティ「保守ハニホンノマゴコロネー!」
こなた「いや…保守はもう、いらないんだ…」
ゆたか「え、私は…必要…ないの?み、みなみちゃーん><」
みなみ「大丈夫、大丈夫だよ?私が必要としているから、ね?ゆたか」
ひより「ぶふぁ!?は、鼻血が…先輩!新作閃いたっス!
    『ふたりは保守キュア』ってどうっスか!?保守派議員ネタっスよ!」
パティ「保守デキヌナラ腹切りマース!三島ノ後追いマース!
    拝ドノ!介借オネガイシマース!」
こなた「…煩くて…ネタ…忘れた…」  
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 23:20:46.63 ID:OAuAfESO
>>782
今週は忙しくて出来なさそうだけどね、やって良いなら来週やるよ^^


>>783
久し振りに保守ネタ見たwww
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/21(木) 23:21:56.78 ID:biazNxYo
>>782
やめとけって。余所者に乗り込まれたら不快だろ
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 23:34:22.02 ID:.pnt6PY0
とはいえ・・・どうする?
確かに宣伝はいいけどそれなりにリスクあるしな
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/21(木) 23:40:37.40 ID:zmq6WDs0
試しにVipでスレ立ててみれば?
元々しばらくはVipで宣伝するって話だったんだし。
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 00:30:56.75 ID:1ixBsxc0
「――名前の名と菜っ葉の菜。九郎判官と、食ろうてしまったをかけているわけですね」
「へえー、さすがはゆきちゃん。落語についても詳しいんだね」

その日の夜
「お姉ちゃん達。義経がどうとか言う、『青菜』って落語、知ってる?」
「大筋ならね。教養のない人が、賢い人の猿真似をして失敗する話でしょ」
「えっ、違うでしょ。確か、源義経が菜っ葉を食べる話じゃなかった?」
「まつり……。知らないことについては黙っているようにしたほうがいいわよ」
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 00:46:09.77 ID:aT9WOJQ0
>>758
IDだけでしか個人を判明できない程度のつながりに、よそ者が入り込んだからと言っても、
所詮は相手がよそ者だと言うことすら気づけないさ。

vipに立ててみるかい?
今日はもう遅いから保守できずに落ちるんで明日立てるとして、それまでにどんな文章を書くとか、どんな事をして保守するとか決めておかなくちゃね
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/22(金) 02:06:20.46 ID:p3OGBw6o
>>789
いや、VIPに立てること自体は異論はないんだ。

ただ、他ジャンルのSSスレに宣伝するって話題でたから、
わざわざそのスレでスレ違いの原作の話題されると不快だろうってこと
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 08:29:52.31 ID:xqfCj6AO
宣伝はそういうものだからしょうがない。
その程度なら不快には思わないと思うよ。SS書いてる奴はみんないい奴さ!
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 10:03:01.55 ID:lILpyESO
ガンダム好きに悪い奴はいない、と同じように
SS好きにも悪い奴はいない!!


そうであると信じたい……
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 10:25:50.80 ID:zOh.Q2AO
マイナスなことばかり考えるのは予想ぜ
明日土曜日だから今日VIPで宣伝は気持ち効果高いような気が
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/22(金) 10:35:00.79 ID:unA6m6DO
あきら「アっ!ルゴリズム行進〜♪」
みのる「らっらき☆すたメンバーと一緒っす、はい…」

あきら「一歩進んで前ならえ〜☆」
こなた「一歩進んでエラい人〜」
つかさ「引っ繰り返ってペコリンコ〜」
ゆたか「横に歩いてキョロキョロ」
みさお「ちょっとここらで栗拾い〜」






あきら「アルゴリズム行進終わりっ☆」
皆「アルゴリズム行進終わりっ」

ラキゴラ☆スイッチ

なにしてる人?
かがみ「よっ、ほっ、はっ」
あきら「……おばさんなにしてるの?」
かがみ「おばっ、おばさっ…ちょ、なんなのよコイツ」
みのる「待っ、かがみさん、落ち着いて下さい」
こなた「あーわかった!怒ってる人ー!」
つかさ「こなちゃん…」
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/22(金) 10:53:36.37 ID:unA6m6DO
こなた「ひよりん‥キタよ今日という日が‥」

ひより「キタっすね‥今日という日が‥」

ゆたか「?今日は何の日なの?」

こなた「ふっふっふっ‥2月22日、今日はズバリっ」

こなひよ「猫の日(だよ(っす」

ゆたか「猫の日?」

こなた「そう、猫の日、つーわけでゆーちゃんちょいと失礼」

ゆたか猫みみ装着

こなひよ「ぐはっ!イイっ!(グッ」

ゆたか「にゃっ、にゃ〜…」


ネコ☆すた
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/22(金) 12:38:28.23 ID:lILpyESO
ゆーちゃんは可愛いなあ
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 13:21:25.23 ID:5zJr4QDO
今日は結構人がいるね
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 14:55:01.29 ID:lILpyESO
VIPに立てる場合のテンプレが
避難所の雑談スレ2の70-71に書いてあるよ
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 16:39:25.69 ID:zOh.Q2AO
人の目を引き付けるナイスなサブタイ頼むよww
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 16:54:48.07 ID:5zJr4QDO
どうでもいいが、次のスレタイはヤッターマン関連がいいな。『こなたも煽てりゃ木に登る』みたいな
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 16:56:29.56 ID:2OuAxZQ0
俺も保守なら手伝うぜww
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/22(金) 16:58:08.26 ID:unA6m6DO
こなた「かがみも煽てりゃ木に登るっと」
かがみ「こなたさぁん?それは私がブタだと言いたいのかしらぁ?」
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 17:19:51.91 ID:zOh.Q2AO
つかさにアイスをあげると小さいバルサミコ酢がいっぱい生まれるわけですか
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 17:20:23.61 ID:zOh.Q2AO
襲われてピンチなつかさにアイスをあげると小さいバルサミコ酢がいっぱい生まれるわけですか
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 17:21:30.29 ID:zOh.Q2AO
すまん普通に元ネタわかるよね
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 17:39:32.58 ID:lILpyESO
わかりま千円
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 17:40:46.75 ID:DXgOQEAO
二千円
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 17:55:34.21 ID:l2yzEAU0
普通に名犬ジョリーだろ?
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 18:44:57.84 ID:/givLe.o
次のコンクールも早々に開催したほうがいいんでないかい?
その方が宣伝する時の目玉にもなるし。
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 19:12:29.55 ID:2OuAxZQ0
おお、賛成ー
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 19:38:53.38 ID:lILpyESO
やるんなら四月頃が良いな

何故かって?
それは今書いてる作品を仕上げて
俺も参加したいからさ!!
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 19:45:30.17 ID:/givLe.o
>>811
3月と4月でそれぞれ1回ずつ開催すればいいんじゃないかな。
さすがに1ヶ月も間が空くとまたグダグダになってお題決めるのも一苦労になりそうだし。
勢いがあるうちにやったほうがいいと思う。
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 19:56:12.78 ID:FE1YyLs0
コンクールか…。
かがみ「はい!はい!はい!次のお題は姫初め!じゃなくて雛祭りが良いと思うわ!
    お内裏様とお雛様!お内裏様×お内裏雛様!こなた×私!私×こなた!
    白酒呑ませてべろん×2のこなたを…ククク…だからお題は姫初めがいいです!」     
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 19:57:44.52 ID:zOh.Q2AO
決定は主催者やってもいいよっていう人がでて来てくれてからだね
宣伝スレは何時に建てるの?
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:00:05.63 ID:FE1YyLs0
お内裏雛様って何だよ…orz
×お内裏姫様
○お姫様
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:04:52.23 ID:5zJr4QDO
「日下部みさお」なんつーお題を出してみたい。
てゆーかみさおSSが見たくてたまらん
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:11:43.95 ID:lILpyESO
>>812
なるへそ
ならば次回も読者になるぜ><
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:22:12.75 ID:2OuAxZQ0
>>816
その発想はなかた・・・
不覚にも吹いちまったじゃねーかww

3月なら「卒業」とかどうだろ
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:33:44.48 ID:aT9WOJQ0
らき☆すたSSスレチャンネル〜

パンパカパ〜ン!☆
らき☆すたSSスレ臨時アナウンサーの小神あきらでぇすっ☆
この…この…
みのる「たびです、あきら様」
えと、この都度らき☆すたSSスレがVIPよりパー速へと移動する試験的に決定しました☆
……くは?
みのる「しばらくです」
暫くは通常どおりVIPにてスレ立て、告知を行いますが行く行くはパー速のスレを本スレとし活動を行う予定です☆

詳しくはパー速の本スレや避難所にて質問してPleaseっ☆
以上らき☆すたSSスレチャンネルでした☆バァイビ〜☆



つーかさぁ原稿に読み仮名ふっとけつーの何度言ったらわかんの?
みのる「すいませんあきら様」
あ?すいませんじゃないわよ、私が恥かくのよ!
みのる「いやぁあきら様のキャラなら多少漢字を読めないほうが」
はぁ?白石、ちょっとこっち来い
みのる「あ、やめっすいませんあきr(ブツン


(現行スレ)
らき☆すた SS 〜巫女も歩けば酢に当たる〜
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1202220905/

(避難所)
 PCから->http://jbbs.livedoor.jp/auto/5330/
 携帯から->http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/auto/5330/

(まとめサイト)
 http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/

(SSスレ用画像掲示板)
 http://www.sweetnote.com/site/luckystar/
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:34:19.44 ID:aT9WOJQ0
これをVIPに書き込めばいいのかな?
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:38:39.25 ID:5zJr4QDO
>>819何気に白石も間違ってるな。「たび」じゃなくて「つど」だよ
 
ところで、「姫始め」だっけ?なんじゃそりゃ?
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:40:43.33 ID:aT9WOJQ0
じゃあ、あとはスレタイを考えてくれれば、即、立てられるよ
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:41:11.53 ID:2OuAxZQ0
いいテンプレだなww
俺はこれでいいと思う
後は人が来るかどうか…
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:42:32.25 ID:aT9WOJQ0
じゃあ、あとはスレタイを考えてくれれば、即、立てられるよ

>>821
文章的に、あきら様の台詞の、都度よりも度にした方が自然だと思う
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 20:48:26.70 ID:aT9WOJQ0
30行超えてたな。ちょっと修正



パンパカパ〜ン!☆
らき☆すたSSスレ臨時アナウンサーの小神あきらでぇすっ☆
この…この…
みのる「たびです、あきら様」
えと、この度らき☆すたSSスレが試験的にVIPよりパー速へと移動する事が、決定しました☆
……くは?
みのる「しばらくです」
暫くは通常どおりVIPにてスレ立て、告知を行いますが行く行くはパー速のスレを本スレとし活動を行う予定です☆
詳しくはパー速の本スレや避難所にて質問してPleaseっ☆
以上らき☆すたSSスレチャンネルでした☆バァイビ〜☆
………
つーかさぁ原稿に読み仮名ふっとけつーの何度言ったらわかんの?
みのる「すいませんあきら様」
あ?すいませんじゃないわよ、私が恥かくのよ!
みのる「いやぁあきら様のキャラなら多少漢字を読めないほうが」
はぁ?白石、ちょっとこっち来い
みのる「あ、やめっすいませんあきr(ブツン

(現行スレ)
らき☆すた SS 〜巫女も歩けば酢に当たる〜
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1202220905/

(避難所)
 PCから->http://jbbs.livedoor.jp/auto/5330/
 携帯から->http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/auto/5330/

(まとめサイト)
 http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:13:01.66 ID:FE1YyLs0
いつの間にやら800越えてたのねん
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:17:10.54 ID:2OuAxZQ0
スレタイはいつものように

らき☆すた SS 〜○○○〜 みたいのでいいんじゃない
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:18:50.31 ID:zOh.Q2AO
ちょいとはしゃぎ過ぎじゃないかな…
1にはもう少し万人受けする文面のほうが
生意気言ってすまん
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:20:56.59 ID:aT9WOJQ0
>>828
ずばり俺の思ってた事を言ってくれたな。
もっと説明文的なものがいいかな
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:24:22.74 ID:aT9WOJQ0
〜告知〜

この度らき☆すたSSスレが試験的にVIPよりパー速へと移動する事が、決定しました。
暫くは通常どおりVIPにてスレ立て、告知を行いますが行く行くはパー速のスレを本スレとし活動を行う予定です。
詳しくはパー速の本スレや避難所にて質問してください。

(現行スレ)
 らき☆すた SS 〜巫女も歩けば酢に当たる〜
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1202220905/

(避難所)
 PCから->http://jbbs.livedoor.jp/auto/5330/
 携帯から->http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/auto/5330/

(まとめサイト)
 http://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/

(SSスレ用画像掲示板)
 http://www.sweetnote.com/site/luckystar/
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:25:21.01 ID:aT9WOJQ0
こんな感じ?スレタイはらき☆すた SS 〜パー速への移転のお知らせ〜 かな?
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:29:01.01 ID:FE1YyLs0
スレタイは意図を明確にした方がいいだろうな。
>>831のでいいんじゃね?
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:29:31.37 ID:lILpyESO
>>831
良いと思うよー♪
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:30:05.44 ID:aT9WOJQ0
では立ててくる
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:30:31.53 ID:2OuAxZQ0
ちょっと固いけど簡潔で読みやすいと思う
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:33:22.39 ID:aT9WOJQ0
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1203683498/l50
立ててきた……。
スレタイにらき☆すたが消えてたorz
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:35:59.72 ID:lILpyESO
>>836
乙!

いきなり文章が幼稚な奴が現れたww
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:36:43.12 ID:zOh.Q2AO
誰にだってミスはあるさ
一回落とすべきじゃない…?
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:36:59.14 ID:2OuAxZQ0
>>836
mjkwwwwww
とりあえず乙!
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:38:07.86 ID:aT9WOJQ0
み、みんな……すまなすぎる……。
一回落とそう。
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:40:54.14 ID:FE1YyLs0
いきなり変な子来たwww
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:43:21.01 ID:2OuAxZQ0
>>840
りょかーい
失敗だってどんまいだぜ
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 21:46:42.61 ID:zOh.Q2AO
昔こういう映画の時は保守が大変だったなww
バルスの時スレ1分で落ちたからなww
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:02:02.27 ID:J.8bQFQ0
2辺りに
コンクールやっとるよ
絵師も歓迎してるよー
みたいなの書いたほうがよくないかな
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:15:54.13 ID:xqfCj6AO
立てたけどパソコンがフリーズした!
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:18:25.89 ID:lILpyESO
http://same.u.la/test/r.so/yutori.2ch.net/news4vip/1203686041/l10
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:19:53.91 ID:lILpyESO
↑は携帯用

>>845
乙!!
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:31:21.43 ID:aT9WOJQ0
復活……、なんだこの逆境……。

http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1203686041/
らき☆すた SS 〜パー速への移転のお知らせ〜
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:33:16.05 ID:2OuAxZQ0
乙っす!
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:36:51.65 ID:aT9WOJQ0
>>846ありがとう!
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 22:43:12.54 ID:aT9WOJQ0
次のコンクールも決めちゃう?
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 23:10:19.25 ID:2OuAxZQ0
そだね。
次は3月でいいんだっけ?
お題より先に日程を決めた方がいいのかな?
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/22(金) 23:50:21.05 ID:MmgljEQ0
期間はまた投稿2週+投票1週?
てか主催してくれる人はいるんかね
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 00:16:48.01 ID:9tnLXYQ0
主催者決定→お題決定→日程決定
が一番いいんじゃね?
先に日程だけ決めてお題でごちゃごちゃしたら面倒だし、いざお題と日程決まっても主催者いないと進まないし
まぁ、お題や日程の決定にそんなに時間かからないだろうから、先にお題ありきで進めても何とかなるとは思うけど
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 01:13:23.53 ID:dVbG3IAO
みゆき「ところで皆さん、岩崎さんの頭が薄緑オブライトグリーン、
Mr.カラーで表すところのデイトナグリーンであることに疑問を感じたことはありませんか?」
こなた「つかさ、鏡持ってきてあげて」
かがみ「呼んだ?」
つかさ「和風に言うと桜色、悪く表すとケバいピンクの人が何言ってるの」
みゆき「実はあの頭は同じく緑色した爬虫類のカメレオンと同様の機能を持つことが
このみゆき様
の調査の結果わかりましたのですわ」
こなた「☆!」

おしまい
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 01:47:30.03 ID:DPi33iw0
ここで、今をきちんと生きてほしい。
なにがあっても、前を見つめて、しっかり歩んで行ってほしい。
たとえ挫けそうになっても、塞ぎこんじゃダメ。
にんげんだもの。辛いのは当たり前じゃない?
あんな事があって、私はもう、いないけれど
いつまでも、空の上から見守っているわ。
ただ、あなたには私が見えないだけ。
いつかは、会いたい。…愛しの、そうくん。 

 あ、あれ?… (=ω=.)
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 12:09:30.64 ID:GZqSWEDO
人、いるよね?
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 12:12:17.50 ID:S9j1Tiwo
最近のバカげた流れでみんな去りましたよ
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 12:42:02.12 ID:GZqSWEDO
本スレ=>>846および>>848?落ちんの早いな。もう過去ログにあんの?
 
>>858人いないのね……まあ、夜までには帰ってくるとアイビリーブ。来なかったら……
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 13:01:46.33 ID:NVPlpsSO
最近の土日はいつもこんな感じさ
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 13:30:16.43 ID:QY5xy/Q0
今北
862 :数取り団 :2008/02/23(土) 13:41:37.61 ID:NVPlpsSO
 ――緊急告知メール!!――
今から数取り団をやるので
興味のある方は是非参加してくださいね^^

ちなみに優勝商品は好きな物なんでもくれてやらあ!!
後楽園遊園地で僕と握手!!


かがみ(好きな人!? こなたこなたこなた……)
つかさ(バ、バルサミコ酢DXとかでも良いのかな……?)
みゆき(この世の全ての知識を……!)
こなた(あの時買いそびれた限定グッズ!!)



 ――後楽園遊園地
あきら「皆集まったかなー? これから数取り団が始まるよー☆」
レッド「握手はその後さ!」


こなた「うぉ!? かがみにつかさ、みゆきさんも!?」
かがみ「あら、あんたも来てたのね(テンション上がってきたわよー!)」
つかさ「ここにいるってことは――」
みゆき「どうやら皆さん目的は同じようですね」

 ゴゴゴゴ……(睨み合う四人)


あきら「って! 参加メンバー少なっ! 十人未満かよ……」
レッド「さっさと始めようぜ!」


 ――会場

こなた「ってぇ! ゆーちゃん達いつのまに!!」
ゆたか「埋め合わせに入れられちゃって」
みなみ「ゆたかを貰うために……」ボソッ
パティ「私達も人数合わせデース」
ひより「締切が近いのに……」

レッド「喋ってないでさっさとやれよ」

863 :数取り団 :2008/02/23(土) 13:43:22.28 ID:NVPlpsSO
>>862

 ――一回戦!!

順番。こなた→かがみ→つかさ→みゆき→ゆたか→みなみ→パティ→ひより

開始!!

「「「「ブンブンブブブン!!」」」」

こなた「アホ毛」
かがみ「一本! アホ毛!」
つかさ「二本。アホ毛」
みゆき「三本」

ゆたか(どうしよう、このままアホ毛がいいなぁ……)

みゆき「平等院鳳凰堂」
ゆたか「四……え、何?」

プシュー!!
ぱららぱららららー♪

 ごっつい関取が現れると思ったら……。

突っ張ることがかがみーのー♪
たった一つの勲章ー♪

 出て来たのは大量のかがみだった。


かがみ「はぁ!? どーゆー事よ!?」
あきら「かがみさんのクローンですよー☆」
レッド「作るのに苦労しました^^」

こなた「ゆーちゃん頑張れー」

 土俵に一人上がるゆたか。

ゆたか「お、お姉ちゃん……」
かがみC「ゆたかちゃん、食べてみたかったのよね」
ゆたか「え?」
かがみC「ひょおぉぉぉぉ!!」
ゆたか「やあぁぁぁぁぁぁっ」


かがみ「ちょ、私はあんな事しないわよ!!」
みなみ「ゆ、ゆたかの初めてが……orz」


 ゆたかリタイア、みなみもショックでリタイア。
864 :数取り団 :2008/02/23(土) 13:44:21.76 ID:NVPlpsSO
>>863

 ――二回戦!!

こなた「しかしみゆきさんも酷いね〜」
みゆき「そうですか? 一般常識だと思いますが?」
かがみ(お前の常識なんか知らないわよ)
つかさ「……♪」
ひより「次は私からッスか……」

開始!!

「「「「ブンブンブブブン!!」」」

ひより「ど、同人誌!!」
パティ「一冊。同人誌♪」
こなた「二冊! 同人誌!」
かがみ「三冊。同人誌」
つかさ「四冊」

みゆき(さて、邪魔者は早く消しておかなくてはなりませんね♪)

つかさ「薄汚い不細工で哀れな臭いピンクワカメ」
みゆき「え? 今なんて……」

プシュー!!
ぱららぱららららー♪

 再び現れるかがみ団。
突っ張ることが(ry

つかさ「バイバイゆきちゃん♪」
みゆき「そんな! 今のは有なんですか!?」
かがみC「文句言わないでこっち来なさい! ほらっ♪」
みゆき「やん、らめえぇぇぇぇ!!」

 みゆきリタイア。

865 :数取り団 :2008/02/23(土) 13:45:29.98 ID:NVPlpsSO
>>864

 ――三回戦

あきら「先程のつかささんの言葉ですが、特別にOKだそうです。だけど次は使わないようにお願いしまーす☆」

こなた「まさかのみゆきさんリタイア、強敵が居なくなることは良いんだけどね」
かがみ「つかさGJ!」
ひより「また私からッスね」

開始!!
「「「「ブンブンブブブン!!」」」」

ひより「超級覇王電影弾!!」
パティ「一発!」GREAT!
こなた(流石パティだね)
パティ「超級覇王電影弾!」
こなた「二発! 超級覇王電影弾」

つかさ(ひよりちゃんは少し自重するべきだね)

かがみ「三発。ポッキー」
つかさ「四本。[ピーーー]」
ひより「なっ……ピーってなんすか!?」

プシュー!!
ぱららぱららららー♪

あきら「放送禁止用語が出ちゃったみたいですね☆」
レッド「ドンマイやで、ひよりん」

ひより「わ、私百合には興味あるけど、実際にやるのはちょっと……」
かがみC「問答無用よ! ふんもっふ!!」
ひより「アッー!」

 ひよりリタイア。

パティ「わ、私は急用が出来ましたデース!!」スタコラサッサ

 パティもリタイア。

こなた「これで三人か」
かがみ「もうすぐこなたは私の物ね」
こなた「え……」ゾクッ
かがみ「にやにや」

866 :数取り団 :2008/02/23(土) 13:47:41.77 ID:NVPlpsSO
>>865

 ――四回戦
みさお「スタートボタンで華麗に参上だってヴぁ!」
かがみ「途中参加ありかよ!?」

レッド「おk」

かがみ「……なんで来たのよ」
みさお「あやのが兄貴と私の部屋でヤりだすから逃げてきたんだよー……」

レッド「はやく始めな」

開始!!

「「「「ブンブンブブブン!!」」」」

みさお「ミートボールぅ♪」
こなた「一秒ルール♪」GREAT!

みさお(むむ、ちびっ子め、やるな)
こなた「ミートボール」
かがみ「二秒ルール。私のこなた」
つかさ「(意味わかんねぇよ)三人」

プシュー!!

かがみ「引っ掛かったわね! 私のこなたは一人! 三人じゃないわよ!」
つかさ「な、なんだよそれ〜」

あきら「え〜、審議の結果、それは認めないそうです」
かがみ「はぁ!? なんでよ!!」
かがみC「まぁ、そういう訳だから」

レッド「これはこれは、本人同士ですか」

かがみ「ちょ、どこ触って――」
かがみC「へぇ、ここってこうなってたのね」
かがみ「やだぁ! そこはこなたに見てもらうの!」


こなた「凄い光景だね……」
みさお「柊……///」
つかさ「うわぁ……///」
かがみ「はぁ……はぁ……自分にやられるなんて……悔しい(≧へ≦)」

 かがみリタイア。

867 :数取り団 :2008/02/23(土) 13:48:42.81 ID:NVPlpsSO
>>866

こなた「身の危険を感じたので退場します」
みさお「私も……」

 と、言うことは……。


あきら「つかささん優勝おめでとーう!!」
つかさ「やったー☆」
レッド「じゃあ僕と握手!」

つかさ「そんなことより、優勝商品は!?」
あきら「あ、そーですね。じゃあ何が良い――」
レッド「そんなことよりだと……? 握手なめんな?」
つかさ「え?」
レッド「ムカついたので夢オチにします。しかも水浸しで」
つかさ「えーっ!? やめてよー!!」






つかさ「はっ」ガバッ
つかさ「濡れてるよー……」

ガチャ

かがみ「つかさー、いつまで寝てる――」
つかさ「お姉ちゃん!」ビクッ

かがみ「あんた高校生にもなってオネショなんかしちゃダメじゃないの……」
つかさ「違うの、これはレッドがぁぁ……」
かがみ「訳わかんない事言ってないで、とりあえず着替えなさい!」
つかさ「ふぇぇぇん……」



ど完!!
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 13:49:23.18 ID:NVPlpsSO
勢いだけで書いた。反省はしていない
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 14:10:03.22 ID:FQ/RJ020
>>867
なんだこの異常なおもしろさwwww
長さもダレないちょうど良い長さ
かがみBはどこいったんだwwツッコミ所満載だが平等院鳳凰堂が一番ワロタww
今このスレに足りない勢いを補充できたよ!ありがとう!
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 14:15:15.74 ID:QY5xy/Q0
>>868
なんというカオスwwwwww
盛大に吹いたwwww
GJすぐる><
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 14:33:42.83 ID:1FrZaC60
>>867
なんというテンション……。
最初はどういうゲームかわからなかったけれど、たぶんリズムに合わせてやるのかな。
順調に数が減ってきたと思ったタイミングでの途中参加に笑った。
しかし、夢オチの使い方が上手いな。
『はっ。夢か!』とか、『〜というネタの同人誌を考えているんだけど』
みたいなラストの話ばかりを読んでいたから、自分は夢オチにするのを避けようとしてきたけど、
こういう終わらせ方もあるなら、次からは夢オチパターンも考えてみるべきだと思えたよ。
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 14:42:56.92 ID:NVPlpsSO
>>869-871
感想ありがとうございます><

>>869かがみCとはCLONEのCということなんですww適当でサーセンwwwwww

>>871
そうですね、リズムをとってやるゲームです。今はやってないけど「めちゃイケ」で昔やってますたww見てない人には分かりづらいネタですね^^
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 16:22:17.08 ID:wJpXAFw0
数取り団とか懐かしすぎる

もちろん、次はリズムのゲーム(学校へ行こう!)だよな?
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 18:03:46.26 ID:GZqSWEDO
しばらく人が来ないとSS投下する気が失せちゃうなぁ…
 
ってゆーか家つぶれないだろうか。北海道はヤヴァイわ
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 18:07:32.35 ID:n1Cemg.0
ここってゲームネタおk?
他作品のクロスオーバーものもおk?
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 18:14:45.47 ID:GZqSWEDO
>>875多分、大丈夫じゃないですかね……
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 18:27:02.46 ID:O3ucNQDO
クロスオーバーは元ネタ知ってる人はいいが知らない人にとっちゃうざいだけな気がする
まぁこんなクソスレと化した今じゃ知らんが
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 18:29:36.55 ID:S9j1Tiwo
>>874
じゃあ投下すんな

>>875
気にせず投下したらいい
ただし前書きや名前欄などに、読みたくない人が楽にあぼーんできる配慮くらいはしとけ
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 18:38:30.01 ID:Kc8lmEAO
みんな怖いよ
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 18:40:45.79 ID:NVPlpsSO
別にうざくないよ
知ってる人は読んで楽しめば良いし、
知らない人は時間を置いてまた来れば良い。ずっとここに居るわけでもないのだから

ここはSSスレなんだし、投下が無いよりはマシ
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 18:46:59.40 ID:NVPlpsSO
>>873
学校へ行こうは見てネーナwwスマソ
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 19:00:20.97 ID:QY5xy/Q0
俺は別にいいけどな、クロスオーバー。
どうせ万人受けなんか無理なんだし
楽しめる人が楽しめばいいんじゃない。
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 19:03:40.82 ID:3akwIbUo
>>878
なんで書き手を半ば叩くような言い方をするかな…大人気無い。
そういうこと言うから書き手がどんどんいなくなってるんじゃないか?
もう少し柔軟になりなよ…。

ってことで、SSを書きたい人は遠慮しないでどんどん投下して下さい〜。
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 19:08:10.40 ID:Yhn6KgQ0
>>883
そうじゃなくても書き手もまとめ人も減っていくだろうけどな今の状態じゃ
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 19:16:43.16 ID:nKR8g3oo
>>883
書き手を叩くから人が居なくなる?
じゃあ>>878が発言する以前は人がいたの? 違うでしょ?
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 19:20:49.38 ID:Kc8lmEAO
なんでそんなにネガティブなの?
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 19:25:55.47 ID:nKR8g3oo
>>886
本気でポジティブネガティブの問題だと思ってるならホント怖い
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 19:41:19.36 ID:Yhn6KgQ0
>>887
禿同
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 19:46:52.46 ID:QY5xy/Q0
もちつけ

結局ヴぃpでの宣伝はどうなったんだい?
成果はあった感じ?
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 19:52:25.59 ID:wqhl39c0
>>889
全然効果は無かった。深夜はどうだったか知らないけど


それとまとめさん、いつも素早いまとめありがとうございます!!
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 20:18:12.22 ID:QY5xy/Q0
>>890
全然ないとかヤバスじゃn
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 20:25:19.99 ID:wqhl39c0
ヴぃpでもたまに単発スレでSS書く人が居るけど
あーいう人たちはここに興味ないのかな?
それともタイミングが悪かったのか?
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 20:30:37.26 ID:QY5xy/Q0
さあ・・・どうなんだろ
SSとは言ってもここはらきすたSSだし
らきすた関連スレとかで宣伝した方がいいのかねえ
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 20:41:26.36 ID:aXP9k4so
エロパロ板に移住でいいだろもう
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 20:48:47.50 ID:wqhl39c0
>>893
言い方を間違えた
×単発スレでSS書く人が居るけど
○単発スレでらきすたSS書く人が居るけど

ほんとたまにだけどね…

>>894
向こうはSSのレベルが高くて入り込めねぇwww
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 20:52:24.93 ID:aXP9k4so
>>895
SS書いてるヤツに悪いヤツは居ないんだから受け入れてくれるんじゃねww
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 20:56:09.20 ID:QY5xy/Q0
エロパロはカップリングものばっかしじゃなかた
まあ嫌いじゃないんだけどさ

こっちのがフリー感があるっていうか
書き込みやすいというか・・・
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 21:01:48.61 ID:Kc8lmEAO
そろそろ避難所で話したほうがいいんじゃない?
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 21:02:55.88 ID:wqhl39c0
>>896
近いうちに書き込んでみるか・・・

>>897
ノンノンノーン
まとめを見てみるといい、良いのが結構あるぞ
こっちも良いのはあるけどwww

確かにフリー感はヴぃpの方が高いけどなwww
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 21:05:03.11 ID:wqhl39c0
ごめん調子に乗りすぎた
901 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/23(土) 22:31:19.49 ID:UW94tIc0
こうたちはキーンに追われて、街の裏路地をひた走っていた。
「あははは・・・・。待ちなよ〜。死なせてあげるからさ〜〜〜〜〜。あははは・・・」
「キモイっスーーー!」
「もう!どっか行きなさいよ!」
ひよりとこうが叫ぶが相手が聴くわけがない。
「モ、モウキツインデス?アチラサンハ・・・ウワ!?」
パティが溝につまずいて転んだ。
「あははは・・・・。まず君からだね〜」
そういって手にしていた「ライトニングナイフ」を高々と持ち上げた。
万事休す。しかしこのとき、こうは覚悟を決めた。
―――――あたしがここで体をはらなきゃパティが・・・!
こうはキーンに殴りかかり、がら空きの腹に強烈なボディブローを叩き込んだ。
「!?」
完全にパティに意識が飛んでいたキーンは、それをもろに受けた。
「こうちゃん先輩、よけるっス!」
こうが横に飛んだとき銃声が鳴った。
キーンはその場に倒れ伏した。
ひよりの手にはマグナムが握られていた。
「コウ、サンキュ・・・」
「無事ならよかったけど、こんなときにドジするなんて・・・・・。
まあ、結果オーライでよしにしますか。」
そこまで言って、こうは自分が震えていることに気づいた。

〜地下鉄駅・構内〜
周囲に人影はない。
そこに入ってきた電車につかさが乗ろうとしたときだった。
「フーン。まだ生き残りがいたモナか?」
「だ、誰!?」
「僕かい?AIのモナーだモナ。」
つかさは大剣を握り締め、モナーのいる電車の屋根に飛び乗った。

モナー 管理AI:NO.02
902 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/23(土) 22:31:44.37 ID:UW94tIc0
〜東街〜
やまとが軽トラを運転し、みなみは荷台で生存者を探していた。
「ん?あれは?」
みなみが何かに気づいた。
「どうしたの?生存者がいた?」
「いや・・・道路を猛スピードで走ってくるなにかが・・・・!?」
「な、何?」
「や、やまと、アクセルを全開にして!追いつかれる!」
追ってきていたのは白石NO.1〜3だった。
「いい女み〜っけ☆」
「逃がさないよぉ〜」
「マテマテ〜」

『き、キモイぃぃぃぃ!』
みなみとやまとは同時に叫び、アクセル全開にした。

白石 管理AI:NO.08−1〜3

〜西街〜
みさおはあやのとゆたかをビルの中に残し、捜索を続けていた。
「こちらみさお。生存者はいない模様。」
無線で、あやのに告げると「ラジャ」と返事が帰ってきた。
みさおがふとバックミラーを見ると、赤いものがビルとビルを跳ねながら近づいてくるのが見えた。
「な、なんだ!?」
「アヒャヒャヒャ。次の獲物みーっけ!アヒャヒャヒャ」
「誰なんだ!?お前は!?」
みさおはアクセルを全開にして逃げに入る。
「オレか!?アヒャヒャヒャ!管理AIのつーだ!アヒャヒャヒャ」
「あ、あやの!敵に見つかった!ピストルの準備を!そしてアレもだ!」
つーは手に武器を発生させた。
「ライトニングダガー」だ。
それをみさおに向け、数本投げつけた。
「アヒャヒャヒャ!よく逃げるねぇ。そのくらい活きがよくなきゃ。アヒャヒャヒャ」

つー 管理AI:NO.03
903 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/23(土) 22:38:42.23 ID:UW94tIc0
〜地下鉄・電車屋上〜
つかさは管理AIのモナーと激しく切り結んでいた。
「うっ!強い!」
―――――しかもなに?あの光る武器は!?
「「ライトニングハルバート」とモナーはまだこんなもんじゃないモナよ?」
「うるさい!」
そういうと、つかさは相手の懐目掛けて突進した。
「捨て身モナ?そんなの・・・意味ナイモナ!」
つかさの捨て身の攻撃はあっさり防がれ、逆に弾き飛ばされてしまった。
そしてモナーはこっちに突っ込んできた。
「モナナナー!」
「!?」
モナーの全体重を乗せた一撃に、つかさは吹っ飛ばされ電車から落ちそうになった。
どうにか電車の屋根のヘリをつかんではいるが、大剣はどこかに飛んでいった。
「年貢の納め時モナ」
「それは・・・・・どうかな!」
つかさはその手を離し、電車から落ちた。
「な、自分で落ちるとは・・・。天晴れモナ」

「くぅ・・・・。」
どうにか逃げおおせたものの、落下したときに左腕を負傷した。
「痛い・・・・。とにかく駅まで戻るか・・・・。
ほかのみんなはどうしたかな・・・・」
つかさはトコトコ歩き出した。


〜東街〜
「や、やまと!角を、角をジグザグに曲がって!こいつらを撒く!」
「お、OK!」
次の角を、アクセルを全開にしたまま曲がった。
さらにその次、その次とカーブを曲がっていく。
するとそのうち白石が見えなくなった。
「よし!撒いた!車を降りてビルに隠れる!」
「う、うん!」
車を止めて、少し先のビルに入っていた。

「ん〜?」
「あれれれ?」
「どこに隠れたかな〜?」
白石たちはその辺をキョロキョロしている。
「たぶんあのビルでしょ」
といって、やまと達がいるビルに入っていった。
904 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/23(土) 22:45:40.59 ID:UW94tIc0
〜西街〜
つーが放つ「ライトニングダガー」をよけるのでみさおはいっぱいいっぱいだった。
もう少しで・・・・。
「あやの!後もう少しだ!今・・・見えた!」

「OKみさちゃん!準備万端!ゆたかちゃん、来るよ!」
「分かったです!」
そして、みさおが窓ガラスを突き破って入ってきた。
――――― 日下部先輩・・・・。ここ、2階です・・・。
みさおはなんと、バイクで2階の窓ガラスに飛んで入ってきたのだ。
その後赤いものがゆたかたちの目に見えた。
「き、来たぞ!」
ゆたかたちがピストルを撃つ。
「アヒャヒャヒャ!そんなの当たるかぁ!」
つーは「ライトニングダガー」を投擲した。
ゆたかは危うく当たりそうになるが、恐るべき反射神経でそれをよけ、髪を切った程度で済んだ。
「ゆたか、伏せろ!」
そういうと、あやのはつーに向かって何かを投げた。
「アヒャ?」
それは突然ものすごい光を放った。
「発光弾!?」
「いまよ!」
3人は、ビルから出て逃げた。

ようやく視界が元に戻ったつーは奥歯をギリリとかみ締めた
「アヒャヒャヒャ・・・にげやがったか。アヒャ」

〜オアシスへ向かうかがみ・こなた〜
トンネルに差し掛かったときに、トンネル入り口に白石が見張りについていた。
「ちぃ。こいつを使うか。こなたは隠れてて」
「う、うん・・・・」
かがみは物陰から躍り出て、右手には拳銃をグリップしている。
白石NO.4はかがみにようやく気づくが遅かった。
2発の銃声が鳴り、白石は倒れ伏した。
「さぁ行こう」
2人はまた走り出した。
905 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/23(土) 22:47:28.11 ID:UW94tIc0
>>904まだまだ続きますよ。
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 22:50:11.73 ID:NVPlpsSO
>>905
前回の続きですね
GJ!モナーとか懐かしいキャラがwww(´∀`)

失礼ですけど、これって何かのゲームパロ?
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 22:51:07.66 ID:UW94tIc0
>>905すまんコテ外すの忘れてた。orz
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 23:04:01.70 ID:UW94tIc0
>>906いいえ某フラッシュのパロです。
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 23:07:08.02 ID:QY5xy/Q0
>>905
乙!
白石敵かいwwww
GJww続きwktk
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 23:07:23.59 ID:NVPlpsSO
>>908
ググるのでヒントキボン
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/23(土) 23:11:02.40 ID:UW94tIc0
>>910ヒント
タイトルのluckyを・・・
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/23(土) 23:13:40.80 ID:NVPlpsSO
>>911
把握。
明日やること(見るもの)が増えたぜwww
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 01:42:31.95 ID:9T6XkpI0
みなみ「人が……いない……」

ゆたか「だよね〜。やっぱりこんな時間だからなのかなぁ?」

みなみ「いい子はもう寝ている……はず……」

ひより「じゃあこんな時間まで起きているゆ〜ちゃんは悪い子だねぇ」

ゆたか「えっ?どぉしよぉ。私たち悪い子になっちゃったよぉ」

みなみ「大丈夫。ゆたかは今までvipスレを守ってきたとてもいい子」

ゆたか「みなみちゃん……」

ひより「あぁ〜もう狙ってるんッスかねぇ。くぅぅ創作意欲がぁぁぁ」
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 01:58:03.12 ID:KVv6lkAO
ってかもう残り100切ってるし……
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 02:16:39.88 ID:kHmNYG60
ひより(もし二人が男だったら…)


ゆたか「みなみくん…」
みなみ「ゆたか…」


ひより(あれ?何も変わってないや)


ゆたか「阿部さん……」
みなみ「やらないか……」


ひより(これは…!)

後者の元ネタはMADです
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 03:35:19.60 ID:fDwWfIDO
あきら「誰かいる〜?」

……シーン

あきら「っているわけないか、あ〜ぁ、アイドルとして笑顔振りまいてボロボロに疲れて‥気が付いたらもうこんな時間で‥誰もいないわよねこんな時間じゃ」

あきら「……」

ピッピッピッ

みのる「グゴーっ、グガーっ」
♪あ〜いまい3センチそりゃプニって
みのる「んおわぁ!ん?あっはい、もしもし?」

あきら「遅いっ!3コール以内にでなさいよ」
みのる「そんな無茶な、今寝てたし…って何かご用でしょうかあきら様?」
あきら「…ううん、なんでもない」
プッ‥ツーツーツー

みのる「え?え、え?あきら‥様?」

あきら「…白石のバカっ……」
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 08:42:51.64 ID:EgcuUkSO
白石フラグ立ってるwww
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 09:03:38.70 ID:kHmNYG60
あきら様の黒さが素なのか演技なのかが(ry
ああなるほど、ツンデレですね
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 09:49:05.82 ID:EgcuUkSO
>>911
見てきたぜwwwこれでもっと楽しめます^^
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 11:00:20.09 ID:iBLjlUo0
あきら様カワユスwwwwww
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 11:57:12.80 ID:LPc6OADO
こなた「なぞなぞです。かごにリンゴとバナナ、さらにミカンを入れました。さて、かごにはいくつ果物が入っている?」
かがみ「バカにしてんの?リンゴとバナナとミカンで3つじゃない」
こなた「ぶぶー」
かがみ「なんでよ!!」
つかさ「なになに、なぞなぞ?」
こなた「じゃあ、つかさに。かごに(ry」
つかさ「えっと、かごにリンゴとバナナ、『皿に』ミカンだから、かごには2つ?」
こなた「正解!」
かがみ「そういうことか……」
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 12:26:27.35 ID:LPc6OADO
つかさ「お姉ちゃん、なぞなぞ出すね」
かがみ「今度はつかさか。何?」
つかさ「26−1000は?」
かがみ「普通に計算したら−974よねぇ……」
つかさ「やっぱり早いなぁ、計算……」
かがみ「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……」
こなた「おろ?つかさ、なぞなぞ出してるの?」
つかさ「こなちゃんにも出すね。26−1000は?」
こなた「26−1000……?何だろ……」
かがみ「あ、わかったわよ!」
こなた「何!?」
かがみ「『お風呂(26)』から『栓(1000)』を引くんだから答えは空っぽになる!」
つかさ「せいか〜い!」
こなた「むむむ……つかさのくせに……」
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 13:00:48.54 ID:NisS5Ik0
なぞなぞシリーズ良いなww
>>921
5+7+3で15と思ったww
924 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 13:09:03.84 ID:1tLpYQI0
かがみとこなたはオアシスへ向かって、オアシスへと架かる橋に差し掛かっていた。
しかし、橋の支柱の上にはみゆきがいた。

「この期に及んでログアウトしようとする方がいるとは。
8頭身はやられましたか。
仕方ありません・・・。私が直々に相手をしてさしあげます。」
みゆきは手に持つ光る剣「ライトニングブラッディソード」を落下しながら振り下ろした。

ズドォォォーン!
「な、なに!?」
「ここがアナタ達の墓場です」
「いきなりかよ!こなた、下がってて!」
みゆきはかがみに切りかかってきた。
持っている拳銃を撃つが、当たらない。弾を使い切った。
と、みゆきが振った剣で、道路標識が切れた。
―――――しょうがない、こいつを使うか!
かがみはその標識を握り締め、みゆきに向かっていった。


「そんなもので私がやれると思ったのですか!」
「やってみなきゃ・・・、わからないでしょ!」
しかし、かがみは一方的に押され気味だった。
二人は激しく攻防を繰り広げ、支柱の上で戦闘している。
「ふふ、がんばったようですがこれで終わりです!」
ザン!
かがみはなすすべもなく斬られ、海中に落ちていった。
「かがみーーーー!」
こなたの悲痛な叫びもかがみには聞こえなかった・・・・。


かがみは海に沈んでいった。
―――――私は・・・、死んだ・・・・・のか?
ここで、終わり?
なんか、悪いな・・・みんな。まだ頑張ってるんだろうな・・・。
先に逝くわ・・・・。
こなた・・・約束守れなくて・・・・ごめん・・・・。
925 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 13:09:35.08 ID:1tLpYQI0
『 そ れ が お 前 の 望 ん だ 結 末 か ?』

そう、どこからか声が聞こえたような気がした。
いや、聞こえたんだ。
―――――これが、望んだ結末・・・・?私が?ていうかあんた誰?
『お前の質問など聞かん。お前はこの結末を望んだのか?
仲間も、大切なものも、約束すら守れず、ただ死んでいくのか?』
―――――私のことがわかるのか?
『さっきも言った。お前の質問など聞かん。
【これがお前の望んだ結末】か?」

―――――仲間も、こなたも、約束も守れずに死んでいく・・・。これが私が望んだ結末?


―――――そんなわけ・・・、そんなわけない!
かがみの体に力が湧き出た。


〜橋〜
「うぅ・・・・ひぐ・・・・」
「今更泣こうが同じです。おとなしく死にな・・・・。」
みゆきが剣を構えたときだった。
かがみが突如海面から飛び出してきた。
「な・・・、バカな!」
―――――なぜ、海中からあの高さまで飛べる!?
かがみの周りの水がかがみの手に集まり、そして剣となった。
「オーシャンブレイド」
ギコに隠された力だった。

―――――う、うそでしょ・・・・。
みゆきは舌を巻いた。
みゆきと互角の勝負。お互いに激しく斬りあい、攻防を繰り広げる。
と、みゆきが思い切り剣を振り下ろし、2人とも弾き飛ばされた。
同時に剣を構えなおし、すれ違いざまに斬りあった。
ドサッ
倒れたのはみゆきだ。
「いまよこなた!いくよ!」
2人は走り出した。



〜ビルの中〜
ひなたとひかげはビルの中に隠れ続けていた。
「ひかげちゃん見て・・・きれい・・・」
ひかげが窓から覗き込む。
「ほんとね・・・・」
926 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 13:10:37.32 ID:1tLpYQI0
〜裏路地〜
みさお達はどうにか逃げ切り一息ついていた。
「きれいだな・・・。」
「えぇ、きれいね・・・・ゆたかちゃん。見てごらん・・・・?」
あやのがゆたかのほうをみると、スヤスヤと眠っていた。
疲れたのだろう。
「今のうちだけだぞ・・・」
みさおは頬笑みながら言った。


〜とあるビルの屋上〜
こうたちはそのビルでゆいとななこを見つけたあと、屋上へ上がった。
「きれいだね・・・・・」
「きれいっス」
「コウイウノモイイネ」




みんなが見ていたもの。
それは地平線に沈む太陽だった。
NLCを赤々と照らす太陽は、テスター達の戦いの疲れを癒すのに十分すぎるほどだった。




〜オアシス〜
かがみとこなたはオアシスまでたどり着いた。
しかしこなたは途中で立ち止まった。
「さぁ、早く行こう」
かがみはそう促した。
「ありがとう・・・。でも、あたしは一緒に行けない。」
かがみは耳を疑った。
「何・・・。」
―――――何言ってるの?
そう言い掛けてこなたへ近づこうとしたときだった・・・・。
927 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 13:11:05.24 ID:1tLpYQI0
「こないで!」
こなたの叫びと共に2人の前の大きな壁が立ち上がった。
いや、2人の前だけではない。オアシスの全体を取り囲んでいた。

壁の向こうからこなたの声が聞こえた。
「はやく・・・いきなさい・・・」
声から泣いていることが分かった。
かがみの足元が透け、崩れていく。ログアウトが始まったのだ。
「すぐもどるから。まってて。」
―――――必ず君を助け出すから・・・・!


残されたこなたにみゆきが近づいてきた。
「ちぃ、間に合わなかったようですね。だがアナタだけでも殺してさしあげます。」
そういって、剣を構えこなたの方へ飛び上がった。
「あんたなんかに・・・・・。
あんたなんかに殺されるもんかーーー!」
そういって、構えたもの。それは光る武器「ライトニングアロー」だった。
みゆきは不意をつかれ、その弓をかわすのが精一杯だった。
「どこにいったのです!?」
一瞬の隙に、こなたは視界から消えていた。
「裏切り者がいたか・・・・・・!」
みゆきは奥歯をギリリと噛み締めた。
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/24(日) 13:14:24.21 ID:1tLpYQI0
>>927次回ナゾ解明開始!!
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 13:19:27.51 ID:KVv6lkAO
期待してるよ。
930 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:32:47.96 ID:LPc6OADO
ゲストでもう二人を百合化させてみた。だけど今回のカップリングはブーイングが来そうだな。それでも一応投下
931 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:39:13.30 ID:LPc6OADO
日曜の午前中、私は街中を散歩をしていた。
昨日の大雨が嘘のような青空、私の心とは反対に雲ひとつ見えない。
普段なら家でネトゲでもしていただろう。でも、家にいてもかがみのことばかり考えて、辛くなるから。
気分が少しは晴れるかなと思ったけど、私の予想とは360°違った。
……って、一周してるや。180°ね。
時間が経てば、季節が変われば、いずれ忘れられると思っていたけど、胸に刺さったトゲは、未だに抜けないまま。

歩いていくうちに、町外れの公園に着いていた。
誰もいないのが逆に嬉しかった。誰にも干渉されず、一人でゆっくりできるから。

「ふう……」

家からこの公園までは結構キョリがあり、疲れ切った足を癒すためにブランコに座った。
それからしばらく、ずっと空を眺めていた。かがみへの気持ちは、収まらない。

「……大好き」

ついに我慢できず、空に向かってそう呟いた。誰もいなくて、本当に良かったと思う。

「……私は……かがみのことが……大好き」

でも、呟いたからといって、何かが変わるワケもなく。私の心を虚しさが通り抜けていった。


――少しくらい、私達に相談してもいいのよ? 私達は――


その後、かがみが何を言おうとしていたのかは、なんとなくわかる。
言われなくて、よかった。『親友』なんて言葉を聞いていたら、確実に暴走していただろうから。
だけど……なんで、言わなかったんだろう? 本当に恥ずかしかったのか、それとも……



どのくらい時間が経っただろう、チャプンという音と足の冷たい感触で我に帰った。
932 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:41:14.12 ID:LPc6OADO
>>931

「あ……」

ブランコの下の窪みにあった、昨日の大雨でできたのであろう水溜まりに、私は足を突っ込んでいた。
靴を履いてはいるものの、隙間や足首から水がしみ込んでくる。
靴の中がグショグショで気持ち悪かったが、不意に笑みが零れた。それは、自虐の笑い。
晴れ渡った町で、私の靴だけびしょ濡れ。それが私を表しているようで、なんだかおかしかった。



〈Love is the mirage... 〜せつない恋に気づいて〜〉



このままここにいてもしょうがない、私はグショグショな靴のまま家に帰った。
ゆーちゃんが元気よく「お帰りなさい」と言ってきたけど、私は靴下を洗濯機に放り込み、無言のまま部屋へと戻った。とにかく一人になりたかったから。

「ふう……」

ベッドに仰向けに寝、思わず溜め息がこぼれる。疲れもあったのだろうが、原因はそれだけではなく……

「やっぱり、諦めきれないんだな……」

諦めようと思えば思うほど、余計に心が痛む。
本当は、諦めたくない。かがみと付き合いたい。でも……諦めるしか、出来ないじゃない。
私の思いは、絶対に届かないんだから……
933 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:42:22.43 ID:LPc6OADO
>>932

「こなたお姉ちゃん、入ってもいい?」

ドアをノックする音とゆーちゃんの声。

「いいよ。何の用?」

身体を起こして返事をすると、ゆーちゃんが不安そうな顔で入ってきた。

「こなたお姉ちゃん、何かあったの? 元気がないみたいだけど……」
「……なんでも、ないよ……なんでも……」
「嘘。こなたお姉ちゃん、何か悩んでるんでしょ? 前から溜め息ばっかりだし」

ゆーちゃんはかがみ並みに……いや、それ以上に、私をよく見ている。
これが普通の悩みなら、相談するんだけど……

「言っても、ゆーちゃんにはわからないよ」
「……」

帰って、と言わんばかりに横になる。実際、早く出ていって欲しかった。

「確かに、私にはわからない悩みかも知れないけど……一人で抱え込むより、少しは楽になると思うな」
「え……」

横になったまま顔を動かして、ゆーちゃんの顔を見る。
その顔は真剣そのもの、いつもの優しいゆーちゃんの顔ではなかった。

「それに私、こなたお姉ちゃんに頼ってばかりだもん。たまには私を頼って欲しいな」

……負けた、かな。ゆーちゃんの親切心に、私の心が。
そう言われると、頼らなざるをえないじゃん。卑怯だよ。
でも、負けは負け。私は身体を起こしてゆーちゃんの顔を見る。

「ゆーちゃん。今から言うことは、全部本当のことだから、覚悟して聞いてね」
「う、うん……」

私の言葉に、ゆーちゃんが身構える。私は小さく息を吸い込み……私も、覚悟を決めた。
934 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:43:44.23 ID:LPc6OADO
>>933

「私、かがみのことが……好きなんだ。友達としてじゃなく、恋愛感情で」
「……え……?」

予想だにしてなかったのだろう、私の言葉を聞いたゆーちゃんが驚きで口をおさえた。

「私はかがみが欲しい。かがみとずっと一緒にいたい。だけど、私もかがみも女の子……」
「……」

スカートの裾をギュッと握り締めたままのゆーちゃんを無視して、私は喋り続ける。
最初は喋るのに抵抗してたけど、一度喋り始めると止まらなくなるから不思議だね。

「私は、かがみに告白したい。でも、かがみは私を友達としか見てくれてない至極まともな女の子。告白したところで、受け入れてくれるはずもない。
 断られて、元の生活に戻れるとは思えないし、もしかしたら、私を軽蔑するかもしれない。そうなったら……傍にいることはできない」

小さく溜め息をつき、天井を見る。特に意味はないけれど……なぜだか、ゆーちゃんの顔を見たくなかった。

「いくら思ったって、私の恋は、絶対に叶わないんだ。だから諦めようとしてるんだけど……諦め切れないんだよ……」

瞳から、涙が溢れた。我慢してはいたけれど、涙腺が耐えきれなかったみたい。

「……どうして、諦めなくちゃいけないの? そんなの、会う度に辛くなるだけだよ」

その言葉に驚いた私は、ゆーちゃんの顔を見た。
さっきまでの顔はどこへ行ったのだろう、なんだかイラついているようにも見えた。

「やってもいないのに、なんで諦めてるの? まだわからないじゃない」
「わかるよ。常識的に考えて。同性に恋をするなんて、おかしすぎるじゃない」
「……何を持って常識なんていうの? 同性結婚が認められてる国だってあるんだよ?」

前言を撤回しよう。ゆーちゃんは、本当にイラついているみたい。
こんなゆーちゃん……初めて見る。
935 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:45:08.25 ID:LPc6OADO
>>934

「芸能人と一般人との結婚もある。日本人とアメリカ人との結婚だってある。だから不可能なんてないんだよ。やろうと思えばなんだってやれる
 けど、こなたお姉ちゃんは何かしようとした? 何もしてないでしょ? ただ怯えてるだけなのを『常識』っていう言葉のせいにしてるだけでしょ!?」

ものすごい剣幕で言い寄ってくるゆーちゃんに、私は何も言えなかった。
しかも……ゆーちゃんの言葉は、まさにその通りだったから。

「かがみ先輩だって、告白したくらいじゃ軽蔑しないと思うよ。もしそうだったら、友達にだってなってないよ 
 それに……もし何かあったとしても、私はずーっと、こなたお姉ちゃんの味方だから」

ゆーちゃんの言葉の一つ一つが、私の心の傷を塞いでいく。
気付けば私は、ゆーちゃんに抱きついていた。大粒の涙を流しながら、きっとあざが出来てしまいそうなくらい、強く。

「ひゃわ!?」
「ゆ……ゆーちゃ……あ、あり……が……ああああぁぁ……!」

痛がる素振りも、嫌がる素振りも見せずにゆーちゃんは、ただ私の頭を撫でてくれていた。







「私、頑張るよ。頑張ってかがみに告白して、かがみと付き合う」

あれから数分後、私はゆーちゃんの目の前で誓った。
ゆーちゃんが教えてくれたことは、諦めるよりも、何かを求めて傷つく方が良いということ。
私を励ましてくれたその気持ちを、踏み躙るわけにはいかない。
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 13:48:17.63 ID:LPc6OADO
>>935

「じゃあ、約束だね」

ゆーちゃんが左手の小指を出してくる。指切りなんて、何年ぶりだろう。
そう思いながら、私も小指を出してゆーちゃんのと絡ませる。

『ゆ〜びき〜りげ〜んま〜ん、う〜そつ〜いた〜ら……』

そこで、二人の声が途切れる。どうやら、同じことを考えていたようで。

「本当に針千本飲ませるわけにはいかないよね、さすがに」
「何か他にないかな……約束を破った場合……」
「あ、じゃあさ……」

ゆーちゃんがほんの少しだけ顔を紅くしてこっちを見てきた。



「私と付き合うっていうの、ダメかな?」



……………はい?



「え、えと、だから、かがみ先輩と付き合えなかったら、私と、付き合うっていうの……ダメかな……//」

耳まで真っ赤になった顔を見て、やっと私は気付いた。
私がかがみに恋心を抱いているように、ゆーちゃんも、私に恋心を抱いていることに。
でも、ゆーちゃんの言っていることは……

「いい、の……? だって、もし告白が成功したら……」
「いいの。一番大事なのは、こなたお姉ちゃんの気持ちだから。こなたお姉ちゃんが幸せなら、それでいいから。だって、こなたお姉ちゃんが……好きなんだもん」

……ああ、なんで私はあんな程度のことで悩んでたんだろうか。
同性の友達に恋をした私なんかよりも、同性の『血縁者』に恋をしたゆーちゃんの方が、よっぽど辛い思いをしてたはずなのに……
それでもゆーちゃんは、私を……

「ありがとう、ゆーちゃん……」

それだけでは、感謝の思いを伝えきれないけれど、優しく微笑んでくるゆーちゃん。多分、わかってくれてるんだと思う。
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 13:49:48.46 ID:LPc6OADO
>>936

「あ……あれ……?」

刹那、瞼が重くなった。さっき泣いたせいだろう、ゆーちゃんの顔がぼやけて見えてきた。

「お姉ちゃん、眠くなっちゃった?」
「う……うん……」

私は睡魔を我慢できず、そのまま床に倒れそうになった。
固い床の衝撃がくると思いきや、柔らかく温かい感触が顔を包み込む。
言うまでもなく、そこはゆーちゃんの胸の中だった。

「いいよ、ここで寝ても」
「ありがと……ゆー……ちゃ……」

意識が遠くなる瞬間に見たゆーちゃんの瞳は、濡れていた。







夢を見た。

私がかがみと出会ってからの出来事を、まるで走馬灯のように。

二人で過ごした幸せな時。辿れば、眩しく光っている。

もう二度と、あの頃には戻れない。だけど、それは悲しいことなんかじゃなかった。

少し前までは絶望の道が広がっていたけれど、ゆーちゃんのおかげで、新しい道が開けた。

それは、決して絶望の道なんかじゃなくて……
938 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 13:53:07.78 ID:LPc6OADO
>>937



全てを決めるのは、他ならぬ柊かがみ。

私の運命が良い方向に行くか、悪い方向に行くか。それは、かがみの返答次第。

例え二人の距離が離れていったとしても、私はそれを受け入れる。

だってそれが、私が選んだ道なのだから。







――柊かがみ。私の、最愛の人――







どんな結末が待っていようとも。

私がかがみを愛していたことに変わりはない。

かがみを忘れてしまうほどの恋が胸を焦がすまで。

私はずっと、かがみの幸せを祈り続ける――
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 13:54:39.81 ID:LPc6OADO
>>938こなた編、以上です。途中でタイトルを入れ忘れてましたが、大丈夫ですよね?
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/24(日) 13:57:48.26 ID:MIp/EIQ0
>>928
GJ!
さっき元ネタ見てきたから
続きwwktkだぜ!!

>>939
レスが付いてるから大丈夫かと…
GJです!! てっきり告白してから終わると思ってたwww
良いねーこうゆう話!! 次回も期待!!
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 14:07:58.97 ID:LPc6OADO
>>940ありがとうです。
続きというか、B面?ならありますからすぐに投下しちゃいましょう。今度は同じシーンのゆたか視点で。
 
……これでタイトルが何関係かわかるだろうな
942 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:09:42.51 ID:LPc6OADO
最近こなたお姉ちゃんが悩んでいるみたい。話し掛けても、返事をしてくれる回数すら減っていって……
こないだ、かがみ先輩に聞いてみたら、『自分で解決しなきゃいけないから』って言ったらしい。なんで誰にも、相談しようとしないんだろう。
私はもう、こなたお姉ちゃんの辛そうな姿なんか、見たくないのに。
だって、こなたお姉ちゃんは、私の――



〈fragile 〜スミレ〜〉



私がこなたお姉ちゃんを好きになったのは、6年くらい前。
こなたお姉ちゃんはもう忘れちゃってるかもしれないけど、私は片時も、忘れはしないよ。

あの時は、病気がちな自分が大嫌いだった。みんなと同じように遊べない、みんなと同じように勉強ができない。
そう思っているうちに、私はいつしか心を閉ざしていた。いつも隣にいてくれた家族にさえ、心を開けないでいた。
あの日――私の、十歳の誕生日までは――



家には私とゆいお姉ちゃんしかいなかった。お父さんとお母さんは、買い物に行っている。
見慣れすぎた天井を見つめながら、私は思っていた。みんなは今ごろ、元気に遊んでるんだろうなって。
そうは思っても、あの頃の私には友達なんていなかったから、余計に悲しくなるだけ。
窓の向こうを見ながら、たくさんの友達と一緒に走り回る私を空想する。
でもそれは所詮空想。私はベッドに寝ているという事をより実感させるだけ。
目から涙が溢れそうになるのを堪えながら、早く寝ようと試みる。
943 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:11:28.61 ID:LPc6OADO
>>942

すると『ピンポン』という無機質な音が、私の部屋にまで届いた。家のチャイムを鳴らす音だ。
チャイムを鳴らすのだから、お父さんでもお母さんでもない。だとすると、誰が来たのだろう。
気まぐれか、もしくは同情心で来たクラスメイトだろうか。
だとしたら、早々に帰って欲しかった。会ったら、余計に具合が悪くなりそうで。いや、クラスメイトじゃなくても、私は誰とも会いたくなかった。
ゆいお姉ちゃんが玄関を開ける音、そして、二人分の足音が聞こえてくる。私の願いは、叶わなかったみたいだった。

『やふー、ゆーちゃん。一週間ぶりー』
『……』

ドアを開ける音と一緒に聞こえてきた声に、私は愕然とした。だって来たのは、あの頃私が一番嫌っていた人物――こなたお姉ちゃんだったから。

こなたお姉ちゃんは、私が体調を崩した時はいつも来てくれる。時間的なことで来れない時もあるけど、来ない時は逆に嬉しかった。
なんでそこまで嫌っていたのか、今じゃもう思い出せないけれど、私は本当にこなたお姉ちゃんが苦手だった。
だから私は、こなたお姉ちゃんが来た時はずっと布団をかぶっていた。あの日も。

『ゆーちゃん……でてきてよー……』
『あっはは、こなたはホントーにゆたかに嫌われちゃってるねー』
『言わないでよー……けっこう気にしてるんだから……』

そう、私にはそれが疑問だった。
私が嫌っていることを、こなたお姉ちゃんは知っている。なのに、なんで私のところにやってくるのか。

『……こなた……お姉ちゃんは、さ……』

聞かずにはいられなかった。だって、嫌がらせとしか思えなかったから。

『なんでいつも……私のところに来るの? 私が嫌いなこと……知ってるでしょ……?』

しばらくの沈黙の後、こなたお姉ちゃんは口を開いた。

『私はね、ゆーちゃんのためにきてるんじゃなくて……私がゆーちゃんにあいたいから来てるんだよ』
『え……』

顔をあげて、とても久しぶりにこなたお姉ちゃんの顔を見た。
こなたお姉ちゃんの優しい笑顔が、そこにあった。
944 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:13:42.89 ID:LPc6OADO
>>943

『っはは、久しぶりだね、ゆーちゃんの顔を見るの』

そのこなたお姉ちゃんの顔がとても眩しくて……

『こなた……お姉ちゃ……! 今まで……ごめんな……さ……!!』
『ふおう!? ゆーちゃん、なかないでよー!』
『ゆたかを泣かせたなー!? いくらこなたでも容赦しないぞー!!』






「こなたお姉ちゃん、覚えてるかな?」

あの時、こなたお姉ちゃんが誕生日プレゼントとして持ってきてくれた、今ではくたびれてしまったリスのぬいぐるみ。今でも、私の部屋に飾ってある。
あの日、私の中でこなたお姉ちゃんに対する感情が180°変わった。
しかも、ただ好きになったわけでなくて……いつしか、恋愛感情でこなたお姉ちゃんを見るようになっていた。
それは、確実に叶わない恋ではあるけれど。
こなたお姉ちゃんの幸せな顔が見れれば、それで良かった。
だから……私は、こなたお姉ちゃんの部屋に向かった。
今みたいな苦しそうな顔じゃなくて、またあの時のような、笑顔が見たいから。

「こなたお姉ちゃん、入ってもいい?」

ドアをノックして、こなたお姉ちゃんの返事を待つ。

「いいよ。何の用?」

こなたお姉ちゃんとは思えないほど、冷たい声。
ドアを開けると、ベッドに腰を掛けたこなたお姉ちゃんが、こっちを向いていた。その瞳に、かつての面影はなかったけど。
私は床に座ってこなたお姉ちゃんを見る。
945 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:15:13.13 ID:LPc6OADO
>>944

「こなたお姉ちゃん、何かあったの? 元気がないみたいだけど……」
「……なんでも、ないよ……なんでも……」
「嘘。こなたお姉ちゃん、何か悩んでるんでしょ? 前から溜め息ばっかりだし」

瞳が何度か左右に揺れる。言うべきかどうか、悩んでるんだ。
私は何回も、こなたお姉ちゃんを見てきた。だから、なんとなくわかる。

「言っても、ゆーちゃんにはわからないよ」
「……」

ベッドに横になり、私に背を向けた。あの頃の、私のように。
その反応は、想定の範囲内。こなたお姉ちゃんは、いつも一人で解決しようとする。
だから……

「確かに、私にはわからない悩みかも知れないけど……一人で抱え込むより、少しは楽になると思うな」
「え……」

横になったまま、顔だけをこちらに向けてくる。その顔は、驚きに満ちていた。

「それに私、こなたお姉ちゃんに頼ってばかりだもん。たまには私を頼って欲しいな」

こなたお姉ちゃんは、そこまで意固地じゃない。私に甘いところもあるから、こう言えば、絶対に言ってきてくれるという自信はあった。
思惑通り、こなたお姉ちゃんはゆっくりと身体を起こして、真剣な眼差しを私に向けてきた。


「ゆーちゃん。今から言うことは、全部本当のことだから、覚悟して聞いてね」
「う、うん……」

何を言われても動じないよう、私は身構えた。
でも……

「私、かがみのことが……好きなんだ。友達としてじゃなく、恋愛感情で」
「……え……?」

金属バットで殴られたような衝撃が、頭の中に響き渡った。
冗談だと、思いたかった。けど、私はずっとこなたお姉ちゃんを見てきた。だからわかる。わかっちゃう。
これは冗談なんかじゃなくて……本気なんだっていうことを。
946 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:16:51.22 ID:LPc6OADO
>>945

「私はかがみが欲しい。かがみとずっと一緒にいたい。だけど、私もかがみも女の子……」
「……」

悔しさと悲しさで、スカートの裾をギュッと握り締めた。
男の子なら、まだ良かったのに。完全に諦め切れるのに。よりによって女の子、しかもかがみ先輩なんて……

でも、仕方がないよね。
誰が誰を好きになろうと、それは個人の自由。
私の想い人には、好きな人がいる。片想い中の私は、それを応援するしかできない。
私にできることは――悔しいけど――それくらいしか、ないんだ。

「私は、かがみに告白したい。でも、かがみは私を友達としか見てくれてない至極まともな女の子。告白したところで、受け入れてくれるはずもない。
 断られて、元の生活に戻れるとは思えないし、もしかしたら、私を軽蔑するかもしれない。そうなったら……傍にいることはできない」

それなのに……

「いくら思ったって、私の恋は、絶対に叶わないんだ。だから諦めようとしてるんだけど……諦め切れないんだよ……」

なんでこなたお姉ちゃんは、こんなにも弱気なの?

「……どうして、諦めなくちゃいけないの? そんなの、会う度に辛くなるだけだよ」

初めてかもしれない。私が誰かに対して、これほどまでの怒りを感じたのは。

「やってもいないのに、なんで諦めてるの? まだわからないじゃない」
「わかるよ。常識的に考えて。同性に恋をするなんて、おかしすぎるじゃない」
「……何を持って常識なんていうの? 同性結婚が認められてる国だってあるんだよ?」

こなたお姉ちゃんは怯えたような目で私を見てきた。当然と言えば当然かな。こんな私を見るのは、初めてなんだから。
でもそんなの、構うもんか。今のこなたお姉ちゃんは、これくらいきつく言わなきゃわからないんだ!!

「芸能人と一般人との結婚もある。日本人とアメリカ人との結婚だってある。だから不可能なんてないんだよ。やろうと思えばなんだってやれる
 けど、こなたお姉ちゃんは何かしようとした? 何もしてないでしょ? ただ怯えてるだけなのを『常識』っていう言葉のせいにしてるだけでしょ!?」
947 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:18:16.75 ID:LPc6OADO
>>946

怒鳴ったせいで、少し頭がクラクラしてきた。小さく深呼吸をして、私が一番伝えたかったことを言った。

「かがみ先輩だって、告白したくらいじゃ軽蔑しないと思うよ。もしそうだったら、友達にだってなってないよ 
 それに……もし何かあったとしても、私はずーっと、こなたお姉ちゃんの味方だから」

こなたお姉ちゃんの瞳に映る景色。その全てが悲しみで滲む時、私はこなたお姉ちゃんを照らす太陽になる。あの時……こなたお姉ちゃんが私の心を照らしてくれたみたいに。
その言葉の真意は、私の本当の思いは、届かないとわかっていたけれど。

刹那、こなたお姉ちゃんが大量の涙を流しながら私に抱きついてきた。

「ひゃわ!?」
「ゆ……ゆーちゃ……あ、あり……が……ああああぁぁ……!」

力が強すぎてちょっと痛かったけど、それ以上に嬉しさが込み上げてきた。
こなたお姉ちゃんがわかってくれたこと。そして、今の状況が……とても嬉しかった。
もう少しこのままでいたかったから、私は優しく、こなたお姉ちゃんの頭を撫でた。







「私、頑張るよ。頑張ってかがみに告白して、かがみと付き合う」

こなたお姉ちゃんは、私の目の前で言ってくれた。
私の言いたかったことがどこまで伝わったのかはわからないけれど、もう大丈夫。こなたお姉ちゃんなら、やってくれる。

「じゃあ、約束だね」

私は左手の小指をこなたお姉ちゃんに差し出した。指切りをするなんて、とても久しぶりだった。
約束なんて言ってるけど、本当はこなたお姉ちゃんと触れ合っていたかったから。
かがみ先輩と付き合い始めたら、私がこなたお姉ちゃんに触れられる時間は極端に減るだろう。
だから……こなたお姉ちゃんのぬくもりを、覚えていたくて。
そんな私の思いを知ってか知らずか、こなたお姉ちゃんは小指を絡ませてきた。あったかい。

『ゆ〜びき〜りげ〜んま〜ん、う〜そつ〜いた〜ら……』

そこで、二人の声が止まった。ただ約束するだけなんて、おもしろくない。
948 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:20:51.02 ID:LPc6OADO
>>947

「本当に針千本飲ませるわけにはいかないよね、さすがに」
「何か他にないかな……約束を破った場合……」
「あ、じゃあさ……」

私は、多分頬を紅く染めながら言った。
それは、一筋の望み。私の初恋を叶えるための、最初で最後の悪あがき。
私はまだ……こなたお姉ちゃんを諦めたつもりじゃない。



「私と付き合うっていうの、ダメかな?」



重い。長い沈黙が、とても重い。
口を開けたまま固まったこなたお姉ちゃん。きっと、私の言葉を理解できなかったんだろう。
好きなのに、伝わらない。それが、少し切なかった。

「え、えと、だから、かがみ先輩と付き合えなかったら、私と、付き合うっていうの……ダメかな……//」

うう……恥ずかしいよぉ……多分、耳まで真っ赤になってる……
そんな私の真意にこなたお姉ちゃんは気付いたみたい。『信じられない』っていうような顔をして、哀れむような視線を私に送ってきた。

「いい、の……? だって、もし告白が成功したら……」

やっぱり言ってきた。こなたお姉ちゃんは、自分のことよりも他人のことを優先して考えちゃう。
私は、こなたお姉ちゃんの愛を優先したのに。

「いいの。一番大事なのは、こなたお姉ちゃんの気持ちだから。こなたお姉ちゃんが幸せなら、それでいいから。だって、こなたお姉ちゃんが……好きなんだもん」

それで、こなたお姉ちゃんに笑顔が戻るなら……私はかまわない。
こなたお姉ちゃんが笑っていてくれるのなら、これ以上他になにも要らないから。

「ありがとう、ゆーちゃん……」

言った瞬間、少しだけ視線をさげた。
『ありがとうだけじゃ伝えきれない』って、言葉の不器用さに歯痒さを感じてるのかな。
でも、大丈夫だよ、こなたお姉ちゃん。私はわかってるつもりだから。
949 :悠久に続く想いを胸に :2008/02/24(日) 14:22:09.75 ID:LPc6OADO
>>948

「あ……あれ……?」

そう呟いたかと思うと、こなたお姉ちゃんの上瞼がトロンと下がった。

「お姉ちゃん、眠くなっちゃった?」
「う……うん……」

さっき泣いちゃったせいでつかれちゃったのかな。返事をしてすぐ、頭がガクンと落ちた。
床にぶつかる前に私の胸で受け止め、そっと抱き締めた。

「いいよ、ここで寝ても」

というよりも、私の胸の中で、眠って欲しかった。私と……もっと一緒にいて欲しかった。

「ありがと……ゆー……ちゃ……」

目を閉じようとするこなたお姉ちゃんの顔を見て、ふと、思ってしまった。
こなたお姉ちゃんの愛が叶ったとしても、こなたお姉ちゃんの笑顔が私に向けられることはあるのかって。
多分、ない。こなたお姉ちゃんの笑顔は全部、かがみ先輩に行っちゃうんだろうな。
その笑顔は、私に向けられることはない。そう思うと、悔しくて、切なくて、涙が流れそうになった。







最優先しなきゃいけないのは、こなたお姉ちゃんの愛。私の想いは、後回しでいい。

だって私は、こなたお姉ちゃんが好きだから。こなたお姉ちゃんの幸せが、私の幸せ。





「こなたお姉ちゃん……愛してるよ……」





……諦めたのに『愛してる』なんておかしな話だけど。

それは、こなたお姉ちゃんを想うが故の願い。

絶対に届くことはないと思っていた私の想いは今日、新たな願いに変わった。

だから大丈夫。その恋に、『さよなら』を言う覚悟はできてるから――
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 14:23:36.71 ID:LPc6OADO
>>949さて、現時点では終了です。早速まとめてきますか!
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 14:30:37.32 ID:EgcuUkSO
>>950
GJ!!お疲れ様でした!!
理解力の無い俺にはタイトルの関係が解らない><www

正直「こな×かが」より「こな×ゆた」が好きなんですwwwだからこの話はたまらん^^
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 14:31:11.75 ID:KVv6lkAO
>>942->>949
GJでした!

ゆーちゃんの優しさが涙腺を刺激するのは何故なんだろう?
ちょっと泣けた。
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 16:37:27.31 ID:EgcuUkSO
つかさ「こなちゃんこなちゃん」
こなた「何?」

つかさ「芋食っておならブッ」
こなた「……え?」

つかさ「知らないの? 英語で‘今何時ですか’って言うのを‘芋食っておならブッ’って聞こえるんだって」
こなた「あれ……そんな発音だったかな……?」

かがみ「それを言うなら‘掘った芋いじるな’でしょ」
みゆき「ワッタイムイズイトナウ。確かに、今かがみさんが言ったように聞こえますね」

かがみ「つーか、どう聞いたら‘芋食っておならブッ’なんて聞こえるのよ」
つかさ「あれ……間違えちゃった……///」
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 17:09:59.59 ID:LPc6OADO
かがみ「今度は私がなぞなぞを出すわね」
こなた「おけ、じゃんじゃんきたまへ〜」
つかさ「わくわく♪」
かがみ「森の中にいる動物ってなんだ?」
こなた「へ?」
つかさ「も、森?たくさんいるような……」
かがみ「答えは一匹よ。わかるかしら?」
こなた「うむむ……」
つかさ「わかんないよ〜」
かがみ「……つかさ、少しは考えなさいよね」
みゆき「あら、なぞなぞですか?懐かしいですね」
かがみ「じゃあ、みゆきにも出すわね。森の中にいる動物ってなんだ?」
みゆき「森……ですか?う〜ん……」
かがみ「さすがのみゆきもわからないかしら?」
こなた「……ダメ、わかんないや……」
つかさ「私も……」
みゆき「……すみません、私もギブアップです……」
かがみ「そう?じゃあ、正解は」
みゆき「あ、わかりました」
かがみ「キ……ゲホッゲホッ!!な、なにかしら……?」
みゆき「森という漢字は『木』と『林』からできているので、キリンですね?」
かがみ「うぐぐ……せ、正解よ……」
こなた「逆転サヨナラ満塁ホームランだね、みゆきさん!」
みゆき「うふふ♪」
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 17:44:42.47 ID:LPc6OADO
みさお「おっすひぃらぎ!!最近なぞなぞが流行ってるそうじゃん?」
かがみ「流行ってるかどうかは知らないけど、確かに最近はよくあるわね」
あやの「なぁに、みさちゃん。みさちゃんもなぞなぞ出したいの?」
みさお「ん、まあな。いいか?」
かがみ「私は構わないわよ」
あやの「どんななぞなぞ?」
みさお「映画を見てる時に、猛烈に臭い匂いがしました。さて、映画はどうなったでしょう?」
かがみ「猛烈に臭い匂い?」
あやの「映画を見てる時に?」
みさお「ああ。わかるかな〜?」
あやの「うう〜ん……わからないわね……」
かがみ「ヒントはないの?」
みさお「『おかえりなさいませ、お嬢様』ってメイドっぽく言ってくれたらいいぜ?」
かがみ「……絞めるわよ?」
みさお「猛烈に臭い匂いって別の言い方でなんて言う?」
あやの「みさちゃん、落ちるの早いわよ」
みさお「ううぅ……だってひぃらぎが……」
かがみ「あんたが調子に乗ったのが悪いんでしょ!?……で、別の言い方?」
あやの「ううん……まだわからないわ……」
かがみ「あ、もう時間がないわね。答えは?」
みさお「終わる」
あやの&かがみ「終わる?」
みさお「激臭って言うだろ?だから劇終ってことで終わり」
あやの&かがみ「……」
みさお「そんな人を哀れむような目ぇすんなってヴぁ!!」
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 18:47:23.52 ID:LPc6OADO
ゆたか「みなみちゃん、ここの公式ってなんだっけ?」
みなみ「ご、ごめん、ゆたか。私も、余弦定理は……」
パティ「What? 二人トモ、余弦定理はニガテデスカ?」
ゆたか「パトリシアさんはわかる?」
パティ「Yes! a2乗=b2乗+c2乗−2×b×c×cosAデス!」
みなみ「す、すごい……スラスラと……」
ゆたか「じゃあ、正弦定理はわかる?」
ひより「そこは私が教えるっス!」
みなみ「田村さん?」
ひより「正弦定理はa/sinA=b/sinB=c/sinCっス!」
パティ「外接円がハイると=2Rが追加されマスね」
ひより「2Rは直径っスから、半径を求められたなら2で割ってくださいね」
ゆたか「すっご〜い!」
みなみ「でも田村さん、マンガを書いてるせいで勉強する時間がないはずじゃ……」
ひより「いや〜、オタクってマンガとかのセリフをすぐに覚えたがるじゃないスか。だからオタクって案外記憶力良いんスよ?」
パティ「マ、結局は人にヨリケリですがネ」
 
・・・ 
 
こなた「ふぇ……ふぇっくしょーん!!」
かがみ「どわ!せめて口に手ぇ当てろよ!!」
こなた「いやあ、ごめんごめん。あ、かがみここ教えてー」
かがみ「あんたさっきから聞いてばっかだろ!!」
 
・・・
 
パティ「ネ?」
みなみ「確かに……」
ひより「私達みたいなケースが稀なんスかねぇ?」
ゆたか「な、納得したらダメだよぉ!!」
957 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 20:13:14.57 ID:GX1P5Ug0
〜現実世界〜
「被害者の状況は?」
「はい。全員どうにか一命は取り留めたようですが、まだ40%の方が意識不明です。」
「そうか・・・・。このプロジェクトは失敗だ」
桜庭博士はそうつぶやいた。
「ですね・・・・。仮想世界での死が直接、現実世界での死につながりかねません。」
「夢を夢と見抜ける人でなければ生き残るのは難しいでしょうね。」
研究員達はため息をついた。
「せめて誰か一人でもログアウトできれば、状況が分かるのだが・・・。」
桜庭博士がそう言ったときだった。

“プレイヤーログアウト。IDNO.OCEAN。確認してください”

突然のことに研究員達は、慌てて持ち場に就いた。
「ID:OCEAN。プレイヤーNAME:カガミ。ログアウト確認。カプセルオープン」


「よくログアウトできたなぁ」
などと、かがみは研究員達に誉められていたが、かがみは内心かなり急いでいて、かなりいら立っていた。
「博士・・・。桜庭博士は・・・?」
「何だね?」
「システムコントロールのプログラムを誰が持っているかを教えてください」
博士は驚いた。
「な、なぜ君がそれを!?」
「こなたという子から聞きました。」
「こなたが・・・・。あれはみゆきが持っているはずだが・・・・。まさか君!?」
「私は・・・、私は約束したんです。こなたを守ると。だから・・・・。」
「死ににいく気か!?自殺行為だぞ!」
研究員達がそれを静止しようとするがかがみの決心は固かった。

「わかった。だが条件がある。今の状況を聞かせてくれ。」
「博士!?」
「街は壊滅状態です。今私の仲間が生存者を確認しています。」
「そうか・・・・わかった。ではログインを・・・」
「博士!?何を言っているんです!だいたいし・・・」
それ以上は何も言うなと言いたげな目でにらまれた研究員は黙るしかなかった。
「今あちらは夜だ。少しだがAI達の戦闘能力が上がる。
・・・・死ぬなよ。」
「はい」
カプセルは閉じられ、かがみは再びNLCへログインした。
―――――待っててこなた。今行くから・・・!
958 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 20:13:45.07 ID:GX1P5Ug0
「なぜ行かせたんです!?」
不満が爆発した研究員が叫んだ。
「彼女の決意は固く、かわりそうも無かった。とめるだけ無駄だろう?それに・・・・」
「それに?」
「それに発見があった。こなただけ、暴走していない。これは確かだ。」
「!!」
「そしてこれは私の勝手な推測だが・・・。おそらく彼女はこなたに恋をしているようだ。」
「な・・・」
研究員達はあっけにとられた。
「それじゃあ彼女は、幻を守るためだけに戻った、と?」
「それだけとはいえないが・・・・。
だが“君達”から見れば幻を守るために戻ったといえるかもしれないな・・・」
「我々からって・・・?」
博士はあのことを伝えるか否か迷ったが決断した。
「着いて来なさい。」

〜AI管理室〜
部屋に置かれたコンピューターにそれぞれ
「MN(モナー)」「MK(みゆき)」
などと書かれている。
博士はそのうち「KT(こなた)」と書かれたコンピューターの前に立ち止まった。
そのコンピューターの横に鍵穴がある。
「この鍵で開けてみろ」
博士は研究員に鍵を渡した。

ガチャリ

鍵が開き、扉を開いた研究員達は驚愕した。
「こ、これは・・・!」
その中にはカプセルがあった。
そしてそのカプセルには青い髪をした少女の姿があった。

〜NLC〜
かがみは再びNLCに戻ってきた。
仲間と、こなたとの約束のために。
道路のあちらこちらで火が赤々とあたりを照らしていた。
959 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 20:14:34.61 ID:GX1P5Ug0
みなみとやまとはもうボロボロだった。
「みなみさん・・・・大丈夫・・・?生きてる・・・?」
「そっちこそ・・・・・」

「ふふふ・・・・」
「そろそろ終わりにしようか。」
「がんばってたんだけどね〜」
そういうと、白石は「ライトニングカッターウィップ」を構えた。
―――――もうダメ・・・・
やまとがそう思ったときだった。
「待ちな!」

「いくよあんた達!」
「はいっス!」
「ソロソロ幕引キデースシライシ!」
アニ研メンバーの3人は白石に襲い掛かった。


ひよりとパティはすばらしいパンチとキックのコンボを雨霰を浴びせる。
そしてこうは、「ライトニングカッターウィップ」をものともせず、華麗なステップを踏んでそれをすべてよけきって見せた。
「うらぁぁぁぁぁ!」
こうの渾身の一撃がものの見事に決まり、白石NO.1は大きく後ろに飛ばされた。
そして・・・・・

ガシャ・・ガラガラ・・・・
「WAギャァ〜〜〜〜〜〜・・・・」
NO.1は金網を突き破り屋上から転落した。

パティは珍しくひよりより速く相手をKOしていた。
ひよりはてこずっていたが結局・・・・・・
ドン!
マグナムを撃って終わらせた。


「大丈夫?」
「何とか・・・。ね?やまとさん?」
「なんとか・・・・」
こうたちは一安心した。
960 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/24(日) 20:15:15.48 ID:GX1P5Ug0
〜高架橋〜
「く、来るぞ!」
一方のみさお達は、高架橋でモナーとつーを相手にしていた。
ピストルを連射するるものの、あまりのスピードのためかすりもしない。
「アヒャヒャヒャ!そんなもんが・・・・・」
「当たるわけないモナーーーーーー!」
つーは無造作に「ライトニングダガー」を投げつけた。
みさおは足に、あやの・ゆたかは腕に命中した。
そんな中、ゆたかだけが右手にピストルを握っていた。
つーは止めを刺すため「ライトニングダガー」を発生させ、肉迫した。

「そんな簡単に・・・やられないんだから!」
ゆたかは持っていたピストルを突き出し、そして・・・・撃った。
「アヒャ・・・・」
つーは後ろに大きく飛ばされたが、その後ろからモナーが跳躍してきた。
「油断大敵雨霰モナーーーーー!」
モナーは「ライトニングハルバート」を振り回しながらゆたかに迫った。
ゆたかは反射的に両腕で頭をかばうようにした。
「ライトニングハルバート」が、振り下ろされようとしたときだった。

ドゴォォォン!
頭上で大きな爆発が起きた。
向こうに白いものが落ちていくのがみえた。
「油断大敵はお前だ!」
「何もやってないお前が言うな。大丈夫か?」
ななこ達だった。
ゆいの手にはバズーカが握られていた。その砲口からは煙が立ち上っていた。
「まぁなんとかな」
「助かったよ・・・お姉ちゃん」
「ん?何か来る?」
白石NO.4〜7だ。
「いくでおまえら!」
ななこが合図すると、一斉に火器を取り出した。
―――――バズーカ・ロケットランチャー・サブマシンガン・ショットガン・・・・。
どっからそんなモンを・・・(汗
白石に向けて連射を始めた。

流石のAIもアレだけの数を撃たれると勝ち目は無かった。

バズーカが直撃し、ロケランで地面に着弾してバランスを崩したときにショットガンで撃たれ、
サブマシンガンをよけきれずに穴だらけになり、最後は・・・・。

「何もしないのは、いやなんだから!」
ゆたかのピストルが命中した。

程なく戦闘は終結し、皆胸をなでおろした。
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/24(日) 20:17:14.11 ID:GX1P5Ug0
>>960次回かがみVSみゆき開始!そして・・・
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 21:05:11.29 ID:iBLjlUo0
>>950
GJ!
やっぱ百合はいいな(・∀・)ニヤニヤ
まとめも乙!
>>961
乙!とうとう次が山場かww
wktkが止まらない><
GJだZE
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 21:35:08.90 ID:EgcuUkSO
>>961
乙!!
書くの早いなwww次も期待!
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 21:55:14.45 ID:fDwWfIDO
まとめ見たら削除待ちがたくさん…残念だ
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:04:46.45 ID:EgcuUkSO
全部同一人物が書いたSSってことか……
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:15:37.23 ID:NisS5Ik0
どういうこと?どこを見ればわかるんだ?
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:18:35.74 ID:9T6XkpI0
これってどういう経緯で削除されたの?
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:22:07.22 ID:NisS5Ik0
今理解した
良作ばかりじゃないいか
作者さん何か言ってたっけ?
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:24:34.09 ID:EgcuUkSO
>>966
wikiの最近の更新、つまり今日の更新の中に昔の作品がいくつか上がってるから
その中を見れば分かる。

>>967
未完以外もあるということは、恐らく書いた本人が削除希望したものかと……
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:27:50.89 ID:NisS5Ik0
剣聖高翌良みゆきなんて個人的にとても思いいれがあるのだが・・・
一言ぐらい言ってくれても良いんじゃないか
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:34:37.63 ID:EgcuUkSO
過去の作品はいつでも読める……と思ってたオレ涙目www

泉こなた争奪戦争、なんてタイトルからして興味あるんだが……。
もうどーしよーもない
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 22:59:09.89 ID:iBLjlUo0
こなた争奪戦とかなつかしすぐるな・・・
俺ROM時代ww

悲しいけど作者にも事情があるんだからしょうがないな・・・
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 23:02:59.84 ID:uw1VcyE0
他にもちらほらと昔の作品が作者によって削除されてるっぽいな
永久保存できないのは悲しいとこだな
作者の事情だからしかたがないと思いつつも削除するくらいなら投稿するなとも思ったり
未完のはしかたがないとしても完結しているものを削除ってのはな・・・
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/24(日) 23:15:55.15 ID:sW3DMLQo
まとめてコミケあたりに出す、とかかなぁ……
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 23:27:58.00 ID:u1kHIkAO
みなみんがスタンド使いだったら

ゆたか「みなみちゃーんこなたお姉ちゃん達がこなたお姉ちゃん達が……」

みなみ「そんなに慌てて走ってきて泉先輩達がどうしたの?」

ゆたか「こなたお姉ちゃんとかがみ先輩が口喧嘩してて止めたくてもどうしたらいいのかわからなくて……みなみちゃんに………」

みなみ「わかった……そこに連れてって」

ゆたか「みなみちゃん………ありがとう」




ゆたか「ここなんだけど……」

かがみ「ゲームばっかじゃだめって言ってるのよ!!」

こなた「だからってギャルゲやエロゲを隠さないでよ!!」

かがみ「あんたのためでしょ!!」

こなた「何を〜」


ゆたか「みなみちゃん……」

みなみ「(スタンド能力発動【黙っと休み時間】)」

こなた「かがみだっt……」パクパク

かがみ「なn(声がでない……)」パクパク

みなみ「あなた達はゆたかを困らせた………」

ゆたか「みなみちゃん///」





こなた&かがみ「…………」ペコリ
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 23:29:36.25 ID:stkEicAO
やっぱりまとめられた作品はもう作者さんだけの作品じゃないんだよね…

作者さん見てるんでしょ?返事してくださいよ
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2008/02/24(日) 23:32:46.09 ID:bupqaGwo
>>973
>>976

何様?
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 23:35:23.08 ID:stkEicAO
お前こそ何様だよ
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/24(日) 23:54:25.81 ID:iBLjlUo0
>>975
何か笑えたww
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/25(月) 03:01:44.13 ID:CBePdwAO
さて、残りも少なくなってきたな。
981 :クラナダパロ [sage]:2008/02/25(月) 09:29:08.94 ID:ok.h.Jc0
その事件は放課後で起こった。
陵桜学園の1日はいつもの通り始まった。いつものように始まり、いつものように休み時間が来て、
いつものように終わる筈だった。

だが問題は陵桜学園の放課後に事は起ころうとした、その時少年は気が付かなければいけないだろう。
いや、気が付かなければこの先のこの少年の人生に大きく反転しかねない状態になったと思う。

その事件とは肌寒い空気が流れる、まだ微妙に寒い春の時期に訪れた。
放課後だけあって夕日のオレンジ色がグランドを染め、部活に励む者等の汗がオレンジ色に反映
して光り輝いて見える。

そのグランドをぼんやりと眺めている少年が1名、図書室でゆっくりと時間を潰している様に見える。
本を机に置き、ゆったりとしているその様は能天気の様に見えなくもない、だが普段ぼんやりしていそうな
表情でも無いし、かと言って活発なスポーツ少年という訳でも無い、悪く言えば取り立てて目立った所の
無い、普通な男子高校生だ。

図書室で自分以外の物音を聞き、咄嗟に振り向いた。
高校生なら放課後で友達と一緒に帰ったり部活に励んだりするものだ、こんな放課後に図書室に来るとは
よっぽど暇人なのか、それとも友達でも居ないのか…とその少年は思考を張り巡らしていたがその考えは
無駄に終わった、図書室に来た女子は友達も居るし普通だ。

ただ考える事がちょっと変だと言う噂がある。

「あ、また居たんだ…」

別に親しい訳でも無い女子に気安く話しかけるだけ相手にとって失礼というものだ。適当に返事を返す。

「まぁね…」
「どうしてここに居るの?」
「そういうあんたは?」
「ちょっと質問を質問で返さないでよ」
「返したら悪い事でもあんの?」
「う〜ん…無いね…」

少女がたじろいた。言葉のドッチボールの対決は少年の方に軍配が上がったらしい。

「ちょっと漫画を探しに来ただけよ」
「えっと、名前なんだっけ?」
「泉こなた…って一緒のクラスでしょ」
「悪い悪い」

あまり悪ぶれてない表情をした少年の詫びにこなたは。

「それで貴方は何故ここに居るの?」
「暇つぶし、友達は部活で忙しいっていうからここで待ってるみたいなもん」
「みたい?」
「俺の気紛れで先に帰るかもしれないから」

元々あまり親しくない者同士が会話を交わしたらこんな風にだらだらと訳の分からない会話になってしまうだろう。
982 :クラナダパロ [sage]:2008/02/25(月) 09:30:58.20 ID:ok.h.Jc0
こなたもそれを直感的に理解したのかとっとと本を探した。

だが流石に2日連続で出会ったので少しながらこなたにも多少の親近感を感じていた。
それなのに目の前の少年はうんともすんとも言わず、ただ黙って外を眺めているだけだ、別に恋心と言うわけでは
無いがちょっとくらいからかってやろうとやましい感情がこなたに蘇ってきた。

「ねぇ、これやってみない?」

こなたが見せたのはまじないの本だった。

「何するの?」
「そうねぇ…何しようかしら…」

にやにやと質の悪い悪戯でも思い浮かべる子供の様にこなたはページをめくっているとあるページで止まった。

「何だ?」
「これこれ、『女の人と体育倉庫で2人っきりになるおまじない』」
「何だよそれ!それってどっかで見た事あるような―」
「はいはい!余計な詮索はしない!」

あるアニメでそういう光景を思い浮かべたがこなたの言葉で打ち消された。

「いい、私が貴方の目の前でお金を2つ上に置くから、その間に貴方は2人っきりになりたい女子を頭に思い浮かべるの」
「やだよ」
「やらなかったら死ぬって書いてある」
「どれだけシビア何だよそれ!」

別にまじないを信じている程メルヘンチックでも無いが、とりあえず暇潰し程度にやってみる事にした。
とは言ってみたものの女子に関してはまだ素人と言ってもいいくらい女子には縁が無かった。

元々イベントとかにははりきって参加するタイプじゃないし、進んで女子と仲良くなろうという気にはなれなかった。
さて、どうしたものだろう、こなたは論外、2人きりになったってどうせこの場を脱出する術なんて考えていないと思う。
柊つかさもパニックになってそうだし、高翌良みゆきも同じ様なものだ。パニックにならずに冷静に状況を分析すると言ったら
誰だろう…と思考を張り巡らしているとある一人の女子が思い浮かんだ。

それは柊かがみだった。かがみはつかさの姉としてしっかりしている所があるし、他のクラスではあるがそのしっかりしている
所は有名である。2人っきりでも大丈夫であろう。

少年はツインテールが特徴的なかがみを連想した。

「終わったよ、誰を思い浮かべたの?」
「話せないよ」
「別にいいけどね、ちなみにまじないを解く方法はね、『上半身裸になって呪い何てへのへのかっぱ』って唱えるの、じゃあね」

そう言ってこなたは帰っていった、その時の少年はまだ何とも思ってなかった、ただの効力があるかどうかわからない
呪いもどき程度のものだと思っていた。だがその効力の恐ろしさを身を持って思い知らされる事になる。

それはまじないをやって30分過ぎた後の話だった、部活が遅く終わるというので少年は先に帰ろうとしていた時だった。

「ごめん、それ取ってくれない?」
983 :クラナダパロ [sage]:2008/02/25(月) 09:33:33.75 ID:ok.h.Jc0
柊かがみだ。反対する理由は無いので山の様に抱えている資料の1つを拾う。

「悪いわね、先生に言われて職員室に届けるの」

少年とかがみが居る場所は一階である、外に居るならまだしも校舎の中で体育倉庫に行く訳無いやっぱりでたらめだ。
そう思っている時資料は風の悪戯によりありえない方向に飛んでいく事になった。

「あれ?」

資料は体育倉庫の前に飛んで行ってしまった。少年は嫌な予感がしたがまだ大丈夫だと思っていた。
他人でしかも他のクラスの人間だが流石に可哀そうだと少年は思ったのか、取り行く事にした。

「そこで待ってて取りに行って来る」
「私も行く」
「待っててよ、大変だろ」
「いいわよ、これくらい大した事無いわよ」
「いや、いいから」
「何よ、迷惑なの」

少年は警戒していた、段々と呪いの恐ろしさがあるような気がしたのだ。だがその事をかがみに言ったとしても
絶対に信じてもらえるどころか変な人間に思われるだろう。それに加え、かがみのこんな強気な態度に迫られたら
うんともすんとも言えなくなってしまった。

「わかった、じゃあ来なよ」

体育倉庫に赴く事になった2人、グランドはオレンジ色に輝いているのに対し、中は薄暗く、やっと見える状態だった。
しかも放課後という事で人の通りも少ない、ますます不安が高まってきた。

だが無常にも運命の歯車は動き始めていた。

「うわっ!」

かがみがこけてしまったのだ、資料がばらばらになり、体育倉庫に散らばる。咄嗟に拾う2人、眼を凝らし資料を拾い集めている。
この時すでに倉庫の中に入っていたので第三者には誰も居ない開けっ放しの倉庫だと思うだろう。

その時少年を悪夢に誘う、断末魔の悲鳴のごとく、扉が閉まる音がした。

「あれ?」

かがみが扉を開けようとした、しかし鳴るのは鍵が掛っているのを確定を告げる音だった。

「どうしたの?」
「開かないの、誰かに閉められたかも…」
「あぁ!」

少年はこなたに掛けられたあのまじないの事を思い出した。

「な…何よ!もしかしてこれってあんたの仕業じゃないでしょうね!」
「違うよ!まじないのせいだよ!」
「そんなピンポイントのまじないどこにあるのよ!」
984 :クラナダパロ [sage]:2008/02/25(月) 09:34:41.32 ID:ok.h.Jc0
「俺だって信じてなかったよ!」

一通りかがみと言い争った後、扉でも叩き続けて誰か来るのを待とうという提案がかがみからされると思っていた。
だが何やらかがみの様子がおかしいのだ、まるで自分の身を守る様に自分の体を抱き締め、少年から眼を逸らしている。

「…何で相手が私なの?…」
「だ、だから…こういう状況に耐えられるのはあんたしか居ないかなと思って…」
「そう……」

それ以来会話が途切れ、2人に沈黙が流れた。なんか喋ってくれ、場がもたないだろう。
こういう時こそかがみが気の利いた言葉で励ましてくるんじゃないか?これだったら選んだ意味が無い。

だがかがみが黙っている理由がわかった、鍵のかかった体育倉庫で男女が2人っきり、しかも放課後で人が通る可能性が少ない
と来れば、お互い事を意識しても何の不思議では無い。今まで気が付かなかった自分が馬鹿だった、それと同時に羞恥心が流れた。

この状況でお互いの事を意識するという状況を予測できなかった自分が恥ずかしかった、そしてかがみが段々と
自分の中で自分の脳内で美化してきた。

あくまで脳内だ、今まで女子と2人っきりというシチュエーションを体験しなかった彼にとってこの状況は彼の心を揺さぶり始めた。

恋心があった訳じゃないがかがみはどちらかと言うと綺麗な顔つきをしている。それだけでは無い、紫色に輝く2つの髪をなびかせ
その光景は光の粒子を纏う妖精と言っても過言では無い、ダイヤの様な瞳はとても綺麗で見る者を圧倒しそうだ。

体系も悪くはない、こうしてよく見るとかがみは繊細な美貌の持ち主だ。今の少年にとってそれはこれ以上に無い造形美でも
見ている様だった。何で今まで気が付かなかったのだろう。もっとかがみはもててもいいのではないか、これほどまでに
美しい少女は他に類を見ないと思う、そんな少女と2人っきり、何をしても文句は無いという状況…。

まずい、これ以上ここに居ると本当に自分は何をするかわかったもんじゃない。こなたに言われた解く方法を実行する事にする。

「…ちょっと…向こう向いてて…」
「な、何するの…?」
「まじないを解く」
「それじゃあ早くやってよ…」

手早く服を脱いだ、その音に気がついたのかかがみが声を出す。
985 :クラナダパロ [sage]:2008/02/25(月) 09:35:26.56 ID:ok.h.Jc0
「何やってんのよ!まじない解くんでしょ!」
「だからその為には服を脱ぐんだよ!」
「そんなまぬけなまじないを解く方法がある訳無いでしょ!」
「仕方無いだろ!俺だって信じてなかった!」

上半身裸になり、こなたの言われた事を実行する。


呪い何てへのへのかっぱ…呪い何てへのへのかっぱ…呪い何てへのへのかっぱ!

その時、体育倉庫を照らしだす光が扉から見えた。

「一時はどうなるかと思ったわね」
「あぁ…」

へらへらと笑い、体育倉庫の一件を笑い飛ばそうと思っていたのだろうが心臓に悪すぎる体験をした少年にとってそんな
体力はもう無かった。

「こなたには私から注意しとくから」
「あぁ…」
「じゃあね」
「あぁ…」

それは数分の出来事。
986 :クラナダパロ [sage]:2008/02/25(月) 09:38:07.41 ID:ok.h.Jc0
終わりました、それと保管お願いします、すいません…。
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/25(月) 12:23:40.75 ID:T9DAd.SO
>>986
先週見たばっかだぜwww
GJ!
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/25(月) 16:02:41.82 ID:CBePdwAO
>>986

原作は知らないんだが、それでもおもしろかったよ。
GJ!
989 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/25(月) 16:15:36.93 ID:gyE71YQ0
かがみは、NLC中でこなたの姿を探していた。
でも、見つからない。
どこにいるのか見当が付かない。

はじめてあった場所に行ってみた。
でもここにもいない・・・。
「どこにいるの・・・。こなた・・・」

かがみはふと目に入った公園に、フラフラと吸い込まれるかのように入っていった。

荒れた芝生・折れた木々・壊れた像・・・。
公園の中は悲惨な状態だった。
そんな中、一際目立つ青色が見えた。
「っ!こなた・・・!」
かがみは駆け出した。

〜つかさ〜
つかさはモナーに敗れ、駅から外へ出てきた。
街の中をフラフラ当てもなくさまよっていた。
おそらくこの状態でAIに遭遇したら抵抗すらできなかっただろう。
「いたい・・・」
落下したときの傷は癒えず、まだ血が出ていた。

「こなた・・・!」
向こうのほうから声が聞こえてきた。
(・・・お姉ちゃん!?何でお姉ちゃんがここに?大体こなたって誰?生き残りのひと?)
その声が聞こえた公園のほうに目を上げた。
つかさのいた大通りから、かがみの紫色の体が見えた。
こなたの青色の体も。
そのときつかさは見てしまった。こなたの尻尾が動くのを。
(人には尻尾は動かせるわけない。なら・・・。まさか・・・!)
つかさはとっさに叫んだ。
990 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/25(月) 16:16:24.32 ID:gyE71YQ0
「お姉ちゃん、その子から離れて!
その子は・・・。AIだよ!」
かがみはそのとき伸ばした手を反射的に引っ込めた。
「え・・・?」
こなたは下をうつむいている。
「ごめん・・・。悪気があったわけじゃないの・・・。
黙っててごめんなさい・・・」

3人の周りに沈黙が流れた・・・。

ふいにこなたが何かにはっとしたように顔を上げた。
(これは・・・殺気・・・!?)



「見つけました・・・。やっと見つけましたよ、裏切り者。そしてあの紫色の方・・・。」
みゆきはにやりとした。

「かがみ・・・。ごめんね・・・。」
(あなたが大好きだから・・・。あたしが守ってみせる・・・!)
かがみの両手が光り、光る弓が現れた。

「ハハハッ!そんな弓ごときで、私がやられるかァァァ!」
みゆきはこなた達に向かって走り始めた。
それに応じてこなたも矢を放つ。
しかし、矢が届く頃にはもうみゆきはいない。
「遅い、遅い遅い!そんなものがあたるかァァァ!」
みゆきは大きく前に跳躍した。
(・・・今だ!)
こなたは一度に撃てる最大の量の矢を放った。
矢はみゆきに向かって進んでいく。
その矢がみゆきをハリネズミにしようとしたその時。
「ふん。ザコが!」
みゆきはすべての矢を一振りでなぎ払った。

かがみはオーシャンブレイドを出し、みゆきに向かった。
991 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/25(月) 16:16:53.29 ID:gyE71YQ0
みゆきに切りかかるが、みゆきはそれを剣で受け止めた。
「なぜアナタはあいつを守ろうとするのですか?あの子はAI。アナタの敵のはず」
かがみは迷わず言い放った。
「確かにそうかもしれない。だけど、こなたは・・・私の大切な人なのよ!
それに・・・それに約束したんだ!」
かがみは思いっきり体重をかけ、自分が弾き飛ばされながらみゆきを弾き飛ばす。
かがみは着地と同時にみゆきへ向かっていった。
それと同じタイミングでみゆきも向かってくる。
「絶対・・・守るって・・・!!」
かがみは剣に勢いと全体重を乗せ、みゆきをなぎ払うように振り切った。
「くっ・・・!」
みゆきは大きく空へ弾き飛ばされた。
それを見たかがみは、ビルの壁を全速力で走りそして・・・蹴った。
みゆきにどんどん近づいていく・・・。
みゆきは体制を崩したままだ・・・。
(いける・・・!)
そう確信して剣を振った。

「その程度ですか・・・。アナタも・・・。」
みゆきは突如背後に現れた。
後ろを振り向いたかがみはとっさに剣を構えた。
その直後、みゆきは剣を振り下ろしていた。

「っ・・!?」
かがみはすさまじい勢いで叩き落された。
アスファルトがめくれあがり、一種のクレーターのような状態だった。
剣はどこかに弾き飛ばされていた。
かがみは再び剣を出そうとした。
しかし、みゆきはかがみに向かって剣を投げつけていた・・・。
992 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/25(月) 16:17:18.68 ID:gyE71YQ0
終わった・・・。
そう思うヒマもなく、剣は振ってきた。

かがみには剣が突き刺さる音だけが聞こえた。

かがみは死んだと思った。でも・・・
(痛くない・・・)
ゆっくりと目を開けた。そして、到底受け入れることのできない現実を見てしまった・・・・。

「かがみ・・・だいじょ・・・ぶ・・・?」
「ぁ・・・あぁ・・・」
(嘘よ・・・)

「よかっ・・・ぶじで・・・」
(そんな・・・嘘よ・・・。
嘘よね・・・?
嘘であって・・・)

「ごめ・・・ね。こ・・なことしかできな・・・て・・・」

こなたは微笑を浮かべながら、すぅっと消えて光の玉となって、ギコに降り注いだ。

私は・・私はっ・・・!
こなたとの約束を守れなかった・・・!
かがみは己の無力さを嘆き、悔しさから、右手を強く握り締めた。青い光をつかむかのように・・・。
993 :Nightmare lucky City [sage]:2008/02/25(月) 16:18:30.58 ID:gyE71YQ0
>>992次回かがみBUTIGERE!!
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/25(月) 17:59:36.96 ID:T9DAd.SO
そろそろ次スレ建てないか?
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/25(月) 18:11:54.13 ID:5JzzCoU0
>>993
GJ!
投下早くて(・∀・)イイ!!
乙っす

そっか、もうすぐ1000いくな
早かったような短かったような・・・
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2008/02/25(月) 18:45:49.88 ID:CBePdwAO
>>993
GJ!
次の投下も楽しみにしています!
997 :イズミ・コナタの日記 :2008/02/25(月) 21:45:24.72 ID:4upH/jw0
・他ゲームとのクロスオーバー
・グロ有り
・キャラ死に注意

7月28日
みんなとプールに行った。

この季節なのにやけにすいていたおかげで心地良かったよ。
ココ最近、新種のインフルエンザが流行ってるって聞いたけどそれかな?

かがみん、頑張ってダイエットしているみたいだけど、
正直あの体を見るとその必要は無いだろ〜ね〜ww
偉い人は言いました、お腹に肉が多少余るのがマニアックで良いと。
それを言ったら勿論ぶたれたけどねww

いやかがみんをからかうのは、三度の飯より生きてるって実感が沸くったらないね〜
つかさもつかさで可愛い水着だったし、みゆきさんは言うに及ばず……。
ホント適わないよねえ……。
貧乳はステータスなんて言っても、これにはちょっと自身無くすよ。

まぁそれを言ったら、かがみには『あんたも女らしい所あるのね』って笑われた。
かがみんの癖に〜。



7月29日
今日はかがみと二人だけでアキバを遊んで回った。
どうもつかさは具合が悪いみたい。
二人っきりで遊ぶ……もしかしてコレってフラグ立った!?

うはwwwwwwwwwwwwww
998 :コナタ・イズミの日記 :2008/02/25(月) 21:46:37.47 ID:4upH/jw0


7月30日
みゆきさんと一緒につかさのお見舞いに行った。
どうもつかさは顔色は悪かったけど、
食欲はあるみたいで持ってきたお見舞いを一人ですぐに食べちゃってた。
つかさ、病み上がりでお腹減ってたのかな……、
みゆきさんは、病気の最中に食欲があるのはいい事だって言ってたけど。

まぁすぐにむせて、かがみに呆れられてたけどね。



8月1日
今日はちょっとお父さんが具合悪いみたいだ。
何かやけに吐き気と全身に痒みがあるらしい。
ゆーちゃんもちょっと体が悪いみたいで家に居る。
まぁこっちはただの風邪みたいだけどね。
せっかくかがみ達と遊ぼうと思ったのに……、積みゲーでも片付けるかな。
ゆーちゃんの看病も忙しいしね。
お父さんの看病もついでにやってあげるとしよう。

999 :コナタ・イズミの日記 :2008/02/25(月) 21:47:06.04 ID:4upH/jw0
8月2日











8月3日
昨日の夜……ゆーちゃんの悲鳴が聞こえて、下におりたらお父さんがゆーちゃんを組み敷いていた……。
思わず突き飛ばしたら、今度は私に噛み付こうとしてきた……。

分からない、お父さんは白目を向いてて、顔が青かった……。
お父さんを思わず灰皿で何度も殴ったら……動かなくなった……。
救急車を呼ぼうとしたけど、全く通じない……。

警察への電話も、かがみ達へも……パソコンでさえ通じない。

外に出ようと思ったら、外にも……お父さんと同じような青い顔した人たちがたくさん居て……窓からも出られない。
なんなの?
ニュースでも何を言ってるのか分からない。
何が起こってるの?
1000 :コナタ・イズミの日記 :2008/02/25(月) 21:48:04.18 ID:4upH/jw0


8月4日
昨日のお父さんは毛布で来るんで、お父さんの部屋に置いといた。
ゴメンねお父さん……今はこんな事しかできないよ。
ゴメンなさい……。

ゆーちゃんは自分の部屋でずっと泣いている。
お父さんの職業柄、冷蔵庫に食材は沢山あるし、防災のための非常食も多すぎと思うくらいにある。
この子だけは、絶対に守らないと!



8月7日
家の前に益々アイツ等が集まってきている……。
お父さんと全く同じヤツラ……。
何が起こってるの?

玄関の前には、戸棚だとかを置いただけの粗末なバリケート……。
窓の外では鳥がこっちを睨んでいる。

昨日までやってたテレビは何もついてない。
最後にテレビでやってたのは……、いや、思い出すのは止めよう。
どうせアニメなんてこんな状況ではやらないんだろうな。

ゆーちゃんがずっと明るく振舞っているのが辛い……みなみちゃん達の事も心配だろうに。
かがみ、つかさ、みゆきさん、ゆい姉さん、黒井先生……みんな……。

1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
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1000超えたのでHTML化の依頼をするでござるの巻
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
【迷うオナミと】オナミとメガネのipod42【攻めるヴィル】 @ 2008/02/26(火) 02:20:50.30 ID:qRlRKLM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1203960050/

【ポキ男】チョコのお礼は10倍返し〜アナタが好きです!【凸あるのみ】 @ 2008/02/26(火) 02:05:40.10 ID:Tdzcr2E0
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【タートルネック】23歳ニートが初めて合コンに20◆片想いの勇者とニートの仲間たち【連泊】 @ 2008/02/26(火) 02:04:59.96 ID:3PKGx.g0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1203959094/

おはようお兄ちゃん♪ @ 2008/02/26(火) 01:45:22.74
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よっとら @ 2008/02/26(火) 01:26:44.47 ID:Vnl1zJco
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