会長「音が紡ぐ笑顔の魔法」
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411: ◆MOhabd2xa8mX[saga]
2020/11/11(水) 01:36:18.51 ID:/k/kpvsQo
作曲「勘違いをしていた私は少し大きいコンクールに出ることにしたの」

作曲「当時の友達もたくさん来てたっけな、今思い出しても憎たらしいよ」










数年前

すべてがつまらないしくだらない。
県上位クラスと聞いて期待をしていたが、はっきり言ってこれではレベルが低い。
私が金賞をとって終わりだろう。

金賞は友達にあげることにしよう。
そうして喜びを分かち合えると思うと尊い気持ちになる。

幽霊部員「みんな素敵っすね〜」

たまに居るマナーを知らない子、一人?
襟も崩れているし本当にだらしない。

作曲「もっと小さな声で話さないと駄目だよ?」

小さな声で優しく教えてあげることにした。
これで少しはおとなしくなるだろう。

幽霊部員「あっ、呼ばれた」

人の好意を知ってか知らずか、マナーの悪い子は席を立ってステージへと上がっていった。

作曲「……」

次の番は私。

いつからか人前で演奏をすることに対して緊張することが無くなってしまっていた。
緊張はすること自体は非常に大事なこと、ある一定の緊張がなければ良い集中は得ることができない。
停滞を感じているのは間違いない話、もっともっと高いレベルに身を置かなければならな――

作曲「なに……これ?」


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