9: ◆Rj0X.392Pk
2017/06/04(日) 21:00:03.81 ID:eT+S8Zf10
「はい。成長するにつれてその発作も起こらなくなってて油断してました。……ストレスが問題かもしれませんね」
「ストレス…か。藍子も知名度があがってきてるころだしなー。わかってるかもしれないけどあんまりネットの声に耳を傾けすぎるなよ?」
「はい。それは大丈夫です」
ストレスが問題と藍子は言い切った。何か心当たりがあるのか、彼は少し注意して様子を窺った。
「俺もできるだけサポートするから。今は疲れとかないか? 仕事と学校の両立でゆっくりする時間が全然取れないとか」
「ゆっくり……。確かに大変な生活ですけど、それ自体にやりがいがあるので疲れるのは苦にならないんです。……むしろ……」
「むしろ?」
そこではっと余計なことを口走ったのに気付いたのか、藍子は言葉を切った。
「あ、いえ。何でもないです!」
「……そうか」
29Res/21.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20