文香「文学少女は純情だと思っていましたか?」
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15:名無しNIPPER[saga]
2017/06/23(金) 16:23:16.64 ID:Jvq0ChwBO

 本日の気温は27度。
 なんだかもうセミが鳴き始めてもおかしく無いんじゃないかと思えるくらいの暑さの中、僕は逃げ込む様に鷺沢古書店の扉をくぐった。
 冷房は付いていないけれど、陽の光が遮られているだけでもよっぽど外よりはマシだ。
 それに何となくだけど、本に囲まれてると涼しく感じる気がする。

 その本棚のアーチの奥へと進むと、木製のレジテーブルの向こうに一人の美少女。
 よほど本に熱中しているのか、此方にはなかなか気付いもらえない。
 声を掛けて来たのは彼女の方だと言うのに……と、普通の人からしたら考えるかもしれない。
 けれど自分も本が大好きだから、周りに全く気づけないのはよく分かる。



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