14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/06(日) 15:43:54.16 ID:FTMglOEQ0
ありす(それからの流れは、実にスムーズだった。計画通りにメールを送ると数分後にPさんがやって来た。Pさんが来るまで見張りを任されていましたが、他の方が休憩室を訪れる気配など微塵もなく、私はただただ、眠り姫と化した文香さんを舐めるように見つめるだけ。これから行われる情事を想像して、頬を上気させるだけだったのです)
モバP「よくやったな、ありす」
ありす「橘です。あなたが私を褒めるなんて珍しいですね」
モバP「今回の仕事にはそれだけの価値がある。お前は本当に良くやった」
ありす「やめてください。どれだけ褒めてもらえたところで、私のやったことは変わらない」
モバP「今更罪悪感を抱いても、結果は変わらん。一度手を出したのなら、事の顛末まで見届けろ。それが責任というものだ」
ありす「私は……まだ子どもです」
モバP「いずれ大人になる。お前の意思とは無関係にな」
ありす「……早く大人になりたいと思っていましたけど、どうやらそれは間違いだったみたいです」
モバP「なにが言いたい」
ありす「大人は汚い。大人はずるい。大人は嘘つきです。私がなりたかった大人という理想は、ひび割れたビー玉みたいなものでした。そう……例えば、Pさん──あなたのように」
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