モバP「ふみふみをふみふみ」
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20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/06(日) 15:51:06.90 ID:FTMglOEQ0
ありす(じりじりとPさんに詰め寄る文香さんは、恍惚とした表情を浮かべていた。微塵も罪の意識など感じていない様子で、本当に嬉しそうだった。だからこれから起こることは、きっと私たちにとって、とても楽しくて夢のような時間なんだろう)


モバP「すまなかったな、ありす」


ありす(ぽつりと呟いた言葉に返事をする前に、文香さんがPさんの首筋に吸い付いた。ちゅるちゅると艶めかしい音を立てながら、舐めたり啜ったりしている。舌を這わせる姿は、まるで飢えた痩せ犬だ。妖しくて淫靡な光景に当てられたのか、他の三人も興奮を隠すことなく、Pさんに喰らいついた。)


ありす「……Pさん」


ありす(謝罪の言葉に、名前を呼ぶことで返すしかできなかった。それぐらい凄惨で壮絶な光景だった。鼻息荒く、頬を上気させた女たちが一人の男を犯し尽す様を、この目に焼き付けることしかできないのは、苦痛でしかない。だけど、瞼を閉じようとはしなかった。何故なら、この悪夢を見届けることが贖罪だと信じているから)

ありす(ハイエナが獲物を捕食している……ばりばり、むしゃむしゃと、音を立てながら。弱肉強食。自然の摂理。強い者が弱い者を蹂躙する。ああ、だとするとこの行為は全く以って自然だ。だって、彼女たちはただ食事をしているだけ。なにもおかしいことはしていない。食べないと人は死ぬ。そう、なにもおかしくない。考えてみれば当たり前のことでした)

ありす(そうやって、私は自分の心に蓋をした。人形になってしまえば、つらく苦しい思いをしなくてもいい。今このときだけ、私はありすという名前の人形になればいいんだ)

ありす(私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は人形です。私は────)



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