5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/06(日) 15:35:54.78 ID:FTMglOEQ0
イベント会場
ありす「……まんまと乗せられちゃった」
ありす(ふみふみをふみふみするぞ計画。それが実行に移される日がやってきました。今日はアインフェリアの新曲が収録されたシングルの発売日。それを記念して、某所でサイン会を開くことになっているんです。サイン会は担当のアイドルと生で触れ合うことのできる絶好の機会ですから、ファンの人達は大勢詰めかけますし、その対応に追われる私達はイベント後にはへとへとにくたびれることでしょう)
ありす(その隙を逃すほど──Pさんは甘くありません)
ありす(まず、疲れ切った文香さんを私が指定の場所に連れて行き、雑談も交えながらさりげなく、睡眠薬入りのアイスティーを差し出す。それを飲んだ文香さんが眠りに落ちたら、すかさず携帯でPさんに連絡を入れる。Pさんが現場に駆けつけたら、あとはもうやりたい放題したい放題といった具合で、生存本能をヴァルキュリアさせるというわけです)
ありす(ああ、一片の隙もない完璧な計画です。よしんば失敗したとしても、私は小学生。Pさんを盾にすれば、言い逃れするチャンスなんていくらでもある。つまり、リスクヘッジは万全だということ)
ありす「大丈夫、私ならやれる」
文香「ありすちゃん……思い詰めたような顔をされていますけれど、体調でも悪いのですか?」
ありす「ファッ!?い、いえ、最近学校で流行っているおまじないを試していただけですから、どうぞお気になさらず」
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