【ミリマス】志保「愛する貴方へ、一生のお願い」
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9: ◆T4kibqjt.s[saga]
2017/08/07(月) 23:04:27.67 ID:LNwQNfqF0
そう意識すると、こんな恋人同士の何気ないスキンシップからも私達の関係が変わった事を感じられて、じんわりと暖かいものが胸に広がる。
それは私が成長して変わったからなのか、はたまたこの人に変えられてしまったからなのか。まぁ、どちらでも構わないけれど。むしろ貴方になら、もっと私を変えて欲しいとさえ思います。
…それにしても私、そんなムスッとした顔していたかしら?
不覚ね…やはり志保は可愛げが無いな、なんて思われていないといいんだけど…って、貴方はいつまで私の頬をこね回しているんですか。
「んむぇ、ひゃめてくらはい…いえ、怒っている訳ではありませんよ」
「…ただ、貴方が帰る時はちゃんと出迎えて、『おかえりなさい』って言いたいからです。それくらい良いでしょう?」
「……っ」
私の心が思わず捕らわれそうな程熱くなった彼の視線から逃げながら、言葉を続ける。
「…ご存知の通り、私は無愛想で生意気で可愛げもありませんから…だからせめて、かっ…彼女としてっ、出来る事はなるべくしてあげたくて…」
「…志保」
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