【ミリマス】完璧な余談になるのだが、この日は三食うどんであった
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7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/09/14(木) 17:08:25.26 ID:EIzAiAIQ0

「……本当に度々、朝から押しかけてしまってスミマセン」

実に申し訳なさそうに首を垂れた彼の隣を通り過ぎる。

それから着替えの為に寝室へ足を向ける途中、心なし浮かれた様子で
洗面台と向き合いながら髪型を整える娘の姿を見つけたが、

こちらが声をかけるより早く「……なに?」なんて物凄い目つきで睨まれた。……怖い。

「いやホント、お母さまも美しくていらっしゃる」

「ふふっ。そんなことをおっしゃっても茹で卵ぐらいしかつきませんよ?」

そのうえだ。ダイニングから聞こえて来る男と妻の談笑模様。

静香が髪を直すのもそこそこに、「プロデューサー! 母になにしてるんですかっ!?」と感情露わに呼びかけた。

その表情、実に恥ずかしがっている。そしてそんな耳まで真っ赤に染め上げた娘がだ、
洗面所の入り口に立っていた私の横をすり抜けようとして一言。

「お父さんどいて、通れない」

押しのけられた、我が娘に。背中が壁にドシンと当たる。

パタパタと廊下を駆けて行く娘の後姿から分かるのは、彼女が実に活き活きしていると言う事実。


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