【ミリマス】君のその指にリースをはめて
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10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/05(木) 19:54:54.35 ID:TzvX0Up20

「今日は何の日? 言ってみなさい」

「今日? 世界教師デー」

「おバカ」

「違った? じゃあ……時刻表記念日!」

「バ・カ」

「そんな心底見下げて言わずとも……」

卓上カレンダー記念日集を放り投げ、俺はホワイトボードへと目をやった。
なにか予定があったなら、いつも答えはソコにある……って、ああ!

「琴葉! 琴葉の誕生日だっ!」

「……本気で忘れてたワケ、アンタ」

「いやいやいや、来月と勘違いしてたかなぁ〜……。くっあ〜! 時間の流れの早いこと! プレゼント用意してねーや」

とはいえコイツは困ったぞ。忘れてたワケじゃあ無いんだが、そう! 断じて忘れてたワケじゃあないんだが、
いつも劇場のため事務所のため、頑張ってくれてる相手だから。

何かそれなりに喜んでもらえるよう、素敵プレゼントを用意しなきゃ。

「ああ、でも相手は琴葉だしな。なに渡したって喜びそうなもんだしさ――」

そう、そうだ、そうなのだ。琴葉と言えば優等生。
例えこっちの食べかけアイスでも、あげりゃあ受け取る優しい子
(しかし、それを食べるかと言うと話はまたまた別になる)

正直間に合わせたような、しょーもないプレゼントでも喜んではくれるだろうけど。


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