モードレッド「ジーっとしてても」リク「どうにもならねぇ!」
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1: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 14:56:24.54 ID:/MY7Wwg10
FGOとウルトラマンジードとのクロス



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2: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 14:57:23.94 ID:/MY7Wwg10
リク「ハァッ!」

ベリアル「ムゥン!」
 
 その日、宇宙の命運を賭けた一つの戦いが、地球で繰り広げられていた。
以下略 AAS



3: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:00:23.26 ID:/MY7Wwg10
――クライシス・インパクト。その昔、ベリアルは超兵器『超時空破壊爆弾』をもって、地球を起点に宇宙を破壊しようとした。そして、ウルトラ戦士達の健闘空しく、超時空破壊爆弾は無情にも作動。
 だが、その崩壊は防がれた。伝説の超人、ウルトラマンキングがその身を宇宙そのものと一体化するによって。
 
 しかし、キングがその身を呈して宇宙の修復に当たっている間も、ベリアルは密かに活動を続けていた。自らに忠誠を誓うストルム星人――伏井出ケイを、自らの駒として暗躍させながら。
 
以下略 AAS



4: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:02:27.39 ID:/MY7Wwg10
全て、上手くいっていたはずだった。宿敵であるウルトラマンゼロも、かつて自分を苦しめたウルティメイトイージスを封じられ弱体化した。
 途中、伏井出ケイの狂信から来る独断専行や、息子――ウルトラマンジードこと朝倉リクの成長が、緻密に練られた計画にアクシデントをもたらした。だがベリアルはそれすらも挽回し、遂にはケイの持つ位相反転器官『ストルム器官』を我が物とし、更にエンペラー星人とダークルギエルのカプセルを使用する事で、最凶最悪の形態――ウルトラマンベリアル アトロシアスへと強化復活した。
 
 ウルトラマンとも、ベリアル融合獣とも異なる究極生物となったベリアルは、ウルトラマンゼロの最強形態であるゼロビヨンドと戦い、これを打ち負かした。もはや用済みとなったケイの余・計・な・手・助・け・もあったが。
 自分に何事かを為そうとしたストルム星の宇宙船も叩き落とし、ベリアルは勝利を確信した。
以下略 AAS



5: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:04:13.73 ID:/MY7Wwg10
宇宙と一体化した事で、宇宙中に拡散したウルトラマンキングのエネルギー――カレラン分子をストルム器官によって反転吸収していたベリアルだったが、AIBが開発した分解酵素ガスの入ったミサイルを撃ち込まれた事で弱体化。
 そのゼロは倒したものの、今度はM78星雲から飛んできたウルトラの父ウルトラマンケンの妨害。
 それによって時間を稼がれ、ウルトラマンジードと再戦する羽目になってしまう。
 
――自らの遺伝子を持つとはいっても、所詮は模造品。たった19年しか生きておらず、その過程でキングの力の欠片を得ていたとしても、自分には遠く及ばない。そのはずだった。
以下略 AAS



6: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:05:41.35 ID:/MY7Wwg10
だがジードは、ベリアルの息子たる朝倉リクは、ケンが認めた若きウルトラマンは、決して諦めなかった。
 その諦めない心が、思いもよらぬ奇跡を起こす。
 
 キングの幻影がジードの背後に現れたかと思うと、ジードと並ぶように光が集まり――それぞれがジードの別形態となって現出した。
 
以下略 AAS



7: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:07:14.27 ID:/MY7Wwg10
ジード――朝倉リクは、ベリアルとぶつかり合う度に、自らに暗い感情が流れ込んでくるのを感じていた。
 それと同時に、ベリアルの記憶も一緒に流れ込んでくる。
 
 嫉妬の末に強大な力を求めながらも、その力に耐えきれず、光の国を追放された事。
 その心の闇に付け込まれ、レイブラッド星人の力により今の姿になった事。
以下略 AAS



8: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:08:58.93 ID:/MY7Wwg10
怒りや悲しみ、憎しみといった膨大な負の感情に彩られた過去を垣間見たリクは――父親であるベリアルと繋がった精神世界で、彼を抱きしめた。その目から涙を流しながら。
 
リク「何度も何度もあなたは生き返り……深い恨みを抱いて……」
 
 奇しくもそれは、かつて初めてベリアルと戦った時と、同じような構図だった。
以下略 AAS



9: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:14:08.44 ID:/MY7Wwg10
だから――
 
リク「疲れたよね……もう、終わりにしよう……」
 
 戸惑うベリアルの背中から、異形の宇宙人――恐らくは記憶にあったレイブラッド星人、その怨念――が抜け出していく。
以下略 AAS



10: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:16:52.29 ID:/MY7Wwg10
しかし、それはあくまでも精神世界だけでの変化。
 
ベリアル「分かったようなことを言うな!」
 
 時空の裂け目で戦うベリアルは、なおも闇に身をやつしたまま。
以下略 AAS



11: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:18:09.67 ID:/MY7Wwg10
唸りと共に、手の平から赤いプラズマと共に闇の光――デスシウム光線が放たれる。
 それに対抗するように、ジードも瞳を光らせ、腕を交差させる。
 
リク「レッキングバーストォォォォ!!!」
 
以下略 AAS



12: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:19:46.70 ID:/MY7Wwg10
互いに譲らぬ攻防。それまでのジードであれば、ベリアルとの純粋な力の差で押し負けていただろう。
 だが、今のリクに負ける気はない。今のリクなら、負けはしない。
 
――この一撃で、終わらせる。
 
以下略 AAS



13: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:22:00.16 ID:/MY7Wwg10
そうリクが確信した瞬間だった。
 
ベリアル「ま、だ、ダァァァァァ!!!」

リク「ッ、何!?」
以下略 AAS



14: ◆yR02n1TYPE[saga]
2018/03/17(土) 15:23:24.65 ID:/MY7Wwg10
今日はここまで。


15:名無しNIPPER[sage]
2018/03/18(日) 21:36:25.20 ID:JdhQYVr40
支援


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