高木さん「私が負けたら、靴下をあげるね?」西片「えっ?」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/21(金) 23:11:53.73 ID:Y3uZfII6O
「西片、さっきからどうしたの?」
「べ、別に、どうもしてないよ!?」

あれからしばらく、時は流れて。
そろそろ、時刻は放課後に差し迫っていた。
彼は落ち着きなく、ソワソワしている。

「もうすぐ放課後だね」
「そ、そうだね!」
「西片、鼻息荒いよ?」
「そ、そんなことないよっ!?」

否定の言葉が強ければ、強いほどに。
彼の本音が、私に伝わってくる。
我ながら、おかしな賭けの賞品だとは思う。
勝ったら靴下を貰えるなんて、意味不明だ。

それに対して、こうも期待して貰えるとは。

「そんなに私の靴下が欲しかったの?」
「へっ?」
「言ってくれれば、いつでもあげたのに」

そう言って、くすりと微笑むと。
彼は狼狽して、何も言い返せない。
西片くんの顔は、とても赤くて。

それを見て、私まで、顔が火照ってしまった。


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