高木さん「私が負けたら、靴下をあげるね?」西片「えっ?」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/21(金) 23:15:17.16 ID:Y3uZfII6O
「あっ……怒鳴って、ごめん」

驚いて、目をパチクリすると。
西片くんは冷静さを取り戻して。
ペコリと、頭を下げて、謝ってくれた。

今のは私が悪い。
ちょっとからかい過ぎてしまった。
それでも彼は、私に優しくしてくれる。

そんな西片くんを、私は愛おしいと感じる。

「西片、顔を上げて?」
「高木さん……」
「私が悪かったんだから、お詫びをするね」

お詫びに、彼の目の前で、靴下を脱いだ。

「た、高木さん、流石に教室では不味いよ!」
「どうして?」
「だって、誰かに見られたら……!」
「もうみんな帰っちゃったよ」
「あれ? ほんとだ……」

教室内に残るのは、私たち2人だけ。
誰ひとりとして、邪魔者なんていない。
だから私は、こうして大胆になれる。

「私だって、誰かに見られたら恥ずかしいよ」
「だったら……」
「でも西片になら……見て欲しいって思える」

そう言って片足から靴下を抜き取り手渡した。


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