魔王「まずはいちご100%からだな」側近「随分と懐かしい作品ですね」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/21(水) 21:31:55.03 ID:UnLhG+kGO
「あんたに俺の気持ちがわかるか?」

腹痛に喘ぐ私を見下して、勇者は吐き捨てた。

「糞の魔王と似た力を使うに使えずに、最弱と呼ばれ続けたこの俺の気持ちが、わかるか?」

最弱の勇者はユニークスキルを持たなかったわけではなく、それをずっと使えずにいた。
その理由は紛れもなくこの私の存在だろう。
糞の魔王として猛威を振るうこの私が居たから、勇者は力を使えずに最弱と呼ばれ続けた。

「俺はあんたを恨んだ。いつか絶対に復讐すると誓い、これまで屈辱に耐えてきたんだ」

そしてその復讐は今この時、この瞬間。
サービス終了の間際に果たされることとなる。
勇者は私の髪を掴んで顔を上げさせ、血走った目をギラギラと光らせ、怒鳴り散らした。

「残念だったなぁ魔王! あんたは最期の最期にこの俺に敗北する! この糞の勇者になぁ!!」

自ら糞の勇者と名乗り。能力を明かして。
そのユニークスキルを受け入れた勇者は。
その名の通り便意を超越した存在だった。


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