呆れメロス
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6:名無しNIPPER[saga]
2019/12/06(金) 23:08:29.45 ID:o9kFpOMF0

眼が覚めたのは夜だった。

メロスは起きてすぐ、妹が好きな慶応パリピの家を訪れた。

そうしてパリピに「少し事情があるから、頼むから変態な姿を見せてくれ」と懇願した。

パリピは驚き「それはいけない、こちらには何のことか全く分からない、警察が来るまで待ってくれ」と答えた。

メロスは「待つことは出来ぬ、どうか今日にしてくれ給え」と更に押してたのんだ。

パリピも案外頑強であった。なかなか承諾してくれない。

夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか警察を呼ぶことはやめてもらい「お前がち●こ丸出しでアヘ顔ダブルピースしてる変態な姿が見たいんだよォ!」と言って説き伏せた。
 


写真撮影は、真昼に行われた。

「裸は無理ですが、普通に写真を撮るくらいなら……」と、パリピは折れてしまった、普通にいいヤツだったのだ。

撮影が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。

心配で見に来ていたストーカーの妹は、何か不吉なものを感じたが、それでも、好きなパリピの写真が撮れたことに気持を引きたて、大雨の中で、むんむんと自慰をしたい欲求も抑え、陽気に歌をうたい、手を拍った。

メロスは、炎上できない写真だから不満ではあったが、妹の喜色を湛え、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。



パリピ宅前の路上で行われていた祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、メロスと妹は、外の豪雨を全く気にしなくなった。

メロスは、一生このままここにいたい、と思った。

パリピは、そろそろマジで警察に通報しよう、と思った。




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