7:名無しNIPPER
2019/12/26(木) 10:34:21.86 ID:VTYFDl0eO
担当アイドルを持ったあいつはかなり忙しくなった。まだ特定の担当を持ってない俺は、あいつの簡単な仕事をサポートをすることが多くなった。そうなればもちろん彼女との親交も深くなる。
過激なことを言っているようで、超えてはいけないラインは決して超えず、汚い言葉もおちゃらけて言うもんだからむしろ爽快感すらある。やけに近い距離感も慣れてしまえば心地よい。
結論を言えば、僕は佐藤心に恋をしてしまった。
そこで終わっていれば単なる僕の片恋の話で済むはずだった。
つい先日だが、あいつと彼女は交際し始めた。あいつにも彼女にも恋愛相談されたことはあったが、まさか本当に付き合い始めるなんて思いもしなかった。
あいつが担当アイドルに手を出すようなやつだったなんて、と勝手に失望して、身勝手な言い分だと気が付いて傷ついて、何がなんだか分からなかった。
今でも、彼女を最初に好きになったのは僕だ、ということを2人は知らない。結局僕は自分の想いを閉じ込めることにしたのだから。
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