キョン「ほらよ」佐々木「ん? なんだい、この小包は?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2020/02/11(火) 21:10:10.06 ID:IEJuNBz7O
「ほらよ」
「ん? なんだい、この小包は?」
ちょうど、ルービックキューブ大の小包を差し出すと、虚を突かれた佐々木は頬杖が外れてガクンとなりつつも、両手でそれを受け取った。
「当ててみろ」
「ほう? なかなか面白い催しだね」
などと余裕を装いながらも困惑気味な佐々木。
「この場で開けたら駄目なのかい?」
「今はちょっと恥ずかしいな」
「ふむ……では、自重しておこう」
流石に公衆の面前で包みを開けられると俺としても困るので、自重していただいた。
「いくつか質問しても構わないか?」
「ああ、いいぜ」
「これは食べ物かい?」
「口に合えばな」
すると佐々木は途端に警戒して質問を重ねる。
「キョン、僕はこれまで何度もキミに煮湯を飲まされてきた。だから当然、警戒している」
「どうした、何をそんなにびびってる?」
「これまでの経験上、この箱の中には茶色の物体が収納されている可能性が非常に高い」
流石は佐々木だ。色味はたしかに合っている。
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