サイタマ「先公は引っ込んでろよ」ぬ〜べ〜「生憎、仲間を見捨てては置けなくてな」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:49:48.85 ID:IyzTPP2HO
「代わりと言っちゃなんだけどよ」
「むっ!?」
「拳で、相手してやるよ」

ズガンッ!!

サイタマの拳とぬ〜べ〜の鬼の手がぶつかる。
マジ殴りではないとはいえ、互角の威力。
鉤爪があるぶん、鬼の手のほうが厄介だろう。

ズバッ!!

「うわっと!?」
「なんだ、随分と安っぽい生地だな」
「野郎……!」

無残にも鬼の爪で引き裂かれたマントにサイタマは憤りを募らせ、ぶちキレた。マジで殴る。

「マジ殴りっ!」
「白衣霊縛呪!!」

マジ殴りが炸裂する寸前、ぬ〜べ〜愛用の経文がサイタマの身体に巻きついて束縛した。

「玉藻! ゆきめ! 畳み掛けるぞ!」
「言われなくとも!」
「はい! 先生!」

身動きが取れないサイタマを鬼の手でサンドバックにして、ゆきめが校舎ごと身体を凍結。
そしてフルパワーの玉藻が最大奥義を放つ。

「滅 ・ 気 ・ 怒 ッッ !!!!」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………ッ!!!!

灼熱の結界に囚われ、溶けた氷柱の水蒸気がもうもうと立ち込める。堪らずフブキが叫ぶ。

「サイタマッ!?」

流石の彼も只では済まないと思われたのだが。

「ふぅ〜……これが、沐浴ってやつか」

そんな呑気な台詞に、玉藻は己の耳を疑った。

「何だと!? そんな、馬鹿な……!」

信じがたいことに、灼熱地獄から彼は生還し。

「さっぱりしたぜ」

つるりと頭部を光らせ、沐浴を満喫していた。


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