冨岡義勇♀ 「炭治郎は優しい。だから好きだ」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:45:17.72 ID:UGFpCWbxO
「たとえ自ら刃を振るえずとも、俺はこれまで積み上げてきた技術を残したい。俺とお前の子供ならば、きっと鬼舞辻無惨を倒せる隊士となれる筈だ。悪くない提案だと思うが」
「いやいや! いやいやいやいや! おかしいですって! どうしてそうなるんですか!?」

とんでも理論を振りかざす義勇さんを必死で説得しようと試みるも彼はすっかり弱気で。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:47:27.00 ID:UGFpCWbxO
「義勇さんには俺なんか居なくても平気ですよ。大丈夫です。きっと薬は完成します」
「炭治郎は俺のことが嫌いなのか?」

また弱気になってしまう義勇さんに咄嗟に。

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:49:53.74 ID:UGFpCWbxO
「せ、責任と言われましても……」
「難しく考える必要はない。俺を娶れ」

娶る。妻にする。義勇さんが、俺の奥さん。

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:53:21.88 ID:UGFpCWbxO
「カナヲとやら」
「はい」
「わざわざ薬を作って貰った手前申し訳ないが、もはやそれは不要だ。俺はこれから炭治郎の妻として、共に生きる覚悟を決めた」
「この蝶屋敷から出る時は、治るか死ぬかです。それ以外の選択肢はありません」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:56:21.83 ID:UGFpCWbxO
「てぇあああああああああああっ!!!!」

身を捩り、カナヲが手に持った薬を義勇さんの尻穴に目掛けて突き刺す。座薬であった。

「ぬあっ!?」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 20:58:26.47 ID:UGFpCWbxO
「ヒノカミ神楽……陽華突!!」

日の呼吸に切り替えて、突き技を放つ。
この唯一の突き技が効かなければ、他に打つ手はない。だから、全ての力を込めた。

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 21:00:26.80 ID:UGFpCWbxO
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

高らかに、天を脅かす哄笑の産声をあげる。
身体の隅々まで巡る万能感。これが鬼化か。
今ならばなんだって出来る。俺が鬼の王だ。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 21:03:42.05 ID:UGFpCWbxO
「ううっ……ここは……?」

目が覚めると、そこは蝶屋敷の寝台の上で、すぐ傍で禰豆子が寝息を立てていた。
まるで悪い夢でも見ていたような気分だ。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 21:05:54.04 ID:UGFpCWbxO
「目覚めたか、炭治郎」
「義勇さん……」

ふらりと、義勇さんが見舞いにやってきた。
男に戻った彼は、以前よりも大きく見えた。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2021/03/14(日) 21:08:17.40 ID:UGFpCWbxO
「カナヲとやら」
「はい」
「前途は多難だろうが、精進しろ」
「はい、心得ました」

以下略 AAS



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