阿良々木月火「もうお兄ちゃんうるさい!!」阿良々木火憐「ぶっ飛ばすぞ!!」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/07/13(火) 22:54:41.67 ID:BpNphpLIO
「それで、妹たちの話だけど」
「ああ。たしか枯木と積木じゃったか?」
「火憐と月火だ!」

ネーミングセンスが致命的な僕の両親だって出生届を提出した瞬間に詰むような名前を付けたりはしない。すると忍は不思議そうに。

「我が主人さまの名前は暦じゃったのう」
「それがどうかしたか?」
「いや、何故"肥やし"にしなかったのかと」
「堆肥呼ばわりされたのは初めてだよ!!」

僕が現在交際している戦場ヶ原もびっくりの毒を吐かれて発酵寸前の僕を優しく撫でて。

「よいか、肥やしというのはこよなく優しいという深い意味が含まれておるんじゃ」
「肥やしさんがそんなおおらかな人物に育つとは僕には到底思えないんだが……」

苦言を呈すと、忍は気を取り直すように。

「まあ、何はともあれ、儂はそんな優しい肥やしお兄ちゃんが好きじゃ!」
「気持ちは有難いけど、僕はそんな臭そうなお兄ちゃんを好きになれない」

平行線の言い分はそろそろ収束する頃合い。

「しかし、好かれておったんじゃろう?」
「ああ。僕は妹たちから、愛されていた」

閑話休題。そろそろ真面目に本題に入ろう。


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