武内P「島村さんとの距離が近いようなんです」
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5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/12/28(火) 06:18:33.49 ID:Om8/vz+U0
卯月「じゃあ嘘なんですか?」

武内P「噓ではありません。同じ事を島村さんと歳の近い男がされればどうなるだろうと思い、若い頃の自分に置き換えて考えてみました。すると……」

卯月「すると?」

武内P「まあ……間違いなく見惚れていた事でしょう」

卯月「……見惚れるだけですか?」

武内P「勘違いも……したかもしれません」

卯月「本当ですか!?」

武内P「かもしれない! かもしれないという話です」

卯月「はい、わかってます! プロデューサーさんが私に見惚れて、両想いだと思っちゃうかもしれないんですね! えへへ♪」

武内P「私がまだ学生だったら、の話です! 親子ほど――は言い過ぎですが、こんなにも歳の離れている島村さんを相手に勘違いなどしませんので! どうか安心してください!」

卯月「……今は勘違いしてくれないんですか?」

武内P「ええ、もちろんです」

卯月「それは……なんだか残念です」

武内P「ざ、残念?」

卯月「だって……プロデューサーさんが私と両想いだと勘違いしてくれたら、今でも優しいプロデューサーさんが、もっともっと私に優しくなってくれて……私のコトを、今以上に考えてくれて、想ってくれて、大切にしてくれるんですよね? もしそうなったら私、嬉しくて嬉しくて……」

武内P「島村さん……?」

卯月「え、いえ、あの……その。面白そうだなって思っただけです! ダメですよね! 私とプロデューサーさんがそうなっちゃったら!」

武内P「はい」

卯月「三年後ならともかく!」

武内P「え?」

卯月「……あ」

武内P「しまむら……さん?」

卯月「ちが、違います! 一般論! 一般論です! 大人と子どもはマズいですから! 私は十七歳だからいけませんけど、二十歳なら許されると思っただけです! 深い意味はありませんから!」

武内P「わ、わかっています。勘違いなど私はしませんから」

卯月「いえ、だから……勘違いしてもらっても私は……」

武内P「島村さん!?」

卯月「ああぁ! これも違うんです! え、ええっと……あ、上着お返しします! あ、あと、着こみ過ぎて暑くなったからちょっと外に――へごっ!」ドンガラガッシャーン

武内P「島村さああああああぁんっ!!」


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