【ぼざろSS】あなたの温度
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 14:12:41.84 ID:FRtckmfc0
「私……ひとりちゃんの気持ち、もっとわかりたい」
「……」
「ひとりちゃんがどんなことを考えてるのか……どんなことを思いながら生きてるのか……ちゃんと理解したい」
(喜多ちゃん……)
「本当に、一日だけでもいいから、ひとりちゃんと入れ替われたらいいのにね」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 14:13:53.63 ID:FRtckmfc0
 ひとりが黙ってぷにぷにし続けていると、驚くべきことが起こった。
「手だけじゃ……だめかな」
「?」
「えい」
「ぐえっ!」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 14:14:42.07 ID:FRtckmfc0
「……」
「……」
 何を言えばいいかわからない。
 いくら言葉を探しても見つからない。
 でも、郁代に伝えたい気持ちは、いっぱいいっぱいある。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 14:15:59.58 ID:FRtckmfc0
 あの夜の、それから先のことを、ひとりはあまり覚えていない。
 抱き合うような格好のまま眠りに落ち、気付いたら朝になっていて、でも二人分の暖かさに包まれていたおかげか、二人ともまったく目覚める気配がなかったと、郁代の母親にあとで言われた。
 結局遅刻ギリギリの時間に家を出ることになってしまい、二人きりでの登校というイベントも慌ただしく終わってしまった。
 いつも通りの学校。いつも通りの授業。
 しかし、郁代との距離はものすごく縮まった気がしていて、それだけで学校が少しだけ楽しいと思えるほどだった。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2023/01/07(土) 14:16:37.14 ID:FRtckmfc0
「すごいじゃん喜多ちゃん〜! なんか今日は情感こもってるっていうか、いつもの何倍も心にくるものがあったよ! 何度も練習している曲なのにびっくり!」
「そうですか〜?」
「うんうんっ、もしかして何かあったの?」
「!」
「前よりも明らかに何かが違う気がするんだよね〜。ひょっとして誰かに恋しちゃったとか!?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2023/01/07(土) 15:34:20.26 ID:YFxV1UI10
よかった……!! ほんとうによかった……!!
書いてくれてありがとうございます!!


22:名無しNIPPER[sage]
2023/01/07(土) 21:18:40.13 ID:c799AonBO
嗚呼、非常によき……
ありがとうございました


23:名無しNIPPER
2023/01/09(月) 06:33:21.42 ID:/F41BOJt0
乙乙


24:名無しNIPPER[sage]
2023/01/09(月) 18:37:16.44 ID:Po4j3Nwjo
最高………!
おつありがとう


25:名無しNIPPER[sage]
2023/01/20(金) 02:02:24.41 ID:Cm2aB6mOO
SS速報にSSが書かれてて俺は感動した


26:名無しNIPPER[sage]
2023/01/28(土) 18:52:36.05 ID:CDo5ov/Ao
最高
おつ


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