過去ログ - 上条「なぁ。教えてくれよ。名前」一方「……忘れたっつってンだろ」
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18:1[sage saga]
2011/10/12(水) 22:03:59.94 ID:cvck9Pzu0

「………?」

相変わらず反応は薄いが、大きな目がペンのキャップを警戒するように睨み付けた。

それを確認し、同時に手元を操作すると、ピカッとライトが瞬く。

「……っ!」

ビクリと小さな身体が竦み、その瞬間、細い首の後ろに軽く手刀を落とした。

子供は、声もなく崩れ落ちる。

「え、えっ…!?な、何をしたんですか木原さん!?」

「別に。集中を乱しただけだ。衝撃やら何やら反射してるようだが、俺と目が合うってこたぁ可視光線は例外みてーだからな」

目の色素もかなり薄いようなので、強い光に怯むだろうという予想は当たっていたワケだ。

このように、能力者と言えど所詮は子供。いくらでもどうにでもなる、と木原は思っている。

「おい、測定室に運べ」

顎をしゃくって指示をするが、暗部は互いに顔を見合わせたまま、横たわる子供に近寄りもしない。

「はぁ………」

バカどもが。超能力は意志の力。気を失った状態ではほとんど発現しない。常識だろうに。

短く舌打ちし、説明する方が面倒だと感じた木原は、自分で子供の身体を小脇に抱えた。

随分軽い。












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