13: ◆Oe72InN3/k
2012/09/06(木) 21:40:24.59 ID:mVZBQuHy0
える「それなら、良かったです!」
奉太郎「良くはないが……」
ああ、全くもって良くはない。
良くも悪くも無い、つまり普通。
える「……ふふ」
お嬢様らしく、上品に笑うと、千反田は嬉しそうに前を向いた。
奉太郎(……ま、別にいいか)
える「あ、折木さんの家はあちらでしたよね」
いつの間にか、家の近くまで来ていた様だ。
奉太郎「ああ、そうだな」
える「では、ここで失礼します」
える「また明日、学校で」
奉太郎「ん、気をつけてな」
える「……はい!」
奉太郎(一々、ニコニコしながらこっちを見るな……全く)
.............
時が経つのは早いとは言うが、あっという間に金曜日が終わり、既に土曜日の夜になっていた。
楽しい時間はすぐに過ぎるとはよく言ったものだ。
俺は、楽しい等と思ってはいないと思うが……
とにもかくにも、現在は土曜日の夜7時。
準備が丁度終わり、リビングでゆっくりと無為な時間を過ごしている所だ。
見ていた時代劇も終わり、CMに入ったところで電源を切る。
奉太郎(コーヒーでも飲むか)
と思い、台所へ足を向ける。
すると突然、電話が鳴り響いた。
周りを見渡すが、他に出てくれる人など居ない。
1002Res/604.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。