過去ログ - 垣根「君が教えてくれた花の名前は――」
1- 20
2: ◆1yXtrQq8OHOj[saga]
2012/11/19(月) 13:30:06.45 ID:di8qSD40o

〜〜〜

路地裏に銃声が響く。
ゴミと排水と汚物の匂いがこもった路地裏。
そんな所に態々足を踏み入れるような物好きは街に行き場を失ったスキルアウト達か必死に何かから逃げようとするが、表の機関に助けを求める事が許されない後ろ暗いものを抱えた奴らだけだ。

「おいおい、いきなり撃ってくるとは酷い事するじゃねぇか……大丈夫だ、大人しくしてれば命を取ったりはしねぇよ」

茶髪の青年は撃たれたと言うのにケロリとしている。
銃弾は彼の足元に三発転がっていた。

「お前が情報を流した先は何処だ?それを答えたら命は助けてやるよ……安心しろよ、取引先からの報復なんて来ないからよ」

爽やかすぎるくらいの薄っぺらい笑顔を浮かべる。
黒いスーツに身を包んだ男はガタガタ震える手で銃を構えながら青年から距離を取ろうと一歩一歩後ずさる。
が、足はほとんど動いていない。

青年が一歩前へ出る。

男は悲鳴にも唸り声にも聞こえる声を出し、とうとう尻餅をついてしまう。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/750.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice