14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:17:24.26 ID:6jXDVUcx0
「…………えっ?」
しかし、彼女の目に飛び込んできたのはさっきまで自分が想像、
いや妄想していたものとはまるで違う光景だった。
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2012/12/28(金) 01:17:53.53 ID:6jXDVUcx0
「ねぇ……」
「あ、あんがとなぁ。マジでもうダメかと思ったよ」
何が何だか分からない。
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2012/12/28(金) 01:18:25.16 ID:6jXDVUcx0
しかしそれに対するタカシの答えは曖昧というか
「あ、あぁ実は俺もよく分からないんだ。家で漫画読んでたと
思ったら気ぃ失って気が付いたらココに……」
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2012/12/28(金) 01:19:08.93 ID:6jXDVUcx0
「でもだったらなんで……」
そこまで考えが及んだ所でサンタは理解に苦しんだ。
カーチャンはタカシが子供じゃなくなったら、あたしとはもう
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2012/12/28(金) 01:19:40.05 ID:6jXDVUcx0
「それよりサンタ。よくここが分かったね」
「ああ、うん。あんたのお母さんから地図貰ったから……」
「ふーん。あっ、それよりさ。今日は……」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:20:18.63 ID:6jXDVUcx0
サンタは肩に掛けている大きな袋に手を突っ込んだ。
この袋、実に便利な構造になっており、プレゼントを渡そうとする
相手が欲しいものを、どこからともなく届けてくれるという優れもの
なのだ。
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2012/12/28(金) 01:20:54.24 ID:6jXDVUcx0
けれどここで想定外の出来事が。
「あれ?」
「どしたの?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:21:21.60 ID:6jXDVUcx0
「ちょっとあんた!変なもんお願いしてないでしょうねぇ!」
サンタはタカシに厳しい口調で言う。
「そんなっ!普通のお願いだよ!」
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:21:50.64 ID:6jXDVUcx0
つまるところ、こういう事である。
タカシは彼女が欲しいと願っていた。
カーチャンはそれを知っていた。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:22:16.26 ID:6jXDVUcx0
サンタの持つ袋とは中々に優秀で、子供の願いを一番適した形で叶えて
くれる。
例えば最新のゲーム機が欲しいと願ったならば、本当に今しがた工場で
造られたばかりのゲーム機が袋から出て来るように。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:22:44.08 ID:6jXDVUcx0
「まったく。やってくれるわ♪」
「?」
頭に疑問符をのっけているタカシを尻目に、彼女は笑った。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:23:17.57 ID:6jXDVUcx0
「何やってんだよ?」
タカシはサンタに言う。
「決まってんでしょ。セクシーポーズよ」
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:23:43.19 ID:6jXDVUcx0
今までどんなにこの時を待ち望んだか。
彼と一つに繋がって愛し合い、埋めき合い、重なり合いたかった事か。
サンタはそのままゆっくりと腰を落とすとタカシの頭を股で優しく
包み込んだ。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:24:12.26 ID:6jXDVUcx0
サンタは嬉しそうにはにかむと、タカシのズボンのチャックをジジジと
降ろした。
ブルンと立派なモノが飛び出す。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:24:40.00 ID:6jXDVUcx0
サンタ「……なあ」
タカシ「なんだよ?良いところなのに」
サンタ「お前せっかくのクリスマスにこんな事ばっか考えてたの?」
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:25:10.30 ID:6jXDVUcx0
サンタ「つーかさ」
タカシ「おう」
サンタ「サンタって基本男だからな?」
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:25:38.27 ID:6jXDVUcx0
サンタ「じゃあなんでこんな美少女を妄想してるわけ?」
タカシ「良いじゃん!夢があるってのはいいことだろ?」
サンタ「20にもなって夢ばっかり追いかけてるのはどうかと」
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:26:10.09 ID:6jXDVUcx0
サンタ「おいおい酷い事言うなよ、全国的に見たってサンタは白ひげ
の爺さんだろうがよ」
タカシ「うっさい!青髭のおめーには言われたくねえよ!」
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:26:36.90 ID:6jXDVUcx0
サンタ「まったく、やれやれだぜ…」
タカシ「それよりさぁ」
サンタ「あんだよ」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:27:05.47 ID:6jXDVUcx0
タカシ「おっ、なになに?」
サンタ「ふひひひひひ…」
タカシ「ちょ、なにその邪悪な笑い…」
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/28(金) 01:27:40.31 ID:6jXDVUcx0
サンタ「みんなも、クリスマスにはご用心だぜっ♪」
タカシ「アッーーーーーーーーー!!!」
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