過去ログ - 男「夢の向こう側には別の俺がいる」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/29(月) 21:46:31.58 ID:avCeovaE0
このスレは毎日同時刻ぐらいに書かせて頂きます。物語の大体のイメージはすでにできているので

それに肉付けする形で行きたいと思います。それではよろしくお願いします。





……俺は今、夢を見ているらしい。

「師匠!俺の新しい魔法見てくれよ!!」

俺の体に不自然な感覚が走った。

だれかが初老の男に向かって話しかけている。

顔は……よくわからない…。

初老の男の顔はよく見える。鷲鼻で綺麗なグリーンの眼が特徴的だ。


…しかし不自然な点がいくつかある。

まずは服。俺が知るかぎり、こんな服を着るのは…いわゆる魔法使いぐらいだろう。

深緑のローブ。ずっと見てると吸い込まれそうだ。眼の色と合わせているのだろうか。

俺が魔法使いぐらいだろうと言ったのにはちゃんとした理由がある。

なぜなら、…なにかがローブの表面を、渦巻いているからだ。美しいエメラルドグリーンの渦。


「おまえさんこれが不思議かね?」

初老の男は誰かに話しかけた。

だが話しかけられた本人はよく意味がわからないようだ。

「お前じゃないよ男。話しているのはもう1人の方だ」


もしかして…俺か?なぜか俺の心のなかで納得するような気持ちが芽生えた。

そして俺は口を開いた。

「あの…ここってどこでしょうか…?」



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