過去ログ - 佐天「さ…佐天ライダー!?…」
1- 20
7: ◆dWjGmoVRTSfl[sage saga]
2013/08/19(月) 01:45:20.48 ID:uloFikpFo
翌日、佐天は病院から開放された。
3週間ぶりの外界は、色々なところにテロリストが残したであろう傷跡が生々しく残っていた。
初春から聞いた話によると、謎のテロリスト集団は神出鬼没らしく、学園都市の保安機能をフルで使用しても
その襲撃箇所を特定できないのが現状らしい、ただ、最近はテロリスト集団が出るところに必ずそのテロリスト
を襲う1人の人物が確認されていた。


佐天 「仮面…ライダー?」

黒子 「ですの」

佐天 「珍しいですね、白井さんがそんな都市伝説っぽい話題を切り出すなんて」

黒子 「私も最初は眉唾物だと思っていたのですが、まぁ、テロリストを襲撃している人物は確かに居ることですし…
    それにこの監視カメラの動画を見てくださいな」


写真には赤いマフラーにバッタだろうか?虫をモチーフにした仮面、筋肉質な体躯に確かにライダーと言う名称が似合う
感じがする雰囲気の人物が、圧倒的な力であの黒タイツのマスク集団を叩きのめしている映像が映っていた。


佐天 「で…この映像が私と何か関係があるんですか?…」

黒子 「えぇ、関係あるかは判らないのですが、あの医者の言葉を思い出して気になったんですの…」

佐天 「あ…あぁ!…えっと『ライダーは1人ではない』でしたね…そう言われると…」

黒子 「それに、思い出させる様で申し訳ありませんが、佐天さんは学園都市とは別の技術で治療を受けてますの…。
    万が一ですが、体に違和感を感じましたら、私や初春に連絡を下さいまし」

佐天 「え?…はははやだなぁ…白井さん……えっと……はい…」


少し落ち込んだ、命があるだけ丸儲けってどっかの芸能人が言っていたのを思い出す。その言葉には同意だけど、改めて
『爆弾を抱えているかも知れないから気を付けろ』と言われると、やっぱり不安が勝ってくる。


黒子 「大丈夫ですの、何があっても初春やお姉様、それに私も佐天さんの見方ですわ、この白井黒子を信用して下さいまし」

佐天 「白井さん…ありがとうございます……ところで、今日は初春は…。」

黒子 「初春は支部で例の『仮面ライダー』を捜索してますの、なに、初春はあれでも物凄く有能ですのよ?…たぶん…」

佐天 「あ…じゃぁ御坂さんは?」

黒子 「…先日…チョットばかり調子に乗ってしまいまして…口を聞いてくださいませんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…」ダバー…

佐天 「地雷だった…」


佐天は1人で帰路につく事にした。
初春はしばらく支部で缶詰らしい、いつ帰れるかわからないのであればジャッジメントではない佐天が居たら仕事上は迷惑と考えた。
夕焼けに照らされる帰り道を歩いていると突然辺りが異様な雰囲気に包まれた。


ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドォォォォォッ!!!!


地響き、炸裂音、悲鳴、あの時と同じだった。
このあと辺りにどこからともなく例のテロリスト集団が現れる。
早く逃げなきゃいけない、佐天は震える足に力を込め、一気に走ろうとした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
149Res/158.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice