過去ログ - 苗木「あの日見た模擬刀の名前をボク達はまだ知らない」
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11: ◆Q0.xh6bENqjP[saga]
2013/08/27(火) 15:11:20.15 ID:ji3xJrOaP


その様子に慌てる。目の前で女の子が号泣している状況は、どう考えても気まずい。
いや、以前にも同じような事があったはずだ。確か仕事場で一緒の女の子がミスをして、ボクが何とかフォローしたけど泣いちゃって。
その時もこうしてオロオロするしかなかったけど、後になって朝日奈さんにどうすれば良かったのかって聞いたら――――。

それを思いつくと同時に、ボクは行動に移していた。


つまりは、震えて泣きじゃくる舞園さんを両腕でしっかり抱きしめていた。


……そういえば、あのコロシアイ学園生活でも似たような事あったかな。


舞園「苗木……君……!!」


彼女もしっかりと、抱き返してくる。
そして、そのままボクの胸に顔を埋めて、泣き続けた。
腕の中の彼女の柔らかい体の感触にドキドキしてしまうのは仕方ない。

……こうしてお互い座ったままなら、身長とか気にしなくていいな。いや、ボクだって1、2センチは伸びたけど!


その時だった。


ピンポーン!


苗木「……ご、ごめん、舞園さん。誰か来たみたいだから…………」

舞園「ぅぅ……ぅぅううう………ひっく…………」ポロポロ


ま、参ったな…………仕方ない、訪ねてきた人には悪いけど、今はちょっと立て込んでいるっていう事で居留守を使わせてもら。


ドンドンドン!!!!!


苗木「いっ!?」ビクッ


マズイ。呼び鈴の後のこの乱暴なノック…………あの人だ!


「ちょっと苗木君? どうしたの、開けなさい。苗木君?」


ドンドンドン!!!!!



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