過去ログ - 社長「今度、上の階に越してきた高木といいます」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/23(水) 15:30:45.08 ID:obhSRlC40
腰をきっちり30度の角度に曲げて、男が名刺を差し出してきた。

ランチタイムも終わり、夜の仕込みをしようと思っていたところへやってきた来客だった。

バブルの頃に建てられ、今やすっかりうらぶれてしまった雑居ビルの1階。

そこにある居酒屋『たるき亭』が私の城だ。

---

・アイマスSSです

・即興ですが、着地点は決めてます ネタが切れたらそこへ向かう感じで

・時系列とかご都合で組み立ててますが、気にしないという方は是非

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/23(水) 15:38:51.93 ID:obhSRlC40
先住民である私としては隣人は選べない。

雑居ビルなのだから仕方ないとはいえ、過去の隣人はどれもこれも胡散臭い連中ばかりだった。

一つ前の住人は、グレーゾーンすれすれを綱渡りするような金融業者だった。
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/23(水) 15:43:43.90 ID:obhSRlC40
社長「何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうかよろしくお付き合いいただければ……」

態度だけは過去の住人に比べれば随分とまともだが、警戒を緩めるわけにはいかない。

自分で言うのもなんだが、こんなボロボロの雑居ビルに居を構えようとするくらいだ、よほど他に行き場が無いに違いない。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/23(水) 15:50:53.41 ID:obhSRlC40
「はぁ……芸能プロダクション……ねぇ」

芸能プロダクション……世事に疎い私でも流石に知っている会社はいくらかはある。

やれジャ○ーズだの、やれ吉○だの、やれホリ○ロだの……私のような人間でも聞いたことのある会社だってある。
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/23(水) 15:57:31.99 ID:obhSRlC40
「すると、アレですか? タレント事務所とか……よく分からないんですが、どんな感じなんでしょうね?」

適当に探りを入れてみることにした。

単なるタレント事務所なのか、あるいは子役を扱うような事務所なのか、はたまた外国人タレントだけを集めた事務所なのか……
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/23(水) 15:58:40.35 ID:u3IFlp0gO
期待してる


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/23(水) 16:05:09.36 ID:obhSRlC40
---

小鳥「あの〜、まだお店やってますか?」

ファーストコンタクトから数週間経った頃、ランチタイムも終わりかけた時間に1人の女性がやってきた。
以下略



8:>>7修正
2013/10/23(水) 16:07:33.29 ID:obhSRlC40
はて、このあたりにそんな大きなオフィスなんてあったかな、と私が考えると、それを封殺.するように彼女が言う。


そこを伏せられるとは想定外だった

以下略



9:>>7修正
2013/10/23(水) 16:16:58.47 ID:obhSRlC40
小鳥「会社を立ち上げるだなんて、初めての経験ですけど……本当に大変なんですね」

Aランチを注文した小鳥さんが、苦笑しながら仕事の話をする。

ランチタイムも終わって暖簾もしまったこの時間、店にいるのは私と彼女だけだ。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/23(水) 16:21:36.85 ID:4ICkddAdo
たるき亭視点か良いね


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/23(水) 16:21:43.77 ID:fbP6f1MDO
>>8
メアド欄にsagaって入れれば回避できる
サゲじゃなくてサガな
サゲとの併用も可能だ


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/23(水) 16:22:06.56 ID:4+AeppXwo
メール欄にsagaで行きましょう。
期待


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/10/23(水) 16:24:22.41 ID:obhSRlC40
小鳥「ごちそうさまでした、美味しかったです」

食事を終えた小鳥さんだが、すぐに席を立とうとはしなかった。

まるで何かに心奪われたかのように、その視線はあるものに釘付けになっていた。
以下略



14:アドバイス感謝[saga]
2013/10/23(水) 16:33:30.54 ID:obhSRlC40
---

アイドル事務所を名乗る割に、肝心のアイドルはなかなか入ってこなかったらしい。

私には芸能界のことなどよく分からないが、聞いたこともない事務所にその身を預けようというのはなかなかいないだろうことは想像がついた。
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 16:42:57.07 ID:obhSRlC40
「いらっしゃい、小鳥さんはいつものでいいかな?」

小鳥「お願いします」

律子「えっと、私は……」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 16:52:09.82 ID:obhSRlC40
しかし、仕事ということは彼女もまた事務員なのだろうか。

見たところ年のほどは小鳥さんよりもずっと若く見える、学生だと言われても驚かないだろう。

小鳥さんも事務員にしておくにはもったいないくらいの女性だが、律子ちゃんも負けてはいない。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 17:01:48.79 ID:obhSRlC40
律子「やめてくださいって。自分のことは自分が一番分かってるんですから」

律子ちゃんは顔を赤くして俯き加減になってしまった。

律子「こんな私を好きになるだなんて人はよっぽど特殊な趣味の持ち主か、さもなくば相当のマニアックですよ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/23(水) 17:06:53.23 ID:zCXsB3OUo
これはティンとくるSS



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 17:15:20.97 ID:obhSRlC40
律子「そ、そんな、もうお世辞はやめてくださいよ……そんな初めて会った人に」

律子ちゃんの表情がどうすればいいのか分からないと言いたげな困ったものへと変わる。

イカンな、これじゃまるで私も一緒になってからかっているみたいじゃないか。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/23(水) 17:25:29.40 ID:obhSRlC40
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律子ちゃんがアイドルになったあたりから、チラホラと765プロに入って来る子が出てきたらしい。

夜の居酒屋では絶対に見られないような子たちが、ランチタイムに入れ代わり立ち代わりやって来たりした。
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/23(水) 17:33:11.47 ID:V0Si2X9E0
たるき亭メインとは珍しい
期待


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