過去ログ - 「大好きですよ、先輩」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/06(金) 21:32:18.24 ID:aOE4kkNGo
昼休みも半分過ぎた時間になると、図書室の中に残っている人影も少なく、形だけの図書委員の姿すらもない。
まぁ、だからここに来たのだが。

「……静かですね」

僕が席に座ると、彼女はさも当然のように隣に座った。
髪がぼさぼさだったので、女性に対して失礼かもしれないけれど……いい香りがしたのが意外だった。

「……?」

きょとん、と首を傾げる彼女。
未だに僕は騙しの類いを疑っていないわけじゃない。
浮かれた姿を見て笑っている誰かがいないとも限らないわけだし。

「……」

彼女は何も言わない。
僕も何も、言わない。
時間だけがただ過ぎて、やがてチャイムが鳴ってしまうのだった。



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