10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 21:54:43.66 ID:2bCQac2f0
ひたぎがご飯を作りに来てくれる――――なんて甘々チックな展開は半年経った今も発生していない。何処かでフラグを立て忘れてしまったらしい。
なので如月の申し出は素直に嬉しかった。
お礼を言われるほどの事はしていないつもりだけれど、これ位は役得として受け取っておこう。何せアイドルの手作り弁当だ。この機会を逃したら一生食べられないレベルのレアアイテムじゃないか。
コンビニ弁当とのレアリティの差で言えば羽川の胸と妹の胸、SRとNくらいの差がある。
「では、昼休憩の時間に」
「ああ、楽しみにしてるよ」
そう笑顔で言い残し、如月はレッスンへと向かう。
さて、そうと決まれば午前中は全力で仕事に取り組み腹を減らしておこう。
と、僕が珍しくやる気を出していると、秋月と音無さんが地球外生命体を見るような眼で僕を見ていた。
「ぷ、プロデューサーさん……」
「はい?」
「プロデューサー……本当に、千早に変なことしてませんよね……?」
「えっ?」
二人の様子がおかしい。音無さんに至っては恐怖のあまりか震えている。何故だ。
「あ、あの男性には特に人見知りする千早ちゃんが……」
「たった一日のことでお弁当だなんて……あの子、歌以外に興味ないのに」
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