16: ◆FLVUV.9phY[saga]
2015/01/16(金) 22:08:30.35 ID:z4NueU69o
「よしっと、これはまだ使えるから、グリーフシードの回収はあとででいいかしら?」
マミは自身のソウルジェムを浄化し、キュゥべえに問いかけるも返答がなかったために、首を傾げる。
「キュゥべえ?」
もう一度名前を呼ぶと、そこからさらにワンテンポ遅れて彼は反応した。
「ななな、何だいマミ?」
「どうかしたの? あなたがぼぅっとしているなんて珍しいじゃない」
「いや、何でもないよ。大丈夫、何にも問題なんてないさ」
「そう、ならいいけれど。でも疲れたらちゃんと休まないとだめよ?」
表情を変えずに狼狽えるキュゥべえをマミは初めて目撃し、珍しいものもあることだわ、と適当に考え、
きっと疲れているのねと、合点していたわりの言葉をかけるのだった。
もっとも彼は疲れていたわけではなく、
巴マミのくるぶし、ふくらはぎ、ひざ裏、等々を夢中で眺めていただけなので、まったくの勘違いである。
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