20:名無しNIPPER[saga]
2015/04/27(月) 21:48:59.15 ID:3QR3IbcT0
パパは台所で、首を吊った。
顔は赤黒く変色し、口から舌をだらりと覗かせている、そして生ごみの腐ったような強烈な臭いが鼻腔を刺激する。
私はすぐに口を覆ったが、すでにその腐臭は肺の中に入り込んでいたので、それは文字通り臭いものにふたをするようなものだった。
こらえきれずふたを開けると、もう止まらなかった。
それから何度呼吸をしたかはしれないが、その臭いは確かにわたしの中に溜まりこんでいる。
ときどき溢れて、どうにか吐くことでその密度を薄めるのだが、いつまでも底で漂っている。
あぁ、今この瞬間もソウダ。
私は346プロダクションの為に頑張った
生産から、交渉まで、私はがんばったのに
お金のためにわたしはがんばったのに
わたしはがんばったのに
パパも
プロデューサーも
なんで
よろこんでくれないの?
わたしがわるいの?
がんばるからわるいの?
わかんないよ
なんにもわかんない
わたし、おかあさんいないから
おとうさんもいないから
すきなひともいないから
21Res/18.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。