過去ログ - 提督「朝潮の頭を撫でた時の反応が可愛い」
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1: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:18:15.25 ID:eUmqMoGV0
提督視点の地の文あり

提督が朝潮を愛でるお話

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2: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:19:26.02 ID:eUmqMoGV0
「失礼いたします。駆逐艦朝潮、遠征任務の報告書を提出しに参りました」

 執務の合間、休憩としてソファに座りコーヒーを飲んでいた私が執務室の扉の方を見ると、朝潮が報告書を片手に敬礼をしていた。
 小さな体躯ながらピシッと足先から頭まで筋が伸び、一目見ただけで引き締まった雰囲気が感じられる。

以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2015/06/02(火) 21:19:31.34 ID:VQncCTXco
朝潮ちゃんペロペロ


4:名無しNIPPER[sage]
2015/06/02(火) 21:19:55.45 ID:gnFQDrtCO
これは期待せざるを得ない


5: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:21:20.06 ID:eUmqMoGV0
「いつも遠征の旗艦と報告書の役目を任せてすまないね。君以外の駆逐艦の子だと頼りない事が多くて、つい頼ってしまう」

「いえ、とんでもありません。司令官から信頼していただきとても光栄です!」

「そう言ってくれると嬉しいよ。いつもありがとう」
以下略



6: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:23:31.97 ID:eUmqMoGV0
「司令官……本当にこれ以上続けられると、体に力が入らなくなってしまって……うぅ……」

 こうする度に告げられるそんな言葉から、朝潮が私に頭を撫でられる事に心地よさを感じている事を、私は十分すぎるほど理解していた。
 しばらくのあいだ、朝潮の抗議にもならないような声を聞き流しながら、手のひらで頭をなぞり、時折指で髪をすくように手を動かしてやっていると、朝潮の表情が段々と変わってきた。
 意志の強さを讃えたような釣り目気味の瞳が、眉と一緒に少しずつその端を下げ始めた。
以下略



7: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:25:52.67 ID:eUmqMoGV0
「うん、いつもの顔になったな、力加減はどうだ、朝潮」

「んっ……はい、気持ちいいです、司令官。ふぅ……」

 こうなると朝潮も素直なもので、正直な感想を言ってくれる事に、また喜びを感じる。
以下略



8: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:28:38.46 ID:eUmqMoGV0
 そんなことを考えていると、自分が座っているのと向かいのソファにいた人物から、朝潮が執務室に入ってきてから初めて声がかかった。

「その辺にしておいた方がいいんじゃないですかー、提督―?」

 秘書艦の大淀だ。笑顔に見える表情だが、こちらに向ける視線は私の手を縫いつけようとするかのように鋭い。
以下略



9: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:31:07.68 ID:eUmqMoGV0
 声から感じる温度が一段階下がったのを感じ、渋々私は朝潮の頭から手を離した。

 朝潮の「ぁっ……」とギリギリ聞こえるような声と、ホッとしたような残念なような複雑な表情をしたのを視界と耳の端で捉える。

「朝潮ちゃん、今日はもう疲れたでしょ? もう仕事は残ってないだろうからゆっくり休んだらいいんじゃないかしら」
以下略



10: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:33:43.74 ID:eUmqMoGV0
「随分と嬉しそうですね、提督」

「そうか? それにしても朝潮に退出を促すのが急だったな」

「えぇ、朝潮ちゃんにはあまり覚えて欲しくない言葉を出す所なので」
以下略



11: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:36:33.82 ID:eUmqMoGV0
 大淀が立ち上がって両腕を下に突っ張り、分かりやすく怒ってますと伝えるようなポーズで怒鳴る。

 その後すぐ、新しい来客が廊下からやってきた。

「どうしたのかしらー? 外へも響くくらいの大声が聞こえてきたけど」
以下略



12: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:39:18.98 ID:eUmqMoGV0
 実際に、朝潮に対してそのような欲求を持ったことは一度たりともなかった。

 朝潮への感情を例えるなら、自分に懐く忠犬に対する愛情と言った所だろうか。いや、犬扱いはさすがに失礼か。

「まぁまぁ大淀ちゃん、提督がそういう趣味だと断定できるわけでもないんだし、早合点でそんなに責めるのは良くないわ」
以下略



13: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:41:47.85 ID:eUmqMoGV0
 そのまましばらくの間、私がロリコンであるかの話題は上らなかった。いつものように朝潮を撫でて、大淀に咎められ、時には他の艦娘に目撃されたりと言った日々が続いた。

 そんな中、ある日大淀と愛宕が私に意見具申をしに執務室へやって来た。

「提督、軽巡大淀、秘書艦としてお話があります」
以下略



14: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:45:01.51 ID:eUmqMoGV0
「事実であるかどうかは関係ありません。提督は、提督自身が艦娘達の間で男性として中々に人気があることはご存知ですか?」

「まぁ、ある程度は把握している。ストレートに好意をぶつけてくる子も居るのでさすがにな」

「それなのに提督がロリコンだとの噂によって、一部艦娘達の士気が下がってしまっています」
以下略



15: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:47:29.45 ID:eUmqMoGV0
「……は?」

「それで提督が朝潮に対し性的興奮を覚えなければロリコンではないという証明になります」

「おいおいちょっと待て、話が突拍子も無さ過ぎて付いて行けんぞ」
以下略



16: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:50:15.13 ID:eUmqMoGV0
「失礼いたします! 工作艦明石、愛宕さんから注文されたものをお持ちしました!」

「ありがとー明石ちゃん!」

「明石、それは一体何なんだ? 一見すると湿布に見えるが」
以下略



17: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:52:39.43 ID:eUmqMoGV0
「同衾中はこれを使って私達が夜通し交代で提督の状態を観察します。少しでも不穏な様子があれば、何か起こる前に私たちが突入して朝潮を救出します」

「だからそんな事態にはならないと何度も言っている」

 大きく溜め息をついて見せる。
以下略



18: ◆4kfG0dh.g.[saga]
2015/06/02(火) 21:53:59.05 ID:eUmqMoGV0
手直ししなければならない部分が見つかったので投下は一旦ここまで

地の文も行間空けたほうが読みやすいですね


19:名無しNIPPER[sage]
2015/06/02(火) 22:01:52.90 ID:VQncCTXco
朝潮ちゃんほんとすこ


20:名無しNIPPER[sage]
2015/06/02(火) 22:03:21.52 ID:EYqJEulNo
乙つづき期待


21:名無しNIPPER[sage]
2015/06/02(火) 22:10:56.76 ID:IXY8Fw8iO

俺なら朝潮と目があっただけでアウトになる自信ある
あっ憲兵さん、冗談ですよ


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