過去ログ - 真「二人の幸せのために」
1- 20
4:名無しNIPPER[saga]
2016/02/11(木) 22:29:38.16 ID:n3AMBxtn0

公園の入り口に着くと奥の方に人影が見えた。
夜中に公園に来るのは初めてだったから知らなかったけど、公園には公園灯がたくさん設置されていて思いの外明るい。
規則正しく並ぶオレンジの光の間を縫って人影に駆け寄る。そこにいたのは、やっぱり雪歩だった。

「遅くなっちゃってごめんね。寒かったでしょ?」

「ううん、そんな事ないよ。私の方こそこんな時間に呼び出しちゃってごめんね…?」

「いや、ボクも気にしてないよ……。そうだ、話って…?」

「そ、それはね……。」

そう言ったっきり、雪歩は俯いて黙ってしまった。時折ボクの目を上目遣いにチラッと見ては、またすぐに顔を伏せてしまう。
なんだかその様子は昔の雪歩を見ているみたいで微笑ましかった。ボクは無闇に言葉の先を急かしたりはせず、黙って雪歩が喋り出すのを待った。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
85Res/51.10 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice