過去ログ - 鷺沢文香「二人の間通り過ぎた風は」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:12:48.50 ID:Lj4gciqy0
遅まきながら、鷺沢文香の誕生日SSです。
自分はデレステしかやった事ないので、色々とツッコミ所があると思いますがご了承ください。
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:13:35.14 ID:Lj4gciqy0
鷺沢文香「……プロデューサーさん……おはようございます……」
P「あっ、鷺沢さん。おはようございます。今日は宣材写真の撮影ですので、よろしくお願いします」
文香「……はい……あの、プロデューサーさん……」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:14:16.06 ID:Lj4gciqy0
文香(……少し前までの私は、どこにでもいる、平凡な女の子でした)
文香(読書が好きで……ずっとそのまま、一生本に埋もれて生きていくのだろうな、と自分でも思っていましたが……)
文香(ある日、プロデューサーさんにひょんなことからスカウトされて……)
4:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:14:56.42 ID:Lj4gciqy0
モブスタッフ「はいオッケーでーす! 鷺沢さんお疲れ様でしたー!」
文香「お疲れ様です……ありがとうございました……」
P「鷺沢さん、お疲れ様です。今日はこの後は特に予定もないので、今日は早めにあがってゆっくり休んでください」
5:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:15:54.00 ID:Lj4gciqy0
モブスタッフ「あー、じゃあこっちの案だったらどうですか?」
P「……うーん。悪くはないと思いますが、今ひとつパンチに欠けてるような……うーん。もうちょっとだけ、こっちで掘り下げてみます」
文香「……あの」
6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:16:46.15 ID:Lj4gciqy0
P「……あ、でも。その次の休みなら、空いてますが……何か用事ですか?」
文香「は、はい……その……気になる映画がありまして……一人で行くのもどこか気恥ずかしいので……プロデューサーさんに付き合っていただきたいのですが……」
P「……それは、構いませんが……私でいいんですか? 仲の良いクール組の方々や、ヴァルキュリアの皆さん、それに確か城ヶ崎美嘉さんや一ノ瀬志希さんとも一緒に海に行った事がありますよね? そう言った方々と行かれた方が……」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:18:01.93 ID:Lj4gciqy0
数日後。
ティロン。
文香(あっ……プロデューサーさんから、LINEです……)
8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:18:44.90 ID:Lj4gciqy0
文香『わかりました……では、夕食はプロデューサーさんおすすめのお店で、是非……』
P『ありがとうございます。それでは、その日はよろしくお願いします』
文香『……はい……』
9:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:19:37.65 ID:Lj4gciqy0
そして当日。
P(確か、待ち合わせ場所はここだったはず……つい仕事の癖で30分前に来ちゃったけど……流石にまだ来てないか……)
10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:20:14.41 ID:Lj4gciqy0
文香「あ、はい……今日ほとんど一日、一緒に居てくださるプロデューサーさんが、周りの人に地味な女の子を連れてると思われないように、精一杯オシャレしてきましたが……どうでしょうか……?」
P「……」
文香「……やっぱり……変……でしたよね……」カァァ
11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:20:53.24 ID:Lj4gciqy0
テクテク
文香「……あっ、プロデューサーさん、このお店です」
P「ここは……中国料理屋、ですか?」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:21:55.79 ID:Lj4gciqy0
P「私はあまり中国料理には詳しくないのですが……何かおすすめはありますか?」
文香「はい、小籠包がおすすめですね。ここの小籠包は特に美味しくて……また、種類も抱負で、様々な味が楽しめて……気に入っていただけると嬉しいのですが……」
P「へー……ホタテや、カニ味噌……それにチョコ入りなんかもあるんですね」
13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:22:57.46 ID:Lj4gciqy0
文香(……プロデューサーさんは、お世辞や私への気遣いではなく、本当にこのお店の料理がお気に召したらしく……何度も料理をおかわりしていました)
文香(プロデューサーさんに気に入っていただけて、何だかとてもうれしくなりました)
文香(それから、二人で料理を食べながら色んなお話をしました)
14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:24:33.73 ID:Lj4gciqy0
P「……さて、ではデザートも食べた事ですし、そろそろ行きますか?」
文香「はい……あっ、お会計は、私が……」
P「いえ。私が出しますよ」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:25:46.70 ID:Lj4gciqy0
その後、映画館。
P「さて……映画の券も発券しましたが……映画まで時間がありますし、どうしましょうか?」
16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:26:45.00 ID:Lj4gciqy0
文香(……休日だけあって、人がたくさんいます……プロデューサーさんとはぐれないようにしなければ……)
P「人が多いですね。まだ映画の時間まで余裕ありますし、ゆっくり行きましょう」
文香「はい」
17:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:28:00.99 ID:Lj4gciqy0
文香「はい、とても面白いですよ。読みやすい文体と、魅力的な登場人物、丁寧な構成と伏線回収が見事で……読み終わった後の読了感も爽やかで……素敵な作家だと思います」
P「特に一押しの本とかってありますか?」
文香「はい、『終末の嘘』や『死神の制度』などが特におすすめです……『死神の制度』は続編もあるので、そちらもよろしかったら是非……」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:28:52.42 ID:Lj4gciqy0
文香(その後も、プロデューサーさんに、たくさんの本を紹介したり、感想を言ったりしました)
文香(プロデューサーさんは、ずっとニコニコしながら聞いてくださいました)
文香「それでですね、物語の終盤での、今までの展開全てを収束させるその一言が……あっ、すみません。私ばかり、喋ってしまって……」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:29:49.42 ID:Lj4gciqy0
文香(その後、一通りのお店を見て、プロデューサーさんとあれやこれやをしている内に、もう映画は始まる30分前になりました)
P「さて……ポップコーンとかジュースとか買う時間考えたら……そろそろ映画館に戻りますか?」
文香「……」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:31:08.53 ID:Lj4gciqy0
文香「わぁ……おっきい画面ですね……その手前には、銃のおもちゃ……あれは、一体?」
P「あれはシューティングゲームです。あの銃のおもちゃで画面に出てくる敵をバンバン撃つゲームですよ」
文香「……すごいですね……あ、プロデューサーさん、あの洗濯機のような筐体は?」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/11/15(火) 18:32:06.78 ID:Lj4gciqy0
チャリーン(100円入れる音)
文香「……えっとワニさんをこのハンマーで叩けばいいんですよね?」
P「そうです」
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