過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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20: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/13(木) 14:21:36.05 ID:cyho9vRu0
連絡を受けて、最初に放浪者とフェアリーが包囲を受けている3人の下へ、文字通り飛んできた。見える範囲でも、それなりの数がいるのを確認しながら、放浪者はすぐに違和感を覚える。

「…妙だな」

「なにがーなにがー?」

前の籠城に比べて、ゾンビの総量が圧倒的に少ない。緩衝地帯からゾンビを兵として引っ張れないとしても、まだまだ警察署エリア内をうろついているゾンビは多数いる。今回のゾンビの数は、例えばコールゾンビに叫ばれて囲まれた時より少し多いぐらいだ。

何より、西切が処理したと思われる変異体が転がっている。彼女は当時の包囲された時、パラノイアは狙撃を予知して急所に当たらず、なかなか処理できなかったとすまなさそうにしていた事を思うと、これは何か違う可能性を帯びていた。

「…周囲に妙な存在がいないか偵察を頼む。恐らく、頭部が肥大しているはずだ」

「頭が大きいんだね、わかったー!」

周囲の偵察をフェアリーに任せ、放浪者はそのまま群れの中に突撃して、ファントムスピアを使い厄介な変異体を処理する。

「(…俺の攻撃を把握してない?)」

今処理した変異体は攻撃を受ける寸前まで、3人に対しての攻撃を意識していた。どうも、これはパラノイア以外の何かが絡んでいるようにしか、放浪者は思えなかった。


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