22: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/05/29(日) 18:04:26.53 ID:4yJ+Tv6jO
そう、そして旅行の日の夜。私は二人に対してどっちつかずの最悪な対応をしてしまったんだ。
それを、もう一度味あわなくちゃいけないなんて。
トイレから戻ると、1時間目はすぐ始まった。
何か打つ手はと考える間もなく、時間は流れていった。
次の休み時間、みやちゃんは席から動かなかった。
やすはと私は目配せして、みやちゃんの席に行った。
「夜とかさ、集まろうよ」
自由外出の時間は残念ながらなかった。
常に班行動ということなので、班で移動すればどこの班とくっつこうがオッケーだった。
みやちゃんはいらついていて、でも仕方がないのも理解していたので、
私の太ももをぱんぱん叩いて憂さ晴らししていた。
「やすは、助けて……いたッ、いたい」
「やすは?」
みやちゃんの手が止まる。
「あ、やっちゃんだ、ごめんね」
やすはは何も言わなかった。
だから、その時は私も特に気にすることはなかった。
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